JPH037200Y2 - - Google Patents

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JPH037200Y2
JPH037200Y2 JP1984186554U JP18655484U JPH037200Y2 JP H037200 Y2 JPH037200 Y2 JP H037200Y2 JP 1984186554 U JP1984186554 U JP 1984186554U JP 18655484 U JP18655484 U JP 18655484U JP H037200 Y2 JPH037200 Y2 JP H037200Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は内、外壁材、家具の化粧材として使用
する塑性加工容易な薄板、例えば鋼板、銅板、ア
ルミニウム板等の表面に対し、直接方向性のある
陰影模様を印刷した板材の一化粧面に対して印刷
模様と同じパターンの凹凸模様をエンボス加工に
よつて重畳させて陰影による質感と印刷模様、凹
凸模様の相乗的な作用によつて立体感を大幅に強
化した化粧板材に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、建築、構築物、および家具等の表面材と
して使用されている表面材は、その化粧面が平滑
なものが多い。また、この種表面材では印刷技術
の進歩に伴つてプリント鋼板が色調、立体感、美
観性の関係から多く使用されるようになつた。さ
らに、同一色調の板材において、より立体感を醸
し出すためにエンボス加工した板材も多く開発さ
れている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
平板に立体感のある模様を印刷しても平坦であ
ることに変わりなく、またエンボス加工を単に施
した際は化粧面が粗にされた外観となるだけで、
美観性、立体感に欠ける不利があつた。さらに、
エンボス加工の深さには限度があり、塗膜にクラ
ツクが入つたり、歪んで捩じれたりする技術的な
制限があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこのような欠点を解決するために、金
属薄板の化粧面に凹凸模様と同じパターンの印刷
模様を印刷すると共に、この印刷模様は、凹模様
の傾斜面から凹模様の底面の途中までの明度が低
い方から高い方へと連連続的に変化するように、
かつ、凹凸模様が一方向より照らされた際にでき
る陰影の方向に印刷し、その上凹凸模様と印刷模
様を重畳させることによつて相乗的に作用させ、
より立体感を強化し、かつ、エンボス深さを従前
より浅くしても同等の立体感を醸し出すように形
成した塗膜に亀裂のない化粧板材を提案するもの
である。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本考案に係る化粧板材に
ついて詳細に説明する。第1図は上記板材の一部
を示す斜視図であり、1は金属薄板で塑性加工容
易な鋼板、銅板、アルミニウム板などの1種から
なるものである。その板厚は箔体ではく、約0.19
〜2mm位までの保形性の十分にある板材である。
また、金属薄板1には少なくとも化粧面(表面)
に後記する凹凸模様と同じパターンで、凹凸模様
に1方向より光を当てた時にできる陰影となるよ
うに印刷模様2が任意の色彩で、かつ、凹凸模様
の凹模様の傾斜面から凹模様の底面部の途中まで
連続して明度が低い方から高い方へと連続的に変
化するように形成したものである。すなわち、印
刷模様2は第2図に示すように後記する凹模様、
凸模様に対応するパターン3,4からなり、か
つ、パターン3のパターン4との境界部からパタ
ーン3の中央に向かつて明度が上記のように変化
し、その上に明度の変化に方向性、例えばイ方向
から光が当たつた際に生まれる凹凸模様の陰影影
となるように方向性をもたせて陰影を強化するよ
うにしたものである。さらに説明すると、金属薄
板1には下地処理が施されたものであり、この表
面に印刷模様2を例えば凸板、凹板、平板、転写
などの印刷法により、木目、スタツコ状、トラバ
チン状、スチツプル状、キヤスト状、クレータ
状、ゆずはだ状、班点状、抽象模様その他の種々
の模様の1種以上を印刷したものである。また、
印刷模様2の色彩は同色系、異色系のいずれでも
よく、前記した陰影をつける条件を満足すればよ
いものである。は凹凸模様で凹模様6と凸模様
7とからなり、そのパターンは印刷模様2のパタ
ーン3,4に対応し、かつ、印刷模様2に合致さ
せて、深さ0.1〜2mmとなるようにエンボス、プ
レス等の加工をしたものである。さらに説明する
と、凹凸模様は第3図にその一部を抽出拡大し
て示すように金属薄板1の下地処理した化粧面に
下塗り塗料からなる塗膜8を形成した後にグラビ
ア印刷、またはオフセツト印刷によつて例えば、
コテ押えスタツコ状の印刷模様2を施し、その上
に透明塗料からなる透明塗料9を塗布し、それを
焼付けしたものである。また、印刷模様2は凹凸
模様とほぼ同じパターンである。なお、印刷模
様2が凹凸模様より幾分大きい面積、所謂エン
ボス加工によつて縮まる分だけ所定寸法より大き
いパターンに形成し、かつ、印刷模様2は凸模様
7の頂面7aを除き傾斜面7bから凹模様6の底
面6aの途中までの幅Wの領域に対して前記した
ように陰影を強化する明度によつて印刷したもの
である。
次に具体例について説明する。
いま金属薄板1としては第1図に示す模様のカ
ラー鋼板を準備した。この鋼板は板厚が0.27mmで
あり、その表面に第3図に示すように例えば下塗
り塗料8を施した後にグラビア、オフセツト印刷
によりスタツコ状の印刷模様2(陰影をつけた黄
土色彩的なもの)を施し、その上に透明塗料9を
塗布し、これを焼付けしたものである。そこで、
この金属薄板1を第4図に示すようにエンボスロ
ール10,11間に送給し、深さ0.5mmのスタツ
コ状の凹凸模様を連続的に形成した。このよう
にして製造した化粧板材は立体感、質感にあふ
れ、鋼板をエンボス加工により形成したイメージ
など全く感じられず、密実のマスチツク塗料を塗
布して形成した外観と同様の風合いを醸し出し、
かつ、方向性が明確に現われていた。換言すれ
ば、グラビア、オフセツト印刷の模様2と凹凸模
とが相乗的に作用した結果であると推測され
る。もちろん、エンボス加工の際に生ずる僅かの
ひずみ等も表面上は全く認められなかつた。
以上、説明したのは本考案に係る化粧板材の一
実施例にすぎず、例えば第5図a〜iに示す形状
等に成形することができる。すなわち、a〜gは
外装材、h、iは屋根材として使用する場合であ
り、その他家具、役物その他の分野に使用でき
る。また、基材は合成樹脂板を用いることもでき
る。さらに、第6図a、およびbに示すように凹
凸模様の頂面にのみ塗料12を塗布(つやあり、
つやなし、パターン2と別異の色)した基材、凹
部に砂13を充填した化粧板材とすることもでき
る。
〔考案の効果〕
上述したように本考案に係る化粧板材によれ
ば、金属薄板に種々の色彩、模様で、かつ、凹模
様となる部分に方向性のある陰影を形成するため
の明度差をもたせた印刷模様を施し、この印刷模
様に対して同じパターンの凹凸模様を合致させる
ことによつて立体感が大幅に強化され、金属薄板
のイメージもなく、新規な外観とした特徴があ
る。また、化粧板材は従来の技術を相乗的に組み
合わせることによつてて、捩じれのない美しい外
観の化粧板材を安価に製造できる特徴がある。さ
らに、化粧板材は透明塗料が最上層にあり、か
つ、インク等も金属板上に塗布したため、クラツ
クもなく、耐候性にすぐれる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る化粧板材の一例を示す断
面図、第2図は金属薄板の印刷模様の一部分を抽
出して示す平面図、第3図は凹凸模様の断面の
一部を示す説明図、第4図は凹凸模様の形成工程
を示す説明図、第5図a〜iは本考案に係る板材
の利用例の一部を示す斜視図、第6図a,bはそ
の他の実施例を示す説明図である。 1……金属薄板、2……印刷模様、……凹凸
模様。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 任意の色で、任意の模様を印刷し、該印刷模様
    上に透明塗膜を形成した金属薄板に対し上記印刷
    模様上に該印刷模様と同じパターンからなる凹凸
    模様を合致させて形成し、また印刷模様は凸模様
    から凹模様に亘る傾斜面から凹模様の谷部の途中
    まで、模様に応じて方向性を有し凸模様の境界か
    ら凹模様谷部にかけて連続的に明度が低い方から
    高い方へと変化するように形成したことを特徴と
    する化粧板材。
JP1984186554U 1984-12-07 1984-12-07 Expired JPH037200Y2 (ja)

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JPS61100594U JPS61100594U (ja) 1986-06-27
JPH037200Y2 true JPH037200Y2 (ja) 1991-02-22

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4947262A (ja) * 1972-04-27 1974-05-07

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JPS4947262A (ja) * 1972-04-27 1974-05-07

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JPS61100594U (ja) 1986-06-27

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