JPH0370520A - 炊飯保温ジャー - Google Patents

炊飯保温ジャー

Info

Publication number
JPH0370520A
JPH0370520A JP20762189A JP20762189A JPH0370520A JP H0370520 A JPH0370520 A JP H0370520A JP 20762189 A JP20762189 A JP 20762189A JP 20762189 A JP20762189 A JP 20762189A JP H0370520 A JPH0370520 A JP H0370520A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
rice
rice cooking
pot
cooking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20762189A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0560731B2 (ja
Inventor
Kenji Ogami
健治 大神
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tiger Vacuum Bottle Co Ltd filed Critical Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Priority to JP20762189A priority Critical patent/JPH0370520A/ja
Publication of JPH0370520A publication Critical patent/JPH0370520A/ja
Publication of JPH0560731B2 publication Critical patent/JPH0560731B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、炊飯保温ジャーに関し、特に、実質的な炊飯
温度に近い温度検知を行って、炊飯工程制御を正確に安
定して行うと共に、実質的な保温温度に近い御飯の温度
検知を行って、保温制御を行う炊飯保温ジャーに関する
ものである。
〔従来の技術〕
現在、市場に出回っている炊飯保温ジャーは。
電気炊飯器と保温ジャーを組み合せたものである。
このような炊飯ジャーには、内鍋の底部に加熱ヒータお
よび温度センサが設けられており、温度センサの制御に
より加熱ヒータに加熱電力を供給して炊飯を行う、また
、保温のために内鍋に蓋部または内鍋の胴部に保温ヒー
タが設けられており、炊飯の後に該保温ヒータの通電制
御を行い、炊き上げた御飯の保温が行われる。これは、
炊飯した御飯が常に温かい状態で食べられるようにする
ためである。
また、おいしい御飯を炊くことを目的にして、温度セン
サとマイクロコンピュータを搭載したコントローラによ
り、炊飯鍋の温度を測定し、温度または温度上昇度のデ
ータをマイクロコンピュータに入力し、炊飯容量を判定
して、炊飯容量に応じた適切な電力制御を行うようにし
たマイクロコンピュータ制御の自動炊飯器が開発されて
いる。
マイクロコンピュータ制御により炊飯を行う自動炊飯器
は、マイクロコンピュータのプログラム制御により順次
に、■吸水工程、■炊飯容量判定工程、■炊き上げ工程
、■沸騰維持工程、■第1むらし工程、■追い炊き工程
、■第2むらし工程。
■保温工程等の一連の炊飯工程制御を行い、最適な状態
で炊飯を行い、炊飯制御を行った後は、保温制御状態と
なる。マイクロコンピュータ制御炊飯器では、プログラ
ム制御により炊飯工程の制御を細かく制御できるので、
複数種類の炊飯制御パターンのプログラムを備えること
により、多機能炊飯、早炊き炊飯、タイマ予約炊飯2食
べ頃通報。
洗ってすぐ炊飯等の各種の便利な機能が備えられる。ま
た、マイクロコンピュータ制御の自動炊飯器と保温ジャ
ーと組み合せた炊飯ジャーも実現されでいる。
〔発明が解決しようとするi[M) ところで、マイクロコンピュータ制御の炊飯保温ジャー
において、炊飯工程制御では、鍋底に設けた温度センサ
より温度を検知して、炊飯容量の判定を行うと共に、判
定した炊飯容量に応じて炊飯の加熱制御を行う、炊飯容
量の判定は、鍋底にある温度センサにより温度を検出し
、鍋底の温度上昇勾配を判定することにより、または、
熱量の移動速度を判定することにより行うが、この場合
、正確に実質的な内鍋の温度(炊飯状態の温度)が検出
できず、近似的な温度検知により、炊飯容量判定を行っ
ている。また、炊飯ヒータと鍋底との密着度合、温度セ
ンサと鍋底との密着度合、温度センサの近くに設けられ
ている炊飯ヒータの影響などにより、検出する温度が不
正確となり、炊飯容量の判定が不安定なものとなり、適
切に炊飯制御が行えないことになるに こでの炊飯容量め判定は、一定の電力で炊飯ヒータを通
電し鍋底を加熱し、所定温度になった時に炊飯ヒータの
通電をストップして、以降の温度下降勾配を測定するこ
とにより行う。一定電力の加熱により鍋底部を介して米
と水に加えられた熱量が、鍋底部以外の部分へ移動し、
鍋底部の温度が下降するので、この熱量の移動による温
度下降勾配を測定することにより炊飯容量の判定を行う
、炊飯容量(米+水)が多いど、熱の移動量が多くなり
、温度下降勾配が大きく、少ないとこの逆となり、炊飯
容量の判定ができる。
炊飯容量の判定法は、炊飯ヒータの熱量を鍋底部から炊
飯鍋の内鍋に伝え、熱の移動より温度下降勾配を測定す
る方法であるため、鍋底部に熱源の炊飯ヒータと温度セ
ンサが設けられ、この炊飯ヒータ、温度センサにより、
炊飯容量の判定の処理が行われる。このため、炊飯ヒー
タと鍋底との密着度合、温度センサと鍋底との密着度合
、炊飯ヒータから直接に温度センサに伝導される熱量な
どの影響により、炊飯容量判定(台数判定)が不安定と
なる虞れがある。
また、炊飯保温ジャーでは、炊飯工程制御によリ御飯を
炊き上げた後は、保温制御に移行するが。
保温動作時に行う保温制御のための御飯の温度の検出は
、鍋底に般けている温度センサにより行うか、または胴
体側面に別に設けた温度センサにより行う構成となって
いる。このため1例えば、鍋底に設けた温度センサによ
り保温制御を行う場合には、炊飯ヒータの影響を受けや
すく、適切に保温制御を行うことができない。
また、底部には多くの制御部品があるため、断熱構造が
取りにくく、温度センサが外気温に影響されやすくなる
。また、保温制御を行う温度を検出する温度センサが炊
飯保温ジャーの下部にあるため、ジャーの蓋を開けて、
御飯の表面が冷えても、これを検出することができず、
適切に保温ヒータを通電制御し、保温制御を行うことが
できない。
このため、保温制御のための温度センサは胴体側面に別
に設け、この胴体側面の温度センサにより保温制御を行
う構成となっている。この場合にも、温度センサど、御
飯の入っている内鍋との間に空隙があり、このため温度
検知が鈍くなり、外気温の影響も受けやすなる。このた
め、保温制御がより適切に行えない。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたも
のである。
本発明の目的は、実質的な炊飯温度に近い温度検知を行
って、炊飯工程制御を正確に安定して行うと共に、実質
的な保温温度に近い御飯の温度検知を行って、保温制御
を行う炊飯保温ジャーを提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は1本
明細書の記述および添付図面によって明らかになるであ
ろう。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本発明の炊飯保温ジャーは
、内鍋ど、内鍋の下部に位置する炊飯ヒータど、内鍋を
蓋う熱伝導性の高い材質の鍋蓋と。
鍋蓋を熱伝導性の低い材質で覆う外容器ど、鍋蓋と密接
する位置に配設した温度センサど、該温度センサにより
温度信号を得て、該温度信号によリヒータの通電制御を
行い、炊飯工程制御および保温制御を行う制御手段とを
有することを特徴とする。
〔作用〕
前記手段によれば、炊飯保温ジャーには、炊飯ヒータが
内鍋の下部に設けられ、温度センサが鍋蓋と密接する位
置に配設される。内鍋は熱伝導性の高い材質の鍋蓋で蓋
われ、鍋蓋は熱伝導の悪い材質の外容器で覆われる。鍋
蓋と密接する位置に配設された温度センサは、鍋蓋と直
接に熱結合されており、鍋蓋から炊飯工程制御のための
温度検知を行う、そして、温度センサにより温度信号を
得て、制御手段が得られた温度信号によりヒータの通電
制御を行い、炊飯工程制御および保温制御を行う。
これにより、熱伝導性の高い鍋蓋の全体を炊飯温度の検
知面として温度センサにより、実質的な炊飯温度に近い
温度検知を行ことかでき、炊飯工程制御を正確に安定し
て行うことができる。また、保温動作時においても、実
質的な保温温度に近い御飯の温度検知を行って、保温制
御を行うことができる。
すなわち、制御手段は、内鍋の下部に設けられた炊飯ヒ
ータの通電制御を行い、炊飯工程制御が開始される。こ
の炊飯工程制御を行うため制御信号となる温度信号は、
鍋蓋に密接して配置された温度センサに、より検知され
る。内鍋は熱伝導性の高い材質の鍋蓋で蓋われ、鍋蓋は
熱伝導の悪い材質の外容器(外蓋)で覆われて断熱され
る。このため、外気温の影響がなく、温度の検出精度が
高くなる。熱伝導性の高い材質(例えば、アルミニウム
)で作られている鍋蓋は、内鍋内の米と水の炊飯状態の
温度変化に追従し、急激な温度変化があっても、内鍋内
の御飯の温度とほぼ同じ温度になる1例えば、炊飯容量
の判定は、鍋底にある炊飯ヒータにより一定電力で加熱
するど、炊飯ヒータの熱は、鍋底から伝わり、次に米と
水に伝わり、そして、内鍋内の上部の空間部の温度を上
昇させる。この温度の上昇勾配は当然ながら、内鍋内の
米と水の炊飯容量に反比例して、炊飯容量が多い時は温
度上昇度合は少なく、炊飯容量が少ない場合は温度上昇
度合が大きくなる。この温度上昇度合を鍋蓋部分に設け
た温度センサにより測定し、炊飯容量の判定を行う、こ
の場合、炊飯ヒータと温度センサが離れているため、温
度センサは、炊飯ヒータの温度の影響を受けず、内鍋内
の真の温度上昇(実質的な炊飯温度における温度上昇)
を検知することができる。これにより、正確な炊飯容量
の判定を行うことができる。また、この温度センサから
の検知する温度信号に従って保温制御を行うことにより
、実質的な御飯の温度を検知して、保温制御が行えるこ
とになり、適切な保温制御を行うことができる。
また、鍋蓋を蓋う外客器は、熱伝導性の低い材質(プラ
スチックやグラスウール等)により構成されるため、外
気温が温度センサに影響することが少なく、外部の熱が
センサーに影響を与え、炊飯量の判定に悪い影響を及ぼ
すことを防ぐ。更にまた。熱伝導性の低い材質の外容器
は、炊飯電力の省エネルギー化、保温性能アップ、保温
電力の省エネルギー化にも寄与する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を、図面を用いて説明する。
第1図は、本発明の一実施例にかかる炊飯保温ジャーの
断面図である。第1図において、1は炊飯器本体、2は
炊飯器本体1の蓋部、3は炊飯器本体1の本体部である
0本体部3には、内鍋4゜内鍋を収納する内鍋収納容器
5.内鍋底部の炊飯ヒータ6、内鍋収納容器の肩部に設
けられる肩リング7、内鍋収納容器の肩部の肩リング内
に設けられる保温ヒータ(露取ヒータ;以後、露取ヒー
タと称する)8.内鍋収納容器の胴部に設けられる保温
ヒータ(保温制御のための保温ヒータ;以後、・胴部保
温ヒータと称する)9.マイクロコンピュータ等を組み
込んだ制御ユニット10等が内部に設けられる。また、
内鍋4は肩部が鍋蓋4aに接して、上部が鍋蓋4aで蓋
われる。鍋蓋4aは熱伝導性の高い材質1例えば、アル
ミニウムを成形して構成される。鍋蓋4aに密着する位
置に配置されたセンサケース(24;第3図)に入れら
れた鍋蓋部の温度センサ25が設けられる。29は内鍋
の底部分に設けられる温度センサである。また、11は
機能表示選択操作ユニットである。
機能表示選択操作ユニット11は炊飯器本体1の上部位
置に配設されており、この機能表示選択操作ユニット1
1には、後述するように、複数個の操作キースイッチ、
各種の状態を表示する発光ダイオード、時刻を表示する
7セグメントの文字表示器が設けられている。操作キー
スイッチとしては。
時キースイッチ、分キースイッチ、予約キースイッチ、
メニューキースイッチ、開始キースイッチ。
取消キースイッチの各キースイッチが設けられている。
第2図は、機能選択操作ユニットのパネル面を示す正面
図である。第2図において、12は文字表示器であり、
例えば、各表示桁の文字を7セグメントで表示する4桁
の数字表示液晶モジュールである。この文字表示器12
には、時刻が表示されると共に、予約炊飯等を行う場合
の予約時間が表示される。13aは時間桁を操作する時
キースイッチ。
13bは分桁を操作する分キースイッチ、13cは予約
を指示する予約キースイッチ、13dは炊飯メニューを
指示するメニューキースイッチ、13eは炊飯動作スタ
ートまたは予約炊飯動作スタートを指示する開始キース
イッチ、13fは各操作の取消を行う取消キースイッチ
である。また、14は動作モードを表示する状態表示部
である。この状態表示部14には、炊飯保温ジャーの各
種の状態を表示する複数個の発光ダイオードが設けられ
ている0表示すべき状態として、予約モードの区別、炊
飯制御の炊飯メニュ一種別、および保温モードの区別の
各状態を表示するために、それぞれ「予約1」。
「予約2」、「白米」、「早炊きJ、r炊込み」。
rおこわJ、r玄米J、rおかゆ」、「保温」、および
「炊きたて保温」と表記した発光ダイオードを点灯して
、各種の状態を表示する。
第3図は、鍋蓋に密接して配設される温度センサの取付
構造を示す要部の断面図である。第3図に示すように、
温度センサ25は、鍋蓋4aの上面と密着する位置に設
けられたセンサケース24の内に固定されている。鍋蓋
4aは、熱伝導性の高い材質から構成されており、セン
サケース24も同様に、熱伝導性の高い材質から構成さ
れている。また、センサケース24は、外蓋の内面部材
より下方に突出し、鍋蓋4aに密着する弾性を有する構
造とされている。これは、センサケース24を弾性材料
で形成することにより、または、構造的に弾性を有する
構造とすることにより実現される。温度センサ25は熱
伝導性の低い材質のセンサ基板ユニット25aに固定さ
れ、センサケース24の底部の溝に温度センサ25が嵌
入されて、センサ基板ユニット25aと一体に、センサ
ケース24に固定される。
センサケース24には、センサ基板ユニット25aを固
定するため、内面に環状リブが設けられており、この環
状リブを越えて、センサ基板ユニット25aをセンサケ
ース24の内に無理嵌めすることにより温度センサ25
が固定される。また、温度センサ25を入れたセンサケ
ース24と外蓋2aの間には、断熱材2bが設けられて
おり、温度センサ25が外気温の影響を受けることを防
ぐ構造となっている。
このように、センサケース24(温度センサ25)が、
鍋蓋4aに密接する位置に配設され、温度センサ25に
より熱伝導性の高い材質から構成される鍋蓋4aを介し
て、炊飯状態にある実質的な御飯の温度(米と水の温度
)を検知することにより。
実質的な炊飯状態の御飯の温度を正確に検知できること
になる。このため、マイクロコンピュータ制御により適
切に炊飯工程制御を行うことができる。また、保温動作
時においては、御飯の温度を正確に検知することができ
るため、適切に保温制御を行うことができる。
第4図は、マイクロコンピュータを用いた制御ユニット
の要部の構成を示すブロック図である。
第4図において、6は炊飯ヒータ、8は露取ヒータ、9
は胴部保温ヒータ、10は制御ユニット、11は機能表
示選択操作ユニット、25は鍋蓋部分に設けられる蓋部
の温度センサ(以後、蓋センサと称する)、また、29
は内鍋の底部分に設けられる底部の温度センサ(以後、
底センサと称する)である。機能表示選択操作ユニット
11には、前述したように、7セグメントの文字表示器
12.操作キースイッチ13 (13a〜13f)、状
態表示部14の発光ダイオードが設けられている。また
、15は商用交流電源、16は温度ヒユーズである。制
御ユニット10には、炊飯モード時と保温モード時とを
切替えるリレー17.炊飯ヒータ6の通電制御を行うト
ライアック18.露取ヒータ8の通電制御を行うトライ
アック19a、胴部保温ヒータ9の通電制御を行うトラ
イアック19b、マイクロコンピュータ20゜時計機構
21.ブザー22等が備えられている。内鍋の蓋部に設
けられる温度センサ(蓋センサ)25はサーミスタ等で
構成される。また、鍋底部に設けられる底部の温度セン
サ(底センサ)29も、同様に、サーミスタ等で構成さ
れている。これらの温度センサは、温度を検出して温度
に対応する電気信号を出力する。温度の電気信号はマイ
クロコンピュータ20のアナログ/ディジタル変換ポー
トに入力される。マイクロコンピュータ20は、内部に
処理袋WCPU、メモリRAM、プログラムメモリRO
M、アナログ/ディジタル変換機能を有する入力ポート
、キースイッチ入力を受付ける複数の入力ポート、制御
出力信号および表示制御信号を出す出力ポート等を内蔵
するものであり、プログラムメモリに格納されているプ
ログラムに従い、入力ポートからの入力に対応して所定
の出力信号を出力ポートから出力する。すなわち、マイ
クロコンピュータ20は、温度センサ(蓋センサ25.
底センサ29)2時計機構21.操作キースイッチ13
からの入力を受け、内蔵する処理プログラムに従い。
一連の処理を行い、ヒータの通電制御を行うトライアッ
ク等への制御信号を送出すると共に、動作モード等の状
態を表示するために、状態表示部14の発光ダイオード
への点灯制御信号を送出する。
また1時計機構21からの時刻信号はマイクロコンピュ
ータ20に入力され、文字表示器12で時刻表示がされ
ると共に、タイマ予約炊飯を行う場合の予約時間を判定
するための信号として、マイクロコンピュータ20に入
力され用いられる。
次に、このように構成された炊飯保温ジャーの動作を説
明する。
第5図は、マイクロコンピュータの全体の制御の流れの
概略を示すフローチャートである。第5図を参照して説
明する。
電源がオンとされるど、ステップ31において。
炊飯制御の前処理を行う。この炊飯制御の前処理ではマ
イクロコンピュータの各種の内部レジスタ。
タイマ等をリセットする初期化処理を行い、飲飯メニュ
ー設定、炊飯予約時間設定等の炊飯動作指示データの設
定処理が行われ、続いて、開始キースイッチがオンとさ
れると(または予約炊飯の場合には予約時間となると)
、ステップ32からの処理を行う、ステップ32におい
ては、炊飯制御を行うために、リレーをオンとし、炊飯
ヒータ回路をオンとする。次に、ステップ33の炊飯工
程制御を行う、これにより、米を炊き上げる炊飯動作が
行われる。炊飯動作が終了すると1次に、ステップ34
でリレーをオフとし、炊飯ヒータ回路をオフにして、炊
き上った御飯を保温するための保温制御を行う保温制御
モードとする。保温制御モードでは、ステップ35から
の処理を行う。
この保温制御モードにおいては、ステップ35で通常保
温制御を行い、次のステップ36において、温度異常で
あるか否かを判定する。温度異常であれば、ステップ3
7において、異常報知、異常表示等のエラー処理を行い
、全体の処理を終了する。また、ステップ36において
、温度異常でなければ、ステップ35に戻って、通常保
温制御を繰り返し行う。
次に、このように構成されたマイクロコンピュータ制御
による炊飯制御の処理の動作を具体的に説明する。
内614に所望量の米ど、それに見合った水を入れ、開
始キースイッチをオンするど、制御ユニット10のマイ
クロコンピュータ20は、その中のプログラムメモリR
OMに記憶されている炊飯プログラムの処理ステップに
したがって、炊飯工程における加熱のための電力制御を
開始する。このとき、マイクロコンピュータ20は、蓋
センサ25からの電圧出力をアナログ/ディジタル変換
機能の入力ポートA/Dからディジタル量に変換して入
力し、温度に変換する処理を行い、入力された温度を判
定して、温度の判定結果から各種の炊飯工程の制御を行
うことになる。この炊飯工程の概略を説明するど、炊飯
の初期においては、加熱電力を小さくして米に吸水させ
る吸水工程を行う1次に、加熱電力を大きくして、急激
昇温しで、沸騰させる炊き上げ工程を行い、そして、沸
騰を持続させる沸騰維持工程を行う、この沸騰維持工程
が続いて。
米が十分に水を吸水し内鍋底部の水分がなくなり。
所定の温度、例えば130℃に達するど、この温度を底
センサ29により検知してマイクロコンピュータ20は
加熱用のヒータをオフとして、沸騰維持工程を終了する
1次に、所定時間の間、第1むらし工程、第1追い炊き
工程、第2むらし工程、第2追い炊き工程等を行い、最
終的に保温工程に至って、炊飯工程を終了する。炊飯工
程制御を終了すると5次には保温工程制御に移行する。
第6a図および第6b図は、このようなマイクロコンピ
ュータの制御により、炊飯工程制御および保温制御を行
った場合の内鍋4の温度変化を示す炊飯温度カーブの一
例を示す図である。第6a図において、領域■は吸水工
程を示し、領域■は炊飯容量判定工程を含む炊き上げ工
程を示し、領域■は沸騰維持工程を示す、また、領域■
は追い炊き工程を含むむらし工程を示している。領域■
の炊き上げ工程は、加熱電力を大きくして、急激昇温し
で、沸騰させ、沸騰維持工程へと続ける工程である。こ
の工程では、炊飯容量を判定(台数判定)する工程を含
み、この炊飯容量判定工程により、炊飯容量を判定する
。これは、蓋センサ25により内鍋(炊飯鍋)に入って
いる炊飯状態の米と水の実質的な温度を検出して、炊飯
容量を判定する。そして、次の沸騰維持工程において1
判定した炊飯容量に応じた適切な加熱電力に制御して、
適切に沸騰を持続させる。この第6a図の炊飯温度カー
ブの例においては、通常炊飯のモードで炊飯工程制御を
行った場合の例を実線で示し、タイマ予約炊飯モードで
炊飯工程制御を行った場合の例を一点鎖線で示している
また、第6b図は、保温制御における内鍋の温度および
蓋温度の温度変化を示している。
炊飯工程制御が終了するど、次に、保温制御に移行する
。この保温制御は、第6b図に示すように、米を炊き上
げる炊飯動作がt1時点で終了することにより、保温制
御を行う保温動作モードとなる。炊飯直後のt1時点で
は御飯の温度が十分高いので、保温制御モードでも、胴
部保温ヒータおよび肩部保温ヒータの通電制御は行われ
なし)。
御飯の温度が下がり、やがてt2時点で御飯温度が72
℃以下になるど、これを検出して、まず、肩部保温ヒー
タの通電制御を開始する6次に更に、御飯温度が71”
C以下になるど、これを検出して、胴部保温ヒータの通
電制御を加えて、保温ヒータの通電を行い、炊飯保温ジ
ャーにおける保温温度を71℃に保つ通常保温制御を行
う、このような通常保温制御が行われている間は、常に
、肩部保温ヒータは、胴部保温ヒータより高い温度に保
たれるように保温制御が行われる。また、これらの保温
ヒータの通電制御を行う場合、肩部保温ヒータは、常に
、胴部保温ヒータより時間的に早く通電が開始されて、
保温制御が行われる。
これにより、肩部保温ヒータは、常に周囲より高い熱量
が発生するようにヒータ通電制御が行われて、炊飯保温
ジャーの保温制御が行われるので、肩部保温ヒータから
発生する熱量は、蓋部に伝導して、露の滴下を防止する
。すなわち、保温制御を行っている時の御飯および蓋部
の温度変化は、第6b図に示すように、常に蓋部の温度
が高く保たれており、蓋からの露の滴下が防止される。
第7a図、第7b図、および第7c図は、マイクロコン
ピュータが行う炊飯容量判定工程を含む炊き上げ工程、
沸騰維持工程、追い炊き工程の制御動作の処理フロー示
すフローチャートである6また。第7d図は、保温制御
の処理フローを示すフローチャートである。
まず、第7a図を参照する。吸水工程が終るど、炊き上
げ工程に入って、ステップ40からの処理を行う、ステ
ップ40においては炊飯ヒータを全出力HWでオンとす
る1次に、ステップ41で内鍋の温度が所定の温度10
℃に達したか否かを判定し、50℃に達していなければ
、ステップ40で炊飯ヒータの全出力HWの通電を継続
する。内鍋の温度が10℃に達するど、ステップ42で
炊飯ヒータの通電をオフにして、ステップ43で所定時
間(8秒)が経過したか否かを判定し、S秒間が経過す
るまでの間、ステップ42での炊飯ヒータの通電オフ状
態を継続する。炊飯ヒータの通電オフの状態がS秒経過
し終るど、炊飯容量に対応する時間計数を行う処理に入
り、ステップ44で、Tlカウンタで時間計数のカウン
ト動作を開始する6次にステップ45で再び炊飯ヒータ
を全出力HWでオンとする。そして、ステップ46にお
いて、内鍋の温度が所定温度t3℃に達したか否かを判
定し、t3℃に達していなければ、ステップ45での炊
飯ヒータの全出力通電を継続する。
すなわち、ステップ46で内鍋の温度検知を行い、内鍋
の温度がt3℃に達するまでの間、炊飯ヒータの通電を
継続すると共に、Tlカウンタのカウント動作を継続し
、内鍋の温度がt3℃に達するど、次のステップ47に
進んでT1カウンタのカウント動作を停止する。これら
の処理ステップにおける温度検出は、蓋センサ25によ
り行われる。
これまでの一連のステップは炊飯容量の判定を行うステ
ップである。
炊飯鍋の温度が一定温度tO℃になったところで加熱電
力をオフにしたときの炊飯鍋の温度上昇のオーバランの
仕方は、炊飯容量の相違により異なる。このため、一定
温度10℃までの加熱の後。
加熱電力をオフにし一定時間(8秒)経過した後の炊飯
鍋の温度が、炊飯容量の相違により異なる。
したがって、一定温度10℃に達したところで加熱電力
を一定時間(8秒)オフにし、この後、再び加熱電力を
オンにすると共に、時間計数を開始し、判定終了温度t
3℃に達したところで時間計数を停止する。この時間計
数の停止により、その時の計数時間は、炊飯容量に比例
しており、炊飯容量が判定できることになる。すなわち
、T1カウンタによる計数値は、炊飯容量に比例してい
ることになる。
次に、ステップ48.52.56で、T1カウンタの計
数値を判定し、それぞれの計数値(炊飯容量)内容に応
じて、炊飯電力制御を行う処理を行う、この炊飯電力制
御においては、ヒータの通電オンと通電オフとを一定時
間の時間間隔で繰り返し行うオンオフ制御により加熱電
力制御を行う。
すなわち、まず、ステップ48において、Tlカウンタ
の内容が所定値m1以下であるか否かを判定する。Tl
カウンタの内容がm1以下でないときは、ステップ52
に進んで、Tlカウンタの内容がm 1 <T 1≦m
2であるか否かを判定する。
T1カウンタの内容がml<T15m2でないときには
、ステップ56に進んで、Tlカウンタの内容がm 2
 < T 1≦m3であるか否かを判定する。
ステップ48において、Tlカウンタの内容がm1以下
のときには、ステップ49に進んで、所定の待ち時間の
ta秒が経過したか否かを判定する。
ta秒が経過していれば、ステップ50で炊飯ヒータを
9114でオンとし、ステップ51で保温ヒータを51
14でオンとする加熱電力制御を行う、そして。
ステップ63に進み、タイマ炊飯か否かを判定する。タ
イマ炊飯でない通常炊飯の場合は、ステップ64の判断
ステップを通る処理フローにより、炊き上げ温度を13
0℃とした炊飯工程制御を行う、また、タイマ炊飯の場
合は、ステップ63の判断でタイマ炊飯と判定されるど
、ステップ65の判断ステップを通る処理フローにより
、炊き上げ温度を、通常の炊き上げ温度より低く設定し
た120℃とした炊飯工程制御を行う、これらの炊き上
げ温度の130℃、120℃の温度検出は、内鍋の底部
に設けられた底センサ29により行う。
すなわち、通常の炊飯の場合、ステップ64において、
底センサ29から検出した内鍋の温度が130℃以下で
あるか否かを判定し、130℃以下である場合にはステ
ップ48に戻り、ステップ48からの処理を繰り返し行
う。また、ステップ64の判定の処理において、内鍋の
温度が130℃を越えた場合には、炊き上げ工程が終了
したので、次の炊飯工程のむらし工程、追い炊き工程の
制御を行うステップ66(第7b図)の処理へ進む。
また、タイマ炊飯の場合、ステップ63からステップ6
5に進み、ステップ65において、底センサ29から検
出した内鍋の温度が120℃以下であるか否かを判定す
る。120℃以下である場合には、ステップ48に戻り
、ステップ48からの処理を繰り返し行う。また、ステ
ップ65の判定の処理において、内鍋の温度が120℃
を越えた場合には、炊き上げ工程が終了したので、次の
炊飯工程のむらし工程、追い炊き工程の制御を行うため
、ステップ73(第7C図)の処理へ進む。
一方、ステップ52において、Tlカウンタの内容がm
 1 < T 1≦m2のときには、次にステップ53
に進んで、所定の待ち時間のtb秒が経過したか否かを
判定する。 tb秒が経過していれば、ステップ54で
炊飯ヒータを9/14でオンとし、ステップ55で保温
ヒータを5/14でオンとする加熱電力制御を行う、そ
して、ステップ63に進み、タイマ炊飯か否かを判定す
る。タイマ炊飯でない場合は、ステップ64の判断ステ
ップを通る処理フローにより、炊き上げ温度を130℃
とした炊飯工程制御を行う、また、タイマ炊飯の場合は
、ステップ65の判断ステップを通る処理フローにより
、炊き上げ温度を120℃とした炊飯工程制御を行う、
これらは、T15m1の場合と同様である。
また、ステップ56において、T1カウンタの内容がm
 2 < T 1≦m3のときには1次にステップ57
に進んで、所定の待ち時間のtc秒が経過したか否かを
判定する。tc秒が経過していれば、ステップ58で炊
飯ヒータを12/14でオンとし、ステップ55で保温
ヒータを2/14でオンとする加熱電力制御を行う。次
にステップ63に進み、タイマ炊飯か否かを判定する。
タイマ炊飯でない場合は、ステップ64の判断ステップ
を通る処理フローにより、炊き上げ温度を130℃とし
た炊飯工程制御を行う、また、タイマ炊飯の場合は、ス
テップ65の判断ステップを通る処理フローにより。
炊き上げ温度を120℃とした炊飯工程制御を行う、こ
れらは、上述したT15m1の場合およびm 1 < 
T 1≦m2の場合と同様である。
更にまた、ステップ56において、T1カウンタの内容
がm 2 < T 1≦m3でないときには、ステップ
60に進んで、所定の待ち時間のtd秒が経過したか否
かを判定する。td秒が経過していれば、ステップ58
で炊飯ヒータを12/14でオンとし。
ステップ55で保温ヒータを2/14でオンとする加熱
電力制御を行う。次にステップ63に進み、タイマ炊飯
か否かを判定する。タイマ炊飯でない場合は、上述した
ように、ステップ64の判断ステップを通る処理フロー
により、炊き上げ温度を130℃とした炊飯工程制御を
行う、また、タイマ炊飯の場合は、ステップ65の判断
ステップを通る処理フローにより、炊き上げ温度を12
0℃とした炊飯工程制御を行う、これらは上述したT1
≦mlの場合、ml<T15m2の場合、およびm 2
 < 71≦m3の場合と同様である。
このように1通常の炊飯の場合には、ステップ64にお
いて、底センサ29で検出した内鍋の温度が130℃以
下であるか否かを判定し、130℃以下である場合には
、ステップ48に戻り、ステップ48からの処理を繰り
返し行う。また、ステップ64の判定の処理で、内鍋の
温度が130℃を越えた場合には、炊き上げ工程が終了
したので。
次の炊飯工程のむらし工程、追い炊き工程の制御を行う
ステップ66(第7b図)の処理へ進む。
また、タイマ炊飯の場合には、ステップ63からステッ
プ65に進み、ステップ65において、底センサ29か
ら検出した内鍋の温度が120℃以下であるか否かを判
定し、120℃以下である場合には、ステップ48に戻
り、ステップ48からの処理を繰り返し行う。また、ス
テップ65の判定の処理において、内鍋の温度が120
℃を越えた場合には、炊き上げ工程が終了したので、次
の炊飯工程のむらし工程、追い炊き工程の制御を行うた
め、ステップ73(第7C図)の処理へ進む。
タイマ炊飯でない通常炊飯の場合、鍋の温度が130℃
を越えると炊き上げ工程が終り、ステップ66に進む。
第7b図を参照して説明を続けるど、ステップ66で、
全ヒータをオフとし1次の炊飯工程のむらし工程、追い
炊き工程の制御を行う0次のステップ67で、12分が
経過したか否かを判定する。
12分が経過していないど、次のステップ68において
、鍋の温度が110℃以下であるか否かを判定する。1
10℃以下でない場合には、ステップ71で炊飯ヒータ
をオフとし、ステップ72で保温ヒータをオフとして、
ステップ67に戻る。
そして、再びステップ67で12分経過したか否かを判
定する処理を行う。また、ステップ68で110℃以下
であると判定された場合には、ステップ69で炊飯ヒー
タを2/14でオンとし、ステップ70で保温ヒータを
12/14でオンとして加熱を行い、ステップ67に戻
る。そして、再びステップ67で12分が経過したか否
かを判定する処理を行い、12分間の間が経過するまで
は、これらの処理を繰り返し行う。12分間の間が経過
するど、炊飯を終了する。このように、炊き上げが終っ
た後の12分間の間、鍋の温度が110℃以下であるか
否かを判定し、むらし工程または追い炊き工程の制御を
行う。
すなわち、炊き上げ工程が終り、鍋の温度が低下し始め
た後の12分間の間、温度センサからの信号で鍋の温度
が110℃となるまでの間は、ヒータをオフとして、む
らし工程を行い、110℃以下となるど、炊飯ヒータお
よび保温ヒータを小さな加熱電力で加熱を行い、追い炊
き工程を行う。
この追い炊き工程の制御は1通常炊飯の場合は、上述し
たように、110℃の温度により行う。しかし、次に説
明するように、タイマ炊飯の場合には、追い炊き工程の
制御を通常の追い炊き温度よりも高い115℃の温度に
より行う。
次に、タイマ炊飯の場合の追い炊き工程を説明する。タ
イマ炊飯である場合には、前述したように、鍋の温度が
120℃を越えると炊き上げ工程を終了して、ステップ
73からの処理を行う、この処理は基本的には通常炊飯
の場合と同様であるが、この場合には、追い炊き温度を
高くしてあり、115℃の温度により行う。
第7c図を参照して説明を続けるど、ステップ73にお
いて、全ヒータをオフとし、次の炊飯工程のむらし工程
、追い炊き工程の制御を続けることになる。この場合、
まず、次のステップ74において12分が経過したか否
かを判定する。12分が経過していないど、次のステッ
プ75において、鍋の温度が115℃以下であるか否か
を判定する。115℃以下でない場合、ステップ78で
炊飯ヒータをオフとし、むらし工程を行うが、次のステ
ップ79で保温ヒータを12/14でオンとして温度が
低下しないようにする。そして、ステップ74に戻る。
ステップ74では再び12分経過したか否かを判定する
処理を行う、また、ステップ75で115℃以下である
と判定された場合には、ステップ76で炊飯ヒータを2
/14でオンとし、ステップ77で保温ヒータを12/
14でオンとして追い炊きの加熱を行い、ステップ74
に戻る。そして、再びステップ74で12分が経過した
か否かを判定する処理を行い、12分間の間が経過する
までは、これらの処理を繰り返し行う。
このように、低い温度(120℃)で炊き上げを行った
タイマ炊飯の場合も同様にして、炊き上げが終った後の
12分間の間、追い炊き工程の制御を行う、この追い炊
きは、鍋の温度が通常の場合の温度の110℃よりも高
い温度の115℃以下であるか否かを判定し、むらし工
程または追い炊き工程の制御を行う、このような炊き上
げ工程。
むらし工程、追き炊き工程の制御を行い、炊飯を終了し
た後に、保温工程の制御に移行する。
なお、この炊飯ジャーにおけるタイマ機構は、周知のも
のを用いるので、ここでは、特に説明していない。炊飯
制御を行うマイクロコンピュータに制御プログラム中に
、タイマ機構を設けて、このタイマ機構を利用して、タ
イマ予約時間の設定の処理を行い、設定した予約時間を
常に監視し、予約時間に達すると炊飯動作を開始するよ
うにする。タイマ予約炊飯であるか、通常炊飯であるか
の識別は、例えば、タイマ予約炊飯モードであることを
指示するフラグビットを設けることによって行う。
炊飯工程制御が終了するど、保温制御の処理に移行する
8次に、保温制御の処理を第7d図のフローチャートを
参照して説明する。
御飯の炊き上げが終り、炊飯工程の制御が終了すると5
次には保温制御の処理に移行する。保温制御の処理に入
るど、まず、ステップ90において、保温LED (発
光ダイオード)を点灯して。
動作が保温動作モードに入ったことを表示し、ステップ
91において、炊飯ヒータをオフとする。
次に、ステップ92において、蓋センサ25からのデー
タを読み取り、内鍋の温度が72℃以下であるか否かを
判定する。温度が72℃以下でなければ、ステップ93
で肩部保温ヒータ8をオフとし。
次のステップ94で胴部温度ヒータ9をオフとして、ス
テップ90に戻り、ステップ90からの処理を行う、内
鍋の温度が72℃以下に低下するまでは、このステップ
90〜ステツプ94までの処理を繰り返し行う、また、
ステップ92の判定処理において、内鍋の温度が72℃
以下であると判定されるど、ステップ95に進み、更に
、蓋センサ25から検出される温度が71℃以下である
か否かを判定する。温度が71℃以下でなければ、すな
わち、温度が72℃〜71℃であるど、ステップ96に
進み、ステップ96で肩部保温ヒータをオンとし、次の
ステップ97で胴部保温ヒータはオフとし、ステップ9
0に戻り、ステップ90からの処理を繰り返し行う、ま
た、ステップ95の判定処理で、71℃以下であること
が判定されるど、ステップ98に進み、ステップ98に
おいて、まず、肩部保温ヒータをオンとし、次のステッ
プ99において胴部保温ヒータをオンとする。そして、
ステップ90に戻り、ステップ90からの処理を繰り返
し行う。このように、内鍋の温度を検出して判定し、温
度に応じて各々の保温ヒータの通電制御を行い、炊飯保
温ジャーにおける保温制御を行う。
このように1.保温制御は、蓋センサ25により内鍋の
実質的な温度を検出して行われる。この場合、肩部保温
ヒータの制御温度は高く設定して保温制御を行い、炊飯
鍋の上部の温度低下の速い蓋部分に対して、保温ヒータ
から発生する熱を速く多く伝導させ、蓋部分を高い温度
として保温動作を行い、保温動作時に蓋部分からの露の
滴下を防ぐ。保温動作時に炊飯鍋の上部の保温温度を高
くし、炊飯鍋の下部の保温温度は高くせずに保温を行う
ことにより、御飯からの水分の蒸発を防ぎ、御飯が変色
するいわゆる褐変を防止する。
以上、説明したように、本実施例の炊保温ジャーでは、
炊飯工程制御において、特に、精度を求められる炊飯容
量の判定には、蓋部に設けた温度センサ(蓋センサ)に
より実質的な炊飯状態の温度を検知して行い、また、保
温制御についても、実質的な御飯の保温温度を検出でき
る蓋センサにより、保温温度を検出して保温制御を行う
、ここでの炊飯工程制御の炊き上げ温度の判定は、底セ
ンサにより行うようにしているが、この判定も蓋センサ
により行うようにしても良い。
次に1本発明にかかる炊飯保温ジャーの実施例の他の例
を説明する。
第8図は、鍋蓋に密接して配設される温度センサ(蓋セ
ンサ)の取付構造の他の例を示す要部の断面図である。
第8図に示すように、この例では。
温度センサ(蓋センサ)25が、鍋蓋4aの上面と密着
する位置に設けられたセンサケース26内に一体化して
固定される。鍋蓋4aは、熱伝導性の高い材質から構成
されており、センサケース26も同様に、熱伝導性の高
い材質から構成される。また、センサケース26は、外
蓋2aの内面部材2cより下方に突出する位置に配設さ
れ、鍋蓋4aに密着する弾性を有する構造とされる。こ
れは、センサケース26を弾性材料で形成することによ
り、または、例えば、取付構造をスプリング構造とし、
構造的に弾性を有する構造とすることにより実現される
。温度センサ25は、センサケース26の底部の設けた
支持部に嵌入されて固定され、樹脂などでセンサケース
26に一体化して固定される。また。
温度センサ25を入れたセンサケース26と外蓋2aの
間には、断熱材2bが設けられており、温度センサ25
が外気温の影響を受けることを防ぐ構造となっている。
第9図は、鍋蓋に密接して配設される温度センサの取付
構造の更に他の例を示す要部の断面図である。第9図に
示すように、この例では、蓋部分に設ける温度センサ2
5と鍋蓋4bとの密着性を良くし、更に熱結合の度合が
高くなるように、鍋蓋4bには、下方に突出するセンサ
ケース24の位置に対応して、上面が平担な環状リブ2
7が形成されているものを用いる。第9図に示した温度
センサ25およびセンサケース24の取付は構造は、前
述したものと同様な構造(第3図)となっている、セン
サケース24が外蓋内面部材2cに配設される位置に対
応して形成されている鍋蓋4bの環状リブ27が、セン
サケース24に密着することになり、温度検知の信頼性
が向上する。また、前述と同様にして、温度センサ25
を入れたセンサケース24と外蓋2aの間には、断熱材
2bが設けられており。
温度センサ25が外気温の影響を受けることを防ぐ構造
となっており、温度検知の信頼性を向上させている。
ところで、鍋蓋は、炊飯を行うことにより、常にいわゆ
る「おねば」等で汚れるため、取り外して水洗いするの
が通例になっている。ここでの実施例のように、鍋蓋か
ら温度を検出して炊飯制御を行う構造を取るものでは、
鍋蓋を取り外して水洗することにより、鍋蓋が変形する
恐れがある。
この場合、温度センサに密接する部分が変形するど、温
度検知の精度および信頼性が低下するので、この第9図
の例では、鍋蓋に上面が平担な環状リブ27を形威し、
鍋蓋の変形に対する強度を補強すると共に、環状リブの
上面の平担部で、温度センサが入っているセンサケース
に広い面積で密接するようにしている。また、環状リブ
27が突出することにより温度センサのセンサケースの
接触圧も強くなり、温度検知の信頼性を向上させること
ができる。
以上、説明したように1本発明の炊飯保温ジャーによれ
ば、温度センサ(蓋センサ)25が、鍋蓋4aに密接す
る位置に配設され、この温度センサ25によって熱伝導
性の高い材質から構成される鍋蓋4aを介して、炊飯状
態にある実質的な御飯の温度(米と水の温度)を検知す
ることにより、実質的な炊飯状態の御飯の温度を正確に
検知できることになり、マイクロコンピュータ制御によ
り適切に炊飯工程制御を行うことができる。また、保温
動作時においては、御飯の温度を正確に検知することが
できるので、適切に保温制御を行うことができる。
また、炊飯ヒータと炊飯容量を判定する温度センサが離
れて配置されるため、炊飯ヒータの発熱の温度の影響を
受けず、内鍋の真の温度上昇を鍋蓋という面積の広い熱
伝導の良い部材で受けて測定するため、正確な温度上昇
を検知して、炊飯容量を測定することができる。
以上、本発明を実施例にもとづき具体的に説明したが、
本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であること
は言うまでもない。
〔発明の効果〕
以上、説明したように、本発明によれば、鍋蓋に密接し
て温度センサを設け、実質的な炊飯温度に近い温度検知
を行うことにより、炊飯工程制御を正確に安定して行う
ことができる。また、蓋部の温度センサにより、実質的
な保温温度に近い御飯の温度検知を行うことができるの
で、適切な保温制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例にかかる炊飯保温ジャーの
断面図、 第2図は、機能選択操作ユニットのパネル面を示す正面
図、 第3図は、鍋蓋に密接して配設される温度センサの取付
構造を示す要部の断面図、 第4図は、マイクロコンピュータを用いた制御ユニット
の要部の構成を示すブロック図、第5図は、マイクロコ
ンピュータの全体の制御の流れの概略を示すフローチャ
ート、 第6a図および第6b図は、マイクロコンピュータの制
御により炊飯工程制御および保温制御を行った場合の内
鍋の温度変化を示す炊飯温度カーブの一例を示す図。 第7a図、第7b図、および第7c図は、マイクロコン
ピュータが行う炊飯容量判定工程を含む炊き上げ工程、
沸騰維持工程、追い炊き工程の制御動作の処理フローを
示すフローチャート。 第7d図は、保温制御の処理フローを示すフローチャー
ト、 第8図は、鍋蓋に密接してに配設される温度センサの取
付構造の他の例を示す要部の断面図、第9図は、鍋蓋に
密接してに配設される温度センサの取付構造の更に他の
例を示す要部の断面図である。 図中、l・・・炊飯器本体、2・・・蓋部、2a・・・
外蓋。 2b・・・断熱材、2c・・・外蓋内面部材、3・・・
本体部、4・・・内鍋、4a、4b・・・鍋蓋、5・・
・内鍋収納容器、6・・・炊飯ヒータ、7・・・肩リン
グ、8・・・露取保温ヒータ、9・・・胴部保温ヒータ
、10・・・制御ユニット、11・・・機能表示選択操
作ユニット、12・・・文字表示器、13・・・操作キ
ースイッチ、14・・・状態表示部、15・・・商用交
流電源、16・・・温度ヒユーズ、17・・・リレー、
18゜19a、19b・・・トライアック、20・・・
マイクロコンピュータ、21・・・時計機構、22・・
・ブザー、 24.26・・・センサケース、25・・
・温度センサ(蓋センサ)、27・・・環状リブ、29
・・・温度センサ(底センサ)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、内鍋と、内鍋の下部に位置する炊飯ヒータと、内鍋
    を蓋う熱伝導性の高い材質の鍋蓋と、鍋蓋を熱伝導性の
    低い材質で覆う外容器と、鍋蓋と密接する位置に配設し
    た温度センサと、該温度センサにより温度信号を得て、
    該温度信号によりヒータの通電制御を行い、炊飯工程制
    御および保温制御を行う制御手段とを有することを特徴
    とする炊飯保温ジャー。 2、内鍋と、内鍋底部に設けた炊飯ヒータと、内鍋胴部
    に設けた保温ヒータと、内鍋を蓋う熱伝導性の高い材質
    の鍋蓋と、鍋蓋を熱伝導性の低い材質で覆う外容器と、
    鍋蓋と密接する位置に配設した温度センサど、該温度セ
    ンサにより温度信号を得て、該温度信号により各ヒータ
    の通電制御を行い、炊飯工程制御および保温制御を行う
    制御手段とを有することを特徴とする炊飯保温ジャー。 3、内鍋と、内鍋の肩部で接し内鍋を蓋う熱伝導性の高
    い材質の鍋蓋と、内鍋底部に設けた炊飯ヒータと、内鍋
    胴部に設けた保温ヒータと、鍋蓋を熱伝導性の低い材質
    で覆う外容器と、鍋蓋と密接する位置に配設した温度セ
    ンサと、該温度センサから温度信号を得て、該温度信号
    により各ヒータの通電制御を行い、炊飯工程制御および
    保温制御を行う制御手段とを有することを特徴とする炊
    飯保温ジャー。 4、温度センサは、外蓋の内面部材より下方に突出し、
    鍋蓋に密着する弾性を有するセンサケースの内に固定さ
    れることを特徴とする前記請求項1、請求項2または請
    求項3に記載の炊飯保温ジヤー。 5、鍋蓋は、熱伝導性の高い材質であり、内鍋の肩部で
    接して内鍋を蓋う形状であり、更に、下方に突出するセ
    ンサケースの位置に対応して、上面が平担な環状リブが
    形成されていることを特徴とする前記請求項4に記載の
    炊飯保温ジャー。
JP20762189A 1989-08-09 1989-08-09 炊飯保温ジャー Granted JPH0370520A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20762189A JPH0370520A (ja) 1989-08-09 1989-08-09 炊飯保温ジャー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20762189A JPH0370520A (ja) 1989-08-09 1989-08-09 炊飯保温ジャー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0370520A true JPH0370520A (ja) 1991-03-26
JPH0560731B2 JPH0560731B2 (ja) 1993-09-02

Family

ID=16542830

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20762189A Granted JPH0370520A (ja) 1989-08-09 1989-08-09 炊飯保温ジャー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0370520A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611617U (ja) * 1991-08-02 1994-02-15 パロマ工業株式会社 炊飯器
KR100508884B1 (ko) * 2002-12-13 2005-08-19 기아자동차주식회사 차량의 슬라이드 도어용 연결장치
CN104042109A (zh) * 2014-05-27 2014-09-17 浙江苏泊尔家电制造有限公司 电热锅

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0611617U (ja) * 1991-08-02 1994-02-15 パロマ工業株式会社 炊飯器
KR100508884B1 (ko) * 2002-12-13 2005-08-19 기아자동차주식회사 차량의 슬라이드 도어용 연결장치
CN104042109A (zh) * 2014-05-27 2014-09-17 浙江苏泊尔家电制造有限公司 电热锅

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0560731B2 (ja) 1993-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0370520A (ja) 炊飯保温ジャー
JPH0370519A (ja) 炊飯保温ジャー
JP2670720B2 (ja) 炊飯ジャー
JPS5956630A (ja) 沸騰検出装置
JP2887706B2 (ja) タイマーセット付炊飯ジャー及び吸水工程条件設定方法
JP3034165B2 (ja) 炊飯器における炊飯容量判別方法
JP2742844B2 (ja) 炊飯ジャー及び炊飯容量判定方法
JP2936212B2 (ja) 炊飯ジャー
JPS6198223A (ja) 調理器
JPH03261422A (ja) 炊飯ジャー
JPH0659260B2 (ja) 炊飯保温ジャー
JPH062101B2 (ja) おかゆ炊飯ジャー
JPH062099B2 (ja) 炊飯ジャー
JPH034814A (ja) 炊飯保温ジャー
JPH04158815A (ja) 炊飯ジャー
JPH03202021A (ja) 炊飯ジャー
JPH04158816A (ja) 炊飯ジャー
JP3034166B2 (ja) 炊飯器
JPH0466568B2 (ja)
JPH064853Y2 (ja) 炊飯器
JPH03202020A (ja) 炊飯ジャー
JPH0234121A (ja) マイクロコンピュータ制御電気ポット
JPH0646953A (ja) 電気調理器
JPH0211110A (ja) マイクロコンピュータ制御電気ポット
JPH08191755A (ja) 電気湯沸かし器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees