JP2670720B2 - 炊飯ジャー - Google Patents

炊飯ジャー

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JP2670720B2
JP2670720B2 JP3346396A JP34639691A JP2670720B2 JP 2670720 B2 JP2670720 B2 JP 2670720B2 JP 3346396 A JP3346396 A JP 3346396A JP 34639691 A JP34639691 A JP 34639691A JP 2670720 B2 JP2670720 B2 JP 2670720B2
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cooking
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炊飯ジャーに関し、特
に、炊き上げ工程における内鍋内の温度上昇曲線を設定
する手段を備える炊飯ジャーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、市場に出回っている炊飯ジャー
は、電気炊飯器と保温ジャーを組み合せたものである。
このような炊飯ジャーには、内鍋の底部に加熱ヒータが
設けられており、この加熱ヒータに加熱電力を供給して
炊飯を行う。
【0003】また、おいしいご飯を炊くことを目的にし
て、温度センサとマイクロコンピュータを搭載したコン
トローラにより、内鍋の温度を測定し、温度または温度
上昇度のデータをマイクロコンピュータに入力し、炊飯
容量を判定して、炊飯容量に応じた適切な電力制御を行
うようにしたマイクロコンピュータ制御の自動炊飯器が
開発されている。マイクロコンピュータ制御により炊飯
を行う自動炊飯器は、マイクロコンピュータのプログラ
ム制御により順次に、吸水工程,炊飯容量判定工
程,炊き上げ工程,沸騰維持工程,第1むらし工
程,保温工程等の炊飯工程制御を行い、最適な状態で
炊飯を行い、炊飯制御を行った後は、保温制御状態とな
る。
【0004】そして、前記炊飯の過程で内鍋底部の温度
(本明細書において、単に「内鍋の温度」ともいう)を
検出し、この検出された内鍋底部の温度に基づき、加熱
制御している。従来の内鍋底部の温度上昇曲線及び炊飯
容量に応じた内鍋内の温度上昇曲線を図9に示す。図9
において、(m)は内鍋底部の温度上昇曲線、(s)は
炊飯容量が少ないときの内鍋内の温度上昇曲線、(g)
は炊飯容量が多いときの内鍋内の温度上昇曲線であり、
領域Aは吸水工程、領域Bは炊き上げ工程、領域Cは沸
騰維持工程、領域Dはむらし工程、領域Eは保温工程で
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように内鍋底部
の温度を検出し、この検出された内鍋底部の温度に基づ
いて加熱制御する炊飯ジャーにおいて、炊飯容量がほぼ
中間量のときに、内鍋内の米と水の温度(内鍋内温度)
上昇曲線が実験により最適と思われる炊飯理想曲線(例
えば図9において、曲線(s)と曲線(g)の間にある
と考えられる曲線)になる。しかしながら炊き上げ工程
における予め基準となる内鍋底部の温度上昇曲線(m)
は、従来1個しか設定されていない(図9で、曲線
(m)が1個だけ設定されている)から、上記内鍋内の
温度上昇は炊飯容量(合数)によって異なり、炊飯量が
少ない場合は図9の曲線(s)の如く(上記炊飯理想曲
線よりも)温度上昇が速くなり、また炊飯量が多い場合
は図9の曲線(g)の如く(上記炊飯理想曲線よりも)
温度上昇が遅くなって、おいしいご飯を炊けないという
問題点があった。
【0006】本発明の目的は、炊飯容量(合数)の多少
に関係なくおいしいご飯を炊くことが可能な技術を提供
することにある。
【0007】本発明の他の目的は、炊き上げ工程におけ
る内鍋底部の温度上昇曲線を炊飯容量(合数)に応じて
複数設定し、その結果内鍋内を適切な温度上昇(炊飯理
想曲線)にすることが可能な技術を提供することにあ
る。
【0008】本発明の前記ならびにその他の目的及び新
規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明ら
かになるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、炊飯容量判定を行い、判定した炊飯容量
により炊き上げ工程及び沸騰維持工程を含む炊飯工程の
制御を順次に行い、炊飯を行う炊飯ジャーにおいて、内
鍋底部の温度を検知する内鍋温度検知手段を設け、予め
基準となる内鍋底部の温度上昇曲線を複数設定してお
き、炊き上げ工程における前記基準内鍋温度上昇曲線を
炊飯容量に応じて選択し、該選択された基準内鍋温度上
昇曲線と前記内鍋温度検知手段により検知された温度に
基づき加熱制御する加熱制御手段を設けたことを特徴と
する。
【0010】
【作用】前述の手段によれば、内鍋底部の温度を検知す
る内鍋温度検知手段を設けた構成にあって、炊き上げ工
程における予め複数設定した基準となる内鍋底部の温度
上昇曲線を炊飯容量に応じ選択して加熱制御し、それに
よって炊飯容量の多少にかかわらず、内鍋内の米と水を
実験値により設定した適切な温度上昇曲線(理想炊飯曲
線)に比較的沿った温度上昇をさせることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
【0012】図1は、本発明の実施例1の炊飯ジャーの
断面図である。図1において、1は炊飯器本体、2は炊
飯器本体1の蓋部、3は炊飯器本体1の本体部である。
本体部3には、内鍋4,この内鍋4を収納する内鍋収納
容器5,内鍋底部の炊飯ヒータ6,内鍋収納容器5の肩
部に設けられる肩リング7,内鍋収納容器5の肩部の肩
リング7内に設けられる保温用の肩ヒータ8,内鍋収納
容器5の胴部に設けられる保温用の保温ヒータ9,マイ
クロコンピュータ等を組み込んだ制御ユニット10等が
内部に設けられる。また、内鍋4は肩部が鍋蓋4aに固
定されたシリコンゴム等の弾性体で構成された鍋蓋パッ
キンに接して、上部が鍋蓋4aで蓋される。鍋蓋4aは
熱伝導性の高い材質、例えば、アルミニウムを成形して
構成される。肩センサ(温度センサ)25が鍋蓋4aに
密着する位置に配置されたセンサケースに入れられて設
けられる。また、内鍋4の底部分にはセンターセンサ
(温度センサ)29が設けられ、側部分には側センサ
(温度センサ)30が設けられる。11は機能表示選択
操作ユニットである。
【0013】図2は、機能選択操作ユニット11のパネ
ル面を示す図である。機能表示選択操作ユニット11
は、炊飯器本体1の上部位置に配設されており、この機
能表示選択操作ユニット11には、後述するように、複
数個の操作キースイッチ,各種の状態を表示する発光ダ
イオード,時刻を表示する7セグメントの文字表示器が
設けられている。操作キースイッチとしては、時キース
イッチ,分キースイッチ,予約キースイッチ,メニュー
キースイッチ,時計セットキースイッチ,開始キースイ
ッチ,取消/保温キースイッチの各キースイッチが設け
られている。
【0014】図2において、12は文字表示器であり、
例えば、各表示桁の文字を7セグメントで表示する4桁
の数字表示液晶モジュールである。文字表示器12に
は、時刻が表示されると共に、予約炊飯等を行う場合の
予約時間が表示される。13aは時間桁を操作する時キ
ースイッチ、13bは分桁を操作する分キースイッチ、
13cは予約を指示する予約キースイッチ、13dは炊
飯メニューを指示するメニューキースイッチ、13eは
炊飯動作スタートまたは予約炊飯動作スタートを指示す
る開始キースイッチ、13fは各操作の取消を行う(又
は待期中に保温をセットする)取消/保温キースイッ
チ、13gは現在時刻をセットする時計セットキースイ
ッチである。また、14は動作モードを表示する状態表
示部である。状態表示部14には、炊飯ジャーの各種の
状態を表示する複数個の発光ダイオード(LED)が設
けられている。表示すべき状態として、予約モードの区
別,炊飯制御の炊飯メニュー種別及び保温モードの区別
の各状態を表示するため、それぞれ「予約1」「予約
2」,「白米」,「早炊き」,「炊込み」,「おこ
わ」,「玄米」,「おかゆ」,「炊き分け」,「保温」
と表記した発光ダイオード(LED)を点灯して、各種
の状態を表示する。
【0015】図3は、マイクロコンピュータ20を用い
た制御ユニットの要部の構成を示すブロック図である。
図3において、6は炊飯ヒータ、8は肩ヒータ、9は保
温ヒータ、10は制御ユニット、11は機能表示選択操
作ユニット、25は鍋蓋部分に設けられている肩セン
サ、また、29は内鍋の底部分に設けられているセンタ
ーセンサ、30は内鍋の側部分に設けられている側セン
サである。機能表示選択操作ユニット11には、前述し
たように、7セグメントの文字表示器12,操作キース
イッチ13a〜13g,状態表示部14の発光ダイオー
ドが設けられている。また、15は商用交流電源(A
C,100V)、16は温度ヒューズである。制御ユニ
ット10には、炊飯ヒータ6の通電制御を行うリレー1
7,保温ヒータ9の通電制御を行うトライアック18
a,肩ヒータ8の通電制御を行うトライアック18b,
マイクロコンピュータ20,時計機構21,ブザー22
等が備えられている。内鍋の蓋部に設けられる肩センサ
25はサーミスタ等で構成される。また、鍋底部に設け
られる底部のセンターセンサ29も、同様に、サーミス
タ等で構成されている。これらの温度センサは、温度を
検出して温度に対応する電気信号を出力する。温度に対
応する電気信号はマイクロコンピュータ20のアナログ
/ディジタル変換ポートに入力される。マイクロコンピ
ュータ20は、内部に処理装置(CPU),メモリ(R
AM),プログラムメモリ(ROM),アナログ/ディ
ジタル変換機能を有する入力ポート,キースイッチ入力
を受付ける複数の入力ポート,制御出力信号及び表示制
御信号を出す出力ポート等を内蔵するものであり、プロ
グラムメモリに格納されているプログラムに従い、入力
ポートからの入力に対応して所定の出力信号を出力ポー
トから出力する。すなわち、マイクロコンピュータ20
は、各々の肩センサ25,センターセンサ29,時計機
構,操作キースイッチ13からの入力を受け、内蔵する
処理プログラムに従い、一連の処理を行い、ヒータの通
電制御を行うトライアック等への制御信号を送出すると
共に、動作モード等の状態を表示するために、状態表示
部14の発光ダイオードへの点灯制御信号を送出する。
また、時計機構21からの時刻信号はマイクロコンピュ
ータ20に入力され、文字表示器12で時刻表示がされ
ると共に、タイマー予約炊飯を行う場合の予約時間を判
定するための信号として、マイクロコンピュータ20に
入力される。
【0016】次に、このように構成された炊飯保温ジャ
ーの動作を説明する。
【0017】図4は、マイクロコンピュータ20の全体
の制御の流れの概略を示すフローチャートである。図3
及び図4を参照して説明する。
【0018】電源がオンされると、炊飯制御の前処理を
行う(ステップ31)。この炊飯制御の前処理では、マ
イクロコンピュータ20の各種の内部レジスタ,タイマ
ー等をリセットする初期化処理を行い、炊飯メニュー設
定,炊飯予約時間設定等の炊飯動作指示データの設定処
理が行われ、続いて、開始キースイッチ13e(図2)
がオンにされると(または予約炊飯の場合には予約時間
となると)、炊飯制御を行うために、リレー17等を制
御して、炊飯ヒータ回路をオンとする(ステップ3
2)。次に、炊飯工程制御を行う(ステップ33)。こ
れにより、米を炊き上げる炊飯動作が行われる。炊飯動
作が終了すると、リレー17等をオフとし(ステップ3
4)、炊飯ヒータ回路をオフにして、炊き上がったご飯
を保温するための保温制御を行う保温制御モードとす
る。保温制御モードでは、ステップ35からの処理を行
う。
【0019】この保温制御モードにおいては、通常保温
制御を行い(ステップ35)、温度異常であるか否かを
判定する(ステップ36)。温度異常であれば、異常報
知,異常表示等のエラー処理を行い(ステップ37)、
全体の処理を終了する。また、ステップ36において、
温度異常でなければ、ステップ35に戻って、通常保温
制御を繰り返し行う。
【0020】次に、このように構成されたマイクロコン
ピュータ制御による炊飯制御の処理動作を説明する。
【0021】内鍋4に所望量の米と、それに見合った水
を入れ、開始キースイッチ13e(図2)をオンする
と、制御ユニット10のマイクロコンピュータ20は、
その中のプログラムメモリ(ROM)に記憶されている
炊飯プログラムの処理ステップにしたがって、炊飯工程
における加熱のための電力供給制御を開始する。このと
き、マイクロコンピュータ20は、肩センサ25,セン
ターセンサ29及び側センサ30からの電圧出力をアナ
ログ/ディジタル変換機能の入力ポートA/Dからディ
ジタル量に変換して入力し、温度に変換する処理を行
い、入力された温度を判定して、温度の判定結果から各
種の炊飯工程の制御を行うことになる。この炊飯工程で
は、炊飯の初期においては、加熱電力を小さくして米に
吸水させる吸水工程を行う。次に、加熱電力を大きくし
て、所定温度での炊飯容量判定を行い、予め基準となる
内鍋底部の温度上昇曲線を複数設定しておき、前記炊飯
容量判定の結果に基づいて前記基準内鍋温度上昇曲線を
炊飯容量に応じて選択し、該選択された基準内鍋温度上
昇曲線に基づき加熱制御し、その結果内鍋内の米と水を
前記の如く実験値により設定した適切な温度上昇曲線
(理想炊飯曲線)に沿って昇温して、沸騰させる炊き上
げ工程を行い、そして、沸騰を持続させる沸騰維持工程
を行う。この沸騰維持工程が続いて、米が十分に水を吸
水し内鍋底部の水分がなくなり、所定の温度、例えば1
30℃に達すると、この温度をセンターセンサ29によ
り検知してマイクロコンピュータ20は加熱用のヒータ
をオフして、沸騰維持工程を終了する。次に、所定時間
の間、第1むらし工程,第1追い炊き工程,第2むらし
工程,第2追い炊き工程等を行い、最終的に保温工程に
至って、炊飯工程を終了する。炊飯工程制御を終了する
と、次に保温工程制御に移行する。
【0022】図5は、本実施例のマイクロコンピュータ
20の制御により、内鍋内の米と水を前記の如く実験値
により設定した適切な温度上昇曲線(理想炊飯曲線)に
沿った温度上昇をさせるべく、炊飯工程の制御を行った
場合の内鍋底部の温度変化を示す炊飯温度カーブ(内鍋
底部の温度上昇曲線)の一例を示す図である。図5にお
いて、領域Aは吸水工程を示し、この吸水工程中に従来
の炊飯容量判定工程を行う。この炊飯容量判定工程によ
り、炊飯容量を判定する。領域Bは炊き上げ工程を示
し、領域Cは沸騰持続工程、領域Dは追い炊き工程を含
むむらし工程、領域Eは保温工程を示している。領域B
の炊き上げ工程は、加熱電力を大きくして、急激昇温し
て沸騰させ、炊飯容量に応じた適切な加熱電力に制御し
て、適切に沸騰を持続させて炊飯を行う。
【0023】図5の領域Bの炊き上げ工程にあって、内
鍋内の米と水を実験値により設定した適切な温度上昇曲
線(理想炊飯曲線)に沿った温度上昇をさせるべく、加
熱制御した場合において、は炊飯容量が多い場合の内
鍋底部の温度変化を示す炊飯温度カーブ(内鍋底部の温
度上昇曲線)、は炊飯容量が少ない場合の内鍋底部の
温度変化を示す炊飯温度カーブ(内鍋底部の温度上昇曲
線)である。
【0024】領域Bの炊き上げ工程において、内鍋底部
の温度を炊飯容量の多少にかかわらず一定の内鍋底部温
度上昇曲線にて加熱制御した場合において、炊飯容量に
より内鍋内の温度上昇が異なるため、これを補正するよ
うに炊き上げ工程における適切な基準となる内鍋底部温
度上昇曲線を炊飯容量に応じて設定する必要がある。こ
の基準となる内鍋底部の温度上昇曲線の設定は、上記図
5に示すように炊飯量の多少にかかわらず内鍋内の最も
適切な米と水との温度上昇曲線(理想炊飯曲線)を予め
実験値により設定して、この設定した適切な温度上昇曲
線(理想炊飯曲線)に沿って昇温させるべく、炊飯容量
(合数)に応じて内鍋底部温度上昇曲線を複数設定した
ものである。例えば、内鍋底部の温度上昇速度を時間に
変換した値をt、炊飯容量判定データをα1、内鍋底部
の単位温度上昇速度を時間に変換した値t、実験定数
をAとすると、基準内鍋温度上昇曲線設定のための加熱
用ヒータの通電時間tは、次式(1)の実験式で表わす
ことができる。
【0025】 t=A×α1×t・・・・・・(1) 前記実験定数A及び内鍋底部の単位温度上昇速度を時間
に変換した値tは実験により決定される。例えば、A
は1/1000、tは20秒である。
【0026】前記式(1)による炊飯重量(容量)計量
用カップ5杯までの炊飯制御データを表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】そして、内鍋底部温度上昇曲線を設定する
実施例として図6に示す。前記一定時間(t1)中に上
昇する内鍋底部の温度に対応するデータをTm、(図6
におけるステップ106)m=0,1,2,3・・・・
10(図6におけるステップ109)、温度上昇間隔3
℃(ΔT=3)とすると、一定時間(t1)中に上昇す
る内鍋底部の温度とTmとの対応関係は表2のように予
め設定される。これは、基準内鍋温度上昇曲線の勾配を
表わす。
【0029】
【表2】
【0030】次に、本実施例1の炊き上げ工程におい
て、予め炊飯容量に応じた基準となる内鍋底部の温度上
昇曲線を複数設定し、炊飯容量(合数)に応じた炊き上
げ工程における基準内鍋温度上昇曲線に従った炊飯制御
処理の動作を説明する。
【0031】図6及び図7は、本実施例1の炊飯ジャー
の炊飯制御処理のフローチャートであり、Tmは鍋底部
に設けられているセンターセンサ29の温度値(mは
0,1,2,3・・・・10である)である。
【0032】本実施例1の炊飯ジャーの炊飯制御処理
は、図6及び図7に示すように、プログラムがスタート
すると、炊飯容量判定(合数判定)を行い(ステップ1
01)、米に水を吸わせる吸水工程に入り(ステップ1
02)、所定時間S(例えば10分)経過したかを判定
する(ステップ103)。所定時間Sを経過すれば(Y
ES)吸水工程が終る。所定時間Sを経過していなけれ
ば(NO)、ステップ102に戻す。吸水工程が終る
と、基準内鍋温度上昇曲線が予め複数設定される炊き上
げ工程に入り、炊飯ヒータ6をオンし(ステップ10
4)、固定タイマを始動させる。
【0033】次に、炊飯容量(合数)に応じた炊き上げ
工程における複数の基準内鍋温度上昇曲線の選択設定処
理に入る。固定タイマは、一定時間(例えば20秒とす
る)であり、この一定時間(20秒)経過するまで、内
鍋4の底部に設けたセンターセンサ29の温度と表2の
Tmに対応する温度とを比較する(ステップ105)。
初回においてはm=0なので、センターセンサ29が7
0℃以下か否かを判定し(ステップ106)、以上であ
れば、炊飯ヒータ6をオフし(ステップ107)、以下
であれば、炊飯ヒータ6をオンする(ステップ10
8)。このループを回っているうちに固定タイマ(20
秒)が経過すると、m+1とする(ステップ109)。
初回はm=0なので、m=1となり、次に、このmとn
(今回n=10に設定する)と比較し(ステップ11
0)、一致しなければ、前記固定タイマをリセットし
(ステップ111)、固定タイマを始動させ(ステップ
105)、センターセンサ29(内鍋底部)の温度とT
mに対応する温度とを比較する。今回はm=1なので、
センターセンサ29の温度が73℃以下か否かを判定し
(ステップ106)、温度が73℃以上であれば、炊飯
ヒータ6をオフし(ステップ107)、温度が73℃以
下であれば、炊飯ヒータ6をオンする(ステップ10
8)。
【0034】このように、m=0からm=n=10まで
繰り返すことにより、固定タイマ(20秒)とTmとで
決定される複数の中から選択された基準内鍋温度上昇曲
線に従って加熱制御する。内鍋底部(センターセンサ2
9)は炊飯容量に応じた上記基準内鍋温度上昇曲線に沿
って温度上昇して、その結果、内鍋内の米と水を実験値
により設定した適切な温度上昇曲線(理想炊飯曲線)に
比較的沿った温度上昇をする。
【0035】次に、前記基準内鍋温度上昇曲線に従って
加熱された後、沸騰維持工程に入り、この沸騰維持工程
において、再度炊飯容量(合数判定データ)に基づき炊
き上げ電力を設定して(ステップ112)沸騰を維持
し、水分が蒸発して130℃をセンターセンサ29が検
知するまで(ステップ113)、電力を供給してご飯を
炊き上げる。ご飯を炊き上げると、むらし工程(ステッ
プ114)を経て保温工程に入って終了する。
【0036】なお、ステップ105の固定タイマの時間
は、長く設定すると温度上昇速度は遅くなり、短く設定
すると速くなる。
【0037】また、炊飯容量判定を重量測定の場合に
は、内鍋底部の温度上昇速度を通電電力に変換した値を
W、炊飯重量(容量)判定データをα2、内鍋底部の単
位温度上昇速度を通電電力に変換した値をW、実験定
数をB(例えば、1/1050)とすると、内鍋底部の
温度上昇速度を通電電力に変換した値をwは、次式
(2)の実験式で表わされる。
【0038】 W=B×α2×W ・・・・・・(2) 式(2)において、B=1/1050、W=300ワ
ットとすると、5カップまでのWは表3のようになる。
【0039】
【表3】
【0040】〔実施例2〕 図8は、本発明の実施例2の炊飯ジャーの炊飯制御処理
のフローチャートであり、Tmは前記実施例1と同様に
鍋底部に設けられたセンターセンサ29の温度値(mは
0,1,2,3,…,10)である。
【0041】図8のフローチャートにおいて、炊飯のプ
ログラムがスタートすると、炊飯容量判定(合数判定)
を行い(ステップ201)、炊飯を行っている炊飯量の
データをとり、次に、米に水を吸わせる吸水工程に入り
(ステップ202)、所定時間S(例えば600秒)経
過したかを判定する(ステップ203)。吸水工程が所
定時間Sを経過すれば(YES)吸水工程が終る。所定
時間Sを経過してなければ(NO)、ステップ202に
戻し、吸水工程を継続する。
【0042】吸水工程が終ると、炊き上げ工程における
基準内鍋温度上昇曲線が複数設定されている炊き上げ工
程に入り、炊飯ヒーターをオンし(ステップ204)、
次にステップ201の炊飯容量判定(合数判定)で得た
データを確認し、炊飯を行っている炊飯量が少量か(ス
テップ205)、中量か(ステップ206)、それ以外
(多量)か(ステップ206のNO)を判別する。
【0043】なお、少量、中量、多量の基準は、表1に
示すカップ数(炊飯容量)が炊ける炊飯器において、大
凡、少量は1〜2カップ,中量は3〜4カップ,多量は
5カップ以上が目安とする。次に炊飯を行っている炊飯
量が少量(ステップ205のYES)であれば、固定タ
イマーTS(例えば19秒)経過しているかを確認(ス
テップ207)する。TS経過していなければ(ステッ
プ207のNO)、センターセンサ29の検知する温度
(内鍋底部温度)とTmを比較する(ステップ21
0)。初回においては、m=0なので表2よりTmはT
oであり、70°Cとセンサーセンタ29の温度が比較
され、Tm°C(70゜C)以下であれば、炊飯ヒータ
6はオン(ステップ211)であり、Tm゜C(70゜
C)以下であれば、炊飯ヒータ6はオフ(ステップ21
2)となり、再びステップ205に戻りこれをTS秒
(例えば19秒)間繰り返す。
【0044】TS秒(例えば19秒)経過すると(ステ
ップ207のYES)、m+1の処理(ステップ21
3)を行い、m=1にする。次に、mとn(本実施例2
ではn=10)を比較(ステップ214)し、m=nで
なければ、固定タイマーTSをリセット(0にする)
(ステップ215)し、また、ステップ205に戻る。
そして、また、同じように炊飯量を確認し(ステップ2
05)、TS秒(例えば19秒)固定タイマーとして始
動させ(ステップ105)、センターセンサ29の温度
とTmに対応する温度とを比較する(ステップ21
0)。今回はm=1なのでTmはTとなり、73゜C
が設定されており、センターセンサ29の温度は、73
゜Cと比較されることになり、73゜C以上であれば、
炊飯ヒータ6をオフし(ステップ212)、73゜C以
下であれば、炊飯ヒータ6をオンする(ステップ21
1)。
【0045】このように、m=0からm=n=10まで
繰り返すことにより、固定タイマーTS(例えば19
秒)とTmとで決定される少量の選択された基準内鍋温
度上昇曲線に従って鍋底(センターセンサ29)は温度
上昇する。
【0046】同様に、合数判定(ステップ201)で得
た炊飯量(合数)が中量の場合、固定タイマーはTm
(例えば17.5秒)に設定され(ステップ208)、
少量の場合と同じようにTm秒(例えば17.5秒)間
センターセンサ29の温度がTm゜C以下か否かを比較
し(ステップ210)、温度がTm゜C以下であれば、
炊飯ヒータ6をオンし(ステップ211)、温度がTm
゜C以上であれば、炊飯ヒータ6をオフ(ステップ21
2)する。このことをm=0からm=n=10まで繰り
返し、中量の選択された基準内鍋温度上昇曲線に従って
炊飯させる。ステップ201で得た炊飯量(合数)のデ
ータが多量の場合(ステップ206のNO)、固定タイ
マーはTL(例えば16.5秒)に設定され(ステップ
209)、少量及び中量と同じ動作をm=0よりm=1
0まで繰り返し多量の選択された基準内鍋温度上昇曲線
に従って加熱制御する。内鍋底部(センターセンサ2
9)は炊飯容量に応じた上記内鍋温度上昇曲線に沿って
温度上昇して、その結果、内鍋内の米と水を実験値によ
り設定した適切な温度上昇曲線(理想炊飯曲線)に比較
的沿った温度上昇をする。
【0047】次に、前記選択された基準内鍋温度上昇曲
線に従って加熱された後、沸騰維持工程に入り、この沸
騰維持工程において、再びステップ201の合数判定で
得たデータである炊飯容量を確認(少量か、中量か、多
量か)(ステップ216,217)して、その量に応じ
た炊き上げ電力を設定して、この電力により炊飯され
る。例えば、少量の場合(ステップ216のYES)、
炊飯ヒータ6をWS(例えば、450ワット)に設定し
(ステップ218)、中量の場合(ステップ217のY
ES)、炊飯ヒータ6をWM(例えば600ワット)に
設定し(ステップ219)、多量の場合(ステップ21
7のNO)、炊飯ヒータ6をWL(例えば800ワッ
ト)に設定し(ステップ220)、センターセンサ29
の温度が130℃以下であれば、ステップ216に戻
り、沸騰を維持し、水分が蒸発して130℃になるまで
(ステップ221)加熱され、炊飯が継続される。セン
ターセンサ29の温度が130℃以上となると(ステッ
プ221のNO)、むさし工程を経て(ステップ22
2)炊飯は終了する。
【0048】以上の説明からわかるように、本実施例1
及び2によれば、内鍋底部の温度を検知する内鍋温度検
知手段を設けた構成にあって、炊き上げ工程における予
め複数設定した基準となる内鍋底部の温度上昇曲線を炊
飯容量に応じ選択して、加熱制御するようにしてあるた
め、炊飯容量(合数)の多少にかかわらず、内鍋内の米
と水を実験値により設定した適切な温度上昇曲線(理想
炊飯曲線)に比較的沿った温度上昇をさせることができ
る。
【0049】以上、本発明を実施例にもとづき具体的に
説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能であることは言うまでもない。
【0050】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、内鍋底部の温度を検知する内鍋温度検知手段を設け
た構成にあっても、炊き上げ工程における予め複数設定
した基準となる内鍋底部の温度上昇曲線を炊飯容量に応
じ選択して、加熱制御するようにしてあるため、炊飯容
量(合数)の多少にかかわらず、内鍋内の米と水を実験
値により設定した適切な温度上昇曲線(理想炊飯曲線)
に比較的沿った温度上昇をさせることができ、それによ
っておいしいご飯を炊くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の炊飯ジャーの断面図、
【図2】 本実施例1の機能選択操作ユニットのパネル
面を示す正面図、
【図3】 本実施例1のマイクロコンピュータを用いた
制御ユニットの要部の構成を示すブロック図、
【図4】 本実施例1のマイクロコンピュータの全体の
制御の流れの概略を示すフローチャート、
【図5】 本実施例1のマイクロコンピュータの制御に
より炊飯工程の制御を行った場合の内鍋底部の温度変化
を示す炊飯温度カーブの一例を示す図、
【図6】 本実施例1の炊飯ジャーの炊飯制御処理のフ
ローチャート、
【図7】 本実施例1の炊飯ジャーの炊飯制御処理のフ
ローチャート、
【図8】 本発明の実施例2の炊飯ジャーの炊飯制御処
理のフローチャート、
【図9】 従来のマイクロコンピュータの制御により通
常の炊飯工程の制御を行った場合の内鍋内の温度変化を
示す炊飯温度カーブの一例を示す図。
【符号の説明】
1…炊飯器本体、2…蓋部、3…本体部、4…内鍋、4
a…鍋蓋、5…内鍋収納容器、6…炊飯ヒータ、7…肩
リング、8…肩ヒータ、9…保温ヒータ、10…制御ユ
ニット、11…機能表示選択操作ユニット、12…文字
表示器、13…操作キースイッチ、13a…時キースイ
ッチ、13b…分キースイッチ、13c…予約キースイ
ッチ、13d…メニューキースイッチ、13e…開始キ
ースイッチ、13f…取消/保温キースイッチ、13g
…時計セットキースイッチ、14…状態表示部、15…
商用交流電源、16…温度ヒューズ、17…リレー、1
8,19a,19b…トライアック、20…マイクロコ
ンピュータ、21…時計機構、22…ブザー、25…肩
センサ、29…センターセンサ、30…側センサ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯容量判定を行い、判定した炊飯容
    量により炊き上げ工程及び沸騰維持工程を含む炊飯工程
    の制御を順次に行い、炊飯を行う炊飯ジャーにおいて、
    内鍋底部の温度を検知する内鍋温度検知手段を設け、炊
    き上げ工程において予め基準となる内鍋底部の温度上昇
    曲線を複数設定しておき、炊き上げ工程における前記基
    準内鍋温度上昇曲線を炊飯容量に応じて選択し、該選択
    された基準内鍋温度上昇曲線と前記内鍋温度検知手段に
    より検知された温度に基づき加熱制御する加熱制御手段
    を設けたことを特徴とする炊飯ジャー。
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