JPH05146354A - 炊飯電力補正付炊飯ジヤー - Google Patents

炊飯電力補正付炊飯ジヤー

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Publication number
JPH05146354A
JPH05146354A JP31098691A JP31098691A JPH05146354A JP H05146354 A JPH05146354 A JP H05146354A JP 31098691 A JP31098691 A JP 31098691A JP 31098691 A JP31098691 A JP 31098691A JP H05146354 A JPH05146354 A JP H05146354A
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JP
Japan
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rice
rice cooking
heater
heating
voltage
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Application number
JP31098691A
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English (en)
Inventor
Kenji Ogami
健治 大神
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Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
Original Assignee
Tiger Vacuum Bottle Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加熱電源電圧が変動しても、常に一定の加熱
用供給電力で炊飯を行うことができる。また、理想的な
炊飯を行うことができ、かつおいしいご飯を炊くことが
できる。 【構成】 加熱電源と、内鍋と、内鍋の底部に設けられ
た炊飯ヒータと、内鍋の温度を検出する温度センサと、
該温度センサの検出に基づいて前記炊飯ヒータの加熱用
供給電力を制御する炊飯電力制御手段を備えた炊飯ジャ
ーにおいて、前記加熱電源の出力を検出する加熱電源出
力検出手段と、該検出出力に基づいて前記炊飯ヒータの
加熱用供給電力を補正する加熱用供給電力補正手段を備
えることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炊飯電力補正付炊飯ジ
ャーに関し、特に、加熱電源が変動しても、それに応じ
て炊飯ヒータの加熱用供給電力を補正する加熱電力補正
手段を備えた炊飯電力補正付炊飯ジャーに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】現在、市場に出回っている炊飯ジャー
は、電気炊飯器と保温ジャーを組み合せたものである。
このような炊飯ジャーには、内鍋の底部に加熱ヒータが
設けられており、この加熱ヒータに加熱電力を供給して
炊飯を行う。
【0003】また、おいしい御飯を炊くことを目的にし
て、温度センサとマイクロコンピュータを搭載したコン
トローラにより、炊飯鍋の温度を測定し、温度または温
度上昇度のデータをマイクロコンピュータに入力し、炊
飯容量を判定して、炊飯容量に応じた適切な電力制御を
行うようにしたマイクロコンピュータ制御の自動炊飯器
が開発されている。マイクロコンピュータ制御により炊
飯を行う自動炊飯器は、マイクロコンピュータのプログ
ラム制御により順次に、吸水工程,炊飯容量判定工
程,炊き上げ工程,沸騰維持工程,第1むらし工
程,追い炊き工程,第2むらし工程,保温工程等
の炊飯工程制御を行い、最適な状態で炊飯を行い、炊飯
制御を行った後は、保温制御状態となる(例えば、炊飯
容量判定手段は、例えば、特公平1ー24491号公報
参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、前記内鍋の底部に設けられている加熱ヒ
ータの加熱用供給電力を内鍋の温度を検出する温度セン
サの検出に基づいて前記炊飯ヒータの加熱用供給電力を
制御しているが、前記加熱電源電圧が変動した場合、炊
飯ヒータの供給電力は電圧の2乗(P=V2/R)に比
例するので、マイクロコンピュータのプログラム制御が
同じであると、前記加熱電源電圧が低い時は、ご飯に炊
きむらが発生じ、炊き過ぎのところ(グチャー発生)や
炊き足りずに芯が発生したりすることがある。また、前
記加熱電源電圧が高い時は、加熱のしすぎでふっくら炊
けなかったり、ふきこぼれ等が生じておいしいご飯が炊
けないという問題があった。
【0005】本発明の目的は、加熱電源電圧が変動して
も、常に一定の加熱用供給電力で炊飯を行うことが可能
な技術を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、理想的な炊飯を行う
ことができ、かつおいしいご飯を炊くことが可能な技術
を提供することにある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的及び新
規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明ら
かになるであろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、加熱電源と、内鍋と、内鍋の底部に設け
られた炊飯ヒータと、内鍋の温度を検出する温度センサ
と、該温度センサの検出に基づいて前記炊飯ヒータの加
熱用供給電力を制御する炊飯電力制御手段を備えた炊飯
ジャーにおいて、前記加熱電源の出力を検出する加熱電
源出力検出手段と、該検出出力に基づいて前記炊飯ヒー
タの加熱用供給電力を補正する加熱用供給電力補正手段
を備えることを特徴とする。
【0009】
【作用】前述の手段によれば、加熱電源の出力を検出
し、この検出された出力に基づいて炊飯ヒータの加熱用
供給電力を補正するので、常に一定の加熱用供給電力で
炊飯を行うこことができ、理想的な炊飯を行うことがで
きる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
【0011】図1は、本発明の一実施例にかかる炊飯ジ
ャーの断面図である。図1において、1は炊飯器本体、
2は炊飯器本体1の蓋部、3は炊飯器本体1の本体部で
ある。本体部3には、内鍋4,この内鍋4を収納する内
鍋収納容器5,内鍋底部の炊飯ヒータ6,内鍋収納容器
5の肩部に設けられる肩リング7,内鍋収納容器5の肩
部の肩リング7内に設けられる保温ヒータ(以後、肩ヒ
ータと称する)8,内鍋収納容器5の胴部に設けられる
保温ヒータ(以後、保温ヒータと称する)9,マイクロ
コンピュータ等を組み込んだ制御ユニット10等が内部
に設けられる。また、内鍋4は肩部が鍋蓋4aに接し
て、上部が鍋蓋4aで蓋される。鍋蓋4aは熱伝導性の
高い材質、例えば、アルミニウムを成形して構成され
る。温度センサ25が鍋蓋4aに密着する位置に配置さ
れたセンサケースに入れられて設けられる。また、内鍋
4の底部分には温度センサ29が設けられる。11は機
能表示選択操作ユニットである。
【0012】機能表示選択操作ユニット11は炊飯器本
体1の上部位置に配設されており、この機能表示選択操
作ユニット11には、後述するように、複数個の操作キ
ースイッチ,各種の状態を表示する発光ダイオード,時
刻を表示する7セグメントの文字表示器が設けられてい
る。操作キースイッチとしては、時キースイッチ,分キ
ースイッチ,予約キースイッチ,メニューキースイッ
チ,白米炊き分け選択キースイッチ,時計セットキース
イッチ,開始キースイッチ,取消/保温キースイッチの
各キースイッチが設けられている。
【0013】図2は、機能選択操作ユニット11のパネ
ル面を示す正面図である。図2aにおいて、12は文字
表示器であり、例えば、各表示桁の文字を7セグメント
で表示する4桁の数字表示液晶モジュールである。文字
表示器12には、時刻が表示されると共に、予約炊飯等
を行う場合の予約時間が表示される。13aは時間桁を
操作する時キースイッチ、13bは分桁を操作する分キ
ースイッチ、13cは予約を指示する予約キースイッ
チ、13dは炊飯メニューを指示するメニューキースイ
ッチ、13eは炊飯動作スタートまたは予約炊飯動作ス
タートを指示する開始キースイッチ、13fは各操作の
取消を行う(又は待期中に保温をセットする)取消/保
温キースイッチ、13gは複数種類の炊き分け炊飯、例
えば、やわらかめ・少しやわらかめ・ふつう・少しかた
め・かため等の5種類の炊飯のうちから好みの炊飯を選
択する白米炊き分け選択キースイッチ、13hは現在時
刻をセットする時計セットキースイッチである。また、
14は動作モードを表示する状態表示部である。状態表
示部14には、炊飯ジャーの各種の状態を表示する複数
個の発光ダイオード(LED)が設けられている。表示
すべき状態として、予約モードの区別,炊飯制御の炊飯
メニュー種別及び保温モードの区別の各状態を表示する
ため、それぞれ「予約1」,「予約2」,「白米」,「早
炊き」,「炊込み」,「おこわ」,「玄米」,「おかゆ」,
「炊き分け」,「保温」と表記した発光ダイオード(L
ED)を点灯して、各種の状態を表示する。
【0014】前記「炊き分け」の表示は、例えば、
「5:やわらかめ」⇒「4:少しやわらかめ」⇒「3:
ふつう」⇒「2:少しかため」⇒「1:かため」の5段
階に調整できるように構成されている。そして、メニュ
ー選択が「白米」の場合、最初は「ふつう」の位置で発
光ダイオード(LED)が点灯し、以後は白米炊き分け
選択キースイッチ13gを押す毎に、「ふつう」⇒「少
しかため」⇒「かため」⇒「やわらかめ」⇒「少しやわ
らかめ」⇒「ふつう」と表示が変化し一回転するように
なっており、使用者が好みのかたさにセットできるよう
になっている。一度セットすると、次回からはその好み
のかたさの炊飯条件とその表示位置がメモリに記憶され
(その炊飯条件も同時に記憶される)、その好みのかた
さの炊飯条件とその表示位置が自動的に設定される。
【0015】また、前記「炊き分け」の表示は、かたさ
の度合を、1,2,3,4,5の数字(数字が小さい程
かたさ度合が高い)で表示すると共に、発光ダイオード
の照度面積をかたさ度合が小さくしてある。このように
することにより、炊き分けのかたさ度合を視覚的表示で
あるので、選択炊飯条件をわかり易くすることができ
る。また、前記実施例では、炊き分け表示手段として、
数字表示方式と照度面積表示方式の両方を用いたが、本
発明では、数字表示方式、あるいは照度面積表示方式の
一つであってもよいことはいうまでもない。
【0016】前記好みのかたさの炊飯条件内容の概要を
表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】図3は、マイクロコンピュータ20を用い
た制御ユニットの要部の構成を示すブロック図である。
図3において、6は炊飯ヒータ、8は肩ヒータ、9は保
温ヒータ、10は制御ユニット、11は機能表示選択操
作ユニット、25は鍋蓋部分に設けられる蓋部の温度セ
ンサ(以後、蓋センサと称する)、また、29は内鍋の
底部分に設けられる底部の温度センサ(以後、底センサ
と称する)であり、30は炊飯ヒータ6の出力電圧を検
出する電圧検出器である。
【0019】機能表示選択操作ユニット11には、前述
したように、7セグメントの文字表示器12,操作キー
スイッチ13(13a〜13h),状態表示部14の発
光ダイオードが設けられている。また、15は商用交流
電源、16は温度ヒューズである。制御ユニット10に
は、炊飯ヒータ6の通電制御を行うトライアック18と
リレー17,保温ヒータ9の通電制御を行うトライアッ
ク19a,肩ヒータ8の通電制御を行うトライアック1
9b,マイクロコンピュータ20,時計機構21,ブザ
ー22等が備えられている。内鍋の蓋部に設けられる温
度センサ(蓋センサ25)はサーミスタ等で構成され
る。また、鍋底部に設けられる底部の温度センサ(底セ
ンサ29)も、同様に、サーミスタ等で構成されてい
る。これらの温度センサは、温度を検出して温度に対応
する電気信号を出力する。温度に対応する電気信号はマ
イクロコンピュータ20のアナログ/ディジタル変換ポ
ートに入力される。マイクロコンピュータ20は、内部
に処理装置(CPU),メモリ(RAM),プログラム
メモリ(ROM),アナログ/ディジタル変換機能を有
する入力ポート,キースイッチ入力を受付ける複数の入
力ポート,制御出力信号及び表示制御信号を出す出力ポ
ート等を内蔵するものであり、プログラムメモリに格納
されているプログラムに従い、入力ポートからの入力に
対応して所定の出力信号を出力ポートから出力する。す
なわち、マイクロコンピュータ20は、各々の温度セン
サ(蓋センサ25,底センサ29),時計機構21,操
作キースイッチ13からの入力を受け、内蔵する処理プ
ログラムに従い、一連の処理を行い、ヒータの通電制御
を行うトライアック等ヘの制御信号を送出すると共に、
動作モード等の状態を表示するために、状態表示部14
の発光ダイオードへの点灯制御信号を送出する。また、
時計機構21からの時刻信号はマイクロコンピュータ2
0に入力され、文字表示器12で時刻表示がされると共
に、タイマー予約炊飯を行う場合の予約時間を判定する
ための信号として、マイクロコンピュータ20に入力さ
れる。
【0020】次に、このように構成された炊飯保温ジャ
ーの動作を説明する。
【0021】図4は、マイクロコンピュータ20の全体
の制御の流れの概略を示すフローチャートである。図3
及び図4を参照して説明する。
【0022】電源がオンとされると、炊飯制御の前処理
を行う(ステップ31)。この炊飯制御の前処理では、
マイクロコンピュータ20の各種の内部レジスタ,タイ
マー等をリセットする初期化処理を行い、炊飯メニュー
設定,炊飯予約時間設定等の炊飯動作指示データの設定
処理が行われ、続いて、開始キースイッチ13e(図2
a)がオンとされると(または予約炊飯の場合には予約
時間となると)、炊飯制御を行うために、リレー17を
オンとし、炊飯ヒータ回路をオンとする(ステップ3
2)。次に、炊飯工程制御を行う(ステップ33)。こ
れにより、米を炊き上げる炊飯動作が行われる。炊飯動
作が終了すると、リレー17をオフとし(ステップ3
4)、炊飯ヒータ回路をオフにして、炊き上った御飯を
保温するための保温制御を行う保温制御モードとする。
保温制御モードでは、ステップ35からの処理を行う。
【0023】次に、このように構成されたマイクロコン
ピュータ制御による炊飯制御の処理の概略の動作を説明
する。
【0024】内鍋4に所望量の米と、それに見合った水
を入れ、開始キースイッチ13e(図2)をオンする
と、制御ユニット10のマイクロコンピュータ20は、
その中のプログラムメモリROMに記憶されている炊飯
プログラムの処理ステップにしたがって、炊飯工程にお
ける加熱のための電力制御を開始する。このとき、マイ
クロコンピュータ20は、蓋センサ25及び底センサ2
9からの電圧出力をアナログ/ディジタル変換機能の入
力ポートA/Dからディジタル量に変換して入力し、温
度に変換する処理を行い、入力された温度を判定して、
温度の判定結果から各種の炊飯工程の制御を行うことに
なる。この炊飯工程では、炊飯の初期においては、加熱
電力を小さくして米に吸水させる吸水工程を行う。次
に、加熱電力を大きくして、所定温度での炊飯容量判定
を行い、急激昇温して、沸騰させる炊き上げ工程を行
い、そして、沸騰を持続させる沸騰維持工程を行う。こ
の沸騰維持工程が続いて、米が十分に水を吸水し内鍋底
部の水分がなくなり、所定の温度、例えば130℃に達
すると、この温度を底センサ29により検知してマイク
ロコンピュータ20は加熱用のヒータをオフして、沸騰
維持工程を終了する。次に、所定時間の間、むらし工程
等を行い、最終的に保温工程に至って、炊飯工程を終了
する。炊飯工程制御を終了すると、次には保温工程制御
に移行する。
【0025】図5は、本実施例のマイクロコンピュータ
20の制御により通常の炊飯工程の制御を行った場合の
内鍋の温度変化を示す炊飯温度カーブ(炊飯曲線)の一
例を示す図である。図5において領域Aは吸水工程を示
し、領域Bは炊飯容量判定工程を含む炊き上げ工程を示
し、領域Cは沸騰持工程を示す。また、領域Dはむらし
工程を示している。領域Bの炊き上げ工程は、加熱電力
を大きくして、急激昇温して沸騰させ、判定した炊飯容
量に応じた適切な加熱電力に制御して、適切に沸騰を持
続させて炊飯を行う。
【0026】図6は、前記炊飯ヒータ6の供給電圧を検
出する電圧検出回路30の構成を示す回路図であり、
(a)は電圧分圧抵抗を用いたものであり、(b)は変
成器を用いたものである。
【0027】図6において、R1,R2は電圧分圧抵抗、
Dは整流ダイオード、Cは平滑コンデンサ、Tは変成器
である。
【0028】電圧検出回路30の動作は、図6(a)に
示すように、商用交流電源15からAC100ボルト
(V)が入力され、電圧分圧抵抗R1,R2の両端に印加
されると、この印加された電圧は、電圧分圧抵抗R1
2で分圧された電圧が整流ダイオードDに送られて半
波整流され、制御ユニット10に入力される。前記半波
整流信号は入力電圧100ボルトに比例した電圧であ
り、入力電圧100ボルトが変動すれば、その変動に従
って変化する。半波整流信号の値はゼロクロスより最も
高いところをデータとして取り込む。
【0029】次に、本実施例の炊飯電力補正付炊飯ジャ
ーの炊飯ヒータ・保温ヒータの供給電力補正動作につい
て説明する。
【0030】図7は、炊飯ヒータ6及び保温ヒータ9の
供給電力補正動作を説明するためのフローチャートであ
る。図7において、炊飯ヒータ6及び保温ヒータ9の2
/14,8/14,12/14,14/14等の表現
は、100ボルトで14秒間(分母)通電する加熱電力
を最大値とした時、2秒間(分子)通電,8秒間(分
子)通電,12秒間(分子)通電,14秒間(分子)通
電することを意味し、αは電圧補正係数である。
【0031】炊飯ヒータ・保温ヒータの供給電力補正
は、図7に示すように、吸水工程において、前記底セン
サー29の温度が25℃以下であるか否かを判定し(ス
テップ101)、25℃以下である時(YES)は、炊
飯ヒータ6に(8/14)×α通電(オン)を行い(ス
テップ102)、保温ヒータ9に(6/14)×α通電
(ステップ103)を行ってステップ101に戻し、2
5℃になるまでそれを繰り返す。25℃以上である時
(NO)は、底センサー29の温度が38℃以下である
か否かを判定し(ステップ104)、38℃以下である
時(YES)は、炊飯ヒータ6に(2/14)×α通電
を行い(ステップ105)、保温ヒータ9に(12/1
4)×α通電(ステップ106)を行ってステップ10
1に戻し、38℃になるまでそれを繰り返す。38℃以
上である時(NO)は、底センサー29の温度が40℃
以下であるか否かを判定し(ステップ107)、40℃
以下である時(YES)は、炊飯ヒータ6の通電遮断
(オフ)を行い(ステップ108)、保温ヒータ9の
(14/14)×α通電を行い(ステップ109)、ス
テップ101に戻し、ステップ110に進む。ステップ
110では500秒(sec)経過したか否かを判定し
(ステップ110)、500秒(sec)経過している
時は、炊飯ヒータ6及び保温ヒータ9の供給電力補正処
理は終り、次工程へ移る。500秒(sec)経過して
いない時は、炊飯ヒータ6の通電遮断(オフ)を行い
(ステップ111)、そして、保温ヒータ9の通電遮断
(オフ)を行い(ステップ112)、ステップ101に
戻す。
【0032】前記炊飯ヒータ6及び保温ヒータ9の補正
係数αは、次のようにして求める。炊飯ヒータ6及び保
温ヒータ9の電源電圧100ボルトが変動して90ボル
トになった時、補正係数αは、
【0033】
【数1】 1002×(10/14)=902×(10/14)×α α=(100/90)2 ≒1.23 また、炊飯ヒータ6,9の電源電圧100ボルトが変動
して110ボルトになった時の補正係数αは、
【0034】
【数2】α=(100/110)2 ≒0.83 このようにして求められた補正係数αは、マイコンのメ
モリに炊飯ヒータ6,9の電源電圧の複数個の変動値に
対応した値としてテーブル化して格納されている。ま
た、この実施例では、あらかじめ補正係数αを計算して
テーブル化し、それをメモリに格納したが、演算回路又
は演算ソフトウェアによって変動のつど直接計算するよ
うにしてもよい。
【0035】以上の説明からわかるように、本実施例に
よれば、炊飯ヒータ6及び保温ヒータ9の電源電圧を検
出し、検出電圧に基づいて6及び保温ヒータ9の加熱用
供給電力を補正するので、常に一定の加熱用供給電力で
炊飯を行うことができ、理想的な炊飯を行うことができ
る。つまり、従来の場合、電圧検知機能を有せず、加熱
用供給電力の補正がされていないために、電圧が低下し
た場合には、加熱不足となり、炊き足りない現象が発生
し、逆に電圧が高い場合には、加熱過剰となり、炊き過
ぎ、あるいはふきこぼれ等が発生し、おいしいご飯を炊
くことができなかったが、これによりおいしいご飯を炊
くことができる。
【0036】以上、本発明を実施例にもとづき具体的に
説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能であることは言うまでもない。
【0037】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、炊飯ヒータ及び保温ヒータの電源電圧を検出し、検
出電圧に基づいて及び保温ヒータの加熱用供給電力を補
正するので、常に一定の加熱用供給電力で炊飯を行うこ
とができ、理想的な炊飯を行うことができる。これによ
り、おいしいご飯を炊くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例にかかる炊飯ジャーの断面
図、
【図2】 本実施例の機能選択操作ユニットのパネル面
を示す正面図、
【図3】 本実施例のマイクロコンピュータを用いた制
御ユニットの要部の構成を示すブロック図、
【図4】 本実施例のマイクロコンピュータの全体の制
御の流れの概略を示すフローチャート、
【図5】 本実施例のマイクロコンピュータの制御によ
り通常の炊飯工程の制御を行った場合の内鍋の温度変化
を示す炊飯温度カーブの一例を示す図、
【図6】 本実施例の炊飯ヒータの供給電圧を検出する
電圧検出回路の構成を示す回路図
【図7】 本実施例の炊飯ヒータ・保温ヒータの供給電
力補正動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…炊飯器本体、2…蓋部、3…本体部、4…内鍋、4
a…鍋蓋、5…内鍋収納容器、6…炊飯ヒータ、7…肩
リング、8…肩ヒータ、9…保温ヒータ、10…制御ユ
ニット、11…機能表示選択操作ユニット、12…文字
表示器、13…操作キースイッチ、13a…時キースイ
ッチ、13b…分キースイッチ、13c…予約キースイ
ッチ、13d…メニューキースイッチ、13e…開始キ
ースイッチ、13f…取消/保温キースイッチ、13g
…白米炊き分け選択キースイッチ、13h…時計セット
キースイッチ、14…状態表示部、15…商用交流電
源、16…温度ヒューズ、17…リレー、18,19
a,19b…トライアック、20…マイクロコンピュー
タ、21…時計機構、22…ブザー、25…温度センサ
(蓋センサ)、29…温度センサ(底センサ)、30…
電圧検出器。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱電源と、内鍋と、内鍋の底部に設け
    られた炊飯ヒータ又は保温ヒータ等の加熱手段と、内鍋
    の温度を検出する温度センサと、該温度センサの検出に
    基づいて前記加熱手段の加熱用供給電力を制御する電力
    制御手段を備えた炊飯ジャーにおいて、前記加熱電源の
    電圧を検出する加熱電源電圧検出手段と、該検出手段の
    出力電圧に基づいて前記加熱手段の加熱用供給電力を補
    正する加熱用供給電力補正手段を備えることを特徴とす
    る炊飯電力補正付炊飯ジャー。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の炊飯電力補正付炊飯ジ
    ャーにおいて、前記加熱用供給電力及び加熱用供給電力
    補正手段は、それぞれ通電率を変化させて電力を制御す
    る方式であることを特徴とする炊飯電力補正付炊飯ジャ
    ー。
JP31098691A 1991-11-26 1991-11-26 炊飯電力補正付炊飯ジヤー Pending JPH05146354A (ja)

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JP31098691A JPH05146354A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 炊飯電力補正付炊飯ジヤー

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JP31098691A JPH05146354A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 炊飯電力補正付炊飯ジヤー

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ID=18011776

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JP31098691A Pending JPH05146354A (ja) 1991-11-26 1991-11-26 炊飯電力補正付炊飯ジヤー

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JP (1) JPH05146354A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11299643A (ja) * 1998-04-15 1999-11-02 Osaka Gas Co Ltd 炊飯器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0256009A (ja) * 1988-05-31 1990-02-26 Ricoh Co Ltd 定電圧装置
JPH02280716A (ja) * 1989-04-24 1990-11-16 Sharp Corp 自動炊飯器

Patent Citations (2)

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