JPH0368375B2 - - Google Patents

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JPH0368375B2
JPH0368375B2 JP57107996A JP10799682A JPH0368375B2 JP H0368375 B2 JPH0368375 B2 JP H0368375B2 JP 57107996 A JP57107996 A JP 57107996A JP 10799682 A JP10799682 A JP 10799682A JP H0368375 B2 JPH0368375 B2 JP H0368375B2
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solution
aluminum
dye
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photosensitive
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JP57107996A
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JPS58224351A (ja
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Akira Nishioka
Norimasa Aotani
Kotaro Yamasue
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Priority to US06/506,268 priority patent/US4497888A/en
Priority to DE19833322684 priority patent/DE3322684A1/de
Publication of JPS58224351A publication Critical patent/JPS58224351A/ja
Publication of JPH0368375B2 publication Critical patent/JPH0368375B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/09Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers
    • G03F7/105Photosensitive materials characterised by structural details, e.g. supports, auxiliary layers having substances, e.g. indicators, for forming visible images

Description

【発明の詳細な説明】
本発明はあらかじめ砂目立てし陽極酸化処理さ
れたアルミニウム支持体の上に、オキソノール染
料を含むポジ型感光性組成物の層が塗設された構
成になり、現像後残色が少なくコントラストの高
い画像が得られる感光性印刷版に関するものであ
る。 o−キノンジアジド化合物とノボラツク樹脂か
らなる光可溶化組成物は非常に優れた性能を有
し、広く平版印刷版の製造かホトレジストとして
工業的に用いられてきた。しかしこの光可溶化組
成物は、それ自体黄色に着色したo−キノンジア
ジド化合物が露光されることによつて光分解して
無色となり、一応コントラストの低い可視像を得
ることはできるが実際の露光作業における黄色の
安全灯下では可視像を認識することは出来ず、又
現像後の画像コントラストも低いため消去作業時
の検版においてはインキ盛りを必要とする欠点を
有していた。 この点に関しては、光可溶化組成物中に、露光
に際し光分解的に分解して酸性物質を発生する化
合物と、その光分解酸性物質と相互作用を行うこ
とによつてその色調を変える有機染料を添加せし
めることが知られている。光分解して酸性物質を
発生する物質としては、特開昭50−36209号明細
書にo−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸
ハロゲニド、特開昭53−36223号明細書にはトリ
ハロメチル−2−ピロンやトリハロメチルトリア
ジン、特開昭55−62444号明細書には種々のo−
ナフトキノンジアジド化合物、特開昭55−77742
号明細書には2−トリハロメチル−5−アリール
−1,3,4−オキサジアゾール化合物などが提
案されている。またこれらの光分解物質と相互作
用を行うことによつてその色調を変える有機染料
としては、ジフエニルメタン系、トリフエニルメ
タン系、チアジン系、オキサジン系、フエナジン
系、キサンテン系、アントラキノン系、イミノナ
フトキノン系、アゾメチン系の色素が示されてい
る。 これらの例としては次のようなものである。ブ
リリアントグリーン、エオシン、エチルバイオレ
ツト、エリスロシンB、メチルグリーン、クリス
タルバイオレツト、ベイシツクフクシン、フエノ
ールフタレイン、1,3−ジフエニルトリアジ
ン、アリザリンレツドS、チモールフタレイン、
メチルバイオレツト2B、キナルジンレツド、ロ
ーズベンガル、メタニルイエロー、チモールスル
ホフタレイン、キシレノールブルー、メチルオレ
ンジ、オレンジ、ジフエニルチオカルバゾン、
2,7−ジクロロフルオレセイン、パラメチルレ
ツド、コンゴーレツド、ベンゾプルプリン4B、
α−ナフチルレツド、ナイルブルー2B、ナイル
ブルーA、フエナセタリン、メチルバイオレツ
ト、マラカイトグリーン、パラフクシン、オイル
ブルー#603〔オリエント化学工業(株)製〕、オイル
ピンク#312〔オリエント化学工業(株)製〕、オイル
レツド5B〔オリエント化学工業(株)製〕、オイルス
カーレツト#308〔オリエント化学工業(株)製〕、オ
イルレツドOG〔オリエント化学工業(株)製〕、オイ
ルレツドRR〔オリエント化学工業(株)製〕、オイル
グリーン#502〔オリエント化学工業(株)製〕、スピ
ロンレツドBEHスペシヤル〔保土谷化学工業(株)
製〕、m−クレゾールパープル、クレゾールレツ
ド、ローダミンB、ローダミン6G、フアースト
アシツドバイオレツトR、スルホローダミンB、
オーラミン、4−p−ジエチルアミノフエニルイ
ミノナフトキノン、2−カルボキシアニリノ−4
−p−ジエチルアミノフエニルイミノナフトキノ
ン、2−カルボステアリルアミノ−4−p−ジヒ
ドロオキシエチル−アミノ−フエニルイミノナフ
トキノン、p−メトキシベンゾイル−p′−ジエチ
ルアミノ−o′−メチルフエニルイミノアセトアニ
リド、シアノ−p−ジエチルアミノフエニルイミ
ノアセトアニリド、1−フエニル−3−メチル−
4−p−ジエチルアミノフエニルイミノ−5−ピ
ラゾロン、1−β−ナフチル−4−p−ジエチル
アミノフエニルイミノ−5−ピラゾロン等。 ところで近年印刷版は高耐刷力、保水性、汚れ
にくさ等を目的として、あらかじめ砂目立てし陽
極酸化処理されたアルミニウム支持体が使用され
るようになつた。しかしながらこの陽極酸化処理
されたアルミニウム支持体に前記の水分解性生成
物と相互作用を行なう染料を含むo−キノンジア
ジド化合物とノボラツク樹脂からなる光可溶化組
成物を塗布した場合次のような欠点を有してい
る。つまり添加された染料は陽極酸化皮膜に強く
吸着して露光・現像処理後完全には除去されず残
色となるため、現像後の画像コントラストは不充
分なものになつてしまう。このため微小な画像た
とえば数パーセントの最小網点やフイルムエツ
ジ、焼きつけ時のプリンターフイルムに付着した
ゴミによるものなどは不明瞭となつてしまう。特
にフイルムエツジ、ゴミつきは印刷にとつて不要
な画像であるため消去作業を行なうが、画像コン
トラストを高めるためせつかく染料を添加しても
残色のため不充分となり、インキ盛りを必要とし
てしまう。また現像は現像能力の高い新液で現像
されることもあるが現像能力の劣る疲労液で現像
されることもある。残色は多くの場合新液より疲
労液の方が強くなる傾向にあるが、染料によつて
は、新液、疲労液どちらでも残色の強いものもあ
る。最近は自動現像機によつて現像処理されるよ
うになつたが一部ユーザーでは手現像で行なわれ
ている。手現像の場合現像液を落した部分は新液
であるがスポンジで広げられた部分の現像液は疲
労液となる。したがつて新液より疲労液の方が残
色が強い場合、手現像で残色ムラを生じてしま
う。 従つて、本発明の目的は現像液の画像コントラ
ストが高い、高耐刷力、保水性のよい汚れにくい
ポジ型平版印刷版を提供することである。 また本発明の目的は新液−疲労現像液において
も残色の少ないポジ型平版印刷版を提供すること
である。 さらに本発明の目的は手現において現像のムラ
の発生しないポジ型平版印刷版を提供することで
ある。 本発明者等は上記目的を達成すべく種々研究を
重ねていたところ、あらかじめ砂目立てし陽極酸
化処理されたアルミニウム支持体の上に、オキソ
ノール染料を含むポジ型感光性組成物を塗布する
ことにより上記目的が達成されることを見出し
た。 本発明に用いられるオキソノール染料は下記一
般式()で示されるものが特に好ましい。 〔式中、R1およびR2は各々置換されていてもよ
いアリール、低級アルキルおよびアルコキシカル
ボニルからなる群から選ばれる1価の基を表わ
し、お互いに異なることができnは1又は2であ
る。〕 これらオキサノール染料は、酸性物質と相互作
用を行うことによつてその色調を変えるため、光
分解して酸性物質を発生する化合物を添加するこ
とによつて露光後直ちに十分なコントラストのあ
る可視画像を得ることが出きる。 以下、本発明による平版印刷版の製造方法につ
いて、順を追つて詳細に説明する。 本発明において使用されるアルミニウム板には
純アルミニウム及びアルミニウム合金板が含まれ
る。アルミニウム合金としては種々のものが使用
でき、例えばけい素、銅、マンガン、マグネシウ
ム、クロム、亜鉛、鉛、ビスマス、ニツケルなど
の金属とアルミニウムの合金が用いられる。これ
らの組成物は、いくらかの鉄およびチタンに加え
てその他無視し得る程度の量の不純物をも含むも
のである。 アルミニウム板を砂目立てするに先立つて、必
要に応じて表面の圧延油を除去すること及び清浄
なアルミニウム面を表出させるためにその表面の
前処理が施される。前者のためには、トリクレン
等の溶剤、界面活性剤等が用いられている。又後
者のためには水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
等のアルカリ・エツチング剤を用いる方法が広く
用いられている。 本発明に使用しうる砂目立て方法には、機械的
砂目立て方法、化学的砂目立て方法および電気化
学的砂目立て方法(所謂、電解エツチング方法)
が含まれる。好適な機械的砂目立て方法としては
金属ワイヤーで表面を引つ掻くワイヤーブラシグ
レイン法、研磨球と研磨剤で砂目立てするボール
グレイン法、ナイロンブラシと研磨剤で砂目立て
するブラシグレインイン法などが例示でき、特に
連続多量生産性に適したブラシグレイン法が好ま
しい。ブラシグレイン法の詳細は、例えば米国特
許第3891516号および特公昭50−40047号に記載さ
れている。 上記の如き方法による砂目立ては、アルミニウ
ム板の表面の中心線平均あらさ(Ra)が0.4〜
1.0μとなるような範囲で施されることが好まし
い。 このようにして砂目立てされたアルミニウム板
は必要に応じて水洗および化学的にエツチングさ
れる。 本発明に用いられるエツチング処理液は通常ア
ルミニウムを溶解する塩基あるいは酸の水溶液よ
り選ばれる。この場合、エツチングされた表面が
アルミニウムあるいはエツチング液成分から誘導
されるアルミニウムと異なぬ被膜が形成されない
ものでなければならない。好ましいエツチング剤
を例示すれば、塩基性物質としては水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、リン酸三ナトリウム、リ
ン酸二ナトリウム、リン酸三カリウム、リン酸二
カリウム等;酸性物質としては硫酸、過硫酸、リ
ン酸、塩酸及びその塩等であるが、アルミニウム
よりイオン化傾向の低い金属例えば亜鉛、クロ
ム、コバルト、ニツケル、銅等の塩はエツチング
表面に不必要な被膜を形成するから好ましくな
い。これ等エツチング剤は、使用濃度、温度の設
定において、使用するアルミニウムあるいは合金
の溶解速度が浸漬時間1分あたり0.3グラムから
40グラム/m2になる様に行なわれるのが最も好ま
しいが、これを上回るあるいは下回るものであつ
ても差支えない。 エツチングは上記エツチング液にアルミニウム
液を浸漬したり、該アルミニウム板にエツチング
液を塗布すること等により行われ、エツチング量
が0.5〜10g/m2の範囲となるように処理される
ことが好ましい。 上記エツチングは、そのエツチング速度が早い
という特長から塩基の水溶液を使用することが望
ましい。この場合、スマツトが生成するので、通
常デスマツト処理される。デスマツト処理に使用
される酸は、硝酸、硫酸、りん酸、クロム酸、ふ
つ酸、ほうふつ化水素酸等が用いられる。 エツチング処理されたアルミニウム板は、必要
により水洗されたのち、陽極酸化される。陽極酸
化は、この分野で従来より行なわれている方法で
行なうことができる。具体的には、硫酸、りん
酸、クロム酸、蓚酸、スルフアミン酸、ベンゼン
スルホン酸等あるいはこれらの二種類以上を組み
合せた水溶液又は非水溶液中でアルミニウムに直
流または交流の電流を流すと、アルミニウム支持
体表面に陽極酸化皮膜を形成させることができ
る。 陽極酸化の処理条件は使用される電解液によつ
て種々変化するので一概には決定され得ないが一
般的には電解液の濃度が1〜80重量%、液温5〜
70℃、電流密度0.5〜60アンペア/dm2、電圧1
〜100V、電解時間30秒〜50分の範囲が適当であ
る。 これらの陽極酸化処理の内でも、特に英国特許
第1412768号明細書に記載されている発明で使用
されている、硫酸中で高電流密度で陽極酸化する
方法および米国特許第3511661号明細書に記載さ
れている燐酸を電解浴として陽極酸化する方法が
好ましい。 このように処理された平版印刷版用支持体の上
には本発明によるポジ型感光性組成物を設ける
が、o−キノンジアジド化合物とフエノール性樹
脂からなるものが好ましい。 本発明に用いられるo−キノンジアジド化合物
は、少なくとも1つのo−キノンジアジド基を有
する化合物で、活性照射によりアルカリ可溶性を
増すものであり、極めて種々の構造の化合物を用
いることができる。かかるo−キノンジアジド化
合物に関しては、J.コーサー著「ライト−センシ
テイブ・システムズ」(John Wiley&Sons、
Inc.)第339〜352頁に詳細に記載されており、こ
れらは本発明に使用され得る。特に種々の芳香族
ポリヒドロキシ化合物あるいはアミン類と反応さ
せたo−キノンジアジドのスルホン酸エステル又
はスルホンアミドが好適である。 本発明に使用されるo−キノンジアジド化合物
のうち、特公昭43−28403号公報に記載されてい
るような、ベンゾキノン(1,2)−ジアジドス
ルホン酸クロライドとポリヒドロキシフエニルと
のエステルまたはナフトキノン−(1,2)−ジア
ジドスルホン酸クロライドとピロガロール−アセ
トン樹脂とのエステルが最も好ましい。その他の
好適なo−キノンジアジド化合物としては、米国
特許第3046120号および同第3188210号明細書中に
記載されているベンゾキノン−(1,2)−ジアジ
ドスルホン酸クロライドまたはナフトキノン−
(1,2)−ジアジドスルホン酸クロライドとフエ
ノール−ホルムアルデヒド樹脂とのエステルがあ
る。 その他の有用なo−キノンジアジド化合物とし
ては、数多くの特許に報告され、知られている。
たとえば、特開昭47−5303号、同第48−63802号、
同第48−63803号、同昭48−96575号、同昭49−
38701号、同昭48−13354号、特公昭41−11222号、
同昭45−9610号、同昭49−17481号公報、米国特
許第2797213号、同第3454400号、同第3544323号、
同第3573917号、同第3674495号、同第3785825号、
英国特許第1227602号、同第1251345号、同第
1267005号、同第1329888号、同第1330932号、ド
イツ特許第854890号などの各明細書中に記載され
ているものをあげることができる。 本発明において使用されるフエノール性樹脂と
はノボラツク樹脂およびフエノール性水酸基を有
するポリビニル化合物を指し、ノボラツク樹脂と
はフエノール類とホルムアルデヒド類を酸性触媒
の存在下に縮合させて得られたもので、その他キ
シレンやメシチレンで変性されたものも含む。こ
のようなノボラツク樹脂としては、フエノール−
ホルムアルデヒド樹脂、クレゾール−ホルムアル
デヒド樹脂、p−tert−ブチルフエノール−ホル
ムアルデヒド樹脂、フエノール変性キシレン樹脂
などを代表例としてあげることができる。 またフエノール性水酸基を有するポリビニル化
合物としてはポリヒドロキシスチレン重合体およ
びその共重合体、ハロゲン化ポリヒドロキシスチ
レン重合体および共重合体をあげることができ
る。 全組成物中のo−キノンジアジド化合物の量は
10〜50重量%で、より好ましくは20〜40重量%で
ある。そしてフエノール性樹脂の配合量は全組成
物中の45〜79重量%で、好ましくは50〜70重量%
である。 本発明に使用されるポジ型感光性組成物にはオ
キソノール染料が含まれるが、下記一般式()
で示されるものが特に好ましい。 〔式中R1およびR2は各々置換されていてもよい
アリール、低級アルキル、およびカルボニルから
なる群から選ばれる1価の基を表わし、お互いに
異なることができ、nは1対2である。〕 具体的には一般式()の化合物として第1表
に示された構造を有する化合物をあげることがで
きる。 これらのオキソノール染料は単独又は混合して
使用することができ、添加量は全組成物中の0.3
〜15重量%が好ましい。また必要に応じて他の染
料・顔料と併用することも出来る。 本発明に使用されるポジ感光性組成物にはこの
オキソノール染料と相互作用をして色調を変えさ
せる光分解物を発生させる化合物、たとえば特開
昭50−36209号明細書に記載のo−ナフトキノン
ジアジド−4−スルホン酸ハロゲニド、特開昭53
−36223号明細書に記載のトリハロメチル−2−
ピロンやトリハロメチルトリアジン、特開昭55−
62444号明細書に記載の種々のo−ナフトキノン
ジアジド化合物、特開昭55−77742号明細書に記
載の2−トリハロメチル−5−アリール−1,
3,4−オキサジアゾール化合物などを添加する
ことが出来る。これらの化合物は単独又は混合し
て使用することが出来、添加量は0.3〜15重量%
が好ましい。 本発明の組成物中には特開昭52−80022号公報
記載の酸無水物化合物を添加せしめ感度を上げる
ことができる。その他本発明の組成物中には、充
てん剤、塗布性を改良するための例えばセルロー
ルアルキルエーテル類、エチレンオキサイド系界
面活性剤(3M社製FC−430、FC−431)、また塗
膜の物性を改良するために、例えばフタル酸ジブ
チル、ブチルグリコレート、リン酸トリクレジ
ル、アジピン酸ジオクチル等の可塑剤など種々の
目的に応じて各種添加剤を加えることができる。
充てん剤を加えることによつて塗膜の物理的性質
をより一層向上させることができるばかりでな
く、感光層表面のマツト化が可能となり、画像焼
付け時の真空密着性がよくなり、いわゆる焼ボケ
を防止することができる。このような充てん剤と
しては、タルク粉末、ガラス粉末、粘土、デンプ
ン、小麦粉、とうもろこし粉、テフロン粉末等が
ある。 本発明の組成物は、上記各成分を溶解する溶媒
に溶かして支持体上に塗布される。ここで使用す
る溶媒としては、エチレンジクロライド、シクロ
ヘキサノン、メチルエチルケトン、メチルセロソ
ルブアセテート、トルエン、酢酸エチルなどがあ
り、これらの溶媒を単独あるいは混合して使用す
る。そして、塗布溶液中の固形分の濃度は、2〜
50重量%が適当である。また、塗布量としては感
光性平版印刷版の場合、一般的に固形分として
0.5〜3.0g/m2が適量である。塗布量が少くなる
につれ感光性は大となるが、感光膜の機械的強度
や化学的強度、現像許容度、感脂性などの物理的
性質は低下する。 本発明の感光性組成物にたいする現像薬として
は、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、
第三リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、
第三リン酸アンモニウム、第二リン酸アンモニウ
ム、メタケイ酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、
アンモニア水などのような無機アルカリ剤やモノ
エタノールアミン又はジエタールアミンなどのよ
うな有機アルカリ剤の水溶液が適当であり、それ
らの濃度が0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜5重
量%になるように添加される。 また、該アルカリ性水溶液には、必要に応じ界
面活性剤やアルコールなどのような有機溶媒を加
えることもできる。 次に、実施例をあげて本発明をさらに詳細に説
明する。なお、下記実施例における「%」は、と
くにことわらない限り、すべて重量%である。 実施例1、2及び比較例a〜i、厚み0.3ミリ
のアルミニウム板(材質1050)をトリクレン洗滌
して脱脂した後、ナイロンブラシと400メツシユ
のパミスー水懸濁液を用いこの表面を砂目立て
し、よく水で洗滌した。この板を、45℃の25%水
酸化ナトリウム水溶液に9秒間浸漬してエツチン
グを行ない水洗後、更に20%硝酸に20秒間浸漬し
て水洗した。この時の砂目立て表面のエツチング
量は約3g/m2であつた。次にこの板を7%硫酸
を電解液として電流密度15A/dm2で3g/m2
直流陽極酸化皮膜を設けた後、水洗乾燥した。こ
の次にこのアルミニウム板に次の感光液実施例
1、2及び比較例a〜iを塗布し、100℃2分間
乾燥をしてポジ型感光印刷版1、2及びa〜iを
得た。乾燥後の塗布量はすべて2.4〜2.5g/m2
あつた。 感光液 ナフトキノン−1,2−ジアジド−5−スルホニ
ルクロライドとピロガロール−アセテート樹脂と
のエステル化合物(注) ……0.90g クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂 ……2.00g t−ブチルフエノール−ホルムアルデヒド樹脂
(注) ……0.05g ナフトキノン−1,2−ジアジド−4−スルホン
酸クロライド染料(注) ……0.03g メチルエチルケトン ……8g 2−メトキシエチルアセテート ……15g 注 米国特許第3635709号明細書中、実施例1
に記載されているもの 注 米国特許第4123279号明細書に記載されて
いるもの 注 染料 実施例 1 下記構造のオキソノール染料 ……0.07g 実施例 2 下記構造のオキソノール染料 ……0.07g 比較例 a Crystal Violet〔C.I.42555〕 ……0.018g 比較例 b Malachite Green〔C.I.42000〕 ……0.045g 比較例 c Sumiplast BlueG〔C.I.61525〕 ……0.07g 比較例 d Orient Oil Violet#730〔C.I.67025〕 ……0.06g 比較例 e Methylene Blue〔C.I.52015〕 ……0.10g 比較例 f 下記構造のスチリル染料 ……0.07g 比較例 g 下記構造のスチリル染料 ……0.023g 比較例 h 下記構造のアミノナフトキノン染料 ……0.20g 比較例 i Orient Oil Blue#603オリエント化学工業(株)製の
青色油溶染料 ……4.04g これらのポジ型感光性印刷版を30アンペアのカ
ーボンアーク灯で70cmの距離から露光した後DP
−1(商品名:富士写真フイルム株式会社製、ケ
イ酸ナトリウム水溶液)の6倍希釈液の新液およ
び疲労液で自動現像機処理ならびに新液で手現像
処理をして評価した。その評価結果を表2に示す
が、焼き出しのコントラスト(△D)は〔未露光
部濃度−露光部濃度〕、新液および疲労液での残
色濃度は〔現像処理液の非画像部濃度−感光層未
塗布アルミニウム支持体濃度〕、手現ムラは手現
像処理による非画像部現像ムラを目視判定したも
のである。
【表】 実施例1、2が本発明によるポジ型感光性印刷
版で比較例a〜iが公知の染料の一部である。 実施例1、2は新液、疲労液ともに残色が少な
く微小画像のコントラストも高く、手現像でのム
ラもなく良好な性能を得た。また焼き出し性能も
良好でその他印刷版としての性能も問題なく、良
い印刷物を得た。 それに対し公知の染料では、比較例a、c、
d、e、f、g、iは新液での残色は少ないが、
疲労液での残色が多く、疲労液での微少画像のコ
ントラストが低く、又手現像で非画像部に非常に
ムラを生じてしまつた。一方比較例b、hは新液
−疲労液での残色の増加が少ないため手現ムラは
良好であるが、新液−疲労液ともに残色が多いた
め新液現像によつても微小画像のコントラストが
低くなつてしまつた。ここに示した公知の染料は
テストをした中のごく一部であるが、新液−疲労
液両方において残色の少ない染料はオキソノール
染料以外には見出せなかつた。 実施例 3 厚さ0.24mmの2Sアルミニウム板を80℃に保つた
第3リン酸ナトリウムの10%水溶液に3分間浸漬
して脱脂し、ナイロンブラシで砂目立てした後、
45℃25%水酸化ナトリウム水溶液に20秒間浸漬し
てエツチングを行ない水洗後硫酸水素ナトリウム
3%水溶液でデスマツト処理を行つた。このアル
ミニウム板を15%硫酸中で電流密度20A/dm2
おいて3.5g/m2の直流陽極酸化皮膜を設けた後
に、水洗乾燥した。このアルミニウム板に次の感
光液を塗布し100℃2分間乾燥させた。 ナフトキン−(1,2)−ジアジド−(2)−5−スル
ホン酸クロライドとピロガロール−アセトン樹脂
とのエステル化合物 ……0.85g クレゾール−ホルムアルデヒド樹脂 ……2.10g ヘキサヒドロ無水フタル酸 ……0.15g o−ナフトキノンジアジド−4−スルホン酸クロ
ライド ……0.02g 2−(p−メトキシスチリル)−4,6−ビス(ト
リクロロメチル)−S−トリアジン ……0.01g エチレンジクロライド ……16g 2−メトキシエチルアセテート ……12g オキソノール染料 ……0.07g 実施例1、2と同様に露光・現像処理を行なつ
たところ、新液・疲労液ともに残色が少なく、手
現像においてもムラを生じることなく微小画像コ
ントラストが高く検版性が良好であつた。又その
他印刷性能にも問題がなく、良好な印刷物を得
た。 実施例 4 実施例3においてオキソノール染料を次のもの
に代えて感光性印刷版を得た。 これも現像後の残色が少なく手現像でのムラを
発生することなく良好な結果を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 あらかじめ砂目立てし、陽極酸化処理された
    アルミニウム支持体の上に、オキソノール染料を
    含むポジ型感光性組成物の層が塗設されているこ
    とを特徴とする感光性印刷版。 2 該オキソノール染料が下記一般式()で示
    される物質であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の感光性印刷版。 〔式中、R1およびR2は各々置換されていてもよ
    いアリール、低級アルキル、およびアルコキシカ
    ルボニルからなる群から選ばれた1価の基を表わ
    し、お互いに異なることができ、nは1又は2で
    ある。〕 3 該ポジ型感光性組成物がo−キノンジアジド
    化合物からなることを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載の感光性印刷版。
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