JPH0365273B2

JPH0365273B2 -

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Publication number: JPH0365273B2
Application number: JP58091676A
Authority: JP
Priority date: 1983-05-25
Filing date: 1983-05-25
Publication date: 1991-10-11
Also published as: JPS59215879A; US4817522A

Description

【発明の詳細な説明】技術分野本発明はプリント装置、特にハンマスプリング
により活字ドラムに打印衝撃されるハンマ機構を
有し、リセツトカムによつてハンマスプリングに
抗してハンマを各活字毎に印字待機状態に保持す
る形式の改良されたプリンタ装置に関するもので
ある。

背景技術情報処理装置あるいは電卓などの出力装置とし
て種々のプリンタが周知であるか、外周に複数の
活字が形成された活字ドラムに向つて所望の印字
時期にハンマを打印駆動する形式のフライングプ
リンタが小型プリンタとして好適であり、インク
リボンあるいはインクロールなどを用いて鮮明な
印字作用を行なうことができる。通常の場合、前
記ハンマの活字ドラムへの打印はハンマスプリン
グにより行なわれており、印字終了後にハンマを
活字ドラムから離してハンマスプリングに抗した
印字待機状態にリセツトする為にリセツトカムが
用いられている。そして、リセツトカムは活字ド
ラムと同期してあるいは所望の印字サイクルに従
つて回転しており、この為に、プリンタの印字作
動中リセツトカムはハンマとの間で機械的な接触
を繰返すことが知られている。

従来のプリンタでは、前述したリセツトカムと
ハンマとの接触が各リセツト部において必ず繰返
され、リセツト部とハンマとの摺動接触による摩
耗及び接触抵抗による消費電力の増大そしてリセ
ツトカムとハンマとの衝突及び接触によるノイズ
の発生などの種々の問題が生じ、特に小型プリン
タにおいてはプリンタの耐久度が低下し、又、ノ
イズカバーを必要とするなど種々の問題が生じて
いた。

従来の改良されたプリンタ装置として、特開昭
57−128575号で示される装置があり、これによれ
ば、１印字周期毎にハンマをリセツトカムと接触
しない退避位置に回動させる退避カムが設けら
れ、また、ハンマ保持部材には通常の印字待機状
態にハンマを保持する第１の保持部に加えてハン
マを前記退避位置に保持する第２の保持部が設け
られている。

従つて、この従来装置では、いつたん退避位置
に回動されたハンマは次の印字に供されるまでの
間もはやリセツトカムと接触することなく、トル
ク損失あるいはノイズ等の著しい改善が達成され
た。

しかしながら、この装置では、ハンマを少なく
とも２個の保持位置（印字待機位置及び退避位
置）に保持するために、ハンマ保持部材に大きな
移動ストロークを必要とするという問題を有して
いた。通常、ハンマ保持部材は電磁ソレノイドで
吸引されるアーマチヤが用いられ、非励磁状態の
アーマチヤにてハンマがいづれかの位置に保持さ
れ、所望の印字タイミングで電磁ソレノイドに励
磁信号（印字信号）を供給することにより、アー
マチヤを瞬間的に吸引し、この掛金外し作用によ
つてハンマを駆動する構成から成る。従つて、ア
ーマチヤの必要な移動ストロークが長いと、ソレ
ノイドの吸引力、特に初期吸引力が弱まり、これ
を補償するために大きな励磁電流を必要とし、あ
るいは電磁手段が大型化する等の欠点が生じてい
た。

発明の目的本発明は上記従来の課題に鑑みなされたもので
あり、その目的は、リセツトカムとハンマとの接
触を減少させ、耐久性にすぐれ且つノイズを低減
するとともに、この様な利点にも拘らず、電磁手
段を小型化を達成可能な改良されたプリンタ装置
を提供することにある。

発明の構成上記目的を達成する為に、本発明は、外周に複
数の活字が形成された活字ドラムと、活字ドラム
の各桁毎に対向して配置された複数のハンマと、
各ハンマを活字ドラムに向つて付勢するハンマス
プリングと、活字ドラムと同期回転し各ハンマを
対向する桁の活字配列に合わせて所定のタイミン
グで印字可能な状態に解放しまた印字後に各ハン
マをハンマスプリングに抗して印字待機位置に回
動リセツトするリセツトカムと、１印字周期毎に
各ハンマをハンマスプリングに抗してリセツトカ
ムと接触しない退避位置まで回動させる退避カム
と、ハンマと係合し該ハンマを前記印字待機位置
及び退避位置にロツク保持するハンマロツクレバ
ーと、ハンマロツクレバーと係合してハンマをロ
ツク解除するアーマチヤを有し印字指令の印加に
よつて前記アーマチヤを吸引励磁する電磁手段
と、を含み、前記アーマチヤは電磁手段の非励磁
時にハンマロツクレバーとの間に所定の遊び間隙
を有し、電磁手段の励磁時に前記遊び間隙を動く
プレーストローク中にハンマロツクレバーを引き
外すのに十分な初速が与えられることを特徴とす
る。

実施例以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を説
明する。

第１，２図には本発明に係るプリンタ装置の好
適な実施例が示され、図のプリンタでは印字指令
に基づいてハンマを印字待機状態から解除する電
磁手段が３桁毎に１個づつ設けられている３桁１
電磁手段型のプリンタが用いられている。

また、本実施例に係るプリンタは１印字サイク
ル終了毎に、あるいは１行印字サイクル終了毎に
印字動作を停止し、その間に紙送り等の補助動作
を行い、再び起動して次のサイクルの印字を行う
起動断続型のプリンタが成る。活字ドラム１０は
減速輪列１２を介して駆動モータ１４にて印字作
動中連続回転され、その外周に形成されている複
数の活字が所定の順序で印字位置を通過する。そ
して、活字ドラム１０の印字位置に対向して複数
桁のハンマ１６が整列配置されており、活字ドラ
ム１０とハンマ１６との間に記録紙１８が挿入さ
れている。各ハンマ１６はそれぞれハンマスプリ
ング２０によつて活字ドラム１０側に常時付勢さ
れており、所望の選択されたハンマ１６がハンマ
スプリング２０の付勢力によつて活字ドラム１０
に向つて打印されると、そのとき印字位置にある
活字が記録紙１８上に印字される。

活字ドラム１０の各活字位置を検出するため
に、前記駆動モータ１４の主軸１４ａにはキヤラ
クタパルス発生ローラ２２が固定され、該ローラ
２２に形成された磁石部２２ａとこれに隣接配置
された読取ヘツド２４とから電磁的に活字位置を
示すキヤラクタパルスが検出される。

尚、実施例はインクローラ型プリンタを示し、
活字ドラム１０に接触して回転するインクローラ
２６からは各活字にインクが付着供給され、これ
が記録紙１８上に転写される。

前記ハンマ１６をハンマスプリング２０に抗し
て活字ドラム１０から離し印字待機位置に移動す
る為にリセツトカム２８が設けられており、実施
例においてはリセツトカム２８を活字ドラム１０
と同期回転させる為、リセツトカム軸３０は前記
減速輪列１２の一部を形成している。

実施例において、活字ドラム１０の活字配列は
３桁のハンマ１６を１個の電磁手段で制御するこ
とから、３桁毎に活字組内で各活字が行方向に1/
３行ピツチづつずれた配列からなり、前記リセツ
トカム２８も３桁一組で構成され、第２図から明
らかなように、1/3ピツチづつずれた配置を有す
る。尚、実施例のリセツトカム２８は１周を２分
割したカム形状を有するので、リセツトカム軸３
０はその1/2回転が活字ドラム１０の１活字ピツ
チと対応するように設定されている。

前記リセツトカム２８はその外周にリセツト部
を有し、該リセツト部がハンマ１６と接触するこ
とによつてハンマ１６をハンマスプリング２０に
抗して活字ドラム１０から離れた印字待機位置に
移動させ、実施例においては、リセツトカム２８
にはその円周方向に沿つて２個のリセツト部２８
ａを有し、印字時にリセツトカム２８の落込部２
８ｂに落込んだハンマ１６のリセツト肩部１６ａ
をいずれかのリセツト部２８ａによつて印字待機
位置に押上げリセツトすることができる。

本発明において、ハンマ１６は前述した印字待
機位置の他に退避位置をとることができ、この退
避位置では、ハンマ１６はリセツトカム２８と接
触しない位置までハンマスプリング２０に抗して
回動されるので、従来避けることができなかつた
ハンマ１６とリセツトカム２８との衝突及び接触
を完全に除去し摩耗及びノイズが少なく、且つ消
費電力を低減可能なプリンタを得ることができ、
本実施例において、前記ハンマ１６の退避作用は
１印字周期毎に行なわれる。

前述した退避作用を行なうため、本発明におい
ては、ハンマ１６の近傍に退避カム３２が設けら
れ、実施例において、全桁のハンマ１６が退避カ
ム３２によつて同時に退避位置に回動される。退
避カム３２の退避カム軸３４にはクリアレバー３
６が固定され、該クリアレバー３６の一端に軸支
されたローラ３８が活字ドラム１０に同軸に固定
されたクリアカム４０に向つてスプリング４２に
より押圧付勢されている。

従つて、活字ドラム１０の一回転すなわち１印
字周期毎にクリアカム４０がローラ３８及びクリ
アレバー３６を介して退避カム３２を回動させ、
印字終了時に前述した１印字周期毎の退避作用が
行なわれる。前記退避作用が行なわれるまで、ク
リアレバー３６はスプリング４２によつてストツ
パ４４に当接する位置に保持されている。

本実施例に示した起動断続型プリンタの場合、
１印字サイクル終了時に活字ドラム１０を急速に
停止することが望まれ、このために、実施例では
前記クリアレバー３６の揺動を用いたブレーキ機
構が採用されている。即ち、活字ドラム１０の駆
動輪列を形成する前記リセツトカム軸３０にはブ
レーキドラム４６が固定され、一方、前記クリア
レバー３６にはブレーキシユー４８が固定され、
両者の摩擦によつてリセツトカム軸３０には急速
な制動力が加わり、活字ドラム１０を急停止させ
ることができる。尚、ブレーキシユー４８による
制動力を十分に大きくするために、ブレーキシユ
ー４８は予めイニシヤルトルクが与えられた状態
でクリアレバー３６に組込まれ、非制動時にはブ
レーキシユー４８をストツプバー５０に当接させ
てブレーキドラム４６との接触を阻止している。

本実施例において更に特徴的なことは、前述し
たクリアレバー３６の揺動作用を利用して印字基
準信号が取出可能なことである。通常、印字基準
信号としては１印字サイクル終了後のリセツト信
号が一般的であり、このリセツト信号に基づいて
紙送りその他の補助動作が制御され、またプリン
タは次の行印字に備える。

実施例において、印字基準信号発生器は絶縁基
板５２を挾んで一端が固定された２枚の接片５
４、５６を含むリセツトパルススイツチから形成
され、両接片５４，５６は互いに接近当接する方
向に付勢力を持つ。そして、一方の接片５４に対
しては、前述したクリアレバー３６に保持された
線ばねから成るスイツチ操作子５８が係合し、ク
リアレバー３６の揺動位置に応じて両接片５４，
５６の接触状態を制御する。

第３図から明らかなように、スイツチ操作子５
８は止めピン６０によつてクリアレバー３６に保
持され、また、ストツパピン６２，６４によつて
位置規制されている。そして、前記両接片５４，
５６もそれぞれストツパピン６６，６８によつて
位置規制されている。

第３図は通常の状態を示し、クリアレバー３６
はスプリング４２によつてストツパ（第１図）に
当接する位置まで反時計方向に回動されており、
この結果、スイツチ操作子５８は接片５４をスト
ツパピン６６に当接するまで押し上げ、この時、
他方の接片５６はストツパピン６８にて規制され
ているので両接片５４，５６は開放状態にある。

一方、１印字サイクルが終了すると、クリアレ
バー３６は前述したように、クリアカム４０によ
つて時計方向に回動される。従つて、第４図に示
されるように、スイツチ操作子５８は接片５４か
ら離れ、両接片５４，５６の接触によりリセツト
パルスを出力することができる。

以上の様に、本実施例によれば、クリアレバー
の必須の機械的な揺動運動を利用して印字基準信
号を取出すことができる。

さて、本発明において、前述したハンマ１６の
印字待機位置及び退避位置を保持することが必要
であるが、本発明ではハンマ１６を直接電磁手段
のアーマチヤに係合することなくハンマロツクレ
バーにより両位置の保持が行われる。

実施例のハンマロツクレバー７０は各ハンマ１
６と対応して各桁毎に設けられ、軸７２によつて
整列軸支されている。

そして、ハンマロツクレバー７０はハンマ１６
のロツク端１６ｂと係脱するロツクアーム７０ａ
とロツクアーム７０ａに対して二又状に伸び後述
する電磁手段のアーマチヤと係合する解除アーム
７０ｂとを含む。各ハンマロツクレバー７０はそ
れぞれハンマ１６と対応して設けられており、他
の桁とは別個に独自にハンマ１６を保持しあるい
は解放することが可能である。そして、本発明に
おいては、前記複数のハンマロツクレバー７０を
一群として、実施例においては３個のハンマロツ
クレバー７０が電磁手段によつて共通に制御され
るが、ソレノイドへの印字指令の印加が解除され
た後は各ハンマロツクレバー７０は別個に対応す
るハンマ１６とを協働し、各桁毎にプリンタの摩
擦損失及び騒音発生を除去することが可能とな
る。

本発明において、ハンマ１６の印字待機位置及
び退避位置の両位置を保持するため、ハンマ１６
とハンマロツクレバー７０との間にはハンマ１６
を印字待機位置に保持する第１の保持部及びハン
マ１６を退避位置に保持する第２の保持部が形成
されており、図示した実施例においては、第１の
保持部はハンマ１６の保持アーム１６ｂに設けら
れた第１の保持段７４から形成され、同様に第２
の保持部は保持アーム１６ｂに設けられた第２の
保持段７６によつて形成されている。第１の保持
段７４はハンマ１６を印字待機位置に浅く保持し
（第５図）、一方、第２の保持段７６はハンマ１６
を退避位置に深く保持し（第２図）、本発明にお
いて、この深い退避状態における保持により、第
２図に示されるように、ハンマ１６はリセツトカ
ム２８との接触を完全に除去することが可能とな
る。

前述したハンマロツクレバー７０によるハンマ
１６のロツクを印字指令の印加に基づいて解除す
るために電磁手段７８が設けられ、該電磁手段７
８は３桁のハンマロツクレバー７０毎に１個対応
し、装置の小型化に寄与している。そして、電磁
手段７８は印字指令で励磁されるソレノイド８０
及びこのソレノイド８０にて吸引されるアーマチ
ヤ８２及びアーマチヤ８２をソレノイド８０から
引き離すアーマチヤスプリング８４を含む。

従つて、第２図の如きハンマロツク状態から印
字指令が印加されると、アーマチヤ８２はソレノ
イド８０にて吸引されて反時計方向に回動し、解
除アーム７０ｂの係合によりハンマロツクレバー
７０を時計方向に回動する。この結果、ロツクア
ーム７０ａはハンマ１６のロツク端１６ｂと離脱
し、所望の印字作用が達成される。

本発明において特徴的なことは、第２図で示し
た電磁手段７８の非励磁時に、アーマチヤ８２と
ハンマロツクレバー７０の解除アーム７０ｂとの
間に所定の遊び間隙Ｐが設けられていることであ
り、電磁手段７８の励磁時にアーマチヤ８２が前
記遊び間隙Ｐを動くプレストローク中にアーマチ
ヤ８２にはハンマロツクレバー７０を引き外すに
十分な初速が与えられる。従つて、ハンマ１６を
印字待機位置及び退避位置の両者に位置決めする
ためにアーマチヤ８２のストロークが長くなるに
も拘らず、吸引初期のプレストローク中の自由飛
行によつてアーマチヤ８２には大きな初速が与え
られ、確実なハンマロツク解除を可能とする。

本発明の実施例は以上の構成からなり、以下に
その印字及びハンマリセツト作用を説明する。

本実施例の印字作用自体は従来と同様であり、
リセツトカム２８と電磁手段７８とによつて選択
されたハンマ１６が活字ドラム１０に向つて打印
駆動されることにより所望の選択された活字が印
字される。そして、ハンマ１６はリセツトカム２
８の回転により各活字毎に印字待機位置にリセツ
トされるのであるが、一般にこの種の形式のプリ
ンタでは、ハンマ１６と保持手段即ちアーマチヤ
８２との係合を確実にする為にリセツトカム２８
がハンマ１６を保持係合に必要な量以上押上げリ
セツトする構成からなり、この為に、リセツトカ
ム２８がハンマ１６と係合する度に衝突及び接触
作用を行ない、摩耗及びノイズの発生が著しかつ
たが、本発明においては、１印字周期毎に退避カ
ム３２によつてハンマ１６をリセツトカム２８か
ら退避させるので、前述した接触を完全に除去す
ることが可能となる。

第６図には実施例のタイミングチヤートが示さ
れ、時刻t₁〜t₇までの１印字周期Ｔ内において所
望の１行印字及び紙送りが行なわれる。すなわ
ち、時刻t₁においてモータ１４（Ｍ）の通電が行
なわれ、この後、リセツトパルススイツチから得
られるリセツトパルスRP及び読取ヘツド２４か
ら得られるキヤラクタパルスCP₁，CP₂により活
字選択及び印字作用が行なわれる。従つて、実際
の印字区間t₃〜t₄までの間で印字及びリセツトカ
ム２８によるハンマ１６の印字待機位置へのリセ
ツト作用が行なわれる。従つて、印字区間t₃〜t₄
までの間は、印字直後からハンマ１６が印字待機
位置に保持されるので、この区間においてはハン
マ１６とリセツトカム２８とは従来と同様に接触
を繰り返すこととなる。しかしながら、本発明に
おいては、印字終了後の紙送りPFと同時に時刻
t₄〜t₆までの間で前述した退避カム３２による退
避作用RSが行なわれ、この退避作用によつてハ
ンマ１６は第２図で示されるようにリセツトカム
２８と接触しない位置に退避され、以降ハンマ１
６が印字作用に供されるまで継続的にこの無接触
状態が保たれる。周知のように、プリンタの全桁
中上位側の桁はほとんど印字作用に供されない場
合があり、このような場合、本発明によれば、従
来繰り返し無駄な接触が行なわれていた桁を完全
に無接触に保持することが可能となる。

発明の効果以上説明したように、本発明によれば、印字サ
イクル毎にハンマを退避位置に回動し、従来のハ
ンマとリセツトカムとの不要な接触を除去し、摩
擦損失及び騒音の発生を著しく減少することがで
きるという利点を有し、特に電池駆動される小型
プリンタには極めて好適である。

そして、本発明ではハンマのロツク解除時にア
ーマチヤに初速を与えるのでソレノイドの励磁力
を有効に利用して確実なロツク解除を可能とす
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るリセツト機構が適用され
たプリンタ装置の好適な実施例を示す要部斜視
図、第２図は第１図のハンマリセツト部の要部説
明図、第３図は第１図のリセツトパルススイツチ
の要部説明図、第４図はリセツトパルス出力時を
示す第３図の作用説明図、第５図はハンマの印字
待機位置を示す第２図の作用説明図、第６図は実
施例のタイミングチヤート図である。１０……活字ドラム、１６……ハンマ、２０…
…ハンマスプリング、２８……リセツトカム、３
２……退避カム、３６……クリアレバー、５４，
５６……リセツトパルススイツチ、７０……ハン
マロツクレバー、７４……第１の保持部（印字待
機位置）、７６……第２の保持部（退避位置）、７
８……電磁手段、８０……ソレノイド、８２……
アーマチヤ。

Claims

【特許請求の範囲】

１外周に複数の活字が形成された活字ドラム
と、活字ドラムの各桁毎に対向して配置された複
数のハンマと、各ハンマを活字ドラムに向つて付
勢するハンマスプリングと、活字ドラムと同期回
転し各ハンマを対向する桁の活字配列に合わせて
所定のタイミングで印字可能な状態に解放しまた
印字後に各ハンマをハンマスプリングに抗して印
字待機位置に回動リセツトするリセツトカムと、
１印字周期毎に各ハンマをハンマスプリングに抗
してリセツトカムと接触しない退避位置まで回動
させる退避カムと、ハンマと係合し該ハンマを前
記印字待機位置及び退避位置にロツク保持するハ
ンマロツクレバーと、ハンマロツクレバーと係合
してハンマをロツク解除するアーマチヤを有し印
字指令の印加によつて前記アーマチヤを吸引励磁
する電磁手段と、を含み、前記アーマチヤは電磁
手段の非励磁時にハンマロツクレバーとの間に所
定の遊び間隙を有し、電磁手段の励磁時に前記遊
び間隙を動くプレストローク中にハンマロツクレ
バーを引き外すのに十分な初速が与えられること
を特徴とするプリンタ装置。