JPH0362817A - 硬化型組成物 - Google Patents

硬化型組成物

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JPH0362817A
JPH0362817A JP1199660A JP19966089A JPH0362817A JP H0362817 A JPH0362817 A JP H0362817A JP 1199660 A JP1199660 A JP 1199660A JP 19966089 A JP19966089 A JP 19966089A JP H0362817 A JPH0362817 A JP H0362817A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は硬化型組成物に関し、特に常温で迅速に硬化し
、透明性の良い硬化物が得られ、ポツティング剤、シー
リング材、接着剤として用いるのに適した硬化型組成物
に関する。
〔従来の技術〕
1分子中に2個以上のチオール基を含むポリマーは、酸
化剤と混合すれば容易に硬化することから、シーリング
材、塗料、接着剤に用いられている。
これらのチオール基含有ポリマーとしては、米国特許第
2.466、963号に記載される液状ポリサルファイ
ドポリマー、特公昭46−3389号に記載された末端
にメルカプタン基を有するポリマー、特公昭47−48
279号に記載されたチオール基を末端に有するポリオ
キシアルキレンポリオール、米国特許第3.923.7
48 号に記載された末端にメルカプクン基を有する液
状ポリマー、米国特許第4.092.293号に記載さ
れたポリメルカプタン、特公昭60−35368号に記
載された液状ポリマーのうち末端にメルカプタン基を有
するもの、特公昭52−34677号に記載されたポリ
 (オキシアルキレン)ポリ (モノサルファイド)ポ
リチオール、米国特許第3.282.901号に記載さ
れたブタジェンメルカプタンポリマ、米国特許第3.5
23.985号に記載されたメルカプタン含有ポリマー
、及び特公昭55−39261号、特公昭60−342
1 号等に記載されたメルカプトオルガノポリシロキサ
ン等が挙げられる。
また、チオール基含有ポリマーの酸化剤としては、Pb
O2、MnO□等が用いられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記チオール基含有ポリマーは、いずれもPbO2、M
nO□等の酸化能の大きい酸化剤で容易に硬化する。
しかしながら、PbO2、MnO2等の無機過酸化物を
用いると、不透明な硬化物しか得られないという問題が
あった。
またチオール基含有ポリマーは、エポキシ樹脂と混合し
、三級アミンを添加することにより、容易に硬化して、
透明な硬化物となる。しかし、このような組成物のうち
、常温で2時間以内に硬化するものは、硬化する際に5
0℃以上に発熱するという問題があった。
従って本発明の目的は、混合時にゲル化することがなく
、作業可能な時間をとることができるとともに、常温で
迅速に硬化し、50℃以上の発熱なしに透明な硬化物を
与える硬化型組成物を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的に鑑み鋭意研究の結果、本発明者は、分子中に
2個以上のチオール基を有するポリマーをポリイソシア
ネート化合物で硬化させる際に、ヒドロキシカルボン酸
あるいはカルボン酸化合物を添加すれば、50℃以上の
発熱なしに常温で迅速に硬化し、かつ混合直後にゲル化
することがなく、十分な作業時間がとれる透明性のよい
硬化物を与えることができることを見出し、本発明に想
到した。
すなわち本発明の硬化型組成物は、 (a)分子中に2個以上のチオール基を有し、分子量が
400〜100000であるチオール基含有ポリマーと
、 (ロ)分子中に2個以上のイソシアネート基を有するポ
リイソシアネート化合物と、 (c)ヒドロキンカルボン酸あるいはカルボン酸化合物
とを 含有し、前記わ)ポリイソシアネート化合物中のイソシ
アネート基と、前記(a)チオール基含有ポリマー中の
チオール基とのモル比(イソシアネート基/チオール基
)が0.5〜4.0 であり、前記(c)ヒドロキシカ
ルボン酸あるいはカルボン酸化合物の含有量が、前記(
a)チオール基含有ポリマー及び前記(b)ポリイソシ
アネート化合物の合計100重量部に対して、0.00
1〜5重量部であることを特徴とする。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明の硬化型組成物は、(a)チオール基含有ポリマ
ーと、(b)ポリイソシアネート化合物と、さらに(c
)ヒドロキシカルボン酸あるいはカルボン酸化一 合物とを含有する。
本発明の組成物における(a)チオール基含有ポリマー
は、1分子中に2個以上のチオール基を有し、分子量が
400〜100.11100である。
上記分子量については、400未満であると硬化物が脆
くなり、また100.000 を超えるとポリマーの粘
度が高くなったり、ポリマーが固体になるため、組成物
にするのが困難となり、好ましくない。
好ましい分子量は2000〜10.000の範囲である
。また、組成物にする際に取扱が容易であることから、
液体であることが好ましい。
かかるチオール基含有ポリマーは、エーテル結合、チオ
エーテル結合、ジスルフィド結合、ウレタン結合及びエ
ステル結合を含むものであってもよい。
このようなチオール基含有ポリマーの好ましい例として
は、特公昭47−48279号に記載されている下記一
般式〔1)で表される構造のチオール基を末端にもつポ
リオキシアルキレンポリオールや、米国特許第4.09
2.293号及び特公昭46−3389号に記載6− されている下記一般式(2)で表わされる構造のポリメ
ルカプタンなどを挙げることができる。また、この他の
既知化合物としては、米国特許第3.923748号に
記載され、下記一般式(3)で表される構造を有するメ
ルカプタン末端の液状ポリマー、米国特許第4.366
、307号に記載され、下記一般式(4)で表される構
造を有する液状ポリチオエーテルのうちのメルカプタン
末端のもの、米国特許第2.466゜963号に記載さ
れ、下記一般式(5)で表される液状ポリサルファイド
ポリマーが挙げられる。
H3 〔ただしR1は水素又はメチル基であり、q、r、s、
t、uは2〜100 の整数であり、VはO〜25の整
数である。〕 1分子中にイソシアネート基を2個以上有するポリイソ
シアネート化合物としては、イソシアネート含量が、1
.0〜40重量%のものが好ましい。
イソシアネート含量が1.0 重量%未満ではチオール
基との反応性が低く、常温で迅速に硬化しないため、好
ましくない。一方イソシアネート含量が40重量%を超
えると、今度は反応性が高すぎて、貯蔵安定性に問題が
あり、好ましくない。
またポリイソシアネート化合物の分子量は、↓000〜
10000が好ましい。分子量が1000未満では反応
性が高すぎ、貯蔵安定性に問題があり好ましくなく、一
方分子量が10.000を超えると、反応性が低下し、
常温で迅速に硬化しないため、好ましくない。
このようなポリイソシアネート化合物は、ポリエステル
系ウレタンプレポリマー、ポリエーテル系ウレタンプレ
ポリマー等のように、有機ポリイソシアネートと活性水
素含有化合物との反応生成物として得ることができる。
上記有機ポリイソシアネートの例としては、トルエン−
2,4−ジイソシアネート、ジフェニルメタン−44°
−ジイソシアネート、ヘキサメチレン−■。
6−ジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソ
シアネート、キシリレン−2,2″−ジイソシアネート
、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、ナフタ
リン−1,5−ジイソシアネート、1−メトキシフェニ
ル−2,4−ジイソシアネート、4.4’ 、 4”−
トリフェニルメタンジイソシアネート、4.4°−ジメ
チルジフェニルメタン−2,2’ 、 5.5−テトラ
イソシアネート等が挙げられる。
また活性水素含有化合物の例としては、ヒドロキシポリ
エステル、多価ポリアルキレンエーテル、ヒドロキシル
末端ポリウレタン重合体、多価ポリチオエーテル、ポリ
アセタール、脂肪族ポリオール、及びSH基を2個以上
有するアルキンチオールを包含するアルカン、アルケン
及び脂肪族チオール、芳香族、脂肪族及び複素環ジアミ
ン等を包含するジアミン、及びこれらの混合物が挙げら
れる。
本発明においては、上述したような(a)チオール基含
有ポリマーと、(b)ポリイソシアネート化合物とは、
う)中のイソシアネート基と(a)中のチオール基との
モル比(イソシアネート基/チオール基)が0.5〜4
.0  となるように配合されている。前記モル比が0
.5未満では、組成物が十分に高分子量化しないため好
ましくなく、一方4.0 を超えると、硬化物が硬く脆
いものとなり、好ましくない。好ましいモル比は0.7
〜3.0 である。
本発明において、(c)ヒドロキシカルボン酸あるいは
カルボン酸化合物としては、一般式Itn(cOOII
) 。
(01()、 (Rは炭化水素基であり、特にアルキル
基、アルキレン基あるいはアリール基であり、nはOま
たはlであり、mは1〜3の整数であり、pは0〜2の
整数である。)で表されるものが好ましい。
上記一般式中における炭化水素基Rは、アルキル基、ア
ルキレン基又はアリール基が好ましく、特に炭素数1〜
17のものが好ましい。なお前記R0 かない場合(n = 0 ) 、(cOOII)2 と
なる。またカルボキシル基の含有量mが3を超えると、
硬化物の物性がもろくなったり混合時の作業可能時間が
短くなる。さらに水酸基の含有量pが0の場合は、カル
ボン酸であり、1以上の場合は、ヒドロキシカルボン酸
となるが、DH基の含有量が2を超えると、硬化物がも
ろくなり、また混合時の作業可能時間が短くなる。
このようなヒドロキシカルボン酸あるいはカルボン酸化
合物の具体例としては、酢酸、プロピオン酸、ラウリン
酸、ステアリン酸等のモノカルボン酸、シュウ酸、アジ
ピン酸、コハク酸等の多価カルボン酸、酒石酸、クエン
酸等の多価ヒドロキシカルボン酸等が挙げられる。
このようなヒドロキシカルボン酸あるいはカルボン酸の
含有量は、上記(a)成分及びら)成分の合計を基準(
100重量部)として、0.001〜5重量部、好まし
くは0.01〜1重量部である。(c) T&分の含有
量がo、ooi 重量部未満だと、上記(a)、(b)
及び(c)ノ各成分を混合した際に、ゲル化するまでに
十分な時間が確保できず、作業性が低い。また5重量部
を超えると、硬化物の物性が低下する。
なお、本発明の硬化型組成物には、経済性、組成物を施
工する際の作業性、及び硬化後の組成物の物性等を改良
する目的で、フタル酸エステル、塩素化パラフィン、水
添ターフェニル等の可塑剤を適量添加することができる
さらに本発明の硬化型組成物には、施工後の硬化を迅速
かつ確実に行わせるために、チオール基とイソシアネー
ト基との反応触媒を適量添加することができる。
前記反応触媒としては、トリエチルアミン、トリエチレ
ンジアミン、ペンタメチレンジエチレントリアミン等の
三級アミン系触媒、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル
錫ジマレエート、オクテン酸鉛等の有機金属系触媒が用
いられる。これらの触媒の添加量は、(a)チオール基
含有ポリマー及び(b)ポリイソシアネート化合物の合
計100重量部に対して、0.001〜1.0 重量部
が好ましい。
上述したような(a)成分、(b)成分及び(c) を
分を含有する本発明の硬化型組成物は、(b)IljE
分からなるA液(必要に応じて可塑剤を添加してもよい
。〉と、(a) Ji分と(c) 成分とからなるB液
(必要に応じて可塑剤及び反応触媒を添加してもよい。
)との二液型組成物とし、使用時に混合するのが好まし
い。
なお、B液において、(a)成分に(c)成分を添加す
る際、(c)成分を、エタノールやエチレングリコール
等のアルコール溶媒による溶液として添加してもよい。
〔作 用〕
1分子中に2個以上のチオール基を有し、分子量が40
0〜100.000 であるチオール基含有ポリマーと
、■分子中に2個以上のイソシアネート基を有するポリ
イソシアネート化合物とを混合すると、常温で迅速に硬
化し、50℃以上の発熱なしに、透明性の良い硬化物を
与えるが、この2成分だけでは混合と同時にゲル化して
しまう。そこでチオール基含有ポリマーにヒドロキシカ
ルボン酸あるいはカルボン酸化合物を添加した後、ポリ
イソシア3 ネート化合物を混合すると、混合時にゲル化することな
く、作業可能な時間をとることができるようになる。こ
のような効果が得られる理由は次の通りであると考えら
れる。
1)(a)チオール基含有ポリマーに含まれている不純
物を(c)成分が取り込むことにより、(b)ポリイソ
シアネート化合物と良好に混合できる。
2)(c)成分を添加することにより(a)チオール基
含有ポリマーのpHが下がるため、(b)ポリイソシア
ネート化合物との反応がゆるやかになる。
〔実施例〕
本発明を以下の実施例によりさらに詳細に説明する。
合或例1 プロピレングリコールにプロピレンオキサイドを付加し
て得られた二官能性ポリプロピレングリコール(叶価1
12. O) 1000g と、ポリメチレンポリフェ
ニルイソシアネート (イソシアネート含量31゜3重
量%)362.3 gとを21の反応容器に仕込み、窒
素置換後、80℃で3時間攪拌してインシアネー 4− ト含量21.0%のポリイソシアネート化合物を台底し
た。
台底例2 プロピレングリコールにプロピレンオキサイドを付加し
て得られた二官能性ポリプロピレングリコール(08価
28.7) 1200gと、62.6gのエビクロロヒ
ドリンと、2.4 gの塩化第二錫五水塩とを21の反
応容器に仕込み、110 ℃で3時間攪拌した。
これに54.1 gの水硫化ナトリウム(純度70%)
を加え、100 ℃に昇温し、1.5時間攪拌した。そ
の後、塩を除去して淡黄色透明な液状のチオール基含有
ポリマーを得た。得られたポリマーのメルカプタン含有
量は1.2重量%であった。
実施例1〜7及び比較例1 台底例1で得られたポリイソシアネート化合物に第1表
に示す割合で可塑剤を加えて、A液とした。
一方、台底例2で得られたチオール基含有ポリマーに、
第2表に示す割合で可塑剤、反応触媒及びヒドロキシカ
ルボン酸あるいはカルボン酸化合物(化合物(c))を
配合して、B液とした。
得られたA液とB液とを100  gスケールで混合し
て、混合時の粘度をB)I型粘度計(ロータNo、 5
、回転数2Orpm)で測定した。さらに、混合物の流
動性がなくなった時間を測定し、ゲルタイムとした。
また、同様にA液とB液とを100  gスケールで混
合し、20℃、相対湿度50%の恒温室内で、その硬化
発熱状態を熱漬対により測定し、最高発熱温度を調べた
さらに、A液とB液とを混合して、厚さ2mmの型に流
し込み、20℃で3日間養生して、シート状硬化物を得
た。このシート状硬化物について、ASTM 0638
−84TIPB IVの規格に従って、引張り試験(引
張り速度500mm/m i n)  を行い、破断強
度及び伸びを測定した。
これらの結果は、第4表にまとめて示す。
なお、上記実施例において、化合物(c)を配合しない
B液を用いたものを比較例1とし、同様にして粘度、ゲ
ルタイム、最高発熱温度、破断強度及び伸びを測定した
。結果を、第4表にあわせて示す。
第1表 A液の配合 第2表 B液の配合 チオール基含有ポリマーとしてポリサルファイドポリマ
ー(東しチオコール■製 商品名゛′チオコールLP3
”)  を用いて、第3表の配合比でA液及びB液を混
合し、混合時の粘度、ゲルタイム、最高発熱温度、破断
強度及び伸びを、実施例1〜7と同様の方法で測定した
。また、同時に実施例8において、化合物(c)を配合
しないB液を用いたものを比較例2とし、同様にして各
種物性の測定を7 行った。
結果を第4表にあわせて示す。
第3表 −19− 第4表より、本発明の硬化型組成物は、混合時の粘度が
50ポイズ以下と低く、かつ混合と同時にゲル化しない
が、ゲルタイムは2時間以内と短く、しかも硬化する際
の最高発熱温度が50℃以下である。さらに、この硬化
型組成物は、破断強度及び伸びにおいても、良好な値を
示した。
これに対し、化合物(c)を含有しない場合(比較例1
.2)、混合と同時にゲル化した。
なお、本発明の硬化型組成物のシート状硬化物は、十分
な透明性を有していた。
〔発明の効果〕
本発明の硬化型組成物は、50℃以上の発熱なしに常温
で迅速に硬化し、かつ混合時にゲル化することがないの
で、作業可能な時間をとることができ、得られる硬化物
の透明性も十分である。このような硬化型組成物は、ポ
ツティング剤、シーリング材、接着剤等に使用するのに
好適である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (a)分子中に2個以上のチオール基を有し、分子量が
    400〜100000であるチオール基含有ポリマーと
    、 (b)分子中に2個以上のイソシアネート基を有するポ
    リイソシアネート化合物と、 (c)ヒドロキシカルボン酸あるいはカルボン酸化合物
    とを 含有し、前記(b)ポリイソシアネート化合物中のイソ
    シアネート基と、前記(a)チオール基含有ポリマー中
    のチオール基とのモル比(イソシアネート基/チオール
    基)が0.5〜4.0であり、前記(c)ヒドロキシカ
    ルボン酸あるいはカルボン酸化合物の含有量が、前記(
    a)チオール基含有ポリマー及び前記(b)ポリイソシ
    アネート化合物の合計100重量部に対して、0.00
    1〜5重量部であることを特徴とする硬化型組成物。
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