JPH0355600Y2 - - Google Patents

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JPH0355600Y2
JPH0355600Y2 JP1986033252U JP3325286U JPH0355600Y2 JP H0355600 Y2 JPH0355600 Y2 JP H0355600Y2 JP 1986033252 U JP1986033252 U JP 1986033252U JP 3325286 U JP3325286 U JP 3325286U JP H0355600 Y2 JPH0355600 Y2 JP H0355600Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は俯仰自在なブームの基端支持部の一側
にクレーン運転室を隣接させた旋回台を車体の後
部中央に取付けて、該旋回台を自由旋回させる手
段を設け、且つ車体の前端一側に休息位置のブー
ムと干渉しないように自動車運転室を取付けたト
ラツククレーンに関する。
〔従来の技術〕 従来路上走行時に自動車の前方に向けたブーム
を略水平の休息位置に支持するブームレストは、
これへのブームの係合を容易とするため、実公昭
42−5242号公報記載の考案のようにブームが嵌り
込む上拡がりのU形材をブームレスト上端に取付
けたり、ブーム下面に取付けた受金のテーパ孔に
嵌合する截頭円錐状突起をブームレスト上端に植
設したりしており、ブーム下面にジブを吊下げ格
納する場合は後者のV形係合部を使用しなければ
ならない。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしブームの休息を容易とするため、前記U
形材上端部やテーパ孔のテーパ或いは孔深さを大
きくして、雌雄のV形係合部等の係合可能なブー
ムの旋回範囲を大きくすると、ブームの旋回半径
はブームレストへの係合部分より自動車前端附近
に対応する部分の方が著しく大きいから、雌雄の
該V形係合部等を係合させようとしてブームを旋
回或いは倒伏する際に、該ブームが自動車運転室
と干渉して、これを損傷させる恐れがあり、左右
の運転視界を広くするため自動車運転室前部の幅
を大きくした場合は、この欠点が特に著しい。
これを避けるため実開昭48−106046号公報記載
のように、ブームが嵌り込むブームレスト上のU
形材の上端に上拡がりの案内板を設けたとして
も、該ブームレストが自動車運転室内の運転者の
側方視界を妨げないように、自動車運転室より後
方にブームレストを設けると、ブームをブームレ
スト上に休息させる際には、必らず両側案内板の
上端間に嵌り込み得るようにブームを旋回調節し
た後に、該ブームを倒伏させねばならぬが、クレ
ーン運転室内の運転者が該U形材やその上端の案
内板とブームとを斜視するため、該案内板に係合
するブーム部分の位置を見誤り易く、ブームの休
息操作が難しくなる。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案はこの問題に対処するもので、自動車運
転室1より後方の車体上に植設したブームレスト
2とこれに対応するブーム3の下面との間に、該
ブームの休息位置において係合する上下分離自在
な雌雄のV形係合部4,5を取付け、ブームの下
面に該雌雄V形係合部の一方を取付ける前後のブ
ラケツト15,15をクレーン運転室6側のブー
ム側壁を越えて側方に延長して、該前後ブラケツ
トの延長部分間に案内片7を取付け、ブームを自
動車運転室1と干渉しないようにして、それより
高い位置から休息位置に案内するように、該案内
片が転接或いは摺接する傾斜レール8をブームレ
スト2の頂部よりクレーン運転室側の上方に突出
させ、該傾斜レールに沿うブームの下降時に雌雄
のV形係合部4,5が係合するように、該V形係
合部のテーパを設定したものである。
〔作用〕
ブーム3をブームレスト2上に休息させる場合
は、旋回台の自由旋回可能な状態において、第5
図のように案内片7が傾斜レール8の上端部に略
当接する位置に、該ブームを旋回、倒伏した後、
更に該ブームをブーム俯仰シリンダによつて倒伏
させれば、ブームが傾斜レール8に対する案内片
7の押圧反力によつて旋回しながら下降して、該
ブームが自動車運転室1と干渉しないように雌雄
のV形係合部4,5が係合し、これによりブーム
が確実に安定支持される。案内片7及び傾斜レー
ル8を該V形係合部4,5よりクレーン運転室6
側に設けたのは、該案内片と傾斜レールの接触部
分をクレーン運転者がブームに邪魔されることな
く目視し得るようにするためである。
又休息位置のブームを使用する場合は、単にブ
ーム俯仰シリンダによつて該ブームを仰起させれ
ばよいことは明らかである。
〔実施例〕
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示し、車
体9の後部中央に0を中心として旋回自在に搭載
された旋回台10上には、テレスコープ状に伸縮
するブーム(伸縮ブーム)3の基端がピン11に
より枢架され、ブーム俯仰シリンダ12により俯
仰自在である。ブーム俯仰シリンダ12はブーム
3下側に配設され、クレーン運転室6は該ブーム
の基端支持部に隣接してその右側に取付けられ
る。旋回台10を自由旋回させるのは、その旋回
モータ制御回路を特公昭52−41431号公報記載の
構成にするなどの手段による。
13は伸縮ブーム3の先端下部に基端が着脱自
在に枢架14された先細り梯子状のジブで、不使
用時の該ジブ13は、ブーム俯仰シリンダ12と
干渉しないようにジブ先端部をクレーン運転室6
と反対側に片寄らせて、伸縮ブーム3の下側に第
4図のように吊下げ格納される。車体9の前端右
側に取付けた自動車運転室1は、左右の運転視界
を広くするためその前部の幅を後部よりも広くし
ている。このため該自動車運転室前部と休息位置
のブーム3との隙間は第1図に示すように小さ
い。尚第1図の伸縮ブーム3はその基端ブーム筒
だけを図示している。
自動車運転室後方の車体9に直立固定した正面
三角形状の枠組よりなるブームレスト2と、これ
に対応するブーム下面との間に設けた雌雄のV形
係合部は、該ブームレストの頂部に直立固定され
且つ上端部が截頭円錐状(テーパ面でもよい)の
突起5と、ブーム下面に突出固着した前後の平行
ブラケツト15,15に両端を固定支持され、且
つブーム軸線と平行な山形鋼状の梁4とよりな
り、該梁の中央部に截頭円錐状突起5が嵌り込
む。案内片7はローラで、該ローラ7は梁4より
クレーン運転室側に片寄つて平行ブラケツト1
5,15間にブーム軸線と平行な軸16により回
動自在に支承され、該ローラが転接係合する傾斜
レール8はブームレスト2を構成する枠組材の一
辺をクレーン運転室側に延長してなる。この傾斜
レール8に沿い昇降させられるブーム3の軌跡は
第1図に点線Aで示すように自動車運転室1の前
部と干渉しない。案内片7は含油性の摺接板をブ
ラケツト15に取付けてもよい。
図示の梁4は、ジブ13をブーム下面に沿い格
納するため、ブームの中央縦断平面B−Bよりク
レーン運転室側にLだけ片寄つて取付けられてい
るが、該ジブを第1図に仮想線で示すトラスジブ
13′に構成して、これをブーム側面に格納する
ようにした場合は、梁4即ち雌雄のV形係合部
4,5を休息位置のブームの中央縦断平面B−B
上に位置させるか、又は該V形係合部を左右に設
ければよい。
又第5図に示すように傾斜レール8に対するロ
ーラ7の係合時に、該傾斜レールと平行な突起5
の截頭円錐面5aとブーム下面とのなす角αを、
梁4の対応辺の内面及び外面とブーム下面とのな
す角βより僅かに大きくして、雌雄の該V形係合
部4,5の係合を容易としても、或いは又該V形
係合部各々に取付誤差があつても、両端がブーム
に固定支持され且つブーム軸線と平行な山形鋼状
の梁4の中央部に截頭円錐状突起5が嵌り込むよ
うにすれば、該梁の弾性変形によつて、上記角度
誤差や取付誤差を吸収できる。
尚図中17はジブ13を伸縮ブーム3の先端に
継足し支持させる両側のテンシヨンロツド、18
は旋回台10の旋回中心0の前後において車体9
に夫々取付けたアウトリガ、19は該車体の前端
部中央に取付けたエンジンのカバーである。
以上第1図に示す実施例について説明したが、
本考案は第6図に示すように自動車運転室1′を
ブーム3に関しクレーン運転室と反対側の車体前
端部に取付ける輸出用トラツククレーンにも適用
できることは明らかである。第6図中、第1図と
同一符号と付した部材は相対応する部材である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、路上走行時における運転者の
側方視界を妨げないようにブームレストを自動車
運転室より後方に設けても、案内片7やその取付
ブラケツト15がクレーン運転室側のブーム側壁
より突出して、傾斜レール8の上端部に当接すべ
き該案内片等の位置をクレーン運転者に明示する
のみならず、該傾斜レールはクレーン運転室側に
だけ設けられているため、未熟練の運転者でも案
内片7を傾斜レールに当接させるブームの俯仰及
び旋回操作を容易に行うことができ、従つてブー
ムをブームレスト上に安全に休息させる作業が容
易となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の縦断正面図(第3図
のX−X断面図)、第2図はその要部の側面図、
第3図及び第4図は夫々トラツククレーン全体の
側面図及び平面図、第5図は作用説明用の要部の
縦断正面図、第6図は第1図に対応する他の実施
例の縦断正面図である。 9……車体、10……旋回台、12……ブーム
俯仰シリンダ、13……ジブ、19……エンジン
カバー。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ブーム俯仰シリンダで俯仰されるブームの基
    端支持部の一側にクレーン運転室を隣接させた
    旋回台を車体の後部中央に動力旋回及び自由旋
    回可能に取付けて、該車体の前端一側に休息位
    置のブームと干渉しないように自動車運転室を
    取付けたトラツククレーンにおいて、自動車運
    転室1より後方の車体上に植設したブームレス
    ト2とこれに対応するブーム3の下面との間
    に、該ブームの休息位置において係合する上下
    分離自在な雌雄のV形係合部4,5を取付け、
    ブームの下面に該雌雄V形係合部の一方を取付
    ける前後のブラケツト15,15をクレーン運
    転室6側のブーム側壁を越えて側方に延長し
    て、該前後ブラケツトの延長部分間に案内片7
    を取付け、ブームを自動車運転室1と干渉しな
    いようにして、それより高い位置から休息位置
    に案内するように、該案内片が転接或いは摺接
    する傾斜レール8をブームレスト2の頂部より
    クレーン運転室側の上方に突出させ、該傾斜レ
    ールに沿うブームの下降時に雌雄のV形係合部
    4,5が係合するように、該V形係合部のテー
    パを設定したことを特徴とする休息位置へのブ
    ーム案内装置。 2 雌雄のV形係合部が、ブーム下面の前後ブラ
    ケツト15,15間にブーム軸線と平行に取付
    けた山形鋼状の梁4と、その中央に嵌り込むよ
    うにブームレスト側に取付けた截頭円錐状の突
    起5とよりなる実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の休息位置へのブーム案内装置。
JP1986033252U 1986-03-10 1986-03-10 Expired JPH0355600Y2 (ja)

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