JPH0350143Y2 - - Google Patents

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JPH0350143Y2
JPH0350143Y2 JP1985118038U JP11803885U JPH0350143Y2 JP H0350143 Y2 JPH0350143 Y2 JP H0350143Y2 JP 1985118038 U JP1985118038 U JP 1985118038U JP 11803885 U JP11803885 U JP 11803885U JP H0350143 Y2 JPH0350143 Y2 JP H0350143Y2
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boom
crane
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chamber
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えばトラツクなどに搭載されるブー
ム付きのクレーン装置に関し、さらに詳しくはク
レーン操作用の操作室の取付構造に関するもので
ある。
(従来技術) 第6図には従来のブーム付きクレーン車の一例
が示されているが、この従来のクレーン車におい
ては、操作室103は旋回台102上に固定され
ている。
ところが、この従来のクレーン車では、符号A
で示すように高所(例えば建物の屋上)aでの荷
役作業時、あるいは符号Bで示すように塀bの向
こう側での荷役作業時などにおいては、建物aあ
るいは塀bなどに遮られて操作室103内から直
接的に吊荷Xが見えなくなることがあり、そのと
きには、仮りに、荷役補助作業員がいたとしても
操作室103内において正確なクレーン操作がし
難くなるという問題があるほか、吊荷Xが他の物
品などに衝突する危険があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記の如き従来のブーム付きクレー
ン装置の問題点に鑑み、高所あるいは塀などの障
害物で遮られて低所からでは吊荷の状態が見えな
いような場所への荷役作業であつても、その荷役
作業を容易且つ安全に行なうことができるように
したクレーン装置を提供することを目的とするも
のである。
(目的を達成するための手段) 本考案は、起伏装置によつて起伏せしめられる
ブームとクレーン操作用の操作室を備えたクレー
ン装置において、前記ブームの側面に、前記操作
室をブーム長さ方向に向けてスライド自在にガイ
ドするための長尺のガイド装置を設け、該ガイド
装置により、前記操作室を前記ブームの側面に沿
つてブーム長さ方向にスライド自在となる如く支
持するとともに、前記操作室をブーム長さ方向に
スライドさせるための駆動装置と、前記操作室を
ブーム起伏角度に応じて適正角度姿勢に調整する
ための操作室調整手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
(作用) 本考案のクレーン装置は、クレーン操作用の操
作室をブーム側面に沿つてブーム長さ方向にスラ
イド自在となる如く支持しているので、例えば高
所あるいは塀などの障害物によつて低所からでは
吊荷の状態が見えないような場所への荷役操作を
する際には、操作室を、起迎状態のブームの側面
に沿つて操作室内から吊荷が見える高さ位置まで
上方にスライドさせることにより、該操作室内か
ら吊荷を見ながらクレーン操作を行なうことがで
きるという作用が得られる。又、ブームは、起伏
装置によつて起伏せしめられるが、このようにブ
ームの起伏角度が変化すると、該ブームに支持さ
れている操作室の姿勢も当然に変化するようにな
る。ところで、該操作室は、操作室姿勢調整手段
により、ブーム起伏角度の変化に応じて適正角度
姿勢に調整し得るようになつており、ブーム起伏
角度が変化しても操作室を常に適正角度姿勢に維
持させることができる。
(実施例) 第1図ないし第5図を参照して本考案の実施例
を説明すると、この実施例のクレーン装置は、台
車1上に搭載されていて、クレーン車として使用
されている。
この実施例のクレーン装置は、ベースブーム4
と中間ブーム5とトツプブーム6をもつ3段伸縮
式に構成されている。尚、この伸縮ブームは台車
1上の旋回台2上で起伏シリンダ9により起伏自
在とされている。尚、この実施例ではベースブー
ム4が実用新案登録請求の範囲中のブームに該当
する。
このクレーン装置では、クレーン操作用の操作
室3は、ガイド装置11によつてベースブーム4
の側面4aに沿つてブーム長さ方向にスライド自
在に支持されているとともに、該操作室3をブー
ム長さ方向にスライドさせるための駆動装置12
と、ブームの起伏角度の如何にかかわらず操作室
3を常時水平姿勢に保持するためのレベリング装
置(実用新案登録請求の範囲中の操作室姿勢調整
手段となる)13と、後述するように操作室3を
ベースブーム4に対して上下に昇降させるための
昇降装置14を備えている。
操作室3をブーム長さ方向にガイドするための
ガイド装置11は、ベースブーム4の側面4aに
おいて、該ベースブーム4の全長よりやや短い長
さ範囲に形成されている。このガイド装置11
は、上下に所定間隔(例えば30〜50cm)を隔てた
位置に相互に内向きに対向する2つのコ形のガイ
ド溝18A,18Bを形成した長尺のガイドレー
ル17を、ベースブーム4の側面4aにブーム長
さ方向に向けて固定して構成されている。
操作室3は次に述べる連結装置15を介してベ
ースブーム4の側面4aに支持されている。即
ち、この連結装置15は、ガイド装置11の各ガ
イド溝18A,18Bにスライド自在に嵌合する
長方形のスライド板(以下ブーム側スライド板と
いう)51と、該ブーム側スライド板51の中央
部に外向きに突出固定されている中空円筒状のボ
ス52と、一端側が該ボス52内に回転自在に嵌
入支持された回転軸53と、該回転軸53の他端
に固定され且つ操作室3の側面(ブーム側に対面
する側面)3aに縦向きに形成したガイド装置6
0内で上下方向にスライド自在ならしめられてい
る長方形のスライド板(以下操作室側スライド板
という)54とで構成されている。
ブーム側スライド板51は、その上辺部51a
及び下辺部51bがそれぞれブーム側面4aのガ
イド装置11の各ガイド溝18A,18B内に嵌
入されていて、ベースブーム4に対して回動不能
でブーム長さ方向にスライドし得るようになつて
いる。
回転軸53は、後述するようにブーム起伏角度
に応じて操作室3を常時水平姿勢に維持するため
に、ブーム側スライド板51に固定されているボ
ス52に対して回転自在としており、且つ後述の
レベリング装置13の作用により、回転軸53と
ボス52とが相対回動せしめられて、操作室3の
姿勢を水平保持し得るようになつている。尚、回
転軸53はボス52に対して抜け出し不能に嵌合
されている。
操作室側スライド板54は、回転軸53、ボス
52、ブーム側スライド板51及びブーム側のガ
イド装置11を介してベースブーム4に支持され
ており、この操作室側スライド板54に、操作室
3の側面3aに形成しているガイド装置60を嵌
合させることによつて操作室3を連結している。
尚、操作室側のガイド装置60は前記ブーム側の
ガイド装置11と同様の溝付き構造となつてい
る。
尚、前記回転軸53とボス52との間の相対回
動規制はレベリング装置13によつて行ない、操
作室3と操作室側スライド板54との間の上下動
規制は後述の昇降装置14によつて行なわれる。
この操作室3は、駆動装置12によつてブーム
長さ方向にスライド操作せしめられるようになつ
ている。この駆動装置12は、この実施例では、
ベースブーム側面4aの両端寄り位置に設けた2
つのスプロケツト22,23間にチエン24を巻
掛けし、且つ該チエン24の各端部24a,24
bをそれぞれボス52部分に固定するとともに、
一方のスプロケツト22をモータ(減速機つき)
21で可逆的に回転させるようにして構成されて
いる。従つてこの駆動装置12では、該モータ2
1を右回転あるいは左回転方向に回転させること
により、操作室3をブーム先端側あるいはブーム
基端側にスライドさせ得るようになつている。
尚、この実施例では、駆動装置12としてチエン
式のものが採用されているが、他の実施例では、
ラツク・ピニオン式のもの、伸縮シリンダ式のも
の、ブームの伸縮を利用する形式(例えば中間ブ
ーム5の先端と操作室3とをワイヤーで連結す
る)のもの、あるいはウインチ式のものなどの適
宜の方式を採用することができる。尚、操作室3
(あるいは連結装置15)とベースブーム4との
間には、操作室3をベースブーム4に対してブー
ム長さ方向の所定の位置で固定するための適宜構
成のブレーキ装置(図示省略)が設けられる。
前記レベリング装置13は、この実施例では伸
縮シリンダ31が採用されており、該伸縮シリン
ダ31の一端部(シリンダチユーブの基端部)3
1aをブーム側スライド板51の左側端部寄り
に、又他端部(シリンダロツドの先端部)31b
を操作室側スライド板54の上側端部寄りにそれ
ぞれ固定して取付けられている。そしてこのレベ
リング装置13は、伸縮シリンダ31を伸張させ
ると操作室3をベース部4に対して前側に傾け、
逆に伸縮シリンダ31を縮小させると操作室3を
ベースブーム4に対して後側に傾けるように作用
する。尚、操作室3のレベリングの方法は、上記
伸縮シリンダ31によるレベリング装置13にか
えて、操作室3の自重による水平姿勢維持方法、
あるいはポテンシヨンメータにより電気的に行な
う方法などを採用することができる。
操作室3をベースブーム4に対して昇降させる
ための昇降装置14は、運転者が操作室3から乗
り降りする際に該操作室3を昇降させるためのも
のであり、この実施例では昇降装置14として伸
縮シリンダ41が採用されている。この伸縮シリ
ンダ41は、操作室3の側面3aに設けられたガ
イド装置60のガイドレール61形成方向に向け
た状態で、その下端部(シリンダチユーブの基端
部)41aを操作室側面3aの下端部に固定し、
他方上端部(シリンダロツドの先端部)41bを
前記回転軸53(操作室側スライド板54でも
可)に固定して装着されている。そしてこの昇降
装置14では、伸縮シリンダ41を縮小させる
と、操作室3は上方位置に引き上げられた状態で
固定され、逆に該伸縮シリンダ41を伸長させる
と第4図及び第5図に鎖線3′で示すように操作
室3を伸縮シリンダ41の伸長量だけ降下せしめ
得るようになつている。尚、他の実施例では、昇
降装置14として、ラツク・ピンオン式・チエン
式など適宜の駆動方式のものを採用することがで
きる。
操作室スライド用の駆動装置12、レベリング
装置13及び昇降装置14などの各操作、あるい
はクレーン操作などは、操作室3内から行なわれ
るようになつている。操作室3内で行なわれた各
種操作は、電気信号に変換されてコードリール2
0部分を介して所定の各装置に伝達され、それら
の装置を作動せしめ得るようになつている。
又、この実施例では、第5図に示すように操作
室4内から台車1の運転(走行・操舵)もできる
ようになつている。
次に図示のクレーン装置(クレーン車)の使用
方法並びに作用について説明すると、先ず吊荷を
低所から見ることができる場所でのクレーン操作
時には、操作室3をベースブーム4の基端寄り位
置で固定した状態で通常の方法でクレーン作業を
行なう。
又、第1図に示すように吊荷Xを低所から見る
ことができないような高所(例えば建物の屋上)
において荷役作業を行なうときには、ブームを起
仰させた状態で、操作室3をベースブーム4の側
面4aに沿つて、作業が行なわれる高所の吊荷X
を見ることができる高さ位置までスライド上昇さ
せた後、該操作室3を所定の高さ位置においてベ
ースブーム4に固定し、操作室3内から吊荷Xの
状態を見ながらクレーン操作を行なう。このよう
にクレーン運転者が直接吊荷Xを見ながらクレー
ン操作を行なうようにすれば、クレーン操作が容
易且つ安全に行なえるようになる。
ブーム4の起伏角度を変化させる場合には、起
伏シリンダ9の伸縮操作と併行してレベリング装
置13も操作する。即ち、ブーム4の起伏角度が
変化すると、それにつれて操作室3の姿勢も変化
しようとするが、そのとき、レベリング装置13
の伸縮シリンダ31を伸縮操作することにより、
操作室3を適正角度姿勢に調整することができ
る。
又、このクレーン車を走行させるときには、第
5図に示すようにブームを倒伏させるとともに操
作室3をベースブーム4先端寄りに位置させて行
なう。このようにすると、運転席(操作室3)か
らの視界が広くなつて(ブームがあまり視界の邪
魔にならない)運転がし易くなる。
(考案の効果) 本考案のクレーン装置は、クレーン操作用の操
作室3をブーム4の側面に沿つてブーム長さ方向
にスライド自在となる如く支持しており、例えば
高所あるいは塀などの障害物によつて低所からで
は吊荷の状態が見えないような場所で荷役操作を
する際には、操作室3をブーム側面4aに沿つ
て、操作室3から吊荷が見える高さ位置までスラ
イドさせることにより、低所からでは吊荷の状態
が見えない場所での荷役操作であつても、操作室
3内から吊荷を見ながらクレーン操作を行なうこ
とができ、クレーン操作が容易となるとともに、
作業の安全性が向上するという効果がある。
又、本考案によれば、操作室3をブーム4に沿
つてスライドさせるようにしているので、該ブー
ム4を操作室スライド用のガイドとして有効利用
することができる。
さらに、ブーム4は、起伏装置9によつて起伏
せしめられ、且つブーム起伏角度が変化するのに
ともなつて、操作室3の姿勢も変化しようとする
が、操作室3の姿勢は、操作室姿勢調整手段13
によつて適正角度に調整し得るようになつている
ので、操作室3をブーム4にガイドさせたもので
あつても、ブーム起伏角度に応じて該操作室3を
適正角度姿勢に維持させて作業を行なうことがで
きる(クレーン操作が容易で且つ作業の安全性が
向上する)という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例のクレーン装置を使用し
たクレーン車の作業状態を示す側面図、第2図は
第1図のクレーン装置の側面図、第3図は第2図
の平面図、第4図は第2図の−断面図、第5
図は第1図のクレーン車の走行時の側面図、第6
図は従来のクレーン車の側面図である。 3……操作室、3a……側面、4……ブーム、
9……起伏装置(起伏シリンダ)、11……ガイ
ド装置、12……駆動装置、13……操作室姿勢
調整手段(レベリング装置)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 起伏装置9によつて起伏せしめられるブーム4
    とクレーン操作用の操作室3を備えたクレーン装
    置であつて、前記ブーム4の側面4aに、前記操
    作室3をブーム長さ方向に向けてスライド自在に
    ガイドするための長尺のガイド装置11を設け、
    該ガイド装置11により、前記操作室3を前記ブ
    ーム4の側面4aに沿つてブーム長さ方向にスラ
    イド自在となる如く支持するとともに、前記操作
    室3をブーム長さ方向にスライドさせるための駆
    動装置12と、前記操作室3をブーム起伏角度に
    応じて適正角度姿勢に調整するための操作室姿勢
    調整手段13とを備えたことを特徴とするクレー
    ン装置。
JP1985118038U 1985-07-30 1985-07-30 Expired JPH0350143Y2 (ja)

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JP1985118038U JPH0350143Y2 (ja) 1985-07-30 1985-07-30

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JPS6226381U JPS6226381U (ja) 1987-02-18
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JP1985118038U Expired JPH0350143Y2 (ja) 1985-07-30 1985-07-30

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4520003Y1 (ja) * 1969-09-16 1970-08-12

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4520003Y1 (ja) * 1969-09-16 1970-08-12

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JPS6226381U (ja) 1987-02-18

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