JP3084127B2 - 低高さ空間用作業機械 - Google Patents
低高さ空間用作業機械Info
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- JP3084127B2 JP3084127B2 JP04112011A JP11201192A JP3084127B2 JP 3084127 B2 JP3084127 B2 JP 3084127B2 JP 04112011 A JP04112011 A JP 04112011A JP 11201192 A JP11201192 A JP 11201192A JP 3084127 B2 JP3084127 B2 JP 3084127B2
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- Japan
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- vertical
- machine
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
- Jib Cranes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、敷込み上層階で高さが
制限される逆打ち工法によって工事を行う場合や、既設
の構造物で上方高さが低く制限されている箇所で、建築
あるいは土木工事用として使用するに便利な低高さ空間
用作業機械に関し、詳しくは、本機に対して上下軸心周
りで回動自在な旋回台を設け、その旋回台に対して、作
業装置を、水平方向に沿わせての旋回中心に対する遠近
移動、並びに、上下方向に位置移動自在な移動装置を設
け、かつ、前記移動装置を、水平方向移動機構と上下方
向移動機構との組み合わせで構成するとともに、前記上
下方向移動機構は、前記旋回台側に巻き上げ装置を配置
して、ワイヤの巻き取り巻き戻しにより作業装置を昇降
移動させるように構成してある低高さ空間用作業機械に
関する。
制限される逆打ち工法によって工事を行う場合や、既設
の構造物で上方高さが低く制限されている箇所で、建築
あるいは土木工事用として使用するに便利な低高さ空間
用作業機械に関し、詳しくは、本機に対して上下軸心周
りで回動自在な旋回台を設け、その旋回台に対して、作
業装置を、水平方向に沿わせての旋回中心に対する遠近
移動、並びに、上下方向に位置移動自在な移動装置を設
け、かつ、前記移動装置を、水平方向移動機構と上下方
向移動機構との組み合わせで構成するとともに、前記上
下方向移動機構は、前記旋回台側に巻き上げ装置を配置
して、ワイヤの巻き取り巻き戻しにより作業装置を昇降
移動させるように構成してある低高さ空間用作業機械に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築工事においては複合化工法に
よって省力化を推進するように、地下階の床に成型床版
を採用ことが求められてはいるが、敷込み上層階で高さ
が制限される逆打ち工法で工事を行っている箇所では、
クレーンが使えず、従って、従来の大半の現場では、人
手で搬送するには無理のある成型床版の使用をあきらめ
て、現場打ちコンクリートにより床を施工していたのが
実状である。しかしながら、ごく一部では、逆打ち工法
の場合に、上層階に沿わせてホイストレールを予め架設
し、これに電動走行式ホイストを取り付けて、成型床版
の敷込み作業を行うことも試みられた(文献を示すこと
ができない)。
よって省力化を推進するように、地下階の床に成型床版
を採用ことが求められてはいるが、敷込み上層階で高さ
が制限される逆打ち工法で工事を行っている箇所では、
クレーンが使えず、従って、従来の大半の現場では、人
手で搬送するには無理のある成型床版の使用をあきらめ
て、現場打ちコンクリートにより床を施工していたのが
実状である。しかしながら、ごく一部では、逆打ち工法
の場合に、上層階に沿わせてホイストレールを予め架設
し、これに電動走行式ホイストを取り付けて、成型床版
の敷込み作業を行うことも試みられた(文献を示すこと
ができない)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように電動走行
式ホイストを用いた従来の技術によれば、低い高さ空間
に制約されることなく床版の敷込みを行える点で有利で
あるものの、ホイストレールを上層階の広範囲に配設す
る必要があり、レールの取り付け・撤去の作業に多大な
手数を要するものであった。また、レールの取り付け・
撤去は、一層階分とはいえ一応、高所作業となるため、
危険な作業となるものであった。また、前記床版の敷込
みを行う際には、前記床版を敷込み箇所で水平面内で回
転させる必要を生じる場合もあるが、従来は、作業員が
手で前記床版を持って回転させ、或いは前記床版にロー
プを取り付けて、作業者がそのロープを引っ張って前記
床版を回転させることが行われるが、狭い作業域内でこ
うした作業を行う場合には、作業者の安全を維持するこ
とが困難である場合があった。本発明の目的は、作業空
間の高さが低く制限された箇所で、重い成型床版の移動
などの作業を能率よく、且つ安全に行うことができ、か
つ、そのための準備や後作業にも手数を要しない低高さ
空間用作業機械を構造簡単なもので提供することにあ
る。
式ホイストを用いた従来の技術によれば、低い高さ空間
に制約されることなく床版の敷込みを行える点で有利で
あるものの、ホイストレールを上層階の広範囲に配設す
る必要があり、レールの取り付け・撤去の作業に多大な
手数を要するものであった。また、レールの取り付け・
撤去は、一層階分とはいえ一応、高所作業となるため、
危険な作業となるものであった。また、前記床版の敷込
みを行う際には、前記床版を敷込み箇所で水平面内で回
転させる必要を生じる場合もあるが、従来は、作業員が
手で前記床版を持って回転させ、或いは前記床版にロー
プを取り付けて、作業者がそのロープを引っ張って前記
床版を回転させることが行われるが、狭い作業域内でこ
うした作業を行う場合には、作業者の安全を維持するこ
とが困難である場合があった。本発明の目的は、作業空
間の高さが低く制限された箇所で、重い成型床版の移動
などの作業を能率よく、且つ安全に行うことができ、か
つ、そのための準備や後作業にも手数を要しない低高さ
空間用作業機械を構造簡単なもので提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明においては、本機に対して上下軸芯周りで回動
自在な旋回台を設け、その旋回台に対して、作業装置
を、水平方向に沿わせての旋回中心に対する遠近移動、
並びに、上下方向に位置移動自在な移動装置を設け、か
つ、前記移動装置を、水平方向移動機構と上下方向移動
機構との組合せで構成するとともに、前記上下方向移動
機構は、前記旋回台側に巻き上げ装置を配置して、ワイ
ヤの巻き取り巻戻しにより作業装置を昇降移動させるよ
うに構成してある低高さ空間用作業機械において、上下
方向移動機構に、前記ワイヤの巻き取り巻き戻しにより
昇降移動する垂直可動枠を設けて、前記垂直可動枠に、
鉛直軸周りに回動操作自在な回転円盤と、前記回転円盤
を回転駆動自在な回転駆動装置とを設けて、前記作業装
置を、その回転円盤に取り付けてある。
に本発明においては、本機に対して上下軸芯周りで回動
自在な旋回台を設け、その旋回台に対して、作業装置
を、水平方向に沿わせての旋回中心に対する遠近移動、
並びに、上下方向に位置移動自在な移動装置を設け、か
つ、前記移動装置を、水平方向移動機構と上下方向移動
機構との組合せで構成するとともに、前記上下方向移動
機構は、前記旋回台側に巻き上げ装置を配置して、ワイ
ヤの巻き取り巻戻しにより作業装置を昇降移動させるよ
うに構成してある低高さ空間用作業機械において、上下
方向移動機構に、前記ワイヤの巻き取り巻き戻しにより
昇降移動する垂直可動枠を設けて、前記垂直可動枠に、
鉛直軸周りに回動操作自在な回転円盤と、前記回転円盤
を回転駆動自在な回転駆動装置とを設けて、前記作業装
置を、その回転円盤に取り付けてある。
【0005】
【作用】上記の技術手段を講じたことによる作用は次の
通りである。すなわち、移動装置を用いて、作業装置を
水平方向に沿わせて移動させ、本機に対して回動自在な
旋回台の旋回中心から遠ざけたり、逆に近づけたり、あ
るいは、相対的に上下移動させられるので、クレーンの
ように高く延びる伸縮ブームを用いることなく水平方向
のあらゆる範囲への移動を行なわせ、所期の作業を行う
ことができる。しかも、上下方向移動機構が、本機から
遠く離れた位置に各種の昇降駆動用の構成部材を配置し
たものではなく、主たる構成要素であり、かつ、重量物
である巻き上げ装置を旋回台側に配置したものであるの
で、本機から水平方向に離れた位置に大きな重量が作用
することを極力抑制することができる。さらに、成形床
版等の重量物を、本機の側から直接回転操作できるか
ら、作業者が重量物に接近して作業することを極力抑制
できる。
通りである。すなわち、移動装置を用いて、作業装置を
水平方向に沿わせて移動させ、本機に対して回動自在な
旋回台の旋回中心から遠ざけたり、逆に近づけたり、あ
るいは、相対的に上下移動させられるので、クレーンの
ように高く延びる伸縮ブームを用いることなく水平方向
のあらゆる範囲への移動を行なわせ、所期の作業を行う
ことができる。しかも、上下方向移動機構が、本機から
遠く離れた位置に各種の昇降駆動用の構成部材を配置し
たものではなく、主たる構成要素であり、かつ、重量物
である巻き上げ装置を旋回台側に配置したものであるの
で、本機から水平方向に離れた位置に大きな重量が作用
することを極力抑制することができる。さらに、成形床
版等の重量物を、本機の側から直接回転操作できるか
ら、作業者が重量物に接近して作業することを極力抑制
できる。
【0006】
【発明の効果】従って、本発明によれば、本機に対して
作業装置を、水平方向に沿う状態で移動させて、低い高
さ空間内での作業を迅速かつ精度よく行うことができ
る。また、低い高さ空間への作業機械の搬入を行うだけ
で、ホイストレールの敷設や撤去の手数も要さず、作業
の簡略化とともに、レールの敷設や撤去による危険を招
くこともない。しかも、作業装置の上下方向移動を行う
ための構成部材を極力旋回台側に寄せた配置として、本
機から離れた側における重量を軽減することにより、水
平移動機構での移動範囲を旋回台からより遠くの位置に
まで延長することができ、作業機械の作用範囲を拡大で
きる利点がある。さらに、作業者が重量物に近接して作
業しなくてもよいから、その回転操作に伴う作業者の不
安全行動を防止できる。
作業装置を、水平方向に沿う状態で移動させて、低い高
さ空間内での作業を迅速かつ精度よく行うことができ
る。また、低い高さ空間への作業機械の搬入を行うだけ
で、ホイストレールの敷設や撤去の手数も要さず、作業
の簡略化とともに、レールの敷設や撤去による危険を招
くこともない。しかも、作業装置の上下方向移動を行う
ための構成部材を極力旋回台側に寄せた配置として、本
機から離れた側における重量を軽減することにより、水
平移動機構での移動範囲を旋回台からより遠くの位置に
まで延長することができ、作業機械の作用範囲を拡大で
きる利点がある。さらに、作業者が重量物に近接して作
業しなくてもよいから、その回転操作に伴う作業者の不
安全行動を防止できる。
【0007】
【実施例】以下に、本発明の実施例を図面の記載に基づ
いて説明する。図1は本発明の低高さ空間用作業機械の
全体側面図を示し、この低高さ空間用作業機械は、クロ
ーラ式走行装置2を備えた本機1に対して、前記走行装
置2の駆動源となるエンジン、及び、後述する移動装置
5の駆動源となる油圧ポンプ、バッテリーなどを備えた
原動部3を設けるとともに、上下軸芯P1周りで回動自
在な旋回台4を搭載設置し、その旋回台4に対して、作
業装置Aを所定の方向及び位置に移動させるための移動
装置5を設けて構成されている。
いて説明する。図1は本発明の低高さ空間用作業機械の
全体側面図を示し、この低高さ空間用作業機械は、クロ
ーラ式走行装置2を備えた本機1に対して、前記走行装
置2の駆動源となるエンジン、及び、後述する移動装置
5の駆動源となる油圧ポンプ、バッテリーなどを備えた
原動部3を設けるとともに、上下軸芯P1周りで回動自
在な旋回台4を搭載設置し、その旋回台4に対して、作
業装置Aを所定の方向及び位置に移動させるための移動
装置5を設けて構成されている。
【0008】移動装置5は、水平方向移動機構6と上下
方向移動機構7との組合せで構成されており、前記水平
方向移動機構6は、旋回台4に対して水平軸芯P2周り
で上下揺動可能に取り付けられたホイストレール8と、
そのホイストレール8に対して長手方向に移動可能な水
平可動枠9とから構成されている。前記ホイストレール
8は、図1及び図2に示されているように、断面コ字状
の左右一対のレール部材8Aを、トラス上に組まれた補
強枠8Bを介して一体に連結固定してあるとともに、こ
の補強枠8Bの下側に設けた取り付けブラケット8Cを
両レール部材8A間にわたる状態で設けて、この取り付
けブラケット8Cを介して、両レール部材8Aの中間位
置で一つの油圧式リフトシリンダー11の端部に連結
し、リフトシリンダー11の伸縮作動によって、旋回台
4に対する相対姿勢を上下方向にもある程度変更可能に
構成されている。前記水平可動枠9は、レール部材8A
の間に位置させた台板9Aの左右両側に前後一対の案内
輪体9Bを備え、この案内輪体9Bを前記両側のレール
部材8Aのコ字状の空間に入り込ませているとともに、
この台板9Aをホイストレール8長手方向で往復移動さ
せるための駆動手段として、前記ホイストレール8に一
端側を固定された油圧式の水平移動用シリンダー12の
他端側に連結して、ホイストレール8長手方向に摺動自
在に構成されている。 この台板Aの下面側には、前記
旋回台4側に配設される巻き上げ装置13のワイヤaを
案内する第一ガイド輪体14を配設してある。
方向移動機構7との組合せで構成されており、前記水平
方向移動機構6は、旋回台4に対して水平軸芯P2周り
で上下揺動可能に取り付けられたホイストレール8と、
そのホイストレール8に対して長手方向に移動可能な水
平可動枠9とから構成されている。前記ホイストレール
8は、図1及び図2に示されているように、断面コ字状
の左右一対のレール部材8Aを、トラス上に組まれた補
強枠8Bを介して一体に連結固定してあるとともに、こ
の補強枠8Bの下側に設けた取り付けブラケット8Cを
両レール部材8A間にわたる状態で設けて、この取り付
けブラケット8Cを介して、両レール部材8Aの中間位
置で一つの油圧式リフトシリンダー11の端部に連結
し、リフトシリンダー11の伸縮作動によって、旋回台
4に対する相対姿勢を上下方向にもある程度変更可能に
構成されている。前記水平可動枠9は、レール部材8A
の間に位置させた台板9Aの左右両側に前後一対の案内
輪体9Bを備え、この案内輪体9Bを前記両側のレール
部材8Aのコ字状の空間に入り込ませているとともに、
この台板9Aをホイストレール8長手方向で往復移動さ
せるための駆動手段として、前記ホイストレール8に一
端側を固定された油圧式の水平移動用シリンダー12の
他端側に連結して、ホイストレール8長手方向に摺動自
在に構成されている。 この台板Aの下面側には、前記
旋回台4側に配設される巻き上げ装置13のワイヤaを
案内する第一ガイド輪体14を配設してある。
【0009】前記上下方向移動機構7は、前記旋回台4
側に巻き上げ装置13を配置して、ワイヤaの巻き取り
巻戻しにより作業装置Aを昇降移動させるように垂直可
動枠10を上下昇降移動させるように構成してある。つ
まり、前記垂直可動枠10は、図2及び図4に示すよう
に、回転盤17の上側にガイド輪体支承用のブラケット
16を立設し、そのブラケット16に前記水平可動枠9
側の第一ガイド輪体14とは別の第二ガイド輪体15を
枢着して構成され、前記回転盤17は、側面視で、前記
両ガイド輪体14,15の回転中心を通る鉛直線P3と
ほぼ平行な回動中心周りで作業装置Aを回動操作し得る
ように、その下面側に作業装置Aの装着部19と嵌合す
る嵌合連結部18を備えている。前記第二ガイド輪体1
5は第一ガイド輪体14との間で巻き上げ装置13のワ
イヤaを巻掛けられて、両ガイド輪体14,15による
滑車機構を構成している。尚、両ガイド輪体14,15
に巻掛けられたワイヤaの端部は、図1に示すように前
記ホイストレール8の先端部7aに固定されている。
側に巻き上げ装置13を配置して、ワイヤaの巻き取り
巻戻しにより作業装置Aを昇降移動させるように垂直可
動枠10を上下昇降移動させるように構成してある。つ
まり、前記垂直可動枠10は、図2及び図4に示すよう
に、回転盤17の上側にガイド輪体支承用のブラケット
16を立設し、そのブラケット16に前記水平可動枠9
側の第一ガイド輪体14とは別の第二ガイド輪体15を
枢着して構成され、前記回転盤17は、側面視で、前記
両ガイド輪体14,15の回転中心を通る鉛直線P3と
ほぼ平行な回動中心周りで作業装置Aを回動操作し得る
ように、その下面側に作業装置Aの装着部19と嵌合す
る嵌合連結部18を備えている。前記第二ガイド輪体1
5は第一ガイド輪体14との間で巻き上げ装置13のワ
イヤaを巻掛けられて、両ガイド輪体14,15による
滑車機構を構成している。尚、両ガイド輪体14,15
に巻掛けられたワイヤaの端部は、図1に示すように前
記ホイストレール8の先端部7aに固定されている。
【0010】前記作業装置Aは、図3及び図4に示され
ているように、前記垂直可動枠10に対して前記鉛直線
P3周りで回動自在に装着された装着部19と、一方向
に長いビーム20と、ビーム20に対してその長手方向
に位置移動可能に取り付けられた爪付き掴み装置21と
から構成され、前記装着部19は、前記回転盤17の下
面側にベアリング22を介して相対回動自在に嵌着させ
た被動回転盤23と、その被動回転盤23の内周側に形
成した内歯ギヤ23aに噛み合うピニオン24aを備え
たギヤードモーター24とからなり、前記被動回転盤2
3にビーム20が一体に固定されている。
ているように、前記垂直可動枠10に対して前記鉛直線
P3周りで回動自在に装着された装着部19と、一方向
に長いビーム20と、ビーム20に対してその長手方向
に位置移動可能に取り付けられた爪付き掴み装置21と
から構成され、前記装着部19は、前記回転盤17の下
面側にベアリング22を介して相対回動自在に嵌着させ
た被動回転盤23と、その被動回転盤23の内周側に形
成した内歯ギヤ23aに噛み合うピニオン24aを備え
たギヤードモーター24とからなり、前記被動回転盤2
3にビーム20が一体に固定されている。
【0011】そして、前記爪付き掴み装置21は、断面
I型のビーム20上に設置された爪付き掴み装置駆動用
の電動シリンダー25の動力によって、ビーム20長手
方向に位置変更自在に構成されている。また、この爪付
き掴み装置21は、前記ビーム20に外嵌する角筒状の
支持体27と、ビーム20の左右両側で前記支持体27
に連設されたガイド輪体28と、前記支持体27の下端
側に一体に連設された断面I型の爪案内レール29と、
その爪案内レール29の左右両側に位置するガイドロー
ル30a付きの爪部材30と、前記爪部材30を移動さ
せる爪部材駆動機構31とで構成されている。前記爪部
材駆動機構31は、爪部材30の上端部に螺合する爪移
動用螺軸26と、この爪移動用螺軸26の一端部に設け
たモーター32とからなり、このモーター32の駆動に
より、爪部材30の上部側を爪案内レール29のに案内
させた状態で図4に示す実線の状態から仮想線に示すよ
うに自由に往復移動させて、掴み対象物のサイズに合わ
せて爪部材30の位置を変更できるように構成されてい
る。
I型のビーム20上に設置された爪付き掴み装置駆動用
の電動シリンダー25の動力によって、ビーム20長手
方向に位置変更自在に構成されている。また、この爪付
き掴み装置21は、前記ビーム20に外嵌する角筒状の
支持体27と、ビーム20の左右両側で前記支持体27
に連設されたガイド輪体28と、前記支持体27の下端
側に一体に連設された断面I型の爪案内レール29と、
その爪案内レール29の左右両側に位置するガイドロー
ル30a付きの爪部材30と、前記爪部材30を移動さ
せる爪部材駆動機構31とで構成されている。前記爪部
材駆動機構31は、爪部材30の上端部に螺合する爪移
動用螺軸26と、この爪移動用螺軸26の一端部に設け
たモーター32とからなり、このモーター32の駆動に
より、爪部材30の上部側を爪案内レール29のに案内
させた状態で図4に示す実線の状態から仮想線に示すよ
うに自由に往復移動させて、掴み対象物のサイズに合わ
せて爪部材30の位置を変更できるように構成されてい
る。
【0012】図1に示す低高さ空間用作業機械の、クロ
ーラ式走行装置2を備えた本機1には、その前後夫々の
位置に左右一対のアウトリガー33を装着してあり、各
アウトリガー33は、図示の実線で示す格納状態から、
夫々の回動中心34周りに回動した後の上下揺動によ
り、仮想線で示す作業姿勢に姿勢変更自在に構成されて
いる。また、各アウトリガー33は、その下面側にキャ
スター車輪35を付設してあって、アウトリガー33を
張り出し姿勢としたままでの機体の移動を可能にしてい
る。
ーラ式走行装置2を備えた本機1には、その前後夫々の
位置に左右一対のアウトリガー33を装着してあり、各
アウトリガー33は、図示の実線で示す格納状態から、
夫々の回動中心34周りに回動した後の上下揺動によ
り、仮想線で示す作業姿勢に姿勢変更自在に構成されて
いる。また、各アウトリガー33は、その下面側にキャ
スター車輪35を付設してあって、アウトリガー33を
張り出し姿勢としたままでの機体の移動を可能にしてい
る。
【0013】また、前記旋回台4、移動装置5、及び、
作業装置Aの各駆動源となる油圧シリンダーやギヤード
モーターは、本機1上に設けられた、あるいは本機1か
ら取り外し可能な制御器(図外)、もしくは、予め本機
1とは別個に構成された無線操縦用の制御器など、周知
の適宜制御手段によって制御するように構成されてい
る。 〔別実施例〕 [1] 作業装置Aとしては、実施例で示した揚重装置に限
らず、清掃装置、塗装装置などの各種のものに採用でき
る。 [2] アウトリガー33としては、前述の実施例で示した
設置部分の下面にキャスターを付設置したものだけに限
らず、設置部分の下面には何も備えない単なる設置して
姿勢維持するだけの構成のものを採用してよいことも勿
論である。 [3] 移動装置5として、固定長さのホイストレール8に
水平可動枠9を採用したものを示したが、ホイストレー
ル8そのものを伸縮自在に構成してもよい。
作業装置Aの各駆動源となる油圧シリンダーやギヤード
モーターは、本機1上に設けられた、あるいは本機1か
ら取り外し可能な制御器(図外)、もしくは、予め本機
1とは別個に構成された無線操縦用の制御器など、周知
の適宜制御手段によって制御するように構成されてい
る。 〔別実施例〕 [1] 作業装置Aとしては、実施例で示した揚重装置に限
らず、清掃装置、塗装装置などの各種のものに採用でき
る。 [2] アウトリガー33としては、前述の実施例で示した
設置部分の下面にキャスターを付設置したものだけに限
らず、設置部分の下面には何も備えない単なる設置して
姿勢維持するだけの構成のものを採用してよいことも勿
論である。 [3] 移動装置5として、固定長さのホイストレール8に
水平可動枠9を採用したものを示したが、ホイストレー
ル8そのものを伸縮自在に構成してもよい。
【0014】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】低高さ空間用作業機械の全体側面図
【図2】図1におけるイーイ線矢視図
【図3】移動装置及び作業装置の一部を示す側面図
【図4】作業装置の一部を示す側面図
【符号の説明】 1 本機 4 旋回台 5 移動装置 6 水平方向移動機構 7 上下方向移動機構 13 巻き上げ装置 a ワイヤ A 作業装置 P1 上下軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 克一 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 池原 進 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 小山 良樹 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店 大阪本店内 (72)発明者 西山 政雄 大阪府大阪市中央区本町四丁目1番13号 株式会社竹中工務店 大阪本店内 (56)参考文献 特開 昭48−64658(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 23/00 - 23/94 B66C 1/62 B66C 13/08
Claims (1)
- 【請求項1】本機(1)に対して上下軸心(P1)周り
で回動自在な旋回台(4)を設け、その旋回台(4)に
対して、作業装置(A)を、水平方向に沿わせての旋回
中心に対する遠近移動、並びに、上下方向に位置移動自
在な移動装置(5)を設け、かつ、前記移動装置(5)
を、水平方向移動機構(6)と上下方向移動機構(7)
との組み合わせで構成するとともに、前記上下方向移動
機構(7)は、前記旋回台(4)側に巻き上げ装置(1
3)を配置して、ワイヤ(a)の巻き取り巻き戻しによ
り作業装置(A)を昇降移動させるように構成してある
低高さ空間用作業機械であって、 前記上下方向移動機構(7)に、前記ワイヤ(a)の巻
き取り巻き戻しにより昇降移動する垂直可動枠(10)
を設けて、前記垂直可動枠(10)に、鉛直軸周りに回
動操作自在に回転円盤(17)と、前記回転円盤(1
7)を回転駆動自在な回転駆動装置(24)とを設け
て、前記作業装置(A)を、前記回転円盤 (17)に取
り付けてある 低高さ空間用作業機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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