JPH085197Y2 - シヤトルブーム式ジブクレーン - Google Patents

シヤトルブーム式ジブクレーン

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JPH085197Y2
JPH085197Y2 JP1990003854U JP385490U JPH085197Y2 JP H085197 Y2 JPH085197 Y2 JP H085197Y2 JP 1990003854 U JP1990003854 U JP 1990003854U JP 385490 U JP385490 U JP 385490U JP H085197 Y2 JPH085197 Y2 JP H085197Y2
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JP
Japan
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boom
shuttle
original
crane
traverse
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JP1990003854U
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JPH0395378U (ja
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克彦 湯木
博 池田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建設途中の一般のビルあるいは原子炉建屋な
ど上部空間を制限された状態で建屋内へ水平方向に荷の
移動を行なうジブクレーンに関する。
〔従来の技術〕
従来のこの種クレーンでは、第4図に示すように、テ
レスコピツクブーム40,41,42の先端に巻上装置43部を固
定配置して用いるものが一般的である。この形式のもの
では、ブーム40〜42の伸縮動自体が巻上装置43および荷
の横行速度となる。
第5図に示すように、先端ブーム42に長手方向沿いに
巻上装置43を横行できるよう設けると、巻上装置43の横
移動速度を早くすることができる。しかしテレスコピツ
クブーム40,41は底面が長手方向に連続開口する開き断
面のブーム構造となり、地震などの大きい水平力に対し
曲げ、ねじりに弱い構造となる。
〔考案が解決しようとする課題〕
前述の従来技術には次の問題点がある。
第4図に示した形式のものでは、ブームが3段以上の
伸縮になると、ブーム自体の伸縮機構が複雑になると同
時に、巻上装置部43の横移動速度が遅くなって、荷運搬
の能率が低下する。
また、第5図に示した形式のものでは、テレスコピツ
クブーム40,41は底面が長手方向に連続開口する開き断
面のブーム構造となり、地震などの大きい水平力に対し
曲げ、ねじりに弱い。その補強や多段テレスコピツクの
抜け止め防止などの対策が必要になり、ブーム構造が複
雑化する。
本考案は、構造が簡単で荷運搬速度が早く効率の良い
シヤトルブーム式ジブクレーンを提供することを目的と
するものである。
〔課題を解決するための手段〕
クレーンポストの上端に旋回台を設置し、同旋回台に
水平元ブームを一体的に支持する。同元ブームの上面・
下面・側面の長手方向にレールを取付け、シヤトルブー
ムを同レールにより横行移動可能に支持する。シヤトル
ブーム下面に沿って横行可能な巻上装置を設け、元ブー
ム上にシヤトルブームを横行移動させる駆動手段を設け
る。
〔作用〕
クレーンポスト上端の旋回台に取付けた運転室からの
操作で、元ブームに沿いシヤトルブームを先端側へ横行
させて送り出し、同時に、要すればシヤトルブーム上の
巻上装置先端側へ送り出して、ブーム先端を建屋内へ挿
入する。このときブーム先端の建屋内への送り出しは、
元ブームとシヤトルブーム両者の相対移動のみを駆動手
段により行なうから、第4図、第5図に示す従来装置に
比べ著しく迅速になる。またこの時の送り出しは、駆動
手段を介し行なうから、予期しない大きい水平外力を生
じた場合にも、横行駆動手段が制動力として作用し、ス
トツパなどに掛かる衝撃を緩和するのに役立つ。これら
は建屋内で荷を吊り上げて外へ運び出す場合においても
同様で、迅速にかつ安全な荷の運び出しを達成する。ま
た元ブームは閉断面すなわち断面に切欠部のない一体物
ブームとして作られシヤトルブームは元ブームの外面に
設けたレールに係合して移動させるから構成は単純化し
ブームは充分安全な強度を与え易く、レール部、ローラ
部などの点検、保守作業も外面から行ない易くなる。建
屋内へ挿入されたシヤトルブーム先端まわりでは、シヤ
トルブームに設けた巻上装置を機側操作で横行させて、
吊荷との位置合わせを簡単に行なうことができる。建屋
内からの荷の運び出しでは、巻上装置のブーム基部側へ
の移動とシヤトルブームの元ブーム上への横行を併行さ
せれば、荷の移動は従来の倍速近くなり、元ブーム自体
の旋回操作も相対的に早く操作できる。また、元ブー
ム、シヤトルブーム及び横行型巻上装置の組合せで、巻
上装置のクレーンポストへの近接がより近い位置までで
きることになり、吊上げ吊下しの危険範囲の減少にも役
立つ。
〔実施例〕
第1図乃至第3図に本考案の好ましい実施例を示す。
第1図において1は基礎2上に仮固定して立てたクレー
ンポスト、3はポスト1上の旋回台、4は旋回台3に取
付けた旋回駆動装置、5は旋回台3と一体に固定して設
けた水平な剛性の元ブーム、6は旋回台3に設けた運転
室、7は元ブーム後端に設けたバランスウエイト、8,9
は元ブーム5の上面、下面および側面に長手方向に平行
に2本ずつ設けたレール、10はトロリー部11を介し元ブ
ーム周囲に長手方向へ横行可能に係合し水平に維持した
シヤトルブーム、12はシヤトルブーム下面全長に長手方
向に設けたIビーム型のホイストレール、13はホイスト
レール12に係合させ横行式巻上装置、14,14はホイスト
レール12両端に設けた巻上装置13用のストツパ、20は元
ブーム5上に配置した駆動ドラム21、エンドシーブ22お
よびワイヤ23,23′からなるシヤトルブーム横行用の駆
動手段である。トロリー部11は、間隔をおいて下端中央
部をシヤトルブーム10上に固定した一対の枠部材24,24
と、同枠部材24,24の上下に元ブーム長手方向沿いに架
け渡した2列の車輪取付部材25,25とを有し、第2図に
示すごとく、一対の枠部材内面側にレール9,9に係合す
るそれぞれ4つのローラ26を設け、車輪取付部材25には
上部側の部材25両端に上部レール8と係合する4つの車
輪27を設け、また下側部材25にはポスト1側寄りの端に
下部レール8と係合する2つの車輪27′を設けてあり、
シヤトルブーム10は各ローラ26…および車輪27、27′と
レール8,9を介し元ブーム5に沿い横行移動可能に懸架
される。第3図はシヤトルブーム横行手段20の斜視図で
ある。駆動ドラム21は図示しないウインチモータにより
駆動され、駆動ドラム21上には2対の反対巻きのワイヤ
ーロープ23,23′が一端をドラム21上に繋着28されてい
る。一方の対のワイヤロープ23,23の他端は、ドラム21
上側からエンドシーブ22,22を経て略図的に画かれたト
ロリー部11の先端側に繋着29され、かつ他方の対のワイ
ヤロープ23′,23′の他端はドラム21下側から出て直接
トロリー部11の基端側に繋着30されている。従って駆動
ドラム21の時計まわり駆動でトロリー部11は図の左方向
すなわちクレーンの先端側へ送り出され、反対に駆動ド
ラム21の反時計まわり駆動でドラム21の方へ引寄せられ
る。
上述したクレーンポスト1は大型クレーン車の車台上
に据えられても良く、またポスト1部材を継ぎ足してク
レーン高さを順次嵩上げして用いて行くようにしても良
い。
上記ジフクレーンの旋回、シヤトルブーム繰出し、引
込み横行と巻上装置横行、巻上げ、巻下げはクレーンの
運転室6内から操作することができ、また巻上装置の横
行、巻上げ、巻下げは巻上装置の機側で別個に操作でき
るようにすることも可能である。
上述したジブクレーンは、所要のビル等の建物の階
で、運転室6内からの操作により元ブーム5を旋回し建
物側へ向け、シヤトルブーム10の繰出し操作でシヤトル
ブーム先端を建物の階内へ挿入し、それから巻上装置13
の横行位置合わせ、巻下げ、巻上げにより荷を吊上げ巻
上装置13の基端側への横行とシヤトルブーム10の引込
み、元ブームの旋回、巻上装置の巻下げの順の操作で、
建物から荷を運び出しまた反対の地上から建物内へ荷を
運び上げる。このとき上述の構成によれば、クレーンの
ブームが元ブーム5と元ブーム5に外面から係合し横行
可能に懸架したシヤトルブーム10との組合せで構成され
たことにより、ブーム相互を単純な構成で、例えば元ブ
ーム5、シヤトルブーム10の何れも単純な箱桁構造で済
み、同時に夫々高い強度で構成することができる。また
ブームの繰出し、引込みを2つのブーム5,10相互の相対
動のみで行なうことにより、ブームの繰出し、引込み時
間が短縮される。また巻上装置13の横行操作を併行する
ことにより、ブーム引込み、ブーム旋回、荷の巻下げ、
地上からの荷の吊上げ、元ブーム5旋回、シヤトルブー
ム10繰出しに至る運搬サイクル時間が著しく短縮される
などの優れた効果が得られる。
〔考案の効果〕
本考案によるシャトルブーム式ジブクレーンは、クレ
ーンポスト上に該ポストに対し旋回可能に取付けた旋回
台と、上記旋回台上に水平方向に一体に取付けた閉じ断
面の元ブームと、上記元ブームの上面・下面および側面
にそれぞれ2本ずつ元ブーム長手方向と平行に設けられ
たレールと、上記レール上に係合し元ブーム外側を長手
方向へ横行移動可能に取付けた閉じ断面のシャトルブー
ムと、前記元ブーム上に配備したワイヤロープによる上
記シャトルブーム移動用の横行駆動手段と、上記シャト
ルブーム下面に長手方向沿いに設けたホイストレールに
係合し横行可能に取付けた巻上装置とを具えたものであ
るから閉じ断面の元ブームとシャトルブームとは、ブー
ム相互を単純な構成として剛性を高めることにより耐震
性の向上がはかられ、又、元ブーム上に配備したワイヤ
ロープによるシャトルブームの横行駆動手段は、ローラ
による摩擦がないため円滑に駆動できると共にシャトル
ブームの抜け出しが防止されて安全であり、更にシャト
ルブーム下面の巻上装置はシャトルブームの引込み、繰
出し操作の併用により荷役サイクル時間を著しく短縮す
ることができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す全体側面図、第2図は第
1図のII-II線に沿う横断面図、第3図は第1図中の要
部の斜視図、第4図は従来装置の全体側面図、第5図は
他の従来装置のクレーンブーム構成の断面図である。 1……クレーンポスト、3……旋回台 5……元ブーム、8,9……レール 10……シヤトルブーム、12……ホイストレール 13……横行型巻上装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クレーンポスト上に該ポストに対し旋回可
    能に取付けた旋回台と、上記旋回台上に水平方向に一体
    に取付けた閉じ断面の元ブームと、上記元ブームの上面
    ・下面および側面にそれぞれ2本ずつ元ブーム長手方向
    と平行に設けられたレールと、上記レール上に係合し元
    ブーム外側を長手方向へ横行移動可能に取付けた閉じ断
    面のシャトルブームと、前記元ブーム上に配備したワイ
    ヤロープによる上記シャトルブーム移動用の横行駆動手
    段と、上記シャトルブーム下面に長手方向沿いに設けた
    ホイストレールに係合し、横行可能に取付けた巻上装置
    とを備えてなることを特徴とするシャトルブーム式ジブ
    クレーン。
JP1990003854U 1990-01-22 1990-01-22 シヤトルブーム式ジブクレーン Expired - Lifetime JPH085197Y2 (ja)

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JPH0395378U JPH0395378U (ja) 1991-09-27
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