JPS59158794A

JPS59158794A - 鉄塔組立用クレ−ン

Info

Publication number: JPS59158794A
Application number: JP3168083A
Authority: JP
Inventors: 徳村　叶; 大嶋　敏治
Original assignee: TOMOEGUMI GIKEN KK
Current assignee: TOMOEGUMI GIKEN KK
Priority date: 1983-02-25
Filing date: 1983-02-25
Publication date: 1984-09-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、鉄塔組立用のクレーンに関するものである
。

（従来技術）鉄塔の組立には種々の方法があり、例えばトラッククレ
ーンで行なう方法では、鉄塔の高さおよびＸｉ′増に伴
って、荷重によるモーメント、風、地震等から大型化し
、市街地などでは制約される問題点がある。

また、このような問題点を解消するために、鉄塔の柱体
にレールを取付け、このレールを案内として自刃で迫シ
上がシつつ鉄塔を組立てるクレーンもあるが、レールを
柱体に波って地上より柱体頂部まで設置しなければなら
ない、操作が複雑であるなどの問題点がある。

（発明の目的）この発明は、このような事情に鑑みて提案されたもので
、その目的は、市街地などの狭い場所でも使用でき、比
較的簡単な構成でかつ比較的容易な操作で鉄塔？迅速に
組立て得るクレーンを提供することにある。

（発明の構成・作用）この発明に係る鉄塔組立用クレーンは、鉄塔の柱体に取
付けられた案内・支持部材を案内として柱体長手方向に
上下動自在とされた所定長さの移動レールと、上部にク
レーン装置を有し下部のマストに設けられた案内ローラ
によシ前記移動レールに沿って上下動自在とされたクレ
ーン本体と、前記移動レールの長さよシもかなり短いス
トロークを有しかつピストン軸先端に二つの滑車を有し
シリンダ本体力（前記マストに沿うようにマストに取付
けられた流体圧シリンダと、一端が前記移動レールの上
端部に接続され他端が前記滑車の一方をブｉ・して前記
マストの上端部に接続されたクレーン本体上昇用ワイヤ
ロープと、一端が滑車よりも低い位置における移動レー
ルに接続され他端が前記滑車の他方を介して滑車よりも
低い位置におけるマストに接続された移動レール上昇用
ワイヤロープと、前記移動レールおよびクレーン本体に
それぞれ取付けられ前記案内・支持部材に係合して移動
レールおよびクレーン本体を柱体知固定し得るレール係
止部材およびクレーン本体係止部材を備えクレーン本体
が移動レールの最下位置にある時ピストンロッドは伸出
した状態にあシ、このような状態からピストンロッドを
収入させれば、クレーン本体がクレーン本体上昇用ワイ
ヤロープにより移動レールＫ　Ｇって上昇し、クレーン
本体係止部材によりクレーン本体を柱体に固定し、次い
で、この状態からピストンロッドを伸出させれば移動レ
ール上昇用ワイヤロープにより移動レールが上昇し、こ
の移動レールをレール係止部材により柱体に固定すれば
、クレーン本体上昇可能となり、このようなりレーン本
体と移動レールとの上昇を交互に繰返しつつ鉄塔を組立
てていくものである。

（実　施　例）以下、この発明を図示する一実施例に基づいて説明する
。第１図、第２図に示すように、この発明に係るクレー
ンは、鉄塔の柱体１に等間隔をおいて取付けられた案内
・支持部材２を案内として柱体長手方向に上下動自在と
された所定長さの移動レール３と、旋回架台、ジブ、巻
上ウィンチ、起伏機構などからなるクレーン装置４を上
部に有するとともに下部に移動レール３と平行なマスト
５を有しこのマスト５に設けられた案内ロー２６により
移動レール３に沿って上下動自在とされたクレーン本体
７と、移動レール３の長さよシもかなシ短いストローク
を有しかつピストン軸８Ｂの先端に二つの滑車９．ｌＯ
を有しシリンダ本体８Ａがマス）５に沿うようにマスト
５に取付けられた油圧シリンダ８と、一端が移動レール
３の上端部に接続され他端が一方の滑車９を介してマス
ト５の上端部に接続されたクレーン本体上昇用ワイヤロ
ープ１１と、一端が滑車よシも低い位置における移動レ
ール・３に接続され他端が他方の滑車１０を介して滑車
よシも低い位置におけるマスト５に接続された移動レー
ル上昇用ワイヤロープ１２と、移動レール３およびマス
ト５のそれぞれの上部に取付けられ案内・支持部材２に
係合して移動レール３およびクレーン本体７を柱体１に
固定し得るレール係止部材１３およびクレーン本体係止
部材１４を備えている。

ここで、移動レール３は、例えば３つの案内・支持部材
２にわたる長さとされ、油圧シリンダ８のストロークは
、案内・支持部材２の配置間隔の半分よシも若干長くさ
れている。このような油圧シリンダ８は、マスト５の下
部にブラケット１５を介して取付けられ、ワイヤロープ
１１，１２は、前記ストローク傾対応した長さとされて
いる。

案内・支持部材２は、第３図、第４図に示すように、水
平方向に一対で突設され先端に内側に突出する突片１６
Ａを有するブラケット１６と、これらブラケットに挿設
された支持ピン１７からなる。

移動レール３は、溝形鋼３Ａを背中合せに間隔をおいて
配置しアングル材３Ｂで連結して構成され、溝形鋼３Ａ
のフランジ部が突片１６Ａと支持ピン１７との間に係合
され、このような案内・支持部材２を案内として上下動
自在とされている。

クレーン本体７のマスト５の上部および下部には、移動
レール３に向かって突出する支持体１８が取付けられ、
この支持体１８の先端に案内ローラ６が取付けられる。

この案内ローラ６は、溝形鋼３Ａのフランジ部を両側か
ら挾むように配置されている。

レール係止部材１３岐、第１図、第３図忙示すように、
移動レール３の上端部中央忙回動自在に軸着された係止
片１９とこの係止片１９を押し上げて回動させる油圧シ
リンダ２０とからなシ、係止片１９の先端に設けられた
鉤部１９Ａにより支持ピン１７の中央部に係止される。

この場合の作動状況を述べると、移動レール３を上昇時
は油圧シリンダ２０のピストンロッドを収入してあれば
、係止片１９の鉤部１９Ａのみが支持ピｙ１７に邑たり
回動される。（係止片１９は、常に水平状態を保つよう
に、スプリング、カウンターウェイト等を付けることが
好ましい。）さらに鉤部１９Ａが支持ピン１７をかわし
た位置で移動レール３の上昇を停止し、鉤部１９Ａが支
持ピン１７に係止されるまで移動レール３を下げる。（
第６図（ａ）　、　（ｂ）　、　（（！ｊ参照）また、
移動レール３を係止状態から下降させる場合は、係止の
状態から一旦、鉤部１９Ａが支持ピン１７をかわすこと
ができる位置まで移動レール３を上げさらに油圧シリン
ダ２０のピストンロッドを突き出し、係止片１９を回動
させれば下降暗に鉤部１９Ａが支持ピン１７に尚たるこ
となく移動レール３を下降させることができる。（第７
図（ａ）　、　（ｂ）　、　（＋１り参照）クレーン本
体係止部材１４は、上部の支持体１８に左右一対で配置
され、柱体方向に進退自在に支持された係止片２１と、
との係止片２１を進退させる油圧シリンダ２２とからな
シ、係止片２１の先端に設けられた鉤部２１Ａによりブ
ラケット１６から突出した支持ピン１７端部に係止され
る。係止および係止解除の仕方は、油圧シリンダ２２の
操作によりレール係止部材１３の場合と、係止片の移動
方向が異なるだけで同じである。

以上のような構成において、鉄塔の組立てに際しては、
Ｍ２図に示すような状態から、クレーン本体係止部材１
４を解除して油圧シリンダ８をピストンロッド８Ｂが収
入する方向に作動させれば、ワイヤロープ１１によシフ
レーン本体７が上昇する（第５図（ａ）参照）。次いで
、クレーン本体７が移動レール３の最上部に達したら、
クレーン本体係止部材１４により鉄塔に固定する（第５
図中）参照）。このような状態で、柱体の継ぎ足しを行
なう。続いて、このような作業が終了したら、レール係
止部材１３の解除を行なって、ピストンロッド８Ｂ°が
伸出する方向に油圧シリンダ８を作動させればワイヤロ
ープ１２により移動レール３が上昇する（第５図（Ｃ）
参照）。移動レール３が最上部位置に到達したら、レー
ル係止部材１３によシ移動レール３を柱体に固定すれば
、クレーン本体７が上昇可能となり（第５図（ｄ）参照
）、このようなりレーン本体７と移動レール３との上昇
を交互に繰返すことにより鉄塔が頴次下部から組立てら
れることになる。なお、クレーン本体７のリフトダウン
は前述と逆の操作で行なわれる。

このような構成において、油圧シリンダ８は。

上向きに配置されているため、重いクレーン本体７の移
動に際してはピストンロッド８ＢｊＣ引張荷重がかかシ
軽い移動レール３の移動に際してはピストンロッド８Ｂ
に圧縮荷重がかかり、圧縮知よるピストンロッド８Ｂの
座屈を考慮してロッド径を太くする必要がなく、比較的
小径のロッドでストロークを長くすることができ、さら
に、ワイヤロープ１１，１２を使用するため、迫り上げ
量をストロークの２倍知することができ、これら知より
油圧シリンダの小型・軽量化が図れる。

なお、ワイヤロープ１１．１２が切断した時の安全装置
として、例えば移動レール３にラックを延設し、クレー
ン本体側にこのラックに噛合するラチェットを上下方向
二種類設けてクレーン本体７と移動レール３の落下を防
止する。

（発明の効果）前述のとおシ、この発明によれば、所定長さの移動レー
ルを鉄塔の案内・支持部材を案内として上下動自在とす
るとともにクレーン本体を移動レールに沿って上下動自
在とし、流体圧シリンダおよびワイヤロープによシ移動
レールとクレーン本体を、交互に上昇させるとともに係
止部材により交互に鉄塔に固定させるようにしたため、
次のような効果を奏する。

（ｉ）トラッククレーンの進入できない狭い場所でも鉄
塔の建方が可能である。

Φ）比較的簡単な構成でかつ比較的容易な操作で鉄塔を
迅速に組立てることができる。

（ホ）　クレーン本体が移動レールを自分でせり上げて
行くので、鉄塔に沿ってレールを地上から上端部まで設
置する必要がない。

（財）　ワイヤロープを使用するため流体圧シリンダの
／Ｊ１型・軽量化が図れ、ひいては装置の軽量化が図れ
る。

（Ｖ）　　レールを介して上昇・下降を行なうので、ク
レーン本体のマスト位置が安定するため、マストが鉄塔
側の案内・支持部材に引っかかるなどの危険がない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明に係る鉄塔組立用クレーンのクレー
ン本体が上昇した状態の詳細図、第２図は、同様の上昇
前を示す概略図、第３図は第１図の■−■線矢視図、第
４図は第３図のＩＶ−ＩＶ線矢視図、第５図（ａ）、申
）　、　（ｅ）　、　（ｄ）は、クレーンの上昇を工程
順に示した概略図、第６図（ａ）　、　（ｂ）　、　（
（りは、移動レール上昇時の係止部材の作動状況を示す
状態図、第７図（ＪＬ）　、　（ｂ）　、　（Ｃ）は同
様の移動レール下降時を示す状態図である。１・・柱体、２・・案内・支持部材、３・・移動レール、３Ａ・・溝形鋼、３Ｂ・・アングル材、４・・クレーン装置、５・・マス
ト、６・・案内ローラ、７・・クレーン本体、８・・油圧シリンダ、８Ａ・・シ
リンダ本体、８Ｂ・・ピストンロッド、９、ｌＯ・・滑
車、１１・・クレーン本体上昇用ワイヤロープ、１２・・移
動レール上昇用ワイヤロープ、１３・・レール係止部材
、１４・・クレーン本体係止部材、１５・・ブラケット、１６・・ブラケット、１６Ａ・・
突片、１７・轡支持ピン、１８・・支持体、１９・・係止片、１９Ａ・・鉤部、２０・・油圧シリンダ、２１・・係止
片、２１Ａ・・鉤部、２２・・油圧シリンダ。（ａ）　　　　　　　　（ｂ）５１Ａ

Claims

【特許請求の範囲】

（１）鉄塔の柱体に取付けられた案内・支持部材を案内
として柱体長手方向に上下動自在とされた所定長さの移
動レールと、上部にクレーン装置を有し下部のマストに
設けられた案内ローラによシ前記移動レールＫＧって上
下動自在とされたクレーン本体と、前記移動レールの長
さよりもかなシ短いストロークを有しかつピストン軸先
端に二つの滑車を有しシリンダ本体が前記マストに沿う
ようにマスＮＣ＊付けられた流体圧シリンダと、一端が
前記移動レールの上端部に接続され他端が前記滑車の一
方を介して前記マストの上端部に接続されたクレーン本
体上昇用ワイヤロープと、一端が滑車よりも低い位置に
おける移動レールに接続され他端が前記滑車の他方を介
して滑車よりも低い位置におけるマストに接続された移
動レール上昇用ワイヤロープと、前記移動レールおよび
クレーン本体にそれぞれ取付けられ前記案内・支持部材
に係合して移動レールおよびクレーン本体を柱体に固定
し得るレール係止部材およびクレーン本体係止部材を備
えていることを特徴と゛する鉄塔組立用クレーン。