JPH0355398B2 - - Google Patents
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- JPH0355398B2 JPH0355398B2 JP16264783A JP16264783A JPH0355398B2 JP H0355398 B2 JPH0355398 B2 JP H0355398B2 JP 16264783 A JP16264783 A JP 16264783A JP 16264783 A JP16264783 A JP 16264783A JP H0355398 B2 JPH0355398 B2 JP H0355398B2
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- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 claims description 7
- ZZUFCTLCJUWOSV-UHFFFAOYSA-N furosemide Chemical compound C1=C(Cl)C(S(=O)(=O)N)=CC(C(O)=O)=C1NCC1=CC=CO1 ZZUFCTLCJUWOSV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 7
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 6
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Landscapes
- Braking Arrangements (AREA)
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
- Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は建設機械やトラツククレーン等に用い
る巻胴の油圧制御装置に関する。
る巻胴の油圧制御装置に関する。
従来巻胴の油圧制御装置においては、荷の巻上
げ、巻下げ中は常時巻胴クラツチが係合するよう
に構成して、吊荷の重力降下を可能とするため、
該巻胴クラツチの切断可能な手動のクラツチ制御
弁と、ペダル操作の巻胴ブレーキ制御装置を設け
るのを普通とする。このため建設現場等において
吊具の巻上げと、該吊具に支持させた荷の重力降
下を反復して行う場合や、建設機械の落下部材の
巻上げと重力降下を反復して行う場合には、巻上
げと重力降下の都度クラツチ制御弁を切換えねば
ならないし、往々クラツチ制御弁の切換え忘れを
生じて、建設機械の場合は落下部材の落下速度が
低下する恐れがある。
げ、巻下げ中は常時巻胴クラツチが係合するよう
に構成して、吊荷の重力降下を可能とするため、
該巻胴クラツチの切断可能な手動のクラツチ制御
弁と、ペダル操作の巻胴ブレーキ制御装置を設け
るのを普通とする。このため建設現場等において
吊具の巻上げと、該吊具に支持させた荷の重力降
下を反復して行う場合や、建設機械の落下部材の
巻上げと重力降下を反復して行う場合には、巻上
げと重力降下の都度クラツチ制御弁を切換えねば
ならないし、往々クラツチ制御弁の切換え忘れを
生じて、建設機械の場合は落下部材の落下速度が
低下する恐れがある。
本発明はこの問題に対処するもので、ウインチ
モータの方向切換弁を操作して荷の巻上げ、巻下
げを行う場合は勿論、吊荷の重力降下の際も常に
巻胴クラツチの操作だだけを必要とし、従来型ク
ラツチ制御弁と巻胴ブレーキの制御を必要としな
いようにすることを目的とする。
モータの方向切換弁を操作して荷の巻上げ、巻下
げを行う場合は勿論、吊荷の重力降下の際も常に
巻胴クラツチの操作だだけを必要とし、従来型ク
ラツチ制御弁と巻胴ブレーキの制御を必要としな
いようにすることを目的とする。
本発明はウインチモータ1の停止或いは駆動に
応じて該ウインチモータを制動或いは解放する自
動ブレーキ2と、該ウインチモータ用油圧ポンプ
3或いはこれと同時作動の油圧ポンプにより蓄圧
される蓄圧器4と、常時切断賦勢される巻胴クラ
ツチを係合させるクラツチシリンダ5と、該クラ
ツチシリンダをタンクに接続する常時位置を備
え、ペダル6aの踏込変位に応じて蓄圧器4の油
圧をクラツチシリンダ5に供給可能な圧力制御弁
6と、常時制動賦勢される巻胴用非常ブレーキの
解放可能に絞り弁7を介して蓄圧器4に接続され
た非常ブレーキシリンダ8と、前記油圧ポンプの
非作動時には該非常ブレーキシリンダをタンクに
連通する第1油路9を、該油圧ポンプの作動中遮
断する弁機構と、該油圧ポンプの作動中は非常ブ
レーキシリンダ8とタンクの間の第2油路10を
遮断する常時位置を備え、前記圧力制御弁操作ペ
ダル6aの踏込み時にのみ開く弁機構とを含み、
常時開位置に復帰賦勢され、クラツチシリンダ5
にクラツチ係合油圧が作用した時に閉位置に切換
えられる切換弁11を前記第2油路中に挿入した
ことを特徴とする。
応じて該ウインチモータを制動或いは解放する自
動ブレーキ2と、該ウインチモータ用油圧ポンプ
3或いはこれと同時作動の油圧ポンプにより蓄圧
される蓄圧器4と、常時切断賦勢される巻胴クラ
ツチを係合させるクラツチシリンダ5と、該クラ
ツチシリンダをタンクに接続する常時位置を備
え、ペダル6aの踏込変位に応じて蓄圧器4の油
圧をクラツチシリンダ5に供給可能な圧力制御弁
6と、常時制動賦勢される巻胴用非常ブレーキの
解放可能に絞り弁7を介して蓄圧器4に接続され
た非常ブレーキシリンダ8と、前記油圧ポンプの
非作動時には該非常ブレーキシリンダをタンクに
連通する第1油路9を、該油圧ポンプの作動中遮
断する弁機構と、該油圧ポンプの作動中は非常ブ
レーキシリンダ8とタンクの間の第2油路10を
遮断する常時位置を備え、前記圧力制御弁操作ペ
ダル6aの踏込み時にのみ開く弁機構とを含み、
常時開位置に復帰賦勢され、クラツチシリンダ5
にクラツチ係合油圧が作用した時に閉位置に切換
えられる切換弁11を前記第2油路中に挿入した
ことを特徴とする。
以下本発明の一実施例を第1図〜第3図につい
て説明する。第1図は巻胴装置の概略を示し、巻
胴12とウインチモータ1により駆動されるドラ
ム軸13とは、回転軸線を同じくして基台に回動
自在に支承され、常時引張ばね(図示せず)によ
り互いに引寄せ賦勢される拡開、収縮自在な一対
のクラツチシユー14と、該両クラツチシユー1
4を拡開して巻胴12に一体に設けたブレーキド
ラム15の内周壁に摩擦係合させ得る一対のクラ
ツチシリンダ5とが、該ドラム軸13の自由端に
取付けられて、巻胴クラツチを構成することは従
前同様である。又非常ブレーキ、ブレーキドラム
15を囲んで、ばね16により常時緊締賦勢され
るブレーキバンド17を、基台側に取付けた非常
ブレーキシリンダ8の収縮により弛緩させるよう
にしてなる。
て説明する。第1図は巻胴装置の概略を示し、巻
胴12とウインチモータ1により駆動されるドラ
ム軸13とは、回転軸線を同じくして基台に回動
自在に支承され、常時引張ばね(図示せず)によ
り互いに引寄せ賦勢される拡開、収縮自在な一対
のクラツチシユー14と、該両クラツチシユー1
4を拡開して巻胴12に一体に設けたブレーキド
ラム15の内周壁に摩擦係合させ得る一対のクラ
ツチシリンダ5とが、該ドラム軸13の自由端に
取付けられて、巻胴クラツチを構成することは従
前同様である。又非常ブレーキ、ブレーキドラム
15を囲んで、ばね16により常時緊締賦勢され
るブレーキバンド17を、基台側に取付けた非常
ブレーキシリンダ8の収縮により弛緩させるよう
にしてなる。
ウインチモータ1は第2図に示すようにブレツ
シヤポートブロツク型の方向切換弁18を介して
エンジン駆動の油圧ポンプ3により正逆何れにも
駆動可能である。19はウインチモータ正転時
(巻上げ方向回転時)の高圧側油路20に挿入し
たカウンタバランス弁で、該カウンタバランス弁
19のパイロツト油路19aは反対側の油路21
に接続される。
シヤポートブロツク型の方向切換弁18を介して
エンジン駆動の油圧ポンプ3により正逆何れにも
駆動可能である。19はウインチモータ正転時
(巻上げ方向回転時)の高圧側油路20に挿入し
たカウンタバランス弁で、該カウンタバランス弁
19のパイロツト油路19aは反対側の油路21
に接続される。
ウインチモータ1は、ばね22により常時制動
賦勢される該ウインチモータの自動ブレーキ2を
解放し得る自動ブレーキシリンダ23を備え、油
路20,21にシヤトル弁24を介し接続された
油路25がハイドロ弁26を介して該自動ブレー
キシリンダ23に接続される。ハイドロ弁26は
自動ブレーキシリンダ23をタンクTに接続する
図示の常時位置と、該ハイドロ弁前後の油路25
を連通させる切換位置(図の上位置)とを備え、
そのパイロツト油路26aに吊荷の保持可能なク
ラツチ圧を生ずるクラツチシリンダ5の油圧が作
用した時に切換位置に切換えられる。
賦勢される該ウインチモータの自動ブレーキ2を
解放し得る自動ブレーキシリンダ23を備え、油
路20,21にシヤトル弁24を介し接続された
油路25がハイドロ弁26を介して該自動ブレー
キシリンダ23に接続される。ハイドロ弁26は
自動ブレーキシリンダ23をタンクTに接続する
図示の常時位置と、該ハイドロ弁前後の油路25
を連通させる切換位置(図の上位置)とを備え、
そのパイロツト油路26aに吊荷の保持可能なク
ラツチ圧を生ずるクラツチシリンダ5の油圧が作
用した時に切換位置に切換えられる。
このため方向切換弁18を図示の中立位置より
切換えて油路20,21の何れを高圧側にして
も、クラツチシリンダ5が伸長して巻胴クラツチ
が略完全に係合するまでは、ハイドロ弁26が図
示の常時位置にあつて自動ブレーキ2によりウイ
ンチモータ1の回転を阻止し、該巻胴クラツチが
略完全に係合した後にハイドロ弁26が切換位置
に切換わつて、自動ブレーキシリンダ23が油路
25を介して伝達されるウインチモータ駆動油圧
により収縮し、自動ブレーキ2を解放する。
切換えて油路20,21の何れを高圧側にして
も、クラツチシリンダ5が伸長して巻胴クラツチ
が略完全に係合するまでは、ハイドロ弁26が図
示の常時位置にあつて自動ブレーキ2によりウイ
ンチモータ1の回転を阻止し、該巻胴クラツチが
略完全に係合した後にハイドロ弁26が切換位置
に切換わつて、自動ブレーキシリンダ23が油路
25を介して伝達されるウインチモータ駆動油圧
により収縮し、自動ブレーキ2を解放する。
図示の蓄圧器4は方向切換弁18のセンタバイ
パス油路27と逆止弁28をウインチモータ駆動
用油圧ポンプ3により蓄圧されているが、エンジ
ンにより油圧ポンプ3と同時駆動される他の油圧
ポンプの吐出口に接続した方向切換弁のセンタバ
イパス油路を利用して蓄圧するようにしてもよ
い。29はこの蓄圧回路のリリーフ弁で、蓄圧器
4の所定圧力を維持する。
パス油路27と逆止弁28をウインチモータ駆動
用油圧ポンプ3により蓄圧されているが、エンジ
ンにより油圧ポンプ3と同時駆動される他の油圧
ポンプの吐出口に接続した方向切換弁のセンタバ
イパス油路を利用して蓄圧するようにしてもよ
い。29はこの蓄圧回路のリリーフ弁で、蓄圧器
4の所定圧力を維持する。
蓄圧器4に絞り弁7を介して非常ブレーキシリ
ンダ8を接続する油路30には、3位置の電磁切
換弁31のプレツシヤポートPが接続される。電
磁切換弁31は4接続の四方弁のBポートを閉塞
した構成を持つため、該切換弁が図示の中立位置
にある時は、常時タンクTに連通する第1油路9
が油路30を介して非常ブレーキシリンダ8に接
続される。
ンダ8を接続する油路30には、3位置の電磁切
換弁31のプレツシヤポートPが接続される。電
磁切換弁31は4接続の四方弁のBポートを閉塞
した構成を持つため、該切換弁が図示の中立位置
にある時は、常時タンクTに連通する第1油路9
が油路30を介して非常ブレーキシリンダ8に接
続される。
又切換弁31の制御電気回路は、第3図に示す
ように電源32に油圧ポンプ3や蓄圧回路の作動
時に閉じる主スイツチ33を介して、リレー34
の可動片35とその切換電磁コイル36を並列に
接続し、該可動片35の常閉接点Cを切換弁31
のソレノイド31aに、又その常開接点0を該切
換弁のソレノイド31bに夫々接続すると共に、
圧力制御弁6側にその操作ペダル6aを踏込んだ
時に開く常閉スイツチ37を取付けて、該常閉ス
イツチ37を電磁コイル36側の回路中に挿入し
てなる。
ように電源32に油圧ポンプ3や蓄圧回路の作動
時に閉じる主スイツチ33を介して、リレー34
の可動片35とその切換電磁コイル36を並列に
接続し、該可動片35の常閉接点Cを切換弁31
のソレノイド31aに、又その常開接点0を該切
換弁のソレノイド31bに夫々接続すると共に、
圧力制御弁6側にその操作ペダル6aを踏込んだ
時に開く常閉スイツチ37を取付けて、該常閉ス
イツチ37を電磁コイル36側の回路中に挿入し
てなる。
このため主スイツチ33を閉じて蓄圧回路を作
動させると、電磁コイル36が導通して可動片3
5が接点0側に切換わるため、ソレノイド31b
が導通して切換弁31が第2図の下位置(常時位
置)に切換えられ、そのプレツシヤポートPをブ
ロツクして蓄圧器4の蓄圧と非常ブレーキシリン
ダ8の収縮或いは非常ブレーキの解放が可能とな
る。又操作ペダル6aを踏込んでスイツチ37を
開くと、可動片35がその復帰ばねにより接点C
側を閉じて、ソレノイド31aが導通するため、
切換弁31が第2図の上位置に切換わり、そのA
ポート側の第2油路10を油路30に連通する。
動させると、電磁コイル36が導通して可動片3
5が接点0側に切換わるため、ソレノイド31b
が導通して切換弁31が第2図の下位置(常時位
置)に切換えられ、そのプレツシヤポートPをブ
ロツクして蓄圧器4の蓄圧と非常ブレーキシリン
ダ8の収縮或いは非常ブレーキの解放が可能とな
る。又操作ペダル6aを踏込んでスイツチ37を
開くと、可動片35がその復帰ばねにより接点C
側を閉じて、ソレノイド31aが導通するため、
切換弁31が第2図の上位置に切換わり、そのA
ポート側の第2油路10を油路30に連通する。
切換弁11は切換弁31とタンクTの間の第2
油路10中に挿入したハイドロ弁で、そのパイロ
ツト油路11aはクラツチシリンダ5の油室に接
続され、該クラツチシリンダにクラツチ係合油圧
を供給した時は、該ハイドロ弁11が図示の開位
置(常時位置)より閉位置(下位置)に切換えら
れる。
油路10中に挿入したハイドロ弁で、そのパイロ
ツト油路11aはクラツチシリンダ5の油室に接
続され、該クラツチシリンダにクラツチ係合油圧
を供給した時は、該ハイドロ弁11が図示の開位
置(常時位置)より閉位置(下位置)に切換えら
れる。
圧力制御弁6は油路38を介して蓄圧器4の油
圧を供給されるが、そのクラツチペダル6aの非
操作時には、第2図に代表して1個だけ示されて
いる両クラツチシリンダ5の油室をタンクTに接
続可能な図示の常時位置にある。しかし該クラツ
チペダルを踏込んだ時は、その踏込変位に応じた
油圧を該両クラツチシリンダ5に供給する。39
は圧力制御弁6とクラツチシリンダ5の間の油路
40中に挿入した安全弁で、そのパイロツト油路
39aは油路38に接続され、蓄圧器4の油圧が
なくなつた時は該安全弁39が図示の常時位置に
戻つて油路40に逆止弁を挿入し、クラツチシリ
ンダ5の収縮即ち巻胴クラツチの切断を阻止する
が、蓄圧器4に油圧がある間は、該安全弁を図の
下位置に切換えて油路40における油圧の正逆伝
達を自由とする。
圧を供給されるが、そのクラツチペダル6aの非
操作時には、第2図に代表して1個だけ示されて
いる両クラツチシリンダ5の油室をタンクTに接
続可能な図示の常時位置にある。しかし該クラツ
チペダルを踏込んだ時は、その踏込変位に応じた
油圧を該両クラツチシリンダ5に供給する。39
は圧力制御弁6とクラツチシリンダ5の間の油路
40中に挿入した安全弁で、そのパイロツト油路
39aは油路38に接続され、蓄圧器4の油圧が
なくなつた時は該安全弁39が図示の常時位置に
戻つて油路40に逆止弁を挿入し、クラツチシリ
ンダ5の収縮即ち巻胴クラツチの切断を阻止する
が、蓄圧器4に油圧がある間は、該安全弁を図の
下位置に切換えて油路40における油圧の正逆伝
達を自由とする。
次に本発明の作用について説明する。第2図は
主スイツチ33が開いて油圧ポンプ3や蓄圧器4
の蓄圧回路を非作動にした場合を示し、この状態
においては蓄圧器4と非常ブレーキシリンダ8の
油圧が第1油路9よりタンクTに排出されて、非
常ブレーキが巻胴12を制動している。この状態
から主スイツチ33を閉じて油圧ポンプ3や蓄圧
回路を作動させると、前述のように常閉スイツチ
37を介しリレー34が作動して、切換弁31が
第2図の下位置に切換えられ、そのプレツシヤポ
ートPをブロツクするから、蓄圧器4の蓄圧と、
そのパイロツト油圧によるクラツチ回路の安全弁
39の同図下位置への切換えが行われ、次で絞り
弁7を経由した油圧による非常ブレーキシリンダ
8の収縮、即ち非常ブレーキの解放が行われる。
主スイツチ33が開いて油圧ポンプ3や蓄圧器4
の蓄圧回路を非作動にした場合を示し、この状態
においては蓄圧器4と非常ブレーキシリンダ8の
油圧が第1油路9よりタンクTに排出されて、非
常ブレーキが巻胴12を制動している。この状態
から主スイツチ33を閉じて油圧ポンプ3や蓄圧
回路を作動させると、前述のように常閉スイツチ
37を介しリレー34が作動して、切換弁31が
第2図の下位置に切換えられ、そのプレツシヤポ
ートPをブロツクするから、蓄圧器4の蓄圧と、
そのパイロツト油圧によるクラツチ回路の安全弁
39の同図下位置への切換えが行われ、次で絞り
弁7を経由した油圧による非常ブレーキシリンダ
8の収縮、即ち非常ブレーキの解放が行われる。
そこでこの間にクラツチペダル6aの踏込みに
より圧力制御弁6を制御して、蓄圧器4の油圧を
クラツチシリンダ5に供給すると、巻胴クラツチ
が係合して巻胴12はウインチモータ1の自動ブ
レーキ2により拘束されるだけとなる。その際ク
ラツチペダル6aによつて常閉スイツチ37が開
かれるから、リレー34が非作動状態に戻つて切
換弁31を第2図の上位置に切換え、第2油路1
0を導通しようとするが、これと略同時にクラツ
チシリンダ5のパイロツト油圧によつてハイドロ
弁11が閉位置に切換えられて、該第2油路を遮
断するから、非常ブレーキシリンダ8の油圧はタ
ンクに排出されず、該非常ブレーキは解放状態に
維持される。又同時にクラツチシリンダ5のパイ
ロツト油圧によつてハイドロ弁26が第2図の上
位置に切換えられ、該ハイドロ弁前後の油路25
を導通するが、これにポンプ油圧が作用しないか
ら、自動ブレーキ2は制動状態を維持する。
より圧力制御弁6を制御して、蓄圧器4の油圧を
クラツチシリンダ5に供給すると、巻胴クラツチ
が係合して巻胴12はウインチモータ1の自動ブ
レーキ2により拘束されるだけとなる。その際ク
ラツチペダル6aによつて常閉スイツチ37が開
かれるから、リレー34が非作動状態に戻つて切
換弁31を第2図の上位置に切換え、第2油路1
0を導通しようとするが、これと略同時にクラツ
チシリンダ5のパイロツト油圧によつてハイドロ
弁11が閉位置に切換えられて、該第2油路を遮
断するから、非常ブレーキシリンダ8の油圧はタ
ンクに排出されず、該非常ブレーキは解放状態に
維持される。又同時にクラツチシリンダ5のパイ
ロツト油圧によつてハイドロ弁26が第2図の上
位置に切換えられ、該ハイドロ弁前後の油路25
を導通するが、これにポンプ油圧が作用しないか
ら、自動ブレーキ2は制動状態を維持する。
次で方向切換弁18を図示の中立位置より巻上
位置或いは巻下位置に切換えると、油路20,2
1の内、高圧側油路の油圧が前述のようにハイド
ロ弁26を介して自動ブレーキシリンダ23に供
給されて、ウインチモータ1の自動ブレーキを解
放するから、巻胴12は該ウインチモータにより
巻上げ或いは巻下げ方向に駆動される。所要の巻
上げ或いは巻下げを行つた後に方向切換弁18を
中立位置に戻してウインチモータ1を停止させる
と、自動ブレーキシリンダ23の油圧は順次ハイ
ドロ弁26、シヤトル弁24、中立位置の方向切
換弁18を経てタンクTに排出され、自動ブレー
キ2がかかる。
位置或いは巻下位置に切換えると、油路20,2
1の内、高圧側油路の油圧が前述のようにハイド
ロ弁26を介して自動ブレーキシリンダ23に供
給されて、ウインチモータ1の自動ブレーキを解
放するから、巻胴12は該ウインチモータにより
巻上げ或いは巻下げ方向に駆動される。所要の巻
上げ或いは巻下げを行つた後に方向切換弁18を
中立位置に戻してウインチモータ1を停止させる
と、自動ブレーキシリンダ23の油圧は順次ハイ
ドロ弁26、シヤトル弁24、中立位置の方向切
換弁18を経てタンクTに排出され、自動ブレー
キ2がかかる。
又この停止状態から吊荷を重力降下させる場合
は、クラツチペダル6aの踏込力を緩めて該クラ
ツチペダルを若干戻すと、クラツチシリンダ5の
圧力が該ペダル変位に応じた圧力に減圧されるか
ら、巻胴クラツチによる制動力を調節しながら自
由に吊荷の自由降下を行い得る。その際クラツチ
シリンダ5の油圧低下によりハイドロ弁11が第
2図の常時位置に戻つて第2油路10を導通して
も、略同時にスイツチ37が常閉位置に戻つて切
換弁31を同図下位置に切換え、そのプレツシヤ
ポートPをブロツクするから、蓄圧器4の圧力は
保持され、非常ブレーキは解放状態のままであ
る。
は、クラツチペダル6aの踏込力を緩めて該クラ
ツチペダルを若干戻すと、クラツチシリンダ5の
圧力が該ペダル変位に応じた圧力に減圧されるか
ら、巻胴クラツチによる制動力を調節しながら自
由に吊荷の自由降下を行い得る。その際クラツチ
シリンダ5の油圧低下によりハイドロ弁11が第
2図の常時位置に戻つて第2油路10を導通して
も、略同時にスイツチ37が常閉位置に戻つて切
換弁31を同図下位置に切換え、そのプレツシヤ
ポートPをブロツクするから、蓄圧器4の圧力は
保持され、非常ブレーキは解放状態のままであ
る。
吊荷の自由降下後にクラツチペダル6aを一杯
に踏込むと、蓄圧器4の油圧が再び圧力制御弁6
及び安全弁39を介してクラツチシリンダ5に供
給され、巻胴クラツチが完全係合して巻胴12を
制動する。この時切換弁31,11が再び切換え
られるが、蓄圧器4の圧力が保持され、非常ブレ
ーキが作動しないことは前述の通りである。
に踏込むと、蓄圧器4の油圧が再び圧力制御弁6
及び安全弁39を介してクラツチシリンダ5に供
給され、巻胴クラツチが完全係合して巻胴12を
制動する。この時切換弁31,11が再び切換え
られるが、蓄圧器4の圧力が保持され、非常ブレ
ーキが作動しないことは前述の通りである。
こうして所要の荷役作業を終えた時は常に巻胴
クラツチが略完全に係合しているから、主スイツ
チ33を開いて油圧ポンプ3や蓄圧回路の作動を
停止すると、切換弁31が図示の中立位置に戻つ
て非常ブレーキシリンダ8がタンクTに連通し、
非常ブレーキが迅速に作動する。これに遅れて蓄
圧器4の油圧が絞り弁7より切換弁31を経てタ
ンクに排出されるから、クラツチシリンダ5によ
る巻胴クラツチの係合中に非常ブレーキが巻胴1
2を制動拘束することになる。
クラツチが略完全に係合しているから、主スイツ
チ33を開いて油圧ポンプ3や蓄圧回路の作動を
停止すると、切換弁31が図示の中立位置に戻つ
て非常ブレーキシリンダ8がタンクTに連通し、
非常ブレーキが迅速に作動する。これに遅れて蓄
圧器4の油圧が絞り弁7より切換弁31を経てタ
ンクに排出されるから、クラツチシリンダ5によ
る巻胴クラツチの係合中に非常ブレーキが巻胴1
2を制動拘束することになる。
尚クラツチペダル6aを踏込んで荷役作業をし
ている場合に、事故等によりクラツチシリンダ5
のクラツチ圧が急低下した時は、切換弁11が図
示の常時位置に戻つて、上位置に切換えられてい
る切換弁31と協同して非常ブレーキシリンダ8
をタンクTに接続するから、非常ブレーキが直ち
に作動し安全である。
ている場合に、事故等によりクラツチシリンダ5
のクラツチ圧が急低下した時は、切換弁11が図
示の常時位置に戻つて、上位置に切換えられてい
る切換弁31と協同して非常ブレーキシリンダ8
をタンクTに接続するから、非常ブレーキが直ち
に作動し安全である。
以上一実施例について説明したが、第2図のハ
イドロ弁11,26を、第4図に示すように1個
のハイドロ弁41に構成して、そのパイロツト油
路41aをクラツチシリンダ5の油室に接続して
もよい。尚第4図中、第2図と同一符号を付した
部材は相対応する部材である。
イドロ弁11,26を、第4図に示すように1個
のハイドロ弁41に構成して、そのパイロツト油
路41aをクラツチシリンダ5の油室に接続して
もよい。尚第4図中、第2図と同一符号を付した
部材は相対応する部材である。
又第1油路9を導通、遮断する弁機構と、第2
油路10を導通、遮断する弁機構とを3位置の電
磁切換弁31にして、該切換弁を制御する第3図
のリレー回路を設けることは、何等本発明の必要
条件ではなく、第1油路9を制御する電磁開閉弁
と、第2油路を制御する電磁開閉弁とを別個に設
けて、後者の電磁開閉弁を制御するスイツチを直
接クラツチペダル6aにより開閉するようにして
もよい。
油路10を導通、遮断する弁機構とを3位置の電
磁切換弁31にして、該切換弁を制御する第3図
のリレー回路を設けることは、何等本発明の必要
条件ではなく、第1油路9を制御する電磁開閉弁
と、第2油路を制御する電磁開閉弁とを別個に設
けて、後者の電磁開閉弁を制御するスイツチを直
接クラツチペダル6aにより開閉するようにして
もよい。
本発明によれば、荷の巻上げ或いは巻下げ作業
と、吊荷の重力降下作業との間に、従来のような
クラツチ制御弁の切換操作を必要とせずして、し
かもクレーン作業の安全を計ることができ、通常
の巻上げ或いは巻下げ作業と荷の重力降下作業を
連続して反復する作業がまことに容易となる効果
がある。
と、吊荷の重力降下作業との間に、従来のような
クラツチ制御弁の切換操作を必要とせずして、し
かもクレーン作業の安全を計ることができ、通常
の巻上げ或いは巻下げ作業と荷の重力降下作業を
連続して反復する作業がまことに容易となる効果
がある。
第1図は本発明巻胴装置の概略を示す横断平面
図、第2図及び第3図は夫々その油圧回路図及び
電気回路図、第4図は本発明の他の実施例の油圧
回路図である。 12…巻胴、13…ドラム軸、14…クラツチ
シユー、15…ブレーキドラム、17…ブレーキ
バンド、18…方向切換弁、23…自動ブレーキ
シリンダ、31…3位置電磁切換弁、33…主ス
イツチ、34…リレー、35…可動片、36…電
磁コイル、37…常閉スイツチ。
図、第2図及び第3図は夫々その油圧回路図及び
電気回路図、第4図は本発明の他の実施例の油圧
回路図である。 12…巻胴、13…ドラム軸、14…クラツチ
シユー、15…ブレーキドラム、17…ブレーキ
バンド、18…方向切換弁、23…自動ブレーキ
シリンダ、31…3位置電磁切換弁、33…主ス
イツチ、34…リレー、35…可動片、36…電
磁コイル、37…常閉スイツチ。
Claims (1)
- 1 ウインチモータ1の停止或いは駆動に応じて
該ウインチモータを制動或いは解放する自動ブレ
ーキ2と、該ウインチモータ用油圧ポンプ3或い
はこれと同時作動の油圧ポンプにより蓄圧される
蓄圧器4と、常時切断賦勢される巻胴クラツチを
係合させるクラツチシリンダ5と、該クラツチシ
リンダをタンクに接続する常時位置を備え、ペダ
ル6aの踏込変化に応じて蓄圧器4の油圧をクラ
ツチシリンダ5に供給可能な圧力制御弁6と、常
時制動賦勢される巻胴用非常ブレーキの解放可能
に絞り弁7を介して蓄圧器4に接続された非常ブ
レーキシリンダ8と、前記油圧ポンプの非作動時
には該非常ブレーキシリンダをタンクに連通する
第1油路9を、該油圧ポンプの作動中遮断する弁
機構と、該油圧ポンプの作動中は非常ブレーキシ
リンダ8とタンクの間の第2油路10を遮断する
常時位置を備え、前記圧力制御弁操作ペダル6a
の踏込み時にのみ開く弁機構とを含み、常時開位
置に復帰賦勢され、クラツチシリンダ5にクラツ
チ係合油圧が作用した時に閉位置に切換えられる
切換弁11を前記第2油路中に挿入したことを特
徴とする巻胴の油圧制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16264783A JPS6056795A (ja) | 1983-09-06 | 1983-09-06 | 巻胴の油圧制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16264783A JPS6056795A (ja) | 1983-09-06 | 1983-09-06 | 巻胴の油圧制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6056795A JPS6056795A (ja) | 1985-04-02 |
JPH0355398B2 true JPH0355398B2 (ja) | 1991-08-23 |
Family
ID=15758593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16264783A Granted JPS6056795A (ja) | 1983-09-06 | 1983-09-06 | 巻胴の油圧制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6056795A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4636219A (en) * | 1985-12-05 | 1987-01-13 | Techmedica, Inc. | Prosthesis device fabrication |
JPH01117833A (ja) * | 1987-10-29 | 1989-05-10 | Masatoshi Kato | 生物活性物質 |
JP2605242B2 (ja) * | 1991-04-17 | 1997-04-30 | 豊田合成株式会社 | ステアリングホイール芯金の製造方法 |
JPH07313099A (ja) * | 1994-05-20 | 1995-12-05 | Tokiwa Kanpou Seiyaku:Kk | 植物性ミネラル組成物、その製法および該植物性ミネラル組成物を配合した健康食品 |
-
1983
- 1983-09-06 JP JP16264783A patent/JPS6056795A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6056795A (ja) | 1985-04-02 |
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