JPH0130476Y2 - - Google Patents

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JPH0130476Y2
JPH0130476Y2 JP11647784U JP11647784U JPH0130476Y2 JP H0130476 Y2 JPH0130476 Y2 JP H0130476Y2 JP 11647784 U JP11647784 U JP 11647784U JP 11647784 U JP11647784 U JP 11647784U JP H0130476 Y2 JPH0130476 Y2 JP H0130476Y2
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JP
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clutch
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relay
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JP11647784U
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) この考案は、巻取ドラムに動力を伝達するクラ
ツチと、それを制動するブレーキを有し、かつ巻
上モータ操作レバーの入切に関係なく常時クラツ
チが接続したままのモードと操作レバーの切時に
クラツチを切離すモードとを可能にする切換スイ
ツチを設けたクレーンの巻上装置における吊荷落
下防止装置に関する。
一般にこの種のクレーン等の巻上装置、特に移
動式クレーンの巻上装置を使用して吊荷を操作す
る場合、操作装置の作業態様を二つに大別するこ
とができる。すなわち (1) 常時クラツチを接続したまま巻上モータ操作
レバーを操作して、吊荷を巻上げ、巻下げまた
は保持する。(本明細書ではこれを「自動クラ
ツチモード」と称する。) (2) 巻上モータ操作レバーを中立位置にし、かつ
クラツチを解除して吊荷の自由落下を行い、ま
たは巻上モータ操作レバーを操作位置に切換え
て油圧モータを駆動しかつクラツチを接続して
吊荷の巻上げまたは巻下げを行う。(本明細書
ではこれを「フリーモード」と称する。) ところで上記二つのモードは基本的には一本の
クラツチ操作レバーと一本の巻上モータ操作レバ
ーの各操作を組合わせて実現できるのであるが、
実際に運転室内で二本の操作レバーを取扱う場合
互に混同して誤操作をするおそれがないとは言え
ず、その対策として既に一本のクラツチ操作レバ
ーを一個の切換スイツチで置換え、この切換スイ
ツチと巻上モータ操作レバーとを含む操作回路に
よつて吊荷の落下を防止する装置が提案されてい
る(実願昭59−42856号(実開昭60−154393号)
参照)。
しかしながら上記装置によると、 (イ) 自動クラツチモードで、クラツチは接続しな
がら巻上モータ操作レバーを中立位置にして吊
荷を保持しているとき、誤つてモード切換スイ
ツチを押圧すると、巻上装置の操作回路はその
ままフリーモードに移行し、クラツチは接続を
解除され、吊荷が自由降下により落下して事故
の原因となる。また(ロ)フリーモードで巻上モー
タ操作レバーを中立位置にして油圧モータを駆
動せずにクラツチを解除し吊荷を自由降下して
いるときエンジンを停止すると、巻上装置に自
動ブレーキ作動機構が付設されていればこれが
危急制動をかけることになるが、足踏みブレー
キの係止装置を使用しないで危急制動のみのま
ま放置しておくと、次にエンジンを起動した場
合、起動と同時にブレーキ解除シリンダにはバ
ネ力に抗してポンプから圧油が供給され、自動
ブレーキは解除されるので吊荷は操縦者の意図
に反して自由降下により落下し、これも事故の
原因になり得る。
この考案は、吊荷落下防止装置の上記問題点を
解決するために考案されたもので、(イ)モード切換
えのための切換スイツチを押圧しただけでは自動
クラツチモードからフリーモードに移行すること
がないようにすると共に、(ロ)エンジン停止と同時
にフリーモードを自動クラツチモードに自動的に
移行させ、エンジンを起動してもブレーキ解除シ
リンダに送油を開始することがないようにし、誤
操作に起因する吊荷の自由降下が起きないように
して作業時の危険を防止することを目的とするも
のである。
(考案の構成) この考案によれば、操作装置はリレー7の常開
接点が開であれば自動クラツチモードを選び、リ
レー7の常開接点が閉であればフリーモードを選
ぶように構成されており、また操作装置は油圧モ
ータの動力源である油圧ポンプを駆動するエンジ
ンの発電機13の出力を電源として、この電源に
モードを選択するための切換スイツチ12と、リ
レー7と、足踏みブレーキ5のブレーキペダルを
踏み込むと閉じる常開接点9とを直列に接続する
電気回路を備えており、上記リレー7は自己保持
回路を有すると共にこの回路のリレー接点に連動
する常開接点を設けており、常時は常開接点を開
として操作装置を自動クラツチモードとするが、
電気回路が通電すると常開接点を閉にしてフリー
モードにするように構成されている。
(実施例) 以下、この考案の一実施例について第1図乃至
第5図を参照して説明する。巻上モータ操作レバ
ー(以下単に操作レバーという。)15′は二つの
減圧弁15を操作する。減圧弁15は該弁の一次
側に導かれた操作ポンプ10からの吐出油を制御
して二次側の油圧を主切換弁17の両端のパイロ
ツト室に選択的に導く、主切換弁17はメインポ
ンプ16からの吐出油の方向を制御して圧油を油
圧モータ1に供給し、または供給を停止する。油
圧モータ1はクラツチ3が接続(入)されていれ
ば巻取ドラム2により吊荷を巻上げ、巻下げまた
は保持する。また、減圧弁15の二次側油圧はシ
ヤトル弁18で高圧側が選択されて常閉接点式圧
力スイツチ8に導かれる。電磁切換弁6は常時は
クラツチシリンダ4を操作ポンプ10に連通して
クラツチ3を接続するが、電磁操作部が通電され
ると切換えられクラツチシリンダ4を油タンクに
連通してクラツチ3を切る。足踏みブレーキ5は
フートペダルを踏み込むと巻取ドラム2に制動が
かかりこれに連動して常開マイクロスイツチ9が
閉じるようになつている。リレー7は自己保持用
リレー接点とこれに連動する常開接点とを備え、
一旦コイルに通電してリレーが付勢されるとリレ
ー接点を閉じて自己保持し、リレー接点に連動す
る常開接点を閉成するようになつており、逆にリ
レーを消磁すれば常開接点は開く。切換スイツチ
12は前記した自動クラツチモードをフリーモー
ドに切換えるためのものであり、切換スイツチ1
2、リレー7、および常開マイクロスイツチ9は
発電機3を電源として直列に接続され、リレー7
により常開接点7を開または閉とするための電気
回路を形成する。またバツテリ電源11、常閉接
点式圧力スイツチ8、リレー7の常開接点および
電磁切換弁6は直列に接続されて電磁切換弁6に
よりクラツチ3を接続しまたは接続を解除するた
めの他の電気回路を形成している。
上記構成による作用を説明すると、 (1) 第1図および第2図は常時クラツチを接続し
たまま操作レバー15′を操作し吊荷を巻上げ、
巻下げまたは保持するモード、すなわち自動ク
ラツチモードの作動回路図を示す。この場合は
切換スイツチ12は開を選択しており、リレー
7は付勢されず、常開接点7は開であり、電磁
切換弁6は消磁され、クラツチ3は接続(入)
している。
そして、第1図はこのモードにおいて操作レ
バー15′が中立位置にあり油圧モータ1は回
転せず、クラツチ3は接続されているので吊荷
をその位置に保持する。また第2図は同様のモ
ードにおいて操作レバー15′が操作位置にあ
り油圧モータ1は正または逆回転し、クラツチ
3は接続されているので、吊荷は巻上げまたは
巻下げられている。
(2) 第3図は、操作レバー15′を中立位置にし
て油圧モータ1を駆動せず、またクラツチ4は
解除して負荷の自由降下を行う場合、第4図は
操作レバー15′を操作位置にして油圧モータ
1を駆動しつつクラツチ3を接続し、吊荷の巻
上げ、巻下げを行う場合、すなわち共にフリー
モードにある操作回路図を示し、いずれも切換
スイツチ12は閉を選択しており、またブレー
キペダル5が一旦踏み込まれて常開マイクロス
イツチ9が閉成されると、発電機3が電源とな
つてリレー7のコイルに通電され、常開接点は
閉路を持続する。
(3) 次に誤操作による危険がいかにして防止され
るかについて説明する。
(イ)自動クラツチモードにあつてクラツチ4が接
続されており操作レバー15′を中立にして吊荷
を保持しているとき(第1図参照)誤つて切換ス
イツチ12を操作した場合。上記構成によれば切
換スイツチ12を押圧しただけではフリーモード
に移行せず、切換スイツチ12を閉成するのとブ
レーキペダル5を踏み込んで閉成することとの両
条件が満たされて始めてモード切換えが可能であ
ることは先に説明した通りであるから、フリーモ
ードになつたときには踏み込まれたブレーキによ
り巻取ドラム2は制動状態にあり、危険を生じる
おそれがない。(ロ)フリーモードにおいて操作レバ
ー15′を中立位置にし油圧モータ1を駆動しな
いでクラツチ3を解除し、吊荷を自由落下させて
いる時(第3図参照)何等かの理由でエンジンを
停止した場合。上記構成によれば、一旦エンジン
を停止するとエンジンにより直接駆動されている
原動機の出力電源は消失し、リレー7が消勢する
ので、それまで自己保持されて閉とされていた常
開接点が開きフリーモードから自動クラツチモー
ドに移行することになる(第5図参照)。したが
つてその後エンジンを起動してもフートブレーキ
5を踏み込まない限り第5図の状態で自動クラツ
チを保持し、操作用ポンプ10からの吐出油はク
ラツチシリンダ4に供給されクラツチを接続する
ので吊荷は自由落下することがない。
(考案の効果) この考案装置によれば、自動クラツチモードか
らフリークラツチモードへの移行が単に切換スイ
ツチ12を切換えただけでは行われず、ブレーキ
ペダル5を踏み込んで切換えられるマイクロスイ
ツチ9も共に操作して始めて可能とされ、またフ
リーモードにあつてもエンジン停止と同時に自動
的に安全側モードである自動クラツチモードに切
換わるので、いずれの場合も誤操作による吊荷の
落下が防止でき、したがつて安全に吊荷作業を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの考案による一実施例の
作動回路図であり、第1図、第2図は操作装置が
自動クラツチモードにある場合、第3図、第4図
はフリーモードにある場合、第5図はフリーモー
ドでエンジンが停止し自動クラツチモードに切換
わつた場合を示す。 1……油圧モータ、2……巻取ドラム、3……
クラツチ、4……クラツチシリンダ、5……足踏
みブレーキ、6……電磁切換弁、7……リレー、
8……常閉接点式圧力スイツチ、15……減圧
弁、15′……操作レバー、16……油圧ポンプ、
17……主切換弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 常開接点を閉成することにより操作装置を自動
    クラツチモードからフリーモードに移行可能とさ
    れているクレーン等の巻上装置において、上記常
    開接点を切換えるための電気回路が、油圧ポンプ
    を駆動するエンジンの発電機を電源とし、一方の
    モードを選択する切換スイツチと、上記常開接点
    を自己保持用接点に連動して設けリレーが付勢さ
    れると上記常開接点を閉成するリレーと、ブレー
    キペダルの踏み込みにより切換えられる常開接点
    式マイクロスイツチとを直列に接続してなること
    を特徴とするクレーン等の吊荷落下防止装置。
JP11647784U 1984-07-31 1984-07-31 クレ−ン等の吊荷落下防止装置 Granted JPS6134587U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11647784U JPS6134587U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 クレ−ン等の吊荷落下防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11647784U JPS6134587U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 クレ−ン等の吊荷落下防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6134587U JPS6134587U (ja) 1986-03-03
JPH0130476Y2 true JPH0130476Y2 (ja) 1989-09-18

Family

ID=30675422

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11647784U Granted JPS6134587U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 クレ−ン等の吊荷落下防止装置

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JPS6134587U (ja) 1986-03-03

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