JPH0354013B2 - - Google Patents

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JPH0354013B2
JPH0354013B2 JP62128759A JP12875987A JPH0354013B2 JP H0354013 B2 JPH0354013 B2 JP H0354013B2 JP 62128759 A JP62128759 A JP 62128759A JP 12875987 A JP12875987 A JP 12875987A JP H0354013 B2 JPH0354013 B2 JP H0354013B2
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> この発明は、例えば長尺の被加工板材を曲げ加
工するのに用いられるプレスブレーキに関連し、
殊にこの発明は、機械中心に対して一側へ偏つた
状態で被加工板材がセツトされても、被加工板材
の全長にわたり適正な曲げ角度を得ることのでき
るプレスブレーキに関する。
<従来の技術> 従来のこの種プレスブレーキは、第10図に示
す如く、両肩位置に油圧シリンダのような往復動
機構41,42を備えた構造のものであつて、テ
ーブル上にV字溝を有する下型43が配備され、
ラム44にはホルダを介して上型45が取り付け
られる。前記下型43には被加工板材46が支持
され、前記往復動機構41,42を一斉駆動する
ことにより、被加工板材46に対しラム44(上
型45)を往復昇降動作させる。この上型45の
下降動作時、上型45の加圧力が被加工板材46
に作用し、被加工板材46が前記V字溝内に押し
込まれることにより所定の角度だけ折り曲げられ
る。この場合に被加工板材46の曲げ角度は上型
45の下降終端位置、すなわち待機位置からの移
行距離によつて決まるもので、被加工板材46毎
に上型45の移行距離の目標値を計算により設定
することになる。上型の移行距離は、前記往復動
機構41,42の動作量に対応し、その動作量が
前記目標値に達したとき、下降動作を停止するこ
とにより常に所望の曲げ角度を得ることができ
る。
<発明が解決しようとする問題点> ところが被加工板材46が、第10図に示すよ
うに、機械中心c1に対し一側に偏つた状態で下型
43上にセツトされて曲げ加工された場合、被加
工板材46の曲げ角度は被加工板材46の全長に
わたり均一とはならず、その一端46R側は浅
く、他端46L側は深いものとなる。
いまこの曲げ加工時の荷重分布を考えると、ラ
ム44が被加工板材46より受ける反力Nは被加
工板材46の長さ中心c2に作用するもので、この
反力Nは各往復動機構41,42による加圧力
FL、FRと均衡することになる。この場合に各加
圧力FL、FRの作用点と前記中心c2との間の距離を
lL、lRとする、各加圧力と距離との関係はモーメ
ント計算によりつぎの式のようになる。
FL:FR=lR:lL …… 従つて一方の加圧力FRの方が他方の加圧力FL
より大きな値となる。
ところで被加工板材46に対し上型45による
加圧力が作用する際、その加圧力や反力により機
械本体のサイドフレームが伸びたり、上型45が
撓んだりする。このため上型45の移行距離の目
標値を計算により適宜に設定しても、所望の曲げ
角度を得ることは困難である。
第11図は、例えばサイドフレームの伸びによ
り被加工板材46の曲げ角度が変動する状態を示
しており、被加工板材46が上型45の加圧力で
下型43のV字溝47内へ押し込まれて曲げられ
ている。この場合にサイドフレームに伸びが発生
しない理想状態を考えるとき、その理論上の曲げ
角度はα1である。
これに対し上型45の加圧力によりサイドフレ
ームが伸びると、上型45の下降終端位置が鎖線
のように上がり、その変位量Δdの分だけ上型4
5による被加工板材46の押込量が小さくなるか
ら、その曲げ角度α2は前記理論上の曲げ角度α1
り浅くなる。このことは例えば第12図に示す如
く、上型45が撓んだときも同様であり、この場
合は上型45の撓み量Δsの分だけ上型45によ
る被加工板材46の押込量が小さくなつて、その
曲げ角度は浅くなる。
上記サイドフレームや上型45の変形量は被加
工板材46に対する加圧力の大きさに比例する。
従つて第10図のように、被加工板材46が機械
中心c1に対し一側に偏つた状態で曲げ加工された
場合は、各往復動機構41,42による加圧力
FL、FRに差が生じる。このため機械本体や上型
45の変形量が機械の両端で異なる結果となり、
被加工板材46の曲げ角度はその一端46R側で
浅く、他端46L側で深くなるのである。
この発明は、上記問題に着目してなされたもの
で、被加工板材が機械中心に対し一側へ偏つた状
態でセツトされても、被加工板材の全長にわたり
適正な曲げ角度を得ることのできるプレスブレー
キを提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> この発明は、両側位置に設けられた一対の往復
動機構により型を移行させ、上型と下型との間で
加圧力を作用させることにより、被加工板材を型
の移行距離の目標値に応じた曲げ角度だけ折り曲
げるプレスブレーキであつて、各往復動機構に連
繋されて各往復動機構の動作量により両側位置で
の型の移行距離を個別に検出する一対の距離検出
手段と、前記型の被加工板材に対する加圧力を両
側の往復動機構の各位置で個別に検出する一対の
加圧力検出手段と、上型と下型とを直接当接させ
て加圧したときの加圧力と型の移行距離とから求
めた変形補正係数と、被加工板材に対する加圧時
の各加圧力検出手段による検出値とに基づき距離
補正値を求めて各距離補正値を前記型の移行距離
の目標値に加算する補正演算を実行する演算手段
と、この演算手段が算出した両側位置での移行距
離の目標値に基づき各往復動機構の動作量を制御
して被加工板材の全長にわたる適正な曲げ角度を
得る作動制御手段とを具備させている。
<作用> 作業に先立ち、上型と下型とを直接当接させて
加圧したときの加圧力と型の移行距離とから変形
補正係数を求めた後、被加工板材をセツトし、被
加工板材に向けて型を移行させて曲げ加工を開始
する。
両側の往復動機構が一斉駆動して型が移行する
際、型が被加工板材に当接すると加圧力が急激に
増大し、この加圧力によつて被加工板材が曲げ加
工される。この場合に被加工板材が機械中心に対
し一側へ偏つて位置していると、両側の往復動機
構による加圧力に差異が生じ、その大きさに応じ
て機械の変形量も両側位置で相違する。この両側
位置での加圧力は加圧力検出手段により個別に検
出され、演算手段はそれぞれ検出値と前記変形補
正値とに基づき距離補正値を求めて各距離補正値
を前記型の移行距離の目標値に加算し、移行距離
の目標値を両側位置で補正する。これにより機械
の両側位置での新たな移行距離の目標値が求めら
れ、作動制御手段はこれら新たな移行目標値に基
づき各往復動機構の動作量を制御して被加工板材
の全長にわたる適正な曲げ角度を得る。
従つてこの発明によれば、被加工板材が機械中
心に対し一側へ偏つてセツトされても、被加工板
材の全長にわたり適正な曲げ角度を得ることがで
きる。
<実施例> 第2図および第3図は、この発明の一実施例に
かかるプレスブレーキを示すもので、床面上に設
置される機械本体5の側面にコントロールボツク
ス6が一体に取り付けられている。
前記機械本体5は、前面のベツド35上に下型
1を設置するためのテーブル7が取り付けられ、
このテーブル7に対向してラム8がガイド31,
32に沿つて往復昇降可能に配備されている。な
お前記ベツド35の前面下部位置にはラム8を下
降動作させるためのフツトスイツチ28が配備し
てある。
前記ラム8の下端縁には複数個のアダプタ9が
配備され、このアダプタ9の下端にはホルダ10
を介して上型2がセツトされる。前記の各アダプ
タ9は左右一対の偏心軸11,11を備えてお
り、これら偏心軸11を独立回動させることで、
上型2の傾き調整が可能となつている。
前記ラム8は、両肩位置に設けられた一対の往
復動機構13A,13Bに連繋されている。
各往復動機構13A,13Bは、対向フレーム
33,34間に支持されており、駆動源としての
それぞれの交流サーボモータ12を駆動すること
により、ラム8をガイド31,32に沿つて往復
昇降動作させる。各交流サーボモータ12にはベ
ルト機構や歯車機構のような動力伝達機構17を
介して送りネジ軸15が接続され、この送りネジ
軸15をラム8に一体化したリードナツト16に
螺合させて構成されている。各送りネジ軸15は
軸受18により回転自由に軸承されており、それ
ぞれ交流サーボモータ12の一斉駆動により送り
ネジ軸15が正逆回転し、その回転方向に応じて
ラム8が往復昇降動作する。
前記コントロールボツクス6は、前面に操作部
19やCRT表示部20を備え、ボツクス内部に
は各往復動機構13A,13Bの動作を制御する
制御装置21(第1図に示す)が組み込まれてい
る。なお前記操作部19には、機械動作やデータ
入力に供される各種スイツチ、フアンクシヨンキ
ー、テンキー等が配備してある。
第1図は、コントロールボツクス6に内蔵され
ている制御装置21の回路構成例を示す。
図中、CPU(Central Processing Unit)22
はROM(Read Only Memory)23やRAM
(Randam Access Memory)24とともにマイ
クロコンピユータを構成しており、命令解析や各
種演算等を実行する。なおROM23は機械制御
用のプログラム等を格納し、またRAM24は演
算結果その他のデータやユーザプログラムを記憶
する。
またCPU22は、各往復動機構13A,13
Bにおける交流サーボモータ12への出力をサー
ボアンプ25に与え、サーボアンプ25はこれを
増幅して交流サーボモータ12に与える。各交流
サーボモータ12にはアブソリユート型のロータ
リエンコーダ26とトルク検出器27とが接続さ
れている。前記エンコーダ26は交流サーボモー
タ12の回転角度、すなわちラム8(上型2)の
現在の移行距離を検出してその値をCPU22へ
出力する。またトルク検出器27は、モータ電流
を監視して、各交流サーボモータ12のトルクを
検出する。
第4図は、ロータリエンコーダ26の出力とし
て得られる上型2の現在の移行距離(横軸)と交
流サーボモータ12のトルク(縦軸)との関係を
示し、また第5図は上型2およびV字溝29を備
えた下型1による被加工板材30の折曲加工過程
を示している。
第4図および第5図中、Y0は上型2の被加工
板材30への当接位置を、Y1は上型2の移行距
離の目標値をそれぞれ示しており、上型2が被加
工板材30への当接位置Y1へ達する前の段階で
は交流サーボモータ12のトルクは小さな一定値
T0を示すが、上型2が被加工板材30に当接し
たときは、トルクが急激に増大した後に激増する
ものである。
この実施例の場合、機械の作動に先立ち、被加
工板材30毎に所望の曲げ角度αを得るための上
型2の押込み量Dを求め、この押込み量Dに基づ
き上型2の移行距離の目標値Y1を算出する。そ
の後に機械を作動して曲げ加工を実施するが、こ
のときに各トルク検出器27により被加工板材3
0に対する上型2の加圧力(トルク)を個別に検
出し、それぞれの検出値から機械本体5や上型2
の両側位置での変形量を換算して、前記移行距離
の目標値の補正を行う。すなわちCPU22は各
トルク検出器27の検出出力を適宜取り込み、そ
の値に基づき両側位置での距離補正値ΔDA、ΔDB
を求め、これら距離補正値ΔDA、ΔDBを前記移行
距離の目標値Y1に加算して、新たな移行距離の
目標値Y1A、Y1Bとするのである。
第6図は被加工板材30を曲げ加工する際の上
記装置例の制御手順を示している。
同図のステツプ1(図中「ST1」で示す)にお
いて、作業員は操作部19をキー操作して前記移
行距離の目標値Y1(以下、「初期目標値」という)
および変形補正係数Tを設定する。この変形補正
係数Tは移行距離の目標値Y1の補正演算に用い
られるもので、第7図および第8図に変形補正係
数Tの算出原理が示してある。
第7図は、上型2を下型1に直接当接させて加
圧力Pを作用させた状態を示しており、同図中、
dはロータリエンコーダ26の出力として得られ
る上型2の待機位置からの移行距離である。また
第8図は、当接後の加圧力Pと移行距離d(機械
や型の変形量)との関係を示しており、移行距離
dと加圧力Pとは比例関係にある。
いま加圧力Pがゼロのとき(当接直前)の移行
距離dをd0とし、加圧力PがPNのときの移行距
離dをdNとすると、前記変形補正係数Tは T=dN−d0/PN …… で表される。
この変形補正係数Tを作業前に求めた後、これ
と初期目標値Y1とを入力すると、CPU22はこ
れら入力データを取り込んで、RAM24に格納
する。
第9図はRAM24のメモリ内容を示してお
り、データ格納エリア24aには上記初期目標値
Y1や変形補正係数Tの他に後記する新目標値
Y1A、Y1Bが格納され、またフラグ設定エリア2
4bには新目標値設定フラグFA、FBや停止フラ
グFSTA、FSTBがセツトされるようになつている。
第6図に戻つて、つぎに作業員がフツトスイツ
チ28を操作すると、ステツプ2が“YES”と
なつてステツプ3へ進む。このステツプ3では停
止フラグFSTA、FSTBがセツトされているか否かを
判断しており、この場合その判定は“NO”であ
るからステツプ4へ進み、両往復動機構13A,
13Bが一斉駆動してラム8が下降動作する。こ
のときの上型2の現在の移行距離は各往復動機構
13A,13Bにおけるロータリエンコーダ26
によつて検出され、CPU22は各ロータリエン
コーダ26の検出出力を取り込むことにより、機
械状態を常にチエツクしている。
かくして上型2が被加工板材30に当接して加
圧力が作用すると、被加工板材30は上型2が下
降するに従つて徐々に折り曲げられてゆく。そし
て上型2が初期目標値Y1に到達したとき、理論
上は所望の曲げ角度αとなるが、加圧力によつて
機械本体5や上型2が変形するため、実際の曲げ
角度αは理論値より浅いものとなる。
しかもこの変形度合は被加工板材30のセツト
位置が偏つていると、機械の両側において差異が
生ずることになり、曲げ角度αも両側位置で一致
しない。
いま上型2の現在の移行距離がまず一方の往復
動機構13Aの側(以下、「A側」という)で初
期目標値Y1と一致したと仮定すると、CPU22
は上型2がA側で初期目標値Y1に到達したと判
断し、ステツプ5、6の判定がともに“YES”
となる。つぎのステツプ7は前記RAM24のフ
ラグ設定エリア24bに新目標値設定フラグFA
がセツト済みか否かをチエツクしており、この場
合その判定は“NO”であるから、ステツプ8へ
進むことになる。
このステツプ8において、CPU22はA側の
往復動機構13Aにおけるトルク検出器27によ
り被加工板材30に対する上型2の加圧力(トル
ク)PNを検出し、その値PNと変形補正係数Tと
の積から距離補正値ΔDA(=PNT)を求め、さら
につぎの式を用いて新たな移行距離の目標値
Y1Aを求める。
Y1A=(Y1+ΔDA) …… この新目標値Y1AはRAM24のデータ格納エ
リア24aに格納されると共に、フラグ設定エリ
ア24bには新目標値設定フラグFAがセツトさ
れる(ステツプ8、9)。
さらにステツプ2でフツトスイツチ28が継続
操作されると、ラム8が下降を続け、被加工板材
30はさらに深く折り曲げられる(ステツプ4)。
ここではCPU22はステツプ5において、上型
2の現在の移行距離がA側で新目標値Y1Aに到達
するか否かをチエツクすると共に、他方の往復動
機構13Bの側(以下、「B側」という)で所期
目標値Y1に到達するか否かをチエツクする。
いま上型2の現在の移行距離がB側で初期目標
値Y1に到達したと仮定すると、ステツプ5が
“YES”、ステツプ6が“NO”となり、ステツプ
10へ進む。このステツプ10は前記RAM24のフラ
グ設定エリア24bに新目標値設定フラグFB
セツト済みか否かをチエツクしており、この場合
その判定は“NO”であるから、ステツプ11へ進
むことになる。
このステツプ11において、CPU22はB側の
往復動機構13Bにおけるトルク検出器27によ
り被加工板材30に対する上型2の加圧力(トル
ク)PNを検出し、その値PNと変形補正係数Tと
の積から距離補正値ΔDB(=PNT)を求め、さら
につぎの式を用いて新たな移行距離の目標値
Y1Bを求める。
Y1B=(Y1+ΔDB) …… この新目標値Y1BはRAM24のデータ格納エ
リア24aに格納されると共に、フラグ設定エリ
ア24bには新目標値設定フラグFBがセツトさ
れる(ステツプ11、12)。
さらにステツプ2でフツトスイツチ28が継続
操作されると、ラム8が下降を続け、被加工板材
30はさらに深く折り曲げられる(ステツプ4)。
ここではCPU22はステツプ5において、上型
2の現在の移行距離がA側およびB側で新目標値
Y1A、Y1Bに到達するか否かをチエツクする。
いま上型2の現在の移行距離がA側で新目標値
Y1Aに到達したと仮定すると、ステツプ5、6が
ともに“YES”、ステツプ7の「FA=1か?」の
判定が“YES”となり、ステツプ13において
CPU22はA側の往復動機構13Aを停止させ
てラム8の下降を規制し、つぎのステツプ14で停
止フラグFSTAをセツトする。つぎのステツプ15
は、他方の停止フラグFSTBがセツト済みか否かを
判定しており、この場合その判定は“NO”であ
るからステツプ2へ戻る。
さらにステツプ2でフツトスイツチ28が継続
操作されると、つぎのステツプ3の「FSTA、FSTB
のいずれかオンか?」の判定は“YES”、ステツ
プ19の「FSTB=1か?」の判定は“NO”となる
から、ステツプ22へ進み、ひとつの往復動機構1
3Bのみが正転してラム8がB側で下降し、被加
工板材30の曲げ加工は部分的に継続されること
になる。
その結果、上型2の現在の移行距離がB側でも
新目標値Y1Bに到達すると、ステツプ23が
“YES”、ステツプ10の「FB=1か?」の判定が
“YES”となり、ステツプ16においてCPU22は
B側の往復動機構13Bも停止させてラム8の下
降を完全に止め、つぎのステツプ17で停止フラグ
FSTBをセツトする。これにより被加工板材30
は、全長にわたり所定の曲げ角度に曲げ加工され
たことになる。
なおB側の停止が先でステツプ19の判定が
“YES”となつたときは、ステツプ20へ進んでA
側の往復動機構13Aのみが駆動し、つぎのステ
ツプ21で上型2がA側で新目標値Y1Aに到達した
か否かを判定する。
つぎのステツプ18は、他方の停止フラグFSTA
セツト済みか否かを判定しており、この場合はそ
の判定は“YES”であるからステツプ24へ進む。
そしてステツプ24ではCPU22は両往復動機構
13A,13Bの交流サーボモータ12を逆転さ
せてラム8を上昇動作させ、上型2が所定の待機
位置に戻つたとき(ステツプ25が“YES”)、ラ
ム8の上昇動作を停止させると共に、、新目標値
Y1A、Y1Bをクリアし、また各フラグFA、FB
FSTA、FSTBをリセツトする(ステツプ26、27)。
なお上記では、駆動源として交流サーボモータ
を用いたプレスブレーキを例に挙げて説明した
が、この発明はこれに限らず、駆動源として油圧
シリンダを用いたものにも適用実施できることは
勿論である。
<発明の効果> この発明は上記の如く、被加工板材に対する型
の加圧力を両側位置で検出して、それぞれ検出値
と予め求めた変形補正係数とに基づき型の移行距
離の目標値を補正したから、たとえ被加工板材が
機械中心に対し一側に偏つて位置していても、被
加工板材の全長にわたり適切な曲げ角度を得るこ
とができる等、発明目的を達成した顕著な効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例にかかるプレスブ
レーキの回路ブロツク図、第2図はプレスブレー
キの正面図、第3図は第2図A−A線に沿う断面
図、第4図は上型の現在の移行距離に対するトル
クの変化を示す説明図、第5図は被加工板材の曲
げ加工過程を示す説明図、第6図は被加工板材を
曲げ加工する際の制御手順を示すフローチヤー
ト、第7図および第8図は変形補正係数の算出原
理を示す説明図、第9図はRAMのメモリ内容を
示す説明図、第10図はプレスブレーキにおける
荷重分布を示す説明図、第11図は機械本体の変
形により被加工板材の曲げ角度が変動する状態を
示す説明図、第12図は上型の撓み状態を示す説
明図である。 1……下型、2……上型、22……CPU、2
6……ロータリエンコーダ、27……トルク検出
器、30……被加工板材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 両側位置に設けられた一対の往復動機構によ
    り型を移行させ、上型と下型との間で加圧力を作
    用させることにより、被加工板材を型の移行距離
    の目標値に応じた曲げ角度だけ折り曲げるプレス
    ブレーキであつて、 各往復動機構に連繋されて各往復動機構の動作
    量により両側位置での型の移行距離を個別に検出
    する一対の距離検出手段と、 前記型の被加工板材に対する加圧力を両側の往
    復動機構の各位置で個別に検出する一対の加圧力
    検出手段と、 上型と下型とを直接当接させて加圧したときの
    加圧力と型の移行距離とから求めた変形補正係数
    と、被加工板材に対する加圧時の各加圧力検出手
    段による検出値とに基づき距離補正値を求めて各
    距離補正値を前記型の移行距離の目標値に加算す
    る補正演算を実行する演算手段と、 この演算手段が算出した両側位置で移行距離の
    目標値に基づき各往復動機構の動作量を制御して
    被加工板材の全長にわたる適正な曲げ角度を得る
    作動制御手段とを具備して成るプレスブレーキ。 2 各往復動機構は、交流サーボモータを駆動源
    とし、それぞれの駆動源にロータリエンコーダよ
    り成る距離検出手段が連繋されている特許請求の
    範囲第1項記載のプレスブレーキ。 3 各加圧検出手段は、トルク検出器である特許
    請求の範囲第1項記載のプレスブレーキ。 4 前記演算手段および作動制御手段は、CPU
    を制御主体とするマイクロコンピユータである特
    許請求の範囲第1項記載のプレスブレーキ。
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