JPH0724530A - プレスブレーキのラム制御装置 - Google Patents

プレスブレーキのラム制御装置

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JPH0724530A
JPH0724530A JP17133993A JP17133993A JPH0724530A JP H0724530 A JPH0724530 A JP H0724530A JP 17133993 A JP17133993 A JP 17133993A JP 17133993 A JP17133993 A JP 17133993A JP H0724530 A JPH0724530 A JP H0724530A
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JP
Japan
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ram
load
lower limit
calculation unit
final
Prior art date
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Pending
Application number
JP17133993A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Tokai
茂 東海
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Komatsu Ltd filed Critical Komatsu Ltd
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Publication of JPH0724530A publication Critical patent/JPH0724530A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏心曲げ加工時にも最大能力が発揮できるよ
うにする。 【構成】 ラム4を上下駆動する左右油圧シリンダ5を
直列接続したプレスブレーキにおいて、負荷状態を検出
する負荷検出手段20と、該負荷検出手段20が検出し
た検出値を基に負荷力と負荷の偏心量を演算する負荷演
算部28と、上記負荷演算部28が演算した演算値と、
予め入力されたワーク7や機械情報等より、負荷に応じ
たラムの傾き補正量を演算するラム傾き補正量演算部2
9と、ラム傾き補正量演算部29が演算したラム位置補
正量と、予めワーク7の折曲げ開始時に加工データ演算
部26で設定されているラム位置目標値を加算すること
により、最終ラム下限目標値を演算する最終ラム下限演
算部26′と、最終ラム下限演算部26′からの指令信
号により最終ラム下限目標値となるようにラム4の上下
動を制御する機械制御部27とを具備してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は板状のワークを曲げ加
工するプレスブレーキのラム制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来板状のワークを曲げ加工するプレス
ブレーキは、図1に示すように、両端側に設けられた油
圧シリンダaにより上下動されるラムbを有していて、
このラムbの下部に取付けられた上型cと、テーブルd
上に固定された下型eの間でワークfを曲げ加工するよ
うに構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来のプレスブ
レーキでは、図1に示すように、ラムbの中心より偏心
した位置でコイニング曲げを行うと最大能力での曲げ加
工ができない不具合がある。すなわち左右油圧シリンダ
aの加圧力をP1 ,P2 、左右油圧シリンダa間の距離
をL、一方の油圧シリンダaから荷重Fが作用する偏心
位置までの距離をxとすると、P1 +P2 =F,F・X
=P2 ・L,F=P1 L/L−Xとなって、偏心位置で
は、最大能力Pで曲げ加工ができず、その結果コイニン
グ曲げ等の負荷の大きい曲げ加工を行う場合、より大型
のプレスブレーキを必要として不経済であると共に、曲
げ加工中ラムbが傾斜して精度の高い加工ができないな
どの不具合があった。この発明はかかる不具合を改善す
るためになされたもので、最大能力で偏心曲げを高精度
で行えるようにしたプレスブレーキのラム制御装置を提
供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、ラムを上下駆動する左右油圧シリンダを
直列接続したプレスブレーキにおいて、負荷状態を検出
する負荷検出手段と、該負荷検出手段が検出した検出値
を基に負荷力と負荷の偏心量を演算する負荷演算部と、
上記負荷演算部が演算した演算値と、予め入力されたワ
ークや機械情報等より、負荷に応じたラムの傾き補正量
を演算するラム傾き補正量演算部と、ラム傾き補正量演
算部が演算したラム位置補正量と、予めワークの折曲げ
開始時に加工データ演算部で設定されているラム位置目
標値を加算することにより、最終ラム下限目標値を演算
する最終ラム下限演算部と、最終ラム下限演算部からの
指令信号により最終ラム下限目標値となるようにラムの
上下動を制御する機械制御部とを具備してなる
【0005】
【作 用】上記構成により、左右サイドフレームの間
のどの位置にワークを置いて曲げ加工を行っても常に最
大能力で高精度の曲げ加工が可能になる。
【0006】
【実 施 例】この発明の一実施例を図2以下に示す図
面を参照して詳述する。図2において1はプレスブレー
キで、サイドフレーム1aの上部に固定ラム2を有して
いて、この固定ラム2の下部に上型3が取付けられてい
る。4は左右に設けられた油圧シリンダ5により上下動
自在な可動ラムで、上部に取付けられた下型6と上記上
型3の間でワーク7を曲げ加工するようになっていると
共に、左右の油圧シリンダ5のロッド側とボトム側は受
圧面積が等しくなるように形成されていて、管路8によ
り直列接続されている。
【0007】また図2中10は油圧ポンプで、この油圧
ポンプ10の吐出圧は、電磁弁11より上限制御部12
のメカニカルサーボ弁12a及び電磁弁13を経て左側
の油圧シリンダ5のボトム側へ供給されるようになって
いると共に、一部は傾斜制御部14のサーボ弁14aを
介して管路8へ供給されている。なお図2中15はメイ
ンリリーフ弁、16は油圧ポンプ10の吐出圧の一部を
タンク17へドレンさせることにより可動ラム4の速度
を制御するデセラレーションバルブで、足踏みペダル1
6aにより操作するようになっている。
【0008】一方上記サイドフレーム1aには、歪ゲー
ジよりなる負荷検出手段20が左右にそれぞれ取付けら
れ、サイドフレーム1aに取付けられた補助フレーム2
1の下部には位置検出手段22が取付けられている。上
記補助フレーム21は図3及び図4に示すように、上端
がピン23により左右のサイドフレーム1aにそれぞれ
固着されていると共に、下端部に球面軸受け24を介し
て位置検出手段22が取付けられている。上記位置検出
手段22は、例えば光学式スケールにより形成されてい
て、可動ラム4の左右端に近接して設けられ、可動ラム
4のストロー位置を検出するようになっている。そして
上記負荷検出手段20及び位置検出手段22により検出
された負荷及び位置データは図5に示す制御系へ入力さ
れて、可動ラム4の上下動が次のように制御されるよう
になっている。
【0009】次に図6に示すフローチャートも参照して
作用を説明する。いま図6に示すフローチャートのステ
ップ101で制御系の加工条件入力部25に材料条件
を、ステップ102で金型条件を、そしてステップ10
3で製品形状を入力する。制御系の加工データ演算部2
6は、加工条件入力部25で入力された情報と、予めデ
ータベースとしてNCに入力されている機械固有の情報
を基に、ステップ104で仮のラム加工位置、バックス
トップ量、クラウニング量、加工圧、荷重サンプリング
開始位置などの加工に必要なデータを演算し、最終ラム
下限演算部26′へ出力する。
【0010】次にステップ105で加工を開始すると、
加工データ演算部26よりサンプリング開始指令が負荷
検出手段20及びラム傾き補正演算部29へ出され(ス
テップ106)、負荷検出手段20で検出された負荷が
制御系の負荷演算部28へ入力されて、負荷演算部28
で負荷力と、負荷の偏心量が演算され、その結果がラム
傾き補正量演算部29へ出力される(ステップ107〜
110)。ラム傾き補正量演算部29は、負荷演算部2
8が演算した演算値と、予め入力されたワークや機械情
報等より負荷に応じたラムの傾き補正量を演算して、ラ
ム傾き補正量を最終ラム下限演算部26′へ出力する。
最終ラム下限演算部26′は、ステップ112でラム傾
き補正量演算部がラム位置補正量と、予めワークの折曲
げ開始時設定されているラム位置目標値を加算すること
により、最終ラム下限目標値を演算して、演算値を機械
制御部27へ出力する。機械制御部27では、可動ラム
4が例えば図7の(イ)に示すように右偏心負荷を受け
て仮の上限位置へ到達した場合、傾き補正量演算部29
より入力された補正量データと、位置検出器22が検出
した位置データより、可動ラム4の補正制御を行う。す
なわち可動ラム4の右端側が仮の上限位置より、図7
(ロ)に示すように最終上限位置の差S3 に補正量を加
えた値まで上昇するように左右の油圧シリンダ5を制御
する。これによって右偏心荷重による曲げ加工であって
も、最大能力Pでワークのコイニング曲げ加工が行える
ようになる。
【0011】なお左偏心負荷の場合も図8の(イ)及び
(ロ)に示すように同様な制御で可能である。また仮の
上限位置と最終上限位置の差S3 は加工条件により予め
定められている。その理由は最初から最終上限まで上昇
させてしまうと、左偏心負荷の場合傾きを制御しても、
ワークはすでに曲ってしまっているので、無意味な制御
となるためである。さらに上記実施例では、下側に設け
られた可動ラムを油圧シリンダにより上下動するように
したが、上側に設けられた固定ラム2を油圧シリンダ5
で上下動し、可動ラム4側を固定するようにしても勿論
よい。
【0012】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、左右サ
イドフレーム間のどの位置で曲げ加工を行っても、最大
能力で曲げ加工が可能となるため、従来のプレスブレー
キでは、ラムの中心位置でしかできなかった最大能力で
の曲げ加工が偏心位置でも行えるようになる。これによ
って偏心位置でのコイニング曲げ加工などが精度よく行
えると共に、厚板などでも大型の機械を使用せずに加工
できるため経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のプレスブレーキを示す説明図である。
【図2】この発明の一実施例になるプレスブレーキのラ
ム制御装置を示す構成図である。
【図3】この発明の一実施例になるプレスブレーキの側
面図である。
【図4】図3のX−X線に沿う断面図である。
【図5】この発明の一実施例になるラム制御装置の制御
系を示すブロック図である。
【図6】この発明の一実施例になるラム制御装置の作用
を示すフローチャートである。
【図7】(イ)及び(ロ)はこの発明の一実施例になる
ラム制御装置の作用説明図である。
【図8】(イ)及び(ロ)はこの発明の一実施例になる
ラム制御装置の作用説明図である。
【符号の説明】
4…ラム、5…油圧シリンダ、7…ワーク、20…負荷
検出手段、26′…最終ラム下限演算部、27…機械制
御部、28…負荷演算部、29…ラム傾き補正量演算
部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラム4を上下駆動する左右油圧シリンダ
    5を直列接続したプレスブレーキにおいて、負荷状態を
    検出する負荷検出手段20と、該負荷検出手段20が検
    出した検出値を基に負荷力と負荷の偏心量を演算する負
    荷演算部28と、上記負荷演算部28が演算した演算値
    と、予め入力されたワーク7や機械情報等より、負荷に
    応じたラムの傾き補正量を演算するラム傾き補正量演算
    部29と、ラム傾き補正量演算部29が演算したラム位
    置補正量と、予めワーク7の折曲げ開始時に加工データ
    演算部26で設定されているラム位置目標値を加算する
    ことにより、最終ラム下限目標値を演算する最終ラム下
    限演算部26′と、最終ラム下限演算部26′からの指
    令信号により最終ラム下限目標値となるようにラム4の
    上下動を制御する機械制御部27とを具備してなるプレ
    スブレーキのラム制御装置。
JP17133993A 1993-07-12 1993-07-12 プレスブレーキのラム制御装置 Pending JPH0724530A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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