JPH10193197A - 直動型プレスの金型保護装置及びその方法 - Google Patents

直動型プレスの金型保護装置及びその方法

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JPH10193197A
JPH10193197A JP1460597A JP1460597A JPH10193197A JP H10193197 A JPH10193197 A JP H10193197A JP 1460597 A JP1460597 A JP 1460597A JP 1460597 A JP1460597 A JP 1460597A JP H10193197 A JPH10193197 A JP H10193197A
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JP1460597A
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Inventor
Yukio Hata
幸男 畑
Takao Sakaguchi
隆男 坂口
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/28Arrangements for preventing distortion of, or damage to, presses or parts thereof
    • B30B15/281Arrangements for preventing distortion of, or damage to, presses or parts thereof overload limiting devices

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 最大許容荷重を越えないような荷重異常を早
期に検出して金型破損を防止する。 【解決手段】 スライド位置センサ33と、スライド荷
重検出手段41と、荷重演算手段42と、予め実プレス
作業前に、実負荷でスライドを加圧下降させ、所定間隔
毎のスライド位置での荷重値を入力する基準荷重ティー
チング手段43と、各位置に対応する許容荷重値を設定
し記憶する許容値設定手段44と、実プレス作業の加圧
下降時に、荷重異常信号を出力する荷重異常判定手段4
5と、荷重異常信号を受けてスライドを上下動する油圧
シリンダを加圧加工時と反対方向に駆動するサーボバル
ブの制御指令によりサーボバルブ13を制御するサーボ
バルブ指令出力手段47とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧プレスやパン
チプレス等の直動型プレス機械における金型保護装置及
びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧プレスやパンチプレス等の直
動型プレス機械においては、プレス加工時に金型異常
(例えば、パンチの破損等)が発生した場合に、金型破
損を防止するためにプレス機械を非常停止させるように
している。上記金型異常を検出する方法としては、プレ
ス本体フレームの歪み量を歪みゲージセンサ等で計測
し、この歪み量の大きさに基づいてプレスにかかる荷重
を演算し、この荷重値が予め設定された所定の最大許容
荷重よりも大きくなったときに過負荷異常と判定する方
法が一般的に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の過負荷検出方法では、図12に示すように、通常の
正常なプレス加工時に発生する荷重(以後、生産荷重と
呼ぶ)の最大荷重LMAXよりも大きな荷重値を過負荷検
出のための最大許容荷重LLIM と設定している。したが
って、スライドが最大荷重が発生する位置まで下降する
以前に金型破損による荷重異常が発生しても、このとき
の荷重値が前記最大許容荷重LLIM を越えない場合には
過負荷異常と判定されないことになり、これにより、過
負荷異常と判定するタイミングが遅くなる。また、過負
荷異常を早期に検出しても、プレス機械を非常停止させ
たときのブレーキ開始時間の遅れやスライドの惰走距離
等の影響もあるので、金型破損を避けられないことが多
く発生している。
【0004】また、パンチ折れ等が発生した場合には荷
重が最大許容荷重LLIM を越えないこともあるので過負
荷異常が検出されないことも多く、このときにはパンチ
破損のままプレス加工を継続するので、不良品を多量に
生産してしまうという問題が発生している。
【0005】本発明は、上記の問題点に着目してなされ
たものであり、最大許容荷重を越えないような荷重異常
を早期に検出して金型破損を防止する直動型プレスの金
型保護装置及びその方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、プレス
機械の上部に上下動自在に配設されたスライドと、プレ
ス機械の下部で、かつ、スライドと対向する位置に配設
されたボルスタと、前記スライドの下面及び前記ボルス
タの上面に取着された金型と、スライドを上下動する油
圧シリンダ4と、油圧ポンプから吐出された圧油を制御
して前記油圧シリンダ4を上昇あるいは加圧下降等に切
り換えるサーボバルブ13とを備えた直動型プレスの金
型保護装置において、前記スライドの高さ方向の位置を
検出するスライド位置センサ33と、前記スライドにか
かる荷重を表す信号を検出する荷重検出手段41と、こ
の検出された荷重信号に基づいて、前記スライドにかか
る荷重値を算出する荷重演算手段42と、予め実プレス
作業前に、前記金型に設置した素材をスライドを下降さ
せて加圧し、このときに、前記スライド位置センサ33
により検出したスライド位置に基づいて、所定間隔毎の
スライド位置での前記荷重値を荷重演算手段42から入
力し、この入力した荷重値を各スライド位置に対応させ
て記憶する基準荷重ティーチング手段43と、この記憶
された荷重値に基づいて、各スライド位置に対応する許
容荷重値を設定し、記憶する許容値設定手段44と、実
プレス作業の加圧下降時に、スライド位置センサ33か
らのスライド位置データに対応する前記許容荷重値と実
負荷の荷重値とを比較し、この実負荷の荷重値が前記許
容荷重値以上のときに荷重異常信号を出力する荷重異常
判定手段45と、この荷重異常信号を入力したとき、前
記油圧シリンダ4を加圧加工時と反対方向に駆動するた
めのサーボバルブ13の制御指令を出力するサーボバル
ブ出力演算手段46と、この制御指令を受けて前記サー
ボバルブ13を制御するサーボバルブ指令出力手段47
と備えた構成としている。
【0007】請求項1に記載の発明によると、予め実際
のプレス作業の前に、金型に設置した素材をスライドを
下降させて加圧したときのスライドにかかる荷重を検出
し、この荷重値に基づいて所定間隔毎のスライド位置に
対応して許容荷重値を記憶しておき、その後、実プレス
作業での加圧下降時に、所定間隔毎の各スライド位置の
ときの実負荷の荷重値を求め、この荷重値が記憶した前
記許容荷重値より大きいときは荷重異常と判定し、スラ
イドを加圧加工時と反対方向に移動させる。これによっ
て、金型破損等が発生したとき、下限位置で過負荷が発
生する以前に、早期に荷重異常が検出されると共に、ス
ライドの荷重が軽減される。したがって、金型破損を防
止することができ、また、不良品の生産を無くすことが
できる。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、スライド
を上下動する油圧シリンダ4と、油圧ポンプから吐出さ
れた圧油を制御して前記油圧シリンダ4を上昇あるいは
加圧下降等に切り換えるサーボバルブ13とを備えた直
動型プレスの金型保護装置において、前記スライドの高
さ方向の位置を検出するスライド位置センサ33と、前
記スライドにかかる荷重を表す信号を検出する荷重検出
手段41と、この検出された荷重信号に基づいて、前記
スライドにかかる荷重値を算出する荷重演算手段42
と、実プレス作業時に、各回のショット毎に、前記金型
に設置した素材をスライドを下降させて加圧し、前記ス
ライド位置センサ33により検出したスライド位置に基
づいて、所定間隔毎のスライド位置での前記荷重値を荷
重演算手段42から入力し、この入力した荷重値を各ス
ライド位置に対応させて記憶する基準荷重記憶手段49
と、この記憶された荷重値に基づいて、各スライド位置
に対応する許容荷重値を設定し、記憶する許容値設定手
段44と、各ショット毎の前記加圧下降時に、前回ショ
ット時の荷重値に基づいて設定され、かつ、許容値設定
手段44に記憶された前記許容荷重値で、スライド位置
センサ33からのスライド位置データに対応する許容荷
重値と、このスライド位置のときの実負荷の荷重値とを
比較し、この実負荷の荷重値が前記許容荷重値以上のと
きに荷重異常信号を出力する荷重異常判定手段45と、
この荷重異常信号を入力したとき、前記油圧シリンダ4
を加圧加工時と反対方向に駆動するためのサーボバルブ
13の制御指令を出力するサーボバルブ出力演算手段4
6と、この制御指令を受けて前記サーボバルブ13を制
御するサーボバルブ指令出力手段47とを備えた構成と
している。
【0009】請求項2に記載の発明によると、実際のプ
レス作業の各回のショット毎に、スライドを下降させて
加圧したときのスライドにかかる荷重を検出し、この荷
重値に基づいて所定間隔毎のスライド位置に対応して許
容荷重値を設定し、これを次回ショット時の許容荷重値
として記憶しておく。そして、この加圧下降時に検出し
た所定間隔毎の各スライド位置のときの実負荷の荷重値
が、前回のショット時に記憶した前記許容荷重値より大
きいときは荷重異常と判定し、スライドを加圧加工時と
反対方向に移動させる。これによって、金型破損等が発
生したとき、下限位置で過負荷が発生する以前に、早期
に荷重異常が検出されると共に、スライドの荷重が軽減
される。したがって、金型破損を防止することができ、
また、不良品の生産を無くすことができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の直動型プレスの金型保護装置において、前記荷
重検出手段41は、前記スライドが加圧下降するときの
前記油圧シリンダ4の加圧するための圧力を検出する加
工側圧力センサ32と、前記スライドが上昇するときの
前記油圧シリンダ4の上昇するための圧力を検出する上
昇側圧力センサ31とからなり、前記荷重演算手段42
は、この検出された加圧側圧力値及び上昇側圧力値に基
づいて、前記スライドにかかる荷重を算出している。
【0011】請求項3に記載の発明によると、スライド
にかかる荷重は、スライドが加圧下降するときの油圧シ
リンダの加圧するための加工側圧力値と、スライドが上
昇するときの油圧シリンダの上昇するための上昇側圧力
値とに基づいて演算される。例えば、各圧力値とそのシ
リンダ室の断面積との積の差から演算することができ
る。これによって、各スライド位置に対応する荷重値を
簡単に演算できるので、この荷重値に基づく許容荷重値
の設定、及び実負荷時の荷重異常の判定を容易に行うこ
とができる。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の直動型プレスの金型保護装置において、前記荷
重検出手段41は、前記スライドを上下動自在に支持す
る本体フレームに付設され、かつ、加圧加工時の歪みを
計測する歪みゲージセンサからなり、前記荷重演算手段
42は、この検出された歪みの大きさに基づいて、前記
スライドにかかる荷重を算出している。
【0013】請求項4に記載の発明によると、スライド
にかかる荷重は、スライドを支持する本体フレームにス
ライドが加圧下降するときにかかる歪みの大きさに基づ
いて演算される。これによって、各スライド位置に対応
する荷重値を簡単に演算できるので、この荷重値に基づ
く許容荷重値の設定、及び実負荷時の荷重異常の判定を
容易に行うことができる。
【0014】請求項5に記載の発明は、プレス機械の上
部に上下動自在に配設されたスライドと、プレス機械の
下部で、かつ、スライドと対向する位置に配設されたボ
ルスタと、前記スライドの下面及び前記ボルスタの上面
に取着された金型と、スライドを上下動する油圧シリン
ダ4と、油圧ポンプから吐出された圧油を制御して前記
油圧シリンダ4を上昇あるいは加圧下降等に切り換える
サーボバルブ13とを備えた直動型プレスの金型保護装
置において、前記スライドの高さ方向の位置を検出する
スライド位置センサ33と、前記スライドの速度を検出
するスライド速度センサ34と、前記スライドのモーシ
ョンを規定するモーションデータの内少なくともスライ
ド移動速度を、スライドを所定の速度で下降又は上昇さ
せる各スライド位置区間に対応させて設定し、記憶する
モーション設定手段48と、実プレス作業の加圧下降時
に、スライド位置センサ33からのスライド位置データ
に対応する前記記憶されたスライド移動速度設定値と実
際の速度とを比較し、実際の速度が前記スライド移動速
度設定値より所定値以上小さいときに荷重異常信号を出
力する荷重異常判定手段45と、この荷重異常信号を入
力したとき、前記油圧シリンダ4を加圧加工時と反対方
向に駆動するためのサーボバルブ13の制御指令を出力
するサーボバルブ出力演算手段46と、この制御指令を
受けて前記サーボバルブ13を制御するサーボバルブ指
令出力手段47とを備えた構成としている。
【0015】請求項5に記載の発明によると、予め実際
のプレス作業の前に、スライドのモーションを規定する
モーションデータの内少なくともスライド移動速度を、
スライドを所定の速度で下降又は上昇させる各スライド
位置区間に対応させて設定し、記憶しておく。その後、
実プレス作業での加圧下降時に、各スライド位置のとき
の実際の速度を検出し、この速度が設定された前記スラ
イド移動速度設定値より所定値以上小さいときは荷重異
常と判定し、スライドを加圧加工時と反対方向に移動さ
せる。これによって、金型破損等が発生したとき、下限
位置で過負荷が発生する以前に、早期に荷重異常が検出
されると共に、スライドの荷重が軽減される。したがっ
て、金型破損を防止することができ、また、不良品の生
産を無くすことができる。
【0016】また、請求項6に記載の発明は、プレス機
械の上部に上下動自在に配設されたスライドの下面、及
び、プレス機械の下部で、かつ、前記スライドと対向す
る位置に配設されたボルスタの上面にそれぞれ金型を取
着し、油圧シリンダ4を制御してスライドを上昇あるい
は加圧下降等させて素材を加工する直動型プレスの金型
保護方法において、予め実プレス作業前に、前記金型に
設置した素材を加工し、このときの所定間隔毎の各スラ
イド位置に対応させてスライドにかかる荷重値を検出
し、この検出した荷重値に基づいて、各スライド位置に
対応する許容荷重値を設定して記憶した後、実プレス作
業での加圧下降時に、前記所定間隔毎の各スライド位置
のときの実負荷の荷重値と、このスライド位置に対応す
る前記記憶された許容荷重値とを比較し、実負荷の荷重
値が許容荷重値以上のときには荷重異常と判定して前記
スライドを加圧加工時と反対方向に移動させる方法とし
ている。
【0017】請求項6に記載の発明によると、予め実際
のプレス作業の前に、金型に設置した素材をスライドを
下降させて加圧したときのスライドにかかる荷重を検出
し、この荷重値に基づいて所定間隔毎のスライド位置に
対応して許容荷重値を記憶しておき、その後、実プレス
作業での加圧下降時に、所定間隔毎の各スライド位置の
ときの実負荷の荷重値を求め、この荷重値が記憶した前
記許容荷重値より大きいときは荷重異常と判定し、スラ
イドを加圧加工時と反対方向に移動させる。これによっ
て、金型破損等が発生したとき、下限位置で過負荷が発
生する以前に、早期に荷重異常が検出されると共に、ス
ライドの荷重が軽減される。したがって、金型破損を防
止することができ、また、不良品の生産を無くすことが
できる。
【0018】請求項7に記載の発明は、プレス機械の上
部に上下動自在に配設されたスライドの下面、及び、プ
レス機械の下部で、かつ、前記スライドと対向する位置
に配設されたボルスタの上面にそれぞれ金型を取着し、
油圧シリンダ4を制御してスライドを上昇あるいは加圧
下降等させて素材を加工する直動型プレスの金型保護方
法において、実プレス作業の各ショット毎に、前記金型
に設置した素材を加工し、このときの所定間隔毎の各ス
ライド位置に対応させてスライドにかかる実負荷の荷重
値を検出し、この検出した荷重値に基づいて、各スライ
ド位置に対応する次回ショット時の許容荷重値を設定し
て記憶するとともに、前記所定間隔毎の各スライド位置
のときの実負荷の荷重値と、このスライド位置に対応す
る前回ショット時に記憶された前記許容荷重値とを比較
し、実負荷の荷重値が許容荷重値以上のときには荷重異
常と判定して前記スライドを加圧加工時と反対方向に移
動させる方法としている。
【0019】請求項7に記載の発明によると、実際のプ
レス作業の各回のショット毎に、スライドを下降させて
加圧したときのスライドにかかる荷重を検出し、この荷
重値に基づいて所定間隔毎のスライド位置に対応して許
容荷重値を設定し、これを次回ショット時の許容荷重値
として記憶しておく。そして、これと同時に、この加圧
下降時に検出した所定間隔毎の各スライド位置のときの
実負荷の荷重値が、前回のショット時に記憶した前記許
容荷重値より大きいときは荷重異常と判定し、スライド
を加圧加工時と反対方向に移動させる。これによって、
金型破損等が発生したとき、下限位置で過負荷が発生す
る以前に、早期に荷重異常が検出されると共に、スライ
ドの荷重が軽減される。したがって、金型破損を防止す
ることができ、また、不良品の生産を無くすことができ
る。
【0020】請求項8に記載の発明は、プレス機械の上
部に上下動自在に配設されたスライドの下面、及び、プ
レス機械の下部で、かつ、前記スライドと対向する位置
に配設されたボルスタの上面にそれぞれ金型を取着し、
油圧シリンダ4を制御してスライドを上昇あるいは加圧
下降等させて素材を加工する直動型プレスの金型保護方
法において、前記スライドのモーションを規定するモー
ションデータの内、少なくともスライドを所定の速度で
下降又は上昇させるスライド位置区間、及び各スライド
位置区間に対応させてスライド移動速度を設定し、記憶
した後、実プレス作業での加圧下降時に、実際のスライ
ド移動速度の大きさと、このときの各スライド位置に対
応する前記記憶されたスライド移動速度設定値とを比較
し、実際の速度の大きさがスライド移動速度設定値より
所定値以上小さいときには荷重異常と判定して前記スラ
イドを加圧加工時と反対方向に移動させる方法としてい
る。
【0021】請求項8に記載の発明によると、予め実際
のプレス作業の前に、スライドのモーションを規定する
モーションデータの内少なくともスライド移動速度を、
スライドを所定の速度で下降又は上昇させる各スライド
位置区間に対応させて設定し、記憶しておく。その後、
実プレス作業での加圧下降時に、各スライド位置のとき
の実際の速度を検出し、この速度が設定された前記スラ
イド移動速度設定値より所定値以上小さいときは荷重異
常と判定し、スライドを加圧加工時と反対方向に移動さ
せる。これによって、金型破損等が発生したとき、下限
位置で過負荷が発生する以前に、早期に荷重異常が検出
されると共に、スライドの荷重が軽減される。したがっ
て、金型破損を防止することができ、また、不良品の生
産を無くすことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係わる直動型プ
レスの金型保護装置の実施形態を説明する。なお、以下
の説明では油圧プレスを例にしているが、これに限定さ
れずに、電動モータとボールスクリューを組み合わせた
直線駆動式プレスや、パンチプレス等、他の直動型プレ
スにおいても本発明は適用可能である。
【0023】まず、図1〜図6に基づいて第1実施形態
を説明する。図1は、本発明に係わる油圧プレスの側面
断面図を示している。同図において、油圧プレス1の本
体後部の左右にはCフレーム7が配設されており、Cフ
レーム7の下部にはベッド9が設けられ、ベッド9の上
部にボルスタ3が設置されている。また、Cフレーム7
の上部にはスライド駆動手段として油圧シリンダ4が配
設されている。この油圧シリンダ4は、これを駆動する
ためのサーボバルブ13や、このサーボバルブ13のパ
イロット油圧用の電磁弁24、25等と共に、マニホー
ルドを形成する同一の金属ブロック10(以後、マニホ
ールドブロック10と言う)に取着されており、このマ
ニホールドブロック10により接続する配管等を無くし
た一体化構造をしている。さらに、Cフレーム7の上部
で、かつ、油圧シリンダ4の下部にはボルスタ3と対向
した位置にスライド2が上下動自在に配設されている。
スライド2は油圧シリンダ4によって上下駆動されるよ
うになっており、このスライド2の上下駆動に伴って、
前記ボルスタ3の上面に設けられた下型(図示せず)
と、前記スライド2の下面に設けられた上型(図示せ
ず)との間でプレス加工が行われる。
【0024】また、上記Cフレーム7の開口部近傍に、
この開口部と略同様の形状を成す補助フレーム8が配設
されている。この補助フレーム8の下端側はピン8aに
よってCフレーム7の側面に回動自在に取着されてい
る。さらに、補助フレーム8の上端側とスライド2の後
部側との間に、例えばリニアセンサよりなるスライド位
置センサ33が配設されている。
【0025】このスライド位置センサ33は、軸心方向
がスライド2の移動方向と平行で、かつ、スライド2の
後部に支持されたセンサロッド33aと、このセンサロ
ッド33aに嵌挿され、かつ、上記補助フレーム8の上
端側に取着されたセンサヘッド33bとからなってい
る。そして、スライド2の上下動に伴ってセンサロッド
33aがセンサヘッド33bに対して上下動し、これに
よって、センサヘッド33bの内部の位置検出部により
スライド2の位置がボルスタ3の上面からの高さとして
検出されるようになっている。このスライド位置センサ
33が検出したスライド2の位置信号は後述する制御器
40に入力され、この制御器40は前記位置信号に基づ
いて前記油圧シリンダ4を駆動してスライド2の位置を
所定のモーションカーブに沿うように制御する。
【0026】図2は上記モーションカーブの一例を示し
ており、後述するモーション設定スイッチ35及び制御
器40によってモーションカーブを規定する各データが
予め設定され、記憶される。同図のモーションカーブに
おいて、まず、スライド2は上限位置U(図示で点A)
から加工開始位置Bまで所定の高速下降速度で下降し、
次に、下限位置L(図示で点C)まで所定の低速下降速
度で前記金型(上型と下型)に設置された被加工物を加
圧しながら下降する。そして、下限位置Lで所定時間
(図示で点Dまで)位置及び加圧力を保持した後、下限
位置Lから所定の位置(図示で点E)まで所定の低速上
昇速度で上昇し、さらに上限位置U(図示で点F)まで
所定の高速上昇速度で上昇して停止し、所定時間(時間
0も含む)だけ停止して一行程を終了する。実プレス作
業時には、この行程が繰り返し行われる。
【0027】図3は、本発明に係わる金型保護装置のハ
ード構成ブロック図を示している。上昇側圧力センサ3
1は、油圧シリンダ4の下側(すなわち、油圧シリンダ
4内部のピストンよりスライド側)のシリンダ室(図示
せず)に配設された圧力センサであり、スライド2を上
昇するための圧力を検出する。また、加工側圧力センサ
32は、油圧シリンダ4の上側(すなわち、前記ピスト
ンをはさんでスライド2と反対側)のシリンダ室(図示
せず)に配設された圧力センサであり、被加工物である
素材を加工するための油圧シリンダ4の圧力を検出す
る。また、スライド位置センサ33は前述のようにスラ
イド2の高さ方向の位置を検出している。そして、これ
らのセンサの検出信号は制御器40に入力されている。
【0028】さらに、制御器40には、モーション設定
スイッチ35及び操作モード選択スイッチ36が付設さ
れている。モーション設定スイッチ35は、スライド2
の所定のモーションカーブを設定でき、例えば、加圧力
を設定したり、金型を上昇又は下降するための前記高速
上昇速度、高速下降速度、低速上昇速度、又は、低速下
降速度等の移動速度を設定したり、あるいは、モーショ
ンカーブ上の目標位置(例えば、加圧開始位置、下限位
置、上限位置等)を設定できる各設定スイッチにより構
成されている。そして、これらの設定値は、各モーショ
ンカーブに対応したモーションデータとして制御器40
内の所定のメモリエリアに記憶される。また、操作モー
ド選択スイッチ36はプレス操作モードを選択でき、少
なくとも、荷重異常を判定するための基準荷重値を教示
して記憶できる荷重教示モードを選択可能となってい
る。選択されたモード信号は、制御器40に入力され
る。
【0029】制御器40は、例えばマイクロコンピュー
タを主体にした一般的なコンピュータ制御装置で構成さ
れている。制御器40は、前記各センサの検出信号、及
び各スイッチからの信号を入力して後述する所定の演算
及び判定処理を行い、この処理結果に基づいてサーボバ
ルブ13へ制御指令を出力する。サーボバルブ13は、
この制御指令に基づいて、図示しない油圧ポンプから吐
出される圧油の流量及び方向を切り換えて油圧シリンダ
4に供給し、油圧シリンダ4の伸縮速度及び方向を制御
する。これによって、スライド2は所定のモーションカ
ーブに沿って制御されると共に、荷重異常発生と判定さ
れたときは、金型を保護する方向(上昇方向)に駆動さ
れる。
【0030】次に、図4に示した機能構成ブロック図に
基づいて、本発明に係わる油圧プレスの金型保護装置の
機能構成を説明する。荷重検出手段41はスライド2に
かかる荷重を検出しており、本実施形態では、荷重とし
て、スライド2を駆動する油圧シリンダ4のシリンダ室
にかかる圧力に基づいて検出している。すなわち、油圧
シリンダ4の加工側圧力センサ32により検出した圧力
値Pp 及び上昇側圧力センサ31により検出した圧力値
Ps から求められる、圧力による荷重の差に基づいて算
出するようにしている。荷重演算手段42は、前記検出
された荷重信号(ここでは、圧力信号)に基づいて、加
圧加工時に被加工物から反力を受けてスライド2にかか
る荷重を演算する。この荷重は、例えば、油圧シリンダ
4の加工側圧力値Pp と上側のシリンダ室の断面積との
積から上側のシリンダ室の圧油が押し下げる荷重を求
め、上昇側圧力値Ps と下側のシリンダ室の断面積との
積から下側のシリンダ室の受ける荷重を求め、この両荷
重の差によって算出することができる。なお、上記のス
ライド2にかかる荷重の検出は、上記荷重差による方法
に限定されずに、例えばプレス本体のCフレーム7の歪
みを歪みゲージセンサによって検出し、この歪みの大き
さに基づいて荷重値を算出することも可能である。
【0031】また、基準荷重ティーチング手段43は、
操作モードが荷重教示モードのとき、実際に被加工物を
加圧加工しながら、前記スライド位置センサ33からの
位置データ、及び荷重演算手段42が算出した荷重値を
入力し、所定のスライド位置毎に対応してそのときの前
記荷重値を記憶する。これによって、例えば図5に示す
ような実負荷での荷重曲線が得られ、各スライド位置と
実負荷時の荷重値とを対応させる基準荷重テーブルが作
成される。同図において、横軸はスライド位置を、縦軸
は荷重値を表しており、また、実線は上記得られた実負
荷での荷重曲線を示している。そして、許容値設定手段
44は、この基準荷重テーブルの各荷重値に基づいて、
各スライド位置に対応する許容荷重値(図5では、点線
で示される)を設定し、記憶する。ここで、この許容荷
重値は、所定の大きさの許容幅を設けて各基準荷重値に
加算して求めてもよいし、あるいは、荷重値の大きさに
対応して許容幅を算出し、この算出した許容幅を各基準
荷重値に加算して求めてもよい。なお、上記基準荷重テ
ーブルを作成するときの各スライド位置の間隔は、荷重
曲線を精度良く近似できる程度に小さくし、この記憶さ
れたスライド位置の間の他のスライド位置及び荷重値に
対しては直線補間等により算出することができる。な
お、上記の基準荷重テーブルの各荷重値はn回(nは2
以上の自然数とする)の実ワークでの試行を行い、各ス
ライド位置に対するn個の荷重値データの平均値によっ
て設定するようにしてもよい。
【0032】荷重異常判定手段45は、操作モードが例
えば連続行程モードのように実負荷での成形や切断のプ
レス加工を行う生産モードのとき、加工中に前記スライ
ド位置を監視しながら、所定間隔毎の各スライド位置に
対応した荷重値を取り込む。そして、各スライド位置に
おいて、この実負荷の荷重値と許容値設定手段44によ
り記憶された前記許容荷重値とを比較し、前記荷重値が
許容荷重値以上となったときは荷重異常と判定し、荷重
異常発生信号を出力する。
【0033】また、サーボバルブ出力演算手段46は、
荷重異常判定手段45からの荷重異常発生信号を入力し
たときは、スライド2がどこの位置にあっても、スライ
ド2を所定距離だけ所定上昇速度で上昇させるための速
度指令値及び方向制御指令等の制御指令をサーボバルブ
指令出力手段47に出力する。さらに、サーボバルブ指
令出力手段47は、上記制御指令を受けてサーボバルブ
13に操作信号を出力し、油圧シリンダ4を所定速度で
上昇させる。
【0034】次に、図6に示す制御フローチャート例に
基づいて、本発明に係わる金型保護装置の制御方法の一
例を説明する。なお、各処理のステップ番号はSを付し
て表している。S1で、作業者は操作モード選択スイッ
チ36を切り換えて荷重教示モードを選択する。このと
き、制御器40は(基準荷重ティーチング手段43)荷
重教示モード信号を入力する。次に、S2で、作業者は
金型に被加工物(素材)を設置し、実負荷でのプレス加
工を開始する。このとき、制御器40は(基準荷重ティ
ーチング手段43)スライド位置センサ33からの位置
信号を入力し、スライド位置の上限位置Uから下降方向
への変化によって加工開始したかを判断し、加工開始す
るまでS2で待つ。加工開始したときは、S3で(基準
荷重ティーチング手段43)、スライド位置の所定間隔
毎にこの時の実負荷での荷重値を入力して記憶し、基準
荷重テーブルを作成する。なお、各位置での実負荷での
荷重値は、(荷重検出手段41)上昇側圧力センサ31
及び加工側圧力センサ32からそれぞれの圧力信号を入
力し、(荷重演算手段42)この圧力値に基づいて算出
する。この後、S4で(基準荷重ティーチング手段4
3)スライドが下限位置に達したか否かを判定し、達し
てないときは、S3に戻って以上の処理を繰り返し、達
したときは、S5で(許容値設定手段44)、前記作成
された基準荷重テーブルの各荷重値に基づいて、各スラ
イド位置毎の荷重許容値を求めて記憶する。以上で、特
定の被加工物に対する基準荷重曲線の教示が終了し、S
6へ処理を進める。
【0035】つぎに、S6で、作業者は操作モード選択
スイッチ36を切り換えて生産モード(例えば、連続モ
ードや安全一行程モード等の生産するためのモード)を
選択する。このとき、制御器40は(荷重異常判定手段
45)対応するモード信号を入力する。次に、S7で、
作業者は実負荷でのプレス加工生産を開始し、制御器4
0は(荷重異常判定手段45)スライド位置信号を入力
して加工開始したかを判断し、加工開始するまでS7で
待つ。加工開始したときは、さらにS8で(荷重異常判
定手段45)スライド位置を監視し、スライド位置の所
定間隔毎にこの時の実負荷での荷重値を入力する。ここ
で、各位置での実負荷での荷重値は、前記S3と同様に
上昇側圧力センサ31及び加工側圧力センサ32により
検出された圧力値に基づいて算出する。この後、S9で
(荷重異常判定手段45)、算出した荷重値が前記記憶
している荷重許容値以上か否かを判定し、荷重許容値よ
り小さいときはS10で(荷重異常判定手段45)スラ
イドが下限位置に達したか否かを判定する。この判定の
結果、下限位置に達してないときは、S8に戻って下限
位置に達するまで以上の処理を繰り返し、達したとき
は、S11に移行する。
【0036】そして、S11で(荷重異常判定手段4
5)加工継続か否かを判定し、加工継続のときはS7に
戻って次の被加工物についての金型保護処理を行い、加
工継続でないときは本フローチャート処理を終了する。
ここで、加工継続の判定は、例えば、操作モード選択ス
イッチ36が切り換えられたか、あるいは、スライド4
がモーションカーブで設定された所定時間、例えば上限
位置での停止時間以上移動停止となったか等によって行
うことができる。また、前記S9で、算出した荷重値が
前記荷重許容値以上のときは、S12で荷重異常発生信
号を出力する。これによって、(サーボバルブ出力演算
手段46)サーボバルブ13のスライド上昇方向への制
御指令値を演算して出力し、スライド2が上昇して金型
を保護する。この後、本制御フローを終了する。
【0037】なお、上記の処理フローチャートの説明に
おいて、前記S5での各スライド位置毎の荷重許容値の
算出及び記憶は、この順序に限らずに、例えばS3での
スライド位置の所定間隔毎に基準値入力した後、この基
準値に対応する荷重許容値を算出して記憶してもよい。
【0038】つぎに、図7〜図8を参照して第2実施形
態を説明する。本実施形態は、荷重許容値を実負荷での
プレス加工時に各回毎に実績荷重データを基にして更新
してゆく方法を示している。ハード構成としては、本実
施形態においては操作モード選択スイッチに荷重教示モ
ードが不要となるが、その他構成は図3と同様である。
【0039】以下、図7の機能構成ブロック図に基づい
て、本実施形態の機能構成を説明する。ここでは、図4
と異なる機能構成のみを説明し、同じ構成は説明を省
く。基準荷重記憶手段49は、操作モードが生産モード
のとき、実際に被加工物を加圧加工しながら、毎回、前
記スライド位置センサ33からの位置データ、及び荷重
演算手段42が算出した荷重値を入力し、所定のスライ
ド位置毎に対応してそのときの前記荷重値を記憶する。
これによって、今回のショット時の各スライド位置と荷
重値とを対応させる基準荷重テーブルが作成される。基
準荷重記憶手段49は、この基準荷重テーブルを各ショ
ット毎に作成し、更新する。なお、許容値設定手段44
は、前実施形態と同様に、この基準荷重テーブルの各荷
重値に基づいて、各スライド位置に対応する許容荷重値
を設定し、記憶する。この許容荷重値は、次回のショッ
ト時に、許容値として使用される。
【0040】荷重異常判定手段45は、操作モードが前
記同様に生産モードのとき、加工中に前記スライド位置
を監視しながら、所定間隔毎の各スライド位置に対応し
た荷重値を取り込む。そして、各スライド位置におい
て、この実負荷の荷重値と許容値設定手段44により前
回のショット時に記憶されている前記許容荷重値とを比
較し、前記荷重値がこの許容荷重値以上となったときは
荷重異常と判定し、荷重異常発生信号を出力する。
【0041】図8に本実施形態の処理フローチャート例
を示しており、同図に基づいて説明する。まず、S21
で、作業者は操作モード選択スイッチ36を切り換えて
生産モードを選択する。このとき、制御器40は(基準
荷重記憶手段49)対応するモード信号を入力する。次
に、S22で、作業者は実負荷でのプレス加工生産を開
始し、制御器40は(基準荷重記憶手段49)スライド
位置信号を入力して加工開始したかを判断し、加工開始
するまでS22で待つ。加工開始したときは、さらにS
23で(基準荷重記憶手段49)スライド位置を監視
し、スライド位置の所定間隔毎にこの時の実負荷での荷
重値を入力する。ここで、各位置での実負荷での荷重値
は、前記S3と同様に上昇側圧力センサ31及び加工側
圧力センサ32により検出された圧力値に基づいて算出
する。そして、算出した荷重値を次回のショット時の基
準荷重値として記憶し、基準荷重テーブルを作成する。
【0042】この後、S24で(荷重異常判定手段4
5)、算出した荷重値が最大荷重許容値LLIM 以上か否
かを判定し、最大荷重許容値LLIM より小さいときは、
S25で(荷重異常判定手段45)スライドが下限位置
に達したか否かを判定する。下限位置に達してないとき
は、S23に戻って下限位置に達するまで以上の処理を
繰り返し、達したときは、S26で(許容値設定手段4
4)前記作成された基準荷重テーブルの各荷重値に基づ
いて、各スライド位置毎の荷重許容値を求めて記憶す
る。つぎに、S27で(荷重異常判定手段45)加工継
続か否かを判定し、加工継続のときはS28に処理を進
め2回目以降のショットを継続し、加工継続でないとき
は本フローチャート処理を終了する。
【0043】S28では(基準荷重記憶手段49)スラ
イド位置を監視し、前記S3と同様にスライド位置の所
定間隔毎にこの時の実負荷での荷重値を算出する。そし
て、この算出した荷重値を次回のショット時の基準荷重
値として記憶し、基準荷重テーブルを作成する。つぎ
に、S29で(荷重異常判定手段45)、算出した荷重
値が前回のショット時に記憶した荷重許容値以上か否か
を判定し、荷重許容値より小さいときは、S30で(荷
重異常判定手段45)スライドが下限位置に達したか否
かを判定する。この判定の結果、下限位置に達してない
ときは、S28に戻って下限位置に達するまで以上の処
理を繰り返し、達したときは、S26に戻って以上の処
理を各ショット毎に継続する。
【0044】上記S24で(荷重異常判定手段45)算
出した荷重値が最大荷重許容値LLIM 以上のとき、ある
いはS29で(荷重異常判定手段45)算出した荷重値
が前回のショット時に記憶した荷重許容値以上のとき
は、S31で荷重異常発生信号を出力する。これによっ
て、(サーボバルブ出力演算手段46)サーボバルブ1
3のスライド上昇方向への制御指令値を演算して出力
し、スライド2が上昇して金型を保護する。この後、本
制御フローを終了する。
【0045】なお、これまでの処理フローチャートの説
明において、前記S5での各スライド位置毎の荷重許容
値の算出及び記憶は、この順序に限らずに、例えばS3
でのスライド位置の所定間隔毎に基準値入力した後、こ
の基準値に対応する荷重許容値を算出して記憶してもよ
い。
【0046】次に、図9〜11に基づいて第3実施形態
を説明する。図9は本実施形態におけるハード構成ブロ
ック図を示しており、同図では図3と同じ構成には同一
符号を付して、以下の説明を省く。スライド速度センサ
34はスライド2の移動速度を検出しており、検出した
速度信号を制御器40に出力する。なお、このスライド
速度センサ34は、例えばスライド2の移動と共に回転
し、かつ、単位時間当たりに前記移動速度に比例したパ
ルス数を出力するパルスジェネレータ等で構成すること
ができる。また、前述のスライド位置センサ33の位置
信号に基づいて速度値を算出してもよい。また、制御器
40は、スライド速度センサ34、スライド位置センサ
33及びモーション設定スイッチ35からの各信号を入
力し、所定の処理及び判定を行って荷重異常を判定し、
サーボバルブ13の制御を行う。
【0047】図10は機能構成ブロック図を示してお
り、同図で図4と同じ構成には同一符号を付して、以下
の説明を省く。モーション設定手段48は、スライド2
のモーションを規定するモーションデータの内少なくと
も各移動目標位置、この各移動目標位置間のスライド位
置区間の移動速度等をモーション設定スイッチ35によ
って設定し、この設定値を記憶するものである。また、
荷重異常判定手段45は、実プレス作業の加圧下降時
に、モーション設定手段48から設定値を入力し、ま
た、スライド位置センサ33からの位置信号、及びスラ
イド速度センサ34からの速度信号を入力する。そし
て、各スライド位置のときの実際の移動速度と、このス
ライド位置に対応する移動速度設定値とを常時比較し、
実際の移動速度が移動速度設定値より所定値以上小さく
なったときは荷重異常と判定し、荷重異常信号をサーボ
バルブ出力演算手段46に出力する。
【0048】上記構成における本実施形態に係わる金型
保護方法について、図11に示すフローチャート例に基
づいて説明する。まず、S41で、作業者は操作モード
選択スイッチ36を切り換えて生産モードを選択する。
このとき、制御器40は(荷重異常判定手段45)対応
するモード信号を入力する。次に、S42で、作業者は
実負荷でのプレス加工生産を開始し、制御器40は(荷
重異常判定手段45)スライド位置信号を入力して加工
開始したかを判断し、加工開始するまでS42で待つ。
加工開始したときは、さらにS43で(荷重異常判定手
段45)スライド位置を監視し、スライド位置の所定間
隔毎にこの時のスライド移動速度値を入力する。
【0049】この後、S44で(荷重異常判定手段4
5)、入力した速度値がモーションデータの速度設定値
より所定値以上小さいか否かを判定し、速度設定値より
所定値以上小さいときは、S47で荷重異常発生信号を
出力する。これによって、(サーボバルブ出力演算手段
46)サーボバルブ13のスライド上昇方向への制御指
令値を演算して出力し、スライド2が上昇して金型を保
護する。この後、本制御フローを終了する。また、上記
S44においてそうでないときは、S45で(荷重異常
判定手段45)スライドが下限位置に達したか否かを判
定する。下限位置に達してないときは、S43に戻って
下限位置に達するまで以上の処理を繰り返し、達したと
きは、S46で(荷重異常判定手段45)加工継続か否
かを判定し、加工継続のときはS42に戻って以上の処
理を繰り返し、加工継続でないときは本制御フローを終
了する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる油圧プレスの要部側面図を示
す。
【図2】本発明に係わるモーションカーブの説明図を示
す。
【図3】本発明に係わる第1実施形態の金型保護装置の
ハードブロック図を示す。
【図4】本発明に係わる第1実施形態の金型保護装置の
機能構成ブロック図を示す。
【図5】本発明に係わるプレス加工時の荷重異常検出の
説明図を示す。
【図6】本発明に係わる第1実施形態の金型保護装置の
フローチャート例を示す。
【図7】本発明に係わる第2実施形態の金型保護装置の
機能構成ブロック図を示す。
【図8】本発明に係わる第2実施形態の金型保護装置の
フローチャート例を示す。
【図9】本発明に係わる第3実施形態の金型保護装置の
ハードブロック図を示す。
【図10】本発明に係わる第3実施形態の金型保護装置
の機能構成ブロック図を示す。
【図11】本発明に係わる第3実施形態の金型保護装置
のフローチャート例を示す。
【図12】従来技術に係わるプレス加工時の過負荷検出
の説明図を示す。
【符号の説明】
1…油圧プレス、2…スライド、3…ボルスタ、4…油
圧シリンダ、5…複動シリンダ、6…単動シリンダ、7
…Cフレーム、8…補助フレーム、9…ベッド、10…
マニホールドブロック、13…サーボバルブ、24…パ
イロット用電磁弁、25…パイロット用電磁弁、31…
上昇側圧力センサ、32…加工側圧力センサ、33…ス
ライド位置センサ、33a…センサロッド、33b…セ
ンサヘッド、35…モーション設定スイッチ、36…操
作モード選択スイッチ、40…制御器、41…荷重検出
手段、42…荷重演算手段、43…基準荷重ティーチン
グ手段、44…許容値設定手段、45…荷重異常判定手
段、46…サーボバルブ出力演算手段、47…サーボバ
ルブ指令出力手段、48…モーション設定手段、49…
基準荷重記憶手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16P 7/00 F16P 7/00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機械の上部に上下動自在に配設さ
    れたスライドと、プレス機械の下部で、かつ、スライド
    と対向する位置に配設されたボルスタと、前記スライド
    の下面及び前記ボルスタの上面に取着された金型と、ス
    ライドを上下動する油圧シリンダ(4) と、油圧ポンプか
    ら吐出された圧油を制御して前記油圧シリンダ(4) を上
    昇あるいは加圧下降等に切り換えるサーボバルブ(13)と
    を備えた直動型プレスの金型保護装置において、 前記スライドの高さ方向の位置を検出するスライド位置
    センサ(33)と、 前記スライドにかかる荷重を表す信号を検出する荷重検
    出手段(41)と、 この検出された荷重信号に基づいて、前記スライドにか
    かる荷重値を算出する荷重演算手段(42)と、 予め実プレス作業前に、前記金型に設置した素材をスラ
    イドを下降させて加圧し、このときに、前記スライド位
    置センサ(33)により検出したスライド位置に基づいて、
    所定間隔毎のスライド位置での前記荷重値を荷重演算手
    段(42)から入力し、この入力した荷重値を各スライド位
    置に対応させて記憶する基準荷重ティーチング手段(43)
    と、 この記憶された荷重値に基づいて、各スライド位置に対
    応する許容荷重値を設定し、記憶する許容値設定手段(4
    4)と、 実プレス作業の加圧下降時に、スライド位置センサ(33)
    からのスライド位置データに対応する前記許容荷重値と
    実負荷の荷重値とを比較し、この実負荷の荷重値が前記
    許容荷重値以上のときに荷重異常信号を出力する荷重異
    常判定手段(45)と、 この荷重異常信号を入力したとき、前記油圧シリンダ
    (4) を加圧加工時と反対方向に駆動するためのサーボバ
    ルブ(13)の制御指令を出力するサーボバルブ出力演算手
    段(46)と、 この制御指令を受けて前記サーボバルブ(13)を制御する
    サーボバルブ指令出力手段(47)とを備えたことを特徴と
    する直動型プレスの金型保護装置。
  2. 【請求項2】 スライドを上下動する油圧シリンダ(4)
    と、油圧ポンプから吐出された圧油を制御して前記油圧
    シリンダ(4) を上昇あるいは加圧下降等に切り換えるサ
    ーボバルブ(13)とを備えた直動型プレスの金型保護装置
    において、 前記スライドの高さ方向の位置を検出するスライド位置
    センサ(33)と、 前記スライドにかかる荷重を表す信号を検出する荷重検
    出手段(41)と、 この検出された荷重信号に基づいて、前記スライドにか
    かる荷重値を算出する荷重演算手段(42)と、 実プレス作業時に、各回のショット毎に、前記金型に設
    置した素材をスライドを下降させて加圧し、前記スライ
    ド位置センサ(33)により検出したスライド位置に基づい
    て、所定間隔毎のスライド位置での前記荷重値を荷重演
    算手段(42)から入力し、この入力した荷重値を各スライ
    ド位置に対応させて記憶する基準荷重記憶手段(49)と、 この記憶された荷重値に基づいて、各スライド位置に対
    応する許容荷重値を設定し、記憶する許容値設定手段(4
    4)と、 各ショット毎の前記加圧下降時に、前回ショット時の荷
    重値に基づいて設定され、かつ、許容値設定手段(44)に
    記憶された前記許容荷重値で、スライド位置センサ(33)
    からのスライド位置データに対応する許容荷重値と、こ
    のスライド位置のときの実負荷の荷重値とを比較し、こ
    の実負荷の荷重値が前記許容荷重値以上のときに荷重異
    常信号を出力する荷重異常判定手段(45)と、 この荷重異常信号を入力したとき、前記油圧シリンダ
    (4) を加圧加工時と反対方向に駆動するためのサーボバ
    ルブ(13)の制御指令を出力するサーボバルブ出力演算手
    段(46)と、 この制御指令を受けて前記サーボバルブ(13)を制御する
    サーボバルブ指令出力手段(47)とを備えたことを特徴と
    する直動型プレスの金型保護装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の直動型プレスの
    金型保護装置において、 前記荷重検出手段(41)は、 前記スライドが加圧下降するときの前記油圧シリンダ
    (4) の加圧するための圧力を検出する加工側圧力センサ
    (32)と、 前記スライドが上昇するときの前記油圧シリンダ(4) の
    上昇するための圧力を検出する上昇側圧力センサ(31)と
    からなり、前記荷重演算手段(42)は、 この検出された加圧側圧力値及び上昇側圧力値に基づい
    て、前記スライドにかかる荷重を算出することを特徴と
    する直動型プレスの金型保護装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の直動型プレスの
    金型保護装置において、 前記荷重検出手段(41)は、前記スライドを上下動自在に
    支持する本体フレームに付設され、かつ、加圧加工時の
    歪みを計測する歪みゲージセンサからなり、 前記荷重演算手段(42)は、この検出された歪みの大きさ
    に基づいて、前記スライドにかかる荷重を算出すること
    を特徴とする直動型プレスの金型保護装置。
  5. 【請求項5】 プレス機械の上部に上下動自在に配設さ
    れたスライドと、プレス機械の下部で、かつ、スライド
    と対向する位置に配設されたボルスタと、前記スライド
    の下面及び前記ボルスタの上面に取着された金型と、ス
    ライドを上下動する油圧シリンダ(4) と、油圧ポンプか
    ら吐出された圧油を制御して前記油圧シリンダ(4) を上
    昇あるいは加圧下降等に切り換えるサーボバルブ(13)と
    を備えた直動型プレスの金型保護装置において、 前記スライドの高さ方向の位置を検出するスライド位置
    センサ(33)と、 前記スライドの速度を検出するスライド速度センサ(34)
    と、 前記スライドのモーションを規定するモーションデータ
    の内少なくともスライド移動速度を、スライドを所定の
    速度で下降又は上昇させる各スライド位置区間に対応さ
    せて設定し、記憶するモーション設定手段(48)と、 実プレス作業の加圧下降時に、スライド位置センサ(33)
    からのスライド位置データに対応する前記記憶されたス
    ライド移動速度設定値と実際の速度とを比較し、実際の
    速度が前記スライド移動速度設定値より所定値以上小さ
    いときに荷重異常信号を出力する荷重異常判定手段(45)
    と、 この荷重異常信号を入力したとき、前記油圧シリンダ
    (4) を加圧加工時と反対方向に駆動するためのサーボバ
    ルブ(13)の制御指令を出力するサーボバルブ出力演算手
    段(46)と、 この制御指令を受けて前記サーボバルブ(13)を制御する
    サーボバルブ指令出力手段(47)とを備えたことを特徴と
    する直動型プレスの金型保護装置。
  6. 【請求項6】 プレス機械の上部に上下動自在に配設さ
    れたスライドの下面、及び、プレス機械の下部で、か
    つ、前記スライドと対向する位置に配設されたボルスタ
    の上面にそれぞれ金型を取着し、油圧シリンダ(4) を制
    御してスライドを上昇あるいは加圧下降等させて素材を
    加工する直動型プレスの金型保護方法において、 予め実プレス作業前に、前記金型に設置した素材を加工
    し、このときの所定間隔毎の各スライド位置に対応させ
    てスライドにかかる荷重値を検出し、この検出した荷重
    値に基づいて、各スライド位置に対応する許容荷重値を
    設定して記憶した後、実プレス作業での加圧下降時に、
    前記所定間隔毎の各スライド位置のときの実負荷の荷重
    値と、このスライド位置に対応する前記記憶された許容
    荷重値とを比較し、実負荷の荷重値が許容荷重値以上の
    ときには荷重異常と判定して前記スライドを加圧加工時
    と反対方向に移動させることを特徴とする直動型プレス
    の金型保護方法。
  7. 【請求項7】 プレス機械の上部に上下動自在に配設さ
    れたスライドの下面、及び、プレス機械の下部で、か
    つ、前記スライドと対向する位置に配設されたボルスタ
    の上面にそれぞれ金型を取着し、油圧シリンダ(4) を制
    御してスライドを上昇あるいは加圧下降等させて素材を
    加工する直動型プレスの金型保護方法において、 実プレス作業の各ショット毎に、前記金型に設置した素
    材を加工し、このときの所定間隔毎の各スライド位置に
    対応させてスライドにかかる実負荷の荷重値を検出し、
    この検出した荷重値に基づいて、各スライド位置に対応
    する次回ショット時の許容荷重値を設定して記憶すると
    ともに、前記所定間隔毎の各スライド位置のときの実負
    荷の荷重値と、このスライド位置に対応する前回ショッ
    ト時に記憶された前記許容荷重値とを比較し、実負荷の
    荷重値が許容荷重値以上のときには荷重異常と判定して
    前記スライドを加圧加工時と反対方向に移動させること
    を特徴とする直動型プレスの金型保護方法。
  8. 【請求項8】 プレス機械の上部に上下動自在に配設さ
    れたスライドの下面、及び、プレス機械の下部で、か
    つ、前記スライドと対向する位置に配設されたボルスタ
    の上面にそれぞれ金型を取着し、油圧シリンダ(4) を制
    御してスライドを上昇あるいは加圧下降等させて素材を
    加工する直動型プレスの金型保護方法において、 前記スライドのモーションを規定するモーションデータ
    の内、少なくともスライドを所定の速度で下降又は上昇
    させるスライド位置区間、及び各スライド位置区間に対
    応させてスライド移動速度を設定し、記憶した後、実プ
    レス作業での加圧下降時に、実際のスライド移動速度の
    大きさと、このときの各スライド位置に対応する前記記
    憶されたスライド移動速度設定値とを比較し、実際の速
    度の大きさがスライド移動速度設定値より所定値以上小
    さいときには荷重異常と判定して前記スライドを加圧加
    工時と反対方向に移動させることを特徴とする直動型プ
    レスの金型保護方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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