JPS60244500A - 騒音及び振動を抑制する液圧プレス - Google Patents

騒音及び振動を抑制する液圧プレス

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JPS60244500A
JPS60244500A JP9884484A JP9884484A JPS60244500A JP S60244500 A JPS60244500 A JP S60244500A JP 9884484 A JP9884484 A JP 9884484A JP 9884484 A JP9884484 A JP 9884484A JP S60244500 A JPS60244500 A JP S60244500A
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punching
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裕彦 小山田
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    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0076Noise or vibration isolation means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D28/00Shaping by press-cutting; Perforating
    • B21D28/02Punching blanks or articles with or without obtaining scrap; Notching
    • B21D28/20Applications of drives for reducing noise or wear

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 イ00発明目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は打抜き作業時に生ずる騒音及び振動を抑制緩和
する液圧プレスに関するものである。なお穴あけ、ノツ
チング等も加工現象は同じであり、前記の打抜き作業に
含まれる〔従来の技術〕 従来、液圧プレスによる打抜き作業は毎分生産数を多く
できない構造的理由から機械プレスによる打抜き作業に
主流を奪われてきた。近年、液圧プレス制御技術の進歩
により機械プレスに匹敵する高速形の液圧プレスが開発
されてはいるが、未だ打抜き作業に適しだ液圧プレスの
出現を見ない。
さてプレスによる打抜き作業においては著しく衝撃的な
騒音及び振動を発生する問題点を抱えている。その主因
は打抜き作業時のいわゆるブレークスルー現象に起因す
ることが知られている。しかしながら最新の液圧プレス
でスライド速度や加圧力を制御しているものはあっても
騒音及び振動を微細に抑制できるものは皆無であシ、そ
の出現が待たれている。またプレスに付加的に衝撃緩衝
シリンダ装置を設けて騒音及び振動の対策を計ったもの
もあるが、緩衝装置の作動タイミングがあいまいであシ
、再現性に乏しく、近代的制御機能に欠けだものであっ
た。
〔発明が解決しようとする問題点〕
打抜き作業時の騒音及び振動が高いと、プレス自体には
ボルトのゆるみ、部材の損傷を与え、金型は異常摩耗を
起し、打抜き精度が劣化するなど種々の悪影響を与える
。また作業者の作業環境を悪くし、生産効率を低下させ
るが、特に騒音及び振動のレベルが一定基準を超えると
公害防止法律によシ該打抜き作業の制限を受けることに
なる。
本発明は前記の問題点を解決しようとするものであって
、打抜き作業時に騒音及び振動の発生を微細に抑制緩和
することができる液圧プレスを提供しようとするもので
ある。
口0発明の構成 〔問題点を解決するための手段〕 本発明の液圧プレスは前記の問題点を解決するだめ、基
本的にはデジタル制御の電気油圧サーボ弁によシ主シリ
ンダ及び対向シリンダの出力制御を行なう構成とし、打
抜き作業時パンチはワークピースに接触して食い込み始
めると食い込み点位置までほぼ等速で食い込み下降し、
食い込み点位置を通過してからは対向シリンダの急速閉
止によシ下降を阻止され、その後、前記対向シリンダの
閉止を緩やかに解除することにより緩速にて打抜き完了
位置まで下降させられるごとき構成となっている。特に
本発明は微細な制御によシ食い込み点位置を検出し、食
い込み点位置を基準にして対向シリンダを制御し、パン
チの下降を抑制しようとしている。
以下に本発明にがかる液圧プレスの構成を本発明の特徴
を表わした第1図に基づき詳説する。
第1図は本発明の実施例の油圧プレスの構成図であって
、そのフレーム1の上部に主シリンダ2を設け、そのピ
ストン3によシスライド5が上下方向に移動するように
なっている。スライド5の下面には上型パンチ7が下向
きに固定されて、スライド5と共に上下移動する。
一方、フレーム1の下部のいわゆるベッド部10の上に
はボルスタ11が固定され、該ボルスタ11の上には下
型台12及びダイス13が前記上型パンチ7に係合する
ごとく設置されている。ベッド部10の下には対向シリ
ンダ14が内設され、そのピストン15上には対向ホル
ダ17が係合している。第1図ではダイス13上に板状
のワークピース20が挿置され、パンチ7がワークピー
ス20に接触するまで下降し、該ワークピース20は下
側を前記対向ホルダ17によシ保持され、該パンチ7が
将にワークピース20に食い込まんとしているところの
打抜き作業中の状態が図示されている。
主シリンダ2及び対向シリンダ14を駆動する配管系は
簡易に図示されているが、主シリンダ2の加圧側2A及
び戻し側2B及び対向シリンダの加圧側14A及び戻し
側14Bと油圧源(図示せず)とは、それぞれデジタル
制御の電気油圧サーボ制御弁21及び圧力調整弁(図示
せず)を介在して連通していて、該サーボ弁21の開閉
及び圧力調整弁の調整によりピストン3及びピストン1
5の上下運動は制御され、かつその作動油圧も制御され
る。
本発明の油圧プレスの制御はデジタル制御を基本とし、
第1図に例示したごと(CPU24を中心としてRAM
25、キーボード26、CRTディスプレイ27等の周
辺装置を電気信号的に接続して打抜き作業を実行する構
成となっている。RAM25は初期データ、検知データ
を記憶させるために備えられ、キーボード26はワーク
ピース20、製品並びに作業内容に関する初期データを
直接入力するだめのものである。またCRTディスプレ
イ27ではCPU24からの入出力データが適時に読出
し自在となっている。また圧力センサー32.32′、
位置センサー33及び金型内センサー34などの検出信
号はI10ポート28を介してCPU24に遂次入力さ
れるごとくなっている。
CPU24ではワークピース20の打抜き作業の試打加
工データ値を遂次入力して本工程の目標値とし、本工程
の打抜き作業工程において遂次検知入力される加工デー
タ値が前記目標値に一致するまでパンチ7の加工出力を
教示制御する加工指令デジタル信号を出力する。該加工
指令出力信号は増幅器29を介してパワーア、ブされ、
サーボ弁21の開度を変えてパンチ7及び対向ホルダ1
7の運動を制御する。
圧力センサー32は主シリンダ2の加圧側2人と連結し
ていて、該加圧側2Aに作動する油圧の大きさをデジタ
ル信号としてCPU24に送信する。
主シリンダ2では常にピストン3の戻し側2Bに背圧を
かけているので、戻し側2B内の油の排出を制御するこ
とによりパンチ7の下降速度を制御できる。まだ加圧側
2Aにかかる作動油圧から戻し側2Bの作動油圧を減じ
たものがパンチ7の加工出力となる。
また本発明では、対向シリンダ14の加圧側14A及び
戻し側14Bの両側に油圧を作動させるごとくし、パン
チ7がワークピース20を介して対向ホルダ17を圧下
するごとき構成をとっているので、加圧側14Aの油の
排出を制御することによシパンチ7の下降速度を制御で
きる。
また対向シリンダ14の加圧側14Aに圧力センサー3
2を付設しているので、該加圧側14Aに作動する油圧
の大きさをデジタル信号としてCPU24に送信する。
なお主シリンダ2に供給される油圧と対向シリンダ14
に供給される油圧を同一にする場合は、対向シリンダ1
4A側の圧力センサー32を省略して主シリンダ2A側
の圧力センサー32をもって共通に使用し、上下移動を
制御することも可能である。この場合は対向ホルダ17
の微細な制御を若干犠牲にすることにはなるが、本発明
の目的効果を達することは可能である。したがって圧力
センサー32′を省略した場合も本発明の権利範囲に含
まれる。
位置センサー33はベッド10の固定ブラケット36に
設けた位置検出体37と、上下運動するスライド5の側
面に前記検出体37と係合して設置された磁気スケール
38とから構成され、スライド5の位置の上下移動量に
応じてデジタル信号をCPU24に供給する。なおCP
U24において位置センサー33からの位置検出データ
はCPU24に内蔵されたタイマー(図示せず)により
時間的変化として演算され、パンチ7の各位置における
速度データとして随時利用できる。また位置検出体37
はベッド10上のブラケット36に装設され、スライド
5との相対位置を検知するから常にベッド面を基準位置
としてスライドの位置が計測でき、主シリンダ2とベッ
ド10との間の加圧負荷時のフレーム1の伸びの影響を
受けないで検知できる。
金型内センサー34は温度センサー、歪みセンサー等か
ら構成されて下型台12に設けられ、実際作業のときダ
イス13の温度変化、受ける圧力、歪等を検知して、そ
の検知量、に応じてデジタル信号をCPU24に供給す
る。温度は熱電素子等の温度センサー(図示せず)を装
着してワークピース20から伝播される温度を検知する
。圧力及び歪みは歪みセンサー(図示せず)を装着して
、ワークピース20を介し下型12に加えられる加工圧
力を検知する。
なお前記金型内センサー32は直接にダイス13内、又
は下型台12とダイス13の間に介設してもよい。
次に本発明にかかる前記構成の油圧プレスが講じた騒音
及び振動抑制のだめの解決手段の構成を第2図に基づき
具体的に説明する。
第2図は本発明の油圧プレスの打抜き作業時におけるパ
ンチ7Ω作動状態を示すタイミング線図である。上図は
縦に打抜き作業時のパンチ7の下降と上昇のストローク
位置を示し、横にパンチ7が下降してワークピース20
に接触してから食い込みを終了し、続いて打抜きを完了
するまでの下降時間を示す。下図は縦に打抜き作業時に
パンチ7の受ける負荷とブレークスルーを阻止するため
対向シリンダ14に蓄積される内部圧力をいずれも油圧
の大きさで示し、横にパンチ7がワークピース20に接
触してから打抜き完了までの下降時間を示す。
上図において(Gl−’e−■−■−■−■は、従来プ
レスによる打抜き作業のときのパンチ7が下降してワー
クピース20に接触してから食い込みを終了し、続いて
打抜きを完了して上昇に戻るまでの各ストローク位置を
示している。次に■−の一〇−■−■−[F]は本発明
にかかる油圧プレスによる打抜き作業のときのパンチ7
の同じく各ストローク位置を示している。
スライド5が下降し、その下面のパンチ7がワークピー
ス20に接触するとき、従来は◎−■のごとく急速に接
触しているため高い衝撃音を発したが、本発明では[F
]−ののごとく緩やかに接触するので衝撃音が激減する
これは主シリンダ2の戻し側2Bの背圧を制御すること
により行なわれる。
パンチ7が更に下降を続け、パンチ7がワークピース2
0に食い込みを始め、該ワークピースの材質及び板厚に
よシ決壕る食い込み点■まで食い込むと食い込みを終了
する。この■位置から該ワークピース20はパンチ7の
下降とは無関係に自らいわゆるし割れ」を開始する。「
割れ」はワークピース20の底tで急速に進行し、打抜
き作業を完了する。かかる「割れ」の発生により従来プ
レスでは、パンチ7はフレームに蓄積された弾性エネル
ギの放出を受け、下死点のまで急激に下降し衝撃的な振
動と騒音を発生する。
これに対し本発明にかかる油圧プレスでは、かかる「食
い込み」から[割れ」に進行する食い込み点■を正確に
検知し、パンチ7が食い込み点■に達したとき、フレー
ム1の伸び等に蓄積された弾性エネルギを対向シリンダ
の背圧エネルギとして蓄積するごとくし、該対向シリン
ダによりパンチ7の下降を抑制し、しかる後該背圧エネ
ルギを徐々に放出することによシパンチ7を下死点■ま
で緩やかに下降させ、もって衝撃的な振動と騒音の発生
を抑止しようとするものである。
なお本発明にかかる油圧プレスでは前記のパンチ7の食
い込み工程において、食い込み時間■を従来プレスの食
い込み時間■より長くとシ、かつ食い込み工程の下降速
度を等速にとっているので騒音振動に対する効果のみな
らず、せん断面精度に著しい向上が見られた。
本発明の構成の主要点である対向シリンダにおける背圧
エネルギの蓄積と放出に関し、第2図下図にもとすき以
下に説明する。
フレーム1には前記接触点のに対応する0点から打抜き
負荷が蓄積されて伸び始め、前記食い込み点■に対応す
る[F]点において最大負荷の伸びの状態を呈する。0
点では前述のごとく「割れ」の発生が始まるが、「割れ
」の進行と共にフレーム1に蓄積された弾性エネルギの
放出を始め、伸びは[F]から■へと急速に復帰を始め
る、フレーム1の伸びの復帰と共にパンチ7は■から◎
へと急下降する。
パンチ7は0点の通過前と通過後では急激な速度の変化
を示す。また■点通過後、主シリンダ2人の油圧は急激
な低下を示し、逆に対向シリンダ14Aの油圧は急激な
上昇を示す。これらの速度及び油圧変化の各データは圧
力センザー32.32′、位置センサー33及び金型内
センサー34により検知され、CPU24にて総合的に
論理計算され、前記食い込み点■の位置を微細に検知す
る。一方パンチ7は下降のときワークピース20を介し
て対向ホルダ17を圧下する。該対向ホルダ17は対向
シリンダ14Aにより支持されているので、対向シリン
ダ14Aからの排油を閉止すればパンチ7の下降を阻止
できる。
本発明の油圧プレスでは前記食い込み点■を検知し、パ
ンチ7が0点に到達したとき対向シリンダ14Aのサー
ボ弁21を急速閉止し対向シリンダ14.Aにパンチ下
降阻止エネルギの蓄積を始める。前述のごとくフレーム
1は食い込み点■から蓄積した弾性エネルギの放出を始
め、パンチ7は前記弾性エネルギの放出と共に■から◎
へと急下降するので、対向シリンダ14Aに蓄積された
ノくンチ下降阻市エネルギは0点に対応する0点で最低
圧(一般にゼロ)であったものが、急速に蓄積され、最
大負荷■に達する。前記阻止エネルギの蓄積により◎ま
で下降していたノ(ンチ7は対向シリンダ14により下
降を拘束され、下降の停滞を始める。このとき対向シリ
ンダ14Aのサーボ弁21を徐々に開いて蓄積されたパ
ン、チ下降阻止エネルギの解放を行なうが、解放は最大
負荷■から最低圧◎に戻るまで徐々に行なわれる。また
放出を阻止されていたフレーム1の伸びの弾性エネルギ
は■からOへと完全放出され、パンチ7は◎から下死点
■へと緩やかに下降する。この解放の時間(@−■)が
長い程、パンチ7の下降速度が緩やかになるが、本発明
の油圧プレスにおいては食い込み点■から下死点◎まで
の下降時間[相]を従来プレスの下降時間■の10倍以
上にとったとき、衝撃的な振動及び騒音の発生を皆無に
近く激減できた。
なおパンチ7の停滞点◎の位置は食い込み点■の位置に
近い(即ち高さ■が高い)方が望ましいが、対向シリン
ダ14Aの阻止エネルギの蓄積時間■を短かくすること
が必要となる。
本発明の油圧プレスにおいては高さ■を破断工程の高さ
の約3分の2にとったが本発明の目的を満足する結果を
得た。
〔作用〕
本発明にかかる油圧プレスはデジタル制御を基本とし、
打抜き作業工程を前工程の試打工程と本工程の作業工程
とに分け、前工程でCPU24に試打データを入力し、
次の本工程で入力される作業時の検知データと前記の記
憶されだ試打データとを比較しながらパンチ7の加工出
力を教示制御して、結果的に試打時と同じ加工制御を得
るごとくしている。かかる本発明の油圧プレスの打抜き
作業工程を第3図、第4図、第5図及び第6図にフロー
チャートで示し、以下にその説明を行なう。
先ずCPU 24にスライド5(パンチア)の上限位置
を設定してからスライド5を上限位置に復帰する。ダイ
ス13上にワークピース20を供給する。CPU24に
対向シリンダ14Aの最高阻止油圧値、阻止蓄積エネル
ギの放出時間の初期データを入力し、併せて運転モード
(図示せず)を「試打」に設定する。サーボ弁21を小
さく開いてパンチ7を微速で下降させ、打抜き作業の試
打工程を開始する。パンチ7がワークピース20に緩や
かに接触したときの接触圧力、ワークピースの高さく板
厚)をCPUにフィードバックしRAM25に記憶させ
る。
(ステップ101〜113) パンチ7が更に下降を続けてワークピース20に食い込
みを始め、食い込み点■に到達するまでパンチ7の位置
と下降時間と主シリンダのサーボ弁制御量の打抜き試打
データを検知しPAM25に記憶させる。なおパンチ7
の食い込み工程進行中に、パンチ7の下降速度の急激な
変化、主シリンダ2人及び対向シリンダ14Aの油圧の
急激な変化を微細に検知し、これらのデータはCPU2
4にて総合的に論理計算され、該ワークピース20の食
い込み点■を検知する。また食い込み工程所要時間は短
かい方が生産性から望ましいが、打抜き加工精度から設
定する。
(ステップ115〜125) 次にパンチ7が食い込み点■を通過するとワークピース
20には破断(割れ)が始まる0パンチ7が食い込み点
■に到達したときサーボ弁21を閉止して対向シリンダ
14Aからの排油を閉止し、パンチ7の急速下降を阻止
する。対向シリンダ14Aの阻止油圧が急上昇して最高
油圧に達すると、前記対向シリンダ14Aの閉止を徐々
に開放する。下降を停滞していたパンチ7は再び緩速に
て下降を始め打抜き完了位置に達して停止する。なお対
向シリンダの解放時間は短かければ発生騒音及び振動は
逆に増大するので、許容できる騒音振動の大きさから解
放時間を設定する。
(ステップ126〜152) 次に本工程の打抜き作業工程に入るが、先ずパンチ7を
上限位置に戻す。運転モードを「作業」に設定する。こ
れからRAM25に記憶された試打データに基づく打抜
き実行工程に入る。パンチ7を全速で下降させるがワー
クピース20に接触する直前に試打データと同じ微速に
減速し、緩やかに接触する。試打データと比較し不良の
ワークピースのときは排出する。
(ステップ154〜162) かくしてパンチ7は食い込み工程に入るが、試打データ
に做って食い込み点■に到達し食い込み工程を終了する
。この間不良ワークピースのときは排出してパンチ7が
上死点に復帰する。
(ステップ164〜172) 次にパンチ7が食い込み点■を通過してワークピース2
0が破断工程に入ると、試打データに做って対向シリン
ダ14の阻止制御を行ない、パンチ7を設定どおシの緩
速で下降させ打抜き作業を完了する。この間不良ワーク
ピースのときは排出してパンチ7が上死点に復帰する。
(ステップ174〜194) また必要な生産個数を初期設定しておけば、打抜き作業
を生産個数分繰返して作業を終了する。
(ステップ195〜196) また金型内センサー34からCPU24に供給される温
度データ、圧力歪データによりパンチ7の位置、下降速
度、主シリンダ及び対向シリンダの油圧等の試打データ
値が適時演算補正されるから一層高精度外製品加工を可
能にしている。なお、これら温度データ、圧力歪データ
が異常数値を示したときは、加工プロセス、ワークピー
ス及び金型のいずれかに異常現象を発生したときであり
、CPU24から異常信号が発せられ直ちに加工作業を
中止し、不良製品の検知及び予防、機械金型の保全管理
を行なう。
なお本発明の液圧プレスの実施例として、石油系作動油
を使用した油圧プレスについて説明を行なったが、作動
油以外の作動液を使用した液圧プレスでもよい。作動液
として作動油に代シもつと体積弾性係数の高い作動液を
使用することによシ対向シリンダ14の阻止エネルギの
蓄積効率を向上することができる。
〔実施例〕
第7図に対向ホルダ17によるパンチ7の下降阻止手段
の他の実施例を図示する。
当てピン41は下向きに上型に固設されている。受はピ
ン43はピストン15に架持された受けバー42上に対
向ホルダ17と並んで設置され、前記当てピン41と係
合するごとくなっている。
かかる構成であるから食い込み点■を通過後、対向シリ
ンダ14を閉止してパンチ7の下降を阻止するとき、ワ
ークピース20を介することなく当てピン41と受けピ
ン43の係合によシ直接に下降を阻止する。したがって
下降阻止エネルギの負荷のときワークピース20を無視
できるので、よシ精微な抑制を行ない得る。
ハ1発明の効果 〔発明の効果〕 本発明の液圧プレスは、以上の説明のごとき構成とした
から以下に列記する効果を生ずる。
(1)パンチがワークピースの食い込み点位置まで食い
込んだとき対向シリンダを急速閉止してパンチの下降を
阻止し、よって割れの発生と共にフレームの伸び等に蓄
積された弾性エネルギの放出をパンチ及び対向ホルダ等
を介して対向シリンダの内部液圧に吸収蓄積し、しかる
後、対向シリンダの蓄積エネルギを緩やかに解放してパ
ンチを打抜き完了位置まで緩やかに下降させるごとき構
成としたから、打抜き加工時にパンチのブレークスルー
により発生する衝撃的な騒音及び振動を微細に抑制する
ことができる。
(2)本発明の液圧プレスを使用すれば前工程として試
打データを作成後、その試打データを基準にして本工程
のプレス作業の加工出力が微細に制御されるので、打抜
き加工されるワークピースの寸法、材質に即応した打抜
き作業を常に騒音及び振動を抑制しながら実行できるし
、ワークピースの寸法、材質に若干のばらつきがあって
も目標の打抜き精度に到達できるなど著しく優れた効果
を発揮できるのである。
(3)従来の液圧プレスでは、打抜き加工されるワーク
ピースの物性とは無関係に画一的なプレス加工のだめの
大きな出力のみが要求されるので、却って大きな出力が
打抜き加工以外のフレームの変形、振動などの変形エネ
ルギに無駄に消費されることが少くなかったが、本発明
の液圧プレスでは、ワークピースの物性に合せた加工出
力と加工速度の微細な制御を行なうので加工エネルギの
無駄がなく、ひいてはプレスの変形、振動の減小に著し
い効果を発揮する。
(4) 本発明の液圧プレスでは作業時に寸法または加
工圧力にばらつきの著しいワークピースが混入したとき
や、金型に著しい摩耗または破損が発生したときは、C
PUにおいて検知し前記不良のワークピースを排出する
と共にプレスを停止して上死点復帰するので、効率的な
生産加工を可能とするのみならず、不良製品の検知予防
、機械金型の保全管理を行なうことによシ生産性向上へ
大きく貢献する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の油圧プレスの構成を示すブロ
ック図である。 第2図は本発明にかかる油圧プレスの打抜き作業時にお
けるパンチの作動状態を示すタイミング線図である。 第3図、第4図、第5図、第6図は本発明にかかる油圧
プレスにおける打抜き加工工程を示1はフレーム、2は
主シリンダ、5はスライド、7はパンチ、10はベッド
、12は下型、13はダイス、14は対向シリンダ、1
7は対向ホルダ、20はワークピース、21はサーボ制
御弁、24はCPU、32及び32′は圧力センサー、
33は位置センサー、34は金型内センサである。 特許出願人 アイダエンジニアリング株式会社代 理 
人 弁理士 小岩井 敏 雄 第4図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液圧プレスにおいて、フレーム上部の主シリンダ
    に対向してベッド内に対向シリンダを内設し、主シリン
    ダ及び対向シリンダに付設された位置センサーと、金型
    部に付設された温度、応力、歪みの金型内センサーとを
    用い打抜き加工のときパンチの下降位置と下降速度と主
    シリンダ及び対向シリンダの液圧力の各データを微細に
    検知し、 前記パンチがワークピースの食い込み点位置まで食い込
    んだことを検出して対向シリンダを急速に閉止しパンチ
    の下降を阻止した後、前記対向シリンダの閉止を緩やか
    に解放してパンチを打抜き完了位置まで緩速にて下降さ
    せるごとく構成したことを特徴とするデジタル制御の振
    動及び騒音を抑制する液圧プレス。
  2. (2) プレスの打抜き加工工程を前工程の打抜き試打
    工程を経て本工程の打抜き作業工程に係続するごとくし
    、試打工程にて入力したパンチの下降位置と下降速度と
    主シリンダ及び対向シリンダの液圧力の各データと比較
    しながら本工程にてCPUから前記パンチ、主シリンダ
    及び対向シリンダの加工出力制御の指令信号を微細に出
    力するごとくしたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の液圧プレス。
  3. (3)パンチがワークピースへ食い込み始めてから食い
    込み点位置までほぼ等速で食い込み下降するごとくした
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の液圧プレ
    ス。
  4. (4)パンチがワークピースの食い込み点を通過してか
    ら打抜き完了位置まで下降するのに要する下降時間を、
    対向シリンダに蓄積されたパンチ下降阻止エネルギの解
    放時間の調節により可変自在に抑制できるごとくしたこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の液圧プレス
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