JP2004174562A - 電動サーボプレスの過負荷脱出方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】加工時には、スライド(3)を駆動する電動サーボモータ(21)に第1のトルク制限値(T1)によるトルク制限をかけて被加工物を加圧し、スライド(3)のスティック発生時には、前記第1のトルク制限値(T1)よりも大きく設定した第2のトルク制限値(T2)によるトルク制限をかけて、前記電動サーボモータ(21)を逆回転させ、スライド(3)をスティック状態から離脱させる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電動サーボモータで、クランク軸やエキセン軸などの偏心軸による回転機構、または回転駆動とリンク機構を介してスライドを駆動する、電動サーボプレスの過負荷脱出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、モータによりクランク軸やエキセン軸などの偏心軸による回転機構、または回転駆動とリンク機構を介して上下動自在に駆動するスライドを有したプレス機械が多く用いられており、これらのプレス機械ではスライドに取付けられた上金型と、ボルスタ(またはベッド)上に設置された下金型の間でプレス加工を行うように構成され、そのスライドには、金型交換の際の金型位置調整、またはプレス各部の機械的変位や熱変位の補正などの必要性から、モータ回転によるダイハイト調節装置を有しているのが一般的である。
そして、これらプレスにおいては、加工時にそのスライドストロークの下死点近傍においてスライドがスティック(詳細は後述する)するケースがあり、この際の過負荷回避による金型や機械の保護、またはスティック状態に至った場合の過負荷脱出の手段として、上記ダイハイト調節装置に油圧式のオーバロードプロテクタを付加した構成を採用しているのが殆どである。
【0003】
例えば図5は、従来技術の形態になるオーバロードプロテクタが設けられたCフレームプレスの側面図であるが、同図によりこの構成の一例を説明する。図5において、プレス機械101は、モータ114により、それぞれフライホイール113、クラッチブレーキ111、ピニオンギヤ112、メインギヤ110を順に駆動して、偏心軸104を回転させ、コンロッド116をクランク回転させて、プランジャ108およびこれに螺合されたねじ軸118を介してスライド120をボルスタ101bに対向して昇降駆動しているCフレーム機械プレスである。
【0004】
また、スライド120はプレス機械101の本体フレーム101aの略中央部に設けられており、スライド120の上部に形成された穴内には、ダイハイト調節用のねじ軸118の本体部が抜け止めされた状態で回動自在に挿入されている。ねじ軸118のねじ部118aは、その上方に設けたプランジャ108の下部の雌ねじ部に螺合している。
ねじ軸118の本体部外周には、スライド120の背面部に取付けたインダクションモータ124により図示しないウォームを介して回されるウォームホイール107が取り付けられている。そして、これらによりプランジャ108に対してスライド120を上下動させ、ダイハイト量を調節する、ダイハイト調節装置が構成されている。
【0005】
そして、スライド120内には前記ねじ軸118の下端面部との間に密閉された油室106が形成されており、この油室106はスライド120内に形成されている油路106aを経由して切換弁123に接続されている。切換弁123は、油室106内への操作油の給排を切り換えるものである。プレス加工時には、この操作油を油室106内に閉塞して、加圧時の押圧力を油室106内の油を介してスライド120に伝達するようにしている。そして、スライド120に過負荷が加わり、油室106内の油圧が所定の値を越えると、図示しないリリーフ弁が稼動し、油はこのリリーフ弁を経由してタンクへ戻され、スライド120が所定量クッションし、スライド120および金型が破損しないようになっている。
【0006】
また、金型のダイハイトのセッティング不良、スライドの操作不良、制御系の故障に起因するサーボモータの暴走などのために、予期せずスティックが発生し、スライドがロック状態に至った場合、このスティックからの脱出は、前記リリーフ弁のアンロード圧力を人為的に下げたり、切換弁123から油をタンクへ戻したりして行っているのが通例である。
【0007】
そして、プレスフレームに貼りつけた歪みゲージ、またはスライドとボルスタとの間に設置した荷重設定装置などによって負荷荷重を実測することにより、プレスの許容負荷値を計測し、この値からオーバロードプロテクト圧力の上限値を設定して、金型またはスライドの保護をしていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
中小型プレス加工において、その高精度化、高速化の要求から、最近では、電動サーボモータで、クランク軸やエキセン軸などの偏心軸による回転機構、または回転駆動とリンク機構を介してスライドを駆動され、スライドモーションの全体は高速、高荷重を得意とするメカニカルな構成で、かつその加工ストローク域は電動サーボモータによりある程度スライドモーションに変化を持たせ得る、各利点を併せ持つサーボプレスが開発されてきている。つまり加圧駆動源として、電動サーボモータを採用するケースが多くなってきている。
【0009】
ところで、上記の、電動サーボモータで、クランク軸やエキセン軸などの偏心軸による回転機構、または回転駆動とリンク機構を介してスライドが駆動され、そのスライドモーションが概略固定のサーボプレスにおいては、下死点においては理論上は無限大の加圧力が発生する。従って、これらのプレスにおいては、下死点近傍を加工域として使用する際に、ダイハイト設定ミス、ワーク違い、ダブルブランク、金型違いなどが原因で、下死点近傍において、過大なスライド加圧荷重が発生することがあり、このため、上金型と下金型とが係合した状態、または上金型と下金型との間に被加工物を噛み込んだ状態で、プレス本体フレームが加圧負荷に抗して延び(つっぱり)、かつ駆動機構が、この本体フレームの弾性変位に抗して、つっかい棒をした状態で機械が停止し、駆動モータが可逆不能な状態に至ってしまう場合が発生する。スライドはロックし、そのロック状態からの脱出が不能となる、所謂スティックである。最悪の場合には、金型または機械の破損にまで至ることがある。
【0010】
また一方、従来のプレス機械においても、加工時にそのスライドストロークの下死点近傍において、前記スティックが発生するケースが多く、この際の過負荷回避による金型や機械の保護、およびスティックに至った場合の過負荷脱出の手段として、前記のダイハイト調節装置に油圧式のオーバロードプロテクタを付加した構成を採用しているのが殆どである。また、歪みゲージ、または荷重測定装置などによって負荷荷重を実測することにより、プレスの許容負荷値(これは下死点脱出が可能な許容最大負荷値を表す)を計測し、この値からオーバロードプロテクト圧力の上限値を設定して、金型またはスライドの保護をしていることも多い。
【0011】
しかしながら、この従来技術は、前記開示例のように、殆どのプレスがフライホイールを採用しているので、スティックが発生しスライドが急停止する際には、クラッチが切れるまでの間このフライホイールの蓄積エネルギーが一時放出することになり、スライドは指令位置に停止せずオーバシュートし、脱出に要する負荷が増幅される。
【0012】
そして、電動サーボモータにより、クランク軸やエキセン軸などの偏心軸による回転機構、または回転駆動とリンク機構を介してスライドを駆動する、電動サーボプレスにおいても、スティックの発生は避けられないので、スライドの過負荷脱出装置は必須と言える。しかしながら、この電動サーボプレスに、このスライド過負荷脱出手段として油圧式のオーバロードプロテクタを採用した場合、スライドに駆動装置からの駆動荷重を伝達する部分(例えばプランジャ)の下部とスライドとの間に操作油室、操作油の給排を切り換える切換弁、および操作油をフレームからスライドに導く可撓ホースなどを設置する必要があり、スライドはその構造が複雑となり大型化せざるを得なくなる。また、このスライドが大型化することからプレス本体も大きくせざるを得ず、オーバロードプロテクタ、およびその設置費用と相俟って、プレス全体がコスト高となる。
【0013】
また、スライド部分に操作油を使用することになるので、油もれが発生した場合、油汚れがプレスはもちろん加工物にまで及び、そのメンテナンスが必要となるのみならず、このオーバロードプロテクタは、本体フレームに囲まれて接近性の悪いスライド内に設けられることとなり、そのメンテナンスは非常に困難と言える。
【0014】
本発明は、上記の問題点に着目してなされ、オーバロードプロテクタのような特別な装置を設けることなく、スティック状態から確実に脱出でき、しかもシステムの簡素化が可能となる電動サーボプレスの過負荷脱出方法を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段、作用及び効果】
本発明の目的を達成するために、第1発明は、電動サーボモータで、クランク軸やエキセン軸などの偏心軸による回転機構、または回転駆動とリンク機構を介してスライドを駆動する電動サーボプレスの過負荷脱出方法において、加工時には、前記電動サーボモータに第1のトルク制限値によるトルク制限をかけて被加工物を加圧し、前記スライドのスティック発生時には、前記電動サーボモータに、前記第1のトルク制限値よりも大きく設定した第2のトルク制限値によるトルク制限をかけて、前記電動サーボモータを逆回転させ、スライドをスティック状態から離脱させる方法としている。
【0016】
第1発明によると、加工時(スライドの加工ストローク域)には、スライド駆動用の電動サーボモータに第1のトルク制限値によるトルク制限をかけて被加工物を加圧し、万一スライドがスティック状態になったら、この第1のトルク制限値よりも大き目の第2のトルク制限値によりトルク制限をかけて、前記電動サーボモータを逆回転させ、スライドをスティック状態から離脱させるので、確実に、かつ容易に過負荷から脱出できる。また、従来のオーバロードプロテクタのような特別な装置をスライドに設ける必要が無いので、複雑で大掛かりな機械構造とはならず、しかも過負荷脱出のための装置構成を簡単化できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態を図1〜図4を参照して詳細に説明する。
【0018】
先ず、図2、図3を参照して、本発明が適用される電動サーボプレスの例として、ダイハイト調節装置を有し、電動サーボモータで回転機構とトグルリンク機構を介してスライドを駆動する電動サーボプレスの機械構成について説明する。図2、図3は、それぞれ本発明に係る電動サーボプレスの側面一部断面図および背面一部断面図である。
【0019】
図において、プレス機械1は電動サーボプレスであり、プレス機械1の本体フレーム2の略中央部には、電動サーボモータ21により駆動されるスライド3が上下動自在に支承されており、このスライド3に対向する下部には、ベッド4上に取付けられたボルスタ5が配設されている。またスライド3の上部に形成された穴内には、ダイハイト調節用のねじ軸7の本体部が抜け止めされた状態で回動自在に挿入されている。ねじ軸7のねじ部7aは上方に向けてスライド3から露出し、ねじ軸7の上方に設けたプランジャ11の下部の雌ねじ部に螺合している。
ねじ軸7の本体部外周にはウォームギヤ8のウォームホイール8aが装着されており、このウォームホイール8aに噛合したウォームギヤ8のウォーム8bはスライド3の背面部に取付けたインダクションモータ9の出力軸にギヤ9aを介して連結されている。インダクションモータ9は、軸方向長さを短くしてフラット形状に、コンパクトに設けられている。
そして、これらインダクションモータ9、ギヤ9a、ウォームギヤ8、ねじ軸7およびプランジャ11によりダイハイト調節装置が構成されている。
【0020】
前記プランジャ11の上部は、第1リンク12aの一端部とピン11aにより回動自在に連結されており、この第1リンク12aの他端部と、本体フレーム2に一端部が回動自在に連結されている第2リンク12bの他端部との間には、三軸リンク13の一側に設けた2つの連結孔がピン14a,14bにより回動自在に連結されている。三軸リンク13の他側の連結孔は、スライド駆動部20の偏心軸28に回動自在に連結されている。これら第1リンク12a、第2リンク12bおよび三軸リンク13により、トグルリンク機構を構成している。
【0021】
本体フレーム2の側面部にはスライド駆動用の電動サーボモータ21が軸心をプレス左右方向に向けて取付けられており、該電動サーボモータ21の出力軸に取付けた第1プーリ22aと、電動サーボモータ21の上方に軸心をプレス左右方向に向けて回動自在に設けている中間シャフト24に取付けた第2プーリ22bとの間にはベルト23(通常はタイミングベルトで構成される)が巻装されている。また、中間シャフト24の上方の本体フレーム2には駆動軸27が回動自在に支承されており、駆動軸27の一端側に取付けたギヤ26は中間シャフト24に取付けたギヤ25と噛合している。そして、駆動軸27の軸方向中間部には偏心軸28が形成されており、この偏心軸28の外周部に前記三軸リンク13の他側が回動自在に連結されている。
【0022】
また、スライド3の背面部には、上下2箇所から本体フレーム2の側面部に向けて突出した1対のブラケット31,31が取付けてあり、上下1対のブラケット31,31間に位置検出ロッド32が取付けられている。この位置検出ロッド32には、位置検出用のスケール部が設けられており、リニアスケール等のスライド位置センサ33の本体部が上下動自在に嵌挿している。このスライド位置センサ33は、本体フレーム2の側面部に設けられている補助フレーム34にその脚部を固定されている。また、この補助フレーム34は上下方向に縦長に形成されており、下部がボルト35によりベッド近傍の本体フレーム2側面部に取付けられ、上部が図示しない上下方向長孔内に挿入されたボルト36により上下方向摺動自在に支持され、側部が前後1対の支持部材37,37により当接、支持されている。
【0023】
補助フレーム34は、上下いずれか一側(本例では下側)のみを本体フレーム2に固定し、他側を上下動自在にして支持する構造としているため、本体フレーム2の温度変化による伸縮の影響を受けないようになっている。これにより、前記スライド位置センサ33は、本体フレーム2の温度変化による伸縮の影響を受けずに、スライド位置及びダイハイトを正確に検出可能としている。
【0024】
次に、本発明に係る制御装置について説明する。
図4は本発明に係る制御装置のハード構成ブロック図であり、図4により本制御装置の構成およびその作用を説明する。
本制御装置は、制御器10、トルク制限値設定手段17、メモリ10a、スライド位置センサ33、サーボアンプ45および電動サーボモータ21を備えている。
【0025】
トルク制限値設定手段17は、スライド駆動用の電動サーボモータ21における第1のトルク制限値および第2のトルク制限値と、それぞれのトルク制限値をトルク監視基準として適用するスライド移動(ストローク)位置での適用範囲とを設定可能となっており、これらの値を設定するためのテンキー等のスイッチ、または予め設定されたこれらの数値を記憶したICカード等の外部記憶媒体からのデータ入力装置と、入力されたデータを記憶する記憶装置とを有している。
【0026】
メモリ10aは、前記トルク制限値設定手段17で設定されたデータを記憶すると共に、スライドモーション制御のための、電動サーボモータ21の回転角度(以下、モータ回転角度と言う)とスライド位置との関係データを記憶している。このモータ回転角度とスライド位置との関係データは、前記トグルリンク機構の各リンク12a,12b,13の長さ、偏心軸28の偏心長さ、および偏心軸28の回転中心位置とトグルリンクとの関係などの機械的寸法によって決まる関数式で求まるものであり、この関数式自体を記憶しておいてもよいし、または関数式をテーブルデータとして記憶しておいてもよい。
【0027】
前記スライド位置センサ33は、検出したスライド位置を制御器10に出力している。
制御器10はコンピュータ装置やPLC(プログラマブルロジックコントローラ、所謂プログラマブルシーケンサである)等の高速演算装置から構成されている。制御器10は、前記メモリ10aに記憶した、モータ回転角度とスライド位置との関係データを参照して、スライドが所定のモーションに従って移動するようにサーボモータ21の位置および速度指令を演算してサーボアンプ45に出力すると共に、このモーション制御の際に、前記トルク制限値設定手段により設定された電動サーボモータ21における第1のトルク制限値および第2のトルク制限値と、それぞれのトルク制限値をトルク監視基準として適用するスライドストローク位置範囲との設定値に基づいて、それぞれ対応するスライド行程中に、前記第1のトルク制限値および第2のトルク制限値によるトルク制限がそれぞれ対応した前記スライドストローク域でかかるように、サーボアンプ45にトルク指令を出力し、電動サーボモータ21の出力最大トルクを行程に応じて所定トルク制限値に制限している。
【0028】
なお、サーボアンプ45には、図示しないモータ回転角度センサからのモータ回転角度がフィードバックされている。サーボアンプ45は、制御器10からの前記トルク制限値指令に基づき、モータ負荷電流がこのトルク制限値を越えないようにモータ負荷電流を制御する。また、前記制御器10からの速度指令と前記モータ回転角度から求まる速度フィードバック信号との偏差値を演算し、求めた偏差値に基づき、該偏差値を小さくするように電動サーボモータ21を制御する。これにより、スライドの位置および速度が精度良く制御される。
【0029】
次に本発明の実施形態の動作を、図1〜図4(主に図1)を参照して、前記構成のプレス機械1への採用を例にとり説明する。
図1において、その上部のグラフはプレス機械1におけるスライド3のモーションの一例を表わしており、横軸は偏心軸回転角度θを、また縦軸はスライド位置(スライドストローク)を示している。また、その下部のグラフは上記スライドモーションのスライド位置に対応した電動サーボモータ21のトルクを表わしており、横軸は偏心軸回転角度θを、縦軸はモータトルクをそのモータ定格トルクに対する負荷率%で示している。
【0030】
正常なプレス運転状態においては、図示しない起動スイッチの操作などの起動信号により、制御器10からモータ制御指令がサーボアンプ45に出力され、電動サーボモータ21が回転起動する。そして、電動サーボモータ21により偏心軸28が回転駆動され、この回転駆動力が前述のトグルリンク機構を介して上下運動に変換されて、上死点位置Aに待機していたスライド3は下降を始める。
スライド3のモーションは、メモリ10aに前もって設定し記憶された所定のモーションカーブに従って、先ず、前記上死点位置Aから加工開始位置Bまでは高速で下降を行い、次いで、前記加工開始位置Bから加工完了位置C(この例では下死点位置)までは、各種加工条件に応じてそれぞれに最適に制御されたスライド位置および速度の制御により加圧加工を行い、加工完了後に、加工完了位置Cから偏心軸回転角度360°の上死点位置Aまで高速で上昇を行う。
【0031】
この際、電動サーボモータ21の負荷トルク(モータトルク)は、図1下側のグラフに一例として示すように、トルク曲線上において、先ず、前記上死点位置Aから加工開始位置Bまでの早送り下降時には、第1のトルク制限値T1以下に制限され、この制限の範囲内でスライド加速または減速に要するトルクが発生する。すなわち、スライド3の上死点位置Aでのモータトルクは、加速トルクで急上昇した A’から、スライド加工開始位置Bでの速度維持に要するB’まで下降する。次いで、スライド加工開始位置Bからスライド加工完了位置Cまでの加工時におけるモータトルクは、同じく第1のトルク制限値T1以下に制限され、この制限の範囲内で、スライド加速または減速に要するトルクに、加圧に要する加圧トルクが加算されて発生する。最後に、スライドの加工完了位置Cから上死点位置Aまでの早戻り上昇時には、加速トルクにより上昇した C’から、定速となるため一旦下降し、再度上死点位置Aの手前で減速トルクによりA’’まで上昇した後、スライド3が上死点位置Aに至った時点で、モータトルクを略零とし、スライド3を停止させる。
【0032】
ここで本発明においては、スライド位置が加工開始位置Bから加工完了位置Cまでの間の加工ストローク域において、電動サーボモータ21には、そのモータトルクが第1のトルク制限値T1を超えないよう制限を加えている。即ち、前もってトルク制限値設定手段17で、第1のトルク制限値T1と、この第1のトルク制限値T1よりも大きい第2のトルク制限値T2とを設定しておき、制御器10は、スライド位置センサ33の検出値および制御時の下降行程か上昇行程かの判別に基づいてスライド位置が前記加工ストローク域内にあると判断されたときに、前記第1のトルク制限値T1をサーボアンプ45へのトルク制限指令として出力し、サーボアンプ45により電動サーボモータ21の出力トルクに制限を掛けている。
【0033】
よって正常加工運転時には、加圧加工は、この加工ストローク域内で第1のトルク制限値T1以下の負荷トルクで行われるので、スライド3は電動サーボモータ21の過負荷異常により停止することなく、所定のサイクルで周期的に行われる。
【0034】
本発明においては、前記第1のトルク制限値T1は、成形に必要な目標トルク値を上回り、しかもスティックの発生に至らず、かつ機械および金型の理想的な保護が行えるような許容トルクとして設定しており、その値は、第2のトルク制限値T2よりも小さく設定している。また第2のトルク制限値T2は、モータトルク最大許容値Tm(例えば、モータ定格トルクの300%)よりも若干小さな値に設定している。なお、この実施例では、これらの値は例えば、第1のトルク制限値T1を200%(モータ定格トルクに対し)に、第2のトルク制限値T2を250%(モータ定格トルクに対し)に設定している。
【0035】
なお、本実施形態では第2のトルク制限値T2は、モータトルク最大許容値Tmよりも小さい値に設定したが、本発明はこの値に限定されず、第2のトルク制限値T2をモータトルク最大許容値Tmと同一としても何ら差し支えない。
また、上記の具体的なトルク設定値はあくまで実施の1例であり、本発明の各実機への適用時には、必ずしも本実施例の上記数値に限定されることなく、トライアンドエラーにより最適な数値を設定すべきであるのは言うまでもない。
【0036】
ところで、上記のように正常なプレス運転状態では、スライド3は、所定の負荷荷重の範囲内で、前述のように上死点から下降して加工ストローク域に至り、この加工ストローク域で加工を行い、その加工完了後は下死点を経由して上死点へ早戻りし、そこで待機するといった、正常モーションを行えるので問題はないが、スティックが発生した場合の対策が必要である。即ち、下死点近傍を加工域として使用の際に、電動サーボモータで、偏心軸による回転機構、または回転駆動系を介したリンク機構によりスライドを駆動する電動サーボプレスにおいては、下死点において、理論上は無限大の加圧力が発生し、その過大負荷の発生は顕著であるので、これらのプレスにおいては、スティックが発生すると、スライドはロックし、駆動モータが可逆回転不能な状態、ひいてはそのロック状態からの脱出が不能に至ってしまい、最悪の場合には、金型または機械の破損にまで至る問題が発生する。従って、下死点近傍においてこのスティックが発生した場合に備えて、前述したように、その脱出機能は必須と言える。
【0037】
そこで以下に、図1を参照して、本発明における、スティックが発生した場合のその脱出機能を説明する。
図において、先ず、前記同様に、起動スイッチなどによる起動信号によりプレス運転が開始されると、上死点位置Aに待機していたスライド3は下降を始める。そして、スライド3は、所定のモーションカーブ(図1の上側グラフ)に従って、先ず、上死点位置Aから加工開始位置Bまでは高速で下降し、前記加工開始位置Bに至る。この際の電動サーボモータ21の負荷トルク(モータトルク)は、第1のトルク制限値T1以下に制限され、この制限の範囲内でスライド加速または減速に要するトルクが発生する。(加速トルクA’〜定速トルクB’)次いで、スライド加工開始位置Bからスライド加工完了位置Cまでの加工行程でのモータトルクは、同じく前記第1のトルク制限値T1以下の制限内で発生するが、加減速に要するトルクに、さらに加工負荷に対抗して発生したトルクが加算される(トルクT)。これにより、各種の加工条件に応じて最適に制御されたスライド位置および速度制御により加圧加工を始める。
【0038】
ところが、万一何らかの原因、例えば、ダイハイト設定ミス、ワーク違い、ダブルブランク、金型違いなどが原因で、下死点近傍のモーションカーブ(図中上側のグラフ)のS位置において、スティックが発生し、スライド3が停止した場合、この時の電動サーボモータ21の負荷トルクは、正常な加工負荷トルクTから急上昇し、前記設定された第1のトルク制限値T1に至り、ここで電動サーボモータ21は停止し、スライド3はスティックし、停止状態になっている。
【0039】
そこで本発明では、スティック状態から離脱させるため、例えば図示しないスティック離脱起動スイッチが操作されたら、制御器10は前記第1のトルク制限値T1よりも大き目に設定した第2のトルク制限値T2をトルク制限指令としてサーボアンプ45に出力し、この第2のトルク制限値T2でトルク制限を掛けた状態で、電動サーボモータ21を逆転起動させる。この時、電動サーボモータ21は、その停止状態でのモータトルク(前記第1のトルク制限値T1に等しい)から、スライドが離脱に要する離脱トルクT0まで上昇し、ついには逆回転を開始し、これによりスライド3はその停止位置Sから上昇し始め、スティック状態から脱出(離脱)する。この際に、電動サーボモータ21のトルク制限値は、第1のトルク制限値T1より大きく、モータトルク最大許容値Tm以下の値に設定した第2のトルク制限値T2により制限されているので、過負荷となることはなく、常に確実に離脱することができる。
【0040】
上記のように、本発明においては、予期せぬスティック状態に至ったとしても、加圧行程での電動サーボモータの第1のトルク制限値を、成形に必要な目標トルク値はカバーしているものの、重度のスティックの発生に至らず、かつ機械および金型の理想的な保護を行える程度の許容トルクに設定しているので、スライドはその下死点近傍からの脱出が極めて困難で強固なスティック状態に陥る懸念はなく、またそのスティック状態からの離脱は、前記加圧行程での第1のトルク制限値よりも大きめの第2のトルク制限値に制限して、電動サーボモータを逆回転させることにより、極めて円滑に、かつ確実に行なうことができる。
【0041】
また一方、電動サーボモータで駆動するサーボプレスにおいては、スライドストロークの制御性、特にその応答性、位置決め精度を重視するが、フライホイールを駆動系内に用いると、モータの慣性イナーシャが増大して応答性が低下する、またはそれに見合うだけの大きなパワーを有するサーボモータが必要となることから、フライホイールを採用しないのが通常である。従って、従来のフライホイールを有する機械式プレスの例のように、フライホイールの回転エネルギーの一時放出に起因するスティック時のスライド過大負荷は発生し難く、必ずしもオーバロードプロテクタほどの過負荷保護機能は必要ない。従って、本発明の、従来多用されていたオーバロードプロテクタを採用せず、加圧駆動の電動サーボモータのトルクを所定値以下に制限する方法によるスライドの過負荷脱出方法は、理に適っていると言え、しかもその構成は非常に簡素で、かつ確実なシステムを可能としている。
【0042】
なお、本実施形態においては、スライドを上死点停止させていたが、スライドを連続運転させてもよい。また、本実施形態では、通常時のトルク制限値を一律T1にして説明したが、スティックの心配の無い加工ストローク域外と判断されたときは、第2のトルク制限値T2をサーボアンプへのトルク制限指令として出力するシステムにしてもよい。
【0043】
次に、本発明の作用効果について述べる。
(1)本発明によると、電動サーボモータの回転動力を機械的な動力伝達手段を介してスライドの往復運動に変換する電動サーボプレスにおいて、従来多用されていたオーバロードプロテクタのような特別な装置を設けることなく、加圧駆動の電動サーボモータのトルクを所定値以下に制限する方法、即ち、通常、電動サーボモータに第1のトルク制限値によるトルク制限をかけて、それ以下の加圧トルクで被加工物の加圧を行い、万一スティックが発生した場合には、前記電動サーボモータに、この第1のトルク制限値よりも大きく設定した第2のトルク制限値によるトルク制限をかけて、サーボモータを逆回転させ、スライドをスティック状態から離脱させるといった、スライドの過負荷脱出方法としている。従って、スティック状態から確実に、容易に離脱することができる。また、この過負荷脱出のための複雑で大掛かりな構成は必要がなく、プレス機械が簡単化でき、またプレス全体のコストが大幅に低減される。
【0044】
(2)フライホイールを採用していた従来は、スライドが急停止する際には、クラッチが切れるまでの間このフライホイールの蓄積エネルギーが一時放出することになり、スライドは指示位置に停止せずオーバシュートして、重度のスティック状態となり易く、そのスライドロックの負荷は増幅されて過大となる。このため、オーバロードプロテクタのプロテクト圧は、スライドのオーバシュート分を見込んで、小さ目な値に設定せざるを得ず、最大加圧能力を大きく設定できないといった問題点があるが、本発明においては、このフライホイールが不用な電動サーボプレスであるので、この懸念はなく、従来のプロテクト圧に相当する第1のトルク制限値を、従来以上に大きく設定できて、プレスの加工能力を広く有効に使用できる。
【0045】
(3)またさらに、スライド部分にはオーバロードプロテクタ用の操作油を導く必要がないので、その油もれの心配はなく、プレスはもちろん加工物の汚れ、対策およびそのメンテナンスは不必要となる。しかも、このオーバロードプロテクタは、本体フレームに囲まれ接近性の悪いスライドに設けられており、そのメンテナンスは非常に困難であったが、この面倒もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動サーボプレスのスライドモーションとモータトルクの関係図である。
【図2】本発明が適用される電動サーボプレスの側面一部断面図である。
【図3】本発明が適用される電動サーボプレスの背面一部断面図である。
【図4】本発明に係る制御装置のハード構成ブロック図である。
【図5】従来技術に係るオーバロードプロテクタが設けられたCフレームプレスの側面図である。
【符号の説明】
1…プレス機械、2…本体フレーム、3…スライド、4…ベッド、5…ボルスタ、6…油室、7…ねじ軸、7a…ねじ部、8…ウォームギヤ、8a…ウォームホイール、8b…ウォーム、9…インダクションモータ、9a…ギヤ、10…制御器、10a…メモリ、11…プランジャ、11a…ピン、12a…第1リンク、12b…第2リンク、13…三角リンク、14a,14b…ピン、17…トルク制限値設定手段、20…スライド駆動部、21…電動サーボモータ、22a…第1プーリ、22b…第2プーリ、23…ベルト、24…中間シャフト、25…ギヤ、26…ギヤ、27…駆動軸、28…偏心軸、31…ブラケット、32…位置検出ロッド、33…スライド位置センサ、34…補助フレーム、35…ボルト、37…当接部材、45…サーボアンプ、101…プレス機械、101a…本体フレーム、101b…ボルスタ、104…偏心軸、105…補助フレーム、106…油室、106a…油路、107…ウォームホイール、108…プランジャ、110…メインギヤ、111…クラッチブレーキ、112…ピニオンギヤ、113…フライホイール、114…モータ、116…コンロッド、118…ねじ軸、120…スライド、123…切換弁、124…インダクションモータ。
Claims (1)
- 電動サーボモータ(21)で、クランク軸やエキセン軸などの偏心軸による回転機構、または回転駆動とリンク機構を介してスライド(3)を駆動する電動サーボプレスの過負荷脱出方法において、
加工時には、前記電動サーボモータ(21)に第1のトルク制限値(T1)によるトルク制限をかけて被加工物を加圧し、
前記スライド(3)のスティック発生時には、前記電動サーボモータ(21)に、前記第1のトルク制限値(T1)よりも大きく設定した第2のトルク制限値(T2)によるトルク制限をかけて、前記電動サーボモータ(21)を逆回転させ、スライド(3)をスティック状態から離脱させる
ことを特徴とする電動サーボプレスの過負荷脱出方法。
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