JPH0239610Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0239610Y2
JPH0239610Y2 JP13402885U JP13402885U JPH0239610Y2 JP H0239610 Y2 JPH0239610 Y2 JP H0239610Y2 JP 13402885 U JP13402885 U JP 13402885U JP 13402885 U JP13402885 U JP 13402885U JP H0239610 Y2 JPH0239610 Y2 JP H0239610Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable frame
bending
die
end position
punch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13402885U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6246120U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13402885U priority Critical patent/JPH0239610Y2/ja
Publication of JPS6246120U publication Critical patent/JPS6246120U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0239610Y2 publication Critical patent/JPH0239610Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案はプレスブレーキ等のごとき折曲加工
機械に関するものである。
[従来技術の説明] プレスブレーキ等のごとき折曲加工機械は固定
フレームと可動フレームとを有し、これらフレー
ムにパンチ又はダイをそれぞれ取付けて、このパ
ンチとダイとの間で板材を折曲加工するものであ
る。ここに、パンチとダイとの間で所定の板材を
所定の角度に折曲げるためには可動フレームの最
終位置決めを正確にしなければならない。
そこで、従来より、板材の条件(材質、長さ、
板厚)や、金型(パンチとダイ)の条件(ダイの
肩R、ダイ角度、パンチ先端R等)をCNC装置
に入力し、これら条件に基いて可動フレームの最
終位置を自動演算出来たら良いとの要望がある。
理論的には可動フレームの最終位置Dは例えば次
式によつて求められるものである。
D=D0−(δ1+δ2+δ3+δ4)+α … D0…幾何形状によつて求められる値 δ1… フレーム及び油圧回路の特性による補正
値 δ2…パンチの食い込みによる補正値 δ3…折曲げ長さによる補正値 δ4…スプリングバツクによる補正値 α…その他の補正値 しかしながら、上記演算式を用いて可動フレー
ムを所定位置に駆動する場合には、補正値δ1
δ2,δ3の値が加工圧力によつて異なる為、理論の
ものと異なつて実際には相当量の誤差を生じてし
まうことが予測されるのである。この誤差を無視
して折曲加工を行う場合には製品精度を悪くして
不良品を発生させる恐れがある。
従つて、従来は、所定のデータを入力し上記式
を用いて可動フレームの折曲終了位置を自動演算
したいにも拘わらず加工圧の関係で実行するのが
困難とされていた。
[考案の目的] この考案は上記点に鑑みて、上記の如き式を用
いて可動フレームの最終位置を自動的に高精度に
演算し、可動フレームを演算位置に制御すること
ができる折曲加工機械を提供することを目的とす
る。
[考案の概要] 上記目的を達成するために、この考案は、板材
の折曲げ加工を行なうパンチあるいはダイの一方
を支持した可動フレームを、パンチあるいはダイ
の他方を支持した固定フレームに対して接近離反
する方向へ往復動自在に備えると共に、可動フレ
ームを往復動するシリンダを備え、さらに固定フ
レームに対する可動フレームの近接位置を検知す
る検知装置を備えると共に可動フレームの停止位
置を調節自在の調節装置を備えてなる折曲加工機
械にして、板材の材質、長さ、板厚、ダイの肩
R、ダイ幅V、ダイ角度、パンチの先端rのデー
タを入力するデータ入力手段と、上記データ入力
手段から入力されたデータに基いて可動フレーム
の最終位置の理論値を演算する折曲終了位置概算
手段と、可動フレームが上記理論値に近接したこ
とを前記検知装置により検知したときに前記シリ
ンダの圧力を検出する圧力検出センサと、上記圧
力検出センサにより検出した実際の加工圧力値に
より実際の折曲終了位置を演算して前記理論値の
修正を行ない、上記折曲終了位置に可動フレーム
を停止すべく前記調節装置を制御する折曲終了位
置精算手段と、を備えてなるものである。
[実施例の説明] 以下、この考案の一実施例を説明する。
第1図は折曲加工機械の側面図である。
この折曲加工機械1は、CNC装置を有してい
る。このCNC装置は折曲加工機械1の側面に備
えられた制御ボツクス内に位置している。そし
て、折曲加工機械1は固定フレーム3と、このフ
レーム3に対し接近離反可能の可動フレーム5と
を有しており、固定フレーム3の下端にはパンチ
7が、可動フレーム5の上端にはダイ9が取り付
けられている。可動フレーム5はシリンダ11で
駆動されている。
第2図にシリンダ11の詳細図を示した。シリ
ンダ11内のピストン13は油ポンプPで加圧さ
れた圧油で駆動されている。そして、この圧油
は、可動フレーム5の停止位置を調節自在の調節
装置を構成すべく可動フレーム5の側面に設けら
れたドグ15が上限設定バルブ17を作動させた
なら圧力低下されるように構成されている。ドグ
15は、パルスモータ19を用いて可動フレーム
5に対し上下方向に位置調整可能に設けられてお
り、可動フレーム5が所定位置に到達したら前記
上限設定バルブを作動させ、シリンダ11に供給
される油の圧力を低下させ、可動フレームをこの
位置に停止させるようにしている。油圧回路に
は、圧力センサPSを設けている。
又、本例では、可動フレームの側面にラツク2
1を設け、このラツク21を、固定位置に設けた
パルスジエネレータ23のピニオン25と噛合さ
せている。従つて、本例では、CNCは可動フレ
ーム5の位置を常時監視することが可能である。
又、可動フレーム5の上限停止位置の変更はパル
スモータ19を動作させてドグ15の位置をずら
せることで可能となる。
第3図に制御装置の構成を示している。CNC
を主体として構成される制御装置は、データ入力
手段27と、折曲終了位置概算手段29と、折曲
終了位置精算手段31と、を有している。
データ入力手段27は、キーボードやテープリ
ーダ等で構成され、折曲加工の情報をコンピユー
タに読み取るものである。折曲加工の情報とは、
板材Wの材質、長さ、板厚tや、ダイの肩R、ダ
イ幅V、ダイ角度Q0パンチの先端r等のデータ
である。
折曲終了位置概算手段29は、データ入力手段
27に入力されたデータに基いて、従来例で示し
た式で折曲加工の終了位置D1(理論値)を求め
るものである。
この演算は所定の加圧力を予測して式そのも
のを演算してもよいが、 D=D0+δ4+α … としてより簡単な概算をするようにしても良い。
折曲終了位置精算手段31は上記データ入力手
段29に入力されたデータ及び、圧力検出センサ
PSの検出値に基いて可動フレーム5の折曲終了
位置を精算するものである。この精算は式を用
いて行われる。もつとも、折曲終了位置概算手段
29でD0,δ4,α等は既に求まつているので、
補正値δ1,δ2,δ3のみを演算して、折曲終了位置
D2を求めても良いことは勿論である。圧力検出
センサの読み込み時点は可動フレーム5が折曲終
了位置概算手段29で演算された概算位置D1
り少し手前の位置に居る時点である。
第4図を用いて、第3図に示した制御装置の作
用を説明する。
ステツプ401は入力データのインプツト処理
を示している。これにより板材Wの材質、長さ、
板厚や、ダイの肩R、ダイ幅、ダイ角度、パンチ
先端r等がコンピユータ内に読み込まれる。
ステツプ403は加圧力の算出処理を示してい
るが、この加圧力はあくまで計算上の値である。
ステツプ405は式により理論D値D1を求
める処理を示している。
ステツプ407は、演算余裕が有るか否か、即
ち、サンプリング時間と演算時間の和が理論的な
曲げ加工時間より小さいか否かを判断処理してい
る。つまり、ステツプ413,415の処理では
折曲加工を行いながら演算処理を同時進行させる
のであるが、演算処理に時間をかけすぎる場合に
は演算終了するまでに加工が終了してしまい、可
動フレームを適正位置に制御することができなく
なる。そこで、ステツプ407で演算余裕がない
と判断された場合にはステツプ409へ移行し、
ここで曲げスピードを遅く設定する処理を示して
いる。これにより、可動フレーム5は設定された
速度で上昇を開始する。
ステツプ413は圧力検出処理を、ステツプ4
15は可動フレームの位置検出処理を示してい
る。これら処理は同時的に行われているが、可動
フレームが所定位置に到達したことを検出したこ
とを条件としてそのときの圧力を検出するように
してもよい。所定位置とは、折曲終了位置概算手
段29で概算された理論位置より少し手前(例え
ば0.5mm〜1.5mm手前の位置である。
第5図は折曲角度とパンチ進入位置との関係を
示す説明図であるが、理論D値D1の1.5mm手前の
サンプリング点P1では曲げ角130゜位の位置であ
り、ここで圧力値を検出している。
ステツプ417は概算値(理論D値)の修正を
行う、即ち、折曲終了位置の精算を行う処理を示
している。ここで、実際の加工圧力を知ることが
できるので式を精算することが可能である。そ
して、ステツプ419で第2図に示したドグ15
の位置を適正位置に移動させて、可動フレーム5
を精算された折曲終了位置D2に停止させるので
ある。
以上により、第1図〜第4図に示した折曲加工
機械では、第5図に示したように、まず、可動フ
レームを概算位置D1に向けて駆動し、その途中
のサンプリング点P1で実際加工圧を検出して精
算位置D2を演算し、この演算位置D2に可動フレ
ーム5を位置決め制御することができるようにな
る。
従つて、この実施例に係る折曲加工機械では、
所定の金型(パンチとダイ)をセツトして、後
は、板材を適宜供給すれば、供給板材に応じた可
動フレームの折曲終了位置が正確に自動演算され
ることになり、段取り作業を短縮して板材を精密
に折曲加工することができるようになる。
なお、以上の実施例では、折曲機械として下部
フレームが可動のものの例で示したが、上部フレ
ームが可動の折曲機械であつても同様である。
又、以上の実施例では、上限設定用バルブ17
を用いて可動フレーム5の折曲終了位置を制御す
る例を示したが、可動フレームの位置決め制御装
置としてサーボ装置を用いたものであつても、こ
の考案は実施可能である。
[考案の効果] 以上のごとき実施例の説明より理解されるよう
に、要するにこの考案は、板材の折曲げ加工を行
なうパンチ7あるいはダイ9の一方を支持した可
動フレーム5を、パンチ7あるいはダイ9の他方
を支持した固定フレーム3に対して接近離反する
方向へ往復動自在に備えると共に、可動フレーム
5を往復動するシリンダ11を備え、さらに固定
フレーム3に対する可動フレーム5の近接位置を
検知する検知装置23を備えると共に可動フレー
ム5の停止位置を調節自在の調節装置15,1
9,17を備えてなる折曲加工機械にして、板材
Wの材質、長さ、板厚t、ダイの肩R、ダイ幅
V、ダイ角度、パンチ7の先端rのデータを入力
するデータ入力手段27と、上記データ入力手段
27から入力されたデータに基いて可動フレーム
5の最終位置の理論値Dを演算する折曲終了位置
概算手段29と、可動フレーム5が上記理論値D
に近接したことを前記検知装置23により検知し
たときに前記シリンダ11の圧力を検出する圧力
検出センサPSと、上記圧力検出センサPSにより
検出した実際の加工圧力値により実際の折曲終了
位置D2を演算して前記理論値Dの修正を行ない、
上記折曲終了位置D2に可動フレーム5を停止す
べく前記調節装置を制御する折曲終了位置精算手
段31と、を備えてなるものである。
したがつてこの考案によれば、板材の条件や金
型の条件のデータを折曲終了位置概算手段29に
入力すると、可動フレーム5の最終位置の理論値
Dが演算されて、可動フレーム5の作動が制御さ
れる。そして、可動フレーム5が上記理論値Dの
位置に近接すると、実際の加工圧力が検知されて
実際の折曲終了位置D2が演算されて、可動フレ
ーム5を折曲終了位置D2に停止すべく制御され
るものである。
よつて、この考案によれば、単に理論値のみに
よつて可動フレーム5の停止位置を制御して折曲
げ加工を行なう場合よりも高精度の折曲げ加工を
行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面はいずれもこの考案の実施例を示すもので
あり、第1図は折曲機械の側面図、第2図はシリ
ンダの詳細説明図、第3図は制御装置のブロツク
図、第4図は制御装置の作用を示すフローチヤー
ト、第5図は概算位置と精算位置との関係を示す
説明図である。 5……可動フレーム、27……データ入力手
段、29……折曲終了位置概算手段、31……折
曲終了位置精算手段、PS……圧力センサ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 板材の折曲げ加工を行なうパンチ7あるいはダ
    イ9の一方を支持した可動フレーム5を、パンチ
    7あるいはダイ9の他方を支持した固定フレーム
    3に対して接近離反する方向へ往復動自在に備え
    ると共に、可動フレーム5を往復動するシリンダ
    11を備え、さらに固定フレーム3に対する可動
    フレーム5の近接位置を検知する検知装置23を
    備えると共に可動フレーム5の停止位置を調節自
    在の調節装置15,19,17を備えてなる折曲
    加工機械にして、 板材Wの材質、長さ、板厚t、ダイの肩R、ダ
    イ幅V、ダイ角度、パンチ7の先端rのデータを
    入力するデータ入力手段27と、 上記データ入力手段27から入力されたデータ
    に基いて可動フレーム5の最終位置の理論値Dを
    演算する折曲終了位置概算手段29と、 可動フレーム5が上記理論値Dに近接したこと
    を前記検知装置23により検知したときに前記シ
    リンダ11の圧力を検出する圧力検出センサPS
    と、 上記圧力検出センサPSにより検出した実際の
    加工圧力値により実際の折曲終了位置D2を演算
    して前記理論値Dの修正を行ない、上記折曲終了
    位置D2に可動フレーム5を停止すべく前記調節
    装置を制御する折曲終了位置精算手段31と、 を備えてなることを特徴とする折曲加工機械。
JP13402885U 1985-09-03 1985-09-03 Expired JPH0239610Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13402885U JPH0239610Y2 (ja) 1985-09-03 1985-09-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13402885U JPH0239610Y2 (ja) 1985-09-03 1985-09-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6246120U JPS6246120U (ja) 1987-03-20
JPH0239610Y2 true JPH0239610Y2 (ja) 1990-10-24

Family

ID=31034882

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13402885U Expired JPH0239610Y2 (ja) 1985-09-03 1985-09-03

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0239610Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995010370A1 (fr) * 1993-10-15 1995-04-20 Komatsu Ltd. Procede de reglage de la position du piston d'une presse plieuse et dispositif de commande de ce dernier

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2869089B2 (ja) * 1989-08-09 1999-03-10 株式会社アマダ 折曲げ加工機の制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995010370A1 (fr) * 1993-10-15 1995-04-20 Komatsu Ltd. Procede de reglage de la position du piston d'une presse plieuse et dispositif de commande de ce dernier

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6246120U (ja) 1987-03-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7757526B2 (en) Method for changing force control gain and die cushion control apparatus
WO1996033824A1 (fr) Machine a cintrer
US5829288A (en) Adaptive folding
EP0440818B1 (en) Control device for press brake
JP3385039B2 (ja) ベンダーにおける板厚測定方法及び測定装置
JPH0239610Y2 (ja)
JP2013180339A (ja) プレスブレーキおよびワークの曲げ加工方法
JP2517361B2 (ja) 知能曲げプレス
JP2713773B2 (ja) 折曲げ加工機の制御方法
JP3720099B2 (ja) 曲げ加工機における板厚検出方法およびその装置並びに曲げ加工方法および曲げ加工機
JP4878806B2 (ja) ダイ金型,折曲げ加工方法及び装置
JP2860935B2 (ja) プレスのダイハイト補正装置
JP2000246342A (ja) 曲げ加工機およびこの曲げ加工機を用いた曲げ加工方法
JP4454127B2 (ja) 曲げ加工方法及びその装置
JP2869089B2 (ja) 折曲げ加工機の制御方法
JP3906074B2 (ja) 段曲げ加工装置
JP4583629B2 (ja) プレスブレーキおよびこのプレスブレーキによる加工方法
JP4329095B2 (ja) 曲げ加工装置
JP3288129B2 (ja) エアベンド下型を用いる曲げ加工機の制御装置
JP5407129B2 (ja) ダイクッション装置の制御方法及びダイクッション装置
JP4322976B2 (ja) 曲げ荷重制御方式による曲げ加工方法および曲げ加工機
JPH0714560B2 (ja) プレス機械
JPH06134524A (ja) 曲げ機械の制御装置
JPH04361831A (ja) 油圧式ベンディングマシンの板厚測定方法および装置
JP2001205341A (ja) 曲げ加工方法および曲げ加工装置