JP3219949B2 - プレスブレーキの折曲げ加工方法及び同方法に使用するプレスブレーキ - Google Patents

プレスブレーキの折曲げ加工方法及び同方法に使用するプレスブレーキ

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JP3219949B2 JP29722994A JP29722994A JP3219949B2 JP 3219949 B2 JP3219949 B2 JP 3219949B2 JP 29722994 A JP29722994 A JP 29722994A JP 29722994 A JP29722994 A JP 29722994A JP 3219949 B2 JP3219949 B2 JP 3219949B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D5/00Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
    • B21D5/006Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves combined with measuring of bends

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレスブレーキの折曲げ
加工方法及び同方法に使用するプレスブレーキに係り、
さらに詳細には、板状のワークの試し曲げを行ってワー
クの複数箇所の実際の折曲げ角度を測定した後、この測
定した実際の折曲げ角度に基いて上下の金型の係合位置
関係を補正して、ワークを目標とする折曲げ角度に正確
に折曲げ加工する折曲げ加工方法及び同方法に使用する
プレスブレーキに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のプレスブレーキ1は、図6に概略
的に示すように、ベース3に立設した左右のサイドクレ
ーム5L,5Rの上部に上部エプロン7(上部テーブル
又は固定テーブルと称することもある)を固定し、この
上部エプロン7に対向して設けた下部エプロン9(下部
テーブル又は可動テーブルと称することもある)を上下
動自在に設けた構成である。
【0003】そして、上記下部エプロン9を上下動する
ために、左右両側には油圧シリンダ11L,11Rが設
けてあり、下部エプロン9の適宜位置には、板状のワー
クWの折曲げ加工時に生じた下部エプロン9の下方向へ
弯曲を補正するクラウニングシリンダ13が設けてあ
る。
【0004】なお、図示の例では、クラウニングシリン
ダ13を2個設けた場合が例示してあるが、下部エプロ
ン9の中央部に設けた構成や、上部エプロン7に設けた
構成もある。すなわち、クラウニングシリンダ13の個
数は任意であり、かつ上下のエプロン7,9のどちらに
設けてもよいものである。
【0005】前記上部エプロン7の下部には上型15が
取付けてあり、下部エプロン9の上部には下型17が装
着してある。
【0006】上記構成において、左右の油圧シリンダ1
1L,11Rへ作動油を供給し、下部エプロン9を上昇
せしめて上下の金型15,17を適宜に係合することに
より、上下の金型15,17によってワークWの折曲げ
が加工を行うものである。
【0007】上述のごとくワークWの折曲げ加工を行う
とき、上部エプロン7は上側へ凸状になるように弯曲す
る傾向にあり、下部エプロン9は下側へ凸状に弯曲する
傾向にあって、ワークWの折曲げ形状は、いわゆる舟型
になって中央部があまくなる傾向にある。
【0008】そこで、前記下部エプロン9の弯曲を補正
すべく、クラウニングシリンダ13に圧油を供給し、上
下のエプロン7,9が並行になるように試行錯誤的に補
正しており、多くの時間を要している。
【0009】ところで、ワークWの折曲げ角度は、上下
の金型15,17の係合位置関係を制御することによっ
て任意に設定することができる。上下の金型15,17
の係合位置関係を制御するために、下部エプロン9の上
昇停止位置は任意に設定できるようになっている。
【0010】すなわち、図7に概略的に示すように、左
右の油圧シリンダ11L,11Pには油圧ポンプPが接
続してある。油圧ポンプPと左右の油圧シリンダ11
L,11Pの接続は、別個の油圧ポンプに個別に接続す
る構成や、1個の油圧ポンプからそれぞれに分岐接続す
る構成でも良いものである。
【0011】油圧ポンプPと左右の油圧シリンダ11
L,11Rにそれぞれ接続した接続油路19には上限バ
ルブ21を接続した分岐路23がそれぞれ分岐接続して
ある。
【0012】上記上限バルブ21は、摺動自在に備えた
スプール21Sによって弁21VをスプリングSPに抗
して押圧し、上記弁21Vと弁座21SEとの間の開度
を制御することにより、分岐路23からタンクTへ流出
する作動油を制御する構成である。
【0013】上記上限バルブ21は、下部エプロン9の
左右両側の上昇停止位置を制御するために、下部エプロ
ン9の左右両側に対応して設けてある。この上限バルブ
21のスプール21Sを押圧するために、プレスブレー
キ1におけるフレームの両側にはレバー25が上下方向
に揺動可能に設けてあり、レバー25の一端部はスプー
ル21Sの上端部に当接してある。
【0014】そして、上記左右のレバー25に対応して
プレスブレーキのフレームには上下方向のガイド27が
設けてあり、このガイド27に沿ってナット部材29が
上下動自在に設けられている。このナット部材29には
ガイド27と平行に設けた螺子杆31が螺合してあり、
この螺子杆31の上端部には、前記レバー25の他端部
に当接したキャップ33が設けてある。
【0015】上記螺子杆31を回転するために、フレー
ムには、位置検出器としてのロータリーエンコーダEを
備えたサーボモータSMが装着してあり、このサーボモ
ータSMの回転軸35と前記螺子杆31の下端部は、螺
子杆31が上下動可能であるようにスプライン嵌合して
ある。
【0016】そして、下部エプロン9の左右両側部に
は、左右のナット部材29に下側から当接可能な当接部
材37が設けてある。
【0017】したがって、左右の油圧シリンダ11L,
11Rへ作動油を供給して下部エプロン9を上昇せしめ
ると、下部エプロン9の左右両側に備えた当接部材37
が左右のナット部材29に当接し、左右の螺子杆31を
上昇せしめる。
【0018】左右の螺子杆31が上昇されると、キャッ
プ33がレバー25を揺動し、左右の上限バルブ21に
おけるスプール21Sを押圧する。スプール21Sが押
圧されると、上限バルブ21における弁21Vと弁座2
1SEとの間が開かれ、分岐路23内の圧油がタンクT
へ排出される。
【0019】下部エプロン9の上昇が進行し、上限バル
ブ21における弁21Vと弁座21SEとの間の開度が
次第に大きくなり、左右の油圧シリンダ11L,11R
に作用する圧力によって下部エプロン9を上昇せしめよ
うとする力と、下部エプロン9の重量とワークWの折曲
げ加工による負荷の和とが均衡したときに、下部エプロ
ン9の上昇が停止されることとなる。
【0020】上述のごとく下部エプロン9の上昇が停止
した状態にあるときに、サーボモータSMを適宜に制御
してナット部材29を上方向へ移動すると、ナット部材
29が当接部材37から離れるので、レバー25がスプ
リングSの作用によって反時計回り方向に回動され、上
限バルブ21における弁21Vと弁座21SEとの間の
開度はスプリングSPの作用によって絞られるので、左
右の油圧シリンダ11L,11R内の圧力が上昇し、下
部エプロン9はさらに上昇される。
【0021】そして、前述したように、当接部材37が
ナット部材29に当接して上限バルブ21の開度を大き
くすると、下部エプロン9は前述したように上昇を停止
する。
【0022】逆に、当接部材37がナット部材29に当
接して上部エプロン9が上昇を停止した状態にあると
き、前記サーボモータSMを前述とは逆に回転してナッ
ト部材29を下降せしめようとすると、ナット部材29
は当接部材37に当接していて下降することがないの
で、螺子杆31が相対的に上昇し、図7においてレバー
25を時計回り方向に回動する。
【0023】レバー25が時計回り方向に回動される
と、上限バルブ21の開度がより大きくなり、油圧シリ
ンダ11L,11R内の圧力が低下し、上部エプロン9
は下降する。そして、下部エプロン9の下降によってレ
バー25が元の位置に復帰すると、下部エプロン9は下
降を停止する。
【0024】すなわち、ナット部材29の上下位置を調
整することにより下部エプロン9を所望の上昇位置に停
止せしめることができ、上下の金型15,17の係合位
置関係を制御してワークWを所望の角度に折曲げること
ができるものである。
【0025】なお、左右の油圧シリンダ11L,11R
は個別に制御でき、下部エプロン9の左右の傾斜をも制
御することができるものである。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】前述のごとく上下の金
型15,17の係合位置関係を制御してワークWの折曲
げ加工を行うとき、上下の金型15,17の係合位置関
係は、ワークWの折曲げ角度に基いて理論的に演算する
ことができる。
【0027】しかし、ワークWの実際の折曲げ加工時に
は、プレスブレーキにおける左右のサイドフレーム5
L,5Rや上下のエプロン7,9及び上下の金型15,
17等に変形(撓み)が生じるので、この撓みに対応し
て補正を行う必要がある。
【0028】上記撓み等の補正を行う先行例として、例
えば特開昭57−100820号公報(以下単に先行例
1と称す)、特公平3−54013号公報(先行例2)
及び特開平6−26226号公報(先行例3)等があ
る。
【0029】前記先行例1においては、ワークの実際の
折曲げ加工時におけるサイドフレームの変位量を検出し
て加圧力を演算し、かつ補正値を演算して上下の金型の
係合位置関係を補正制御しようとする技術を開示してい
る。
【0030】また、先行例2は、サイドフレームや上下
の金型の変形量はワークに対する加圧力の大きさに比例
するものとして変形補正係数を設定し、この変形補正係
数を使用して上下の金型の係合位置関係を補正制御しよ
うとする技術が開示されている。
【0031】このように、変形量と加圧力とが単純に比
例関係にあるものとすると、上下の金型の種類及びそれ
らの組合せに対応してその都度変形補正係数を求めなけ
ればならず、作業性向上に問題がある。また、例えば、
ワークに対して上型の下端部が食い込む現象を生じると
(先行例1の第6頁左欄第4行目〜第5行目参照)、変
形量と加圧力とが単純に比例関係にあるとする前提を維
持して撓み補正を行っても、折曲げ精度向上に問題があ
る。
【0032】先行例3には、ワークの折曲げ角度と上下
の金型の係合位置関係を制御するためのD値との関係を
示す基準曲線に基く補正パターンに従って上下の金型の
係合位置関係を制御してワークの実際の折曲げ加工を行
い、折曲げ加工後の実際の折曲げ角度を測定し、この測
定結果に基いて前記基準曲線に基く補正パターンをシフ
トして新たな補正パターンとする技術が開示されてい
る。
【0033】上記補正パターンはワークに対する上型先
端の食い込みも考慮されており、かつワークの実際の折
曲げ角度を測定して新たな補正パターンを作成し、この
新たな補正パターンに基いて上下の金型の係合位置関係
が補正されるので、折曲げ精度が向上し、望ましいもの
である。
【0034】しかし、前記基準曲線に基く補正パターン
は一定のパターンであり、この補正パターン自体に誤差
が含まれるときには、シフトさせた新たな補正パターン
自体も上記誤差を含むこととなり、折曲げ加工精度をよ
り向上せしめる上においては望ましいものではない。
【0035】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述のごとき
従来の諸問題に鑑みてなされたもので、本発明の方法
は、プレスブレーキに備えた上型と下型との間に板状の
ワークを挾み込み、上記上型と下型との係合位置関係を
制御して前記ワークの折曲げ加工を行う方法にして、ワ
ーク情報と金型情報と曲げ情報とに基いて、目標の折曲
げ角度に対応した上型と下型との理論上の係合位置関係
を示すD値を演算する(a)工程と、上記理論上のD値
に基き上下の金型の係合位置関係を制御してワークの実
際の折曲げ加工を行う(b)工程と、折曲げ加工後のワ
ークの複数箇所の折曲げ角度を測定し折曲げ角度の平均
値を演算する(c)工程と、ワークを上記折曲げ角度の
平均値に折曲げるための理論荷重を演算し、この理論荷
重に基いて理論上の機械撓みを演算する(d)工程と、
ワークの実際の折曲げ加工時における左右の油圧シリン
ダの実加圧力を検出する(e)工程と、検出した実加圧
力に基いて実機械撓みを演算する(f)工程と、前記理
論上の機械撓みと実機械撓みとの差に基いて前記D値の
補正量を演算する(g)工程と、前記D値に上記補正量
を加算して上下の金型の係合位置関係を補正してワーク
の折曲げ加工を再び行う(h)工程と、ワークの折曲げ
角度が目標値の許容値になるまで前記(c)工程から
(h)工程までを繰り返す(i)工程と、ワークの折曲
げ角度が目標値の許容値になった後は、上下の金型の係
合位置関係を常に一定に制御して必要個数のワークの折
曲げ加工を繰り返す(j)工程と、よりなるプレスブレ
ーキの折曲げ加工方法である。
【0036】また、プレスブレーキに備えた上下の金型
の係合位置関係を制御してワークの折曲げ加工を行う折
曲げ加工方法にして、ワーク情報と金型情報と曲げ情報
とに基いて上下の金型の理論上の係合位置関係を示すD
値を演算する(a)工程と、上記理論上のD値に基いて
上下の金型の係合位置関係を制御してワークの実際の折
曲げ加工を行う(b)工程と、折曲げ加工後のワークの
複数箇所の折曲げ角度を検出して折曲げ角度の平均値を
演算する(c)工程と、上記平均値の折曲げ角度にワー
クを折曲げ加工するための理論荷重を演算し、この理論
荷重に基いて理論上の機械撓みを演算する(d)工程
と、ワークの実際の折曲げ加工時における左右の油圧シ
リンダの実加圧力を検出する(e)工程と、検出した実
加圧力に基いて実機械撓みを演算する(f)工程と、前
記理論上の機械撓みと実機械撓みとの撓み差を演算する
(g)工程と、上記撓み差及びワークの複数箇所の折曲
げ角度に基づいて、プレスブレーキにおける下部エプロ
ンの長手方向の複数箇所の撓み量を演算し、この複数箇
所の撓み量をワークの対応した複数箇所の折曲げ角度に
演算する(h)工程と、上記演算した複数箇所の折曲げ
角度に基いて下部エプロンのクラウニングシリンダへ付
与する圧力を演算する(i)工程と、上記演算した圧力
をクラウニングシリンダへ付与して下部エプロンを上方
向へ弯曲せしめて上下の金型によりワークの折曲げ加工
を行う(j)工程と、よりなるプレスブレーキの折曲げ
加工方法である。
【0037】また、プレスブレーキに備えた上下の金型
の係合位置関係を制御してワークの折曲げ加工を行う折
曲げ加工方法にして、ワーク情報と金型情報と曲げ情報
とに基いて上下の金型の理論上の係合位置関係を示すD
値を演算する(a)工程と、上記理論上のD値に基いて
上下の金型の係合位置関係を制御してワークの実際の折
曲げ加工を行う(b)工程と、折曲げ加工後のワークの
複数箇所の折曲げ角度を検出して折曲げ角度の平均値を
演算する(c)工程と、上記平均値の折曲げ角度にワー
クを折曲げ加工するための理論荷重を演算し、この理論
荷重に基いて理論上の機械撓みを演算する(d)工程
と、ワークの実際の折曲げ加工時における左右の油圧シ
リンダの実加圧力を検出する(e)工程と、検出した実
加圧力に基いて実機械撓みを演算する(f)工程と、前
記理論上の機械撓みと実機械撓みとの撓み差を演算する
(g)工程と、上記撓み差及びワークの複数箇所の折曲
げ角度に基づいて、プレスブレーキにおける下部エプロ
ンの長手方向の複数箇所の撓み量を演算し、この複数箇
所の撓み量をワークの対応した複数箇所の折曲げ角度に
演算する(h)工程と、上記演算した複数箇所の折曲げ
角度に基いて下部エプロンのクラウニングシリンダへ付
与する圧力を演算する(i)工程と、上記演算した圧力
をクラウニングシリンダへ付与してワークの折曲げ加工
を行ったときのワークの両側の折曲げ角度を演算し、こ
の演算した折曲げ角度に基いてD値補正量を演算する
(j)工程、上記D値補正量と前記(a)工程において
演算したD値とに基いて指令値を演算し、この指令値に
基いて上下の金型の係合関係を制御してワークの折曲げ
加工を行う(k)工程と、よりなるプレスブレーキの折
曲げ加工方法である。
【0038】さらに、プレスブレーキに備えた上型と下
型との間に板状のワークを挾み込み、上記上型と下型と
の係合位置関係を制御して前記ワークの折曲げ加工を行
う方法にして、ワーク情報と金型情報と曲げ情報とに基
いて、目標の折曲げ角度に対応した上型と下型との理論
上の係合位置関係を示すD値を演算する(a)工程と、
上記ワーク情報と金型情報と曲げ情報とに基いて理論
荷重を演算し、この理論荷重に基いて理論上の機械撓み
を演算する(b)工程と、上記理論上のD値及び理論上
の機械撓みに基き上下の金型の係合位置関係を示す指令
D値を演算し、かつ指令D値に基いてワークの実際の折
曲げ加工を行う(c)工程と、折曲げ加工後のワークの
複数箇所の折曲げ角度を測定し折曲げ角度の平均値を演
算する(d)工程と、ワークを上記折曲げ角度の平均値
に折曲げるための理論荷重を演算し、この理論荷重に基
いて理論上の機械撓みを再び演算する(e)工程と、ワ
ークの実際の折曲げ加工時における左右の油圧シリンダ
の実加圧力を検出する(f)工程と、検出した実加圧力
に基いて実機械撓みを演算する(g)工程と、再び演算
した理論上の機械撓みと実機械撓みとの差に基いて前記
指令D値の補正量を演算する(h)工程と、前記指令D
値に上記補正量を加算して上下の金型の係合位置関係を
補正してワークの折曲げ加工を再び行う(i)工程と、
ワークの折曲げ角度が目標値の許容値になるまで前記
(d)工程から(i)工程までを繰り返す(j)工程
と、ワークの折曲げ角度が目標値の許容値になった後
は、上下の金型の係合位置関係を常に一定に制御して必
要個数のワークの折曲げ加工を繰り返す(k)工程と、
よりなるプレスブレーキの折曲げ加工方法である。
【0039】プレスブレーキに備えた上型と下型との間
に板状のワークを挾み込み、上記上型と下型との係合位
置関係を制御して前記ワークの折曲げ加工を行うプレス
ブレーキにして、ワーク情報と金型情報と曲げ情報とに
基いて、目標の折曲げ角度に対応した上型と下型との理
論上の係合位置関係を示すD値を演算する演算手段と、
上記理論上のD値に基き上下の金型の係合位置関係を制
御してワークの実際の折曲げ加工を行う制御手段と、折
曲げ加工後のワークの複数箇所の測定した折曲げ角度の
平均値を演算する演算手段と、ワークを上記折曲げ角度
の平均値に折曲げるための理論荷重を演算し、この理論
荷重に基いて理論上の機械撓みを演算する演算手段と、
ワークの実際の折曲げ加工時における左右の油圧シリン
ダの実加圧力を検出する検出手段と、検出した実加圧力
に基いて実機械撓みを演算する演算部と、前記理論上の
機械撓みと実機械撓みとの差に基いて前記D値の補正量
を演算する演算部と、を備えてなるものである。
【0040】さらに、プレスブレーキに備えた上下の金
型の係合位置関係を制御してワークの折曲げ加工を行う
プレスブレーキにして、ワーク情報と金型情報と曲げ情
報とに基いて上下の金型の理論上の係合位置関係を示す
D値を演算する演算手段と、上記理論上のD値に基いて
上下の金型の係合位置関係を制御してワークの実際の折
曲げ加工を行う制御手段と、折曲げ加工後のワークの複
数箇所の測定した折曲げ角度の平均値を演算する演算手
段と、上記平均値の折曲げ角度にワークを折曲げ加工す
るための理論荷重を演算し、この理論荷重に基いて理論
上の機械撓みを演算する演算手段と、ワークの実際の折
曲げ加工時における左右の油圧シリンダの実加圧力を検
出する検出手段と、検出した実加圧力に基いて実機械撓
みを演算する演算手段と、前記理論上の機械撓みと実機
械撓みとの撓み差を演算する演算手段と、プレスブレー
キにおける下部エプロンの長手方向の複数箇所の撓み量
を演算し、この複数箇所の撓み量をワークの対応した複
数箇所の折曲げ角度に演算する演算手段と、上記演算し
た複数箇所の折曲げ角度に基いて下部エプロンのクラウ
ニングシリンダへ付与する圧力を演算する演算手段と、
上記演算した圧力をクラウニングシリンダへ付与してワ
ークの折曲げ加工を行ったときのワークの両側の折曲げ
角度を演算し、この演算した折曲げ角度に基いてD値補
正量を演算する演算手段と、上記D値補正量と最初に演
算したD値とに基いて指令値を演算し、この指令値に基
いて上下の金型の係合関係を制御してワークの折曲げ加
工を行う前記制御部と、を備えてなるものである。
【0041】さらに、プレスブレーキに備えた上型と下
型との間に板状のワークを挾み込み、上記上型と下型と
の係合位置関係を制御して前記ワークの折曲げ加工を行
うプレスブレーキにおいて、ワーク情報と金型情報と曲
げ情報とに基いて、目標の折曲げ角度に対応した上型と
下型との理論上の係合位置関係を示すD値を演算する演
算手段と、上記ワーク情報と金型情報と曲げ情報とに基
いて理論荷重を演算し、この理論荷重に基いて理論上の
機械撓みを演算する演算手段と、上記理論上のD値及び
理論上の機械撓みに基き上下の金型の係合位置関係を示
す指令D値を演算し、かつ指令D値に基いてワークの実
際の折曲げ加工を行う制御手段と、折曲げ加工後のワー
クの複数箇所の検出した折曲げ角度の平均値を演算する
演算手段と、ワークを上記折曲げ角度の平均値に折曲げ
るための理論荷重を演算し、この理論荷重に基いて理論
上の機械撓みを再び演算する演算手段と、ワークの実際
の折曲げ加工時における左右の油圧シリンダの実加圧力
を検出する圧力検出手段と、検出した実加圧力に基いて
実機械撓みを演算する演算手段と、再び演算した理論上
の機械撓みと実機械撓みとの差に基いて前記指令D値の
補正量を演算する演算手段と、前記指令D値に上記補正
量を加算して上下の金型の係合位置関係を補正してワー
クの折曲げ加工を再び行う制御手段と、を備えてなるも
のである。
【0042】
【作用】前記構成により、本発明においては、ワーク情
報と金型情報と曲げ情報とに基いて上下の金型の理論上
の係合位置関係を示すD値を演算し、この演算したD値
に基いて上記係合位置関係を制御してワークの実際の折
曲げを行う。
【0043】その後、ワークの複数箇所の折曲げ角度を
測定して平均値を演算し、この折曲げ角度の平均値に折
曲げるための理論荷重を演算し、この理論荷重に基いて
理論上の機械撓みを演算する。
【0044】また、ワークの実際の折曲げ加工時におけ
る左右の油圧シリンダの実加圧力を検出し、この実加圧
力に基いて実機械撓みを演算する。
【0045】そして、理論上の機械撓みと実機械撓みと
の差に基いて前記D値の補正量を演算し、この補正量を
前記D値に加算して上下の金型の係合位置関係を補正し
て折曲げ加工を行うものである。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するに、
プレスブレーキの機械的構成は、図6、図7に示した従
来の構成と同一であるから、プレスブレーキの機械的構
成についての詳細な説明は省略する。
【0047】図1〜図5を参照するに、入力手段41か
らワーク情報、金型情報及び曲げ情報等の曲げデータ及
び中央部からのワークWのオフセット量の絶対値BPを
入力すると(ステップS1)、CPUの制御の下に演算
手段43において理論荷重BFが演算される(ステップ
S2)と共に、機械撓みHが演算される(ステップS
3)。
【0048】前記ワーク情報は、ワークWの板厚t、抗
張力S、曲げ長さBであり、金型情報は、上型の先端部
の微小半径Rp,下型におけるV溝のV幅、V溝角度
θ、V溝の肩部のアールRである。また曲げ情報は折曲
げ角度Aである。
【0049】上記曲げデータに基き、前記理論荷重BF
は、 BF=f(n,s,u,V,t,A) で表わされる。なおnはワークの加工硬化のし易さ、し
にくさをn値で示す加工硬化指数である。uはワークW
と金型との間の摩擦係数である。そして、演算結果の理
論荷重BFはメモリ45に格納される。
【0050】前記機械撓みHは、次式で表わされる。
【0051】H=G+J+T+δ なお、Gはフレームの変形によるアゴ開き量、Jは上限
バルブの開度、Tは金型のたわみ、δはテーブルたわみ
であり、開度Jは次式で表わされる。
【0052】 J=K2 ×(BF)2 +K3 ×(BF)+K4 T=K5 ×BF K2 ,K3 ,K4 ,K5 は係数である。
【0053】なお、フレームの変形によるアゴ開き量G
及びテーブルたわみδは、左右の油圧シリンダに圧油を
供給して加圧したときに、左右のサイドフレームに生じ
る歪み、及びテーブルに生じるたわみを個別に測定し、
荷重とアゴ開き量G、テーブルたわみδとの関係のデー
タテーブル47が予め作成されており、このデータテー
ブル47から任意に読取ることができるものである。
【0054】ところで、ワークWが中央部に位置すると
きには前記理論荷重BFは左右の油圧シリンダ11L,
11Rに等しく分配すれば良い。しかし、ワークWが中
央部から左右方向の一方に遍在している場合には、その
オフセット量に対応して左右の油圧シリンダ11L,1
1Rに分配する必要がある。
【0055】すなわち、前記オフセット量BPを使用せ
ずに、便宣上左右の油圧シリンダ11L,11Rからワ
ークWの中心までの寸法をLL,LRとし、かつ左右の
油圧シリンダ11L,11Rに掛る荷重をBFL,BF
Rとすると、各荷重BFL,BFRは次式で与えられ
る。
【0056】 BFL=[LR/(LL+LR)]×BF BFR=[LL/(LR+L4)]×BF したがって、上記左右の荷重BFL,BFRを前記上限
バルブの開度J、金型のたわみTの各式に代入すること
により、左右の上限バルブの開度J、金型の左右両側の
たわみTを個別に演算することができる。そして、左右
のサイドフレーム5L,5Rのアゴ開き量GL,GR及
びテーブルの左右両側のたわみを予め格納してあるデー
タテーブル47から検索することにより、左右の機械撓
みHL,HRを演算することができる。
【0057】前述のごとく曲げデータが入力されると
(ステップS1)、ワーク情報と金型情報および曲げ情
報に基いて上下の金型の係合位置関係を制御するための
理論D値D1が演算される(ステップ4)。この理論D
値D1は、左右別に演算されるが、ワークWが中央に位
置する場合には左右等しくなる。上記理論D値D1は、
下型上に水平に位置するワークWを上型下端部で下型の
V溝内にどの位押し込むことによってワークWが所望の
折曲げ角度Aになるかを幾何学的に演算するものであ
る。
【0058】なお、上下の金型の係合位置関係の原点と
なる位置は、上下の金型を係合し、所定の加圧力を付与
したときにおける下型に対する上型の係合位置を原点と
しても良く、また下型の上面を原点としても良いもので
ある。次に、上記理論D値D1に前記機械撓みHを加み
して補正した指令D値D2を左右別個に演算する(ステ
ップS5)。
【0059】上述のごとく指令D値D2が演算される
と、このD値D2に基いて図7に示した左右のサーボモ
ータSMが制御回転され、左右のナット部材29の上下
位置が調節される。その後、左右の油圧シリンダ11
L,11Rへ圧油が供給され、下部エプロン9が上昇さ
れて上下の金型15,17によってワークWの折曲げ加
工が行われる(ステップS6)。
【0060】上述のごとく上下の金型15,17によっ
てワークWの折曲げ加工を行ったとき、左右の油圧シリ
ンダ11L,11Rに接続した各圧力センサPSによっ
て左右の油圧シリンダ11L,11Rの圧力をPL,P
Rを検出する(ステップS7)。そして、メモリ45に
検出圧力PL,PRを格納する。
【0061】上述のごとくワークWの折曲げ加工を行っ
た後、ワークWの複数箇所、例えば左側、中央部、右側
の折曲げ角度(A1,A2,A3)を測定する(ステッ
プS8)。そして、上記折曲げ角度(A1,A2,A
3)又はその平均値が初期の折曲げ角度の許容値内にあ
るか否かを判別し(ステップS9)、許容値内であれば
終了する(ステップS10)。
【0062】すなわち、折曲げ角度の実測角度A1,A
2,A3が許容値内である場合は、前記指令D値D2の
設定が正確であることとなるので、同一ワークWを同一
角度に折曲げ加工する場合には、前記ナット部材29を
指令D値D2によって位置決めした位置に保持して、ワ
ークWの折曲げ加工を繰り返し行うものである。
【0063】なお、ワークWの折曲げ角度A1,A2,
A3の測定は、上下の金型からワークWを取り外して測
定してもよく、プレスブレーキの上部エプロン7又は下
部エプロン9の複数箇所に備えた折曲げ角度測定器49
によって測定しても良いものである。
【0064】折曲げ角度の実測角度A1,A2,A3が
許容値外である場合には、実測角度A1,A2,A3の
入力(ステップS11)に基き、上記実測角度の平均角
度に折曲げるために必要な理論加重BF2を演算し(ス
テップS12)、かつこの理論加重BF2に基いて左右
のサイドフレームの機械撓みHL1,HR1を演算する
(ステップS13)。
【0065】また、各圧力センサPSで検出した左右の
油圧シリンダ11L,11Rの検出圧力PL,PRを取
込み(ステップS14)、左右の油圧シリンダ11L,
11Rに作用する検出荷重BF3をそれぞれ演算する
(ステップS15)。そして、左右の油圧シリンダ11
L,11Rのそれぞれの検出荷重BF3に基いて左右の
サイドフレームの機械撓みHL2,HR2を演算する
(ステップS16)。
【0066】そして、ステップS13で演算した理論上
の機械撓みHL1,HR1とステップS16で演算した
検出荷重による機械撓みHL2,HR2に基いて、左右
の機械撓み差△HL,△HRを演算する(ステップS1
7)。
【0067】次に、上記撓み差△HL,△HRに基いて
下部エプロンの撓み量(△HA1,△HA2,△HA
3)を演算する(ステップS18)。
【0068】上記下部エプロンの撓み量(△HA1,△
HA2,△HA3)は、ワークWの折曲げ加工を行った
ときの、ワークの左側、中央部、右側と対応した位置の
撓み量であって、次式で表わされる。
【0069】 △HA1=△HL+(△HR−△HL)×K66 =f(B,BP,A1) △HA2=△HL+(△HR−△HL)×K77 =f(B,BP,A2) △HA3=△HL+(△HR−△HL)×K88 =f(B,BP,A3) B:ワークの曲げ長さ BP:プレスブレーキの中央部からのワークのオフセッ
ト量の絶対値 A1〜A3:角度 K6 〜K8 :係数 上述のごとく演算した下部エプロンの長手方向の撓み量
(△HA1,△HA2,△HA3)を補正して折曲げ加
工を行った場合におけるワークWの左側、中央部、右側
の予想される予想角度A1′,A2′,A3′を演算す
る。(ステップS19) 上記予想角度A1′,A
2′,A3′は次式で表わされる。
【0070】A1′=f[n,V,A1,△HA1] A2′=f[n,V,A2,△HA2] A3′=f[n,V,A3,△HA3] 次に、折曲げ加工時に下側へ弯曲する傾向にある下部エ
プロンを予め上側へ弯曲せしめ、ワークの折曲げ加工時
に下部エプロンがほぼ水平となって、ワークWの曲げ長
さBの全長に亘って折曲げ角度がほぼ等しくなるよう
に、下部エプロンのクラウニング補正(下部エプロンを
上方向へ弯曲させること)を行うために、まずクラウニ
ング補正角度△A2を演算する(ステップS20)。
【0071】このクラウニング補正角度△A2は次のよ
うにして演算する。すなわち、前記左右の予想角度(A
1′A3′)の平均値(A1′+A3′)/2と中央部
の予想角度(A2′)との差を求める。
【0072】△A2=A2′−(A1′+A3′)/2 そして、この演算したクラウニング補正角度△A2を下
部エプロンの中央部での上方向への撓み量△Yに換算す
る(ステップS21)。この撓み量△Yは、△Y=f
[V,n,A2′,△A2]で表わされる。
【0073】上述のごとく下部エプロンの中央部での上
方向への撓み量△Yを求めた後、下部エプロンの中央部
を撓み量△Yだけ撓ませるに必要なクラウニング圧力C
Pを演算するための修正値CCを求める(ステップS2
2)。
【0074】上記クラウニング圧力CPは、左右の油圧
シリンダ11L,11Rの圧力の和に修正値CCを乗算
することによって得られ、次式で表わされる。
【0075】CP=(PL+PR)×CC 上記修正値CCは、下部エプロンに備えたクラウニング
シリンダ13に付与する油圧を、左右の油圧シリンダ1
1L,11Rの圧力に関連せしめるための係数であっ
て、左右の油圧シリンダ11L,11Rの圧力の和に対
応して予め適正な修正値CCが実験的に求められ、デー
タテーブル47に格内されている。
【0076】したがって、データテーブルから修正値C
Cを求め、かつ圧力センサPSによる検出した左右の油
圧シリンダ11L,11Rの検出圧力に基いてクラウニ
ング圧力CPを演算した後、油圧ポンプPとクラウニン
グシリンダ13とを接続した接続路(図示省略)に配置
した圧力制御弁(図示省略)を制御して、クラウニング
シリンダ13に付与されるクラウニング圧力CPがCP
=(PL+PR)×CCとなるように調節する。
【0077】なお、前記修正値CCは、予め実験式等を
作成しておき、この実験式に基いて演算することも可能
である。
【0078】次に、上述のごとくクラウニングシリンダ
13にクラウニング圧力CPを付与した状態においてワ
ークWの折曲げ加工を行った場合におけるワークWの左
右両側の折曲げ角度A′1,A′3を演算する(ステッ
プS23)。この場合の折曲げ角度A′1,A′3は次
式で表わされる。
【0079】 A′1=f[n,V,△Y,CC,A1′] A′3=f[n,V,△Y,CC,A3′] そして、上述のごとく演算したワークWの両側の折曲げ
角度A′1,A′2を目標角度Aとするように、左右両
側のD値補正量XL,XRを演算する(ステップS2
4)。このD値補正量XL,XRは次式で表わされる。
【0080】 XL=f[n,A,V,A′1,K9 ,B,BP] XR=f[n,A,V,A′3,K10,B,BP] K9 ,K10:係数 次に、前記ステップS15において演算した検出荷重B
F3に基いて、ワークWの検出角度A1,A3を目標角
度Aに修正した場合の荷重修正値BFNを演算し(ステ
ップS25)、この荷重修正値BFNに基いて左右の機
械撓みHLN,HRNを演算する(ステップS26)。
【0081】なお、荷重修正値BFNは、BFN=f
[BF3,K11]で表わされる(K11は係数)。
【0082】この左右の機械撓みHLN,HRNと前記
ステップS3において演算した機械撓みHに基いて、左
右のたわみ補正量△HLN,△HRNを演算する(ステ
ップS27)。この左右のたわみ補正量△HLN,△H
RNは次式で求めることができる。なお、ワークWが中
央に位置するときには、左右の機械撓みは等しくHにな
り、左右に遍在しているときには、左右の機械撓みはH
L,HRになる。
【0083】△HLN=HLN−H(又はHL) △HRN=HRN−H(又はHR) 上述のごとく左右のたわみ補正量△HLN,△HRNを
演算した後、前記ステップS4において演算した理論D
値D1と、ステップS24において演算したD値補正量
XL,XR及び上記たわみ補正量△HLN,△HRNに
基いて左右のD値の指令値DL,DRを演算する(ステ
ップS28)。
【0084】上記指令値DL,DRは次式で表わされ
る。
【0085】DL=D1+XL+△HLN DR=D1+XR+△HRN この求めた指令値DL,DRに基いて左右のサーボモー
タSMを適宜に制御回転し、左右のナット部材29の上
下位置を調整した後、ステップS6に戻りワークWの折
曲げ加工を行い、ステップS9において角度OKとなる
までステップS6〜ステップS28の各ステップを繰り
返す。
【0086】ステップS9において角度OKとなったと
きには、指令値DL,DRが正確な値であるから、左右
のナット部材29を移動することなく必要個数の折曲げ
加工を行うことにより、精度の良い加工を行うことがで
きる。
【0087】ところで、ワークWの折曲げ加工を行う
際、前記ステップS9において角度OKとなった時、ワ
ークWのワーク情報と折曲げ角度とナット部材29の位
置との関係データをメモリ45に蓄積してデータテーブ
ル化する。そして、次に同一ワークを同一角度に折曲げ
加工するときには、予め蓄積したデータテーブルからナ
ット部材29の位置データを読み出して位置制御するこ
とにより、ワークの折曲げ加工をより容易に行うことが
できるものである。
【0088】なお、前記上限バルブ21の開度Jは、油
圧シリンダ11L,11Rへ付与される圧力と開度Jと
の関係のデータを実験により予め求めてデータテーブル
化しておいて、ワークWを折曲げるための荷重に基いて
油圧シリンダへ付与する圧力を演算し、この圧力に基い
て上記データテーブル51から開度Jを検索する構成と
することもできるものである。
【0089】この際、温度センサTSを設けて油圧シリ
ンダへ供給する圧油の温度を検出し、この検出した温度
に粘度補正係数データテーブル53から粘度補正係数を
検索し、この検索した粘度補正係数に基いて上限バルブ
21の開度の補正を行う構成とする。
【0090】さらに、金型のたわみTも、上下の金型の
組合わせと、ワークWを折曲げ加工するに必要な荷重を
付与したときの金型のたわみTと荷重との関係のデータ
を実験により求めて予めデータテーブル化しておき、こ
のデータテーブルから金型たわみTを検索する構成とす
ることもできるものである。
【0091】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、本発明においては、ワーク情報と金型情報と
曲げ情報とに基いて上下の金型の理論上の係合位置関係
を示すD値を演算し、この演算したD値に基いて上記係
合位置関係を制御してワークの実際の折曲げを行い、そ
の後、ワークの複数箇所の折曲げ角度を測定して平均値
を演算し、この折曲げ角度の平均値に折曲げるための理
論荷重を演算し、この理論荷重に基いて理論上の機械撓
みを演算する。
【0092】また、ワークの実際の折曲げ加工時におけ
る左右の油圧シリンダの実加圧力を検出し、この実加圧
力に基いて実機械撓みを演算する。
【0093】そして、理論上の機械撓みと実機械撓みと
の差に基いて前記D値の補正量を演算し、この補正量を
前記D値に加算して上下の金型の係合位置関係を補正し
て折曲げ加工を行うものである。
【0094】すなわち本発明は、機械撓みを理論的に演
算し、かつ上下の金型の係合位置関係を理論的に演算し
て、この演算結果に基いてのみワークの折曲げ加工を行
うものではなく、一度折曲げ加工を行った後に折曲げ角
度を検出し、この検出した折曲げ角度に基いて再び機械
撓みを理論的に演算すると共に、ワークの実際の折曲げ
加工時の油圧シリンダの圧力を検出して、検出荷重に基
く実機械撓みを演算し、理論上の機械撓みと実機械撓み
との差に基いて上下の金型の係合位置関係を補正して再
びワークの折曲げ加工を行うものであるから、最初に演
算した理論上の機械撓みに誤差が含まれている場合であ
っても、補正されて最終的にはワークの折曲げ加工が正
確に行われるものである。
【0095】したがって初期設定に誤りがある場合であ
っても問題を生じることなく正確な折曲げ加工を行うこ
とができるものである。
【0096】さらに、左右の油圧シリンダの圧力を検出
して実機械撓みを演算し、左右の油圧シリンダを個別に
補正制御してワークの折曲げ加工を行うことができ、ワ
ークが左右方向に偏在する場合であっても容易に対応す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法のフローチャートである。
【図2】本発明の方法のフローチャートである。
【図3】本発明の方法のフローチャートである。
【図4】本発明の方法のフローチャートである。
【図5】制御装置の構成を機能ブロック的に示した説明
図である。
【図6】プレスブレーキの概略的な正面図である。
【図7】下部エプロンを上下動する作動制御部の構成を
概略的に示した説明図である。
【符号の説明】
9 下部エプロン 11L,11R 油圧シリンダ 13 クラウニングシリンダ 15 上型 17 下型 21 上限バルブ 29 ナット部材 37 当接部材 45 メモリ 47 データテーブル 43 演算手段

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレスブレーキに備えた上型と下型との
    間に板状のワークを挾み込み、上記上型と下型との係合
    位置関係を制御して前記ワークの折曲げ加工を行う方法
    にして、次の各工程よりなることを特徴とするプレスブ
    レーキの折曲げ加工方法、 (a)ワーク情報と金型情報と曲げ情報とに基いて、目
    標の折曲げ角度に対応した上型と下型との理論上の係合
    位置関係を示すD値を演算する工程、 (b)上記理論上のD値に基き上下の金型の係合位置関
    係を制御してワークの実際の折曲げ加工を行う工程、 (c)折曲げ加工後のワークの複数箇所の折曲げ角度を
    測定し折曲げ角度の平均値を演算する工程、 (d)ワークを上記折曲げ角度の平均値に折曲げるため
    の理論荷重を演算し、この理論荷重に基いて理論上の機
    械撓みを演算する工程、 (e)ワークの実際の折曲げ加工時における左右の油圧
    シリンダの実加圧力を検出する工程、 (f)検出した実加圧力に基いて実機械撓みを演算する
    工程、 (g)前記理論上の機械撓みと実機械撓みとの差に基い
    て前記D値の補正量を演算する工程、 (h)前記D値に上記補正量を加算して上下の金型の係
    合位置関係を補正してワークの折曲げ加工を再び行う工
    程、 (i)ワークの折曲げ角度が目標値の許容値になるまで
    前記(c)工程から(h)工程までを繰り返す工程、 (j)ワークの折曲げ角度が目標値の許容値になった後
    は、上下の金型の係合位置関係を常に一定に制御して必
    要個数のワークの折曲げ加工を繰り返す工程。
  2. 【請求項2】 機械撓みは、機械フレームのアゴ開き量
    と、テーブル撓み量と、油圧シリンダを制御する上限バ
    ルブの開度量及び上下の金型の撓み量を包含しているこ
    とを特徴とする請求項1に記載のプレスブレーキの折曲
    げ加工方法。
  3. 【請求項3】 プレスブレーキに備えた上下の金型の係
    合位置関係を制御してワークの折曲げ加工を行う折曲げ
    加工方法にして、次の各工程よりなることを特徴とする
    プレスブレーキの折曲げ加工方法、 (a)ワーク情報と金型情報と曲げ情報とに基いて上下
    の金型の理論上の係合位置関係を示すD値を演算する工
    程、 (b)上記理論上のD値に基いて上下の金型の係合位置
    関係を制御してワークの実際の折曲げ加工を行う工程、 (c)折曲げ加工後のワークの複数箇所の折曲げ角度を
    検出して折曲げ角度の平均値を演算する工程、 (d)上記平均値の折曲げ角度にワークを折曲げ加工す
    るための理論荷重を演算し、この理論荷重に基いて理論
    上の機械撓みを演算する工程、 (e)ワークの実際の折曲げ加工時における左右の油圧
    シリンダの実加圧力を検出する工程、 (f)検出した実加圧力に基いて実機械撓みを演算する
    工程、 (g)前記理論上の機械撓みと実機械撓みとの撓み差を
    演算する工程、 (h)上記撓み差及びワークの複数箇所の折曲げ角度に
    基づいて、プレスブレーキにおける下部エプロンの長手
    方向の複数箇所の撓み量を演算し、この複数箇所の撓み
    量をワークの対応した複数箇所の折曲げ角度に演算する
    工程、 (i)上記演算した複数箇所の折曲げ角度に基いて下部
    エプロンのクラウニングシリンダへ付与する圧力を演算
    する工程、 (j)上記演算した圧力をクラウニングシリンダへ付与
    して下部エプロンを上方向へ弯曲せしめて上下の金型に
    よりワークの折曲げ加工を行う工程。
  4. 【請求項4】 プレスブレーキに備えた上下の金型の係
    合位置関係を制御してワークの折曲げ加工を行う折曲げ
    加工方法にして、次の各工程よりなることを特徴とする
    プレスブレーキの折曲げ加工方法、 (a)ワーク情報と金型情報と曲げ情報とに基いて上下
    の金型の理論上の係合位置関係を示すD値を演算する工
    程、 (b)上記理論上のD値に基いて上下の金型の係合位置
    関係を制御してワークの実際の折曲げ加工を行う工程、 (c)折曲げ加工後のワークの複数箇所の折曲げ角度を
    検出して折曲げ角度の平均値を演算する工程、 (d)上記平均値の折曲げ角度にワークを折曲げ加工す
    るための理論荷重を演算し、この理論荷重に基いて理論
    上の機械撓みを演算する工程、 (e)ワークの実際の折曲げ加工時における左右の油圧
    シリンダの実加圧力を検出する工程、 (f)検出した実加圧力に基いて実機械撓みを演算する
    工程、 (g)前記理論上の機械撓みと実機械撓みとの撓み差を
    演算する工程、 (h)上記撓み差及びワークの複数箇所の折曲げ角度に
    基づいて、プレスブレーキにおける下部エプロンの長手
    方向の複数箇所の撓み量を演算し、この複数箇所の撓み
    量をワークの対応した複数箇所の折曲げ角度に演算する
    工程、 (i)上記演算した複数箇所の折曲げ角度に基いて下部
    エプロンのクラウニングシリンダへ付与する圧力を演算
    する工程、 (j)上記演算した圧力をクラウニングシリンダへ付与
    してワークの折曲げ加工を行ったときのワークの両側の
    折曲げ角度を演算し、この演算した折曲げ角度に基いて
    D値補正量を演算する工程、 (k)上記D値補正量と前記(a)工程において演算し
    たD値とに基いて指令値を演算し、この指令値に基いて
    上下の金型の係合関係を制御してワークの折曲げ加工を
    行う工程。
  5. 【請求項5】 プレスブレーキに備えた上型と下型との
    間に板状のワークを挾み込み、上記上型と下型との係合
    位置関係を制御して前記ワークの折曲げ加工を行う方法
    にして、次の各工程よりなることを特徴とするプレスブ
    レーキの折曲げ加工方法、 (a)ワーク情報と金型情報と曲げ情報とに基いて、目
    標の折曲げ角度に対応した上型と下型との理論上の係合
    位置関係を示すD値を演算する工程、 (b)上記ワーク情報と金型情報と曲げ情報とに基いて
    理論荷重を演算し、この理論荷重に基いて理論上の機械
    撓みを演算する工程。 (c)上記理論上のD値及び理論上の機械撓みに基き上
    下の金型の係合位置関係を示す指令D値を演算し、かつ
    指令D値に基いてワークの実際の折曲げ加工を行う工
    程、 (d)折曲げ加工後のワークの複数箇所の折曲げ角度を
    測定し折曲げ角度の平均値を演算する工程、 (e)ワークを上記折曲げ角度の平均値に折曲げるため
    の理論荷重を演算し、この理論荷重に基いて理論上の機
    械撓みを再び演算する工程、 (f)ワークの実際の折曲げ加工時における左右の油圧
    シリンダの実加圧力を検出する工程、 (g)検出した実加圧力に基いて実機械撓みを演算する
    工程、 (h)再び演算した理論上の機械撓みと実機械撓みとの
    差に基いて前記指令D値の補正量を演算する工程、 (i)前記指令D値に上記補正量を加算して上下の金型
    の係合位置関係を補正してワークの折曲げ加工を再び行
    う工程、 (j)ワークの折曲げ角度が目標値の許容値になるまで
    前記(d)工程から(i)工程までを繰り返す工程、 (k)ワークの折曲げ角度が目標値の許容値になった後
    は、上下の金型の係合位置関係を常に一定に制御して必
    要個数のワークの折曲げ加工を繰り返す工程。
  6. 【請求項6】 プレスブレーキに備えた上型と下型との
    間に板状のワークを挾み込み、上記上型と下型との係合
    位置関係を制御して前記ワークの折曲げ加工を行うプレ
    スブレーキにして、ワーク情報と金型情報と曲げ情報と
    に基いて、目標の折曲げ角度に対応した上型と下型との
    理論上の係合位置関係を示すD値を演算する演算手段
    と、上記理論上のD値に基き上下の金型の係合位置関係
    を制御してワークの実際の折曲げ加工を行う制御手段
    と、折曲げ加工後のワークの複数箇所の測定した折曲げ
    角度の平均値を演算する演算手段と、ワークを上記折曲
    げ角度の平均値に折曲げるための理論荷重を演算し、こ
    の理論荷重に基いて理論上の機械撓みを演算する演算手
    段と、ワークの実際の折曲げ加工時における左右の油圧
    シリンダの実加圧力を検出する検出手段と、検出した実
    加圧力に基いて実機械撓みを演算する演算部と、前記理
    論上の機械撓みと実機械撓みとの差に基いて前記D値の
    補正量を演算する演算部と、を備えていることを特徴と
    するプレスブレーキ。
  7. 【請求項7】 プレスブレーキに備えた上下の金型の係
    合位置関係を制御してワークの折曲げ加工を行うプレス
    ブレーキにして、ワーク情報と金型情報と曲げ情報とに
    基いて上下の金型の理論上の係合位置関係を示すD値を
    演算する演算手段と、上記理論上のD値に基いて上下の
    金型の係合位置関係を制御してワークの実際の折曲げ加
    工を行う制御手段と、折曲げ加工後のワークの複数箇所
    の測定した折曲げ角度の平均値を演算する演算手段と、
    上記平均値の折曲げ角度にワークを折曲げ加工するため
    の理論荷重を演算し、この理論荷重に基いて理論上の機
    械撓みを演算する演算手段と、ワークの実際の折曲げ加
    工時における左右の油圧シリンダの実加圧力を検出する
    検出手段と、検出した実加圧力に基いて実機械撓みを演
    算する演算手段と、前記理論機械撓みと実機械撓みとの
    撓み差を演算する演算手段と、プレスブレーキにおける
    下部エプロンの長手方向の複数箇所の撓み量を演算し、
    この複数箇所の撓み量をワークの対応した複数箇所の折
    曲げ角度に演算する演算手段と、上記演算した複数箇所
    の折曲げ角度に基いて下部エプロンのクラウニングシリ
    ンダへ付与する圧力を演算する演算手段と、上記演算し
    た圧力をクラウニングシリンダへ付与してワークの折曲
    げ加工を行ったときのワークの両側の折曲げ角度を演算
    し、この演算した折曲げ角度に基いてD値補正量を演算
    する演算手段と、上記D値補正量と最初に演算したD値
    とに基いて指令値を演算し、この指令値に基いて上下の
    金型の係合関係を制御してワークの折曲げ加工を行う前
    記制御部と、を備えていることを特徴とするプレスブレ
    ーキ。
  8. 【請求項8】 プレスブレーキに備えた上型と下型との
    間に板状のワークを挾み込み、上記上型と下型との係合
    位置関係を制御して前記ワークの折曲げ加工を行うプレ
    スブレーキにおいて、 ワーク情報と金型情報と曲げ情報とに基いて、目標の折
    曲げ角度に対応した上型と下型との理論上の係合位置関
    係を示すD値を演算する演算手段と、 上記ワーク情報と金型情報と曲げ情報とに基いて理論荷
    重を演算し、この理論荷重に基いて理論上の機械撓みを
    演算する演算手段と、 上記理論上のD値及び理論上の機械撓みに基き上下の金
    型の係合位置関係を示す指令D値を演算し、かつ指令D
    値に基いてワークの実際の折曲げ加工を行う制御手段
    と、 折曲げ加工後のワークの複数箇所の検出した折曲げ角度
    の平均値を演算する演算手段と、 ワークを上記折曲げ角度の平均値に折曲げるための理論
    荷重を演算し、この理論荷重に基いて理論上の機械撓み
    を再び演算する演算手段と、 ワークの実際の折曲げ加工時における左右の油圧シリン
    ダの実加圧力を検出する圧力検出手段と、 検出した実加圧力に基いて実機械撓みを演算する演算手
    段と、 再び演算した理論上の機械撓みと実機械撓みとの差に基
    いて前記指令D値の補正量を演算する演算手段と、 前記指令D値に上記補正量を加算して上下の金型の係合
    位置関係を補正してワークの折曲げ加工を再び行う制御
    手段と、 を備えてなることを特徴とするプレスブレーキ。
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