JPH0351522A - 動力伝達装置 - Google Patents
動力伝達装置Info
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- JPH0351522A JPH0351522A JP1184098A JP18409889A JPH0351522A JP H0351522 A JPH0351522 A JP H0351522A JP 1184098 A JP1184098 A JP 1184098A JP 18409889 A JP18409889 A JP 18409889A JP H0351522 A JPH0351522 A JP H0351522A
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- fluid chamber
- viscous
- power transmission
- fin
- transmission device
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Links
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- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 53
- 230000007423 decrease Effects 0.000 claims description 11
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- 229920002545 silicone oil Polymers 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D35/00—Fluid clutches in which the clutching is predominantly obtained by fluid adhesion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D47/00—Systems of clutches, or clutches and couplings, comprising devices of types grouped under at least two of the preceding guide headings
- F16D47/06—Systems of clutches, or clutches and couplings, comprising devices of types grouped under at least two of the preceding guide headings of which at least one is a clutch with a fluid or a semifluid as power-transmitting means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
- Retarders (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は動力伝達装置に関し、特に同軸的かつ相対回転
可能に位置する内外両回転部材間に配設され、これら両
回転部材間のトルク伝達を行う動力伝達装置に関する。
可能に位置する内外両回転部材間に配設され、これら両
回転部材間のトルク伝達を行う動力伝達装置に関する。
(従来技術)
この種形式の動力伝達装置としては特開昭615015
83号公報に示されている粘性流体継手(ビスカスカッ
プリング)、特開昭63−287631号公報に示され
ているビスカスカップリング、摩擦クラッチおよびこれ
ら両者を連結するカム手段からなる動力伝達装置がある
。かかる動力伝達装置は駆動側回転部材と従動側回転部
材間に配設されて、これら両部材の相対回転時これら両
部材を互に動力伝達可能に連結して、従動側回転部材を
駆動させる連結機構として使用されるものと、駆動側お
よび従動側回転部材間、両駆動側回転部材間または両従
動側回転部材間に配設されてこれら両部材の相対回転時
これら両部材間の回転差を制限させる差動制限機構とし
て使用されるもの等に大別される。前者の連結機構は主
としてリャルタイム式の四輪駆動車における一方の動力
伝達系路に配設され、また後者の差動制限機構は主とし
て車両における各ディファレンシャルに配設される。
83号公報に示されている粘性流体継手(ビスカスカッ
プリング)、特開昭63−287631号公報に示され
ているビスカスカップリング、摩擦クラッチおよびこれ
ら両者を連結するカム手段からなる動力伝達装置がある
。かかる動力伝達装置は駆動側回転部材と従動側回転部
材間に配設されて、これら両部材の相対回転時これら両
部材を互に動力伝達可能に連結して、従動側回転部材を
駆動させる連結機構として使用されるものと、駆動側お
よび従動側回転部材間、両駆動側回転部材間または両従
動側回転部材間に配設されてこれら両部材の相対回転時
これら両部材間の回転差を制限させる差動制限機構とし
て使用されるもの等に大別される。前者の連結機構は主
としてリャルタイム式の四輪駆動車における一方の動力
伝達系路に配設され、また後者の差動制限機構は主とし
て車両における各ディファレンシャルに配設される。
(発明が解決しようとする課題)
ところで、上記した前者の粘性流体継手であるビスカス
カップリングにおいては、内外両プレート間の相対回転
時これら両プレート間に存在する粘性流体の剪断力に起
因する粘性摩擦トルクにより両プレート間のトルク伝達
が可能になるものであるが、かかる粘性摩擦トルクはさ
ほど太きくないとともに同トルクの立上り特性はよくな
い。また、大きな粘性摩擦トルクを発生させるべくビス
カスカップリングを構成すると剪断力が極めて大きくな
って発熱量が増大し、粘性流体が高温になってその粘度
が大きく低下する。このため、得られる粘性摩擦トルク
が変動して両プレート間のトルク伝達特性が不安定とな
り、特に両プレート間の回転差が漸次増大した後漸次減
少する場合にはトルク伝達特性にヒステリシスが生じる
。従って、かかるビスカスカップリングを四輪駆動車に
おける一方の動力伝達系路の連結機構、各ディファレン
シャルの差動制限機構等として使用した場合には一方の
動力伝達系路の伝達トルク、差動制限トルクが不安定な
状態となり、車両の走行性能に影響を及ぼす。
カップリングにおいては、内外両プレート間の相対回転
時これら両プレート間に存在する粘性流体の剪断力に起
因する粘性摩擦トルクにより両プレート間のトルク伝達
が可能になるものであるが、かかる粘性摩擦トルクはさ
ほど太きくないとともに同トルクの立上り特性はよくな
い。また、大きな粘性摩擦トルクを発生させるべくビス
カスカップリングを構成すると剪断力が極めて大きくな
って発熱量が増大し、粘性流体が高温になってその粘度
が大きく低下する。このため、得られる粘性摩擦トルク
が変動して両プレート間のトルク伝達特性が不安定とな
り、特に両プレート間の回転差が漸次増大した後漸次減
少する場合にはトルク伝達特性にヒステリシスが生じる
。従って、かかるビスカスカップリングを四輪駆動車に
おける一方の動力伝達系路の連結機構、各ディファレン
シャルの差動制限機構等として使用した場合には一方の
動力伝達系路の伝達トルク、差動制限トルクが不安定な
状態となり、車両の走行性能に影響を及ぼす。
また、上記した後者の動力伝達装置においては、ビスカ
スカップリングにて発生する粘性摩擦トルクにより両回
転部材間のトルク伝達がなされるとともに、上記粘性摩
擦トルクをカム手段にて推力に変換して摩擦クラッチを
係合させ、同クラッチ?摩擦トルクによりさらに両回転
部材間のトルク伝達がなされるようになっている。従っ
て、かがる動力伝達装置はビスカスカップリングの作動
を基礎とするもので、ビスカスカップリングの上記した
不具合をそのまま包含している。
スカップリングにて発生する粘性摩擦トルクにより両回
転部材間のトルク伝達がなされるとともに、上記粘性摩
擦トルクをカム手段にて推力に変換して摩擦クラッチを
係合させ、同クラッチ?摩擦トルクによりさらに両回転
部材間のトルク伝達がなされるようになっている。従っ
て、かがる動力伝達装置はビスカスカップリングの作動
を基礎とするもので、ビスカスカップリングの上記した
不具合をそのまま包含している。
本出願人はこれらの問題を解決すべき動力伝達装置を特
願昭63−11440”’6号出願にて提案している。
願昭63−11440”’6号出願にて提案している。
当該動力伝達装置は同軸的がっ相対回転可能に位置する
内外両回転部材間に配設され、これら両回転部材の相対
回転により作動して両回転部材をトルク伝達可能に連結
する摩擦係合力を発生させるとともに付与される■推力
に応じて摩擦係合力を増減させる摩擦クラッチおよび前
記両回転部材の相対回転に応じた粘性抵抗力を発生させ
る粘性抵抗力発生手段、同粘性抵抗力発生手段と前記摩
擦クラッチ間に位置し前記粘性抵抗力に応じて相対回転
する一対のカムメンバーとこれら両者間に介装されたカ
ムフォロアを有する推力変換手段を備え、前記粘性抵抗
力発生手段を、前記外側回転部材内にて前記推力変換手
段の一方のカム5一 メンバーにより区画された粘性流体室と、同カムメンバ
ーに一体的に設けられて前記流体室に突出する多数のフ
ィン部を同心的に有する第1フィンと、前記流体室内に
て前記両回転部材の一方に一体回転可能に設けられて前
記第1フィンの各フィン部と同心的に交互に嵌合する多
数のフィン部を有する第2フィンとにより構成したこと
を特徴とするものである。
内外両回転部材間に配設され、これら両回転部材の相対
回転により作動して両回転部材をトルク伝達可能に連結
する摩擦係合力を発生させるとともに付与される■推力
に応じて摩擦係合力を増減させる摩擦クラッチおよび前
記両回転部材の相対回転に応じた粘性抵抗力を発生させ
る粘性抵抗力発生手段、同粘性抵抗力発生手段と前記摩
擦クラッチ間に位置し前記粘性抵抗力に応じて相対回転
する一対のカムメンバーとこれら両者間に介装されたカ
ムフォロアを有する推力変換手段を備え、前記粘性抵抗
力発生手段を、前記外側回転部材内にて前記推力変換手
段の一方のカム5一 メンバーにより区画された粘性流体室と、同カムメンバ
ーに一体的に設けられて前記流体室に突出する多数のフ
ィン部を同心的に有する第1フィンと、前記流体室内に
て前記両回転部材の一方に一体回転可能に設けられて前
記第1フィンの各フィン部と同心的に交互に嵌合する多
数のフィン部を有する第2フィンとにより構成したこと
を特徴とするものである。
かかる動力伝達装置は上記したビスカスカップリングを
廃止して、ビスカスカップリングに起因する上記問題を
解消したものである。しかしながら、当該動力伝達装置
においては差動回転数が大きくなるほど剪断速度が増大
して粘性流体の粘度が低下するため、差動回転数が増大
することにともない伝達トルクの増加率が低下する。第
10図のグラフには差動回転数に対する伝達トルクの関
係が示されており、上記した先願に係る動力伝達装置に
おいてはグラフ(I)に示すように、グラフ(II)に
示すビスカップリングに比較して粘性流体の温度による
粘度低下が少ないことから、同6− カップリングより伝達トルクは増加するもののその増加
率は漸次低下する傾向にある。このため、トルク伝達特
性はタイトコーナブレーキング現象の発生領域(I[[
)の下限から漸次離れ、車両の走行性能上不利となる。
廃止して、ビスカスカップリングに起因する上記問題を
解消したものである。しかしながら、当該動力伝達装置
においては差動回転数が大きくなるほど剪断速度が増大
して粘性流体の粘度が低下するため、差動回転数が増大
することにともない伝達トルクの増加率が低下する。第
10図のグラフには差動回転数に対する伝達トルクの関
係が示されており、上記した先願に係る動力伝達装置に
おいてはグラフ(I)に示すように、グラフ(II)に
示すビスカップリングに比較して粘性流体の温度による
粘度低下が少ないことから、同6− カップリングより伝達トルクは増加するもののその増加
率は漸次低下する傾向にある。このため、トルク伝達特
性はタイトコーナブレーキング現象の発生領域(I[[
)の下限から漸次離れ、車両の走行性能上不利となる。
従って、本発明の目的は上記した先願に係る動力伝達装
置において、差動回転に伴い伝達トルクを一層増加させ
ることによりトルク伝達特性をタイトコーナブレーキン
グ現象の発生領域の下限に沿わせ、車両の走行性能の向
上を図ることにある。
置において、差動回転に伴い伝達トルクを一層増加させ
ることによりトルク伝達特性をタイトコーナブレーキン
グ現象の発生領域の下限に沿わせ、車両の走行性能の向
上を図ることにある。
(課題を解決するための手段)
本発明は上記した先願に係る動力伝達装置において前記
粘性抵抗力発生手段を、前記外側回転部材内にて前記推
力変換手段の一方のカムメンバーにより区画された粘性
流体室と、同カムメンバーに一体的に設けられて前記流
体室に突出する多数のフィン部を同心的に有する第1フ
ィンと、前記流体室内にて前記両回転部材の一方に一体
回転可能に設けられて前記第1フィンの各フィン部と同
心的に交互に嵌合する多数のフィン部を有する第2フィ
ンとにより構威し、かつ前記一方のカムメンバーを前記
流体室の内外へ摺動可能に組付けて同流体室内に所定量
の粘性流体と気体とを密封したことを特徴とするもので
ある。
粘性抵抗力発生手段を、前記外側回転部材内にて前記推
力変換手段の一方のカムメンバーにより区画された粘性
流体室と、同カムメンバーに一体的に設けられて前記流
体室に突出する多数のフィン部を同心的に有する第1フ
ィンと、前記流体室内にて前記両回転部材の一方に一体
回転可能に設けられて前記第1フィンの各フィン部と同
心的に交互に嵌合する多数のフィン部を有する第2フィ
ンとにより構威し、かつ前記一方のカムメンバーを前記
流体室の内外へ摺動可能に組付けて同流体室内に所定量
の粘性流体と気体とを密封したことを特徴とするもので
ある。
(発明の作用・効果〉
かかる構成の動力伝達装置においては、両回転部材間に
相対回転が生じると粘性抵抗力発生手段に差動回転数に
応した粘性抵抗力が発生し、同粘性抵抗力は推力変換手
段にて摩擦クラッチに対する推力に変換される。従って
、摩擦クラッチはかかる推力により押圧され、両回転部
材間で差動凹転数に比例したトルク伝達を行う。従って
、当該動力伝達装置は四輪駆動車の一方の動力伝達系路
における駆動側回転部材と従動側回転部材との連結機構
として機能するとともに、駆動側および従動側回転部材
間、両駆動側回転部材間、両従動側回転部材間の差動制
限機構として機能する。
相対回転が生じると粘性抵抗力発生手段に差動回転数に
応した粘性抵抗力が発生し、同粘性抵抗力は推力変換手
段にて摩擦クラッチに対する推力に変換される。従って
、摩擦クラッチはかかる推力により押圧され、両回転部
材間で差動凹転数に比例したトルク伝達を行う。従って
、当該動力伝達装置は四輪駆動車の一方の動力伝達系路
における駆動側回転部材と従動側回転部材との連結機構
として機能するとともに、駆動側および従動側回転部材
間、両駆動側回転部材間、両従動側回転部材間の差動制
限機構として機能する。
しかして、当該動力伝達装置においては両回転部材間の
差動回転数の増大に応して一方のカムメンバーがカムフ
オロアの作用にて流体室側へ漸次摺動し、両フィンにお
ける各フィン部の重合長さを増大させるとともに流体室
における粘性流体の充填率を増大させる。このため、こ
れら両者の増大に起因して伝達トルクが増大し、粘性流
体の粘度低下に起因する伝達トルクの低下を補足しまた
は同伝達トルクの低下を上回る。この結果、当該動力伝
達装置においては、トルク伝達特性をタイトコーナブレ
ーキング現象の発生領域の下限に近づけることができ、
車両の走行性能の向上を図ることができる。
差動回転数の増大に応して一方のカムメンバーがカムフ
オロアの作用にて流体室側へ漸次摺動し、両フィンにお
ける各フィン部の重合長さを増大させるとともに流体室
における粘性流体の充填率を増大させる。このため、こ
れら両者の増大に起因して伝達トルクが増大し、粘性流
体の粘度低下に起因する伝達トルクの低下を補足しまた
は同伝達トルクの低下を上回る。この結果、当該動力伝
達装置においては、トルク伝達特性をタイトコーナブレ
ーキング現象の発生領域の下限に近づけることができ、
車両の走行性能の向上を図ることができる。
(実施例)
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明するに、第1
図には本発明の第1実施例に係る動力伝達装置10が示
されている。当該動力伝達装W10は第11図に示すよ
うにリャルタイム式の四輪駆動車の後輪側動力伝達系路
に配設される。
図には本発明の第1実施例に係る動力伝達装置10が示
されている。当該動力伝達装W10は第11図に示すよ
うにリャルタイム式の四輪駆動車の後輪側動力伝達系路
に配設される。
当該車両は前輪側が常時駆動するとともに後輪側が必要
時駆動するもので、エンジン21の一側に組付けたトラ
ンスアクスル22はトランスミッションおよびトランス
ファを備え、エンジン219 一 からの動力をアクスルシャフト23に出力して前輪24
を駆動させるとともに、第1プロペラシャフト25に出
力する。第1プロペラシャフト25は動力伝達装iff
1 0を介して第2プロペラシャフト26に連結して
いて、これら両シャフト25、26が動力伝達可能な場
合動力がリャディファレンシャル27を介してアクスル
シャフト28に出力され、後輪29が駆動する。
時駆動するもので、エンジン21の一側に組付けたトラ
ンスアクスル22はトランスミッションおよびトランス
ファを備え、エンジン219 一 からの動力をアクスルシャフト23に出力して前輪24
を駆動させるとともに、第1プロペラシャフト25に出
力する。第1プロペラシャフト25は動力伝達装iff
1 0を介して第2プロペラシャフト26に連結して
いて、これら両シャフト25、26が動力伝達可能な場
合動力がリャディファレンシャル27を介してアクスル
シャフト28に出力され、後輪29が駆動する。
動力伝達装置10はアウタケース11とインナケース1
2からなる環状の作動室内に摩擦クラッチ10a、粘性
抵抗力発生手段1 0 .bおよび推力変換手段10c
を備えている。アウタケース11は第1プロペラシャフ
ト25に一体的に連結され、またインナケース12は第
2プロペラシャフト26に一体的に連結されてアウタケ
ース11内に同軸的かつ相対回転可能に組付けられてい
る。
2からなる環状の作動室内に摩擦クラッチ10a、粘性
抵抗力発生手段1 0 .bおよび推力変換手段10c
を備えている。アウタケース11は第1プロペラシャフ
ト25に一体的に連結され、またインナケース12は第
2プロペラシャフト26に一体的に連結されてアウタケ
ース11内に同軸的かつ相対回転可能に組付けられてい
る。
摩擦クラッチ10aは湿式多板クラッチで多数のクラッ
チプレート13aとクラッチディスク13bとからなり
、各クラッチプレート13aはその外スプライン部をア
ウタケース11の内スプラ1 0 イン部11aに嵌合されて同ケース11に一体回転可能
かつ軸方向へ移動可能に組付けられ、かつ各クラッチデ
ィスク13bはその内スプライン部をインナケース12
の外スプライン部12aに嵌合されて同ケース12に一
体回転可能かつ軸方向へ移動可能に組付けられている。
チプレート13aとクラッチディスク13bとからなり
、各クラッチプレート13aはその外スプライン部をア
ウタケース11の内スプラ1 0 イン部11aに嵌合されて同ケース11に一体回転可能
かつ軸方向へ移動可能に組付けられ、かつ各クラッチデ
ィスク13bはその内スプライン部をインナケース12
の外スプライン部12aに嵌合されて同ケース12に一
体回転可能かつ軸方向へ移動可能に組付けられている。
粘性抵抗力発生手段10bはアウタケース11内の底部
1lbと後述する推力変換手段10cを楕戒する第1カ
ムメンバー14とにより形威された粘性流体室R、同流
体室内にてインナケース12の外周に軸方向の移動を規
制されて一体回転可能に組付けた第17ィン15、およ
び第1カムメンバー14に設けた第27ィン14aにて
構成されている。第1フィンl5は同心円状に形成され
て第1カムメンバー14側に突出する多数のフィン部1
5aを備えている。第27ィン14aは第1カムメンバ
ー14のボデー14bに一体的に形威されており、多数
のフィン部14alは同心円状に形戒されて流体室Rに
同軸的に所定長さ突出している。第1カムメンバー14
は両ケース11、12に対して液密約に回転可能かつ軸
方向へ摺動可能に組付けられていて、各フィン部14a
lが第17ィン15の各フィン部15a間に所定の微小
間隙を保って嵌合され、かつ所定の長さ互に重合してい
る。また、流体室Rにはシリコンオイル等高粘性の所定
量の粘性流体と空気とが封入されている。
1lbと後述する推力変換手段10cを楕戒する第1カ
ムメンバー14とにより形威された粘性流体室R、同流
体室内にてインナケース12の外周に軸方向の移動を規
制されて一体回転可能に組付けた第17ィン15、およ
び第1カムメンバー14に設けた第27ィン14aにて
構成されている。第1フィンl5は同心円状に形成され
て第1カムメンバー14側に突出する多数のフィン部1
5aを備えている。第27ィン14aは第1カムメンバ
ー14のボデー14bに一体的に形威されており、多数
のフィン部14alは同心円状に形戒されて流体室Rに
同軸的に所定長さ突出している。第1カムメンバー14
は両ケース11、12に対して液密約に回転可能かつ軸
方向へ摺動可能に組付けられていて、各フィン部14a
lが第17ィン15の各フィン部15a間に所定の微小
間隙を保って嵌合され、かつ所定の長さ互に重合してい
る。また、流体室Rにはシリコンオイル等高粘性の所定
量の粘性流体と空気とが封入されている。
推力変換手段10cは第1カムメンバー14、第2カム
メンバーl6およびカムフォロアである複数のコロ17
にて楕戒されている。第1カムメンバー14においては
そのボデー14bの第27ィン14aとは反対側の部位
に、第2図および第3図に示すようにカム溝14cが形
或されている。
メンバーl6およびカムフォロアである複数のコロ17
にて楕戒されている。第1カムメンバー14においては
そのボデー14bの第27ィン14aとは反対側の部位
に、第2図および第3図に示すようにカム溝14cが形
或されている。
一方、第2カムメンバー16は第1カムメンバー14と
摩擦クラッチ10aの最左端のクラッチプレート13a
との間にて、アウタケース11の内周に一体回転可能に
組付けられている。かかる第2カムメンバー16におい
ては、第1カムメンバー14のカム溝14cに対向する
部位に同カム溝14cと同一形状のカム溝16aが一体
的に形成されている。各カム溝14c、16aは第2図
(a)〜(c)に示すようにカム頂角をθとする複数の
谷部を有し、互に対向する谷部間にコロ17が介装され
ている。
摩擦クラッチ10aの最左端のクラッチプレート13a
との間にて、アウタケース11の内周に一体回転可能に
組付けられている。かかる第2カムメンバー16におい
ては、第1カムメンバー14のカム溝14cに対向する
部位に同カム溝14cと同一形状のカム溝16aが一体
的に形成されている。各カム溝14c、16aは第2図
(a)〜(c)に示すようにカム頂角をθとする複数の
谷部を有し、互に対向する谷部間にコロ17が介装され
ている。
かかる楕戒の動力伝達装置10においては、第1および
第2プロペラシャフト25、26間に相対回転が生じて
いない場合にはこれら両シャフト25、26間でのトル
ク伝達はないが、両シャフト25、26間に相対回転が
生じると両シャフト25、26でのトルク伝達を行う。
第2プロペラシャフト25、26間に相対回転が生じて
いない場合にはこれら両シャフト25、26間でのトル
ク伝達はないが、両シャフト25、26間に相対回転が
生じると両シャフト25、26でのトルク伝達を行う。
すなわち、これら両シャフト25、26間に相対回転が
生じると第1プロペラシャフト25と一体のアウタケー
ス11、第2カムメンバー16および第1カムメンバー
14と、第2プロペラシャフト26と一体のインナケー
ス12および第17ィン15との間に相対回転が生じ、
これら両フィンl5、14a間に下記式で示す粘性剪断
トルクTが発生する。
生じると第1プロペラシャフト25と一体のアウタケー
ス11、第2カムメンバー16および第1カムメンバー
14と、第2プロペラシャフト26と一体のインナケー
ス12および第17ィン15との間に相対回転が生じ、
これら両フィンl5、14a間に下記式で示す粘性剪断
トルクTが発生する。
1 3ー
数、J2=各フィン部が重合する長さ、h:各フィン部
の対向面の隙間、ri:粘性剪断力発生部の各半径 この粘性剪断トルクTは第1カムメンバー14の差動回
転を規制する抵抗力として作用し、この抵抗力Fはコロ
17の配置半径をRとするとF一T/Rとなる。また、
この抵抗力は推力変換手段10cにより摩擦クラッチ1
0aを押圧する推力に変換されるが、この場合両カムメ
ンバーl4、16およびコロ17は第2図(a)から同
図(b)、(c)に示すように作動し、推力Sはカム頂
角をθとするとS=Ftanθ/2となる。これにより
、摩擦クラッチ10aにおいてはクラッチプレート13
aとクラッチディスク13bとが差動回転数に応じた摩
擦係合をし、両ケース11、12間すなわち両シャフト
25、26間のトルク伝達を行う。
の対向面の隙間、ri:粘性剪断力発生部の各半径 この粘性剪断トルクTは第1カムメンバー14の差動回
転を規制する抵抗力として作用し、この抵抗力Fはコロ
17の配置半径をRとするとF一T/Rとなる。また、
この抵抗力は推力変換手段10cにより摩擦クラッチ1
0aを押圧する推力に変換されるが、この場合両カムメ
ンバーl4、16およびコロ17は第2図(a)から同
図(b)、(c)に示すように作動し、推力Sはカム頂
角をθとするとS=Ftanθ/2となる。これにより
、摩擦クラッチ10aにおいてはクラッチプレート13
aとクラッチディスク13bとが差動回転数に応じた摩
擦係合をし、両ケース11、12間すなわち両シャフト
25、26間のトルク伝達を行う。
しかして、当該動力伝達装置10においては、流体室R
内に所定量の粘性流体と空気とが封入され、かつ第1カ
ムメンバーl4が軸方向へ摺動可一 1 4 能に組付けられている。このため、両ゲース11、12
の差動回転時第1カムメンバーl4は第3図の2点鎖線
で示す位置まで流体室R側へ押動され、流体室R内の空
気を圧縮して粘性流体の充填率を高め、かつ両フィン1
5、14aの各フィン部15a、14a1の重合長さを
増大させる。しかして、第7図には差動回転数に対する
各フィン部の重合長さの増加量Δ℃が示され、がっ第8
図には差動凹転数に対する粘性流体の充填率δが示され
ており、第1実施例は実線グラフにて示されている。粘
性抵抗力発生手段10bにて発生する粘性剪断トルクT
は上記式から明らがなように各フィン部の重合長さに比
例し、かつ第9図のグラフがら明らかなように粘性流体
の充填率に比例するため、粘性流体の粘度低下に起因す
る粘性剪断トルクの低下を十分に補償する。この結果、
差動回転回数に対する伝達トルクは第10図のグラフ■
に示す通りとなる。
内に所定量の粘性流体と空気とが封入され、かつ第1カ
ムメンバーl4が軸方向へ摺動可一 1 4 能に組付けられている。このため、両ゲース11、12
の差動回転時第1カムメンバーl4は第3図の2点鎖線
で示す位置まで流体室R側へ押動され、流体室R内の空
気を圧縮して粘性流体の充填率を高め、かつ両フィン1
5、14aの各フィン部15a、14a1の重合長さを
増大させる。しかして、第7図には差動回転数に対する
各フィン部の重合長さの増加量Δ℃が示され、がっ第8
図には差動凹転数に対する粘性流体の充填率δが示され
ており、第1実施例は実線グラフにて示されている。粘
性抵抗力発生手段10bにて発生する粘性剪断トルクT
は上記式から明らがなように各フィン部の重合長さに比
例し、かつ第9図のグラフがら明らかなように粘性流体
の充填率に比例するため、粘性流体の粘度低下に起因す
る粘性剪断トルクの低下を十分に補償する。この結果、
差動回転回数に対する伝達トルクは第10図のグラフ■
に示す通りとなる。
第4図には本発明の第2実施例に係る動力伝達装置30
が示されている。当該動力伝達装置3oは第1実施例の
動力伝達装置10と同様摩擦クラッチ30a、粘性抵抗
力発生手段30bおよび推力変換千段30cを備えてお
り、第1カムメンバー34が第4図および第5図に示す
ように皿バネ38aにより流体室R側へ付勢されている
点で第1実施例の動力伝達装置10とは相違する。従っ
て、当該動力伝達装置30のその他の構戒については、
第1実施例の動力伝達装置10と同一の部材には30番
台の類似の符号を付してその説明を省略する。なお、第
5図の符号38bは皿バネ38aの端部を支持する環状
のリテーナであり、このリテーナ38bは二一ドルベア
リングに変更することもできる。
が示されている。当該動力伝達装置3oは第1実施例の
動力伝達装置10と同様摩擦クラッチ30a、粘性抵抗
力発生手段30bおよび推力変換千段30cを備えてお
り、第1カムメンバー34が第4図および第5図に示す
ように皿バネ38aにより流体室R側へ付勢されている
点で第1実施例の動力伝達装置10とは相違する。従っ
て、当該動力伝達装置30のその他の構戒については、
第1実施例の動力伝達装置10と同一の部材には30番
台の類似の符号を付してその説明を省略する。なお、第
5図の符号38bは皿バネ38aの端部を支持する環状
のリテーナであり、このリテーナ38bは二一ドルベア
リングに変更することもできる。
しかして、当該動力伝達装置30においては、流体室R
内の粘性流体の充填率が第1実施例の動力伝達装置10
における充填率と同じである場合でも流体室R内の初期
圧力は皿バネ18aの付勢力に相当する分動力伝達装置
10より高い。このため、差動回転数に対する各フィン
部の重合長さの増加量Δ℃および粘性流体の充填率δは
、第7図および第8図の1点鎖線のグラフに示すように
第1実施例の動力伝達装置10より若干小さくなり、差
動回転数に対する伝達トルクは第10図のグラフVに示
すようにより直線的となる。
内の粘性流体の充填率が第1実施例の動力伝達装置10
における充填率と同じである場合でも流体室R内の初期
圧力は皿バネ18aの付勢力に相当する分動力伝達装置
10より高い。このため、差動回転数に対する各フィン
部の重合長さの増加量Δ℃および粘性流体の充填率δは
、第7図および第8図の1点鎖線のグラフに示すように
第1実施例の動力伝達装置10より若干小さくなり、差
動回転数に対する伝達トルクは第10図のグラフVに示
すようにより直線的となる。
第6図には本発明の第3実施例に係る動力伝達装置40
が示されている。当該動力伝達装置40は他の装置10
、30と同様摩擦クラッチ40a、粘性抵抗力発生手段
40bおよび推力変換手段40Cを備え、アウタケース
41のリテーナ41aと第2カムメンバー46間に複数
のコイルバネ48が介装されている。これにより、両カ
ムメンバー44、46はコイルバネ48の付勢力にて押
圧され、流体室R内の初期圧力が第2実施例の動力伝達
装置30と同様に高められ、がっ第2カムメンバー46
の摩擦クラッチ40a側への移動が所定の力で規制され
ている。このため、差動回転の初期においてはトルク伝
達がなされない不感帯が生じるとともに、差動回転数に
対してはより高い伝達トルクが得られ、同伝達トルクは
第10図のグラフ■となる。なお、その他の構戒は第1
実施1 7 例の動力伝達装置10に類似のため、同し楕戒部材に相
当する部材は40番台の類似の符号を付してその説明を
省略する。
が示されている。当該動力伝達装置40は他の装置10
、30と同様摩擦クラッチ40a、粘性抵抗力発生手段
40bおよび推力変換手段40Cを備え、アウタケース
41のリテーナ41aと第2カムメンバー46間に複数
のコイルバネ48が介装されている。これにより、両カ
ムメンバー44、46はコイルバネ48の付勢力にて押
圧され、流体室R内の初期圧力が第2実施例の動力伝達
装置30と同様に高められ、がっ第2カムメンバー46
の摩擦クラッチ40a側への移動が所定の力で規制され
ている。このため、差動回転の初期においてはトルク伝
達がなされない不感帯が生じるとともに、差動回転数に
対してはより高い伝達トルクが得られ、同伝達トルクは
第10図のグラフ■となる。なお、その他の構戒は第1
実施1 7 例の動力伝達装置10に類似のため、同し楕戒部材に相
当する部材は40番台の類似の符号を付してその説明を
省略する。
第1図は本発明の第1実施例に係る動カ伝達装置の断面
図、第2図(a) 、(b)は同装置におけるカム部の
部分展開図、同図(C)は同図(b)の一部省略部分拡
大図、第3図は同装置の要部拡大断面図、第4図は第2
実施例に係る動カ伝達装置の断面図、第5図は同装置の
部分拡大断面図、第6図は第3実施例に係る動カ伝達装
置の断面図、第7図は差動回転数に対する各フィン部の
重合長さの増加の関係量を示すクラフ、第8図は差動回
転数に対する粘性流体の充填率の関係を示すグラフ、第
9図は粘性流体の充填率に対する粘性剪断トルクの倍率
の関係を示すグラフ、第10図は差動回転数に対する伝
達トルクの関係を示すグラフ、第11図は第1実施例に
係る動カ伝達装置を搭載した車両の概略構成図である。 符号の説明 1 8 10、30、40−−・動力伝達装置、10a、30a
、40a・−−摩擦クラッチ、10b、3ob、40b
・・・粘性抵抗力発生手段、10c、30c、40c・
・・推力変換手段、11、31、41・・・アウタケー
ス、l2、32、42・・インナケース、14、34、
44・・・第1カムメンバー 14a・・・第1フィン
、15、35、45・・・第2フィン、16、36、4
6・・・第2カムメンバー、17、37、47・・・コ
ロ、38a・・・皿バネ、48・・・コイルバネ、25
、26・・・プロペラシャフト、R・・・流体室。
図、第2図(a) 、(b)は同装置におけるカム部の
部分展開図、同図(C)は同図(b)の一部省略部分拡
大図、第3図は同装置の要部拡大断面図、第4図は第2
実施例に係る動カ伝達装置の断面図、第5図は同装置の
部分拡大断面図、第6図は第3実施例に係る動カ伝達装
置の断面図、第7図は差動回転数に対する各フィン部の
重合長さの増加の関係量を示すクラフ、第8図は差動回
転数に対する粘性流体の充填率の関係を示すグラフ、第
9図は粘性流体の充填率に対する粘性剪断トルクの倍率
の関係を示すグラフ、第10図は差動回転数に対する伝
達トルクの関係を示すグラフ、第11図は第1実施例に
係る動カ伝達装置を搭載した車両の概略構成図である。 符号の説明 1 8 10、30、40−−・動力伝達装置、10a、30a
、40a・−−摩擦クラッチ、10b、3ob、40b
・・・粘性抵抗力発生手段、10c、30c、40c・
・・推力変換手段、11、31、41・・・アウタケー
ス、l2、32、42・・インナケース、14、34、
44・・・第1カムメンバー 14a・・・第1フィン
、15、35、45・・・第2フィン、16、36、4
6・・・第2カムメンバー、17、37、47・・・コ
ロ、38a・・・皿バネ、48・・・コイルバネ、25
、26・・・プロペラシャフト、R・・・流体室。
Claims (1)
- 同軸的かつ相対回転可能に位置する内外両回転部材間
に配設され、これら両回転部材の相対回転により作動し
て両回転部材をトルク伝達可能に連結する摩擦係合力を
発生させるとともに付与される推力に応じて摩擦係合力
を増減させる摩擦クラッチおよび前記両回転部材の相対
回転に応じた粘性抵抗力を発生させる粘性抵抗力発生手
段、同粘性抵抗力発生手段と前記摩擦クラッチ間に位置
し前記粘性抵抗力に応じて相対回転する一対のカムメン
バーとこれら両者間に介装されたカムフォロアを有する
推力変換手段を備え、前記粘性抵抗力発生手段を、前記
外側回転部材内にて前記推力変換手段の一方のカムメン
バーにて区画された粘性流体室と、同カムメンバーに一
体的に設けられて前記流体室に突出する多数のフィン部
を同心的に有する第1フィンと、前記流体室内にて前記
両回転部材の一方に一体回転可能に設けられて前記流体
室に突出し前記第1フィンの各フィン部と同心的に交互
に嵌合する多数のフィン部を有する第2フィンとにより
構成し、かつ前記一方のカムメンバーを前記流体室の内
外へ摺動可能に組付けて同流体室内に所定量の粘性流体
と気体とを密封したことを特徴とする動力伝達装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1184098A JP2540947B2 (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | 動力伝達装置 |
DE90307760T DE69003630T2 (de) | 1989-07-17 | 1990-07-16 | Baugruppe mit Visko-Kupplung für die Drehmomentübertragung in einem Kraftfahrzeug. |
EP90307760A EP0412665B1 (en) | 1989-07-17 | 1990-07-16 | Viscous clutch assembly for torque transmission in motor vehicle |
US07/553,416 US5070975A (en) | 1989-07-17 | 1990-07-17 | Viscous clutch assembly for torque transmission in motor vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1184098A JP2540947B2 (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | 動力伝達装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0351522A true JPH0351522A (ja) | 1991-03-05 |
JP2540947B2 JP2540947B2 (ja) | 1996-10-09 |
Family
ID=16147358
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1184098A Expired - Fee Related JP2540947B2 (ja) | 1989-07-17 | 1989-07-17 | 動力伝達装置 |
Country Status (4)
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---|---|
US (1) | US5070975A (ja) |
EP (1) | EP0412665B1 (ja) |
JP (1) | JP2540947B2 (ja) |
DE (1) | DE69003630T2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
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JP2578448Y2 (ja) * | 1992-03-13 | 1998-08-13 | 日産自動車株式会社 | ローディングカム装置 |
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DE4329248C1 (de) * | 1993-08-31 | 1995-03-09 | Gkn Viscodrive Gmbh | Ausgleichgetriebe |
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DE19505800C2 (de) * | 1995-02-21 | 1998-10-15 | Gkn Viscodrive Gmbh | Vorrichtung zur Steuerung einer Kupplung |
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-
1989
- 1989-07-17 JP JP1184098A patent/JP2540947B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1990
- 1990-07-16 DE DE90307760T patent/DE69003630T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1990-07-16 EP EP90307760A patent/EP0412665B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1990-07-17 US US07/553,416 patent/US5070975A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6227237U (ja) * | 1985-08-05 | 1987-02-19 | ||
JPS63166727U (ja) * | 1987-04-20 | 1988-10-31 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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US5070975A (en) | 1991-12-10 |
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