JP3574286B2 - 動力伝達装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同一軸線の周りに相対回転可能な回転部材間で駆動トルクを伝達する動力伝達装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、4輪駆動車の前後輪を駆動する種々の駆動形式が開発されているが、そのなかには後輪に駆動トルクを伝達するプロペラシャフトの途中にビスカスカップリングを介装し、前後輪間に回転数差が生じた場合に後輪側に駆動トルクを伝達するものがある。この駆動形式によれば、前後輪間に回転数差が生じるやいなや後輪に駆動トルクを伝達できるばかりでなく、タイトコーナブレーキング現象の発生を防止でき、さらにはABS作動時における前後輪間の回転干渉を防止できるなど、種々の優れた特徴を有している。
しかしながら、前記ビスカスカップリングは、高粘性流体中で相対回転する薄板間に生じる粘性抵抗を用いて駆動トルクを伝達するものであるため、図4に示したように伝達トルクには自ずと限界があり、大トルクの伝達には不向きである。
【0003】
そこで、相対回転可能な第1および第2の回転部材間に介装された摩擦クラッチと、これら第1および第2の回転部材間に画成されて高粘性流体が封入された圧力室と、該圧力室内で第1の回転部材と一体的に回転することにより第2の回転部材に対して相対回転可能な回転体と、これら回転体と第2の回転部材との間に生じる前記粘性流体の圧力によってピストンを押圧し、前記摩擦クラッチを密着させるピストン押圧手段とを備え、大トルクを伝達可能とした、所謂ビスコロックと呼ばれる新しい動力伝達装置が提案されている。このビスコロックの構成と作動原理については、SAEテクニカルペーパ第960718号や特開平7−197954号公報等に詳説されているので、ここでは詳細な説明の重複を避けるが、このビスコロックを用いた動力伝達装置の概略について以下に図3を用いて説明する。
【0004】
図3に示した動力伝達装置1は、回転軸線Cの周りに相対回転する第1および第2の回転部材2,3と、これら第1及び第2の回転部材2,3間に介装された摩擦クラッチである多板クラッチ4と、この多板クラッチ4を押圧して密着させるピストン5と、このピストン5を押圧するピストン押圧手段6とを備えている。
【0005】
前記ピストン押圧手段6は、第2の回転部材3と一体に回転する回転ケース7と、この回転ケース7に対して軸線C周りに所定の角度範囲で相対揺動可能とされたポンプディスク8と、第1の回転部材2と一体に回転するフィードディスク9とを有している。そして、これらの部材によって形成された圧力室10内には、シリコンオイル等の高粘性流体が封入されている。また、回転ケース7のポンプディスク8の反対側には、皿ばね11によって付勢された補償ピストン12が嵌装され、圧力室10内のシリコンオイルの容量変化を補償している。またピストン5は、皿ばね13によって第2の回転部材3に対して多板クラッチ4から離間する方向に付勢されている。
【0006】
第1および第2の回転部材2,3が相対回転すると、ポンプディスク8に対してフィードディスク9が圧力室10内で相対回転する。すると、圧力室10内に封入されたシリコンオイルの一部がフィードディスク9と一緒に連れ回りし、フィードディスク8とポンプディスク9との間に送り込まれるので、フィードディスク8とポンプディスク9との間の圧力が上昇する。これにより、ピストン5が多板クラッチ4を押圧するので、多板クラッチ4を構成する各プレートが密着し、第1及び第2の回転部材2,3の間で駆動トルクが伝達される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した動力伝達装置1は、第1および第2の回転部材2,3間に相対回転が生じてからピストン押圧手段6の圧力発生及び多板クラッチ4のトルク発生への接続時間がかかる為、図5に示したように相対回転数の低い領域では伝達トルクが生じるまでの応答性が良くない。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、応答性に優れ、かつ高い伝達トルクを発生することができる良好な動力伝達装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、同一軸線の周りに相対回転可能な第1および第2の回転部材と、
これら第1および第2の回転部材間に介装された摩擦クラッチと、
前記第1および第2の回転部材間に画成されて高粘性流体が封入された圧力室と、
前記圧力室内で第1の回転部材と一体的に回転することにより第2の回転部材に対して相対回転可能な回転体と、
これら回転体と第2の回転部材との間に生じる前記高粘性流体の圧力によってピストンを押圧し、前記摩擦クラッチを密着させるピストン押圧手段と、
前記ピストン押圧手段を挟んで前記摩擦クラッチと並列に配設されたビスカスカップリングとを備え、
前記ビスカスカップリングの作動室内に封入された高粘性流体の圧力を前記圧力室を介して前記ピストンに作用させることを特徴とする動力伝達装置により達成される。
【0009】
上記構成によれば、第1および第2の回転部材間の相対回転数が低い領域では、応答性に優れたビスカスカップリングによって駆動トルクを伝達し、相対回転数が高い領域では、ピストン押圧手段の圧力室内の圧力とビスカスカップリングの作動室内の圧力との両方がピストンに作用することにより、摩擦クラッチの密着度を高め、より一層大きな駆動トルクを伝達することができる。
又、ビスカスカップリングの内圧上昇に伴ってピストンに作用する圧力が高まり、摩擦クラッチの伝達トルクを大きくするのに反比例して第1および第2の回転部材間の相対回転数が低下するので、ビスカスカップリングはハンプ現象を発生することはなく、耐久性が向上する。
更に、摩擦クラッチとピストン押圧手段およびビスカスカップリングの特性を個別に設定することにより、本発明の動力伝達装置のトルク伝達特性を、簡単に任意の特性とすることができる。
【0010】
尚、前記ビスカスカップリングの作動室内に封入された高粘性流体の圧力が、圧力室との間に設けられた仕切り部材を介して該圧力室内の高粘性流体に作用するように構成することもできる。この場合、ピストン押圧手段のトルク伝達特性に影響を与えることなく、ビスカスカップリングの作動室内への高粘性流体の充填条件を適宜設定することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る一実施形態の動力伝達装置を、図1および図2を参照して詳細に説明する。ここで、図1は本発明に係る一実施形態の動力伝達装置を示した全体縦断面図で、図2は図1に示した動力伝達装置のトルク伝達特性を示した線図である。
【0012】
図1に示したように、本実施形態の動力伝達装置100は、駆動軸20によって回転軸線C回りに回転駆動される第1の回転部材30と、この第1の回転部材30に対して前記軸線C回りに相対回転可能な第2の回転部材40とを備えている。尚、前記第2の回転部材40は、図示しない被駆動部材に連結される。
また、これら第1および第2の回転部材30,40間には、摩擦クラッチである多板クラッチ50と、この多板クラッチ50を密着させるピストンを押圧可能なピストン押圧手段60と、前記ピストン押圧手段60を挟んで前記多板クラッチ50と並列に配置されたビスカスカップリング70とがそれぞれ介装されている。
【0013】
前記第1の回転部材30は、前記駆動軸20の雄スプライン部21と回転方向に係合し一体に回転するようにされている。
また、前記第2の回転部材40は、第1の回転部材30と相対回転可能に嵌合するとともに、駆動軸20の段部22,23にそれぞれ嵌装された軸受24,25によって、駆動軸20に対して相対回転可能に支持されている。
【0014】
前記多板クラッチ50は、第1の回転部材30の雄スプライン31と回転方向に係合する複数枚のインナプレート51と、これらのインナプレート51と交互に配置されると共に第2の回転部材40を構成する円筒部材42と回転方向に係合する複数枚のアウタプレート52と、これらのプレートと前記ピストン押圧手段60との間に介装された環状のスペーサ53とを有している。
そして、前記インナプレート51および前記アウタプレート52は、前記ピストン押圧手段60によって押圧されて密着し、第1および第2の回転部材30,40間で駆動トルクを伝達できるように構成されている。
【0015】
前記ピストン押圧手段60は、第2の回転部材40と一体に回転する環状の回転ケース61を有している。この回転ケース61の前記多板クラッチ50側の側面には、回転ケース61に対して所定の角度範囲で同軸に相対回転可能とされた環状のポンプディスク62と、第1の回転部材30の雄スプライン32と回転方向に係合して一体に回転する回転体である環状のフィードディスク63とが配置されている。
前記ポンプディスク62には、対向するフィードディスク63の側面と共に剪断通路を構成する周方向溝62aが形成されている。
【0016】
そして前記フィードディスク63の多板クラッチ50側には、ピストン64が回転軸線C方向に沿って変位可能に嵌装されている。なお、このピストン64は、皿ばね65によって第2の回転部材40に対して多板クラッチ50から離間する方向に常時付勢されている。
一方、前記回転ケース61、前記ポンプディスク62及びフィードディスク63によって形成されたピストン押圧手段60の圧力室66内には、高粘性流体としてのシリコンオイルが封入されている。そして、前記回転ケース61の前記ビスカスカップリング70側の側面に凹設された環状凹部61aには、補償ピストン67が回転軸線C方向に変位可能に嵌装され、圧力室66のビスカスカップリング70側の開口を閉塞している。
【0017】
前記ビスカスカップリング70は、第2の回転部材40と一体に回転する円筒状のハウジング71と第2の回転部材40を構成する図示右側の側壁43、および前記ピストン押圧手段60の回転ケース61と第1の回転部材30とにより環状に画成された作動室72を有している。この作動室72内には高粘性流体としてのシリコンオイルが密封されるとともに、第1の回転部材30の雄スプライン33と回転方向に係合する複数枚のインナプレート73と、これらのインナプレート73と交互に配置され、かつ前記ハウジング71と回転方向に係合する複数枚のアウタプレート74と、これらアウタプレート74をそれぞれ所定間隔に保持するスペーサリング75とが配置されている。
【0018】
次に、上述のように構成された本実施形態の動力伝達装置100の作動について説明する。
第1および第2の回転部材30,40が相対回転すると、ピストン押圧手段60のポンプディスク62とフィードディスク63とが相対回転する。しかしながら、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が低い領域では、圧力室66内のシリコンオイルがフィードディスク63と連れ回りし、ポンプディスク62とフィードディスク63との間の隙間に十分に送り込まれる状態には至らない。これにより、ピストン64を多板クラッチ50側に押圧する圧力の上昇は不十分で、ピストン64は皿ばね65によって多板クラッチ50から離間させられたままとなる。
したがって、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が低い領域では、多板クラッチ50のインナプレート51とアウタプレート52とは密着せず、多板クラッチ50によって駆動トルクを伝達することができない。
【0019】
しかしながら、第1および第2の回転部材30,40が相対回転すると、ビスカスカップリング70のインナプレート73とアウタプレート74も相対回転する。すると、作動室72内に封入されたシリコンオイルとインナプレート73およびアウタプレート74との間には粘性抵抗が生じるが、この粘性抵抗はインナプレート73とアウタプレート74との間の相対回転数が低い領域でも生じる。そこで、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が低い領域でも、ビスカスカップリング70は速やかに作動し、第1の回転部材30と第2の回転部材40との間で駆動トルクを応答良く伝達することができる。
【0020】
一方、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が高くなると、圧力室66内のシリコンオイルがフィードディスク63と連れ回りし、ポンプディスク62とフィードディスク63との間の隙間に送り込まれる。これにより、ポンプディスク62とフィードディスク63との間に存在するシリコンオイルの圧力は、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数に比例して上昇するので、ピストン64はフィードディスク63によって多板クラッチ50側に押圧される。
【0021】
そして、フィードディスク63による押圧力が皿ばね65の付勢力を上回ると、ピストン64は多板クラッチ50側に変位し、スペーサ53を介して多板クラッチ50を第2の回転部材40の図示左側の側壁41に押圧し、インナプレート51とアウタプレート52とを互いに密着させる。
従って、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が高い領域では、インナプレート51とアウタプレート52とが密着し、第1および第2の回転部材30,40間では多板クラッチ50を介して駆動トルクが伝達される。
【0022】
更に、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が高くなるにつれて、ビスカスカップリング70によって伝達可能な駆動トルクは頭打ち状態となるが、作動室72内の圧力は次第に高まる。すると、補償ピストン67が作動室72内の圧力により押圧されて圧力室66側に変位し、作動室72内の圧力が圧力室66に付加される。
これにより、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が高くなるにつれて、圧力室66内の圧力が高まるので、ピストン64を多板クラッチ50側に押圧する圧力は、ピストン押圧手段60が発生する圧力と、圧力室66に背圧として作用する作動室72の圧力とを足し合わせたものとなるから、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が高くなるにつれて、多板クラッチ50によって伝達可能な駆動トルクも大きくなる。
【0023】
すなわち、本実施形態の動力伝達装置100は、多板クラッチ50とビスカスカップリング70とを併用して第1および第2の回転部材30,40間で駆動トルクを伝達する構造とされている。そして、図2中に矢印Aで示した第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が低い領域では、ビスカスカップリング70によって高い応答性の下で駆動トルクを伝達することができる。また、図2中に矢印Bで示した第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が高い領域では、多板クラッチ50とビスカスカップリング70との両方によって、高い駆動トルクを伝達することができる。
【0024】
さらに、本実施形態の動力伝達装置100においては、ビスカスカップリング70の作動室72内の圧力を、補償ピストン67を介してピストン押圧手段60の圧力室66に付加する構造とされている。これにより、作動室72内の空気が圧力室66内へ混入することによってピストン押圧手段60のトルク伝達特性が影響を受けることはなく、ビスカスカップリング70の作動室72内への高粘性流体の充填条件を適宜設定することができる。尚、空気の混入によるトルク伝達特性の変化が許容できる場合には、前記補償ピストン67を省略して圧力室66と作動室72を直接連通しても良い。特に、作動室72内のシリコンオイルの充填率が略100%とされる場合には、前記補償ピストン67を省略できる。
【0025】
また、本実施形態の動力伝達装置100においては、作動室72内の圧力を圧力室66に付加する構造とされており、言い換えれば作動室72内の上昇圧力を圧力室66側に逃がす構造とされている。これにより、作動室72内の圧力が大きく上昇してインナプレート73とアウタプレート74とを接触させるハンプ現象の発生を防止できるから、ビスカスカップリング70を構成するインナプレート73およびアウタプレート74の接触摩耗を防止でき、ビスカスカップリング70の耐久性を向上させることができる。
【0026】
なお、本発明の動力伝達装置は、上述した実施形態によって限定されるものではなく、本発明の主旨に基づいて種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば上述した実施形態においては、第1の回転部材30から第2の回転部材40に駆動トルクを伝達する場合について説明したが、第2の回転部材40から第1の回転部材30に駆動トルクを伝達することもできる。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の動力伝達装置は、摩擦クラッチとビスカスカップリングとを併用して第1および第2の回転部材間で駆動トルクを伝達する構造としたので、第1および第2の回転部材間の相対回転数が低い領域では、ビスカスカップリングによって高い応答性の下で駆動トルクを伝達することができるとともに、第1および第2の回転部材間の相対回転数が高い領域では、ピストン押圧手段の圧力室内の圧力とビスカスカップリングの作動室内の圧力との両方がピストンに作用することにより、摩擦クラッチの密着度を高め、より一層大きな駆動トルクを伝達することができる。
【0028】
又、ビスカスカップリングの内圧上昇に伴ってピストンに作用する圧力が高まり、摩擦クラッチの伝達トルクを大きくするのに反比例して第1および第2の回転部材間の相対回転数が低下するので、ビスカスカップリングはハンプ現象を発生することはなく、耐久性が向上する。
更に、摩擦クラッチとピストン押圧手段およびビスカスカップリングの特性を個別に設定することにより、本発明の動力伝達装置のトルク伝達特性を、簡単に任意の特性とすることができる。
従って、応答性に優れ、かつ高い伝達トルクを発生することができる良好な動力伝達装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る動力伝達装置を示した全体縦断面図である。
【図2】図1に示した動力伝達装置のトルク伝達特性を示した線図である。
【図3】従来の動力伝達装置の全体縦断面図である。
【図4】ビスカスカップリングを用いた従来の動力伝達装置のトルク伝達特性を示した線図である。
【図5】図3に示した動力伝達装置のトルク伝達特性を示した線図である。
【符号の説明】
20 駆動軸
21 雄スプライン
30 第1の回転部材
31,32,33 雄スプライン
40 第2の回転部材
50 多板クラッチ
51 インナプレート
52 アウタプレート
53 スペーサ
60 ピストン押圧手段
61 回転ケース
62 ポンプディスク
63 フィードディスク
64 ピストン
66 圧力室
67 補償ピストン
70 ビスカスカップリング
71 ハウジング
72 作動室
73 インナプレート
74 アウタプレート
100 動力伝達装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、同一軸線の周りに相対回転可能な回転部材間で駆動トルクを伝達する動力伝達装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、4輪駆動車の前後輪を駆動する種々の駆動形式が開発されているが、そのなかには後輪に駆動トルクを伝達するプロペラシャフトの途中にビスカスカップリングを介装し、前後輪間に回転数差が生じた場合に後輪側に駆動トルクを伝達するものがある。この駆動形式によれば、前後輪間に回転数差が生じるやいなや後輪に駆動トルクを伝達できるばかりでなく、タイトコーナブレーキング現象の発生を防止でき、さらにはABS作動時における前後輪間の回転干渉を防止できるなど、種々の優れた特徴を有している。
しかしながら、前記ビスカスカップリングは、高粘性流体中で相対回転する薄板間に生じる粘性抵抗を用いて駆動トルクを伝達するものであるため、図4に示したように伝達トルクには自ずと限界があり、大トルクの伝達には不向きである。
【0003】
そこで、相対回転可能な第1および第2の回転部材間に介装された摩擦クラッチと、これら第1および第2の回転部材間に画成されて高粘性流体が封入された圧力室と、該圧力室内で第1の回転部材と一体的に回転することにより第2の回転部材に対して相対回転可能な回転体と、これら回転体と第2の回転部材との間に生じる前記粘性流体の圧力によってピストンを押圧し、前記摩擦クラッチを密着させるピストン押圧手段とを備え、大トルクを伝達可能とした、所謂ビスコロックと呼ばれる新しい動力伝達装置が提案されている。このビスコロックの構成と作動原理については、SAEテクニカルペーパ第960718号や特開平7−197954号公報等に詳説されているので、ここでは詳細な説明の重複を避けるが、このビスコロックを用いた動力伝達装置の概略について以下に図3を用いて説明する。
【0004】
図3に示した動力伝達装置1は、回転軸線Cの周りに相対回転する第1および第2の回転部材2,3と、これら第1及び第2の回転部材2,3間に介装された摩擦クラッチである多板クラッチ4と、この多板クラッチ4を押圧して密着させるピストン5と、このピストン5を押圧するピストン押圧手段6とを備えている。
【0005】
前記ピストン押圧手段6は、第2の回転部材3と一体に回転する回転ケース7と、この回転ケース7に対して軸線C周りに所定の角度範囲で相対揺動可能とされたポンプディスク8と、第1の回転部材2と一体に回転するフィードディスク9とを有している。そして、これらの部材によって形成された圧力室10内には、シリコンオイル等の高粘性流体が封入されている。また、回転ケース7のポンプディスク8の反対側には、皿ばね11によって付勢された補償ピストン12が嵌装され、圧力室10内のシリコンオイルの容量変化を補償している。またピストン5は、皿ばね13によって第2の回転部材3に対して多板クラッチ4から離間する方向に付勢されている。
【0006】
第1および第2の回転部材2,3が相対回転すると、ポンプディスク8に対してフィードディスク9が圧力室10内で相対回転する。すると、圧力室10内に封入されたシリコンオイルの一部がフィードディスク9と一緒に連れ回りし、フィードディスク8とポンプディスク9との間に送り込まれるので、フィードディスク8とポンプディスク9との間の圧力が上昇する。これにより、ピストン5が多板クラッチ4を押圧するので、多板クラッチ4を構成する各プレートが密着し、第1及び第2の回転部材2,3の間で駆動トルクが伝達される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した動力伝達装置1は、第1および第2の回転部材2,3間に相対回転が生じてからピストン押圧手段6の圧力発生及び多板クラッチ4のトルク発生への接続時間がかかる為、図5に示したように相対回転数の低い領域では伝達トルクが生じるまでの応答性が良くない。
従って、本発明の目的は上記課題を解消することに係り、応答性に優れ、かつ高い伝達トルクを発生することができる良好な動力伝達装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、同一軸線の周りに相対回転可能な第1および第2の回転部材と、
これら第1および第2の回転部材間に介装された摩擦クラッチと、
前記第1および第2の回転部材間に画成されて高粘性流体が封入された圧力室と、
前記圧力室内で第1の回転部材と一体的に回転することにより第2の回転部材に対して相対回転可能な回転体と、
これら回転体と第2の回転部材との間に生じる前記高粘性流体の圧力によってピストンを押圧し、前記摩擦クラッチを密着させるピストン押圧手段と、
前記ピストン押圧手段を挟んで前記摩擦クラッチと並列に配設されたビスカスカップリングとを備え、
前記ビスカスカップリングの作動室内に封入された高粘性流体の圧力を前記圧力室を介して前記ピストンに作用させることを特徴とする動力伝達装置により達成される。
【0009】
上記構成によれば、第1および第2の回転部材間の相対回転数が低い領域では、応答性に優れたビスカスカップリングによって駆動トルクを伝達し、相対回転数が高い領域では、ピストン押圧手段の圧力室内の圧力とビスカスカップリングの作動室内の圧力との両方がピストンに作用することにより、摩擦クラッチの密着度を高め、より一層大きな駆動トルクを伝達することができる。
又、ビスカスカップリングの内圧上昇に伴ってピストンに作用する圧力が高まり、摩擦クラッチの伝達トルクを大きくするのに反比例して第1および第2の回転部材間の相対回転数が低下するので、ビスカスカップリングはハンプ現象を発生することはなく、耐久性が向上する。
更に、摩擦クラッチとピストン押圧手段およびビスカスカップリングの特性を個別に設定することにより、本発明の動力伝達装置のトルク伝達特性を、簡単に任意の特性とすることができる。
【0010】
尚、前記ビスカスカップリングの作動室内に封入された高粘性流体の圧力が、圧力室との間に設けられた仕切り部材を介して該圧力室内の高粘性流体に作用するように構成することもできる。この場合、ピストン押圧手段のトルク伝達特性に影響を与えることなく、ビスカスカップリングの作動室内への高粘性流体の充填条件を適宜設定することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る一実施形態の動力伝達装置を、図1および図2を参照して詳細に説明する。ここで、図1は本発明に係る一実施形態の動力伝達装置を示した全体縦断面図で、図2は図1に示した動力伝達装置のトルク伝達特性を示した線図である。
【0012】
図1に示したように、本実施形態の動力伝達装置100は、駆動軸20によって回転軸線C回りに回転駆動される第1の回転部材30と、この第1の回転部材30に対して前記軸線C回りに相対回転可能な第2の回転部材40とを備えている。尚、前記第2の回転部材40は、図示しない被駆動部材に連結される。
また、これら第1および第2の回転部材30,40間には、摩擦クラッチである多板クラッチ50と、この多板クラッチ50を密着させるピストンを押圧可能なピストン押圧手段60と、前記ピストン押圧手段60を挟んで前記多板クラッチ50と並列に配置されたビスカスカップリング70とがそれぞれ介装されている。
【0013】
前記第1の回転部材30は、前記駆動軸20の雄スプライン部21と回転方向に係合し一体に回転するようにされている。
また、前記第2の回転部材40は、第1の回転部材30と相対回転可能に嵌合するとともに、駆動軸20の段部22,23にそれぞれ嵌装された軸受24,25によって、駆動軸20に対して相対回転可能に支持されている。
【0014】
前記多板クラッチ50は、第1の回転部材30の雄スプライン31と回転方向に係合する複数枚のインナプレート51と、これらのインナプレート51と交互に配置されると共に第2の回転部材40を構成する円筒部材42と回転方向に係合する複数枚のアウタプレート52と、これらのプレートと前記ピストン押圧手段60との間に介装された環状のスペーサ53とを有している。
そして、前記インナプレート51および前記アウタプレート52は、前記ピストン押圧手段60によって押圧されて密着し、第1および第2の回転部材30,40間で駆動トルクを伝達できるように構成されている。
【0015】
前記ピストン押圧手段60は、第2の回転部材40と一体に回転する環状の回転ケース61を有している。この回転ケース61の前記多板クラッチ50側の側面には、回転ケース61に対して所定の角度範囲で同軸に相対回転可能とされた環状のポンプディスク62と、第1の回転部材30の雄スプライン32と回転方向に係合して一体に回転する回転体である環状のフィードディスク63とが配置されている。
前記ポンプディスク62には、対向するフィードディスク63の側面と共に剪断通路を構成する周方向溝62aが形成されている。
【0016】
そして前記フィードディスク63の多板クラッチ50側には、ピストン64が回転軸線C方向に沿って変位可能に嵌装されている。なお、このピストン64は、皿ばね65によって第2の回転部材40に対して多板クラッチ50から離間する方向に常時付勢されている。
一方、前記回転ケース61、前記ポンプディスク62及びフィードディスク63によって形成されたピストン押圧手段60の圧力室66内には、高粘性流体としてのシリコンオイルが封入されている。そして、前記回転ケース61の前記ビスカスカップリング70側の側面に凹設された環状凹部61aには、補償ピストン67が回転軸線C方向に変位可能に嵌装され、圧力室66のビスカスカップリング70側の開口を閉塞している。
【0017】
前記ビスカスカップリング70は、第2の回転部材40と一体に回転する円筒状のハウジング71と第2の回転部材40を構成する図示右側の側壁43、および前記ピストン押圧手段60の回転ケース61と第1の回転部材30とにより環状に画成された作動室72を有している。この作動室72内には高粘性流体としてのシリコンオイルが密封されるとともに、第1の回転部材30の雄スプライン33と回転方向に係合する複数枚のインナプレート73と、これらのインナプレート73と交互に配置され、かつ前記ハウジング71と回転方向に係合する複数枚のアウタプレート74と、これらアウタプレート74をそれぞれ所定間隔に保持するスペーサリング75とが配置されている。
【0018】
次に、上述のように構成された本実施形態の動力伝達装置100の作動について説明する。
第1および第2の回転部材30,40が相対回転すると、ピストン押圧手段60のポンプディスク62とフィードディスク63とが相対回転する。しかしながら、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が低い領域では、圧力室66内のシリコンオイルがフィードディスク63と連れ回りし、ポンプディスク62とフィードディスク63との間の隙間に十分に送り込まれる状態には至らない。これにより、ピストン64を多板クラッチ50側に押圧する圧力の上昇は不十分で、ピストン64は皿ばね65によって多板クラッチ50から離間させられたままとなる。
したがって、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が低い領域では、多板クラッチ50のインナプレート51とアウタプレート52とは密着せず、多板クラッチ50によって駆動トルクを伝達することができない。
【0019】
しかしながら、第1および第2の回転部材30,40が相対回転すると、ビスカスカップリング70のインナプレート73とアウタプレート74も相対回転する。すると、作動室72内に封入されたシリコンオイルとインナプレート73およびアウタプレート74との間には粘性抵抗が生じるが、この粘性抵抗はインナプレート73とアウタプレート74との間の相対回転数が低い領域でも生じる。そこで、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が低い領域でも、ビスカスカップリング70は速やかに作動し、第1の回転部材30と第2の回転部材40との間で駆動トルクを応答良く伝達することができる。
【0020】
一方、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が高くなると、圧力室66内のシリコンオイルがフィードディスク63と連れ回りし、ポンプディスク62とフィードディスク63との間の隙間に送り込まれる。これにより、ポンプディスク62とフィードディスク63との間に存在するシリコンオイルの圧力は、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数に比例して上昇するので、ピストン64はフィードディスク63によって多板クラッチ50側に押圧される。
【0021】
そして、フィードディスク63による押圧力が皿ばね65の付勢力を上回ると、ピストン64は多板クラッチ50側に変位し、スペーサ53を介して多板クラッチ50を第2の回転部材40の図示左側の側壁41に押圧し、インナプレート51とアウタプレート52とを互いに密着させる。
従って、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が高い領域では、インナプレート51とアウタプレート52とが密着し、第1および第2の回転部材30,40間では多板クラッチ50を介して駆動トルクが伝達される。
【0022】
更に、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が高くなるにつれて、ビスカスカップリング70によって伝達可能な駆動トルクは頭打ち状態となるが、作動室72内の圧力は次第に高まる。すると、補償ピストン67が作動室72内の圧力により押圧されて圧力室66側に変位し、作動室72内の圧力が圧力室66に付加される。
これにより、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が高くなるにつれて、圧力室66内の圧力が高まるので、ピストン64を多板クラッチ50側に押圧する圧力は、ピストン押圧手段60が発生する圧力と、圧力室66に背圧として作用する作動室72の圧力とを足し合わせたものとなるから、第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が高くなるにつれて、多板クラッチ50によって伝達可能な駆動トルクも大きくなる。
【0023】
すなわち、本実施形態の動力伝達装置100は、多板クラッチ50とビスカスカップリング70とを併用して第1および第2の回転部材30,40間で駆動トルクを伝達する構造とされている。そして、図2中に矢印Aで示した第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が低い領域では、ビスカスカップリング70によって高い応答性の下で駆動トルクを伝達することができる。また、図2中に矢印Bで示した第1および第2の回転部材30,40間の相対回転数が高い領域では、多板クラッチ50とビスカスカップリング70との両方によって、高い駆動トルクを伝達することができる。
【0024】
さらに、本実施形態の動力伝達装置100においては、ビスカスカップリング70の作動室72内の圧力を、補償ピストン67を介してピストン押圧手段60の圧力室66に付加する構造とされている。これにより、作動室72内の空気が圧力室66内へ混入することによってピストン押圧手段60のトルク伝達特性が影響を受けることはなく、ビスカスカップリング70の作動室72内への高粘性流体の充填条件を適宜設定することができる。尚、空気の混入によるトルク伝達特性の変化が許容できる場合には、前記補償ピストン67を省略して圧力室66と作動室72を直接連通しても良い。特に、作動室72内のシリコンオイルの充填率が略100%とされる場合には、前記補償ピストン67を省略できる。
【0025】
また、本実施形態の動力伝達装置100においては、作動室72内の圧力を圧力室66に付加する構造とされており、言い換えれば作動室72内の上昇圧力を圧力室66側に逃がす構造とされている。これにより、作動室72内の圧力が大きく上昇してインナプレート73とアウタプレート74とを接触させるハンプ現象の発生を防止できるから、ビスカスカップリング70を構成するインナプレート73およびアウタプレート74の接触摩耗を防止でき、ビスカスカップリング70の耐久性を向上させることができる。
【0026】
なお、本発明の動力伝達装置は、上述した実施形態によって限定されるものではなく、本発明の主旨に基づいて種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば上述した実施形態においては、第1の回転部材30から第2の回転部材40に駆動トルクを伝達する場合について説明したが、第2の回転部材40から第1の回転部材30に駆動トルクを伝達することもできる。
【0027】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の動力伝達装置は、摩擦クラッチとビスカスカップリングとを併用して第1および第2の回転部材間で駆動トルクを伝達する構造としたので、第1および第2の回転部材間の相対回転数が低い領域では、ビスカスカップリングによって高い応答性の下で駆動トルクを伝達することができるとともに、第1および第2の回転部材間の相対回転数が高い領域では、ピストン押圧手段の圧力室内の圧力とビスカスカップリングの作動室内の圧力との両方がピストンに作用することにより、摩擦クラッチの密着度を高め、より一層大きな駆動トルクを伝達することができる。
【0028】
又、ビスカスカップリングの内圧上昇に伴ってピストンに作用する圧力が高まり、摩擦クラッチの伝達トルクを大きくするのに反比例して第1および第2の回転部材間の相対回転数が低下するので、ビスカスカップリングはハンプ現象を発生することはなく、耐久性が向上する。
更に、摩擦クラッチとピストン押圧手段およびビスカスカップリングの特性を個別に設定することにより、本発明の動力伝達装置のトルク伝達特性を、簡単に任意の特性とすることができる。
従って、応答性に優れ、かつ高い伝達トルクを発生することができる良好な動力伝達装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る動力伝達装置を示した全体縦断面図である。
【図2】図1に示した動力伝達装置のトルク伝達特性を示した線図である。
【図3】従来の動力伝達装置の全体縦断面図である。
【図4】ビスカスカップリングを用いた従来の動力伝達装置のトルク伝達特性を示した線図である。
【図5】図3に示した動力伝達装置のトルク伝達特性を示した線図である。
【符号の説明】
20 駆動軸
21 雄スプライン
30 第1の回転部材
31,32,33 雄スプライン
40 第2の回転部材
50 多板クラッチ
51 インナプレート
52 アウタプレート
53 スペーサ
60 ピストン押圧手段
61 回転ケース
62 ポンプディスク
63 フィードディスク
64 ピストン
66 圧力室
67 補償ピストン
70 ビスカスカップリング
71 ハウジング
72 作動室
73 インナプレート
74 アウタプレート
100 動力伝達装置
Claims (1)
- 同一軸線の周りに相対回転可能な第1および第2の回転部材と、
これら第1および第2の回転部材間に介装された摩擦クラッチと、
前記第1および第2の回転部材間に画成されて高粘性流体が封入された圧力室と、
前記圧力室内で第1の回転部材と一体的に回転することにより第2の回転部材に対して相対回転可能な回転体と、
これら回転体と第2の回転部材との間に生じる前記高粘性流体の圧力によってピストンを押圧し、前記摩擦クラッチを密着させるピストン押圧手段と、
前記ピストン押圧手段を挟んで前記摩擦クラッチと並列に配設されたビスカスカップリングとを備え、
前記ビスカスカップリングの作動室内に封入された高粘性流体の圧力を前記圧力室を介して前記ピストンに作用させることを特徴とする動力伝達装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP31089596A JP3574286B2 (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31089596A JP3574286B2 (ja) | 1996-11-21 | 1996-11-21 | 動力伝達装置 |
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| JPH10153225A JPH10153225A (ja) | 1998-06-09 |
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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- 1996-11-21 JP JP31089596A patent/JP3574286B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH10153225A (ja) | 1998-06-09 |
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