JPH0351392B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0351392B2
JPH0351392B2 JP57011305A JP1130582A JPH0351392B2 JP H0351392 B2 JPH0351392 B2 JP H0351392B2 JP 57011305 A JP57011305 A JP 57011305A JP 1130582 A JP1130582 A JP 1130582A JP H0351392 B2 JPH0351392 B2 JP H0351392B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oxygen
activated carbon
packaging
powder
iron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57011305A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58128145A (ja
Inventor
Toshio Komatsu
Yoshiaki Inoe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP1130582A priority Critical patent/JPS58128145A/ja
Publication of JPS58128145A publication Critical patent/JPS58128145A/ja
Publication of JPH0351392B2 publication Critical patent/JPH0351392B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は酸素吸収剤の包装方法に関する。更に
詳しくは鉄粉と電解質を含有し実質的に水分を含
有しない組成物(A)と粒度150メツシユ以上の活性
炭(B)とをあらかじめ混合することなく、別々に計
量し、通気性包材に(A)と(B)とを一緒に包装するこ
とを特徴とする酸素吸収剤の包装方法に関する発
明である。 近年、脱酸素剤を応用した食品の鮮度保持方法
が急速に広まりつゝある。 脱酸素剤としては種々のものが知られている
が、これらの中で鉄粉を主剤とした脱酸素剤は酸
素吸収能力および酸素吸収速度が共に大きく、安
全性も優れているので、最も実用性が高く、多量
に使用されている。 鉄粉を主剤とした脱酸素剤は通常は鉄粉の他
に、ハロゲン化物をはじめとする電解質、フイラ
ー、場合によつては水等を混合してなるものであ
るが、この場合、鉄が特有の臭気を発するので、
通常はこれに活性炭等の脱臭性吸収剤を混合して
用いている。しかし鉄系脱酸素剤に活性炭を含有
させるために混合する場合、微粉末の活性炭を用
いると混合時およびこれらの混合物を紙袋にパツ
クする際に、黒い粉塵が著しく発生するため、作
業環境が悪化すると共に、パツクした紙袋にも付
着する等の好ましくない影響があらわれる。この
様な影響を防ぐために、粗粒状または顆粒状の活
性炭を用いることが行なわれるが、この場合は他
の組成物との均一混合が難しく、活性炭と他の組
成物とが分級するために混合に続く、紙袋へのパ
ツキングにおいて活性炭が脱酸素剤中に均一に分
布することが必ずしもうまく行なわれないので、
鉄による異臭を完全に除去することが出来ない製
品が得られる場合があつた。 本発明者等は以上の様な欠点を有しない脱酸素
剤について鋭意研究を行なつた結果、脱酸素剤に
含まれれる各成分のうち、活性炭(B)を除く他の成
分(A)と活性炭(B)とを包装前にあらかじめ混合する
ことなく、包装時において、(A)または(B)のいずれ
かを先に充填すれば活性炭による粉塵の発生もな
く、また分級もおこらないので、好適な脱酸素剤
を得ることが出来ることを見出して本発明を完成
するに至つた。 本発明において、鉄粉としては還元鉄粉、電解
鉄粉、噴霧鉄粉、切削くずなどの種々のものが使
用できるが、酸素との接触を良好とするために表
面積比をできるだけ大きくすることが好ましい。
たとえば、粉末では10メツシユ以下、とくに50メ
ツシユ以下の粒子として用いるのが適当である。 本発明において、電解質としては例えばハロゲ
ン化金属が使用されるが、ハロゲン化金属におけ
る金属成分としてはアルカリ金属、アルカリ土類
金属、銅、亜鉛、アルミニウム、スズ、マンガ
ン、鉄、コバルトおよびニツケルからなる群から
選ばれる少なくとも一種の金属があげられるが、
水素の発生を考慮すればアルカリ金属、アルカリ
土類金属が好ましく、リチウム、ナトリウム、カ
リウム、マグネシウム、カルシウム、バリウムが
好ましい。また、ハロゲン化金属におけるハロゲ
ン成分としては塩素、臭素、ヨウ素があげられ
る。これらは単独または二種以上の混合で用い
る。ハロゲン化金属の鉄との混合方法には、単な
る添加混合や、ハロゲン化金属水溶液と鉄を混合
し、次いで乾燥することによりハロゲン化金属で
鉄表面を被覆する方法などがある。ハロゲン化金
属の単なる混合では鉄100部あたりハロゲン化金
属0.1部以上、好ましくは1.0部以上が適当であ
る。ハロゲン化金属を多量に用いすぎることは単
位重量あたりの酸素吸収量を減少させるので好ま
しくない。ハロゲン化金属水溶液と混合し、次い
で空気中などで乾燥し、ハロゲン化金属で鉄を被
覆する場合の使用量は鉄100部あたり、ハロゲン
化金属0.001〜10部、好ましくは0.01〜3部であ
る。いずれの添加方法の場合も、下限未満では酸
素吸収能力が低下する。 本発明の酸素吸収剤による酸素吸収は鉄の水酸
化物生成反応を利用したものであり、酸素吸収剤
が使用される系内に水蒸気が存在することが必須
である。ここで、食品が水分を含んでおり密閉系
内に水蒸気を発生するものであれば、鉄粉とハロ
ゲン化金属塩の二成分を適用する事によつて、十
分酸素吸収剤として役割をはたす。 また、本発明においては組成物(A)には通常フイ
ラーを含有させるが、この場合のフイラーとして
は、活性アルミナ、活性白土、ケイソウ土、パー
ライト、セルロース、ゼオライト、微粉シリカゲ
ル、アルカリ土類金属の硫酸塩、カオリン、窒化
ケイ素、コロイダルシリカ、タルク、ベントナイ
ト、シリカアルミナゲル、無水シリカ、ケイ酸カ
ルシウム、水酸化マグネシウム、酸化マグネシウ
ム、水酸化アルミニウム、酸化鉄などの有機もし
くは無機の水難溶性フイラーがあげられる。 これらのフイラーの粒度は混合物を均一化する
為通常200メツシユ以下のものが用いられる。 活性炭としては粒状のものを用いるが、破砕炭
造粒炭いずれでもよく、150メツシユ以上、好ま
しくは100メツシユ以上の粒度のものが好適に用
いられる。 活性炭の使用量は鉄粉100部に対して0.1部〜10
部が好ましくは、更に好ましくは0.3部〜5部で
ある。 実施例 実施例 1 鉄粉100Kgに20%食塩水5Kgと200メツシユ以下
のタルク5Kgを大気下で混合し、乾燥して、実質
的に水分のない粉体(A)を得た。 2種混合自動充填機にてA4gと50メツシユの
粒状活性炭(B)0.02gを各々計量し、5cm×5cmの
有孔ポリエチレンフイルムをラミネートした紙袋
に二段に充填し、(こゝでいう二段充填とはAと
Bとを包装前にあらかじめ接触させることなく、
一つの通気性包材に(A)または(B)を入れ、次に(B)ま
たは(A)を入れて一緒に包装することをいう)脱酸
素剤を得た。充填中の粉塵は認められず、好適に
包装する事が出来た。 得られた脱酸素剤を空気500mlの密閉系内で、
RH100%25℃下で放置したところ、2日後には
系内酸素濃度は0.0%となり、系内の臭気も認め
られなかつた。 又、上記充填包装して得られた脱酸素剤10個中
の活性炭含有量を分析したところ、0.016g〜
0.023gの範囲内であつた。 実施例 2 鉄粉100Kgに20%塩化カルシウム水溶液5Kgと
200メツシユ以下のタルク5Kgとを大気下で混合
し、乾燥して、実質的に水分のない粉体Aを得
た。 自動充填包装機により、(A)7gと50メツシユの
粒状活性炭(B)0.03gを各々計量し、7cm×7cmの
坪量40g/m2の純白紙と厚さ30μの有孔ポリエチ
レンフイルムをラミネートした通気性袋内に一緒
に充填して酸素吸収剤を得た。 酸素吸収剤の充填中の粉塵発生状況および酸素
吸収剤包装体のシール部への粉末活性炭の噛み込
み状況を観察し、また、包装後の酸素吸収剤10個
の組成物中の活性炭含有量を分析すると共に、酸
素吸収剤を空気1000mlの密閉系内、RH100%、
25℃下で放置した。放置2日後、系内酸素濃度の
測定と密閉系の臭気の有無を確認を行つた。その
結果を実施例2として第1表に示した。 比較例 1 実施例2と同様にして得た粉体(A)70Kgと、200
メツシユ以下の粉末活性炭0.3Kgを予め混合して
粉体(C)を得た。 この粉体(C)を自動充填包装機により実施例2と
同様の通気性袋にその7gを充填して酸素吸収剤
を得た。 この酸素吸収剤について実施例2と同様の観
察、分析、測定および確認を行つた。その結果を
比較例1として第1表に示した。 比較例 2 実施例2と同様にして得た粉体(A)70Kgと、50メ
ツシユの粉末活性炭0.3Kgを予め混合して粉体(D)
を得た。 この粉体(D)を自動充填包装機により実施例2と
同様の通気性袋にその7gを充填して酸素吸収剤
を得た。 この酸素吸収剤について実施例2と同様の観
察、分析、測定および確認を行つた。その結果を
比較例2として第1表に示した。 以上の結果より、実施例2によれば粉塵、粉噛
み、臭気、活性炭充填量のバラツキ等問題なかつ
たのに対して、粉末活性炭を使用した比較例1で
は粉塵、粉噛みが多く、実用上問題があり、ま
た、粒状活性炭を予め混合した比較例2では、活
性炭の分級により充填量のバラツキが大きく実用
的でなかつた。 【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鉄粉と電解質を含有し実質的に水分を含有し
    ない組成物(A)と粒度150メツシユ以上の活性炭(B)
    とをあらかじめ混合することなく、別々に計量
    し、通気性包材に(A)と(B)とを一緒に包装すること
    を特徴とする酸素吸収剤の包装方法。
JP1130582A 1982-01-27 1982-01-27 酸素吸収剤 Granted JPS58128145A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1130582A JPS58128145A (ja) 1982-01-27 1982-01-27 酸素吸収剤

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1130582A JPS58128145A (ja) 1982-01-27 1982-01-27 酸素吸収剤

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58128145A JPS58128145A (ja) 1983-07-30
JPH0351392B2 true JPH0351392B2 (ja) 1991-08-06

Family

ID=11774288

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1130582A Granted JPS58128145A (ja) 1982-01-27 1982-01-27 酸素吸収剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58128145A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69203838T2 (de) * 1991-11-13 1996-02-08 Mitsubishi Gas Chemical Co Sauerstoff-Absorber und Verfahren zu dessen Herstellung.
JP3372310B2 (ja) * 1993-09-01 2003-02-04 株式会社常盤産業 酸素吸収剤
JP2008221983A (ja) * 2007-03-12 2008-09-25 Lecip Corp 車両用照明器具
WO2023022220A1 (ja) * 2021-08-20 2023-02-23 三菱瓦斯化学株式会社 青果物包装体及び青果物の鮮度保持方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5522318A (en) * 1978-08-04 1980-02-18 Mitsubishi Gas Chem Co Inc Oxygen absorber
JPS5581742A (en) * 1978-12-15 1980-06-20 Teijin Ltd Preserving method of oxygen trapping composition

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5522318A (en) * 1978-08-04 1980-02-18 Mitsubishi Gas Chem Co Inc Oxygen absorber
JPS5581742A (en) * 1978-12-15 1980-06-20 Teijin Ltd Preserving method of oxygen trapping composition

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58128145A (ja) 1983-07-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3171259B2 (ja) 酸素吸収剤
KR960014899B1 (ko) 산소 흡수제
WO2007055003A1 (ja) 耐湿性脱酸素剤
JPH09504988A (ja) 酸素吸収剤
FI79502C (fi) Foerfarande foer foerpackning av kaffe genom att anvaenda ett koldioxid sorberande medel.
WO2004033088A1 (ja) 脱酸素剤組成物
JPS6028820A (ja) 脱酸素剤
JPH0351392B2 (ja)
JP4736928B2 (ja) 酸素吸収性組成物
JP4453797B2 (ja) 脱酸素剤組成物
MX2012014444A (es) Chabazita y clinoptilolita en absorbedores de oxígeno.
JP3204273B2 (ja) 酸素吸収剤
JP3741181B2 (ja) 酸素吸収剤及びこれを用いた嫌気性菌の培養方法
JPS6218217B2 (ja)
WO2008008715A1 (en) Oxygen scavenger compositions
JP2658640B2 (ja) 脱酸素剤
JPS626846B2 (ja)
JPH11207177A (ja) 脱酸素剤
JP2003340274A (ja) 改良された脱酸素剤組成物
JPH0443694B2 (ja)
WO1982000599A1 (en) Disoxidant and process for preparing same
JPS61234930A (ja) 脱臭剤組成物
JPS6324738B2 (ja)
JPS59213440A (ja) タブレット状脱酸素剤の製法
JPH0375217B2 (ja)