JPH0349815Y2 - - Google Patents

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JPH0349815Y2
JPH0349815Y2 JP189887U JP189887U JPH0349815Y2 JP H0349815 Y2 JPH0349815 Y2 JP H0349815Y2 JP 189887 U JP189887 U JP 189887U JP 189887 U JP189887 U JP 189887U JP H0349815 Y2 JPH0349815 Y2 JP H0349815Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、逆T字型に配設した下板部材と縦板
部材とをすみ肉溶接する場合に用いられる溶接用
小型自走台車に関する。
(従来の技術およびその問題点) この種の従来溶接用小型自走台車には、倣いロ
ーラの倣い面の違いにより2タイプがある。
その1は、第2図aに示すように、下板部材1
の上面に配された縦板部材2の一方側面に駆動ロ
ーラ3′を、他方側面に押圧ローラ4′を当接さ
せ、下板部材1の縦板部材2を挟む両側の表面に
倣いローラ5′,5′を当接させるようにした、駆
動ローラ3′の走行面と倣いローラ5′の走行面と
を異なる部材とするタイプである。当該タイプで
は、第2図bに示すように、下板部材1に対する
縦板部材2の取付け角度……倒れ角度が溶接線方
向で変化する場合、AおよびBとして表される如
く、左右のトーチT,Tそれぞれの狙い位置に大
きなずれが生じてしまい、常に作業者が狙い修正
を行う必要があり、無監視で溶接を行うことは極
めて困難で、非能率的であつた。
その2は、第3図aに示すように、下板部材1
の上面に配された縦板部材2の一方側面に駆動ロ
ーラ3′を、他方側面に押圧ローラ4′を当接さ
せ、縦板部材2の天端面に倣いローラ5′を当接
させるようにした、駆動ローラ3′の走行面と倣
いローラ5′の走行面とを同一部材とするタイプ
である。当該タイプでは、第3図bに示すよう
に、縦板部材2の倒れ角度変化に対しては有利で
あるものの、縦板部材2に高さ変化がある場合
や、縦板部材2に3次元的な歪がある場合には、
AおよびBとして表される如く、左右のトーチ
T,Tそれぞれの狙い位置にずれが生じ、すみ肉
部に追従させるのは困難であつた。
(考案の目的) 本考案は、逆T字型に配設された下板部材と縦
板部材とをすみ肉溶接する場合の、従来溶接用小
型自走台車に存する上述の問題点を解消するため
になされたもので、簡易な構造により縦板部材の
倒れ角度、高さ変化および3次元的な歪に対して
トーチを追従させて狙いずれを極力少なくするこ
とが可能で、無監視稼働を実行し得る溶接用小型
自走台車を提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案は上記目的を達成するため、下板部材に
直立する縦板部材の片側面を駆動走行し、走行方
向の前後に設けた同長な一対の支持部材先端に上
記縦板部材の天端面に転同する一対の倣いローラ
の軸支持位置と異なる位置で回転可能に枢支した
ボギーを設けた台車に、下板部材に対して垂直す
るよう回動可能で、上記下板部材に対して上下移
動可能としたスライド部材の下端とその上端の所
定位置に上記縦板部材をまたいで上記台車の反対
側に達し、回動自在でかつその先端を上記台車方
向へ押圧可能に装着したL字型アームの先端とに
上記下板、縦板両部材の部材面に倣いローラを押
圧するスライド機構を介して溶接トーチを配設し
たものである。
(考案の作用) 本考案は、進行方向に所定角度下方傾斜する台
車にスライド部材を上記傾斜に対応して下板部材
に垂直維持可能に取りつけるとともに、当該スラ
イド部材の上端に縦板部材をまたいで台車の反対
側に達するアームを取りつけ、かつスライド部材
の下端およびアームの下端それぞれに装着したス
ライド機構を介して溶接トーチを配設しているの
で、台車が縦板部材の上部を天端面倣いローラに
より粗倣い走行するのに加えて、スライド機構が
溶接アーク点近傍の下板部材表面、または当該下
板部材表面および縦板部材側面を倣い走行し得る
こととなり、当該スライド機構の先端に配設した
トーチの狙い位置を、縦板部材の倒れ角度変化、
高さ変化および3次元的な歪に追従させる作用が
ある。
(実施例) 本考案を第1図a〜cに示す一実施例に従つて
以下に詳述する。
図において、1は下板部材、2は下板部材1の
上面に配された縦板部材、30は実施例溶接用小
型自走台車の本体(以下単に台車という)であ
り、4は例えばトグル機構41等押圧機構を介し
て上記台車30と接続する取りつけ部材42の先
端に装着した押圧ローラである。
上記台車30は例えば磁石車輪としたマグネツ
ト駆動ローラ3、ワイヤ送給装置31,32、操
作箱33等を備えている。当該台車30は、その
前後に固着した支持部材51の先端に枢支された
ボギー52に軸支され、縦板部材2の天端面を倣
い面とするそれぞれ1個以上の倣いローラ5を備
えている。而して、当該台車30は本出願人の出
願に係り、実開昭61−63368号として開示される
先行技術の倣い角度切換方式に則り、倣いローラ
5を軸支するボギー52の倣いローラ5の軸支位
置と台車30にその走行方向の前後に設けた同長
な一対の支持部材51先端でボギー52を枢支す
る枢支点53a,53bの位置がその支持部材5
1の指向方向で異なつているので、ボギー52を
180°回転させれば、台車30に対する支持部材5
1のそれぞれの長さが異なり、台車30が矢印進
行方向へ向かつて所定角度下方傾斜する構成とさ
れている。
この台車30の所定角度下方への傾斜により、
縦板部材2側面を駆動走行する台車30が、常
に、縦板部材2天端から一定距離を走行すること
ができる。換言すれば、縦板部材2の天端と常に
平行に走行することが可能になる。即ち、台車3
0は前進時と後退時とで角度を変える。
上記台車30の外表面所定位置には、コ字状を
呈するスライドブロツク6が開口を外方に向けて
配置され、また当該スライドブロツク6の開口に
は長尺のスライド部材7が挿通されている。当該
スライド部材7はスライドブロツク6を介してピ
ンPを中心に台車30に対して回動自在に取りつ
けられている。スライドブロツク6の両袖部61
a,61bの内側とスライド部材7の両側端面と
は摺動可能に凹凸関係に設定され、かつスライド
部材7の一方側端面に形成されているラツク71
はスライドブロツク6の袖部61bの内側に位置
する図視されないピニオンと噛合つており、当該
ピニオンの固定軸に枢着されたハンドル62を回
動させるとスライド部材7を上下に移動可能であ
る。而して、上記ピンPを回転中心とするスライ
ドブロツク6、スライド部材7の台車30に対す
る回動範囲は第1図cに2θとして示す範囲であつ
て、ピンPからの垂線Peを対称に前述台車30
の矢印進行方向へ向かう下方傾斜……図には下板
部材1に対して線Lで示す……の傾斜角度θの2
倍とされる。即ち、台車30の当該回動範囲に対
応する一方の回動限界は、台車30側に配置され
てレバー631により操作される位置決めピン6
3が当該時点で挿入されているスライドブロツク
6上の位置a、他方の回動限界は破線で示すスラ
イドブロツク6上の位置bそれぞれに孔設された
挿入孔がこれに該当する。
従つて、台車30の角度変更に対応して、レバ
ー631をリセツト状態に維持のうえ、ハンドル
62を回動させ、スライドブロツク6のラツク送
りに伴つてスライド部材7をピンPを回転中心と
して回動せしめ、スライドブロツク6上の一方ま
たは他方の回動限界位置aまたはbにある挿入孔
と位置決めピン63とが合致したら、レバー63
1を操作して位置決めピン63を挿入孔に挿入・
セツトすれば、台車30が何れかの方向に傾斜し
ていても、スライドブロツク6を傾斜に対応する
それぞれの回動限界で固定するとともに、スライ
ド部材7を下板部材1に対して垂直維持状態で台
車30に固定可能である。
スライド部材7の下方へ伸延した端部には、当
該スライド部材7に直角、かつ台車30の前後方
向に添う如く、バー72が固着されており、当該
バー72の図視右端部に8として示すスライド機
構が装着されている。またスライド部材7の上方
端部には、取りつけ部材91が固着され、当該取
りつけ部材91とピン92結合するL字型のアー
ム9が縦板部材2をまたいで屈折・下垂してお
り、その下端にはスライド機構8が装着されてい
る。
而して、アーム9はピン92によりスライド部材
7に対して回動自在であるとともに、93として
示すばね機構により、先端部を台車30方向へ近
接せしめる如き押圧力が働くように設定してあ
る。
上記スライド機構8それぞれは、本実施例では
811として示す、例えばばねを組み込んだ、倣
いローラを具えた左右倣いスライダ81と、82
1として示す、例えば重力で下垂可能またはばね
を組み込んだ、倣いローラを具えた上下倣いスラ
イダ82とから構成されており、当該スライド機
構8それぞれの先端側に位置する上下倣いスライ
ダ82にトーチホルダThを介してトーチTが取
りつけられる。
本考案は以上の構成からなるので、スライド部
材7およびアーム9の下垂長さ等の緒元を所定の
如く設定すれば、駆動ローラ3はトグル機構41
により台車30方向へ押圧される押圧ローラ4と
協同して縦板部材2の上部を両側から挟み込みつ
つ、天端面倣いローラ5に倣つて走行することが
可能であるとともに、走行時、傾斜状態にある台
車30に取りつけられているにも拘わらず、その
傾斜角度に対応して垂直を維持するスライド部材
7、当該スライド部材7に連結するアーム9それ
ぞれの下方端に配置されたスライド機構8におけ
る上下倣いスライダ82,82の倣いローラ82
1,821は下板部材表面のアーク点近傍を倣い
走行することが可能であり、さらに左右倣いスラ
イダ81,81の倣いローラ811,811は前
記ばね機構93の台車方向へ近接する如き押圧力
が負荷されているので、縦板部材2下部のアーク
点近傍両側面を押圧状態で挟み込みつつ倣い走行
することが可能である。
従つて、台車30が縦板部材2上部を天端面倣
い走行するのに加えて、縦板部材2の倒れ角度変
化には左右倣いスライダ81,81の倣いローラ
811,811が溶接線に接近する如く動作し、
また高さ変化には上下倣いスライダ82,82の
倣いローラ821,821が下板部材1表面に追
従し、さらに3次元的な歪には上下倣いローラ8
11,811と左右倣いローラ821,821と
がそれぞれ下板部材1表面および縦板部材2側面
に追従して倣い走行するので、各場合ともスライ
ド機構8を介して装着されているトーチT,Tの
狙い位置が補正されることとなる。
(他の実施例) 上記実施例では、スライド機構8として左右倣
いスライダ81,81と上下倣いスライダ82,
82とを併用した構成例を挙げて説明したが、3
次元的な歪がない場合には左右倣いスライダ8
1,81を省いた構成としてもよい。
上記実施例では、駆動ローラ3に磁石車輪のマ
グネツト駆動ローラを用いた例を挙げているが、
当該マグネツト駆動ローラは縦板部材2と接触駆
動するので好ましいとして例示したもので、押圧
ローラ4の押圧力との関係で駆動ローラ3が縦板
部材2と十分接触駆動可能であるならば、通常の
車輪の駆動ローラ3が使用される。
(考案の効果) 本考案の実施により、縦板部材の倒れ角度変
化、高さ変化および3次元的な歪があつてもトー
チの狙い位置が自動的に追従し、狙いずれを少な
くするするので、従来頻繁に行わざるを得なかつ
た狙い位置修正が不要となり、溶接を無監視で実
施可能として、奏する効果は甚大である。
【図面の簡単な説明】
第1図a〜cはそれぞれ本考案溶接用小型自走
台車の一実施例を示す正面図、右側面図および部
分拡大正面図、第2図aおよびbはそれぞれ従来
台車の基本構成およびその問題点を示す側面図、
第3図aおよびbはそれぞれ他の従来台車の基本
構成およびその問題点を示す側面図である。 図において、1は下板部材、2は縦板部材、3
0は台車、3は駆動ローラ、4は押圧ローラ、5
は天端面倣いローラ、7はスライド部材、8はス
ライド機構、Tは溶接トーチである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 下板部材に直立する縦板部材の片側面を駆動走
    行し、走行方向の前後に設けた同長な一対の支持
    部材先端に上記縦板部材の天端面に転同する一対
    の倣いローラの軸支持位置と異なる位置で回転可
    能に枢支したボギーを設けた台車に、下板部材に
    対して垂直するよう回動可能で、上記下板部材に
    対して上下移動可能としたスライド部材の下端と
    その上端の所定位置に上記縦板部材をまたいで上
    記台車の反対側に達し、回動自在でかつその先端
    を上記台車方向へ押圧可能に装着したL字型アー
    ムの先端とに上記下板、縦板両部材の部材面に倣
    いローラを押圧するスライド機構を介して溶接ト
    ーチを配設してなる溶接用小形自走台車。
JP189887U 1987-01-12 1987-01-12 Expired JPH0349815Y2 (ja)

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JPS63111273U JPS63111273U (ja) 1988-07-16
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