JP2553108Y2 - 断続式シャトルトランスファ - Google Patents

断続式シャトルトランスファ

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JP2553108Y2
JP2553108Y2 JP8961991U JP8961991U JP2553108Y2 JP 2553108 Y2 JP2553108 Y2 JP 2553108Y2 JP 8961991 U JP8961991 U JP 8961991U JP 8961991 U JP8961991 U JP 8961991U JP 2553108 Y2 JP2553108 Y2 JP 2553108Y2
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力 里石
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、生産ラインに配設さ
れて各工程を順次所定のタクトでワークを載置して移動
する台車を搬送するワーク搬送装置における断続式シャ
トルトランスファに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の生産ラインにおいて、ワ
ークWを移動して各工程において順次部品等を組み付け
るライン方式としては生産性向上によるタクトタイムア
ップおよび品質確保の点からコンベヤ方式から台車方式
に移行しつつある。この台車方式においては図9に示す
ようにフロアFより所定の高さ位置にレール1が敷設さ
れ、前後の工程の作業エリアA1,A2の間には作業員
の移動のため通路エリアF1を形成するため、レール1
がその通路エリアF1相当の長さに亘り切断されるとと
もに、この切断部分に継ぎレール2の一端が枢着3され
て、同継ぎレール2は図示はしないが例えばエアシリン
ダにより図示下方に回動可能に設けられている。また、
一方このレール1上を移動する台車4は所定の長さを有
し、この台車4間には継ぎレール2とほぼ同じ長さを有
する台車連結部材5が一方の台車4に枢着6され、同台
車連結部材5は図示はしないが例えばエアシリンダによ
り図示上方に回動可能にもうけられるている。
【0003】このように設けられたレール1は継ぎレー
ル2により接続されるとともに、各台車4は連結部材5
により接続されるとこれらの接続信号により台車4の始
端側に設けた台車移動用エアシリンダ7が伸長作動され
て、各台車4は次工程へ移送され、所定の停止位置に達
すると位置検知センサの信号により台車移動用エアシリ
ンダ7の作動が停止される。そして例えば台車移動用エ
アシリンダ7が短縮作動を完了するとこの完了信号によ
り継ぎレール2および連結部材5の各エアシリンダが作
動されて通路エリアF1を確保するように設けられてい
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の台車4によるワーク搬送装置では、 (1) 各工程台車4の連結を目的とした機構の駆動源(エ
ア)の供給装置が必要であること。 (2) 上記連結機構の動作の安全性、確実性を目的とした
信号伝達装置が必要であること。 (3) 台車4に単独の連結機構が必要であること。 (4) 台車連結機構に必要な配線、配管等が必要であるこ
と。 等の構成要素を必要とすることから、装置構造が複雑と
なり、コストアップとなる問題点があった。
【0005】本考案は、上記従来の問題点を解消すべく
なされたもので、ワーク搬送装置における、とくに継ぎ
レールと台車連結部材とを共通の駆動源で作動可能に設
けて各構成要素を必要最小要素に減縮して正確に可動し
得る断続式シャトルトランスファを提供することを目的
とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記技術課題
を解決するため、生産ライン内に工程の沿ってレールを
並設し、かつ該レールに複数の台車を設けて適宜手段に
より次工程へ移送可能に設けるとともに、前記台車の各
工程の停止位置において、該台車間に台車継ぎフレーム
並びに継ぎレールを設け、1基の駆動源により前記台車
継ぎフレームおよび継ぎレールを同時に回動可能に構成
した断続式シャトルトランスファに存する。
【0007】
【作用】上記構成としたことにより、継ぎレールを回動
操作することで台車継ぎフレームを一体的に回動して各
工程間に通路エリアを確保することができ、継ぎレール
を継ぎ合わせすることで同時に台車継ぎフレームにより
台車間を連結して一連に押送可能とする。
【0008】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面にしたがって
説明すると、図1は生産ラインに置ける例えば組み立て
工程の各作業エリヤを示すもので、準備工程A0 、第1
工程A1 、第2工程A2 、第3工程A3 と順次配設され
るとともに、各工程A0 ,A1 ,A2 ,A3 間には通路
エリヤF1 がそれぞれ形成されている。このように配設
された各工程間A0 ,A1 ,A2 ,A3 に亘り台車60
を搬送するレール11、12が各工程の所定の間隔で所
定の高さ位置に配設され、また、各工程A0,A1 ,A2
,A3 にはレール11,12の配設位置より若干低い
位置に治具定盤G0 ,G1 ,G2 ,G3 が配設され、こ
のレール11,12間には複数台の台車60が移動可能
に設けられている。
【0009】この左右のレール11,12は所定の厚さ
を有し、所定の幅を有する板状に形成され、この左右の
レール11,12は各工程間A0 ,A1 ,A2 ,A3 に
おいて通路エリヤF1 を形成するために所定の間隔で凹
凸形状に切断Cされてその切離した部分が継ぎレール1
3,14を構成し、他のレール11,12は各工程に定
置されて台車60の定置レールを構成している。また、
この継ぎレール13,14はシャトルトランスファ15
を構成するシャトルヒンジ機構16,36を介して同一
の水平方向(台車60の移動方向の右側方向)へ回動可
能に設けられている。
【0010】このシャトルヒンジ機構16は左側レール
11の継ぎレール13と前工程の定置レール11との間
に介装されるもので、ヒンジ部材17と作動シリンダ3
0とから構成され、このヒンジ部材17はレール11の
切断部Cの図示内側面に取付けられ、定置レール11の
凹状切断部C1側に取付けられるヒンジメール18と継
ぎレール13の凸状切断部C2側に取付けられるヒンジ
ヒメール22とからなるもので、ヒンジメール18は定
置レール11に取付けられる取付板19とこの取付板1
9に取付けられて通路エリヤF側にピン孔21を有する
ヒンジ受け部20が取付けられ、この取付板19はレー
ル11に取付けた場合に転動支持部材65,66の転動
子70がレール11の上下縁の側面に沿って転動可能な
範囲に取付けられている。
【0011】また、ヒンジヒメール22は継ぎレール1
3に取付板19と対応して取付けられる取付板23とこ
の取付板23の上下にはヒンジメール18のヒンジ受け
部20の上下側へ延出する対をなすヒンジアーム24と
からなり、この対をなすヒンジアーム24にはピン孔2
1と整合する孔25が貫設されてヒンジピン26により
枢着連繋されている。また、取付板23の取付けは定置
レール11側へ若干延出されて当接するように取付けら
れている。また、継ぎレール13の回動端側は凹状切断
部C3に形成されて、この凹状切断部C3の内側面には
次工程の定置レール11の凸状切断部C4と継ぎ合わせ
した際に同凸状切断部C4に当接する当接板27が止着
されている。
【0012】また、ヒンジヒメール22の下側のヒンジ
アーム24の所定位置には所定の長さを有する作動アー
ム28が垂設され、同アーム28の下端にはレール11
の下方外側へ向け、かつ台車60の移動方向に対し後退
角状に所定の角度で作動レバー29が取付けられ、同作
動レバー29の先端は作動シリンダ30に連繋されてい
る。
【0013】この作動シリンダ30は定置レール11に
取付けたヒンジメール18に隣接して取付けた取付部材
31に取付けられて下方へ垂設された支持部材32に取
付けられるもので、この支持部材32の下端側の上下に
は所定の間隔でレール11の下部側より外側へ水平状に
張出す支持片33a,33bが設けられ、この支持片3
3a,33bの端部寄りには支持ピン34を介して作動
シリンダ30のロッドカバー側が枢着され、同作動シリ
ンダ30のピストンロッド30aの先端にはジョイント
35が取付けられて同ジョイント35を介して作動レバ
ー29と枢着されている。
【0014】このように取付けられた作動シリンダ30
はその伸縮動作により支持ピン34を中心として左右に
水平状に回動可能に設けられ、ピストンロッド30aを
短縮した状態で各切断部C1,C2,C3,C4は継ぎ
合わせされて前後の定置レール11と継ぎレール13と
は同一面に接続され、伸長作動されると継ぎレール13
はヒンジ部材17のヒンジピン26を中心としてレール
11,12間側へ所定の角度回動するように設けられて
いる。
【0015】次に、レール12側に付設されるシャトル
ヒンジ機構36について説明する。このヒンジ機構36
はヒンジ機構16と同様に前工程の定置レール12と継
ぎレール14との間に介装されるもので、ヒンジ部材3
7と作動シリンダ50とから構成され、このヒンジ部材
37はレール12の切断部Cの図示内側面に取付けら
れ、このヒンジ部材37を取付ける凹凸状の切断部Cの
凹状および凸状形状は比較的長い範囲で形成され、同ヒ
ンジ部材37は定置レール12の凸状切断部C5側に取
付けられるヒンジメール38と継ぎレール14の凹状切
断部C6側に取付けられるヒンジヒメール42とからな
り、このヒンジメール38は定置レール12に取付けら
れた取付板39に取付けられる取付部38aとこの取付
部38aより延出されて先端にピン孔41を有するヒン
ジ受け部40が取付けられ、このヒンジ受け部40は凸
状切断部C5の切断幅より若干小さく形成されて、継ぎ
レール14の凹状切断部C6の上下の縁部の通過が可能
となるように設けられている。また、ヒンジ受け部40
の先端には内側(レール11,12間)へ突出するスト
ッパ凸部40aが形成されている。
【0016】また、ヒンジヒメール42は継ぎレール1
4の凹状切断部C6側に取付けられる取付板43とこの
取付板43の上下にはヒンジメール38のヒンジ受け部
40の上下側へ延出するヒンジアーム44とからなり、
この上下のヒンジアーム44にはヒンジ受け部40のピ
ン孔41と整合する孔45が貫設されてヒンジピン46
により枢着連繋されている。また、継ぎレール14の回
動端側は凹状切断部C7に形成されて、この凹状切断部
C7は次工程の定置レール12の凸状切断部C8と継ぎ
合わせした際に同凸状切断部C8に取付けた当接板47
に当接されて同一面となるように設けられている。
【0017】また、ヒンジヒメール42の下側のヒンジ
アーム44の所定位置には所定の長さを有する作動アー
ム48が垂設され、同アーム48の下端にはレール12
の下方外側へ向け、かつ台車60の移動方向に対し所定
の角度で作動レバー49が取付けられ、同作動レバー4
9の先端は作動シリンダ50に連繋されている。
【0018】この作動シリンダ50は定置レール12に
取付けたヒンジメール38のヒンジ受け部40の取付基
部に取付けられて下方へ垂設された支持部材51に取付
けられるもので、この支持部材51は支持部材32と同
様にその下端側の上下には所定の間隔でレール12の下
部側より外側へ水平状に張出す支持片52a,52bが
設けられ、この支持片52a,52bの端部寄りには支
持ピン53を介して作動シリンダ50のロッドカバー側
が枢着され、同作動シリンダ50のピストンロッド50
aの先端にはジョイント54が取付けられて同ジョイン
ト54を介して作動レバー49と枢着されている。な
お、ヒンジアーム44間には接続片54が取付けられ、
この接続片54のほぼ中央には継ぎレール14を継ぎ合
わせして際にヒンジ受け部40に形成したストッパ凸部
40aと当接する凸部54aが形成されている。
【0019】このように取付けられた作動シリンダ50
はその伸縮動作により支持ピン53を中心として左右に
水平状に回動可能に設けられ、ピストンロッド50aを
伸長した状態でストッパ凸部40a、凸部54aおよび
当接板47を介して各切断部C5,C6,C7,C8は
継ぎ合わせされて前後の定置レール12と継ぎレール1
4とは同一面に接続され、短縮作動されると継ぎレール
14はヒンジ部材37のヒンジピン46を中心としてレ
ール12の右側方へ所定の角度回動するとともに、同継
ぎレール14の凹状切断部C6の上下の縁部はレール1
1,12間側へ回動される。
【0020】このように配設されたシャトルヒンジ機構
16,36の作動シリンダ30,50は同調作動されて
通路エリアF1 を開閉するように設けられ、このヒンジ
機構16,36のヒンジピン26,46は若干変位した
位置に設けられている。また、各工程A0 ,A1 ,A2
,A3 における対設する定置レール11,12は連結
部材55,56を介して連結されるとともに、図示はし
ないが適宜昇降手段を介して所定の高さ範囲で停止中の
台車と共に昇降動可能に設けられて台車60上のワーク
を治具定盤Gに設定・離脱可能に設けられている。この
ように配設されたレール11,12上には各工程A0 ,
A1 ,A2 ,A3 に停止・移動可能に台車60が載置さ
れている。
【0021】この台車60は左右のレール11,12を
走行する基台車61,62と、この基台車61,62は
図示はしないが連結部材により連結されてワークを載置
して移動可能に設けられ、後位の台車60には前位の台
車60と連結、切離しする台車継ぎフレーム80,88
が付設されている。
【0022】この左右対をなす基台車61,62は継ぎ
レール13,14の関係でレール11側の基台車61の
長さは基台車62より若干短く形成され、両基台車6
1,62はほぼ同様に構成されている。
【0023】先ず、基台車61側について説明する。な
お、図面の都合上、基台車61の後部側は前位の基台車
61の後部で説明する。この基台車61は平板状の台車
フレーム63と同台車フレーム63の前後の上下に取付
けられる転動支持部材65,66とより構成されてい
る。この台車フレーム63はレール11より肉厚でレー
ル11の上下幅より若干小さい幅の平板状に形成されて
レール11の外側面に沿って移動されるもので、その前
部側の上下の所定の位置には対応して取付板64が取付
けられ、この取付板64を介して転動支持部材65,6
6が取付けられている。
【0024】この上下の転動支持部材65,66は対称
形状に形成されるもので、内側へ所定の幅で張出す幅広
部67と斜状に切り欠きされた取付部68が形成され、
この幅広部67のレール11の上下縁面と対設する面6
9は若干の隙間を有して設けられ、同面69にはレール
11の左右の側面を転動する転動子70,70が枢着さ
れている。また、幅広部67の端面側にはレール11と
平行状に支持片71が延出形成され、同支持片71には
レール11の上下の縁面を転動する転動子72が枢着さ
れている。また、台車フレーム63の後部側の上下の所
定の位置にも同様に転動支持部材65,66が取付けら
れ、この後部上部の転動支持部材65に近接する後部に
は連結部材75が取付けられ、この連結部材75は定置
レール11と継ぎレール13との凹凸継ぎ合わせ部C
3,C4の上方へ臨む支持片76が設けられ、同支持片
76の先端上面には連結用ローラ77が枢着されてい
る。
【0025】また、台車フレーム63の前部の上縁には
シャトルトランスファ15を構成する台車継ぎフレーム
80が取付けられている。この台車継ぎフレーム80は
前位の台車60の基台車61の後部に設けた連結部材7
5と連結可能な長さに形成され、その取付基部は台車フ
レーム63の上縁に取付けられた略コ字形状のブラケッ
ト81に軸ピン82を介して水平方向へ回動可能に枢着
され、その先端側下面には前位の台車60の基台車61
の後部に設けた連結部材75に設けた連結用ローラ77
と係合する係合凹部83が凹設されている。また、この
継ぎフレーム80の係合凹部83に近接した下面には倣
い部材84が取付けられ、この倣い部材84には継ぎレ
ール13の左右の側面を挾持状に、かつ転動可能に倣い
ローラ85,85が枢着されて、同倣いローラ85を介
して台車継ぎフレーム80は継ぎレール13と連繋され
ている。
【0026】また、右側のレール12を走行する基台車
62も基台車61と同様に構成されるもので、その台車
フレーム87の前後の上下にはそれぞれ転動支持部材6
5,66が取付けられ、後部の上縁には連結用ローラ7
7を有する連結部材75が取付けられ、また、前部の上
縁にはブラケット81を介して水平方向へ回動可能に先
端に連結部材75の連結用ローラ77と係合する係合凹
部89を有する台車継ぎフレーム88が設けられ、同継
ぎフレーム88には継ぎレール14と挾持状に転動する
倣いローラ85を有する倣い部材84が取付けられて同
台車継ぎフレーム88は継ぎリール14に連繋されてい
る。なお、この台車継ぎフレーム88は他方の台車継ぎ
フレーム80より若干長く形成されている。
【0027】上記のように構成されて左右のシャトルヒ
ンジ機構16,36により継ぎレール13,14が定置
レール11,12と継ぎ合わせ状態にあるとき、この継
ぎレール13,14と倣い部材84を介して連繋された
台車継ぎフレーム80,88はその先端側に形成した係
合凹部83,89が前部の台車60の左右の基台車6
1,62の後部に取付けた連結部材75の連結用ローラ
77に係合されて各工程A0,A1,A2,A3 に位置する各
台車60は連結されている。この連結状態で適宜押送手
段により各台車60は次工程へ押送され停止される。
【0028】この各台車60の停止信号に基づいて各工
程に設けられた左右のシャトルヒンジ機構16,36の
作動シリンダ30,50が同調作動されて、作動シリン
ダ30は伸長作動され、作動シリンダ50は短縮作動さ
れる。この両作動シリンダ30,50の作動により作動
レバー29,49および作動アーム28,48を介して
連結された継ぎレール13,14はヒンジピン26,4
6を中心として継ぎレール13はレール11,12間
へ、また、継ぎレール14はレール12の側方へ水平回
動されるとともに、これと倣い部材84を介して連繋さ
れた台車継ぎフレーム80,88はその係合凹部83,
89と連結用ローラ77との係合が解かれて軸ピン82
を中心として水平回動され、これにより各工程A0,A1,
A2,A3 間に通路エリアF1 が確保される。
【0029】そして各工程A0,A1,A2,A3 のタクトタ
イムアップに基づいて左右のシャトルヒンジ機構16,
36の作動シリンダ30,50が同調作動されて、各継
ぎレール13,14は前後工程の定置レール11,12
との各凹凸継ぎ合わせ部C1,C2 、C3,C4 、C5,C6
、C7,C8 が同位に継ぎ合わせされるとともに、各台
車継ぎフレーム80,88の係合凹部83,89は連結
部材75の連結用ローラ77に係合されて各台車60は
連結され、押送手段により一連に次工程へ押送される。
以下同様には停止位置でシャトルヒンジ機構16,36
の作動により通路エリヤF1 の確保と継ぎレール13,
14および台車継ぎフレーム80,88の継・断がなさ
れる。
【0030】上記のように構成された左右のシャトルヒ
ンジ機構16,36により継ぎレール13,14は倣い
部材84を介して台車継ぎフレーム80,88と一体的
に作動する構成としたものであり、この繋ぎレール1
3,14の水平方向の回動において、継ぎレール13と
台車継ぎフレーム80と継ぎレール14と台車継ぎフレ
ーム88とは回動軌跡が異なるもので、台車継ぎフレー
ム80,88は軸ピン82を中心として回動し、継ぎレ
ール13はヒンジピン26を中心として回動すると回動
半径方向へ移動する軌跡をとり、また、継ぎレール14
はヒンジピン46を中心として回動すると中心方向へ移
動する軌跡をとるものであるが、台車継ぎフレーム8
0,88はそれぞれ倣いローラ85を有する倣い部材8
4を介して連繋したので相互の軌跡の相違を倣いローラ
85により逃がすことができて、円滑に回動することが
できる。
【0031】したがって、本例によれば継ぎレール13
と台車継ぎフレーム80および継ぎレール14と台車継
ぎフレーム88とをそれぞれ共通の作動シリンダにより
作動するので、レール11,12と基台車61,62と
の間でインタロックが不要となり、とくに、走行移動す
る台車60に駆動源を装備しないので、各工程において
その配管、配線等が不要となり有人工程での作業者の安
全を向上し得るとともに、構造が極めて簡素でメインテ
ナンスも容易となる。
【0032】なお、上記実施例においては作動の異なる
シャトルヒンジ機構16,36を付設して例示したが、
これに限定するものではなく、例えば同一のシャトルヒ
ンジ機構を付設する構成であってもよい。また、上記実
施例においては台車60を台車継ぎフレーム80,88
により連結して一連に押送するように例示したものであ
るが、一般的には例えば治具定盤G下方にレール11,
12と平行にリターンレールを敷設し、工程A0,A4 の
定置レール11,12を台車60を載置した状態で適宜
昇降手段により昇降動可能に設けて定置レール11,1
2をリターンレールに接続して台車60をリターンする
ように構成されている。
【0033】
【考案の効果】本考案は、上記のように構成したことに
より、継ぎレールと台車継ぎフレームとをそれぞれ共通
の作動源により作動するので、レールと基台車との間で
インタロックが不要となり、とくに、走行移動する台車
に駆動源を装備しないので、各工程においてその配管、
配線等が不要となり有人工程での作業者の安全を向上し
得るとともに、構造が極めて簡素でメインテナンスも容
易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】生産工程の略体図である。
【図2】シャトルトランスファの一部平面図である。
【図3】図2における下側(左側)レールの右側拡大図
である。
【図4】同じく図2における下側(左側)レールの左側
拡大図である。
【図5】図2における下側(左側)レールの側面図であ
る。
【図6】図2における上側(右側)レールの右側拡大図
である。
【図7】同じく図2における上側(右側)レールの左側
拡大図である。
【図8】図2における上側(右側)レールの側面図であ
る。
【図9】従来のワーク搬送装置の略体図である。
【符号の説明】
11,12 レール 13,14 継ぎレール 60 台車 80,88 台車継ぎフレーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生産ライン内の工程に沿ってレールを並
    設し、かつ該レールに複数の台車を設けて適宜手段によ
    り次工程へ移送可能に設けるとともに、前記台車の各工
    程の停止位置において、該台車間に台車継ぎフレーム並
    びに継ぎレールを設け、1基の駆動源により前記台車継
    ぎフレームおよび継ぎレールを同時に回動可能に構成し
    た断続式シャトルトランスファ。
JP8961991U 1991-10-04 1991-10-04 断続式シャトルトランスファ Expired - Fee Related JP2553108Y2 (ja)

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