JP3069980B2 - 自動車のフード移載装置 - Google Patents

自動車のフード移載装置

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JP3069980B2
JP3069980B2 JP3339056A JP33905691A JP3069980B2 JP 3069980 B2 JP3069980 B2 JP 3069980B2 JP 3339056 A JP3339056 A JP 3339056A JP 33905691 A JP33905691 A JP 33905691A JP 3069980 B2 JP3069980 B2 JP 3069980B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体搬送ラインに沿っ
て移動する自動車の車体上面開口に、ボンネットやトラ
ンクリッド等のフードを移載するための自動車のフード
移載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車体上面開口にボンネッ
トやトランクリッド等のフードを自動的に移載する装置
として、特開平1−306376号公報に記載されたも
のが公知である。
【0003】上記公報に記載されたものは、自動車の車
体搬送ラインの上方に縦・横2方向に移動自在なロボッ
トを配設し、そのロボットに設けたハンガーにクランプ
したフードを、前記車体搬送ラインに停止させた自動車
の車体上面開口に組み付けるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来の自
動車のフード移載装置は、搬送ライン上に車体を一時停
止させた状態でフードの移載を行っているので、フード
移載作業のタイミングと前後の作業ステーションにおけ
る作業のタイミングとを一致させなければならず、その
ために車体搬送装置のセッティング変更や改造が必要に
なるだけでなく、生産ラインの稼動スピードにも影響が
及ぶという問題がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、車体搬送ラインに沿って車体を移動させながらフー
ドの組み付けを能率よく的確に行うことが可能な自動
車のフード移載装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、自動車の車体を車体搬送ラインに沿って
移動させながら、前記車体の上面開口にフードを移載す
る自動車のフード移載装置であって、前記車体搬送ライ
ンに対して直交する方向に延びる第1案内手段と、この
第1案内手段に沿って移動可能であって前記車体搬送ラ
インに対して平行に延びる第2案内手段と、この第2案
内手段に沿って移動可能な移載台車と、この移動台車に
昇降手段を介して昇降可能に支持される昇降枠と、この
昇降枠に自在継手を介して首振り自在に支持されて前記
フードをクランプ可能なクランプ手段と、そのクランプ
手段を前記自在継手回りに任意方向に強制揺動して、該
クランプ手段にクランプされる前記フードの姿勢を制御
し得る姿勢制御手段と、前記車体搬送ラインに沿う車体
の移動を検出する検出手段と、この検出手段の出力信号
に基づき前記移載台車を前記車体に同期して前記車体搬
送ラインに沿って移動させる制御手段とを備え、前記昇
降手段が、前記移動台車に各々の一端を間隔をおいて上
下揺動自在に枢支された一対の上部リンクと、その両上
部リンクの他端に各々の一端をそれぞれ上下揺動自在に
枢支され且つ前記昇降枠に各々の他端を間隔をおいて上
下揺動自在に枢支された一対の下部リンクと、前記一対
の上部リンクを相互に連動させて同調揺動させる連動機
構と、前記一対の上部リンクの相互間に介装されてその
各リンクを強制揺動させることで前記昇降枠を一定姿勢
で昇降駆動する伸縮シリンダとを有し、前記連動機構及
び伸縮シリンダが、前記上,下部リンクで囲まれた空間
内に位置することを第1の特徴とする。
【0007】また本発明は、前述の第1の特徴に加え
て、前記クランプ手段を前記昇降枠に前記車体搬送ライ
ンに沿ってスライド自在に支持させるスライド支持手段
と、前記クランプ手段の前記スライドを規制するロック
作動状態と同スライドを許容するロック解除状態とに選
択的に切換可能なロック手段とを備えたことを第2の特
徴とする
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0009】図1に示すように、車体搬送コンベアの台
車Dに搭載された自動車の車体Bは、車体搬送ラインL
に沿って矢印a方向(縦軸方向)に搬送される。車体搬
送ラインLの一側には、前記車体Bの開口部を覆うフー
ド、例えばエンジンルームを覆うボンネットW等を搬送
するフード搬送コンベアCが設けられる。フード搬送コ
ンベアCの下流端に設けたターンテーブルTと前記車体
搬送ラインLとの間には、前記フード搬送コンベアCか
ら受け取ったボンネットWを矢印b方向(横軸方向)に
搬送して車体Bに移載するフード移載装置が設けられ
る。
【0010】フード移載装置は、床面に立設した支柱1
の上端に前記横軸方向bに支持された一対の横軸ガイド
ビーム2を備える。一対の横軸ガイドビーム2の両端部
は2本の連結ビーム3を介して相互に接続され、その一
方の横軸ガイドビーム2が前記支柱1に固着される。各
横軸ガイドビーム2の上面に敷設した一対のガイドレー
ル4にはスライドガイド5を介して梯子状の縦軸ガイド
ビーム6が摺動自在に支持され、その縦軸ガイドビーム
6は横軸ガイドビーム2に案内されて一対の走行用モー
タ7で横軸方向に往復走行する。縦軸ガイドビーム6に
は、前記ターンテーブルT上のボンネットWをクランプ
して車体Bに移載する移載台車8が縦軸方向aに往復走
行自在に支持される。
【0011】次に、図2〜図9に基づいて移載台車8の
構造を詳述する。
【0012】図2に示すように、縦軸ガイドビーム6の
下面には一対のガイドレール9が敷設され、そのガイド
レール9に移載台車8の矩形状の移動枠10に設けたス
ライドガイド11が摺動自在に係合する。移動枠10に
ブラケット12(図5参照)を介して支持した走行用モ
ータ13によって回転するピニオン14は縦軸ガイドビ
ーム6に設けたラック15に噛合し、これにより移載台
車8は縦軸ガイドビーム6に沿って走行する。
【0013】図5を併せて参照すると明らかなように、
移動枠10の左右両側には支点ピン16を介して左右各
一対の上部リンク17の一端がそれぞれ枢支され、それ
ら上部リンク17の他端に支点ピン18を介して一端を
枢支された左右各一対の下部リンク19の他端は、矩形
状の昇降枠20の左右両側に支点ピン21を介して枢支
される。4本の上部リンク17の一端には、一対の第1
アーム22と一対の第2アーム23がそれぞれ対角位置
に配置されて固着される。前記ブラケット12に枢軸2
4を介して中間部を枢支された連動アーム25の両端
は、それぞれロッド26を介して前記第1アーム22に
連結され、これにより一対の上部リンク17は互いに
調するように連動して揺動する。また前記一対の第2ア
ーム23に尾端を枢支された一対の昇降用シリンダ27
の出力ロッド28は、前記一対の第1アーム22に枢支
される。従って、前記昇降用シリンダ27を収縮駆動す
ると、上部リンク17および下部リンク19よりなるパ
ンタグラフ状のリンク機構は図2の位置から図3の位置
へ展開し、昇降枠20は移動枠10から下方へ離間する
ように水平姿勢を保ったまま垂直に下降する。而して前
記枢軸24、連動アーム25及びロッド26は互いに協
働して本発明の連動機構を構成し、また前記昇降用シリ
ンダ27は本発明の伸縮シリンダを構成する。そして、
これら連動機構及びシリンダは、上,下部リンク17,
17;19,19の作動態様に関係なく、それらリンク
17,17;19,19で囲まれた空間内に常に位置し
ている(図2,3参照)。
【0014】図4および図7〜図9から明らかなよう
に、ボンネットWをクランプするクランプ手段29は、
前記昇降枠20の下面に縦軸方向aに敷設した2本のガ
イドレール30にスライドガイド31を係合させて摺動
自在に支持されたスライド基板32を備える。スライド
基板32の上面には、ロックレバー駆動装置33により
回転軸34回りに所定角度だけ回転可能なロックレバー
35が設けられ、そのロックレバー35の両端には、前
記昇降枠20の内面に当接可能なローラ36が装着され
る。従って、ロックレバー35を図9の実線位置に回動
させてローラ36を昇降枠20の内周に当接させること
により、スライド基板32は昇降枠20に固定される。
またロックレバー35を鎖線位置に回動させてローラ3
6を昇降枠20から離間させることにより、スライド基
板32はガイドレール30に沿って縦軸方向aに自由に
スライドできる状態となる。
【0015】スライド基板32の中央に設けた自在継手
37(図7参照)には、矩形状の揺動枠38が揺動自在
に支持される。揺動枠38にはスライド基板32の隅部
下面に当接するロッド39を有する4個の揺動用シリン
ダ40が設けられる。従って、4個の揺動用シリンダ4
0を別個に伸縮駆動することにより、揺動枠38を自在
継手37回りに任意の方向に強制揺動させることができ
る。このとき、揺動枠38が鉛直軸回りに回転しないよ
うに、スライド基板32に設けたガイド部材41に揺動
枠38に設けた位置決め部材42が遊嵌する。而して揺
動用シリンダ40は、クランプ手段29を自在継手37
回りに任意方向に強制揺動して、該クランプ手段29に
クランプされるボンネットWの姿勢を制御し得る本発明
の姿勢制御手段を構成する。
【0016】図2〜図4および図6から明らかなよう
に、揺動枠38の両端上面に固着した固定板43には一
対のガイド部材44が設けられ、このガイド部材44に
可動板45に植設したガイドロッド46が摺動自在に係
合する。そして可動板45は固定板43に設けた吸着用
シリンダ47により昇降する。それぞれの可動板45の
両端にはボンネットWの上面に吸着可能な一対の真空吸
着パッド48が設けられ、これら合計4個の真空吸着パ
ッド48によりボンネットWが吸着保持される。各真空
吸着パッド48の近傍にはシリンダ49で図2の位置と
図3の位置との間を揺動するフック部材50が設けら
れ、このフック部材50の下端を真空吸着パッド48に
吸着保持したボンネットWの周辺部下面に延出させるこ
とにより、該ボンネットWの落下が防止される。
【0017】図1に示すように、車体Bを搭載した台車
Dが移動する車体搬送ラインLを跨ぐように2組の光電
スイッチ51,52が設けられ、それらの光電スイッチ
51,52はフード移載装置の作動を制御する制御ユニ
ットUに接続される。搬送方向上流側の光電スイッチ5
1は台車D上の車体Bの有無を確認し、また下流側の光
電スイッチ52は台車Dの移動に対してフード移載装置
の移載台車8の移動を同期させるための同期信号を出力
する。
【0018】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用を説明する。
【0019】図1において、フード搬送コンベアCから
ターンテーブルT上に搬入されたボンネットWは、フー
ド移載装置による移載を待ってその位置に待機する。こ
の時、車体との位置関係において必要がある場合には、
前記ターンテーブルTを駆動されてボンネットWの姿勢
が水平面内で180°反転される。
【0020】ボンネットWがターンテーブルT上に搬入
された時、横軸ガイドビーム2に沿って移動可能な縦軸
ガイドビーム6および該縦軸ガイドビーム6に沿って移
動可能な移載台車8は、図1に鎖線で示す位置にある。
この状態から一対の昇降用シリンダ27を収縮駆動する
と、上部リンク17および下部リンク19よりなるパン
タグラフ機構によって、クランプ手段29を支持する昇
降枠20が図2に示す上昇位置から図3に示す下降位置
へ下降する。この時、図9に実線で示す位置に回転した
一対のロックレバー35の先端に設けたローラ36を前
記昇降枠20の内面に当接しており、この昇降枠20の
下面にガイドレール30を介して支持されたスライド基
板32は摺動不能にロックされている。また、前記スラ
イド基板32の下面に自在継手37を介して揺動自在に
支持された揺動枠38は、4個の揺動用シリンダ40の
ロッド39を同一量だけ突出させることにより、図7に
示す水平姿勢に保持されている。
【0021】前述のように揺動枠38が水平姿勢を保っ
たままターンテーブルT上に載置されたボンネットWに
上部に接近すると、吸着用シリンダ47が伸長してそれ
ぞれ一対の真空吸着パッド48を備えた一対の可動板4
5が下降し、前記真空吸着パッド48にボンネットWを
吸着保持する。次に、真空吸着パッド48にボンネット
Wを吸着保持した状態で可動板45は元位置に上昇し、
図3の状態となる。続いて、前記昇降用シリンダ27が
伸長することによりパンタグラフ機構を介してクランプ
手段29が図2の位置に上昇するとともに、ボンネット
Wの万一の落下を防止すべく、シリンダ49が伸長して
フック部材50がボンネットWの下面に回り込む。
【0022】上述のようにしてクランプ手段29にボン
ネットWをクランプした状態で、縦軸ガイドビーム6は
横軸ガイドビーム2に沿って図1の矢印b方向に走行
し、車体搬送ラインLの上部に重なる実線位置に停止し
て待機する。一方、台車Dに搭載された車体Bは、車体
搬送ラインLに沿って矢印a方向に搬入され、その過程
で前記車体Bの存在が光電スイッチ51により確認され
るとともに、光電スイッチ52により前記移載台車8の
作動タイミングが検出される。光電スイッチ52の出力
信号を受けた制御ユニットUは、車体Bの搬送速度に同
期するように移載台車8を縦軸ガイドビーム6に沿って
移動させ、これにより車体Bと移載台車8は上下に整列
した状態で同期しながら車体搬送ラインLに沿って移動
する。
【0023】移載台車8の同期走行中に上部リンク17
および下部リンク19よりなるパンタグラフ機構が作動
し、ボンネットWは図3および図6に示す位置に向けて
再び下降する。これと同時にボンネットWの落下防止用
のフック部材50が図3に示す位置に退避するととも
に、ロックレバー35が図9に鎖線で示す位置に回転
し、スライド基板32はガイドレール30に沿って縦軸
方向aにスライド自在な状態となる。また4個の揺動用
シリンダ40が所定のストロークだけ伸縮駆動されるこ
とにより、揺動枠38が自在継手37回りに所定角度揺
動し、図6に示すようにボンネットWは車体Bのエンジ
ンルームの開口部に沿うように所定角度傾斜する。
【0024】上述のように、スライド基板32の摺動に
より車体Bと移載台車8との僅かな同期ずれを吸収さ
せ、かつ揺動枠38の揺動によりボンネットWと車体B
の開口部の傾斜角度を一致させた状態で吸着用シリンダ
47を伸長すると、真空吸着パッド48が僅かに下降し
てボンネットWは車体Bの開口部に正しく係合する。し
たがって、この状態から真空吸着パッド48の吸着を解
除すると、ボンネットWは移載台車8から車体Bに受け
渡される。ボンネットWを解放した移載台車8は、次の
ボンネットWの移載に備えるべく図1に鎖線で示す位置
に復帰して待機する。
【0025】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものではなく、種々の小設
計変更を行うことが可能である。
【0026】例えば、本移載装置はボンネットWの移載
に限らず、トランクリッド等の他のフードの移載に対し
ても適用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば、第1案内手段および第2案内手段に案内されて移動
する移載台車を、車体搬送ライン上を移動する車体と同
期して同搬送ラインに沿って移動させ、その間に移載台
車に昇降手段及び昇降枠を介して昇降可能に支持した
ランプ手段にクランプされるフードを車体上面開口に移
載しているので、フードの移載のために車体の搬送を一
時停止する必要がない。その結果、フードの移載作業が
前後の作業ステーションの作業タイミングに影響を及ぼ
すことが回避され、生産ラインの稼働スピードの低下を
防止することができる。
【0028】また特にクランプ手段は、昇降枠に自在継
手を介して首振り自在に支持されており、このクランプ
手段を姿勢制御手段により前記自在継手回りに任意方向
に強制揺動して、該クランプ手段にクランプされるフー
ドの姿勢を制御し得るようにしているため、車体の開口
部の傾斜に合わせてフードの傾斜角度を任意に調整する
ことができ、従ってその調整姿勢を保ちながらフードの
車体開口部への組付け作業を能率よく的確に行うことが
できる。
【0029】更に前記昇降手段は、移動台車に各々の一
端を間隔をおいて上下揺動自在に枢支された一対の上部
リンクと、その両上部リンクの他端に各々の一端をそれ
ぞれ上下揺動自在に枢支され且つ昇降枠に各々の他端を
間隔をおいて上下揺動自在に枢支された一対の下部リン
クと、前記一対の上部リンクを相互に連動させて同調揺
動させる連動機構と、前記一対の上部リンクの相互間に
介装されてその各リンクを強制揺動させることで昇降枠
を一定姿勢で昇降駆動する伸縮シリンダとを有するの
で、伸縮シリンダの伸縮に応じて各リンクを強制揺動さ
せて昇降枠(従ってクランプ手段)を同一姿勢のまま昇
降動作させることができ、しかも伸縮シリンダの対応リ
ンクに対するレバー比の選定により昇降枠の昇降ストロ
ークを十分に確保可能となる。その上、前記連動機構お
よび伸縮シリンダを、各リンクの作動態様に関係なくそ
れらリンクで囲まれた空間内(即ちそれらリンクで構成
されるパンタグラフ機構内)に位置させることができる
ので、それだけ装置のコンパクト化を図ることができ、
また上記連動機構やシリンダが他物と衝突するのを極力
回避することができる。
【0030】また本発明の第2の特徴によれば、クラン
プ手段を昇降枠に車体搬送ラインに沿ってスライド自在
に支持させるスライド支持手段と、クランプ手段の前記
スライドを規制するロック作動状態と同スライドを許容
するロック解除状態とに選択的に切換可能なロック手段
とを備えるので、フードを車体開口部へ組付ける際に車
体と移載台車との間に同期ずれが生じても、ロック手段
をロック解除状態とすることでクランプ手段を昇降枠に
対しスライドさせて該同期ずれを容易に吸収することが
可能となり、またフードの搬送中は、ロック手段をロッ
ク作動させることでクランプ手段の前記スライドを抑え
て、フードが妄りに動いたりガタついたりするのを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フード移載ステーションの全体平面図
【図2】フード移載装置の全体側面図
【図3】図2に対応する作用の説明図
【図4】図2の4方向矢視図
【図5】図2の5−5線矢視図
【図6】図3の6方向矢視図
【図7】図4の7−7線断面図
【図8】図2の8−8線矢視図
【図9】図2の9−9線矢視図
【符号の説明】
2 横軸ガイドビーム(第1案内手段) 6 縦軸ガイドビーム(第2案内手段) 8 移載台車 17 上部リン 19 下部リン 20 昇降枠 24 枢軸(連動機構) 25 連動アーム(連動機構) 26 ロッド(連動機構) 27 昇降用シリンダ(伸縮シリンダ) 29 クランプ手段30 ガイドレール(スライド支持手段) 35 ロック手段(ロックレバー) 37 自在継手40 揺動用シリンダ(姿勢制御手段) 51 光電スイッチ(検出手段) 52 光電スイッチ(検出手段) B 車体 L 車体1送ライン 昇降手段 U 制御ユニット(制御手段) W ボンネット(フード)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の車体(B)を車体搬送ライン
    (L)に沿って移動させながら、前記車体(B)の上面
    開口にフード(W)を移載する自動車のフード移載装置
    であって、 前記車体搬送ライン(L)に対して直交する方向に延び
    る第1案内手段(2)と、この第1案内手段(2)に沿
    って移動可能であって前記車体搬送ライン(L)に対し
    て平行に延びる第2案内手段(6)と、この第2案内手
    段(6)に沿って移動可能な移載台車(8)と、この移
    動台車(8)に昇降手段(M)を介して昇降可能に支持
    される昇降枠(20)と、この昇降枠(20)に自在継
    手(37)を介して首振り自在に支持されて前記フード
    (W)をクランプ可能なクランプ手段(29)と、その
    クランプ手段(29)を前記自在継手(37)回りに任
    意方向に強制揺動して、該クランプ手段(29)にクラ
    ンプされる前記フード(W)の姿勢を制御し得る姿勢制
    御手段(40)と、前記車体搬送ライン(L)に沿う車
    体(B)の移動を検出する検出手段(51,52)と、
    この検出手段(51,52)の出力信号に基づき前記移
    載台車(8)を前記車体(B)に同期して前記車体搬送
    ライン(L)に沿って移動させる制御手段(U)とを備
    え、 前記昇降手段(M)は、前記移動台車(8)に各々の一
    端を間隔をおいて上下揺動自在に枢支された一対の上部
    リンク(17,17)と、その両上部リンク(17,1
    7)の他端に各々の一端をそれぞれ上下揺動自在に枢支
    され且つ前記昇降枠(20)に各々の他端を間隔をおい
    て上下揺動自在に枢支された一対の下部リンク(19,
    19)と、前記一対の上部リンク(17,17)を相互
    に連動させて同調揺動させる連動機構(24〜26)
    と、前記一対の上部リンク(17,17)の相互間に介
    装されてその各リンク(17,17)を強制揺動させる
    ことで前記昇降枠(20)を一定姿勢で昇降駆動する伸
    縮シリンダ(27)とを有し、 前記連動機構(24〜26)及び伸縮シリンダ(27)
    は、前記上,下部リンク(17,17;19,19)で
    囲まれた空間内に位置することを特徴とする、自動車の
    フード移載装置。
  2. 【請求項2】 前記クランプ手段(29)を前記昇降枠
    (20)に前記車体搬送ライン(L)に沿ってスライド
    自在に支持させるスライド支持手段(30)と、前記ク
    ランプ手段(29)の前記スライドを規制するロック作
    動状態と同スライドを許容するロック解除状態とに選択
    的に切換可能なロック手段(35)とを備えたことを特
    徴とする、請求項1に記載の自動車のフード移載装置。
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