JP2789140B2 - 車体搬送装置 - Google Patents

車体搬送装置

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JP2789140B2
JP2789140B2 JP3195284A JP19528491A JP2789140B2 JP 2789140 B2 JP2789140 B2 JP 2789140B2 JP 3195284 A JP3195284 A JP 3195284A JP 19528491 A JP19528491 A JP 19528491A JP 2789140 B2 JP2789140 B2 JP 2789140B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フロアコンベアおよび
オーバーヘッドコンベア間で車体を移載するとともに、
搬送途中で車体の向きを90度変換可能な車体搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車体搬送途中で車体の向きを90度変換
させるようにした車体搬送装置が、たとえば特開昭62
−113639号公報および特開昭54−163483
号公報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭62−11
3639号公報で開示された搬送装置では、オーバーヘ
ッドコンベアで車体を搬送する途中で車体の向きを90
度変換するようにしているが、その姿勢変換時に前後の
車体との干渉を回避するためには縦向き姿勢に在る車体
相互間のピッチと同等のピッチが必要であるので、搬送
ラインが長くなる。また特開昭54−163483号公
報で開示された搬送装置では、床面上に敷設されたフロ
アコンベアの途中で車体の向きを90度変換するように
しており、車体を縦向き姿勢で搬送すべく床面上に配設
されたレールと、車体を横向き姿勢で搬送すべく前記レ
ールよりも高い位置に配置されるレールとを直交させ、
両レール間で車体を移載するようにしており、搬送ライ
ンが限定されてしまい、搬送ラインが長くなってしま
う。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、搬送ラインの短縮を図るとともにフロアコン
ベアおよびオーバーヘッドコンベア間で車体を効率よく
移載し得るようにした車体搬送装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明装置は、車体前後方向を搬送方向に一致させ
た縦向き姿勢に在る車体を搬送すべく床面上に敷設され
たフロアコンベアと、車体の向きを鉛直軸線まわりに9
0度変換可能にして前記搬送方向に沿ってフロアコンベ
アの端部から離隔した位置に配置される車体姿勢変換手
段と、車体姿勢変換手段およびフロアコンベアとの間で
の縦向き姿勢に在る車体の授受を可能にしてフロアコン
ベアの端部および車体姿勢変換手段間に配設される車体
移送手段と、車体前後方向を搬送方向とは直交させた横
向き姿勢に在る車体を搬送すべく少なくとも車体移送手
段の上方位置で搬送方向に沿って配設されるオーバーヘ
ッドコンベアと、前記車体姿勢変換手段およびオーバー
ヘッドコンベア間で横向き姿勢に在る車体を移載すべく
車体姿勢変換手段およびオーバーヘッドコンベア間に設
けられる昇降移載手段とを備える。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0007】図1は車体搬送装置の簡略化した平面図、
図2は図1の要部拡大図、図3は図2の3矢視側面図、
図4は図2の4−4線断面図、図5は車体移送手段の作
用説明図、図6は図4の6矢視図、図7は図6の7−7
線断面図、図8は図2の要部拡大図、図9は図8の9矢
視図、図10は昇降移載手段の正面図、図11は図10
の11矢視側面図、図12は図10の12−12線矢視
図である。
【0008】先ず図1において、この車体搬送装置は、
車体Bを搬送方向17に沿って搬送すべく床面上に敷設
されたフロアコンベアFCと、前記搬送方向17に沿っ
てフロアコンベアFCの端部から離隔した位置に配置さ
れる車体姿勢変換手段13と、車体姿勢変換手段13お
よびフロアコンベアFCとの間での車体Bの授受を可能
にしてフロアコンベアFCの端部および車体姿勢変換手
段13間に配設される車体移送手段14と、車体移送手
段14の上方位置で前記搬送方向17に沿って配設され
るオーバーヘッドコンベアOCと、車体姿勢変換手段1
3およびオーバーヘッドコンベアOC間に設けられる昇
降移載手段16とを備える。
【0009】而して、車体Bはその前後方向を搬送方向
17に沿わせた縦向きの姿勢でフロアコンベアFCによ
り搬送されるものであり、フロアコンベアFCから前記
縦向き姿勢のままで車体移送手段14上に移載された車
体Bは車体姿勢変換手段13上に移載される。而して該
車体姿勢変換手段13によって、車体Bは上記縦向き姿
勢から横向き姿勢すなわち車体Bの前後方向を搬送方向
17と直交する姿勢へと90度変換され、横向き姿勢と
なった車体Bは、昇降移載手段16によりオーバーヘッ
ドコンベアOCへと移載され、オーバーヘッドコンベア
OCは横向き姿勢となった車体Bを搬送する。
【0010】図2、図3および図4を併せて参照して、
車体移送手段14は、搬送方向17に沿って平行に配置
されて昇降可能な一対の可動レール18,18と、縦向
き姿勢に在る車体Bの側部をそれぞれ載置可能であると
ともに前記両可動レール18,18上を走行可能な一対
の移送台車19,19と、搬送方向17に沿って平行に
配設される一対の固定レール20,20と、各移送台車
19,19の昇降作動を許容してそれらの移送台車1
9,19に連結されるとともに各固定レール20,20
上を走行可能な一対ずつ2組の駆動台車21,22;2
1,22と、両可動レール18,18を昇降駆動するた
めの昇降駆動機構23と、前記駆動台車21,22;2
1,22を搬送方向17に沿って往復駆動するための走
行駆動機構24とを備える。
【0011】両固定レール20,20は、縦向き姿勢に
在る車体Bの幅よりも大なる間隔を相互間にあけて搬送
方向17に沿って平行に配置されるものであり、床面上
に固定配置された基台25上の搬送方向17に沿って間
隔をあけた複数位置に立設される支柱26,26…上に
固定される。しかも両固定レール20,20は、それら
の一端間にフロアコンベアFCの端部が位置するように
して配置され、両固定レール20,20の高さがフロア
コンベアFC上に載っている車体Bの底部よりも下方位
置となるように、各支柱26,26…の高さが設定され
る。
【0012】両可動レール18,18は、固定レール2
0,20よりも内方側に配置されるものであり、それら
の可動レール18,18には、その長手方向に間隔をあ
けた複数位置にアーム27,27…の一端が連結され
る。また各支柱26,26…には、前記アーム27,2
7…の他端が回動可能に支承される。一方、昇降駆動機
構23は、搬送方向17に沿う終端側に在る一対の支柱
26,26で回動可能に支承された回動軸29と、前記
終端側における一方の支柱26に固定配置されて前記回
動軸29に連結されるモータ30とを備えるものであ
り、搬送方向17に沿う終端側に在る一対のアーム2
7,27が回動軸29に固定される。したがってモータ
30の作動により、可動レール18,18は、図4の実
線で示す下限位置と、図4の鎖線で示す上限位置との間
で昇降駆動されることになる。しかも搬送方向17に沿
う始端側および終端側でそれぞれ対をなすアーム27,
27;27,27は、連結杆28,28でそれぞれ連結
されており、左右で対をなす可動レール18,18は同
期して昇降作動せしめられる。
【0013】可動レール18,18上を走行可能な移送
台車19,19は、可動レール18,18が下限位置に
あるときにはフロアコンベアFC上に在る車体Bの底部
よりも下方位置にあって前記可動レール18,18が上
限位置にあるときにはフロアコンベアFCよりも上方位
置となる一対の支持腕部31,31を搬送方向17に沿
って間隔をあけた位置にそれぞれ備えるものであり、そ
れらの支持腕部31,31の先端に車体Bの側部をそれ
ぞれ載置可能である。
【0014】走行駆動機構24は、各駆動台車22,2
2に連結されるとともに搬送方向17に沿って延びる一
対の無端状チェーン32,32と、それらのチェーン3
2,32を同期して走行駆動するためのモータ33とを
備える。ところで、搬送方向17に沿う始端側の支柱2
6,26を除く残余の支柱26,26…において、その
外側中間部には搬送方向17に沿って延びる支持板3
4,34が固定されており、それらの支持板34,34
の一端側に回転可能にして配設される従動スプロケット
35,35と、各支持板34,34の他端側に回転可能
にして配設される駆動スプロケット36,36とに各チ
ェーン32,32が巻き懸けられる。しかも両スプロケ
ット35,36;35,36間で支持板34,34に
は、チェーンガイド37,37が設けられる。また駆動
スプロケット36,36は共通な駆動軸38に固定され
るものであり、両支持板34,34の一方における前記
他端側に配設されるモータ33の出力軸に駆動軸38が
連結される。
【0015】この走行駆動機構24によれば、一対ずつ
2組の駆動台車21,22;21,22を固定レール2
0,20に沿って同期往復駆動し、それにより移送台車
19,19を搬送方向17に沿って往復駆動することが
できる。しかも、該走行駆動機構24による移送台車1
9,19の走行速度はフロアコンベアFCにおける車体
Bの搬送速度よりも速く設定されている。また搬送方向
17に沿う始端側で両固定レール20,20上には、駆
動台車21,21に当接して移送台車19,19のフロ
アコンベアFC側への移動端を規制するストッパ39,
39が配設され、搬送方向17に沿う終端側で両固定レ
ール20,20上には、駆動台車22,22に当接して
移送台車19,19の車体姿勢変換手段13側への移動
端を規制するストッパ40,40が配設される。
【0016】図5において、フロアコンベアFCにより
車体Bが縦向きの姿勢で搬送されて来たときには、図5
(a)で示すように、可動レール18を下限位置として
おき、移送台車19をフロアコンベアFC側への移動端
に配置しておく。すなわちフロアコンベアFCにより搬
送されてきた車体Bの下方位置に移送台車19の両支持
腕部31,31が位置するようにしておく。次いで図5
(b)で示すように、昇降駆動機構23によって可動レ
ール18を上限位置まで上昇せしめる。そうすると、移
送台車19も上昇し、移送台車19の両支持腕部31,
31上に車体Bが載置されることになる。そこで、図5
(c)で示すように走行駆動機構24により駆動台車2
1,22すなわち移送台車19を搬送方向17に沿う前
方に向けて走行せしめ、縦向き姿勢に在る車体Bを車体
移送手段14における終端側すなわち車体姿勢変換手段
13に対応する位置にもたらすことができる。
【0017】図6ないし図9を併せて参照して、車体姿
勢変換手段13は、車体移送手段14における搬送方向
17に沿う終端側の両可動レール18,18間で基台2
5上に固定配置される支持枠43と、鉛直軸線まわりに
回転可能にして支持枠43に支承される回転台44と、
該回転台44を90度だけ回動駆動するための回動駆動
機45と、車体Bを載置すべく回転台44上に配設され
る車体受け台46とを備える。
【0018】回転台44は、矩形状に形成されるもので
あり、リング体47上に固着される。しかも支持枠43
上には、リング体47と同軸であるリング状のレール4
9が固着されており、該レール49上を転動可能な複数
の車輪50が回転台44に軸支される。また回転台44
は、リング体47およびレール49の中心に対応する位
置で鉛直軸線を有する支軸48(図4参照)を介して支
持枠43に回転自在に支承される。
【0019】回動駆動機構45は、フロアコンベアFC
側に張り出して支持枠43に設けられる支持棚51に鉛
直軸線を有して固定支持されるモータ52と、該モータ
52の出力軸に固定される駆動スプロケット53と、前
記リング体47の外周に固定される従動スプロケット5
4と、両スプロケット53,54に巻き懸けられる無端
状のチェーン55とを備える。
【0020】この回動駆動機構45は、回転台44の長
手方向を搬送方向17に沿わせた縦向き位置(図6およ
び図7で示す位置)と、回転台44の長手方向を搬送方
向17と直交する方向に沿わせた横向き位置(図8およ
び図9で示す位置)との間で回転台44を90度だけ回
動駆動することができる。
【0021】回転台44上には、その長手方向に沿って
平行な一対のレール56,56が固着されており、回転
台44の長手方向に沿って長い矩形状に形成された車体
受け台46がそれらのレール56,56に摺動可能に嵌
合される。また回転台44の長手方向一端側に設けられ
た支持棚57上には回転台44の長手方向に沿う水平な
軸線を有するモータ58が固定支持されており、該モー
タ58の出力軸にはねじ軸59が同軸に連結される。一
方、車体受け台46の下部には、ねじ軸59が螺合され
る突部60が突設される。したがってモータ58を作動
せしめることにより、車体受け台46を回転台44に対
してそれらの長手方向に相対移動させることができる。
【0022】車体受け台46上には、該車体受け台46
の4つの隅角部に対応して車体Bの底部を受けるための
受け部61,61…が突設されており、これらの受け部
61,61…の上端レベルはフロアコンベアFCの上面
レベルとほぼ同一に設定されている。すなわち図5
(c)で示したように、上限位置に在る状態で車体姿勢
変換手段13に対応する位置まで移動して来た移送台車
19,19上に載っている車体Bの底部よりも下方に位
置するように上記各受け部61,61…の高さが設定さ
れている。したがって図5(c)の状態から移送台車1
9,19を下限位置まで下降させると、移送台車19,
19上に載っていた車体Bが各受け部61,61…上に
移載されることになる。
【0023】また前記各受け部61,61…に隣接した
位置で車体受け台46上には、車体Bの底部側面に当接
可能な押圧部材62,62…が、回転台44に対する車
体受け台46の相対移動方向とは直交する水平方向の移
動を可能としてそれぞれ配設されており、各押圧部材6
2,62…には、車体受け台46上に配設される押圧シ
リンダ63,63…がそれぞれ連結される。而して押圧
シリンダ63,63…を伸縮作動せしめることにより、
各受け部61,61…上に載っている車体Bをその幅方
向に摺動移動せしめることが可能である。
【0024】ところで、図8および図9で示すように、
車体Bの前後方向が搬送方向17と直交する横向きとな
るように車体姿勢変換手段13で車体Bを縦向き姿勢か
ら横向き姿勢に変換した状態で、車体Bの前端位置を規
制するためのストッパ64,64が、車体姿勢変換手段
13に対応する位置で車体移送手段14の一側方に配設
される。車体姿勢変換手段13の一側方で固定配置され
た枠体65の上端には、搬送方向17と直交する水平方
向に延びる一対のガイドレール66,66が固定されて
おり、これらのガイドレール66,66に摺動可能に嵌
合された支持部材67に前記ストッパ64,64が固着
される。また枠体65の上端には、ガイドレール66,
66と平行に延びる軸線を有したシリンダ68が固定支
持されており、このシリンダ68が前記支持部材67に
連結される。このシリンダ68の伸縮作動に応じて支持
部材67および両ストッパ64,64はガイドレール6
6,66に沿って往復移動するものであり、両ストッパ
64,64は車体Bの前端位置を規制すべく図8および
図9で示すように突出した突出位置と、車体姿勢変換手
段13により車体Bが縦向き姿勢から横向き姿勢に変換
する際に車体Bに干渉することを回避すべく退避した退
避位置との間で移動せしめられる。而して、車体姿勢変
換手段13により車体Bを横向き姿勢へと変換した状態
で、モータ58を作動させて車体受け台46を移動せし
め、車体Bの前端を両ストッパ64,64に当接させる
ことにより横向き姿勢となった車体Bの前後方向位置が
定まることになる。
【0025】図10ないし図12を併せて参照して、昇
降移載手段16は、横向き姿勢にある車体Bを車体姿勢
変換手段13から、該車体姿勢変換手段13の上方位置
でオーバーヘッドコンベアOCの途中に移載するもので
ある。而してオーバーヘッドコンベアOCは、横向き姿
勢にある車体Bの両側底部を載置可能な一対ずつ2組の
ハンガ70,71;70,71を備える複数の移動枠7
2が、搬送方向17に沿うガイドレール73,74,7
5に沿って走行可能に配設されて成るものであり、昇降
移載手段16に対応する部分で前記ガイドレール73〜
75は断絶されている。
【0026】ガイドレール73は、搬送方向17に沿っ
て間隔をあけた複数位置に配設される支持アーム76に
固定支持されるものであり、ガイドレール74,5は前
記ガイドレール73の下方位置で支持アーム76に固定
される。しかも各ガイドレール73〜75は、それらを
結ぶ形状が二等辺三角形となるようにして配置される。
【0027】対をなすハンガ70,71;70,71の
下部は連結杆77,77で相互に連結されており、また
各ハンガ70,70には、車体Bの底部における所定位
置に嵌合可能な位置決め突起78,78がそれぞれ突設
される。さらにハンガ70,71;70,71の上端部
は、搬送方向17とは直交する水平な支軸80,80を
介して移動枠72に回動可能に支承されており、70,
71;70,71は、図12の実線で示すように車体B
を載置可能な位置と、図12の鎖線で示すように車体B
を載置するにあたって外方に開いた位置との間で回動可
能である。さらにハンガ70,70の上部において前記
支軸80,80よりも外側に係止突起81,81が突設
されており、これらの係止突起81,81を上方に押上
げることにより、ハンガ70,71;70,71は図1
2の実線で示す位置から図12の鎖線で示す位置へと回
動せしめられる。
【0028】昇降移載手段16は、オーバーヘッドコン
ベアOCにおける各ガイドレール73〜75に接続可能
なガイドレール83,84,85を備えて昇降可能な昇
降台86と、昇降台86を昇降駆動するための昇降駆動
機構87と、前記ハンガ70,71;70,71を回動
駆動すべく昇降台86に配設される一対の回動駆動機構
88,88とを備える。
【0029】車体移送手段14において搬送方向17に
沿う終端側の一側方でストッパ64,64の両側の床面
上には支柱89,89が立設される。しかもそれらの支
柱89,89には、上下に延びる一対のレール90,9
0がそれぞれ設けられており、昇降台86は、それらの
レール90,90によって上下に案内される。
【0030】昇降駆動機構87は、両支柱89,89の
上端に設けられる支持板91上に配設されるモータ92
と、該モータ92に連動、連結されて支持板91上に配
設される一対のプーリ93,93と、一端が昇降台86
に連結されて各プーリ93,93に巻き懸けられる一対
のワイヤ94,94とを備え、モータ92により両プー
リ93,93を回転駆動することにより昇降台86が昇
降駆動される。
【0031】回動駆動機構88,88は、ハンガ70の
係止突起81に下方から係合可能にして上下移動自在に
昇降台86に支承される係合部材95と、上下に延びる
軸線を有して昇降台86に配設されて係合部材95に連
結されるシリンダ96とをそれぞれ備え、係合部材95
は、上下に延びて昇降台86に固定された案内部材97
により上下移動を案内される。
【0032】これらの回動駆動機構88,88は、昇降
台86の下降時に係止突起81,18に下方から係合し
て上方に押上げ、それによりハンガ70,71;70,
71を図12の鎖線で示すように開き、昇降台86が下
限位置まで下降したときには係止突起81,81との係
合を解除してハンガ70,71;70,71を車体Bを
載置し得る位置(図12の実線で示す位置)に戻す働き
をする。
【0033】またハンガ70,71;70,71が車体
Bを載置し得る位置となったときに、ハンガ70,70
に下方から嵌合してハンガ70,71;70,71の位
置決めを果たすための一対の位置決めピン98,98
が、ハンガ70,70の下方位置に配設される。各位置
決めピン98,98は、支持部材100,100上に立
設されるものであり、それらの支持部材100,100
は、車体姿勢変換手段13における支持枠43に連結さ
れて上下に延びる案内柱99,99により上下移動自在
に支承される。また各案内柱99,99には上下に延び
る軸線を有したシリンダ101,101が固定支持され
ており、それらのシリンダ101,101が支持部材1
00,100に連結される。而してハンガ70,71;
70,71が降下して車体Bを載置し得る位置となった
ときに、シリンダ101,101を伸長作動せしめ、位
置決めピン98,98をハンガ70,70に嵌合するこ
とにより、ハンガ70,71;70,71の位置決めが
なされる。
【0034】次にこの実施例の作用について説明する
と、車体Bは、縦向き姿勢でフロアコンベアFCにより
順次搬送される。而してフロアコンベアFCの端部まで
搬送さた車体Bは、縦向き姿勢のままで車体移送手段1
4の移送台車19,19上に移載され、車体移送手段1
4は、フロアコンベアFCによる搬送速度よりも速い速
度で車体Bを搬送方向17に搬送し、車体姿勢変換手段
13上に移載する。
【0035】車体姿勢変換手段13では、車体Bの姿勢
が縦向き姿勢から横向き姿勢へと90度変換される。そ
の後、昇降移載手段16により、オーバーヘッドコンベ
アOCのハンガ70,71;70,71が開いた状態で
降下せしめられ、ハンガ70,71;70,71は、そ
の下端部が車体姿勢変換手段13上の車体Bよりも下方
位置となるまで降下した状態で閉じられ、位置決めピン
98,98をハンガ70,70に嵌合させてハンガ7
0,71;70,71の位置決めがなされる。次いでハ
ンガ70,71;70,71が上昇することにより、横
向き姿勢となっている車体Bが車体姿勢変換手段13か
ら各ハンガ70,71;70,71へと移載され、各ハ
ンガ70,71;70,71がオーバーヘッドコンベア
OCに対応する位置まで上昇してから、ハンガ70,7
1;70,71がオーバーヘッドコンベアOCのガイド
レール73〜75に乗り移ることにより、横向き姿勢と
なった車体BのオーバーヘッドコンベアOCによる搬送
が開始される。
【0036】このようにして車体Bは、フロアコンベア
FCからオーバーヘッドコンベアOCへと移載される間
に、その姿勢を縦向き姿勢から横向き姿勢へと変換する
ことになり、搬送ラインの長大化を回避しながらフロア
コンベアFCおよびオーバーヘッドコンベアOC間での
車体Bの移載が効率よく行なわれることになる。
【0037】上記実施例では、フロアコンベアFCから
オーバーヘッドコンベアOCに車体Bを移載する車体搬
送装置について説明したが、それとは逆にオーバーヘッ
ドコンベアOCからフロアコンベアFCに車体Bを移載
する車体搬送装置に本発明を適用することも可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明装置は、車体前後方
向を搬送方向に一致させた縦向き姿勢に在る車体を搬送
すべく床面上に敷設されたフロアコンベアと、車体の向
きを鉛直軸線まわりに90度変換可能にして前記搬送方
向に沿ってフロアコンベアの端部から離隔した位置に配
置される車体姿勢変換手段と、車体姿勢変換手段および
フロアコンベアとの間での縦向き姿勢に在る車体の授受
を可能にしてフロアコンベアの端部および車体姿勢変換
手段間に配設される車体移送手段と、車体前後方向を搬
送方向とは直交させた横向き姿勢に在る車体を搬送すべ
く少なくとも車体移送手段の上方位置で搬送方向に沿っ
て配設されるオーバーヘッドコンベアと、前記車体姿勢
変換手段およびオーバーヘッドコンベア間で横向き姿勢
に在る車体を移載すべく車体姿勢変換手段およびオーバ
ーヘッドコンベア間に設けられる昇降移載手段とを備え
るので、フロアコンベアおよびオーバーヘッドコンベア
間で車体を効率よく移載し、しかも搬送ラインが長くな
ることを回避して、車体の向きを90度変換することが
可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体搬送装置の簡略化した平面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2の3矢視側面図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】車体移送手段の作用説明図である。
【図6】図4の6矢視図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】図2の要部拡大図である。
【図9】図8の9矢視図である。
【図10】昇降移載手段の正面図である。
【図11】図10の11矢視側面図である。
【図12】図10の12−12線矢視図である。
【符号の説明】
13 車体姿勢変換手段 14 車体移送手段 16 昇降移載手段 17 搬送方向 B 車体 FC フロアコンベア OC オーバーヘッドコンベア

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体(B)前後方向を搬送方向(17)
    に一致させた縦向き姿勢に在る車体(B)を搬送すべく
    床面上に敷設されたフロアコンベア(FC)と、車体
    (B)の向きを鉛直軸線まわりに90度変換可能にして
    前記搬送方向(17)に沿ってフロアコンベア(FC)
    の端部から離隔した位置に配置される車体姿勢変換手段
    (13)と、車体姿勢変換手段(13)およびフロアコ
    ンベア(FC)との間での縦向き姿勢に在る車体(B)
    の授受を可能にしてフロアコンベア(FC)の端部およ
    び車体姿勢変換手段(13)間に配設される車体移送手
    段(14)と、車体(B)前後方向を搬送方向(17)
    とは直交させた横向き姿勢に在る車体(B)を搬送すべ
    く少なくとも車体移送手段(14)の上方位置で搬送方
    向(17)に沿って配設されるオーバーヘッドコンベア
    (OC)と、前記車体姿勢変換手段(13)およびオー
    バーヘッドコンベア(OC)間で横向き姿勢に在る車体
    (B)を移載すべく車体姿勢変換手段(13)およびオ
    ーバーヘッドコンベア(OC)間に設けられる昇降移載
    手段(16)とを備えることを特徴とする車体搬送装
    置。
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