JP2893557B2 - 車体搬送装置 - Google Patents

車体搬送装置

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JP2893557B2
JP2893557B2 JP3210724A JP21072491A JP2893557B2 JP 2893557 B2 JP2893557 B2 JP 2893557B2 JP 3210724 A JP3210724 A JP 3210724A JP 21072491 A JP21072491 A JP 21072491A JP 2893557 B2 JP2893557 B2 JP 2893557B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オーバーヘッドコンベ
アおよびフロアコンベア間で車体を移載するとともに、
搬送途中で車体の向きを90度変換可能な車体搬送装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車体搬送途中で車体の向きを90度変換
させるようにした車体搬送装置が、たとえば特開昭62
−113639号公報および特開昭54−163483
号公報等で既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭62−11
3639号公報で開示された搬送装置では、オーバーヘ
ッドコンベアで車体を搬送する途中で車体の向きを90
度変換するようにしているが、その姿勢変換時に前後の
車体との干渉を回避するためには縦向き姿勢に在る車体
相互間のピッチと同等のピッチが必要であるので、搬送
ラインが長くなる。また特開昭54−163483号公
報で開示された搬送装置では、床面上に敷設されたフロ
アコンベアの途中で車体の向きを90度変換するように
しており、車体を縦向き姿勢で搬送すべく床面上に配設
されたレールと、車体を横向き姿勢で搬送すべく前記レ
ールよりも高い位置に配置されるレールとを直交させ、
両レール間で車体を移載するようにしており、搬送ライ
ンが限定されてしまい、搬送ラインが長くなってしま
う。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、搬送ラインの短縮を図るとともにオーバーヘ
ッドコンベアおよびフロアコンベア間で車体を効率よく
移載し得るようにした車体搬送装置を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明装置は、車体をその前後方向が搬送方向と直
交した横向き姿勢を維持したまま搬送するオーバーヘッ
ドコンベアと、該オーバーヘッドコンベアの下方位置に
設定される第1受渡し位置ならびに前記搬送方向に沿っ
て第1受渡し位置から離隔した第2受渡し位置間にわた
って上下2段に固定的に配設される上、下案内枠と、
上、下案内枠にそれぞれ連結可能な可動案内枠を有する
とともに該可動案内枠を上、下案内枠に対応する上昇位
置および下降位置間で昇降させるべく第1および第2受
渡し位置にそれぞれ配設される第1および第2昇降機構
と、車体を載置して鉛直軸線回りに回動可能な旋回台を
有するとともに上、下案内枠および可動案内枠に沿って
走行可能な複数の自走台車と、第1受渡し位置で上昇位
置に在る可動案内枠上の自走台車の旋回台を鉛直軸線ま
わりに90度強制的に回動させるべく旋回台への係脱を
可能として第1受渡し位置に配設される、自走台車とは
別個の車体姿勢変換機構と、第1受渡し位置で上昇位置
に在る前記可動案内枠上の前記自走台車およびオーバー
ヘッドコンベア間で横向き姿勢に在る車体を移載する昇
降移載手段と、車体をその前後方向が搬送方向に沿う縦
向き姿勢で搬送すべく第2受渡し位置から搬送方向に沿
って延びるフロアコンベアと、縦向き姿勢に在る車体を
第2受渡し位置で上昇位置に在る可動案内枠上の前記自
走台車およびフロアコンベア間で移載する移載手段とを
備え、第1受渡し位置で縦向き姿勢となった車体を載せ
た自走台車が上案内枠上を搬送方向に沿って移動する間
に、車体に艤装処理が施されることを特徴とする。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0007】図1は車体搬送装置の簡略化した平面図、
図2は図1の2−2線断面図、図3は図1の3矢視拡大
側面図、図4は図3の4矢視図、図5は図4の5−5線
矢視拡大図、図6は図5の6−6線断面図、図7は図6
の7−7線断面図、図8は図6の8−8線断面図、図9
は図6の9−9線拡大断面図、図10は車体の向きを9
0度変換した状態の図6に対応する断面図、図11は図
1の11−11線拡大断面図、図12は図11の12矢
視図である。
【0008】先ず図1および図2において、この車体搬
送装置は、車体Bをその前後方向が搬送方向15と直交
した横向き姿勢で搬送するオーバーヘッドコンベア16
と、該オーバーヘッドコンベア16の下方で搬送方向1
5に沿って上下2段に固定的に配設される上および下案
内枠17,18と、上および下案内枠17,18に連結
可能な可動案内枠191 ,192 を上および下案内枠1
7,18の端部間で昇降させる第1および第2昇降機構
201 ,202 と、車体Bを載置して鉛直軸線まわりに
回動可能な旋回台21を有して上、下案内枠17,18
および可動案内枠191 ,192 に沿って走行可能な複
数の自走台車22と、自走台車22の旋回台21を鉛直
軸線まわりに90度回動すべく上および下案内枠17,
18の端部に対応して配設される車体姿勢変換機構23
と、上昇位置に在る可動案内枠191 上の自走台車22
およびオーバーヘッドコンベア16間で横向き姿勢に在
る車体Bを移載する昇降移載手段24と、車体Bをその
前後方向が搬送方向15に沿う縦向き姿勢で搬送するた
めのフロアコンベア25と、縦向き姿勢に在る車体Bを
上昇位置に在る可動案内枠192 上の前記自走台車22
およびフロアコンベア25間で移載する移載手段26と
を備える。
【0009】図3ないし図6において、オーバーヘッド
コンベア16は、横向き姿勢にある車体Bの両側底部を
載置可能な一対ずつ2組のハンガ28,29;28,2
9を備える複数の移動枠30が、搬送方向15に沿うガ
イドレール31,32,33に沿って走行可能に配設さ
れて成るものであり、ガイドレール31は、搬送方向1
5に沿って間隔をあけた複数位置に配設される支持アー
ム34に固定支持されるものであり、ガイドレール3
2,33は前記ガイドレール31の下方位置で支持アー
ム34に固定される。しかも各ガイドレール31〜33
は、それらを結ぶ形状が二等辺三角形となるようにして
配置されており、オーバーヘッドコンベア16の下方位
置に設定される第1受渡し位置P1 に対応して配設され
る昇降移載手段24に対応する部分で前記ガイドレール
31〜33は断絶されている。
【0010】対をなすハンガ28,29;28,29の
下部は連結杆34,34で相互に連結されており、また
各ハンガ28,28には、車体Bの底部における所定位
置に嵌合可能な位置決め突起35,35がそれぞれ突設
される。さらにハンガ28,29;28,29の上端部
は、搬送方向15とは直交する水平な支軸36,36を
介して移動枠30に回動可能に支承されており、ハンガ
28,29;28,29は、図5の実線で示すように車
体Bを載置可能な位置と、図5の鎖線で示すように外方
に開いた位置との間で回動可能である。さらにハンガ2
8,28の上部において前記支軸36,36よりも外側
に係止突起37,37が突設されており、これらの係止
突起37,37を上方に押上げることにより、ハンガ2
8,29;28,29は図5の実線で示す位置から図5
の鎖線で示す位置へと回動せしめられる。
【0011】昇降移載手段24は、横向き姿勢にある車
体Bを、オーバーヘッドコンベア16から、該オーバー
ヘッドコンベア16の下方位置に設定される第1受渡し
位置P1 で自走台車22の旋回台21上に移載するもの
であり、オーバーヘッドコンベア16における各ガイド
レール31〜33に接続可能なガイドレール38,3
9,40を備えて昇降可能な昇降台41と、昇降台41
を昇降駆動するための昇降駆動機構42と、前記ハンガ
28,29;28,29を回動駆動すべく昇降台41に
配設される一対の回動駆動機構43,43とを備える。
【0012】第1受渡し位置P1 に対応する位置でオー
バーヘッドコンベア16の一側方における床面上には支
柱44,44が立設される。しかもそれらの支柱44,
44には、上下に延びる一対のレール45,45がそれ
ぞれ設けられており、昇降台41は、それらのレール4
5,45によって上下に案内される。
【0013】昇降駆動機構42は、両支柱44,44の
上端に設けられる支持板46上に配設されるモータ47
と、該モータ47に連動、連結されて支持板46上に配
設される一対のプーリ48,48と、一端が昇降台41
に連結されて各プーリ48,48に巻き懸けられる一対
のワイヤ49,49とを備え、モータ47により両プー
リ48,48を回転駆動することにより昇降台41が昇
降駆動される。
【0014】回動駆動機構43,43は、ハンガ28の
係止突起37に下方から係合可能にして上下移動自在に
昇降台41に支承される係合部材51と、上下に延びる
軸線を有して昇降台41に配設されて係合部材51に連
結されるシリンダ52とをそれぞれ備え、係合部材51
は、上下に延びて昇降台41に固定された案内部材53
により上下移動を案内される。
【0015】図7および図8を併せて参照して、第1昇
降機構201 は、搬送方向15に沿って延びる角筒状の
可動案内枠191 を図7および図8で示す上昇位置と、
該上昇位置より下方に設定された下降位置との間で昇降
駆動すべく、第1受渡し位置P1 に配設される。この第
1昇降機構201 は、X字状に交差するとともに中間部
が枢軸54で連結される一対ずつ2組のリンク55,5
6;55,56を備え、床面上に固定された基台57に
一方のリンク55,55の下端が軸58を介して揺動可
能に連結され、他方のリンク56,56の上端は軸59
を介して可動案内枠191 に揺動可能に連結される。ま
たリンク55,55の上端は連結軸60を介して連結さ
れており、該連結軸60の両端は、可動案内枠191
形成されている長孔61に滑動可能に係合される。さら
にリンク56,56の下端は連結軸62を介して連結さ
れており、該連結軸62の両端は基台57に形成された
長孔63に滑動可能に係合される。しかも基台57にク
レビスピン65を介して支承されたシリンダ64のピス
トンロッド64aが両リンク56,56に連結されてお
り、シリンダ64を伸長作動せしめると可動案内枠19
1 は上昇位置に上昇し、シリンダ64を縮小作動せしめ
ると可動案内枠191 が下降位置に降下する。
【0016】図9を併せて参照して、可動案内枠191
の左右両側面の上部には、その長手方向に間隔をあけて
多数の転動ローラ67…が回転自在に支承されるととも
に、それらの転動ローラ67…間の適所に複数のVロー
ラ68…が回転自在に支承される。また可動案内枠19
1 の一側面には、その長手方向に沿って延びるラック6
9が固設される。
【0017】自走台車22の台車枠70は、可動案内枠
191 を跨ぐように形成されており、この台車枠70に
は、上記複数の転動ローラ67…に走行自在に係合され
る一対の走行レール71,71と、上記複数のVローラ
68…に走行自在に係合される一対の走行レール72,
72とが設けられる。
【0018】また台車枠70の一側面には走行用モータ
73が支持されており、この走行用モータ73に連結さ
れた減速機74の出力端には、前記ラック69に噛合す
るピニオン75が固着される。したがって走行用モータ
73を作動せしめることにより、自走台車22は可動案
内枠191 に沿って自走することになる。しかも台車枠
70には、搬送方向15に沿う前方に向けて延びる前部
間隔保持部材78と、前記搬送方向15に沿う後方に向
けて延びる後部間隔保持部材79とが設けられ、それら
の間隔保持部材78,79は、車体Bがその前後方向を
搬送方向15に沿わせて自走台車22上に載った状態で
該車体Bの前端および後端よりも前方および後方にそれ
ぞれ突出する長さを有するものであり、複数の自走台車
22…上に載った車体Bが衝突することが両間隔保持部
材78,79により回避されることになる。
【0019】旋回台21は、台車枠70上に軸受76を
介して鉛直軸線Cのまわりに回動自在に支承される円板
部21aと、車体Bの底部両側を載せるべく円板部21
aから半径方向外方に延設される一対ずつ2組の支持腕
部21b,21c;21b,21cとを備え、各支持腕
部21b,21c;21b,21cの先端上面には、車
体Bの所定位置に嵌合して位置決めするための位置決め
ピン96,97;96,97が突設される。しかも支持
腕部21b,21bには、ハンガ29,29に対応する
切欠き77,77が設けられる。
【0020】図10を併せて参照して、車体姿勢変換機
構23は、第1昇降機構201 の一側方で床面上に立設
される支持枠81と、搬送方向15に沿って平行に該支
持枠81上に固定される一対のガイドレール82,82
に沿って移動可能な移動枠83と、上昇位置に在る第1
昇降機構201 上の旋回台21に係脱可能に係合すべく
ガイドレール82,82とは直交する水平方向への移動
を可能として移動枠83上に配設される係合部材84
と、係合部材84を進退自在に駆動する係合用シリンダ
85と、移動枠83をガイドレール82,82に沿って
駆動するモータ86とを備える。
【0021】両ガイドレール82,82間でそれらと平
行に延びるねじ棒87の一端が支持枠83に回転自在に
支承されており、該ねじ棒87の他端には支持枠81上
に配設されるモータ86が連結される。しかもねじ棒8
7の中間部は、移動枠83の下部に突設された突部88
に螺合される。したがってモータ86の作動により移動
枠83がガイドレール82,82に沿って移動すること
になる。
【0022】係合部材84は二股状に形成されており、
ガイドレール82,82と直交する水平な軸線を有して
移動枠83に配設された係合用シリンダ85が係合部材
84に連結される。
【0023】一方、自走台車22の旋回台21における
一方の支持腕部21cの下面には、係合部材84を係脱
可能に係合し得る係止ピン89が突設されており、係合
部材84を該係止ピン89に係合した状態で移動枠83
をガイドレール82,82に沿って移動させることによ
り、旋回台21が鉛直軸線まわりに90度回動せしめら
れる。
【0024】しかも、前記旋回台21の両支持腕部21
b,21cには、鉛直軸線Cを中心として中心角90度
をなす位置に、係止孔90,91が穿設されており、自
走台車21における台車枠70には、係止孔90,91
に挿脱可能に係合する係合ピン92が配設される。この
係合ピン92は、上方すなわち係止孔90、91に係合
する方向にばね付勢されるものであり、操作部材93に
連結される。この操作部材93は、係合ピン92をばね
付勢力に抗して係止孔90,91から離脱せしめる方向
に駆動することを可能として台車枠70に配設されるも
のであり、係止孔90,91から離脱する方向に係合ピ
ン92を駆動すべく操作部材93の外端を押圧する押圧
部材94が、支持枠81に配設されるシリンダ95に連
結される。すなわち、第1昇降機構201 で上昇位置と
された自走台車22の旋回台21は、押圧部材94で操
作部材93を押圧操作することにより両係止孔90,9
1の一方から係合ピン92を離脱させた状態で、係止ピ
ン98に係合部材84を係合させ、移動枠83をガイド
レール82,82に沿って移動させることにより90度
だけ回動し、その回動後に、押圧部材94による操作部
材93の押圧状態を解除することにより、係合ピン92
が両係止孔90,91の他方に係合し、旋回台21の9
0度旋回した位置が保持されることになる。
【0025】ところで、第1昇降機構201 により上昇
位置に在る状態の自走台車22の旋回台21上に車体B
を載置すべく、昇降移載手段24によりハンガ28,2
9;28,29が降下して来たときに、ハンガ28,2
8に下方から嵌合してハンガ28,29;28,29の
位置決めを果たすための一対の位置決めピン98,98
が、ハンガ28,28の下方位置に配設される。各位置
決めピン98,98は、支持部材100,100上に立
設されるものであり、それらの支持部材100,100
は、上下に延びる軸線を有して支持枠81に固定支持さ
れるシリンダ99,99に連結される。而してハンガ2
8,29;28,29が降下して車体Bを旋回台21上
に載置し得る位置となったときに、シリンダ99,99
を伸長作動せしめ、位置決めピン98,98をハンガ2
8,28に嵌合することにより、ハンガ28,29;2
8,29の位置決めがなされる。
【0026】而して、車体Bは横向き姿勢でオーバーヘ
ッドコンベア16により搬送されるものであり、車体B
は横向き姿勢のままで昇降移載手段24により降下せし
められる。一方、第1昇降機構201 で上昇位置とされ
た状態にある自走台車22の旋回台21は、車体姿勢変
換機構23により横向き姿勢のままの車体Bを受けとる
状態(図6の状態)に在り、車体Bを載せた後に旋回台
21が車体姿勢変換機構23によって90度回動せしめ
られることにより、図10で示すように自走台車22上
の車体Bがその前後方向を搬送方向15に向けた縦向き
姿勢となる。
【0027】搬送方向15に沿って第1受渡し位置P1
から離隔した位置に第2受渡し位置P2 が設定されてお
り、この第2受渡し位置P2 には、第1昇降機構201
と基本的に同一の構成を有する第2昇降機構202 が配
設される。この第2昇降機構202 は、可動案内枠19
2 を、第1昇降機構201 の上昇位置と同一レベルの上
昇位置、ならびに第1昇降機構201 の下降位置と同一
レベルの下降位置間で昇降駆動する。
【0028】しかも可動案内枠192 における左右両側
面の上部には、図示しないが、可動案内枠191 と同様
に多数の転動ローラおよびVローラが回転自在に支承さ
れ、可動案内枠192 の一側面にはラックが固設され
る。
【0029】第1受渡し位置P1 および第2受渡し位置
2 間には、搬送方向15に沿って延びる角筒状の上案
内枠17と、上案内枠17の下方で搬送方向15に沿っ
て延びる角筒状の下案内枠18とが固定的に配設される
ものであり、上案内枠17は第1および第2昇降機構2
1 ,202 により上昇位置となった可動案内枠1
1 ,192 と同一レベルで枠体101に固定され、下
案内枠18は第1および第2昇降機構201 ,202
より下降位置となった可動案内枠191 ,192 と同一
レベルで枠体101に固定される。すなわち可動案内枠
191 ,192 は、上昇位置で上案内枠17に連結さ
れ、下降位置で下案内枠18に連結されることになる。
【0030】而して上案内枠17および下案内枠18に
おける左右両側面の上部には、その長手方向に間隔をあ
けて多数の転動ローラ102…,103…が回転自在に
支承されるとともに、それらの転動ローラ102…,1
03…間の適所に複数のVローラ104…,105…が
回転自在に支承され、また上、下案内枠17,18の一
側面には、その長手方向に沿って延びるラック105,
106が固設されている。
【0031】図11および図12を併せて参照して、フ
ロアコンベア25は、車体Bを縦向き姿勢で搬送すべく
第2受渡し位置P2 から搬送方向15に沿って延びるよ
うに床面上に配設されるものであり、上昇位置に在る第
2昇降機構202 の可動案内枠192 上の自走台車22
上から前記フロアコンベア25に車体Bを移載するため
の移載手段26が第2受渡し位置P2 に配設される。
【0032】この移載手段26は、第2昇降機構202
の上方位置とフロアコンベア25の端部の上方位置との
間にわたって搬送方向15に沿って往復移動可能な移動
台車110に、車体Bの両側底部を載置可能な一対のハ
ンガ111,111が昇降可能に支承されて成るもので
ある。
【0033】第2昇降機構202 の上方位置とフロアコ
ンベア25の端部の上方位置との間にわたっては、架台
112に固定されて一対のレール113,113が配設
されており、移動台車110には、それらのレール11
3,113に沿って転動する一対ずつ2組の車輪11
4,114が軸支される。しかも架台112には、レー
ル113,113と平行にラック115が固定されてお
り、移動台車110には、モータ116と、該モータ1
16に減速機117とが配設され、減速機117の出力
端にはラック115に噛合するピニオン118が固定さ
れる。したがってモータ116の作動に応じて移動台車
110がレール113,113に沿って往復移動するこ
とになる。
【0034】移動台車110には、上下に延びる一対の
ガイド筒119,119が固着されており、それらのガ
イド筒119,119には昇降ロッド120,120が
摺動自在に嵌合され、両昇降ロッド120,120の下
端にハンガ111,111が固着される。しかも昇降ロ
ッド120,120にはラック121,121が固着さ
れており、それらのラック121,121に噛合するピ
ニオン122,122が移動台車110上に配設された
モータ123,123により駆動される。したがってモ
ータ123,123を同期して作動せしめることによ
り、昇降ロッド120,120すなわちハンガ111,
111が昇降作動することになる。
【0035】このような移載手段26によると、第2昇
降機構202 の可動案内枠192 が上昇位置に在る状態
で、上案内枠17から該可動案内枠192 に移動して来
る自走台車22上の車体Bよりも下方位置にハンガ11
1,111を降下させておき、ハンガ111,111を
上昇させて車体Bをハンガ111,111上に載せた状
態で移動台車110をフロアコンベア25に移動させ、
そこでハンガ111,111を降下させることにより、
縦向き姿勢に在る車体Bをフロアコンベア25上に移載
することができる。
【0036】次にこの実施例の作用について説明する
と、車体Bは、横向き姿勢でオーバーヘッドコンベア1
6により順次搬送される。而してオーバーヘッドコンベ
ア16で第1受渡し位置P1 に対応する位置まで搬送さ
れた車体Bは、昇降移載手段24により横向き姿勢のま
まで降下せしめられる。この際、第1昇降機構201
可動案内枠191 を上昇位置にもたらしており、その可
動案内枠191 上には、旋回台21を横向き姿勢の車体
Bを受けとる状態として自走台車22が待機している。
【0037】而して横向き姿勢に在る車体Bは昇降移載
手段24により第1昇降機構201 により上昇位置で待
機した状態にある自走台車22の旋回台21上に移載さ
れ、その移載後には、旋回台21が車体姿勢変換機構2
3により90度回動駆動されることにより、車体Bがそ
の前後方向を搬送方向15に沿わせた縦向き姿勢とな
る。
【0038】縦向き姿勢となった車体Bを載せた自走台
車22は、第1昇降機構201 の可動案内枠191 から
上案内枠17へと移動し、上案内枠17上を搬送方向1
5に沿って移動する間に、車体Bの艤装処理が施され
る。自走台車22が第2受渡し位置P2 に達する直前に
は、第2昇降機構202 の可動案内枠192 は上昇位置
で待機しており、上案内枠17上を移動して来た自走台
車22は可動案内枠19 2 上へと乗り移る。そこで、移
載手段26により自走台車22上の車体Bが縦向き姿勢
のままでフロアコンベア25に移載される。
【0039】車体Bの移載後には、第2昇降機構202
の可動案内枠192 は自走台車22とともに下降位置へ
と下降し、車体Bを移載して空となった自走台車22
は、可動案内枠192 から下案内枠18上へと移動し、
下案内枠18に沿って搬送方向15とは逆方向に移動す
る。一方、第1昇降機構201 では可動案内枠191
下降位置に下降して待機しており、下案内枠18に沿っ
て第1受渡し位置P1 まで戻って来た自走台車22は、
下案内枠18から可動案内枠191 上に乗り移る。次い
で可動案内枠191 が上昇位置に上昇することにより、
自走台車22は、次の車体Bを受けとるべく第1受渡し
位置P1 で待機することになる。
【0040】このようにして車体Bは、オーバーヘッド
コンベア16からフロアコンベア25へと移載される間
に、その姿勢を横向き姿勢から縦向き姿勢へと変換する
ことになり、搬送ラインの長大化を回避しながらオーバ
ーヘッドコンベア16およびフロアコンベア26間での
車体Bの移載が効率よく行なわれることになる。
【0041】
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明装置によれば、自動
車の車体を横向き姿勢で搬送するオーバーヘッドコンベ
アから、第1受渡し位置で自走台車上の旋回台へ車体を
載せ替え、そこで車体姿勢変換機構により旋回台を介し
て車体を縦向き姿勢に姿勢変換してから自走台車を上案
内枠に沿って移動させて、この移動中に車体に艤装処理
できるようにし、そして第2受渡し位置で同車体を自走
台車上からフロアコンベア上へ縦向き姿勢のまま載せ替
えるようにしたので、オーバヘッドコンベアからフロア
コンベアへ車体を効率よく移載することができると共
に、その移載過程で車体の艤装処理を併せて行うことが
できて、全体として車体の組立効率が高められる。しか
もその移載過程で車体を横向き姿勢から縦向き姿勢に姿
勢変換させることで、オーバヘッドコンベア上では車体
の姿勢変換を特別に行う必要はなくなるため、オーバヘ
ッドコンベアでは専ら横向き姿勢で(即ち姿勢変換を考
慮して車体相互の搬送ピッチを特別に長く設定すること
なく)車体を効率よく搬送することができ、その搬送ラ
インを極力短く形成することができる。 さらに上記姿勢
変換に際しては自走台車上の旋回台を、第1受渡し位置
に配設された、自走台車とは別個の車体姿勢変換機構に
よって強制的に回動させるようにしているため、個々の
自走台車に旋回台の強制回動機構を各々設ける場合と比
べて台車構造を簡単且つ軽量化することができ、従って
コスト節減や台車駆動のための駆動力軽減に寄与するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車体搬送装置の簡略化した平面図である。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】図1の3矢視拡大側面図である。
【図4】図3の4矢視図である。
【図5】図4の5−5線矢視拡大図である。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【図7】図6の7−7線断面図である。
【図8】図6の8−8線断面図である。
【図9】図6の9−9線拡大断面図である。
【図10】車体の向きを90度変換した状態の図6に対
応する断面図である。
【図11】図1の11−11線拡大断面図である。
【図12】図11の12矢視図である。
【符号の説明】
15 搬送方向 16 オーバーヘッドコンベア 17 上案内枠 18 下案内枠 191 ,192 可動案内枠 201 第1昇降機構 202 第2昇降機構 21 旋回台 22 自走台車 23 車体姿勢変換機構 24 昇降移載手段 25 フロアコンベア 26 移載手段 B 車体 P1 第1受渡し位置 P2 第2受渡し位置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−13516(JP,A) 特開 平1−202586(JP,A) 特開 昭62−113639(JP,A) 特開 昭62−216879(JP,A) 特開 平4−183557(JP,A) 実開 平3−23116(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 65/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体(B)をその前後方向が搬送方向
    (15)と直交した横向き姿勢を維持したまま搬送する
    オーバーヘッドコンベア(16)と、該オーバーヘッド
    コンベア(16)の下方位置に設定される第1受渡し位
    置(P1 )ならびに前記搬送方向(15)に沿って第1
    受渡し位置(P1 )から離隔した第2受渡し位置
    (P2 )間にわたって上下2段に固定的に配設される
    上、下案内枠(17,18)と、上、下案内枠(17,
    18)にそれぞれ連結可能な可動案内枠(191 ,19
    2 )を有するとともに該可動案内枠(191 ,192
    を上、下案内枠(17,18)に対応する上昇位置およ
    び下降位置間で昇降させるべく第1および第2受渡し位
    置(P1 ,P2 )にそれぞれ配設される第1および第2
    昇降機構(201 ,202 )と、車体(B)を載置して
    鉛直軸線回りに回動可能な旋回台(21)を有するとと
    もに上、下案内枠(17,18)および可動案内枠(1
    1 ,192 )に沿って走行可能な複数の自走台車(2
    2)と、第1受渡し位置(P1 )で上昇位置に在る可動
    案内枠(191 )上の自走台車(22)の旋回台(2
    1)を鉛直軸線まわりに90度強制的に回動させるべく
    旋回台(21)への係脱を可能として第1受渡し位置
    (P1 )に配設される、自走台車(22)とは別個の
    体姿勢変換機構(23)と、第1受渡し位置(P1 )で
    上昇位置に在る前記可動案内枠(191 )上の前記自走
    台車(22)およびオーバーヘッドコンベア(16)間
    で横向き姿勢に在る車体(B)を移載する昇降移載手段
    (24)と、車体(B)をその前後方向が搬送方向(1
    5)に沿う縦向き姿勢で搬送すべく第2受渡し位置(P
    2 )から搬送方向(15)に沿って延びるフロアコンベ
    ア(25)と、縦向き姿勢に在る車体(B)を第2受渡
    し位置(P2 )で上昇位置に在る可動案内枠(192
    上の前記自走台車(22)およびフロアコンベア(2
    5)間で移載する移載手段(26)とを備え 第1受渡し位置(P 1 )で縦向き姿勢となった車体
    (B)を載せた自走台車(22)が上案内枠(17)上
    を搬送方向(15)に沿って移動する間に、車体(B)
    に艤装処理が施される ことを特徴とする車体搬送装置。
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