JPH05104359A - 自動車ボデイへのエンジン組立体搭載方法および装置 - Google Patents

自動車ボデイへのエンジン組立体搭載方法および装置

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JPH05104359A
JPH05104359A JP3261617A JP26161791A JPH05104359A JP H05104359 A JPH05104359 A JP H05104359A JP 3261617 A JP3261617 A JP 3261617A JP 26161791 A JP26161791 A JP 26161791A JP H05104359 A JPH05104359 A JP H05104359A
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正勝 大浜
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Abstract

(57)【要約】 【目的】自動車ボディに、ボディの幅方向に長いエンジ
ン組立体を搭載するにあたって、比較的小さなスペース
でボディにエンジン組立体を効率よく搭載し得るように
する。 【構成】ボディ搬送方向11とエンジン組立体搬送方向
12とを平行に設定し、搭載位置PM1,PM2での一旦停
止を可能としてボディBをその前後方向がボディ搬送方
向11と直交する姿勢で吊り下げて搬送するとともに、
移載位置PT1,P T2での一旦停止を可能としてエンジン
組立体Eをその長手方向がエンジン組立体搬送方向12
と直交する姿勢で吊り下げて搬送し、移載位置PT1,P
T2で一旦停止したエンジン組立体Eを吊り下げ状態のま
ま90度姿勢変換し、姿勢変換後のエンジン組立体Eを
移載位置PT1,PT2から搭載位置PM1,PM2に移送し、
搭載位置PM1,PM2で一旦停止状態のボディBにエンジ
ン組立体Eを搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車ボディに、該ボ
ディへの搭載状態でボディの幅方向に長いエンジン組立
体を搭載するための自動車ボディへのエンジン組立体搭
載方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車ボディにエンジン等を搭載
するにあたっては、特開昭61−115784号公報で
開示されているように、ボディをその前後方向が搬送方
向と一致する姿勢でオーバーヘッドコンベアにより搬送
しつつ、そのオーバーヘッドコンベアに同期して移動す
る移載治具等によりエンジン等を持ち上げてボディにエ
ンジン等を搭載するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ように前後に長い自動車ボディをその前後方向が搬送方
向と一致する姿勢で搬送したのでは、オーバーヘッドコ
ンベアによる自動車ボディの搬送距離が長くなり、その
分だけエンジン組立体のボディへの搭載工程に必要なス
ペースが大きくなる。またボディを搬送するコンベア、
ならびにエンジン等を搬送するコンベアを同期して駆動
する必要があり、その同期調整が煩雑である。さらにボ
ディにエンジン等を組付ける作業を、それらの移動に応
じて作業員が歩行して実施しなければならないので、作
業ロスが大きい。
【0004】そこで、特公平1−16719号公報で開
示されるように、ボディへのエンジン等の組付け作業を
それらの静止状態で行ない得るようにしたものも実現さ
れているが、ボディはその前後方向を搬送方向に一致さ
せて搬送されるものであるので、ボディ搬送のためのス
ペースが大きいままである。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、比較的小さなスペースでボディにエンジン組
立体を効率よく搭載し得るようにした自動車ボディへの
エンジン組立体搭載方法および装置を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明方法は、ボディ搬送方向とエンジン組立体搬
送方向とを平行に設定しておき、予め設定した搭載位置
での一旦停止を可能としてボディをその前後方向がボデ
ィ搬送方向と直交する姿勢で吊り下げて搬送するととも
に、前記搭載位置に対応して設定した移載位置での一旦
停止を可能としてエンジン組立体をその長手方向がエン
ジン組立体搬送方向と直交する姿勢で吊り下げて搬送
し、移載位置で一旦停止したエンジン組立体を吊り下げ
状態のまま90度姿勢変換し、姿勢変換後のエンジン組
立体を移載位置から搭載位置に移送し、搭載位置で一旦
停止状態にあるボディにエンジン組立体を搭載すること
を特徴とする。
【0007】また本発明装置は、予め設定した搭載位置
での一旦停止を可能としてボディをその前後方向がボデ
ィ搬送方向と直交する姿勢で吊り下げて搬送するボディ
搬送用オーバーヘッドコンベアと;前記搭載位置に対応
して設定される移載位置に配設されて鉛直軸線まわりに
90度回動可能なフリーレールと、フリーレールとの接
続を可能として前記ボディ搬送用オーバーヘッドコンベ
アと並列して固定的に配設される固定レールと、エンジ
ン組立体をその長手方向が前記フリーレールおよび固定
レールの長手方向に対して直交する姿勢で吊り下げた状
態で前記各レールに沿って走行可能な移動体と、移動体
を走行駆動すべく少なくとも移載位置では連結状態を解
除可能にして移動体に連結される走行駆動手段と、フリ
ーレールを回動駆動する回動駆動手段とを備えるエンジ
ン組立体搬送用オーバーヘッドコンベアと;エンジン組
立体を載置して昇降可能な移載治具を備え、移載位置お
よび搭載位置間にわたって両方向移動を可能として床上
に敷設される移送コンベアと;を含むことを特徴とす
る。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例について
説明する。
【0009】図1ないし図9は本発明の一実施例を示す
ものであり、図1は全体概略平面図、図2は図1の2−
2線に沿う拡大断面図、図3はエンジン組立体搬送用オ
ーバーヘッドコンベアの側面図、図4はフリーレールお
よび回動駆動手段の縦断側面図、図5は図4の5−5線
断面図、図6は図4の6−6線断面図、図7は図1の7
−7線に沿う拡大断面図、図8は図7の8矢視側面図、
図9は移送コンベアの拡大縦断側面図である。
【0010】先ず図1および図2において、自動車ボデ
ィBの前部に、エンジン、フロントアクスルおよびフロ
ントサスペンション等を組立てて成るとともに前記ボデ
ィBへの搭載状態でボディBの幅方向に長いエンジン組
立体Eを搭載する組立工程において、ボディ搬送方向1
1とエンジン組立体搬送方向12とが相互に逆にかつ平
行に設定されており、ボディBは、その前後方向がボデ
ィ搬送方向11と直交する姿勢でボディ搬送用オーバー
ヘッドコンベア13により搬送され、エンジン組立体E
は、その長手方向がエンジン組立体搬送方向12と直交
する姿勢でエンジン組立体搬送用オーバーヘッドコンベ
ア14により搬送される。しかもボディ搬送用オーバー
ヘッドコンベア13は、その途中に設定されている搭載
位置PM1、ならびに該搭載位置PM1よりも前方に間隔を
あけて設定される予備搭載位置P M2での一旦停止を可能
として、ボディBを吊り下げ状態で搬送するものであ
り、またエンジン組立体搬送用オーバーヘッドコンベア
14は、前記予備搭載位置P M2に対応して設定される予
備移載位置PT2、ならびに該予備移載位置PT2よりも前
方で前記搭載位置PM1に対応して設定される移載位置P
T1での一旦停止および90度の回動を可能として、エン
ジン組立体Eを吊り下げ状態で搬送するものである。而
して、前記移載位置PT1および搭載位置PM1間の床1上
には、エンジン組立体Eを移送するための移送コンベア
151 が、また前記予備移載位置PT2および予備搭載位
置PM2間の床1上にはエンジン組立体Eを移送するため
の予備移送コンベア152 がそれぞれ配設される。
【0011】ボディ搬送用オーバーヘッドコンベア13
は、ボディ搬送方向11と直交する平面内で仮想三角形
の各頂角に位置するようにして配設される3つのガイド
レール17,18,19と、それらのガイドレール17
〜19に沿って走行するハンガ20とを備え、ハンガ2
0には、ボディBがその前後方向をボディ搬送方向11
とは直交させた横向きの姿勢に載置される。しかも搭載
位置PM1および予備搭載位置PM2において、上下に延び
る一対の位置決め用シリンダ21,21がそれぞれ床面
上に固定配置されており、それらの位置決め用シリンダ
21,21によってそれぞれ伸縮作動される位置決めピ
ン22をハンガ20に嵌合することにより、搭載位置P
M1および予備搭載位置PM2でのハンガ20すなわちボデ
ィBの位置決めがなされる。
【0012】図3、図4、図5および図6を併せて参照
して、エンジン組立体搬送用オーバーヘッドコンベア1
4は、前記移載位置PT1および予備移載位置PT2にそれ
ぞれ対応して配設されるとともに鉛直軸線まわりに90
度回動可能なフリーレール231 ,232 と、フリーレ
ール231 ,232 との接続を可能として固定的に配設
される固定レール241 ,242 ,243 と、エンジン
組立体Eを吊り下げ可能として前記各レール231 ,2
2 ,241 〜243 に沿って走行する移動体25と、
該移動体25を走行駆動すべく連結解除可能として移動
体25に連結される駆動チェーン32を有する走行駆動
手段26と、フリーレール231 ,23 2 を回動駆動す
る回動駆動手段としての回動用シリンダ271 ,272
とを備える。
【0013】固定レール241 ,242 ,243 は、エ
ンジン組立体搬送方向12に沿って延びるものであり、
ボディ搬送用オーバーヘッドコンベア13と並列した固
定の支持梁28,28によって支持される。而してフリ
ーレール232 は固定レール241 ,242 間に、また
フリーレール231 は固定レール242,243 間に配
設されており、両フリーレール231 ,232 は、固定
レール241 〜243 に連なる位置と、固定レール24
1 〜243 とは直交する位置との間で90度回動可能で
ある。
【0014】移動体25は、前記各レール231 ,23
2 ,241 〜243 に沿って転動可能な複数の車輪2
9,29…を備えるものであり、この移動体25から垂
下されるチェーン30には、エンジン組立体Eがその長
手方向を各レール231 ,23 2 ,241 〜243 の長
手方向とは直交させた姿勢で係脱可能に係合される。し
かも移動体25には、走行駆動手段26の駆動チェーン
32に係脱可能に係合されるフック31が設けられる。
【0015】図1に特に注目して、走行駆動手段26
は、図示しない駆動源により走行駆動される無端状の駆
動チェーン32を前記移動体25のフック31に係合す
ることにより、移動体25をエンジン組立体搬送方向1
2に沿って走行させるものであるが、駆動チェーン32
は、フリーレール232 、固定レール242 およびフリ
ーレール231 に対応する部分では前記移動体25のフ
ック31との係合を解除すべく、側方を迂回して走行す
るように配設される。すなわち、移動体25は固定レー
ル241 ,243 に沿って走行するときのみ走行駆動手
段26によって駆動されることになる。
【0016】フリーレール231 は、該フリーレール2
1 の長手方向に延びる角筒状の回動体34から垂下さ
れており、支持梁28に固定的に支持された支持枠35
に回動体34が鉛直な軸線を有する軸36を介して回動
可能に支承される。すなわち、支持枠35には軸36の
軸線を中心として90度よりもわずかに大きな範囲で円
弧状となる一対のレール37,37が周方向に等間隔を
あけて固定、支持されており、回動体34の長手方向両
端部には、各レール37,37上を転動する車輪38,
38が軸支される。
【0017】また支持枠35には、フリーレール231
が両側の固定レール242 ,243 に連なった位置とな
ったときに回動体34に当接するストッパ39と、フリ
ーレール232 が両側の固定レール242 ,243 の長
手方向とは直交する位置となったときに回動体34に当
接するストッパ40とが固定的に配設される。
【0018】回動用シリンダ271 は、固定レール24
2 ,243 の長手方向と平行な軸線を有して支持枠35
にトラニオン軸42を介して揺動可能に支持されてお
り、軸36に基部が固定されたアーム41の先端が該回
動用シリンダ271 に連結される。而して回動用シリン
ダ271 を縮小作動せしめたときには、フリーレール2
1 が両固定レール242 ,243 に連なった位置とな
り、また回動用シリンダ271 を伸長作動せしめたとき
にはフリーレール231 が両固定レール242 ,243
の長手方向と直交する位置となる。この回動用シリンダ
271 の作動を制御するために、アーム41の基部には
外側方に突出する突部43が突設され、支持枠35に
は、フリーレール231 が両固定レール242 ,243
に連なった位置となったときに突部43を検出するリミ
ットスイッチ44と、フリーレール231 が両固定レー
ル242 ,243 と直交する位置となったときに突部4
3を検出するリミットスイッチ45とが配設される。
【0019】またフリーレール231 において、固定レ
ール242 ,243 と連なった位置にあるときの固定レ
ール242側には、移動体25の車輪29が固定レール
24 2 からフリーレール231 に転動して来るのは許容
するが、固定レール242 側に戻るのは阻止する規制部
材46が設けられる。さらに、固定レール242 ,24
3 と連なった位置にあるときの固定レール243 側でフ
リーレール231 には、フリーレール231 の長手方向
と直交する軸線を有する規制用シリンダ48が固定支持
されており、この規制用シリンダ48のピストンロッド
先端には、移動体25の車輪29がフリーレール231
から固定レール243 側に移動するのを阻止するための
規制部材47が設けられる。
【0020】フリーレール232 の回動支持構造、回動
用シリンダ272 のフリーレール232 との連結構造、
ならびに移動体25のフリーレール232 からの移動を
阻止するための構成は、上記フリーレール231 のもの
と同一である。
【0021】ところで、移動体25は押圧駆動手段49
により固定レール241 からフリーレール232 へと移
動せしめられるとともに、押圧駆動手段50によりフリ
ーレール232 から固定レール242 側へと移動せしめ
られるものである。
【0022】図7および図8において、押圧駆動手段5
0は、予備搭載位置PM2から固定レール242 のフリー
レール231 側端部までの間にわたって設けられるもの
であり、固定レール242 の一側方でエンジン組立体搬
送方向12に沿って延びるとともに支持梁28に固定的
に支持される支持板51と、支持板51の下方でエンジ
ン組立体搬送方向12に沿って延びるとともに支持梁2
8に固定的に支持されるガイド枠52と、支持板51の
下面に固定される固定ラック53と、エンジン組立体搬
送方向12に沿う移動を可能としてガイド枠52に支承
される可動ラック54と、該可動ラック54に設けられ
た係合アーム55と、移動体25への係合を可能として
係合アーム55の先端に配設される係合爪56と、エン
ジン組立体搬送方向12に沿う軸線を有するとともにト
ラニオン軸58を介して支持板53に支持されるシリン
ダ57と、該シリンダ57におけるピストンロッド57
aの先端に軸支されるとともに固定ラック53および可
動ラック54に噛合されるピニオン59とを備える。
【0023】係合爪56は、移動体25に設けられた係
止突起60に、エンジン組立体搬送方向12に沿う後方
側から係合するものであり、係止突起60が係合爪56
を乗り越えてエンジン組立体搬送方向12に沿う前方に
移動することを許容するようにして係合アーム55の先
端に設けられる。
【0024】この押圧駆動手段50によれば、シリンダ
57の伸長作動により該シリンダ57の伸長量の2倍の
距離だけ可動ラック54すなわち係合アーム55が移動
することになり、フリーレール232 に在る移動体25
を固定レール242 側に移動させることができる。而し
て、固定レール242 からフリーレール231 への移動
体25の移動、ならびにフリーレール231 から固定レ
ール243 への移動体25の移動は、作業員の牽引作業
によることになる。
【0025】押圧駆動手段49は、基本的には上記押圧
駆動手段50と同一の構成を有するものであり、移動体
25に設けられた係止突起61への係合により、押圧駆
動手段49は移動体25を固定レール241 からフリー
レール232 へと移動させるべく、固定レール241
よびフリーレール232 間にわたってそれらのレール2
1 ,232 の他側方に配設される。
【0026】図9において、移送コンベア151 は、移
載位置PT1および搭載位置PM1間にわたって無端状に配
設されるものであり、一対の無端状チェーン63が一対
ずつ2組のスプロケット64,65に巻掛けられるとと
もに、両チェーン63間にわたって多数の板材66が設
けられて成るスラットコンベアであり、移載位置PT1
エンジン組立体搬送用オーバーヘッドコンベア14から
エンジン組立体Eを移載するとともに搭載位置PM1に在
るボディBにエンジン組立体Eを組付けるべくエンジン
組立体Eを所定の位置まで持ち上げ可能な移載治具67
を備える。
【0027】移載治具67は、上下に延びる昇降シリン
ダ68と、該昇降シリンダ68におけるピストンロッド
68aの上端に固定される載置台69とを有するもので
あり、移送コンベア151 を貫通する昇降シリンダ68
の中間部が該移送コンベア151 に固定される。
【0028】移送コンベア151 は、駆動手段70によ
り走行駆動されるものであり、この駆動手段70は、移
送コンベア151 の長手方向に沿って延びる軸線を有す
るシリンダ71と、該シリンダ71におけるピストンロ
ッド71aの先端に軸支されるピニオン72と、移送コ
ンベア151 の長手方向に沿って延びて固定配置される
とともにピニオン72に噛合される固定ラック73と、
移送コンベア151 の長手方向に沿って延びるとともに
その長手方向に沿う移動を可能としてピニオン72に噛
合される可動ラック74とを備え、可動ラック74に昇
降シリンダ68の下端部が固定される。
【0029】このような移送コンベア151 にあって
は、シリンダ71の伸縮作動により、移載治具67を移
載位置PT1および搭載位置PM1間で往復移動せしめるこ
とができ、しかも移載治具67は、エンジン組立体Eを
載置する載置台69を、移載位置PT1ではエンジン組立
体搬送用オーバーヘッドコンベア14から受けとるべく
上昇せしめることができ、また搭載位置PM1ではボディ
Bにエンジン組立体Eを組付けるべく所定の位置まで載
置台69を上昇せしめることができる。
【0030】予備移載位置PT2および予備搭載位置PM2
間にわたって設けられる予備移送コンベア152 も、上
記移送コンベア151 と同一の構成を有するものであ
る。
【0031】次にこの実施例の作用について説明する
と、前後に長い自動車ボディBは、その前後方向がボデ
ィ搬送方向11と直交する姿勢でボディ搬送用オーバー
ヘッドコンベア13により搬送され、このボディ搬送用
オーバーヘッドコンベア13は、搭載位置PM1でボディ
Bを一旦停止させる。而してボディBの前後方向がボデ
ィ搬送方向11と直交しているので、ボディ搬送用オー
バーヘッドコンベア13は相互の間隔を比較的短くして
ボディBを搬送することができ、ボディBの搬送距離を
短くすることが可能である。
【0032】一方、エンジン組立体Eは、その長手方向
がエンジン組立体搬送方向12と直交する姿勢でエンジ
ン組立体搬送用オーバーヘッドコンベア14により搬送
されるものであり、したがってエンジン組立体搬送用オ
ーバーヘッドコンベア14を配設するに必要なスペース
を小さくすることができる。しかも、ボディ搬送用オー
バーヘッドコンベア13とエンジン組立体搬送用オーバ
ーヘッドコンベア14とが平行であるために、エンジン
組立体Eが、移載位置PT1にあるフリーレール231
搬送されて来たときには、ボディBへの搭載姿勢とは9
0度ずれた姿勢にある。そこで、フリーレール231
90度回動駆動され、それによりエンジン組立体Eの姿
勢がボディBへの搭載姿勢とされる。この状態で移送コ
ンベア151 の移載治具67が上昇作動することによ
り、載置台69がエンジン組立体Eを受けとる位置まで
上昇し、チェーン30による吊り下げ状態を解除するこ
とにより、エンジン組立体Eが載置台69上に載せられ
ることになる。
【0033】次いで移載治具67が下降作動し、さらに
移送コンベア151が移載治具67を搭載位置PM1にも
たらすまで作動し、移載治具67が上昇作動して載置台
69が所定の位置まで上昇せしめられ、載置台69上の
エンジン組立体Eが作業員によりボディBに組付けられ
ることになる。
【0034】この組付け時ボディBは停止しており、作
業員による組付け作業は極めて容易である。
【0035】このようにして、自動車ボディBに、該ボ
ディBへの搭載状態でボディの幅方向に長いエンジン組
立体Eを搭載するにあたって、比較的小さなスペースで
ボディBにエンジン組立体Eを効率よく搭載することが
可能となる。
【0036】また予備搭載位置PM2および予備移載位置
T2は、移送コンベア151 の作動が不調である等によ
り、搭載位置PM1および移載位置PT1間でのエンジン組
立体Eの移送が困難となったときに備えて設定されてい
るものであり、通常時には、予備移送コンベア152
休止したままである。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明方法によれば、ボデ
ィ搬送方向とエンジン組立体搬送方向とを平行に設定し
ておき、予め設定した搭載位置での一旦停止を可能とし
てボディをその前後方向がボディ搬送方向と直交する姿
勢で吊り下げて搬送するとともに、前記搭載位置に対応
して設定した移載位置での一旦停止を可能としてエンジ
ン組立体をその長手方向がエンジン組立体搬送方向と直
交する姿勢で吊り下げて搬送し、移載位置で一旦停止し
たエンジン組立体を吊り下げ状態のまま90度姿勢変換
し、姿勢変換後のエンジン組立体を移載位置から搭載位
置に移送し、搭載位置で一旦停止状態にあるボディにエ
ンジン組立体を搭載するので、搭載工程に必要なスペー
スを小さくしてボディにエンジン組立体を効率よく搭載
することが可能となる。
【0038】また本発明装置は、予め設定した搭載位置
での一旦停止を可能としてボディをその前後方向がボデ
ィ搬送方向と直交する姿勢で吊り下げて搬送するボディ
搬送用オーバーヘッドコンベアと;前記搭載位置に対応
して設定される移載位置に配設されて鉛直軸線まわりに
90度回動可能なフリーレールと、フリーレールとの接
続を可能として前記ボディ搬送用オーバーヘッドコンベ
アと並列して固定的に配設される固定レールと、エンジ
ン組立体をその長手方向が前記フリーレールおよび固定
レールの長手方向に対して直交する姿勢で吊り下げた状
態で前記各レールに沿って走行可能な移動体と、移動体
を走行駆動すべく少なくとも移載位置では連結状態を解
除可能にして移動体に連結される走行駆動手段と、フリ
ーレールを回動駆動する回動駆動手段とを備えるエンジ
ン組立体搬送用オーバーヘッドコンベアと;エンジン組
立体を載置して昇降可能な移載治具を備え、移載位置お
よび搭載位置間にわたって両方向移動を可能として床上
に敷設される移送コンベアと;を含むので、ボディのボ
ディ搬送方向と直交する姿勢での搬送、エンジン組立体
のエンジン組立体搬送方向と直交する姿勢での搬送、エ
ンジン組立体の姿勢変換、ならびにエンジン組立体をボ
ディに搭載する位置までの移送を、コンパクトにまとめ
た装置で実現し、本発明方法を適切に実施することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体概略平面図である。
【図2】図1の2−2線に沿う拡大断面図である。
【図3】エンジン組立体搬送用オーバーヘッドコンベア
の側面図である。
【図4】フリーレールおよび回動駆動手段の縦断側面図
である。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】図4の6−6線断面図である。
【図7】図1の7−7線に沿う拡大断面図である。
【図8】図7の8矢視側面図である。
【図9】移送コンベアの拡大縦断側面図である。
【符号の説明】
1 床 11 ボディ搬送方向 12 エンジン組立体搬送方向 13 ボディ搬送用オーバーヘッドコンベ
ア 14 エンジン組立体搬送用オーバーヘッ
ドコンベア 151 ,152 移送コンベア 231 ,232 フリーレール 241 〜243 固定レール 25 移動体 26 走行駆動手段 271 ,272 回動駆動手段としての回動用シリン
ダ 67 移載治具 B ボディ E エンジン組立体 PM1,PM2 搭載位置 PT1,PT2 移載位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車ボディ(B)に、該ボディ(B)
    への搭載状態でボディ(B)の幅方向に長いエンジン組
    立体(E)を搭載するための自動車ボディへのエンジン
    組立体搭載方法において、ボディ搬送方向(11)とエ
    ンジン組立体搬送方向(12)とを平行に設定してお
    き、予め設定した搭載位置(PM1,PM2)での一旦停止
    を可能としてボディ(B)をその前後方向がボディ搬送
    方向(11)と直交する姿勢で吊り下げて搬送するとと
    もに、前記搭載位置(PM1,PM2)に対応して設定した
    移載位置(PT1,PT2)での一旦停止を可能としてエン
    ジン組立体(E)をその長手方向がエンジン組立体搬送
    方向(12)と直交する姿勢で吊り下げて搬送し、移載
    位置(PT1,PT2)で一旦停止したエンジン組立体
    (E)を吊り下げ状態のまま90度姿勢変換し、姿勢変
    換後のエンジン組立体(E)を移載位置(PT1,PT2
    から搭載位置(PM1,PM2)に移送し、搭載位置
    (PM1,PM2)で一旦停止状態にあるボディ(B)にエ
    ンジン組立体(E)を搭載することを特徴とする自動車
    ボディへのエンジン組立体搭載方法。
  2. 【請求項2】 自動車ボディ(B)に、該ボディ(B)
    への搭載状態でボディ(B)の幅方向に長いエンジン組
    立体(E)を搭載するための自動車ボディへのエンジン
    組立体搭載装置において、予め設定した搭載位置
    (PM1,PM2)での一旦停止を可能としてボディ(B)
    をその前後方向がボディ搬送方向(11)と直交する姿
    勢で吊り下げて搬送するボディ搬送用オーバーヘッドコ
    ンベア(13)と;前記搭載位置(PM1,PM2)に対応
    して設定される移載位置(PT1,PT2)に配設されて鉛
    直軸線まわりに90度回動可能なフリーレール(2
    1 ,23 2 )と、フリーレール(231 ,232 )と
    の接続を可能として前記ボディ搬送用オーバーヘッドコ
    ンベア(13)と並列して固定的に配設される固定レー
    ル(241 ,242 ,243 )と、エンジン組立体
    (E)をその長手方向が前記フリーレール(231 ,2
    2 )および固定レール(241 ,242 ,243 )の
    長手方向に対して直交する姿勢で吊り下げた状態で前記
    各レール(231 ,232 ,241 〜243 )に沿って
    走行可能な移動体(25)と、移動体(25)を走行駆
    動すべく少なくとも移載位置(PT1,PT2)では連結状
    態を解除可能にして移動体(25)に連結される走行駆
    動手段(26)と、フリーレール(231 ,232 )を
    回動駆動する回動駆動手段(271 ,272 )とを備え
    るエンジン組立体搬送用オーバーヘッドコンベア(1
    4)と;エンジン組立体(E)を載置して昇降可能な移
    載治具(67)を備え、移載位置(PT1,PT2)および
    搭載位置(PM1,PM2)間にわたって両方向移動を可能
    として床(1)上に敷設される移送コンベア(151
    152 )と;を含むことを特徴とする自動車ボディへの
    エンジン組立体搭載装置。
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