JPH0349462Y2 - - Google Patents

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JPH0349462Y2
JPH0349462Y2 JP5969684U JP5969684U JPH0349462Y2 JP H0349462 Y2 JPH0349462 Y2 JP H0349462Y2 JP 5969684 U JP5969684 U JP 5969684U JP 5969684 U JP5969684 U JP 5969684U JP H0349462 Y2 JPH0349462 Y2 JP H0349462Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、オフセツト電流の少い増幅器に関す
るもので、特にPLL(フエーズ・ロツクド・ルー
プ)回路のVCO(電圧もしくは電流制御発振器)
の発振周波数を制御する為の直流増幅器に用いて
好適な増幅器に関するものである。 (ロ) 従来技術 従来、FMステレオマルチプレツクス段におい
ては、38KHzステレオサブキヤリアを再生する為
にPLL回路が用いられている。第1図は、その
様なマルチプレツクス段を示す回路ブロツク図
で、入力端子1に印加されるステレオコンポジツ
ト信号中の19KHzステレオパイロツト信号は、位
相比較器2において、VCO3の発振出力信号を
分周して得られる19KHz信号と位相比較され、位
相差に応じた信号がローパスフイルタ4及び直流
増幅器5を介して前記VCO3に印加される。そ
の為、PLL回路が前記パイロツト信号にロツク
し、前記VCO3の発振周波数が前記パイロツト
信号の周波数に同期したものとなる。通常の場
合、前記VCO3は76KHzで発振しているので、
第1分周器6で分周して38KHz信号を発生させる
とともに、第2分周器7で更に分周して19KHz信
号を発生させている。そして、前記38KHz信号は
デコーダ8に印加され、該デコーダ8の出力端子
9及び10に左右ステレオ信号が発生する。とこ
ろで、前記直流増幅器5がオフセツト電流を有す
ると、該オフセツト電流がVCO3に供給され、
該VCO3の発振周波数が変動したり、前記VCO
3の温度安定度が悪化するので、前記直流増幅器
5はオフセツト電流を持たないことが望ましい。 オフセツト電流を低減した直流増幅器として
は、第2図に示す如きものが知られている。この
直流増幅器は、昭和56年10月1日に発行された
「′82三洋半導体ハンドブツクモノリシツクバイポ
ーラ集積回路編」第307頁に記載されているもの
で、第1及び第2トランジスタ11及び12と定
電流トランジスタ13とによつて構成される差動
増幅回路14の出力電流を、第3及び第4トラン
ジスタ15及び16から成る電流反転回路17で
取り出すとともに、電流吸引トランジスタ18を
配置して前記電流反転回路17から発生するオフ
セツト電流を吸引する様にしたものである。第2
図において、定電流トランジスタ13のコレクタ
電流をI0とすれば、無入力時の第1及び第2トラ
ンジスタ11及び12のコレクタ電流はそれぞれ
I0/2となり、電流反転回路17の第4トランジス タ16のコレクタ電流もI0/2となる。その時、電 流吸引トランジスタ18のエミツタ面積を定電流
トランジスタ13のエミツタ面積の1/2に設定す
れば、前記電流吸引トランジスタ18のコレクタ
電流がI0/2となるので、前記第4トランジスタ1 6のコレクタ電流はすべて前記電流吸引トランジ
スタ18に吸引され、出力端子19に出力電流が
発生せず、オフセツト電流の無い直流増幅器が得
られる。しかして、入力端子20及び21間に入
力電圧△Vが印加され、第1トランジスタ11の
コレクタ電流がI0/2−△I、第2トランジスタ1 2のコレクタ電流がI0/2+△Iに変化したとすれ ば、前記第2トランジスタ12のコレクタ電流が
電流反転回路17で反転され、第4トランジスタ
16のコレクタ電流もI0/2+△Iとなる。その為、 出力端子19には、入力電圧に応じた△Iの出力
電流が発生する。従つて、第2図の増幅器は、オ
フセツト電流の低減された直流増幅器と言うこと
が出来る。 第3図は、オフセツト電流が低減された別の直
流増幅器を示すもので、前記「′82三洋半導体ハ
ンドブツクモノリシツクパイポーラ集積回路編」
第326頁に記載されているものである。しかして、
第3図の増幅器においては、差動増幅回路14の
第1及び第2トランジスタ11及び12のコレク
タ間に第1及び第2正帰還トランジスタ22及び
23により正帰還をかけて電流利得を大としてお
り、正帰還による利得をA、定電流源24に流れ
る電流をI0とすれば、入力端子20及び21間に
入力電圧△Vが印加されたとき、第1及び第2ト
ランジスタ11及び12のコレクタ電流は、I0/2 −A△I及びI0/2+A△Iとなる。そして、第1 トランジスタ11のコレクタ電流I0/2−A△Iは、 第3及び第4トランジスタ25及び26から成る
第1電流反転回路27で反転され、更に第5及び
第6トランジスタ28及び29から成る第2電流
反転回路30で反転されるから、電流吸引トラン
ジスタとなる前記第6トランジスタ29のコレク
タ電流は、I0/2−A△Iとなり、第2トランジス タ12のコレクタ電流I0/2+A△Iは、第7及び 第8トランジスタ31及び32から成る第3電流
反転回路33で反転されるから、前記第8トラン
ジスタ32のコレクタ電流はI0/2+A△Iとなる。 従つて、出力端子19には2A△Iの出力電流が
得られ、かつオフセツト電流は発生しない。 しかしながら、厳密に言うと、第2図及び第3
図の増幅器は、各電流反転回路の不整合に起因す
るオフセツト電流を未だ発生するという欠点があ
つた。例えば、第2図の増幅器においては、電流
反転回路17を構成するPNP型の第4トランジ
スタ16のコレクタと、NPN型の電流吸引トラ
ンジスタ18のコレクタを接続し、その接続点に
出力端子19を接続して出力電流を得ている為、
前記出力端子19の電位が定まらず、電流反転回
路17の第3トランジスタ15に流れる電流が第
4トランジスタ16に正確に伝達されず、その結
果オフセツト電流を生じていた。また第3図の増
幅器においても、同様の理由でオフセツト電流が
生じ、更に第3図の増幅器は、正帰還をかけて利
得を増大させている為、第3電流反転回路33の
不整合がオフセツト電流に与える影響が一層大と
なるという欠点があつた。 (ハ) 考案の目的 本考案は、上述の点に鑑み成されたもので、オ
フセツト電流が十分に小なる増幅器を提供せんと
するものである。 (ニ) 考案の構成 本考案に係る増幅器は、差動増幅回路の出力端
と電流反転回路の入力端との間に挿入された第1
のトランジスタと、前記電流反転回路の出力端と
出力端子との間に挿入された第2のトランジスタ
と、該第2のトランジスタのコレクタから発生す
るオフセツト電流を吸引する電流吸引回路とによ
つて構成される。 (ホ) 実施例 第4図は、本考案の一実施例を示す回路図で、
34はエミツタが共通接続された第1及び第2ト
ランジスタ35及び36と、該第1及び第2トラ
ンジスタ35及び36の共通エミツタにコレクタ
が接続された定電流トランジスタ37とから成る
差動増幅回路、38はダイオード接続された第3
トランジスタ39と、該第3トランジスタ39と
ベース及びエミツタが共通接続された第4トラン
ジスタ40とから成る電流反転回路、41はダイ
オード接続されエミツタが前記第3トランジスタ
39のコレクタに、コレクタが前記第2トランジ
スタ36のコレクタに接続された第5トランジス
タ、42はエミツタが前記第4トランジスタ40
のコレクタに、ベースが第5トランジスタ41の
ベースに、コレクタが出力端子43に接続された
第6トランジスタ、及び44はベースが前記定電
流トランジスタ37のベースに接続され、コレク
タが前記第6トランジスタ42のコレクタに接続
された電流吸引トランジスタである。 尚、第5及び第6トランジスタ41及び42
は、第3及び第4トランジスタ39及び40の関
係と同様、電流反転回路を構成しており、前記第
5及び第6トランジスタ41及び42のコレクタ
電流は、ほぼ等しくなる。 定電流トランジスタ37に流れる電流をI0、前
記定電流トランジスタ37と電流吸引トランジス
タ44のエミツタ面積比を2:1とすれば、前記
電流吸引トランジスタ44に流れる吸引電流は
I0/2となる。一方、無信号時において、差動増幅 回路34の第1及び第2トランジスタ35及び3
6のコレクタ電流は、等しくI0/2となり、前記第 2トランジスタ36のコレクタ電流I0/2が電流反 転回路38の第3トランジスタ39及び第5トラ
ンジスタ41に流れる。その時、第5及び第6ト
ランジスタ41及び42が配置されている為、電
流反転回路38の第4トランジスタ40のコレク
タ電位が第3トランジスタ39のコレクタ電位と
等しくVCC−VBE(ただし、VCCは電源電圧、VBE
トランジスタのベース・エミツタ間立上り電圧)
となり、前記第4トランジスタ40のエミツタ・
コレクタ間電圧がVBEに固定される。従つて、電
流反転回路38の整合度合が改善され、第4トラ
ンジスタ40及び第6トランジスタ42に流れる
電流が第2トランジスタ39及び第5トランジス
タ41に流れる電流と同様I0/2になる。従つて、 第6トランジスタ42のコレクタ電流と電流吸引
トランジスタ44のコレクタ電流とが等しくな
り、出力端子43にオフセツト電流が発生しな
い。 第5図は、本考案の別の実施例を示すもので、
第1及び第2トランジスタ35及び36を含む差
動増幅回路34と、該差動増幅回路34のコレク
タ間に接続された第3、第4、第5及び第6トラ
ンジスタ45,46,47及び48から成る正帰
還回路49と、前記第3トランジスタ45及び該
第3トランジスタ45とベース及びエミツタが共
通接続された第7トランジスタ50から成る第1
電流反転回路51と、前記第6トランジスタ48
及び該第6トランジスタ48とベース及びエミツ
タが共通接続された第8トランジスタ52から成
る第2電流反転回路53と、前記第2トランジス
タ36のコレクタと前記第3トランジスタ45の
コレクタとの間に挿入されたダイオード接続型の
第9トランジスタ54と、前記第7トランジスタ
50のコレクタと出力端子43との間に挿入さ
れ、ベースが前記第9トランジスタ54のベース
と共通接続された第10トランジスタ55と、第11
及び第12トランジスタ56及び57から成り、前
記第8トランジスタ52のコレクタ電流に応じ
て、前記第10トランジスタ55のコレクタ電流を
吸引する電流吸引回路58と、前記第1トランジ
スタ35のコレクタと前記第6トランジスタ48
のコレクタとの間に挿入されたダイオード接続型
の第13トランジスタ59と、前記第8トランジス
タ52のコレクタと前記第11トランジスタ56の
コレクタとの間に挿入され、ベースが前記第13ト
ランジスタ59のベースと共通接続された第14ト
ランジスタ60とによつて構成されている。 いま、定電流源61に流れる電流をI0とすれ
ば、無信号時において、差動増幅回路34を構成
する第1及び第2トランジスタ35及び36のコ
レクタ電流は等しくI0/2になる。その時、発振防 止の為、第3トランジスタ45と第4トランジス
タ46とのエミツタ面積比、及び第6トランジス
タ48と第5トランジスタ47とのエミツタ面積
比を1:0.6としてあるので、第3トランジスタ
45、第9トランジスタ54、第4トランジスタ
48及び第13トランジスタ59には、それぞれ
5/16I0の電流が流れる。そして、第4図の場合と 同様、第7トランジスタ50のエミツタ・コレク
タ間電圧は、第9及び第10トランジスタ54及び
55によりVBEに固定され、第8トランジスタ5
2のエミツタ・コレクタ間電圧も第13及び第14ト
ランジスタ59及び60によりVBEに固定される
から、前記第7及び第8トランジスタ50及び5
2に流れる電流も5/16I0となる。前記第7トラン ジスタ50のコレクタ電流5/16I0は、第10トラン ジスタ55のコレクタから出力端子43に供給さ
れ、前記第8トランジスタ52のコレクタ電流
5/16I0は、第14トランジスタ60を介し、更に電 流吸引回路58で反転されるから、第12トランジ
スタ57は、5/16I0の電流を出力端子43から吸 引する。従つて、第5図の回路においても、出力
端子43にオフセツト電流が生じない。 第6図は、本考案の更に別の実施例を示す回路
図である。第6図において、第5図と異る点は、
第1及び第2出力端子62及び63を設け、互い
に逆相の2出力を得る点、電流吸引回路58を構
成する第1及び第2電流吸引トランジスタ64及
び65の吸引電流をI0/2に固定している点、及び 第7トランジスタ50と並列に第15トランジスタ
66を設けるとともに、第8トランジスタ52と
並列に第16トランジスタ67を設けた点にある。
しかして、第3トランジスタ45と第15トランジ
スタ66のエミツタ面積比及び第6トランジスタ
48と第16トランジスタ67のエミツタ面積比
は、等しく1:0.6に設定してあるので、第10ト
ランジスタ55及び第14トランジスタ60のコレ
クタ電流がI0/2になる。 尚、第4乃至第6図の説明において、ベース電
流に起因するオフセツト電流は、その値が微少な
る為無視したが、前記ベース電流が問題となる場
合には、第4乃至第6図に使用されている電流反
転回路のベース電流を吸引する為のトランジスタ
を設ける等、従来から知られている様々な手段に
より、前記ベース電流の影響力の減少を計ること
が出来る。 (ヘ) 考案の効果 以上述べた如く、本考案に依れば、差動増幅回
路の出力端と電流反転回路の入力端との間に第1
のトランジスタを、前記電流反転回路の出力端と
出力端子との間に第2のトランジスタを配置し、
前記第1及び第2のトランジスタのベース同志を
接続しているので、前記電流反転回路の出力端の
電位が固定され、前記電流反転回路の不整合に起
因するオフセツト電流が発生しなくなるという利
点が得られる。 また、本考案に係る増幅器を、PLL回路の
VCOを制御する為の直流増幅器として用いれば、
発振周波数が変化せず、温度変化に対して安定な
PLL回路を得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の説明に供する為の回路ブロ
ツク図、第2図及び第3図は従来の増幅器を示す
回路図、第4図は本考案の一実施例を示す回路
図、第5図は本考案の別の実施例を示す回路図、
及び第6図は本考案の更に別の実施例を示す回路
図である。 主な図番の説明、34……差動増幅回路、38
……電流反転回路、41,42……トランジス
タ、44……電流吸引トランジスタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 差動増幅回路と、該差動増幅回路の出力電流を
    反転して出力端子に供給する電流反転回路と、該
    電流反転回路のオフセツト電流を吸引する電流吸
    引回路とから成る増幅器において、前記差動増幅
    回路の出力端と前記電流反転回路の入力端との間
    に第1のトランジスタを挿入するとともに、前記
    電流反転回路の出力端と出力端子との間にベース
    が前記第1のトランジスタのベースに接続された
    第2のトランジスタを挿入し、前記第1及び第2
    トランジスタを電流反転回路構成とすることによ
    り、前記第2のトランジスタのコレクタ電流と前
    記電流吸引回路の吸引電流を等しくして、出力端
    子にオフセツト電流が発生するのを防止したこと
    を特徴とする増幅器。
JP5969684U 1984-04-23 1984-04-23 増幅器 Granted JPS60172416U (ja)

Priority Applications (1)

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JP5969684U JPS60172416U (ja) 1984-04-23 1984-04-23 増幅器

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JP5969684U JPS60172416U (ja) 1984-04-23 1984-04-23 増幅器

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Publication Number Publication Date
JPS60172416U JPS60172416U (ja) 1985-11-15
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