JP2774563B2 - Fm映像信号検波回路 - Google Patents

Fm映像信号検波回路

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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は衛星放送を受信するテレビ受信機等におい
て、周波数変調された高周波信号から複合映像信号を復
調し、増幅するFM映像信号検波回路に関する。
「従来の技術」 第2図は従来のFM映像信号検波回路の構成例を示すブ
ロック図であり、この図において、1は高周波信号から
複合映像信号を復調するPLL複合回路である。PLL復調回
路1において、2は高周波信号が入力される入力端子、
3は所定の周波数の発振信号を出力する電圧制御発振器
(VCO)、4は高周波信号の位相と発振信号の位相とを
比較して非反転および反転の位相比較信号を出力する位
相比較器である。
また、5および6は電源と位相比較器4の非反転およ
び反転の位相比較信号が出力される端子T1およびT2との
間に介挿されたバイアス用抵抗、7は非反転および反転
の位相比較信号を増幅して非反転および反転の復調信号
を出力する差動型の直流増幅器、8は非反転の復調信号
が出力される端子であり、非反転の復調信号は、端子8
から復調信号、即ち、複合映像信号として出力されると
共に、VCO3の制御電圧入力端子に入力される。これによ
り、発振信号の周波数が制御される。9は反転の復調信
号が出現する端子である。
さらに、10は複合映像信号を増幅する差動増幅器であ
る。差動増幅器10において、11は複合映像信号が入力さ
れる端子、12および13は入力段のエミッタフォロワを構
成するトランジスタおよび抵抗、14および15は差動増幅
の動作を行う1組のトランジスタ、16および17はこの差
動増幅器10の増幅度を決定する抵抗、18はトランジスタ
14および15に対して定電流源として動作する抵抗、19お
よび20はトランジスタ15にバイアスを供給する抵抗、21
および22は出力段のエミッタフォロワを構成するトラン
ジスタおよび抵抗、23は増幅された複合映像信号が出力
される出力端子である。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上述した従来のFM映像信号検波回路におい
て、抵抗5および6の値に差があるか、位相比較器4内
の抵抗等の部品の値に差があると、端子T1およびT2にお
けるバイアス電圧に差が出る。
そして、その場合には、端子T1およびT2における電位
差が直流増幅器7において差動成分として増幅されてし
まうという問題があった。
ここで、差動増幅器10の入力電圧・出力電圧特性を第
3図(a)に示す。この図からわかるように、差動増幅
器10においては、抵抗19および20によってバイアスが固
定され、動作点は曲線m上の点aに設定されている。従
って、端子11から信号Sa1が入力されると、出力端子23
からは信号Sa2が出力される。
ところが、上述した抵抗5および6の差等による差動
成分が直流増幅器7において増幅された後、この差動増
幅器10に入力されると、動作点が見掛け上、点aから点
bに移動したことになり、第3図(a)に示す信号Sb2
のように歪んだ信号が出力されてしまうという問題があ
った。
尚、第3図(a)において、曲線mがV字状の特性に
なっているのはトランジスタ14および15が飽和領域にお
いて動作するためである。
ところで、ICや抵抗等の回路部品の値には多少の誤差
が存在し、これらを完全になくすことはできない。ま
た、これらの値の精度をあげるには、選別を行ったり、
特別な部品を用いなければならず、高価になるという欠
点があった。
この発明は、このような背景の下になされたもので、
回路部品等の値の誤差に影響されることなく高周波信号
から歪のない複合映像信号を復調し、増幅することがで
きるFM映像信号検波回路を提供することを目的とする。
「課題を解決するための手段」 この発明によるFM映像信号検波回路は、所定の周波数
の発振信号を出力する電圧制御発振器と、高周波信号の
位相と前記発振信号の位相とを比較して非反転位相およ
び反転位相の2つの位相比較信号を出力する位相比較器
と、前記非反転位相および反転位相の2つの位相比較信
号を増幅して非反転位相および反転位相の復調信号を出
力すると共に、前記非反転位相の復調信号によって前記
発振信号の周波数を制御する直流増幅器と、前記非反転
位相の復調信号を増幅する差動増幅器と、前記反転位相
の復調信号の位相を反転した出力信号によって前記差動
増幅器のバイアスを制御するインバータとを具備するこ
とを特徴とする。
「作用」 上記構成によれば、非反転および反転の位相比較信号
に直流電圧の変動分が差動成分として加わると、直流増
幅器においてこの差動成分が増幅され、直流電圧の変動
分が含まれた非反転および反転の復調信号が出力され
る。この内、非反転の復調信号は、差動増幅器に入力さ
れる。一方、反転の復調信号はインバータに入力され、
反転された後、差動増幅器のバイアスを制御する。これ
により、直流電圧の変動分が除去された非反転の復調信
号が差動増幅器において増幅され、出力される。
「実施例」 以下、図面を参照して、この発明の一実施例について
説明する。第1図はこの発明の一実施例によるFM映像信
号検波回路の構成を示すブロック図であり、この図にお
いて、第2図の各部に対応する部分には同一の符号を付
け、その説明を省略する。第1図においては、端子9に
出現している反転の復調信号をさらに反転して出力する
インバータ24が新たに設けられている。インバータ24に
おいて、25は反転の復調信号が入力される端子、26〜28
はインバータを構成するトランジスタおよび抵抗、29は
反転の復調信号がさらに反転された信号が出力される端
子である。
また、差動増幅器10においては、バイアス供給用の抵
抗19および20が取り除かれ、トランジスタ15のベースが
端子30に接続されており、この端子30にインバータ24の
出力信号が入力されている。
このような構成において、抵抗5および6の差等によ
る直流電圧の変動分が差動成分として直流増幅器7に入
力されると、増幅され、直流電圧の変動分が含まれた非
反転および反転の復調信号が端子8および9から出力さ
れる。次に、非反転の復調信号(第3図信号Sb1参照)
は、端子11から差動増幅器10に入力される。一方、反転
の復調信号は、インバータ24において反転された後、端
子30から差動増幅器10に入力される。これにより、非反
転の復調信号には抵抗5および6の差等による直流電圧
の変動分が含まれている。この変動分は反転の復調信号
にも同様に含まれているので、これがトランジスタ15の
ベースにバイアスとして印加されると、第3図(b)に
示すように、特性曲線mが曲線m′に移動する。これに
より、この差動増幅器23からは第3図(b)に示す信号
Sb′のように歪のない信号が出力される。
以上説明したように、差動増幅器10のバイアスを、増
幅すべき非反転の復調信号に含まれている変動成分と同
じ成分によって可変するようにしたので、その出力信号
が歪むことはない。
「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、回路部品等
の値の誤差に影響されることなく高周波信号から歪のな
い複合映像信号を復調し、増幅することができるという
効果がある。従って、高画質および高音質のテレビ放送
を視聴できるという効果がある。また、通常の部品を用
いることができ、安価に回路が構成できるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるFM映像信号検波回路
の構成を示すブロック図、第2図は従来のFM映像信号検
波回路の構成を示すブロック図、第3図は第1図および
第2図の差動増幅器10のそれぞれの入出力電圧特性を示
す図である。 3……VCO、4……位相比較器、7……直流増幅器、10
……差動増幅器、24……インバータ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の周波数の発振信号を出力する電圧制
    御発振器と、高周波信号の位相と前記発振信号の位相と
    を比較して非反転位相および反転位相の2つの位相比較
    信号を出力する位相比較器と、前記非反転位相および反
    転位相の2つの位相比較信号を増幅して非反転位相およ
    び反転位相の復調信号を出力すると共に、前記非反転位
    相の復調信号によって前記発振信号の周波数を制御する
    直流増幅器と、前記非反転位相の復調信号を増幅する差
    動増幅器と、前記反転位相の復調信号の位相を反転した
    出力信号によって前記差動増幅器のバイアスを制御する
    インバータとを具備することを特徴とするFM映像信号検
    波回路。
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JPS60109303A (ja) * 1983-11-18 1985-06-14 Hitachi Ltd Fm復調回路
US4686481A (en) * 1985-02-01 1987-08-11 Advanced Micro Devices, Inc. Phase detector apparatus including charge pump means
JP2548336B2 (ja) * 1988-10-13 1996-10-30 松下電器産業株式会社 Fm復調器

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