JPH034755A - 紅麹麺 - Google Patents

紅麹麺

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JPH034755A
JPH034755A JP1140410A JP14041089A JPH034755A JP H034755 A JPH034755 A JP H034755A JP 1140410 A JP1140410 A JP 1140410A JP 14041089 A JP14041089 A JP 14041089A JP H034755 A JPH034755 A JP H034755A
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Yoshikane Nakai
義兼 中井
Masaki Okawa
正樹 大河
Shoichi Tarui
樽井 庄一
Nobukazu Tanabe
伸和 田邊
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Gunze Ltd
Nisshin Seifun Group Inc
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Gunze Ltd
Nisshin Seifun Group Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は紅麹を含有する麺すなわち紅麹麺に関する。
〔従来の技術〕
従来、麹菌にモナスカス属の閑を用いて製麹される紅麹
は、中国や東南アジア方面で、紅酒、豆腐孔等の醸造食
品の原料として、また「消食活血」 「健胛煙冑」の効
能をもつ生薬として用いられてきた。
近年、この紅麹がすぐれた血圧降下作用(特開昭61−
197524.62−298598) 、コレステロー
ル低下作用血糖低下作用(特公昭6〇−44914)を
有することが明らかになった。特に血圧降下作用は、強
い効果が認められ、また持続性にもすぐれていることか
ら、この作用を利用して、紅麹を用いた玄米酢、味噌、
醤油、パン等が健康食品として次々と開発されてきた。
〔発明が解決しようとする課題〕
然しながら、斯かる従来の紅麹利用食品のうち、酢等の
調味料の類いのものは一度に多量に、あるいは継続的に
食することは困難であり、自ずと紅麹中の健康食品とし
ての有効成分の摂取量は微々たるものとならざるを得な
かった。
また、従来の紅麹パンは、一般に米を培地として!l!
!麹された紅麹(以下「米紅麹」と称する)を用いて製
パンされていたが、該紅麹を製パン原料中に、小麦粉重
量に対して3%以上添加配合するとパン生地がだれて、
パンの体積も小さくなり、事実上紅麹の大il添加、従
ってまたパンー食分から紅麹中の有効成分の一日当りの
必要量を摂取することは極めて因難なのが実状であった
そこで、本発明者は紅麹中の有効成分の一日当たりの必
要量摂取の容易な食品を提供すべく種々研究を重ねた結
果、主食として無理なく連続ti取し得る本発明の紅[
iを完成したものである。
〔課題を解決するための手段〕
すなわち、本発明は紅麹および/または該紅麹の溶媒抽
出物を含有する麺である。
本発明に於ける紅麹は製麹法の如何を問わず何れの紅麹
をも使用し得るが、特に小麦粉加工物を培地として製麹
されたものが良質なものとして効果的である。
ここに小麦粉加工物とは、小麦粉をエクストルーダーで
加熱加圧処理した押出膨化物やパン粉等のポーラス状の
加工物を指すが、特に押出膨化物が好ましい。この押出
膨化物の製造は、例えば以下のようにして行なうと好適
なものが得られる。
まず、小麦粉に、水分が15〜50重量%(以下単に%
という)、好ましくは30〜45%になるように加水し
て生地を得る。水分が15%未満であると膨化が過度に
なったり、コゲ付きを生じ、また50%を超えると膨化
が充分に行なわれない。
次に、斯かる水分調整を行なった小麦粉生地をエクスト
ルーダー中で加熱加圧処理を行なう。エクストルーダー
としては一軸及び二軸の何れをも使用できる。エクスト
ルーダー処理の品温(出口)は90〜200℃、特に1
10〜150℃が好ましい。品温が90℃未満では膨化
が不充分であり、また200℃を超えるとコゲ付きを生
ずる。圧力(出口)は5〜200kg/c112、特に
10〜100kg/ am ’が好ましく、5 kg 
/ cm ”未満では膨化が不充分であり、また200
kg/cm2を超えると膨化が過度となる。滞留時間は
スクリュー形状、品温及び圧力等の条件によっても異な
るが20〜120秒間が好ましい。
次いで、加熱加圧された小麦粉生地は急激に低圧下に放
出される。斯かる操作は単に常圧外気に射出すればよく
、この操作によってエクストルーダーに供給された小麦
粉生地が膨化した状態となる。この押出膨化物は粒径約
1〜7市にするのが好ましい。
このようにして得られる小麦粉生地の押出膨化物は気泡
の膜が薄く、気泡が小さく密であり、かつ表面積が大き
いので紅麹菌の繁殖がよ(、これを培地として紅麹菌を
接種し、製麹を行なえば従来の培地に比べ短時間に良質
の紅麹を製造することができる。
本発明の麺に用いられる紅麹は常法により製造されるが
、その培地としては、従来用いられている精白米の外に
上記のようにして製した小麦粉生地の押出膨化物やパン
粉が挙げ゛られ、特に当該小麦粉生地の押出膨化物やパ
ン粉を用いるのが好ましい。尚、以下小麦粉生地の押出
膨化物を使用した紅麹を「小麦紅麹」と称し、パン粉を
使用した紅麹を「パン粉紅麹」と称する。
例えば小麦紅麹又はパン粉紅麹を製造する方法は以下の
通りである。
紅!!閑としては従来公知のモナスカス所に属する菌を
使用する。製麹は、上記で得た培地又はパン粉を水分含
量35〜50%に調整し、これに紅麹菌、例えば前培養
液を加えて、25〜35℃の温度で通気培養することに
よって行なわれる。斯くするとき紅麹色素生産は約5〜
7日間で最高に達する。
このようにして得られる紅麹は従来の米紅麹に比較し菌
体量も多く、また赤色色素の含量が多い良質のものであ
り、着色料や健康食品成分として極めて効果的なもので
あり、特に小麦紅麹の場合がより顕著である(後記参考
例)。
本発明の麺を得るには、まず斯かる紅麹を適宜処理(通
常120℃以下、好ましくは90〜100℃にて5〜3
0分間)して麹菌を死滅せしめると共に、酵素を失活せ
しめる。
次いでこれを粒状のままあるいは粉末化して、若しくは
これを水および/またはエタノールからなる溶媒で抽出
した抽出物として製麺原料中に適宜量添加配合し、以下
常法に従って[1することにより実施される。
ここに麺類としては、うどん、ひやむぎ、そうめん、パ
スタ類等が挙げられ、また生麺、乾麺の如何を問わない
上記の紅麹の溶媒抽出物は、紅麹中の色素と血圧降下作
用等を有する有効成分を含有しているもので、これを溶
液のまま、あるいは濃縮し、更には乾煙粉末とした何れ
の形態で添加配合しても良い。
また、本発明に於いて紅麹の含有態様は、紅麹を麺線全
体に均一に含有せしめたものでもよいが、茹処理時に於
ける紅麹の有効成分の流失を防止する上で、三層?!(
多層fi)の内層のみを紅麹含有部分としたり、麺線の
軸心部分のみを紅麹含有部分とするのがより効果的であ
る。
尚、斯かる三層麺の製造に際し、丸歯を使用して麺帯の
切り出しを行なえば、紅麹含有部分たる内層が紅麹を含
有しない外層に包み込まれた状態となり、更に流失防止
効果の高い紅#M麺を得ることができ、また押し出し麺
方式によれば、より効率的に麺線の軸心部分のみに紅麹
を含有する紅麹麺を得ることができる。
〔発明の効果〕
以上従って、本発明によれば紅麹中の有効成分の一日当
たりの必要摂取量を、主食としての麺類により無理なく
効率的に連続摂取することができる。
〔実施例〕
以下参考例及び実施例を挙げて本発明を更に説明する。
参考例1〜3 (1)強力小麦粉100重量部(以下単に部という)及
び水32部を二軸エクストルーダー(Werner &
 Pfleiderer社製、C−37型)に投入し、
スクリュー回転300 rpm 、バレル温度120℃
、出口品温120℃、出口圧力10kg / c+a 
2で押出膨化させた。これを約13CI11の長さに切
断し、食品用粉砕機(ミカワ電機製作所製、 18RT
37型)に入れて粒径約1〜7順に粉砕した後、水分含
量13%まで乾煙し、紅麹用小麦培地を得た。
(ii)この小麦培地に水を加えて水分含量を約30〜
40%にして蒸煮滅菌後さらに滅菌水を加えて水分50
%に調整し、この培地にモナスカス・ピロウサス!FO
4520を無菌的に接種し、30℃で2日間、その後温
度を25℃に下げて5日間培養して小麦紅麹を得た。尚
比較として市販のパン粉(水分50%に調整)及び米(
水分40%に調整)を用い、同様にして紅麹を得た。結
果を第1表に示す。
以下余白 実施例1 麺用横型ミキサーに小麦粉100ff1世部(以下「部
」と称する)を投入し、これに食塩水36部(食塩2部
、水34部)を添加して10分間ミキシングを行なって
うどん生地を得た。このうどん生地を荒延べ1回、複合
2回、圧延3回行ない最終麺帯厚み2mmの麺帯aを得
た。次に小麦粉91部、参考例1で得た小麦紅麹粉末9
部及び食塩水36部(食塩2部、水34部)を用いて前
記と同様にして麺帯すを得た。麺帯すが中央となるよう
に両側を麺帯aではさみ、複合、圧延を行なって2.0
+nm厚の三層麺帯を得、これを切刃先148で線切り
し、三層紅麹うどんを得た(第1図)。
実施例2 中力小麦粉100部に対し、食塩2部、水37部を添加
しミキシングしてうどん生地aを得た。これとは別に中
力小麦粉91部に対し、参考例1で得た小麦紅麹粉末9
部、食塩4゜ 2部、水37部を添加しミキシングしてうどん生地すを
得た。うどん生地aが外層にうどん生地すが内層になる
ようにco−extrusion法により押し出して紅
麹うどんを得た(第2図)。
実施例3 参考例1で得た小麦紅麹粉末9部と水34部を十分攪拌
した後濾過して紅麹の水抽出物を得た。Ii用用型型ミ
キサー小麦粉100部を投入し、これに食塩2R1紅麹
の水抽出物34部を添加して10分間ミキシングを行な
ってうどん生地を得た。このうどん生地を荒延べ1回、
複合2回、圧延3回行ない最終麺帯厚み2.5順の麺帯
を得た。これを切刃角10番で線切りし、紅麹うどんを
得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1で得た三層紅麹物の拡大断面説明図、
第2図は実施例2で得た押し出し紅a麺の拡大断面説明
図である。 以  上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、紅麹および/または該紅麹の溶媒抽出物を含有する
    麺。
JP1140410A 1989-06-02 1989-06-02 紅麹麺 Expired - Lifetime JP2720071B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006254844A (ja) * 2005-03-18 2006-09-28 Takahiko Nakada 麺及び麺の製造方法

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