JP2720071B2 - 紅麹麺 - Google Patents
紅麹麺Info
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Description
麹は、中国や東南アジア方面で、紅酒、豆腐乳等の醸造
食品の原料として、また「消食活血」「健脾燥胃」の効
能をもつ生薬として用いられてきた。
197524,62−298598)、コレステロール低下作用血糖低
下作用(特公昭60−44914)を有することが明らかにな
った。特に血圧降下作用は、強い効果が認められ、また
持続性にもすぐれていることから、この作用を利用し
て、紅麹を用いた玄米酢、味噌、醤油、パン等が健康食
品として次々と開発されてきた。
の調味料の類いのものは一度に多量に、あるいは継続的
に食することは困難であり、自ずと紅麹中の健康食品と
しての有効成分の摂取量は微々たるものとならざるを得
なかった。
された紅麹(以下「米紅麹」と称する)を用いて製パン
されていたが、該紅麹を製パン原料中に、小麦粉重量に
対して3%以上添加配合するとパン生地がだれて、パン
の体積も小さくなり、事実上紅麹の大量添加、従ってま
たパン一食分から紅麹中の有効成分の一日当りの必要量
を摂取することは極めて困難なのが実状であった。
必要量摂取の容易な食品を提供すべく種々研究を重ねた
結果、主食として無理なく連続摂取し得る本発明の紅麹
麺を完成したものである。
出物を含有せしめたことを特徴とする紅麹麺である。
麹をも使用し得るが、特に小麦粉加工物を培地として製
麹されたものが良質なものとして効果的である。
で加熱加圧処理した押出膨化物やパン粉等のポーラス状
の加工物を指すが、特に押出膨化物が好ましい。この押
出膨化物の製造は、例えば以下のようにして行なうと好
適なものが得られる。
いう)、好ましくは30〜45%になるように加水して生地
を得る。水分が15%未満であると膨化が過度になった
り、コゲ付きを生じ、また50%を超えると膨化が充分に
行なわれない。
トルーダー中で加熱加圧処理を行なう。エクストルーダ
ーとしては一軸及び二軸の何れをも使用できる。エクス
トルーダー処理の品温(出口)は90〜200℃、特に110〜
150℃が好ましい。品温が90℃未満では膨化が不充分で
あり、また200℃を超えるとコゲ付きを生ずる。圧力
(出口)は5〜200kg/cm2、特に10〜100kg/cm2が好まし
く、5kg/cm2未満では膨化が不充分であり、また200kg/c
m2を超えると膨化が過度となる。滞留時間はスクリュー
形状、品温及び圧力等の条件によっても異なるが20〜12
0秒間が好ましい。
放出される。斯かる操作は単に常圧外気に射出すればよ
く、この操作によってエクストルーダーに供給された小
麦粉生地が膨化した状態となる。この押出膨化物は粒径
約1〜7mmにするのが好ましい。
泡の膜が薄く、気泡が小さく密であり、かつ表面積が大
きいので紅麹菌の繁殖がよく、これを培地として紅麹菌
を接種し、製麹を行なえば従来の培地に比べ短時間に良
質の紅麹を製造することができる。
が、その培地としては、従来用いられている精白米の外
に上記のようにして製した小麦粉生地の押出膨化物やパ
ン粉が挙げられ、特に当該小麦粉生地の押出膨化物やパ
ン粉を用いるのが好ましい。尚、以下小麦粉生地の押出
膨化物を使用した紅麹を「小麦紅麹」と称し、パン粉を
使用した紅麹を「パン粉紅麹」と称する。
の通りである。
使用する。製麹は、上記で得た培地又はパン粉を水分含
量35〜50%に調整し、これに紅麹菌、例えば前培養液を
加えて、25〜35℃の温度で通気培養することによって行
なわれる。斯くするとき紅麹色素生産は約5〜7日間で
最高に達する。
菌体量も多く、また赤色色素の含量が多い良質のもので
あり、着色料や健康食品成分として極めて効果的なもの
であり、特に小麦紅麹の場合がより顕著である(後記参
照例)。
(通常120℃以下、好ましくは90〜100℃にて5〜30分
間)して麹菌を死滅せしめると共に、酵素を失活せしめ
る。次いでこれを粒状のままあるいは粉末化して、若し
くはこれを水および/またはエタノールからなる溶媒で
抽出した抽出物として製麺原料中に適宜量添加配合す
る。
パスタ類等が挙げられ、また生麺、乾麺の如何を問わな
い。
作用等を有する有効成分を含有しているもので、これを
溶液のまま、あるいは濃縮し、更には乾燥粉末とした何
れの形態で添加配合しても良い。
於ける紅麹の有効成分の流失を防止する上で、三層麺
(多層麺)の内層のみを紅麹含有部分としたり、麺線の
軸心部分のみを紅麹含有部分とすることが必要である。
の切り出しを行なえば、紅麹含有部分たる内層が紅麹を
含有しない外層に包み込まれた状態となり、更に流失防
止効果の高い紅麹麺を得ることができ、また押し出し麺
方式によれば、より効率的に麺線の軸心部分のみに紅麹
を含有する紅麹麺を得ることができる。
当たりの必要摂取量を、主食としての麺類により無理な
く効率的に連続摂取することができる。
る。
水32部を二軸エクストルーダー(Werner & Pfleiderer
社製、C−37型)に投入し、スクリュー回転300rpm、バ
レル温度120℃、出口品温120℃、出口圧力10kg/cm2で押
出膨化させた。これを約13cmの長さに切断し、食品用粉
砕機(ミカワ電機製作所製,18RT37型)に入れて粒径約
1〜7mmに粉砕した後、水分含量13%まで乾燥し、紅麹
用小麦培地を得た。
にして蒸煮滅菌後さらに滅菌水を加えて水分50%に調整
し、この培地にモナスカス・ピロウサスIFO 4520を無菌
的に接種し、30℃で2日間、その後温度を25℃に下げて
5日間培養して小麦紅麹を得た。尚比較として市販のパ
ン粉(水分50%に調整)及び米(水分40%に調整)を用
い、同様にして紅麹を得た。結果を第1表に示す。
称する)を投入し、これに食塩水36部(食塩2部、水34
部)を添加して10分間ミキシングを行なってうどん生地
を得た。このうどん生地を荒延べ1回、複合2回、圧延
3回行ない最終麺帯厚み2mmの麺帯aを得た。次に小麦
粉91部、参考例1で得た小麦紅麹粉末9部及び食塩水36
部(食塩2部、水34部)を用いて前記と同様にして麺帯
bを得た。麺帯bが中央となるように両側を麺帯aでは
さみ、複合、圧延を行なって2.0mm厚の三層麺帯を得、
これを切刃丸14番で線切りし、三層紅麹うどんを得た
(第1図)。
ミキシングしてうどん生地aを得た。これとは別に中力
小麦粉91部に対し、参考例1で得た小麦紅麹粉末9部、
食塩2部、水37部を添加しミキシングしてうどん生地b
を得た。うどん生地aが外層にうどん生地bが内層にな
るようにco−extrusion法により押し出して紅麹うどん
を得た(第2図)。
第2図は実施例2で得た押し出し紅麹麺の拡大断面説明
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】内層のみに紅麹及び/または該紅麹の溶媒
抽出物を含有せしめたことを特徴とする紅麹麺。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1140410A JP2720071B2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 紅麹麺 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1140410A JP2720071B2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 紅麹麺 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH034755A JPH034755A (ja) | 1991-01-10 |
JP2720071B2 true JP2720071B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=15268097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1140410A Expired - Lifetime JP2720071B2 (ja) | 1989-06-02 | 1989-06-02 | 紅麹麺 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2720071B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4554410B2 (ja) * | 2005-03-18 | 2010-09-29 | 隆彦 仲田 | 麺の製造方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57202256A (en) * | 1981-06-05 | 1982-12-11 | Tochigiken Nanbu Miso Kogyo Kyodo Kumiai | Novel food additive |
JPS5942864A (ja) * | 1982-09-06 | 1984-03-09 | House Food Ind Co Ltd | 食品の着色法 |
JPH0815016B2 (ja) * | 1983-08-22 | 1996-02-14 | 昭和電線電纜株式会社 | Νb▲下3▼Sn多心超電導線の製造方法 |
JPS62298598A (ja) * | 1986-06-16 | 1987-12-25 | Gunze Ltd | モナスカス属糸状菌培養物の新規降圧画分 |
-
1989
- 1989-06-02 JP JP1140410A patent/JP2720071B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH034755A (ja) | 1991-01-10 |
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