JPH0340757A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JPH0340757A
JPH0340757A JP1174486A JP17448689A JPH0340757A JP H0340757 A JPH0340757 A JP H0340757A JP 1174486 A JP1174486 A JP 1174486A JP 17448689 A JP17448689 A JP 17448689A JP H0340757 A JPH0340757 A JP H0340757A
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    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は産業用や民生用の電子機器に直流安定化電圧を
供給するスイッチング電源装置に関するものである。
従来の技術 近年、スイッチング電源装置は電子機器の低価格化・小
形化・高性能化・省エネルギー化に伴ない、より小形で
出力の安定性が高く高効率なものが強く求められている
。以下に従来のスイッチング電源装置について説明する
従来、この種のスイッチング電源装置として、自動フラ
イバック型スイッチング電源装置が構成部品も少なく安
価に作ることが可能なため、−船釣に広く用いられてい
る。しかし、出力電圧を精度、良く安定化させるために
は、出力電圧を直接検出して入力側にあるスイッチング
素子のオン期間を制御する必要があり、入力側と出力側
にまたがる電気的に絶縁されたフィードバック回路が必
要で出力電圧の過渡応答も悪化し、さらにスイッチング
周波数が出力電流により大きく変化し電子機器に対する
干渉や整流平滑回路が大型化するなどの課題があること
が知られている。
このような従来の課題を解決する方法として、本発明者
はすでに第6図に示すような構成の回生制御型スイッチ
ング電源装置を発明している。第6図において、1は直
流電源で交流電圧を整流平滑することで、もしくは電池
などで構成されるものであり、入力端子2−2゛に入力
電圧を供給し正電圧を入力端子2に接続し、負電圧を入
力端子2゛に接続している。3はトランスであり、1次
巻線3aの一端を入力端子2に接続し他端をスイッチン
グ素子4を介して入力端子2゛に接続し、2次巻13c
の一端を出力端子11゛に接続し他端をダイオード7を
介して出力端子11に接続し、バイアス巻n3bの一端
を入力端子2′に接続し他端を同期発振回路13に接続
している。
4はスイッチング素子であり、制御端子に印加される同
期発振回路13のオン・オフ信号によりオン・オフして
入力電圧を前記1次巻線3aに印加したり遮断したりす
る。13は同期発振回路であり、スイッチング素子4を
決められたオン期間でオン動作させ、スイッチング素子
4のオフ期間を前記バイアス巻線3bの誘起電圧の極性
が反転するまで持続するようにオフ動作させ、このオン
・オフの繰返しにより発振を続けるものである。8は2
次スイッチング素子であり、スイッチング素子4のオン
期間に貯えられたトランス3のエネルギーが、スイッチ
ング素子4のオフ期間に前記2次巻線3cを介して整流
ダイオード7又は前記2次スイッチング素子8から平滑
コンデンサ9に放出された後、今度は逆に平滑コンデン
サ9がら前記2次スイッチング素子8を介して前記2次
巻線3cに2次電流を流す逆流期間を、制御回路10よ
り制御される。7は整流ダイオードであり、アノード側
を前記2次巻線3cの一端に接続しカソード側を出力端
子11に接続する。9は平滑コンデンサであり、出力端
子11−11°間に接続され前記2次巻線3cの誘起電
圧を整流ダイオード7を介して整流し、平滑コンデンサ
9により平滑して出力電圧とする。10は制御回路であ
り、出力端子11−11’間の出力電圧を検出し内部基
準電圧と比較して、2次スイッチング素子8の前記2次
電流を流す逆流期間を変化させる。
次に第7図も参照して詳しく動作説明を行う。
第7図において(a)はスイッチング素子4の両端電圧
波形VOSを示しており、(b)は前記1次巻線3aに
流れる1次電流(1)を示しており、(C)は同期発振
回路13の駆動パルス波形Va+を示しており、(6)
は前記2次巻線3cに流れる2次電流波形r。
を示しており、(e)は制御回路10より出力される2
次スイッチング素子8の駆動パルス波形VG2を示して
おり、オフ期間中で斜線で示した期間が前記2次巻線3
cに2次電流を流す逆流期間を示している。同期発振回
路13により決められたオン期間で動作するスイッチン
グ素子4のオン期間に前記1次巻線3aを介して流れる
1次電流によりトランス3に磁束が発生しエネルギーが
、蓄積される。この時トランス3の2次巻線3cに誘起
電圧が発生するが、整流ダイオード7を逆バイアスする
方向に電圧が印加されるように構成されるとともに、2
次スイッチング素子8はオフしているように構成されて
いる。同期発振回路13のオフ信号でスイッチング素子
4がオフすると前記1次巻線3aにフライバック電圧が
発生すると同時に、前記2次巻n3cにもフライバック
電圧が発生し、整流ダイオード7を順バイアスする方向
に電圧が印加されるため、トランス31こ蓄積されたエ
ネルギーが前記2次巻線3cを介して2次電流として放
出され、平滑コンデンサ9により平滑されて出力電圧と
して出力端子11−11’に供給さ゛れる。この時2次
スイッチング素子8も制御回路10によりオンされるが
どちらを2次電流が流れても特に動作上変化は生じない
。トランス3に蓄積されたエネルギーがすべて放出され
2次電流がゼロになると、すでにオンしている2次スイ
ッチング素子8を介して平滑コンデンサ9の両端電圧す
なわち出力電圧は前記2次巻線3cに印加されるため、
平滑コンデンサ9より逆方向に2次電流が流れ、トラン
ス3に前記とは逆方向の磁束が発生しエネルギーが蓄積
される。この状態ではトランス3の各巻線に発生する誘
起電圧の極性は変化しないため、前記バイアス巻線3b
のフライバック電圧も変化しないため同期発振回路13
はスイッチング素子4のオフ期間を持続させる。制御回
路10により2次スイッチング素子8のオン期間は制御
されており、2次スイッチング素子8がオフするとトラ
ンス3の各巻線に発生する誘起電圧は極性が反転するた
め、前記2次巻線3cに発生する誘起電圧は整流ダイオ
ード7を逆バイアスし、2次スイッチング素子8もオフ
しているため2次巻線電流は流れなくなり、前記1次巻
線3aに発生する誘起電圧はスイッチング素子4の接続
端を負電圧に、入力端子1の接続端を正電圧にする方向
に発生するため、ダイオード5を介して直流電源1を充
電する方向に1次電流が流れ、オフ期間中に蓄積された
トランス3のエネルギーを直流電源lに電力回生を行う
。この時に前記バイアス巻線3bに発生する誘起電圧の
極性も反転するため、同期発振回路13はスイッチング
素子4をオンさせるが、1次電流がどちらを流れても特
に動作上変化は生じない。オフ期間にトランス3に蓄積
されたエネルギーがすべて放出され1次電流がゼロにな
ると、すでにオンしているスイッチング素子4を介して
直流電源1より前記とは逆方向に放電するように1次電
流が流れてトランス3に磁束が発生しエネルギーが蓄積
される。この状態ではトランス3の各巻線に発生する誘
起電圧の極性は変化せず、同期発振回路13によりスイ
ッチング素子4はオンを持続する。同期発振回路13に
より決められたオン期間で動作するスイッチング素子4
がオフすると、トランス3に蓄積されたエネルギーは前
記2次巻線3cを介して2次電流として放出される。こ
れらの動作を繰返すことで、出力電圧は連続的に出力端
子11−11゛より供給される。
さらに出力電圧が安定に制御される動作について詳しく
説明する。第7図に各動作波形を示しているが、同期発
振回路13の駆動パルス波形VGIのオフ期間(1+〜
t3)をT OFFとし、そのうち2次電流10の逆流
期間(t2〜t3)をT”oppとし、一方オン期間(
tz〜ts)をTONとし、そのうち1次電流IDの回
生期間(t3〜t4)をT’ONとする。この時の出力
端子11−11’より供給される出力電力P OUTは
、 P OUT = で表わされ、出力電圧V OUTは で表わされ、発振周波数fは ここで、NSは前記2次巻線3cの巻線数であり、NP
は前記1次巻線3aの巻線数であり、LSは前記2成膜
線3cのインダクタンス値であり、VINは直流電源1
より供給される入力電圧であり、TONはスイッチング
素子4のオン期間であり、 TOFFはスイッチング素
子4のオフ期間であり、Tは発振周期である。
前記オン期間TONは、同期発振回路13により決めら
れた一定値に保たれているため、出力電圧VOUTが一
定であれば前記オフ期間TOFFも一定で発振周波数f
も一定となる。しかし前記逆流期間T’OFFは、制御
回路10により制御される2次スイッチング素子8で変
化でき、出力電力P OUTが変化すると前記関係式よ
り POUT= K X(TOFF −2T’0FF)一定
であれば一定となる。〉で表わされるように、前記逆流
期間T’OFFを変化することで制御可能となる。さら
に前記入力電圧VINの変化に対しても、前記関係式 T ’OFFを変化させることで制御可能となる。以上
のことより、出力電圧voutは、制御回路10により
制御される2次スイッチング素子8のオン期間を制御す
ることで逆流期間’r’oppを変化させ、絶えず一定
となるように制御される。
第8図は、出力電流l0UTが変化した時の各動作波形
を示しており、第7図と同じものは同一の符号を記し説
明は省略する。第8図で実線は出力端子11−11’よ
り出力電流I OUTが最大に流れている時でいわゆる
最大負荷時を示し、点線は出力電流I OUTがゼロの
時でいわゆる無負荷時を示している。第9図は、第6図
で示した回路構成を多出力回路構成にしたもので、従来
と同様にトランス3に複数の2次巻線を設は整流平滑す
ることで複数の出力電圧を得ることが可能となる。
第9図において第6図と同じものは同一の符号を記し説
明は省略する。第9図において、1は直流電源であり、
2−2′は入力端子であり、3はトランスで1次巻線3
a、バイアス巻13b、2次巻線3d、さらにトランス
3に新たに巻線された第2の2次巻線3dであり、2次
巻線3dの一端は整流ダイオード15を介して出力端子
18に接続され、他端は出力端子18゛に接続される。
4はスイッチング素子であり、5はダイオードであり、
7は整流ダイオードであり、8は2次スイッチング素子
であり、9は平滑ダイオードであり、10は制御回路で
ある。15は整流ダイオードであり、アノードを2次巻
線dに接続し、カソードを出力端子18に接続し、2次
巻線dに誘起するフライバック電圧を整流する。16は
平滑コンデンサであり、出力端子18−18’間に接続
きれ前記2次巻線3dの誘起電圧を整流ダイオード15
を介して整流し、平滑コンデンサ16により平滑して出
力電圧VoυT2とする。
次に第10図も参照して動作説明を行うが、出力端子1
1−11’の出力電圧V OUT Iが安定に制御され
る動作はすでに第6図で詳しく説明した動作と同じため
省略する。第10図において(a)はスイッチング素子
4の両端電圧波形VDSを示しており、(b)は前記1
次巻線3aに流れる1次電流IDを示し、(e)は同期
発振回路13の駆動パルス波形Vatを示しており、(
d)は前記2次巻線3cに流れる2次電流波形101を
示しており、(e)は制御回路10より出力される2次
スイッチング素子8の駆動パルス波形VG2を示してお
り、(f)は前記2次巻1*3dに流れる2次電流波形
102を示している。
第9図でオフ期間中に2次巻線を介して出力に放出され
る電流の一部が前記2次巻線3dから2次電流102と
して出力端子18−18’に必要量供給され、残りは全
て前記2次巻線3Cから2次電流1G+として一度放出
された後、出力端子11−11゛で必要とされる電流以
外の過剰な電流は、オフ期間中で斜線で示した逆流期間
に2次スイッチング素子8を介して前記2次巻II(3
cに逆方向の2次電流101として流れていることがわ
かる。
さらに出力端子18−18′の出力電圧VOUT2は、
前記2次巻線3dの誘起電圧であるフライバック電圧か
ら整流ダイオード15の順方A降下電圧VF2を引いた
電圧となる。一方、前記2次巻1113dと磁気結合す
る前記2次巻線3Cの誘起電圧であるフライバック電圧
は、安定に制御される出力端子11−11’の出力電圧
VOUTIに整流ダイオード7又は2次スイッチング素
子8の順方向降下電圧VFIを加えた電圧になることよ
り、出力端子18−18′の出力電圧VOUT2は以下
の式で表わされる電圧になる。
ここで、NSIは前記2次巻線3Cの巻線数であり、N
S2は前記2次巻線3dの巻線数である。
このように、トランス3に複数の2次巻線と整流平滑手
段を設けることにより、任意の複数の出力電圧を得るこ
とが可能であり、それぞれの出力電圧は安定に制御され
る出力電圧と巻線数比に比例する電圧値におおむね一致
することから、多出力電源が容易に構成することができ
る。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記の従来の構成では、同一のトランスに
巻線された複数の2次巻線と整流平滑手段により出力電
圧が供給される多出力構成で、直接安定に制御される代
表制御出力以外の直接安定化されない非安定出力では、
出力電圧の安定度はあまり良くなく、特に非安定出力が
軽負荷になると制御出力の2次巻線と非制御出力の2次
巻線とのもれ磁束の影響により出力電圧が第3図に示す
ように急上昇する。一方、制御出力では、出力を安定に
制御するため2次巻線より放出される過剰な2次電流を
全て一度平滑コンデンサに貯えた後、2次スイッチング
素子を介して2次巻線に逆電流として全て放出すること
から、制御出力の平滑コンデンサに流れるリップル電流
は大きくなり、特に出力が全て無負荷状態の時は、入力
より供給されるエネルギーが全て制御出力の平滑コンデ
ンサに流れ込んだ後に、2次スイッチ素子を介して放出
されることから、制御出力の平滑コンデンサのリップル
電流や2次スイッチング素子に流れる電流は最大となる
。このような非制御出力の出力電圧の急上昇は、出力端
子に接続される負荷である電子機器等の耐電圧の面から
問題となり、出力電圧の上昇を防止するため新たにシリ
ーズレギュレータ等の安定化手段を追加するか、軽負荷
にならないようにあらかじめ抵抗等を出力端子に接続し
、ブリーダー電流を流すことで防止するが、コストの上
昇および効率の低下等の問題があった。さらに、制御出
力の平滑コンデンサに流れるリップル電流は、平滑コン
デンサの寿命に大きく影響するため必要以上に大きなコ
ンデンサを複数並列に接続する必要があり、特に制御出
力の出力電圧が低い場合には前記リップル電流は出力電
圧に反比例して増加するため平滑コンデンサおよび2次
スイッチング素子は大容量化し、逆に出力電圧が高い場
合は2次スイッチング素子に高耐圧なものが必要となり
大型化するなどの問題を有していた。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、非安定化
出力の出力電圧の急上昇を防止すると共に、出力電圧を
安定に制御することで生じる平滑コンデンサのリップル
電流の増大によるコンデンサおよび2次スイッチング素
子の大容量化・大型化を低減でき、小型で低コストなス
イッチング電源装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この課題を解決するために本発明のスイッチング電源装
置は、少なくとも1次巻線と複数の2次巻線とを有する
トランスと、前記トランスの1次巻線に接続されオンオ
フを繰返す第1のスイッチ手段と、前記複数の2次巻線
に接続される複数の整流平滑手段と、前記複数の整流手
段の少なくとも1つに前記第1のスイッチ手段とは相補
的にオンオフを繰返す第2のスイッチ手段が並列に接続
され、直流入力電圧が前記第1のスイッチ手段を介して
前記1次巻線に印加され、前記第1のスイッチ手段がオ
フの期間に前記トランスに貯えられたエネルギーを前記
複数の2次巻線と前記複数の整流平滑手段を介して複数
の直流出力電圧を供給し、前記複数の直流出力電圧のう
ち少なくとも1つの直流出力電圧を安定化するように前
記第2のスイッチ手段のオン期間を制御し、前記安定化
する直流出力電圧は前記第2のスイッチ手段を含まない
直流出力電圧とするような構成を有している。
作用 この構成によって、入力より出力に供給された過剰な電
流を、直接安定化されない出力に設けた第2のスイッチ
手段を介して入力に回生ずることで、前記安定化されな
い出力が軽負荷になっても第2のスイッチ手段を介して
入力に回生ずる電流があるため出力電圧の急上昇を防止
できると共に、前記第2のスイッチ手段を設ける安定化
されない出力として適度に高い電圧値の出力と選定する
ことで、平滑コンデンサのリップル電流を減少し第2の
スイッチ手段に印加する電流を減少することができる。
実施例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。
第1図は本発明の実施例における回路構成を示すもので
ある。第1図において、第9図と同じものは同一の符号
を記し説明は省略する。第1図において、1は直流電源
であり、2−2°は入力端子であり、3はトランスで1
次巻線3a、バイアス巻線3b、2次巻線3c・3dで
あり、4はスイッチング素子であり、5はダイオードで
あり、7゜15は整流ダイオードであり、9,16は平
滑コンデンサであり、10は制御回路であり、11−1
1′・18−18’は出力端子であり、13は同期発振
回路である。17は2次スイッチング素子であり、整流
ダイオード15に並列に接続されスイッチング素子4の
オン期間に貯えられたトランス3のエネルギーが、スイ
ッチング素子4のオフ期間に前記2次巻l1lI3c・
3dを介して整流ダイオード7.15又は前記2次スイ
ッチング素子17から平滑コンデンサ9,16に放出さ
れた後、今度は逆に平滑コンデンサ16から前記2次ス
イッチング素子17を介して前記2次巻線3dに2次電
流を流す逆流期間を、制御回路10より制御される。
次に第2図も参照して動作説明を行う。第2図において
(a)はスイッチング素子4の両端電圧波形VOSを示
しており、(b)は前記1次巻線3aに流れる1次電流
IOを示しており、(C)は同期発振回路13の駆動パ
ルス波形VGIを示しており、(d)は前記2次巻線3
cに流れる2次電流波形101を示しており、(e)は
前記2次巻線3dに流れる2次電流波形102を示して
おり、(f)は制御回路10より出力される2次スイッ
チング素子17の駆動パルス波形VG2を示している。
第2図でオフ期間中に2次巻線を介して出力に放出され
る電流の一部が前記2次巻線3Cから2次電流I01と
して出力端子11−11’に必要量供給され、残りはす
べて前記2次巻線3dから2次電流102として一度放
出された後、出力端子18−18’で必要とされる電流
以外の過剰な電流は、オフ期間中で斜線で示した逆流期
間に2次スイッチング素子17を介して前記2次巻線3
dに逆方向の2次電流102として流れており、逆流期
間にトランス3に貯えられたエネルギーはオン期間の回
生期間に直流電源1に1次電流101として回生される
。このように第8図と異なるのは、2次スイッチング素
子17が非制御出力である前記2次巻線3dに接続され
る整流ダイオード15の両端に並列に接続するように設
けた点であり、出力電圧が出力端子11−11および1
8−18゛より供給される動作は第8図と同一のため省
略する。
次に上記のように構成されたスイッチング電源装置につ
いて、出力電圧が安定に制御される動作について詳しく
説明する。第2図に各動作波形を示しているが、同期発
振回路13の駆動パネル波形VGIのオフ期間(t+−
t3)をT OFFとし、そのうち2次電流102の逆
流期間(t2〜t3)をT ’OFFとし、一方オン期
間(t3〜ts)をTONとし、そのうち1次電流10
の回生期間(ts〜1+)を’I”’ONとする。この
時出力端子11−11’および18−18’より供給さ
れる出力電力P OUTは、ここで、 P 0IJT : で表わされ、 これはすでに第6図の従来例で詳し く説明した関係式と同一となり、出力電圧VOUTIは
制御回路10により制御される2次スイッチング素子1
7のオン期間を制御することで逆流期間T ’OFFを
変化させ、絶えず一定となるよう制御されることがわか
る。さらに出力電圧VOUT2も出力電圧V OUT 
Iが一定であれば、おおむね一定に制御されることもす
でに第9図の従来例で述べた通りである。
ここで、LSIは前記2次巻線3cのインダクタンス値
であり、LS2は前記2次巻線3dのインダクタンス値
であり、Rは出力端子11−11°および18−18’
より供給される出力電力P II= VOUTI X 
I 0UTIおヨヒはすでに従来例で説明したものと同
一のため省略する。
以上のように本実施例によれば、トランスの複数の2次
巻線より構成される多出力電源で、代表制御出力以外の
直接安定化されない非安定化出力の整流手段に並列に接
続された第2のスイッチ手段のオン期間を制御すること
で、前記代表制御出力を安定化することにより、前記第
2のスイッチ手段が接続された非安定化出力では、トラ
ンスの2次巻線より供給された2次電流の一部を再度2
次巻線を介して1次巻線に回生じているため、たとえ出
力より外部へ供給する出力電流が軽負荷になっても回生
ずる電流が絶えず流れるため実質的な軽負荷とならず、
出力の急上昇は第3図に示すように防止できる。さらに
、前記第2のスイッチ手段が接続される非安定化出力を
前記代表制御出力より高電圧の出力に選ぶことで、トラ
ンスの2次巻線より供給された2次電流および前記第2
のスイッチ手段を介して1次巻線に回生される逆電流の
値が小さくなることより、平滑コンデンサに流れるリッ
プル電流も減少することができ損失が低減され高寿命で
高信頼性が達成できる。第4図は、平滑コンデンサとし
て用いられるアルミ電解コンデンサのインピーダンス特
性を示しており、同一形状のコンデンサでは高周波で使
用するほど容量により低下するインピーダンス以外に等
個直列抵抗および等個直列インダンタンスの影響による
インピーダンスの増加が始まり、約100KHz以上の
高周波では容量値に関係なくほぼ一定のインピーダンス
となるため、アルミ電解コンデンサに許容されるリップ
ル耐量も一定となる。このことは、前記第2のスイッチ
手段を接続する出力電圧を高電圧化することにより、前
記平滑コンデンサに流れるリップル電流を少なくし前記
平滑コンデンサとして高耐圧低容量のコンデンサを使用
した方が有利であることは容易にわかる。
以下本発明の第2の実施例について図面を参照しながら
説明する。
第5図は本発明の第2の実施例を示すスイッチング電源
装置の回路構成図である。
同図において第1図と同じものは同一の符号を記し説明
は省略する。第5図において、1は直流電流であり、2
−2′は入力端子であり、3はトランスで1次巻線3a
、バイアス巻線3b、2次巻線3cおよび3d、さらに
トランス3に新たに巻線された高電圧を誘起する3次巻
線3eであり、3次巻線3eの両端に整流ダイオード2
2と平滑コンデンサ23の直列回路を接続される。4は
スイッチング素子であり、5はダイオードであり、7お
よび15は整流ダイオードであり、9および16は平滑
コンデンサであり、10は制御回路であり、11−11
°および18−18’は出力端子であり、13は同期発
振回路である。17は2次スイッチング素子であり、整
流ダイオード22の両端に平列に接続されスイッチング
素子4のオン期間に蓄えられたトランス3のエネルギー
が、スイッチング素子4のオフ期間に前記2次巻線3c
3d、3eを介して整流ダイオード7.15.22又は
前記2次スイッチング素子17から平滑コンデンサ9,
16.23に放出された後、今度は逆に平滑コンデンサ
23から前記2次スイッチング素子17を介して前記2
次巻線3eに2次電流を流す逆流期間を、制御回路10
より制御される。この場合前記3次巻線3eに流れる電
流は、放出される電流の平均値と前記逆流期間に回生さ
れる電流の平均値は等しく、平滑コンデり一定であるこ
とは容易にわかる。ここで、NS3は前記3次巻線3e
の巻線数である。第1図の構成と異なるのは2次スイッ
チング素子17を出力を供給しない高電圧を誘起する前
記3次巻線3eに設けた点である。
上記のように構成されたスイッチング電源装置について
、代表制御出力VOUTIおよび直接安定化されない非
安定出力VOUT2が制御される動作は、第1図で説明
したものと同一であることは容易に理解されるため省略
する。
以上のように本実施例によれば、多出力を供給するトラ
ンスの複数の2次巻線以外に、高電圧の3次巻線を巻線
し整流平滑手段を接続すると共に整流手段と並列に接続
された第2のスイッチ手段のオン期間を、前記多出力の
少なくとも1つの出力電圧が直接安定化されるように制
御することにより、前記3次巻線の誘起電圧を出力電圧
と無関係に最適値に設定することが可能となり、前記第
2のスイッチ手段の耐圧および電流容量、さらに前記平
滑手段として使用するコンデンサの耐リップル容量がそ
れぞれ最も安価で部品も小型になるように設定すること
ができる。尚、当方の実験によれば、入力電圧や出力容
量および使用部品等により多少変化するが、前記3次巻
線の誘起フライバック電圧で24V〜120V<らいが
最適な範囲であった。
なお、第1の実施例および第2の実施例では共に2出力
の場合を記したが、さらに多くの2次巻線と整流平滑回
路を追加して多出力を構成してもよいことは言うまでも
ない。さらにスイッチング素子および2次スイッチング
素子はダイオードおよび整流ダイオードに並列に接続し
たが、前記スイッチング素子および2次スイッチング素
子として電界効果型トランジスタを使用し寄性的に内蔵
されるダイオードを利用すれば、ダイオードおよび整流
ダイオードは不用であることは言うまでもない。さらに
スイッチング素子および2次スイッチング素子に並列に
コンデンサを接続することで、スイッチングノイズの低
減およびスイッチング損失の低減を行なうことも可能で
ある。
発明の効果 以上のように本発明は、トランスの複数の2次巻線を介
して得られる複数の出力電圧のうち少なくとも1つの出
力電圧を安定化するため、他の出力電圧を第2のスイッ
チ手段を介して2次巻線に印加し1次巻線を介して回生
ずるエネルギーを制御することで行うことにより、安定
化された出力電圧以外の第2のスイッチ手段を付加した
出力電圧も安定化することができ、特に軽負荷時の出力
電圧上昇を防止でき、さらに第2のスイッチ手段を付加
した出力電圧を高電圧な出力とすることで、第2のスイ
ッチ手段および平滑手段に流れる電流を減少させ、小型
で小容量な部品を使用することが可能となるなど小型で
出力の安定性が高く高効率・高信頼なスイッチング電源
装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例におけるスイッチング電
源装置の回路構成図、第2図は本発明の第1図の回路構
成図の動作波形を示す説明図、第3図〜第4図は本発明
の詳細な説明する説明図、第5図は亭発明の第2の実施
例におけるスイッチング電源装置を示す回路構成図、第
6図は従来のスイッチング電源装置の回路構成図、第7
図〜第8図は従来の第6図の回路構成図の動作波形を示
す説明図、第9図は従来の他のスイッチング電源装置の
回路構成図、第10図は従来の第9図の回路構成図の動
作波形を示す説明図である1・・・・・・直流電源、2
−2゛・・・・・・入力端子、3・・・・・・トランス
、4・・・・・・スイッチング素子、5・・・・・・ダ
イオード、7,15・・・・・・整流ダイオード、9,
16・・・・・・平滑コンデンサ、10・・・・・・制
御回路、11−11゛・18−18°・・・・・・出力
端子、13・・・・・・同期発振回路、17・・・・・
・2次スイッチング素子。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 少なくとも1次巻線と複数の2次巻線とを有するトラン
    スと、前記トランスの1次巻線に接続されオンオフを繰
    返す第1のスイッチ手段と、前記複数の2次巻線に接続
    される複数の整流平滑手段と、前記複数の整流手段の少
    なくとも1つに前記第1のスイッチ手段とは相補的にオ
    ンオフを繰返す第2のスイッチ手段が並列に接続され、
    直流入力電圧が前記第1のスイッチ手段を介して前記1
    次巻線に印加され、前記第1のスイッチ手段がオフの期
    間に前記トランスに貯えられたエネルギーを前記複数の
    2次巻線と前記複数の整流平滑手段を介して複数の直流
    出力電圧を発生し、前記複数の直流出力電圧のうち少な
    くとも1つの直流出力電圧を安定化するように前記第2
    のスイッチ手段のオン期間を制御し、前記安定化する直
    流出力電圧は前記第2のスイッチ手段を含まない直流出
    力電圧とするスイッチング電源装置。
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