JP3001057B1 - スイッチング電源装置及びその制御方法 - Google Patents

スイッチング電源装置及びその制御方法

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JP3001057B1
JP3001057B1 JP5471599A JP5471599A JP3001057B1 JP 3001057 B1 JP3001057 B1 JP 3001057B1 JP 5471599 A JP5471599 A JP 5471599A JP 5471599 A JP5471599 A JP 5471599A JP 3001057 B1 JP3001057 B1 JP 3001057B1
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幸司 吉田
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Abstract

【要約】 【課題】 入力回路に大容量の電解コンデンサを接続す
ること無しに、異常発振の発生を無くし小形で安定で安
全なスイッチング電源装置を提供する。 【解決手段】 スイッチング電源装置において、スイッ
チング手段に流れる電流を検出した検出電圧Vpに、一
定の傾きののこぎり波電圧Vnを加えて和電圧Vwを得
る。和電圧のピーク値を一定に保つように、前記スイッ
チング手段のオフタイミングを決定することにより、異
常発振に関与するオープンループゲインが小さくなるの
で異常発振の発生を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子機器に直流電
圧を供給するスイッチング電源装置に関し、特に過負荷
状態において、過大な電流が流れない様にする過電流保
護回路を有するスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、スイッチング電源装置は、電子機
器の低価格化、小型化、高性能化、及び省エネルギー化
に伴い、より小型で出力の安定性が高く、高い変換効率
を有するものが強く求められている。さらに、スイッチ
ング電源装置は、過電流による事故を防止するために安
全性の高い過電流保護回路を有するものが求められてい
る。以下、従来のスイッチング電源装置について図5か
ら図8を参照しつつ説明する。図5は、従来のフルブリ
ッジ方式のスイッチング電源装置の回路図である。
【0003】図5において、スイッチング電源装置の入
力端子2aに一端が接続されたインダクタンス素子3と
コンデンサ4との直列接続体が入力端子2bに接続され
て入力回路を形成している。インダクタンス素子3は、
直流電源1からのノイズに対してノイズフィルタの役割
を果たす。このインダクタンス素子3は、ノーマルチョ
ークまたはコモンチョークの寄生ノーマルインダクタン
ス成分などで構成されている。また、コンデンサ4は、
入力電圧の変動を抑え、入力電圧Vinを安定に保つ役割
を果たす。カレントトランス5は、1次巻線5aと2次
巻線5bを有し、1次巻線5aと2次巻線5bとの巻数
比を1対N(N>1)とする。第1のスイッチング素子
6と第2のスイッチング素子7とカレントトランス5の
1次巻線5aとの直列回路は、コンデンサ4に並列に接
続されている。第3のスイッチング素子8と第4のスイ
ッチング素子9との直列回路は、前記第1及び第2のス
イッチング素子6、7の直列接続体に並列に接続されて
いる。
【0004】トランス10は、1次巻線10aと第1の
2次巻線10bと第2の2次巻線10cを有している。
トランス10の1次巻線10aの一端は、第1のスイッ
チング素子6と第2のスイッチング素子7との接続点に
接続され、他端は、第3のスイッチング素子8と第4の
スイッチング素子9との接続点に接続されている。第1
の整流ダイオード11及び第2の整流ダイオード12の
それぞれのアノードは、トランス10の第1の2次巻線
10bと第2の2次巻線10cに接続され、カソードは
互いに接続されている。直列に接続されたインダクタン
ス素子13と平滑コンデンサ14とは、一端が第1の整
流ダイオード11と第2の整流ダイオード12との接続
点に接続され、他端がトランス10の第1の2次巻線1
0bと前記第2の2次巻線10cとの接続点に接続され
ている。平滑コンデンサ14の静電容量は十分大きく、
出力端子15a、15bへは安定化された直流出力電圧
が出力される。負荷16は、出力端子15a、15b間
に接続され、電力を消費する。
【0005】カレントトランス5の1次巻線5aに流れ
る電流により、カレントトランス5の巻数比Nに応じた
2次電圧が2次巻線5bに誘起される。そのため、2次
電流がダイオード18を経て第2の抵抗19を流れるこ
とで、第2の抵抗19の両端にカレントトランス5の1
次巻線5aに流れる電流Ipに比例した検出電圧Vpが
得られる。第1の抵抗17は、カレントトランス5の1
次巻線に電流が流れていないときに、カレントトランス
5に蓄積された励磁エネルギーを消費する。コンパレー
タ23は、検出電圧Vpと、基準電圧源22の基準電圧
Vrとを比較し、各スイッチング素子6、7,8、9の
それぞれのターンオフのタイミングを決定する信号をア
ンド回路25に出力する。
【0006】PWM制御回路24は、前記直流出力電圧
を検出し、これを安定化するように、オンオフ信号を生
成する。アンド回路25は、PWM制御回路24の出力
とコンパレータ23の出力とのアンド演算を行う。分配
器26は、アンド回路25の出力を、2つのドライブ回
路27、28に交互に振り分けて出力する。ドライブ回
路27は、分配器26からの出力を受けて、第1スイッ
チング素子6と第4のスイッチング素子9とをオンオフ
する。ドライブ回路28は、分配器26からの出力を受
けて、第2スイッチング素子7と第3のスイッチング素
子8とをオンオフする。
【0007】以下、上述の従来のスイッチング電源装置
の動作について図6を参照しつつ説明する。図6は、従
来のスイッチング電源装置における各部の動作波形図で
ある。図6の(a)は第1のスイッチング素子6および
第4のスイッチング素子9のオンオフ信号G1及びG4
であり、(b)は第2のスイッチング素子7および第3
のスイッチング素子8のオンオフ信号G2及びG3であ
る。図6の(c)はインダクタンス素子13と平滑コン
デンサ14との直列回路に印加される電圧Vfの電圧波
形を示しており、(d)はインダクタンス素子13を流
れる電流Ifの電流波形を示している。図6の(e)は
カレントトランス5の1次巻線5aの電流Ipの電流波
形を示しており、(f)は検出電圧Vpの電圧波形を示
している。
【0008】時刻t0において、 第1のスイッチング
素子6と第4のスイッチング素子9とがオンになると、
トランス10の1次巻線10aにコンデンサ4の保持
する入力電圧Vinが印加される。トランス10の第1の
2次巻線10bに、入力電圧Vinにトランス10の巻数
比を乗じた値の2次電圧が誘起され、第1の整流ダイオ
ード11を導通状態にする。その結果、インダクタンス
素子13に第1の2次巻線10bに誘起した電圧が印加
され、インダクタンス素子13を流れる電流Ifは、直
線状に増加する。この時、トランス10の第1の2次巻
線10bには、インダクタンス素子13を流れる電流I
fが流れ、トランス10の1次巻線10aには、この電
流Ifにトランス10の巻数比を乗じた値の電流Ipが
流れる。第1のスイッチング素子6と第4のスイッチン
グ素子9を通して、カレントトランス5の1次巻線5a
にも同じ電流Ipが流れる。この電流Ipは、トランス
10の2次電流の1次換算値に加え、トランス10の励
磁インダクタンスによる励磁電流分が重畳されている。
しかし、トランス10の励磁インダクタンスには直流電
圧が印加されているので、電流Ipは直線状に増加す
る。この電流Ipはカレントトランス5により1/Nに
変換されて抵抗19を流れ、検出電圧Vpに変換され
る。この検出電圧Vpが、基準電圧源22の基準電圧V
rに対して十分に低いときは、コンパレータ23の出力
は、常にハイレベルであるので、PWM制御回路24の
オンオフ信号により出力電圧を安定化する制御が行われ
る。
【0009】インダクタンス素子13を流れる電流If
が十分に大きくなり、時刻t1において、検出電圧Vp
が基準電圧Vrに達すると、コンパレータ23が動作す
る。その結果出力されるコンパレータ23の出力信号が
分配器26とドライブ回路27を経由して、第1のスイ
ッチング素子6および第4のスイッチング素子9を瞬時
にオフさせる。時刻t1において、第1及び第4のスイ
ッチング素子6、9が同時にオフすると、トランス10
の1次巻線10aは開放される。インダクタンス素子1
3を流れる電流Ifはトランス10の磁束の連続性を保
つように、第2の整流ダイオード12を導通状態とし
て、トランス10の第1の2次巻線10bと第2の2次
巻線10cに分流して流れる。トランス10の第1及び
第2の2次巻線10a、10bに誘起される電圧はゼロ
となるので、インダクタンス素子13を流れる電流If
は直線状に減少する。
【0010】時刻t2において、PWM制御回路24に
よりターンオン信号が発生すると、この信号が分配器2
6を経由して送られ、第2のスイッチング素子7と第3
のスイッチング素子8とが同時にオンする。その結果、
トランスの1次巻線7aにコンデンサ4に保持された入
力電圧Vinは、時刻t0〜t1のときと逆向きに印加さ
れる。従って、トランスの第1の2次巻線10bと第2
の2次巻線10cに逆向きの2次電圧が誘起され、第1
の整流ダイオード11を不導通状態とする。この時、導
通状態である第2の整流ダイオード12を通してインダ
クタンス素子13に2次巻線10cに誘起した2次電圧
が印加される。インダクタンス素子13に2次電圧が印
加されると、インダクタンス素子13を流れる電流If
は直線状に増加する。この電流Ifはトランス10の2
次巻線10cを介して1次側に伝達され、カレントトラ
ンス5の1次巻線5aを流れる。カレントトランス5の
1次巻線5aを流れる電流Ipが、カレントトランス5
と抵抗19によって検出電圧Vpに変換される。
【0011】時刻t3において、検出電圧Vpが基準電
源22の基準電圧Vrに達すると、コンパレータ23が
動作し、第2のスイッチング素子7と第3のスイッチン
グ素子8を瞬時にオフする。従って、トランス10の1
次巻線10aは開放され、トランス10の第1及び第2
の2次巻線10b、10cに誘起される2次電圧はゼロ
となる。その結果、インダクタンス素子13を流れる電
流は、第1の整流ダイオード11を導通状態として、ト
ランス10の磁束の連続性を保つように、トランス10
の第1の2次巻線10bと第2の2次巻線10cに分流
して流れる。この動作を繰り返す。以上の動作により、
検出電圧Vpのピーク値が基準電圧Vr以上にならない
ように第1ないし第4のスイッチング素子6、7、8、
9のオンオフが制御される。検出電圧Vpが制限される
ので、結果的にインダクタンス素子3を流れる電流およ
び入力端子2a、2bからの流入電流に対して制限がか
かる動作となる。
【0012】ここでは、フルブリッジコンバータの過電
流制御について説明したが、同様にスイッチング素子の
オンオフ制御がPWM制御により行われるプッシュプル
コンバータやハーフブリッジコンバータにおいても同様
な動作となる。また、フォワードコンバータやフライバ
ックコンバータにおいても全く同様である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のスイッ
チング電源装置では、入力電圧が高くなると、トランス
10の1次巻線10aとインダクタンス素子3に印加さ
れる電圧が大きくなる。すると、トランス10の1次巻
線10aを流れる電流の変化の勾配が大きくなることに
より、検出電圧Vpの立ち上がりの勾配が大きくなる。
図3の(a)に示すように、入力電圧 Vinが高いとき
には、検出電圧Vpのピーク値が基準電圧Vrに早く達
し、スイッチング素子のターンオフのタイミングが早く
なるので、実質的にデューティ比が小さくなる。デュー
ティ比が小さくなると、コンデンサ4からトランス10
の1次巻線10aへ流出する電流が減少する。この時、
コンデンサ4とインダクタンス素子3からなる入力回路
のインピーダンスZinが大きければ、流出する電流の変
化に対する、入力電圧Vinの変化が大きくなり、それに
より入力電圧Vinがさらに高くなろうとするように正帰
還が生じる。
【0014】従って、図7に示すように、コンデンサ4
に保持された入力電圧Vinが異常発振により変動し、ス
イッチング素子のオンオフのデューティ比が変化して出
力電圧を変動させるという問題点があった。特に、図4
に示すように、インダクタンス素子3とコンデンサ4に
よりLCフィルタを構成した入力回路では、インダクタ
ンス素子3とコンデンサ4の並列共振により、コンデン
サ4に保持された入力電圧 Vinが異常発振するという
問題があった。また、図8に示すように、入力回路のイ
ンピーダンスZinの変化は、インダクタンス素子3のイ
ンダクタンス Linとコンデンサ4の容量 Cinとで定
まる並列共振周波数Frにおいて急激にインピーダンス
inが大きくなるので並列共振周波数Frにおいて異常
発振しやすくなる。そこで、入力インピーダンスZin
下げる必要が有るが、入力回路のコンデンサ4としては
大容量で大型のものが必要になり、インダクタンス素子
3として大きなインダクタンス値のものを使うと、スイ
ッチング電源装置が大型になるという問題があった。
【0015】本発明は、入力回路に大容量のコンデンサ
を接続することなく、異常発振を防止することができる
小形で安定で安全なスイッチング電源装置を提供するこ
とを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチング電
源装置は、直流電源から入力される入力電流をスイッチ
ング手段でオンオフしてトランスの1次巻線に印加し、
前記トランスの2次巻線に誘起する電圧を整流し、平滑
して直流出力電圧を得るスイッチング電源装置におい
て、前記直流電源の正極と負極間に接続されたインダク
タンス素子とコンデンサとの直列接続体、前記コンデン
サの両端子間に接続されたスイッチング手段、前記スイ
ッチング手段に流れる電流を検出して検出電圧を生成す
る手段、電圧の上昇が一定の傾きを有するのこぎり波形
電圧を発生する手段、前記検出電圧に前記のこぎり波形
電圧を重畳して和電圧を得る手段、及び前記和電圧のピ
ーク電圧を一定に保つように前記スイッチング手段のオ
フするタイミングを決定する手段を有する過電流保護回
路を具備することを特徴とする。また、入力電圧を保持
する前記インダクタンス素子とコンデンサの共振周波数
において、前記入力電圧が変動したときの前記スイッチ
ング手段のオンオフ比の変化に対する応答性を減衰させ
る手段を有するのが望ましい。また、この過電流保護回
路は、スイッチング手段のオンオフ制御をPWM制御す
るスイッチング電源装置であれば、全てのスイッチング
電源方式のスイッチング電源装置に用いることができ
る。
【0017】このスイッチング電源装置によれば、入力
電圧が変動した場合にスイッチング素子のターンオフの
タイミングの変化を小さくできる。その結果、入力回路
の正帰還によるオープンループゲインを小さくできるの
で、入力回路に大容量のコンデンサを接続しなくても異
常発振の発生をなくすることができる。従って、異常発
振の発生を抑制した小型で安定なスイッチング電源を提
供できる。本発明のスイッチング電源装置の制御方法
は、入力電流をスイッチング手段でオンオフしてトラン
スの1次巻線に印加し、前記トランスの2次巻線に誘起
する電圧を整流平滑し、直流出力電圧を得るスイッチン
グ電源装置の制御方法であって、前記スイッチング手段
に流れる電流を検出して検出電圧を生成する工程、前記
検出電圧に電圧の上昇が一定の傾きを有するのこぎり波
形電圧を重畳して和電圧を得る工程、及び前記和電圧の
ピーク電圧を制御して入出力制御を行う工程を有するこ
とを特徴とする。
【0018】また、入力電圧を安定化する入力回路の有
する共振周波数において、前記入力電圧が変動した場合
の前記スイッチング手段のオンオフ比の変化に対する応
答性を減衰させる工程を有するのが望ましい。このスイ
ッチング電源装置の制御方法によれば、入力電圧が変動
した場合にスイッチング手段のターンオフのタイミング
の変化を小さくできる。その結果、入力回路の正帰還に
よるオープンループゲインを小さくできるので、入力回
路に大容量のコンデンサを接続しなくても異常発振の発
生を防止できる。また、この制御方法は、スイッチング
手段のオンオフ制御をPWM制御するスイッチング電源
装置であれば、全てのスイッチング電源方式に対して適
用できる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明のスイッチング電源
装置の好適な実施例について図1ないし図4を参照しつ
つ説明する。 《実施例》図1は、本発明の一実施例のスイッチング電
源装置の構成を示す回路図である。なお、従来例と同一
部分には同一参照符号を付して説明する。図1におい
て、直流電源1は、入力端子2a、2b間に接続されて
いる。また、入力端子2a、2b間には、入力回路を形
成するインダクタンス素子3とコンデンサ4の直列接続
体が接続されている。インダクタンス素子3は、直流電
源1に対するノイズフィルタの役割を果たし、そのイン
ダクタンス値はLinである。コンデンサ4は、入力直流
電圧の変動を抑えるもので、その容量値をCinとし、保
持する入力電圧を Vinとする。カレントトランス5
は、1次巻線5aと2次巻線5bを有し、その1次巻線
5aと2次巻線5bとの巻数比を1対N(N>1)であ
る。
【0020】第1のスイッチング素子6と第2のスイッ
チング素子7とカレントトランス5の1次巻線5aとの
直列回路は、コンデンサ4に接続されている。第3のス
イッチング素子8と第4のスイッチング素子9との直列
回路は、前記第1及び第2のスイッチング素子6、7の
直列接続体に並列に接続されている。トランス10の1
次巻線10aと第1の2次巻線10bと第2の2次巻線
10cとの巻数比はNt対1対1とし、1次巻線5aの
インダクタンス値をLmとする。
【0021】トランス10の1次巻線10aの一端は、
第1のスイッチング素子6と第2のスイッチング素子7
との接続点に接続され、他端は、第3のスイッチング素
子8と第4のスイッチング素子9との接続点に接続され
ている。第1の整流ダイオード11と第2の整流ダイオ
ード12とのそれぞれのアノードはトランス10の第1
の2次巻線10bと第2の2次巻線10cとに接続さ
れ、カソードは互いに接続されている。インダクタンス
素子13のインダクタンス値はLfであり、平滑コンデ
ンサ14の容量値はCfである。インダクタンス素子1
3と平滑コンデンサ14は直列に接続され一端は第1の
整流ダイオード11と第2の整流ダイオード12のカソ
ードの接続点に接続され、他方はトランス10の第1の
2次巻線10bと第2の2次巻線10cとの接続点に接
続されている。第1の整流ダイオード11と第2の整流
ダイオード12とで整流された電圧を平滑コンデンサ1
4で平滑し、出力直流電圧として出力端子15aと15
b間に接続した負荷に供給している。
【0022】平滑コンデンサ14の静電容量は十分大き
く、出力端子15a、15bへは安定化された出力電圧
outが得られる。カレントトランス5の1次巻線5a
に流れる電流により、カレントトランス5の巻数比に応
じた2次電圧が2次巻線5bに誘起する。そのため、2
次電流がダイオード18で整流され、抵抗値がRsの第
2の抵抗19を流れる。第2の抵抗19の両端にカレン
トトランス5の1次巻線5aに流れる電流Ipに比例し
た検出電圧Vp(N×Rs×Ip)が誘起される。第1
の抵抗17は、カレントトランス5の1次巻線5aに電
流が流れていないときに、カレントトランス5に蓄積さ
れた励磁エネルギーを消費する。のこぎり波発生回路2
0は、PWM制御回路24に同期した、電圧の上昇の傾
きをMとする一定の傾きの電圧Vnを発生する。加算器
21は、検出電圧Vpとのこぎり波電圧Vnとの和電圧
Vwを作る。のこぎり波発生器20と加算器21で補償
回路を構成している。
【0023】基準電圧源22は基準電圧Vrを発生す
る。コンパレータ23は、和電圧Vwと基準電圧Vrと
を比較し、和電圧Vwが基準電圧Vrと等しくなったタ
イミングでスイッチング素子をターンオフする信号をア
ンド回路25に出力する。PWM制御回路24は、出力
電圧Voutを検出し、安定化するように、一定の周期T
sでオンオフ信号を発生する。アンド回路25は、PW
M制御回路24の出力とコンパレータ23の出力とのア
ンド演算を行う。分配器26は、アンド回路25の出力
をスイッチング素子を駆動するドライブ回路27、28
に2チャンネルの出力に交互に分配する。ドライブ回路
27は、分配された出力を受けて第1スイッチング素子
6と第4のスイッチング素子9をオンオフする。ドライ
ブ回路28は、分配された出力を受けて第2スイッチン
グ素子7と第3のスイッチング素子8をオンオフする。
【0024】以上説明したように、本実施例のスイッチ
ング電源装置は、のこぎり波発生器20と加算器21と
で構成される補償回路以外は従来のスイッチング電源と
同じ構成のものである。以下、本実施例のスイッチング
電源装置の動作について図2を参照しつつ説明する。図
2は、本実施例のスイッチング電源装置の各部の動作波
形図である。図2の(a)は第1及び第4のスイッチン
グ素子6、9のオンオフ信号G1及びG4であり、
(b)は第2及び第3のスイッチング素子7、8のオン
オフ信号G2及びG3である。図2の(c)はインダク
タンス素子13と平滑コンデンサ14の直列回路に印加
する電圧Vfの電圧波形を示しており、(d)はインダ
クタンス素子13を流れる電流Ifの電流波形を示して
いる。図2の(e)はカレントトランス5の1次巻線5
aを流れる電流Ipの電流波形を示しており、(f)は
検出電圧Vpの電圧波形を示している。図2の(g)は
のこぎり波発生回路20の出力電圧Vnの電圧波形を示
しており、(h)は加算器21の出力である和電圧Vw
の電圧波形を示している。
【0025】時刻t0において、第1のスイッチング素
子6と第4のスイッチング素子9がオンになると、トラ
ンス10の1次巻線10aにコンデンサ4の保持電圧V
inが印加される。トランス10の第1の2次巻線10b
にトランス10巻数比に応じたVin/Ntの2次電圧が
誘起され、第1の整流ダイオード11を導通状態にす
る。その結果、インダクタンス素子13に電圧Vout
印加され、インダクタンス素子13を流れる電流If
は、直線状に増加する。この時、トランス10の第1の
2次巻線10bには、インダクタンス素子13のを流れ
る電流が流れ、トランス10の1次巻線10aには、ト
ランス10の巻数比に応じた電流が流れる。従って、カ
レントトランス5の1次巻線5aにも同じ電流が流れ
る。この電流Ipは、トランス10の2次電流の1次換
算値に加え、トランスの励磁インダクタンスによる励磁
電流分が重畳されている。しかし、トランス10の励磁
インダクタンスには直流電圧が印加されているので電流
Ipは直線状に増加する。この電流Ipはカレントトラ
ンス5により、1/Nに変換されて、第2の抵抗19を
流れ、検出電圧Vpに変換される。検出電圧Vpとのこ
ぎり波電圧Vnは加算器21により重畳されて和電圧V
wとなる。この和電圧Vwが基準電圧Vrに対して十分
に低いときは、コンパレータ23の出力は常にハイレベ
ルである。従って、PWM制御回路24のオンオフ信号
により各スイッチング素子6、7、8、9のオンオフの
デューティ比を制御して出力電圧を安定化する制御が行
われる。
【0026】インダクタンス素子13を流れる電流が十
分に大きくなり、時刻t1において、和電圧Vwが基準
電圧Vrに達すると、コンパレータ23が動作する。そ
の結果、コンパレータ23の出力するオフ信号が分配器
26によりドライブ回路27を経由して、第1及び第4
のスイッチング素子6、9を瞬時にオフさせる。時刻t
1において、第1及び第4のスイッチング素子6、9が
同時にオフすると、トランス10の1次巻線10aは開
放される。インダクタンス素子13の電流は、トランス
10の磁束の連続性を保つように、第2の整流ダイオー
ド12を導通状態にして、トランス10の第1の2次巻
線10bと第2の2次巻線10cに分流して流れる。ト
ランス10の第1及び第2の2次巻線10b、10cの
誘起電圧はゼロとなるので、インダクタンス素子13を
流れる電流Ifは直線状に減少する。
【0027】時刻t2において、PWM制御回路24か
らターンオン信号が発せられる。この信号が分配器26
によりドライブ回路28を経由して送られ、第2及び第
3のスイッチング素子7、8を同時にオンさせる。その
結果、トランス10の1次巻線10aにコンデンサ4の
保持された入力電圧Vinは、時刻t0〜t1のときと逆
向きに印加される。従って、トランス10の第1の2次
巻線10bと第2の2次巻線10cに逆向きの2次電圧
が誘起され、第1の整流ダイオード11を不導通状態に
する。この時、導通状態である第2の整流ダイオード1
2を通してインダクタンス素子13に2次巻線10cに
誘起した2次電圧が印加される。インダクタンス素子1
3に2次電圧が印加されると、インダクタンス素子13
を流れる電流Ifは、直線状に増加する。この電流If
は、トランス10の2次巻線10cを介して1次側に伝
達され、カレントトランス5の1次巻線5aを流れる。
カレントトランス5の1次巻線5aを流れる電流Ip
が、カレントトランス5と抵抗19によって検出電圧V
pに変換される。検出電圧Vpは、のこぎり波電圧Vn
に重畳され、和電圧Vwとなる。
【0028】時刻t3において、検出電圧Vwが基準電
圧Vrに達すると、コンパレータ23が動作する。その
結果出力されるコンパレータのオフ信号が分配器26に
よりドライブ回路28を経由して送られ、第2及び第3
のスイッチング素子7、8を瞬時にオフさせる。第2及
び第3のスイッチング素子7、8がオフすると、トラン
ス10の1次巻線10aは開放され、トランス10の第
1及び第2の2次巻線10b、10cの誘起電圧はゼロ
となる。インダクタンス素子13を流れる電流Ifは、
第1の整流ダイオード11を導通状態にして、トランス
10の磁束の連続性を保つように、トランス10の第1
の2次巻線10bと第2の2次巻線10cに分流して流
れる。この動作を繰り返す。以上の動作により、和電圧
Vwのピーク値が基準電圧Vr以上にならないように第
1ないし第4のスイッチング素子6、7、8、9のオン
オフが制御される。和電圧Vwが制限されるので、結果
的にインダクタンス素子3を流れる電流値および入力端
子2a、2bから流入する電流に対して制限がかかる動
作となる。
【0029】このとき電圧Vinを保持する入力回路は、
インダクタンス素子3とコンデンサ4により構成され、
従来のスイッチング電源装置と同じく図8に示されるよ
うな並列共振による高いピーク値が存在する。次に、本
実施例の補償回路の動作について図3を参照しつつ簡単
に説明する。図3は、補償回路有りの場合と無しの場合
の、それぞれの入力電圧の変動に対するターンオフのタ
イミングの変化を示している。本実施例の回路では、図
3の(b)に示すように、検出電圧Vpにのこぎり波電
圧Vnを重畳することで、入力電圧Vinが変動したとき
の、スイッチング素子のターンオフのタイミングの変動
幅が図3の(a)に示す従来の補償回路無しの場合に比
べ小さくなる。従って、入力電圧が変化したときのデュ
ーティ比の変化を抑えることができる。その結果、異常
発振に関与するオープンループゲインが小さくなり、異
常発振の発生を無くすことが可能になる。
【0030】さらに、正帰還のオープンループゲインを
解析しつつ、発振現象に対する本実施例の補償回路の作
用をさらに詳しく説明する。解析では簡単のために以下
のような3つの仮定をする。トランス10の巻線10
a、10b、10cの巻数比は1対1対1とする。 [仮定1]負荷16は抵抗値RLの抵抗負荷とする。 [仮定2]各スイッチング素子6、7、8、9のFET
(電界効果トランジスタ)と整流ダイオード11、12
は寄生容量や寄生インダクタンス等の無い理想スイッチ
とする。 [仮定3]各素子は寄生容量や寄生インダクタンス等の
無い理想的な素子とし、入力回路のフィルタ素子である
インダクタンス素子3とコンデンサ4の直列抵抗のみを
考慮する。まず、図2を参照して、入力回路から流出す
る電流DIout(Ipの平均値、但し、Ioutは出力電
流、Nt=1とする)が微小量ΔDIout変化したときの
入力電圧Vinの変動分ΔVinは以下の式(1)で与えら
れる。
【0031】
【数1】
【0032】但し、入力回路のインピーダンスZinは、
式(2)で与えられる。
【0033】
【数2】
【0034】但し、RCinはコンデンサ4の等価直列抵
抗、Cinはコンデンサ4の容量値、RLcinはインダク
タンス素子3の等価直列抵抗、Linはインダクタンス素
子3のインダクタンス値である。出力電流、出力電圧、
デューティ比、入力電圧のそれぞれの変動分、ΔIout
ΔVout、ΔD、ΔVinの関係を求めるために、IoutとV
outに対して状態平均化した微分方程式を立てると式
(3)のようになる。
【0035】
【数3】
【0036】安定状態から、入力電圧、デューティ比、
出力電流、出力電圧それぞれのVin→Vin+ΔVin、D→D+
ΔD、IL→IL+ΔIL、Vout→Vout+ΔVoutのような微小変
動を考えると、変動分に対して、同様な微分方程式が成
立し、高次の変動分を無視すると、ラプラス変換により
以下の式(4)が成立する。
【0037】
【数4】
【0038】ΔVout、ΔIoutについてこの微分方程式
を解くと式(5)のようになる。
【0039】
【数5】
【0040】但し、Deltaは式(6)で与えられる。
【0041】
【数6】
【0042】式(5)を式(1)に代入して、ΔVin
Dを求めると式(7)のようになる。
【0043】
【数7】
【0044】次に、入力電圧が変動したときのデューテ
ィ比の変動を考える。過電流制御時には、電流のピーク
値Ipが一定値Vrになるようにデューティ比が決定さ
れるので式(8)が成立する。
【0045】
【数8】
【0046】但し、Mはのこぎり波発生器20の出力電
圧の上昇の傾きを示している。安定状態からの変動分を
考えて、高次の変動分を無視すると式(9)が成り立
つ。
【0047】
【数9】
【0048】式(5)を用いると、ΔD/ΔVinは式(1
0)のようになる。
【0049】
【数10】
【0050】式(7)と式(10)の積をとることで、
異常発振に関与するオープンループゲインを計算でき
る。図4は、のこぎり波発生器20の出力電圧の上昇の
傾きM(補償係数)を変えたときの、周波数の変化に対
するオープンループゲインの変化を示すグラフである。
図4に示すように、補償係数Mを0とすると補償無しと
なるが、前述したのこぎり波発生器20と加算器21と
による補償回路により補償係数Mを大きくすると、入力
回路の共振周波数近傍におけるオープンループゲインを
小さくすることが可能である。ここで、トランス10の
巻線10a、10b、10cの巻数比は1対1対1であ
るときの説明をしたが、巻数比がNt対1対1である場
合は、式(11)に示すように、それぞれの定数を変換
することで、式(1)から式(10)により同様に説明
できる。
【0051】
【数11】
【0052】なお、本実施例では、4つのスイッチング
素子6、7、8、9でブリッジ回路を構成したフルブリ
ッジコンバータを例に説明した。しかし、シングルエン
ドフォワードやフライバックコンバータ、ハーフブリッ
ジコンバータ、プッシュプルコンバータ等や、またそれ
らの回路をベースにしたコンバータのように、スイッチ
ング素子を流れる電流波形が矩形波となるいかなる方式
のコンバータにおいても本発明の制御方法が適用できる
ことは言うまでもない。また、本実施例で示した電流検
出回路は、一実施例に過ぎず、電流波形に対して比例し
た電圧波形が得られる回路であれば、いかなる回路でも
同様な動作になることは言うまでもない。また、ここで
は電流制限回路に関して説明したが、ピーク電流値を目
標値にする制御においても同様である。
【0053】
【発明の効果】上述したように、本発明のスイッチング
電源装置及びその制御方法によれば、異常発振に関与す
るオープンループゲインを補償回路により非常に小さく
することができ、異常発振の発生を無くすことが可能に
なる。従って、異常発振の防止対策として従来用いられ
た大容量のコンデンサを入力回路に接続する必要が無く
なる。その結果、異常発振の発生を防止しかつ小形で安
定で安全なスイッチング電源装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるスイッチング電源装置
の回路図である。
【図2】本発明の実施例のスイッチング電源装置におけ
る各部の動作波形図であり、(a)は第1及び第4のス
イッチング素子のオンオフ信号波形図、(b)は第2及
び第3のスイッチング素子のオンオフ信号波形図、
(c)はインダクタンス素子13と平滑コンデンサ14
との直列回路に印加される電圧波形図、(d)はインダ
クタンス素子13に流れる電流波形図、(e)はカレン
トトランス5の1次巻線5aに流れる電流波形図、
(f)は検出電圧の波形図、(g)はのこぎり波発生器
20の出力電圧波形図、(h)は加算器21の出力であ
る和電圧の波形図である。
【図3】入力電圧変動時の補償回路の動作を説明する動
作波形図であり、(a)は比較例である補償回路のない
従来のスイッチング電源装置における動作波形図、
(b)は実施例のスイッチング電源装置における補償回
路の動作波形図である。
【図4】本発明の実施例のスイッチング電源装置におけ
る過電流制御時の周波数の変化に対するオープンループ
ゲインの変化を示すグラフである。
【図5】従来のスイッチング電源装置の回路図である。
【図6】従来のスイッチング電源装置における各部の動
作波形図であり、(a)は第1及び第4のスイッチング
素子のオンオフ信号波形図、(b)は第2及び第3のス
イッチング素子のオンオフ信号波形図、(c)はインダ
クタンス素子13とコンデンサ14との直列回路に印加
される電圧波形図、(d)はインダクタンス素子13に
流れる電流波形図、(e)はカレントトランス5の1次
巻線5aを流れる電流波形図、(f)は検出電圧波形図
である。
【図7】従来のスイッチング電源装置における異常発振
時の動作波形図であり、(a)はカレントトランス5の
検出電流波形図、(b)は入力電圧波形図である。
【図8】従来のスイッチング電源装置における周波数の
変化に対して入力回路のインピーダンスの変化を示すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 入力直流電源 2a、2b 入力端子 3 インダクタンス素子 4 コンデンサ 5 カレントトランス 5a 1次巻線 5b 2次巻線 6 第1のスイッチング手段 7 第2のスイッチング手段 8 第3のスイッチング手段 9 第4のスイッチング手段 10 トランス 10a 1次巻線 10b、10c 2次巻線 11 第1の整流ダイオード 12 第2の整流ダイオード 13 インダクタンス素子 14 平滑コンデンサ 15a、15b 出力端子 16 負荷 17 第1の抵抗 18 ダイオード 19 第2の抵抗 20 のこぎり波発生器 21 加算器 22 基準電圧源 23 コンパレータ 24 PWM制御回路 25 アンド回路 26 分配器 27、28 ドライブ回路

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源から入力される入力電流をスイ
    ッチング手段でオンオフしトランスの1次巻線に印加し
    て、前記トランスの2次巻線に誘起する電圧を整流平滑
    し、直流出力電圧を得るスイッチング電源装置におい
    て、 前記直流電源の正極と負極間に接続された、インダクタ
    ンス素子とコンデンサとの直列接続体、 前記コンデンサの両端子間に接続されたスイッチング手
    段、 前記スイッチング手段に流れる電流を検出して検出電圧
    を生成する手段、 電圧の上昇が一定の傾きを有するのこぎり波形電圧を発
    生する手段、 前記検出電圧に前記のこぎり波形電圧を重畳して和電圧
    を得る手段、及び前記和電圧のピーク電圧値を一定に保
    つように、前記スイッチング手段をオフするタイミング
    を決定する手段を有する過電流保護回路を具備すること
    を特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 【請求項2】 入力電圧を保持する前記インダクタンス
    とコンデンサとの直列接続体の共振周波数において、前
    記入力電圧が変動したときの前記スイッチング手段のオ
    ンオフ比の変化に対する応答性を減衰させる手段を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のスイッチング電源装
    置。
  3. 【請求項3】 スイッチング電源方式がフォワード方式
    である請求項1または2記載のスイッチング電源装置。
  4. 【請求項4】 スイッチング電源方式がフライバック方
    式である請求項1または2記載のスイッチング電源装
    置。
  5. 【請求項5】 スイッチング電源方式がフルブリッジ方
    式である請求項1または2記載のスイッチング電源装
    置。
  6. 【請求項6】 スイッチング電源方式がハーフブリッジ
    方式である請求項1または2記載のスイッチング電源装
    置。
  7. 【請求項7】 スイッチング電源が、プッシュプル方式
    である請求項1または2記載のスイッチング電源装置。
  8. 【請求項8】 入力電流をスイッチング手段でオンオフ
    しトランスの1次巻線に印加し、前記トランスの2次巻
    線に誘起する電圧を整流平滑し、直流出力電圧を得るス
    イッチング電源装置の制御方法であって、 前記スイッチッチング手段に流れる電流を検出して検出
    電圧を生成する工程、 前記検出電圧に、電圧の上昇が一定の傾きを有するのこ
    ぎり波形電圧を重畳して、和電圧を得る工程、及び前記
    和電圧のピーク電圧を制御して入出力制御を行う工程を
    有するスイッチング電源装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 入力電圧を保持する入力回路の共振周波
    数において、前記入力電圧が変動したときの前記スイッ
    チング手段のオンオフ比の変化に対する応答性を減衰さ
    せる工程を有することを特徴とする請求項8記載のスイ
    ッチング電源装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 スイッチング電源方式がフォワード方
    式である請求項8または9記載のスイッチング電源装置
    の制御方法。
  11. 【請求項11】 スイッチング電源方式がフライバック
    方式である請求項8または9記載のスイッチング電源装
    置の制御方法。
  12. 【請求項12】 スイッチング電源方式がフルブリッジ
    方式である請求項8または9記載のスイッチング電源装
    置の制御方法。
  13. 【請求項13】 スイッチング電源方式がハーフブリッ
    ジ方式である請求項8または9記載のスイッチング電源
    装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 スイッチング電源方式がプッシュプル
    方式である請求項8または9記載のスイッチング電源装
    置の制御方法。
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