JP2002159175A - フライバックコンバータ - Google Patents

フライバックコンバータ

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JP2002159175A
JP2002159175A JP2001022302A JP2001022302A JP2002159175A JP 2002159175 A JP2002159175 A JP 2002159175A JP 2001022302 A JP2001022302 A JP 2001022302A JP 2001022302 A JP2001022302 A JP 2001022302A JP 2002159175 A JP2002159175 A JP 2002159175A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多出力の構成において、電圧制御を行ってい
ない出力回路の出力電圧の異常上昇を防止する。 【解決手段】 抵抗RLが軽負荷や無負荷の状態では、
主スイッチング素子Q1のオフ時において、コンデンサ
C3に一旦蓄えられたエネルギーが、補助巻線Np2に向
けての逆向きの電流IQ2として流れ、トランスT1の一
次巻線Np1から入力側に戻される。これにより、トラン
スT1の補助巻線Np2と一次巻線Np1で逆向きに電流を
流す期間が確保され、主スイッチング素子Q1への駆動
信号のパルス幅の安定化が図られる。したがって、電圧
制御を行なっていない出力回路11の出力電圧Vo1は異常
に上昇せず安定化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
装置などに適用される自励式または他励式のフライバッ
クコンバータに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来のフライバックコ
ンバータの一例を、図6および図8に示す。図6はいわ
ゆるRCC(リンギング・チョーク・コンバータ)と呼
ばれる自励式のフライバックコンバータを示している
が、同図において、直流電源101からの直流入力電圧V
iが印加される入力端子+Vi,−Viの両端間には、
入力コンデンサC1が接続されると共に、トランスT1
の一次巻線Np1とMOS型FETからなる主スイッチン
グ素子Q1の直列回路が接続される。トランスT1に
は、他に二次巻線Ns1と主スイッチング素子Q1の駆動
巻線Nd1が設けられており、駆動巻線Nd1のドット側端
子は、起動抵抗R1を介して主スイッチング素子Q1の
制御端子すなわちゲートに接続され、駆動巻線Nd1の非
ドット側端子は、主スイッチング素子Q1のソースに接
続される。一方、トランスT1の二次巻線Ns1には、ダ
イオードD11とコンデンサC12とからなる二次側整流平
滑回路が接続されており、コンデンサC12の両端間に接
続した出力端子+Vo1,−Vo1から負荷RLに、直流出
力電圧Voを供給するようになっている。
【0003】次に、図7の各波形図を参照して、上記回
路の動作を説明する。なお、この図7では、定格負荷
(A)時および軽負荷(B)時における主スイッチング
素子Q1のドレイン・ソース電圧VDS1と、主スイッチ
ング素子Q1のドレインを流れる電流IQ1がそれぞれ示
されている。
【0004】起動抵抗R1に電流が流れて主スイッチン
グ素子Q1がオンすると、トランスT1の一次巻線Np1
に直流入力電圧Viが印加され、駆動巻線Nd1のドット
側端子に正極性の電圧が誘起される。この電圧は、主ス
イッチング素子Q1をさらにオンする正帰還の電圧とな
る。一方、トランスT1の二次巻線Ns1もドット側端子
に正極性の電圧が誘起されるが、ダイオードD11に対し
逆方向に加わるため、このダイオードD11はオフする。
したがって、主スイッチング素子Q1のオン期間中はト
ランスT1にエネルギーが蓄えられ、コンデンサC12の
放電により負荷RLに負荷電流が供給される。
【0005】主スイッチング素子Q1がオンすると、ト
ランスT1の一次巻線Np1ひいてはスイッチング素子Q
1を流れる電流IQ1は時間に比例して増大する。しか
し、ある値に達すると主スイッチング素子Q1の特性に
よりそれ以上電流は流れなくなり、主スイッチング素子
Q1のドレイン・ソース電圧VDS1が増大する。それと
同時に、トランスT1の一次巻線Np1ひいては駆動巻線
Nd1の電圧が下がって、主スイッチング素子Q1がオフ
し、それまで一次巻線Np1を流れていた電流の慣性によ
り、今度はトランスT1の一次巻線Np1および二次巻線
Ns1の非ドット側端子に正極性の電圧が発生する。これ
により、ダイオードD11がオンして、主スイッチング素
子Q1のオン期間中に蓄えられたトランスT1のエネル
ギーが、ダイオードD11を通してコンデンサC12側に送
り出される。
【0006】ところで、上記自励式のリンギングチョー
クコンバータは、主スイッチング素子Q1の発振周波数
が負荷電流に反比例し、図7に示すように軽負荷になる
程高くなる。しかし、発振周波数が高くなると、その分
だけ主スイッチング素子Q1のオン,オフ切換時におけ
る損失(スイッチングロス)が大きくなり、効率の悪化
を招くという問題を有していた。
【0007】一方、図8には、他励式で多出力のフライ
バックコンバータの回路例が示されている。同図におい
て、トランスT1は2つの二次巻線Ns1,Ns2を有し、
二次巻線Ns1にはダイオードD11とコンデンサC12とか
らなる二次側整流平滑回路が接続され、二次巻線Ns2に
はダイオードD21とコンデンサC22とからなる別の二次
側整流平滑回路が接続される。そして、コンデンサC12
の両端間に接続した出力端子+Vo1,−Vo1から負荷R
L1には、第1の直流出力電圧Vo1が供給され、コンデ
ンサC22の両端間に接続した出力端子+Vo2,−Vo2か
ら負荷RL2には、第2の直流出力電圧Vo2が供給され
る。つまり、ここでは二次巻線Ns1に接続した電力を出
力する出力回路11と、二次巻線Ns2に接続した別の出力
回路21から、各々異なる出力電圧Vo1,Vo2が供給され
るようになっているが、3つ以上の出力電圧を取出せる
ように構成してもよい。
【0008】そして、主スイッチング素子Q1がオンし
て、トランスT1の一次巻線Np1に直流入力電圧Viが
印加されると、二次巻線Ns1,Ns2のドット側端子に正
極性の電圧が誘起されるが、このときは各整流ダイオー
ドD11,D21がオフするため、一次巻線Np1に流れる励
磁電流に見合うエネルギーがトランスT1に蓄えられ
る。このとき、コンデンサC12,C22の放電により、負
荷RL1,RL2に出力電流Io1,Io2が各々供給され
る。その後、主スイッチング素子Q1がオフすると、今
度はトランスT1の一次巻線Np1および二次巻線Ns1,
Ns2の非ドット側端子に正極性の電圧が発生し、整流ダ
イオードD11,D21がオンする。これにより、トランス
T1に蓄えられたエネルギーが、整流ダイオードD11,
D21を通して各々コンデンサC12,C22や負荷RL1,
RL2に供給される。
【0009】他励式のフライバックコンバータでは、前
記主スイッチング素子Q1を駆動するために、前記図6
における駆動巻線Nd1や起動抵抗R1の代わりに、独立
した発振回路を内蔵した制御回路1を有している。この
制御回路1は、いずれか一つの出力電圧Vo2の安定化を
図るために、出力電圧Vo2を検出する電圧検出回路2と
共に電圧帰還制御ループを形成している。これにより、
出力電圧Vo2が上昇すると、制御回路1は主スイッチン
グ素子Q1への駆動信号のパルス導通幅を狭め、逆に出
力電圧Vo2が低下すると、主スイッチング素子Q1への
駆動信号のパルス導通幅を広げて、出力電圧Vo2を略一
定に保つ制御を行なっている。
【0010】しかし、上記多出力のフライバックコンバ
ータでは、出力回路21からの第2の出力電圧Vo2が制御
回路1により略一定の電圧に保たれるものの、電圧制御
されていない出力回路11からの出力電圧Vo1は、負荷R
L1が軽負荷や無負荷の状態になっても、主スイッチン
グ素子Q1のオン時間は変わらないため、図9に示すよ
うに電圧が異常に上昇するという問題を生じる。
【0011】本発明は、上記の問題点に着目して成され
たものであって、軽負荷や無負荷の状態になっても、主
スイッチング素子のスイッチングロスが大きくならず、
しかも、多出力の構成において、電圧制御を行っていな
い出力回路の出力電圧が異常に上昇しないフライバック
コンバータを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
フライバックコンバータは、主スイッチング素子のオン
時にトランスにエネルギーを蓄え、前記主スイッチング
素子のオフ時に前記トランスに蓄えたエネルギーを出力
側に送り出すフライバックコンバータにおいて、前記ト
ランスの一次側に巻回される補助巻線と、この補助巻線
に誘起した電圧を整流平滑する整流素子および平滑コン
デンサからなる整流平滑回路とを備え、前記整流素子は
前記主スイッチング素子と逆にオン・オフ動作する双方
向導通性スイッチ素子であることを特徴とする。
【0013】軽負荷や無負荷の状態では、主スイッチン
グ素子のオフ時において、トランスに蓄えられたエネル
ギーが全て出力側に移ると、それまで補助巻線からスイ
ッチ素子を経て平滑コンデンサに一旦蓄えられたエネル
ギーが、補助巻線に向けて逆向きの電流として流れ、ト
ランスの一次巻線から入力側に戻される。これにより、
トランスの補助巻線と一次巻線で逆向きに電流を流す期
間が確保され、主スイッチング素子への駆動信号のパル
ス幅の安定化が図られる。したがって、電圧制御を行な
っていない出力回路の出力電圧は、そこに接続する負荷
が軽負荷や無負荷の状態であっても異常に上昇せず安定
化する。また、自励式のフライバックコンバータにおい
ては、軽負荷や無負荷の状態において、主スイッチング
素子の発振周波数が極端に高くなることを防止でき、主
スイッチング素子のスイッチングロスを低減できる。
【0014】本発明の請求項2記載のフライバックコン
バータは、前記トランスにドライブ巻線を巻回し、前記
主スイッチング素子のオフ時に前記ドライブ巻線に誘起
した電圧により前記双方向導通性スイッチ素子をオンさ
せるように構成したものである。
【0015】このようにすると、ドライブ巻線をトラン
スに付加するだけで、主スイッチング素子と逆にスイッ
チ素子をオン,オフ動作させる駆動回路を簡単に形成す
ることが可能になる。
【0016】本発明の請求項3記載のフライバックコン
バータは、前記主スイッチング素子に駆動信号を供給す
る駆動信号ラインと、前記双方向導通性スイッチ素子の
制御端子との間に、NOT回路を接続したものである。
【0017】このようにすると、主スイッチング素子に
駆動信号を供給する駆動信号ラインと双方向導通性スイ
ッチ素子の制御端子との間に、NOT回路を接続するだ
けで、主スイッチング素子と逆にスイッチ素子をオン,
オフ動作させる駆動回路を簡単に形成することが可能に
なる。
【0018】本発明の請求項4記載のフライバックコン
バータは、前記双方向導通性スイッチ素子を前記補助巻
線から前記整流平滑回路に至る接地ライン間に挿入接続
したものである。
【0019】このようにすると、双方向導通性スイッチ
素子をオン・オフする際の基準となる電位が接地レベル
すなわち零になり、双方向導通性スイッチ素子にドライ
ブ信号を供給する上での回路構成を簡素化することが可
能になる。
【0020】
【発明の実施形態】以下、本発明のフライバックコンバ
ータについて添付図面を参照して詳細に説明する。な
お、上記従来例で提示した図8と同一部分には同一符号
を付し、その共通する箇所の詳細な説明は重複するため
省略する。
【0021】図1および図2は、本発明の第1実施例を
示すものであり、回路構成をあらわした図1において、
トランスT1には、一次巻線Np1および二次巻線Ns1,
Ns2の他に、補助巻線Np2と、MOS型FETからなる
補助スイッチ素子Q2のドライブ巻線Np3が一次側にそ
れぞれ設けられる。そして、主スイッチング素子Q1の
オフ期間に、スイッチ素子Q2がオンするように、ドラ
イブ巻線Np3の非ドット側端子が抵抗R2を介してスイ
ッチ素子Q2のゲートに接続される。なおD1は、抵抗
R2の両端間に接続されるバイパス用のダイオードであ
る。スイッチ素子Q2とコンデンサC2は、補助巻線N
p2に誘起された電圧を整流平滑する整流平滑回路3を構
成しており、コンデンサC2の両端間にはダミー抵抗R
3が接続される。それ以外の構成は、図8に示すものと
共通である。
【0022】次に、図2の波形図を参照しながら、上記
回路の動作を説明する。なお、図2において、最上段に
あるVDS1は主スイッチング素子Q1のドレイン・ソース
間の電圧波形であり、以下、VNp1はトランスT1の一
次巻線Np1間の電圧波形、VNp3はトランスT1のドラ
イブ巻線Np3間の電圧波形、VGS2はスイッチ素子Q2
のゲート・ソース間の電圧波形、IQ1は主スイッチング
素子Q1のドレインを流れる電流波形、IQ2はスイッチ
素子Q2のドレインを流れる電流波形である。また、実
線は負荷RL1が定格負荷の状態の時、破線は負荷RL
1が接続されていない無負荷の時の各波形を示してい
る。
【0023】主スイッチング素子Q1がオンすると、ト
ランスT1の一次巻線Np1に直流入力電圧Viが印加さ
れ、二次巻線Ns1,Ns2および補助巻線Np2とドライブ
巻線Np3には、いずれもドット側端子に正極性の電圧が
誘起される。しかし、この場合はダイオードD11,D21
のアノードよりもカソードの電位が高く、各ダイオード
D11,D21はオフするので、負荷RL1,RL2が出力
端子+Vo1,−Vo1若しくは出力端子+V02,−V02に
それぞれ接続されるならば、コンデンサC12,C22の放
電により、出力電流Io1,Io2が各負荷RL1,RL2
に供給される。また、スイッチ素子Q2もソースよりも
ゲートの電位が低くオフするので、結局トランスT1の
一次巻線Np1には励磁電流だけが流れ、この励磁電流に
見合うエネルギーがトランスT1に蓄積される。
【0024】一方、主スイッチング素子Q1がオフする
と、トランスT1はそれまで一次巻線Np1に流れていた
電流の連続性を維持するために、非ドット側端子に正極
性の誘導起電力を発生する。これと同時に、二次巻線N
s1,Ns2および補助巻線Np2とドライブ巻線Np3は、い
ずれも非ドット側端子に正極性の電圧が誘起される。こ
れにより、ダイオードD11,D21がいずれもオンし、そ
れまでトランスT1に蓄えられていたエネルギーが、ダ
イオードD11,D21を介してコンデンサC12,C22側に
供給される。また、スイッチ素子Q2はソースよりもゲ
ートの電位が高くなってオンし、補助巻線Np2からスイ
ッチ素子Q2を介してコンデンサC2に電流IQ2が流れ
込む。すなわち、補助巻線Np2に誘起された電圧はスイ
ッチ素子Q2およびコンデンサC2により整流平滑さ
れ、抵抗R3で消費される。
【0025】ここで、抵抗RLが定格負荷の状態の場合
は、抵抗RLに見合う電流が二次巻線Ns1からダイオー
ドD11を介してある程度流れ続けるため、定電圧制御を
行っていない出力回路11の出力電圧Vo1は特に上昇しな
い。また、補助巻線Np2からスイッチ素子Q2を介して
コンデンサC2に流れ込む電流IQ2は、補助巻線Np2の
特性により徐々に低下するが、トランスT1のエネルギ
ーが二次巻線Ns1,Ns2から各出力側に全て移らない限
り、主スイッチング素子Q1がオンするまで電流IQ2は
ゼロのままとなる。
【0026】ところが、抵抗RLが軽負荷や無負荷の状
態では、トランスT1に蓄えられたエネルギーが、二次
巻線Ns1,Ns2から各出力側に全て移ると、今度はコン
デンサC2から補助巻線Np2に向けて逆向きの電流IQ2
が流れる。その理由は、スイッチ素子Q2であるMOS
型FETが、オン時にドレイン・ソース間で双方向に電
流IQ2を流せる特性(双方向導通性)を有するからであ
る。補助巻線Np2を逆向きの電流IQ2が流れると、トラ
ンスT1の一次巻線Np1および二次巻線Ns1,Ns2のド
ット側端子に正極性の電圧が誘起され、ダイオードD1
1,D21はオフする一方で、トランスT1の一次側は、
一次巻線Np1→コンデンサC1→主スイッチング素子Q
1に内蔵するボディダイオード(図示せず)→一次巻線
Np1に至る閉回路が形成さる。したがって、前記逆向き
の電流IQ2はトランスT1の一次巻線Np1を介してコン
デンサC1に戻される。その後、主スイッチング素子2
がオンすると、それまで主スイッチング素子Q1のボデ
ィダイオードを流れていた電流が、主スイッチング素子
Q1のソースからドレインに向けての逆向きの電流IQ1
となる。そして、コンデンサC2に蓄えられたエネルギ
ーがトランスT1を介して全てコンデンサC1側に戻る
と、主スイッチング素子Q1のドレインからソースに向
けて正方向の電流IQ1が流れる。
【0027】このように、抵抗RLが軽負荷や無負荷の
状態では、主スイッチング素子Q1のオフ時に、補助巻
線Np2からスイッチ素子Q2を経てコンデンサC3に一
旦蓄えられたエネルギーが、補助巻線Np2に向けての逆
向きの電流IQ2として流れ、トランスT1の一次巻線N
p1から入力側のコンデンサC1に戻される。これによっ
て、トランスT1の補助巻線Np2と一次巻線Np1で逆向
きに電流を流す期間を確保し、主スイッチング素子Q1
への駆動信号のパルス幅の安定化を図るようにしてい
る。したがって、抵抗RLが軽負荷や無負荷の状態であ
っても、電圧制御を行なっていない出力回路11の出力電
圧Vo1は異常に上昇せず安定化する。
【0028】また、図1ではいわゆる他励式のフライバ
ックコンバータを示しているが、図6に示す自励式のフ
ライバックコンバータでも、同じようにトランスT1の
補助巻線Np2と一次巻線Np1で逆向きに電流を流す期間
が確保され、主スイッチング素子Q1の発振周波数が極
端に高くなることを防止できる。したがって、主スイッ
チング素子Q1のスイッチングロスを低減し、消費電力
の低減および効率の向上を図ることが可能になる。
【0029】以上のように本実施例では、主スイッチン
グ素子Q1のオン時にトランスT1にエネルギーを蓄
え、主スイッチング素子Q1のオフ時にトランスT1に
蓄えたエネルギーを出力側に送り出すフライバックコン
バータにおいて、トランスT1の一次側に巻回される補
助巻線Np2と、この補助巻線Np2に誘起した電圧を整流
平滑する整流素子および平滑コンデンサC3からなる整
流平滑回路3とを備え、整流素子は主スイッチング素子
Q1と逆にオン・オフ動作する双方向導通性スイッチ素
子Q2で構成される。
【0030】このようにすると、負荷である抵抗RLが
軽負荷や無負荷の状態では、主スイッチング素子Q1の
オフ時において、トランスT1に蓄えられたエネルギー
が全て出力側に移ると、それまで補助巻線Np2からスイ
ッチ素子Q2を経てコンデンサC3に一旦蓄えられたエ
ネルギーが、補助巻線Np2に向けての逆向きの電流IQ2
として流れ、トランスT1の一次巻線Np1から入力側に
戻される。これにより、トランスT1の補助巻線Np2と
一次巻線Np1で逆向きに電流を流す期間が確保され、主
スイッチング素子Q1への駆動信号のパルス幅の安定化
が図られる。したがって、電圧制御を行なっていない出
力回路11の出力電圧Vo1は、そこに接続する抵抗RLが
軽負荷や無負荷の状態であっても異常に上昇せず安定化
する。また、自励式のフライバックコンバータにおいて
は、軽負荷や無負荷の状態において、主スイッチング素
子Q1の発振周波数が極端に高くなることを防止でき、
主スイッチング素子Q1のスイッチングロスを低減する
ことが可能になる。
【0031】また、本実施例では特に、トランスT1に
ドライブ巻線Np3を巻回し、主スイッチング素子Q1の
オフ時にドライブ巻線Np3に誘起した電圧によってスイ
ッチ素子Q2をオンするように構成している。こうすれ
ば、ドライブ巻線Np3をトランスT1に付加するだけ
で、主スイッチング素子Q1と逆にスイッチ素子Q2を
簡単にオン,オフ動作させることが可能になる。
【0032】スイッチ素子Q2の駆動回路は、図1に示
すようにトランスT1にドライブ巻線Np3を巻回したも
のに限定されない。その具体例を、第2実施例として図
3および図4で説明する。図3においては、主スイッチ
ング素子1に駆動信号を供給する制御回路1とスイッチ
素子Q2との間に、スイッチ素子Q2の駆動回路となる
NOT回路4を挿入している。なお、それ以外の構成は
図1と共通している。
【0033】図4は、図3における回路構成の各部の動
作を示したものである。なお、VGS1は主スイッチング
素子Q1のゲート・ソース間の電圧波形であり、その他
は図2と同じ箇所の波形を示している。そして、制御回
路1からH(高)レベルの駆動信号を供給するときに
は、主スイッチング素子Q1をオンにする一方で、スイ
ッチ素子Q2をオフにし、逆に制御回路1からL(低)
レベルの駆動信号を供給するときには、主スイッチング
素子Q1をオフにする一方で、スイッチ素子Q2をオン
にして、第1実施例と同様に主スイッチング素子Q1と
スイッチ素子Q2を交互にオン,オフさせる。そしてこ
の場合も、抵抗RLが軽負荷や無負荷の状態において、
トランスT1の補助巻線Np2と一次巻線Np1で逆向きに
電流を流す期間が確保され、主スイッチング素子Q1へ
の駆動信号のパルス幅の安定化が図られることから、電
圧制御を行なっていない出力回路11の出力電圧Vo1は、
異常に上昇せず安定化する。また、自励式のフライバッ
クコンバータにおいては、軽負荷や無負荷の状態におい
て、主スイッチング素子Q1の発振周波数が極端に高く
なることを防止でき、主スイッチング素子Q1のスイッ
チングロスを低減することが可能になる。
【0034】さらに、主スイッチング素子Q1に駆動信
号を供給する駆動信号ラインとスイッチ素子Q2のゲー
トすなわち制御端子との間に、NOT回路4を接続する
だけで、主スイッチング素子Q1と逆にスイッチ素子Q
2を簡単にオン・オフ動作させることが可能になる。
【0035】図5は、本発明の第3実施例におけるフラ
イバックコンバータの回路図を示すものである。この図
5においては、スイッチング素子Q2のソースが、第1
実施例や第2実施例のような補助巻線Np2の非ドット側
端子ではなく、コンデンサC2の他端に接続する接地ラ
インに接続されると共に、スイッチング素子Q2のドレ
インが、コンデンサC2の一端に接続する電圧供給ライ
ンではなく、補助巻線Np2のドット側端子に接続される
点が着目される。その他の構成は、前記第2実施例と共
通している。
【0036】本実施例における各部の動作は第2実施例
と共通しているが、第2実施例ではスイッチング素子Q
2をオン・オフする際の基準となるソース電位が、補助
巻線Np2の非ドット側端子の電圧となり、スイッチング
素子Q2にドライブ信号を供給する駆動回路すなわち制
御回路1の基準電位である接地レベルと一致しなくなっ
て、制御回路1の構成が複雑になる懸念を生じる。その
点、本実施例では、スイッチング素子Q2をオン・オフ
する際の基準となるソース電位が、制御回路1の基準電
位となる接地レベルと一致するため、スイッチング素子
Q2にドライブ信号を供給する制御回路1の構成を簡素
化することができる。
【0037】このように本実施例では、双方向導通性ス
イッチ素子であるスイッチング素子Q2を、補助巻線N
p2から整流平滑回路3に至る電圧供給ライン間にではな
く、グランドに接続する接地ライン間に挿入接続してい
る。こうすると、スイッチング素子Q2をオン・オフす
る際の基準となる電位が接地レベルすなわち零になり、
スイッチング素子Q2にドライブ信号を供給する上での
回路構成を簡素化することが可能になる。
【0038】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実
施が可能である。例えば、主スイッチング素子Q1は例
えばバイポーラトランジスタを用いることも可能であ
る。また、スイッチ素子Q2はMOS型FET以外の双
方向性導通スイッチ素子を利用してもよい。
【0039】
【発明の効果】本発明の請求項1記載のフライバックコ
ンバータによれば、軽負荷や無負荷の状態になっても、
主スイッチング素子のスイッチングロスが大きくなら
ず、しかも、多出力の構成において、電圧制御を行って
いない出力回路の出力電圧が異常に上昇しないフライバ
ックコンバータを提供できる。
【0040】本発明の請求項2記載のフライバックコン
バータによれば、ドライブ巻線をトランスに付加するだ
けで、主スイッチング素子と逆にスイッチ素子を簡単に
オン,オフ動作させることが可能になる。
【0041】本発明の請求項3記載のフライバックコン
バータによれば、NOT回路を付加するだけで、主スイ
ッチング素子と逆にスイッチ素子を簡単にオン・オフ動
作させることが可能になる。
【0042】本発明の請求項4記載のフライバックコン
バータによれば、双方向導通性スイッチング素子にドラ
イブ信号を供給する上での回路構成を簡素化することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるフライバックコン
バータの回路図である。
【図2】同上各部の動作を表す波形図である。
【図3】本発明の第2実施例におけるフライバックコン
バータの回路図である。
【図4】同上各部の動作を表す波形図である。
【図5】本発明の第3実施例におけるフライバックコン
バータの回路図である。
【図6】従来例を示す自励式フライバックコンバータの
回路図である。
【図7】従来例を示す定格負荷時および軽負荷時におけ
る各部の動作を表す波形図である。
【図8】従来例を示す他励式フライバックコンバータの
回路図である。
【図9】上記自励式フライバックコンバータの電圧制御
していない出力回路の出力電圧と出力電流の関係を示し
た波形図である。
【符号の説明】
1 制御回路(制御手段) 3 整流平滑回路 4 NOT回路 C3 平滑コンデンサ Np2 補助巻線 Np3 ドライブ巻線 T1 トランス Q1 主スイッチング素子 Q2 スイッチ素子(双方向導通性スイッチ素子)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H730 AA20 AS01 BB43 BB57 DD04 DD32 EE02 EE07 EE61 EE72 FD01 FD24 FG07 XX12 XX28 XX32

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主スイッチング素子のオン時にトランス
    にエネルギーを蓄え、前記主スイッチング素子のオフ時
    に前記トランスに蓄えたエネルギーを出力側に送り出す
    フライバックコンバータにおいて、前記トランスの一次
    側に巻回される補助巻線と、この補助巻線に誘起した電
    圧を整流平滑する整流素子および平滑コンデンサからな
    る整流平滑回路とを備え、前記整流素子は前記主スイッ
    チング素子と逆にオン・オフ動作する双方向導通性スイ
    ッチ素子であることを特徴とするフライバックコンバー
    タ。
  2. 【請求項2】 前記トランスにドライブ巻線を巻回し、
    前記主スイッチング素子のオフ時に前記ドライブ巻線に
    誘起した電圧により前記双方向導通性スイッチ素子をオ
    ンさせるように構成したことを特徴とする請求項1記載
    のフライバックコンバータ。
  3. 【請求項3】 前記主スイッチング素子に駆動信号を供
    給する駆動信号ラインと、前記双方向導通性スイッチ素
    子の制御端子との間に、NOT回路を接続したことを特
    徴とする請求項1記載のフライバックコンバータ。
  4. 【請求項4】 前記双方向導通性スイッチ素子を前記補
    助巻線から前記整流平滑回路に至る接地ライン間に挿入
    接続したことを特徴とする請求項3記載のフライバック
    コンバータ。
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