JPH033991Y2 - - Google Patents

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JPH033991Y2
JPH033991Y2 JP1987177819U JP17781987U JPH033991Y2 JP H033991 Y2 JPH033991 Y2 JP H033991Y2 JP 1987177819 U JP1987177819 U JP 1987177819U JP 17781987 U JP17781987 U JP 17781987U JP H033991 Y2 JPH033991 Y2 JP H033991Y2
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housing
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は例えばPGA(ピン・グリツト・アレ
ー)型ICに用いることができる多極ソケツトに
関する。
「従来の技術」 PGA型ICは平板状ICパツケージの平板面にピ
ンが格子状に配列されて突設された形状とされ
る。この形状にすることによつてピンの本数を増
すことができ多いものは数100ピンに達するICが
ある。
このようにピンの数が多いICの場合は交換の
容易性からソケツトを介して回路に接続される。
多ピン型のIC用ソケツトにおいてICのピンがソ
ケツトのコンタクトを直接押し拡げて接触状態に
嵌合する形式のコンタクトを用いた場合には、挿
入に要する力が大きくなりICのパツケージに無
理な力が加わりパツケージを破損させてしまうお
それがある。
またICに限らず他の多ピン型部品用のソケツ
トにも同様の不都合が生じている。
このため被接続体の挿入時に挿入力を必要とし
ないソケツトが考えられている。その原理的な構
造は第10図及び第11図に示すように被接続体
1のピン2をソケツト3のピン挿入孔4に挿入す
るときはソケツト3のコンタクト5がピン2の挿
入位置から離れた位置に配置されており、ピン2
を挿入した後で被接続体1のピン2とコンタクト
5を相対的に移動させて第11図に示すようにピ
ン2にコンタクト5を接触させる構造としたソケ
ツトがある。
「考案が解決しようとする問題点」 第10図及び第11図に示した構造としたと
き、接触力と同一の横向の駆動力が必要となり、
この駆動力を維持し、コンタクト5とピン2の接
触を保つことはむずかしい。また接触状態を維持
するためにはコンタクト又はピンの何れか一方で
駆動力を受け続ける必要がある。このため例えば
ピン2等の変形による接触不良事故が起きるおそ
れがある。
この考案の目的はICの挿入に要する力は全く
必要なく、然もソケツトのコンタクトと被接続体
のピンに駆動力を与え続けなくてもコンタクトと
ピンの接触を安定に維持することができる多極ソ
ケツトを提供するにある。
「問題点を解決するための手段」 この考案では、 被接続体のピン挿入孔が配列形成された絶縁平
板部を有する枠と、 この枠の絶縁平板部と所定の空隙を保持して一
体化され、絶縁平板部に形成されたピン挿入孔と
対向して凹部が形成された下部ハウジングと、 絶縁平板部と下部ハウジングの間に形成された
空隙部分に可動自在に装着され、絶縁平板部のピ
ン挿入孔と対向する可動範囲の全域にわたつて形
成された貫通孔を有する可動ハウジングと、 下部ハウジングに形成された凹部のピン挿入孔
と対応する底面から突出される導電ピンに、下端
に形成された筒部が嵌合され、可動ハウジングに
形成した貫通孔の可動方向の一端側の上端部に筒
部と反対側の上端に形成された突起が支持され、
可動ハウジングの貫通孔に対する部分に一対の接
触片を具備し、可動ハウジングの移動に判なつて
傾動動作して一方の移動端位置で一対の接触片が
被接続体のピンと係合して接触し、他方の移動端
位置で接触片が被接続体のピンとの係合から外さ
れて非接触状態になるコンタクトと、によつて多
極ソケツトを構成したものである。
この考案の構成によれば被接続体のピンは絶縁
平板部と、可動ハウジングに形成した貫通孔に無
抵抗で挿入される。
被接続体のピンがピン挿入孔及び可動ハウジン
グの貫通孔に挿入された状態で可動ハウジングを
移動させる。この移動によつてコンタクトの接触
片が傾動動作して被接続体のピンに近ずき、接触
片の間に被接続体のピンを迎え入れ接触状態に至
る。
この接触状態では接触片はピンを挟持してピン
に対して接触圧を与える。この接触圧は可動ハウ
ジングの可動方向と直交する向であるため可動ハ
ウジングには全く偏倚力が与えられることはな
い。
このため可動ハウジングに一方向に圧接させて
おく駆動力を与えておく必要はなく、被接続体の
ピンとコンタクトとの間の接触は接触片のバネ力
が与えられ続け、安定にその接触が維持される。
被接続体を引き抜くには可動ハウジングを逆向
に可動させればよい。可動ハウジングを逆向に可
動させるとコンタクトの接触片が傾動動作によつ
て被接続体のピンから離れる方向に移動し、接触
片とピンとの係合が外される。
この状態では被接続体のピンは単にピン挿入孔
及び貫通孔の内に挿入されているだけであり、無
抵抗で引き抜くことができる。
このようにこの考案によれば被接続体の挿抜を
無抵抗で行なうことができる被接続体ソケツトを
提供できる。
「実施例」 第1図乃至第9図にこの考案の一実施例を説明
する。この例では被接続体をICとした場合につ
いて説明する。
図中100は絶縁体によつて形成された枠を示
す。この枠100は例えば第3図に示すようにコ
字状断面を持ち、一端側が閉塞され、他端側が解
放された箱状とされ、上面にピン挿入孔101が
第1図に示すように格子状に配列形成されてIC
400(第4図参照)の受面となる。この実施例
ではこのピン挿入孔101を形成した平板部を絶
縁平板部102と称することにする。
絶縁平板部102と所定の間隙を保持して下部
ハウジング200が設けられる。この下部ハウジ
ング200も絶縁材によつて形成され例えば下面
側にプリント基板500への係合突起201を有
し、この係合突起201によつて下部ハウジング
200はプリント基板500に装着される。
更に下部ハウジング200の両方の側面には段
部202(第3図参照)を有し、この段部202
に枠100の両側板103に形成した突起104
が係合し、枠100と下部ハウジング200とが
一体化される。
下部ハウジング200には絶縁平板部102と
対向する面に第2図及び第4図乃至第8図に示す
ように凹部203を形成する。この凹部203は
絶縁平板部102に形成したピン挿入孔101と
対向して形成され、後で説明するコンタクト60
0の下端と係合し、コンタクト600を支持する
ために設けられる。
絶縁平板部102と下部ハウジング200とで
形成される空隙部分に可動ハウジング300を可
動自在に装着する。この可動ハウジング300も
絶縁体によつて形成され、絶縁平板部102に形
状したピン挿入孔101と対向して貫通孔301
が形成される。この貫通孔301はピン挿入孔1
01と対向する可動ハウジング300の移動範囲
全体にわたつて形成され、長孔形状とされる。
可動ハウジング300の端部側にスリツト70
1が形成され、このスリツト701に偏芯軸70
2が挿通されこの偏心軸702をレバー703で
回動操作することによつて可動ハウジング300
が長手方向に移動される。従つてスリツト701
と偏心軸702及びレバー703によつて駆動手
段700を構成している。
貫通孔301と下部ハウジング200に形成し
た凹部203との間にコンタクト600が装着さ
れる。コンタクト600の上端には第9図に示す
ように長手方向と直交する方向に突き出した突起
601が形成され、この突起601が貫通孔30
1の可動ハウジング300の移動方向の一端側に
形成した切欠302に係合させ、コンタクト60
0の上端が可動ハウジング300と共に移動する
ように構成する。
一方コンタクト600の下端側は凹部203の
内部において回動自在に支持される。この例では
プリント基板500に予め植設された導電ピン5
01と嵌合し、この嵌合部分において導電ピン5
01に対して揺動自在に支持するように構成した
場合を示す。従つて下部ハウジング200の下面
にはプリント基板500に植設された導電ピン5
01を凹部203に案内するピン案内孔204が
形成される。
コンタクト600は可動ハウジング300に形
成した貫通孔301の部分に一対の接触片602
を有する。この接触片602は可動ハウジング3
00の可動方向と直交する向に互に対向して支持
され、その遊端部と対向してピン挿入孔101と
凹部203の軸芯が配置され、この軸芯にIC4
00のピン401が挿入される。
コンタクト600の下端には筒部603が形成
され、この筒部603の周面に内側に向つて突き
出し604を形成し、この突き出し604の内周
面にプリント基板500に植設した導電ピン50
1を嵌合させ、コンタクト600とプリント基板
500との間の接続を行なわせると共にコンタク
ト600を揺動自在に支持する構造としている。
上述した構造において第2図に示すようにレバ
ー703を立てた状態ではコンタクト600は第
5図に示すように傾斜した姿勢を維持し、この状
態ではコンタクト600の接触片602はピン挿
入孔101及び凹部203の軸芯から離れた位置
にある。
従つてこの状態でIC400のピン401をピ
ン挿入孔101に差し込むことによりIC400
のピン401は無抵抗で可動ハウジング300の
貫通孔301まで挿入される。
IC400のピン401が可動ハウジング30
0の貫通孔301に挿入された状態で第2図に示
すレバー703を反時計方向に回動操作すると可
動ハウジング300はこの例では左方向に移動
し、コンタクト600を鉛直に立つ姿勢に回動さ
せる。この結果接触片602はピン挿入孔101
及び凹部203の軸芯に近ずき、IC400のピ
ン401と係合して接触状態となる。接触片60
2がピン401と係合を始めるとき接触片602
が押し拡げられるから、このとき反力が発生す
る。
この反力に対し、筒部603と導電ピン501
との嵌合部分を支点としたコンタクト600の上
端の突起601までの距離が支点と接触片602
までの距離のほゞ2倍であるために可動ハウジン
グ300の駆動力はほゞその反力の1/2となる。
然し乍らこの例のように駆動手段700として
レバー703を使うことによりIC400のピン
数が多くても可動ハウジング300を比較的軽い
操作力で移動させ、接触片602にピン401を
係合させることができる。
「考案の効果」 以上説明したようにこの考案によれば、被接続
体の挿抜操作は被接続体のピン401に対してコ
ンタクト600が全く接触していない状態で挿抜
するから、被接続体をソケツトに対して無抵抗で
挿抜することができる。
従つて被接続体のパツケージに無理な力を与え
ることなく、ソケツトに対して着脱することがで
きる。接触片602がピン401と嵌合する反力
に対して可動ハウジング300の駆動力はほゞそ
の反力の1/2と小さくすることができ操作性が優
れており、小形化も可能である。
また被接続体をソケツトに装着した状態におい
てピン401とコンタクト600との接触は接触
片602のバネ力によつて維持される。このバネ
力は可動ハウジング300の可動方向と直交する
方向であるから可動ハウジング300の駆動手段
700に接触片602からの反力が与えられるこ
とはない。よつて駆動手段700には長期にわた
つて無理な力が与えられないから、例えば偏芯軸
702が変形し、可動ハウジング300の位置が
押し戻されてしまうような事故が起きるおそれは
ない。よつて長期にわたつて被接続体との接触を
安定に維持することができる多極ソケツトを提供
できる。
尚上述ではコンタクト600とプリント基板5
00との間の接続を、プリント基板500に植設
した導電ピン501をコンタクト600に嵌合さ
せて接続する構造とした場合を例示したが、コン
タクト600の下端側に予め端子を揺動自在に結
合しておき、この端子を下部ハウジング200に
形成した孔204に圧入して支持させ、端子の先
端を下部ハウジング200の底面から突出させる
ように構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す平面図、第
2図はこの考案による多極ソケツトの一部を断面
とした側面図、第3図は第2図に示すA−A線上
の断面図、第4図はこの考案による多極ソケツト
の一部を断面とした側面図、第5図乃至第8図は
この考案の要部の構造を説明するためめの拡大断
面図、第9図はこの考案に用いるコンタクトの一
例を説明するための正面図、第10図及び第11
図は従来の技術を説明するための断面図である。 100……枠、101……ピン挿入孔、102
……絶縁平板部、200……下部ハウジング、2
03……凹部、300……可動ハウジング、30
1……貫通孔、400……被接続体となるIC、
401……ピン、500……プリント基板、60
0……コンタクト、602……接触片、700…
…駆動手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 a 被接続体のピン挿入孔が配列形成された絶縁
    平板部を有する枠と、 b この枠の絶縁平板部と所定の空隙を保持して
    一体化され、上記絶縁平板部に形成されたピン
    挿入孔と対向して凹部が形成された下部ハウジ
    ングと、 c 上記絶縁平板部と下部ハウジングの間に形成
    された空隙部分に可動自在に装着され、上記ピ
    ン挿入孔と対向する可動範囲の全域にわたつて
    形成された貫通孔を有する可動ハウジングと、 d 上記下部ハウジングに形成された凹部の上記
    ピン挿入孔と対応する底面から突出される導電
    ピンに、下端に形成された筒部が嵌合され、上
    記可動ハウジングに形成した貫通孔の可動方向
    の一端側の上端部に上記筒部と反対側の上端に
    形成された突起が支持され、上記筒部と上記突
    起の中間部の上記貫通孔に対応する部分に一対
    の接触片を具備し、上記可動ハウジングの移動
    に伴つて傾動動作して一方の移動端位置で上記
    一対の接触片が被接続体のピンと係合して接触
    し、他方の移動端位置で上記接触片が被接続体
    のピンとの係合から外されて非接触状態になる
    コンタクトと、 を具備して成る多極ソケツト。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0715827B2 (ja) * 1990-04-06 1995-02-22 山一電機工業株式会社 ソケット
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