JPH0129996Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0129996Y2
JPH0129996Y2 JP9764984U JP9764984U JPH0129996Y2 JP H0129996 Y2 JPH0129996 Y2 JP H0129996Y2 JP 9764984 U JP9764984 U JP 9764984U JP 9764984 U JP9764984 U JP 9764984U JP H0129996 Y2 JPH0129996 Y2 JP H0129996Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
contact
socket
pin
contacts
housings
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9764984U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6114482U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP9764984U priority Critical patent/JPS6114482U/ja
Publication of JPS6114482U publication Critical patent/JPS6114482U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0129996Y2 publication Critical patent/JPH0129996Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電気接続装置に係り、特に、相異なる
ピンコンタクト間を電気的に接続する装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、可撓弾性片の先端に嵌合穴を有したソケ
ツト部を設けてなるソケツトコンタクトを含み、
そのソケツト部の嵌合穴に、それよりも小径のピ
ンコンタクトを挿入し、その後に、そのピンコン
タクトを横方向に移動させて可撓弾性片を撓ませ
つつソケツト部に強く接触させ、それによりソケ
ツトコンタクトとピンコンタクトとの電気的な接
続を得る装置がある。(例えば特開昭58−106774
号公報,特開昭57−105986号公報)。それによれ
ばソケツト部の嵌合穴にピンコンタクトを挿入す
るのに要する力はきわめて小さくてすみ、かつコ
ンタクト相互間の接触圧を大きくとることができ
るという利点を有する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記公報にて開示された装置
は、内蔵されたソケツトコンタクトに一本のピン
コンタクトを接続できるものにすぎず、ピンコン
タクトとピンコンタクトとの間の電気接続を得る
ことができない。
また接続時には、ソケツトコンタクトの可撓弾
性片の反力がピンコンタクトに強く作用している
ため、ピンコンタクトをその接続位置にしつかり
と維持するための手段を要する。その上、ソケツ
トコンタクトを保持しているハウジングは、上述
の反力を受け続けるため、材料の疲労による劣化
を生じるという問題もある。
それ故に本考案の目的は、相異なるピンコンタ
クト間を電気的に接続でき、しかもピンコンタク
トの挿入に要する力は小さくてすみ、かつピンコ
ンタクトとソケツトコンタクトとの間に接触圧を
大きくとることができる電気接続装置を提供する
ことにある。
本考案の他の目的は、上記目的に加え、ピンコ
ンタクトとソケツトコンタクトとの間の接触が弾
力的に行われる電気接続装置を提供することにあ
る。
本考案のさらに他の目的は、上記目的に加え、
接続状態では、ピンコンタクトが排斥力を受ける
ことはなく、かつソケツトコンタクトの反力が、
それを保持しているハウジングに作用することも
ない電気接続装置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によれば、相異なるピンコンタクト間を
互いに電気的に接続するための装置において、第
一の方向で相対向した二つの絶縁性ハウジング
と、上記二つのハウジング間に配された導電性ソ
ケツトコンタクトとを含み、上記ソケツトコンタ
クトは、上記二つのハウジングに一対一で対向し
た二つのソケツト部と、上記二つのソケツト部間
を接続した連結部とを有しており、上記二つのハ
ウジングは、上記第一の方向と直交した第二の方
向で相対的に移動可能であり、しかも夫々が上記
ソケツト部に対向したピンガイド穴を有してお
り、上記ソケツト部は上記第一の方向及び第二の
方向のいずれとも直交した第三の方向における両
側面のうち少なくとも一方の側面に接触バネ片を
有し、上記ピンコンタクトを上記第三の方向で挾
むように構成されていることを特徴とする電気接
続装置が得られる。
〔実施例〕
第1図から第8図においては本考案による電気
接続装置の一実施例を示している。図示実施例の
電気接続装置(以下「コネクタ」と呼ぶ)1は、
LSIパツケージよりなる第一の回路板2をプリン
ト板よりなる第二の回路板3に搭載するのに用い
られている。第一及び第二の回路板2,3は
夫々、多数本の導電性のピンコンタクト4,5を
規則的に配列された状態に固定保持している。
コネクタ1は、上下方向で相対向した上部ハウ
ジング6と下部ハウジング7とを含んでいる。こ
れらのハウジング6,7は絶縁体にて作られてい
る。組み合わされた上部及び下部のハウジング
6,7の内部には空間部が形成されている。その
空間部には多数本のソケツトコンタクト8が規則
的に複数本ずつ三列に配設されている。
ソケツトコンタクト8は、第3図に示すよう
に、ピンコンタクト4,5を受け入れる一対のソ
ケツト部82を有する。このようなソケツトコン
タクト8はプレス切断された板材に折曲げ加工を
施すことで作られたものである。こうして作られ
たソケツトコンタクト8はその中心軸上の中央部
に連結部81を有し、また中心軸に沿つた両側に
は夫夫ソケツト部82を有する。夫々のソケツト
部82は連結部81の相対する側面の夫々から互
いに対向して突出した一対の接触バネ片83を含
んでいる。
接触バネ片83はその先端部に互いにほぼ平行
な接触部84を有している。接触バネ片83の先
端にはまた、接触部84にピンコンタクト4,5
を受け入れ易いように、外向きに曲つた形状の案
内部85が形成されている。さらにソケツト部8
2はその先端に、ピンコンタクト4,5を挿入す
るための台形断面の角筒部86を含んでいる。角
筒部86と連結部81との間部分には、案内部8
5の入口に対応した面に開口又は側穴87が形成
されている。なお両方のソケツト部82はソケツ
トコンタクト8の中心軸からみて互いに反対向き
に構成されている。即ち案内部85及び側穴87
は両方のソケツト部82において互いに反対向き
の面に形成されている。
コネクタ1の上下及び下部のハウジング6,7
には各ピンコンタクト4,5を受け入れるための
多数個のピンガイド穴11が夫々形成されてい
る。これらのピンガイド穴11はソケツトコンタ
クト8のソケツト部82に一対一で対向する位置
に形成されている。またコネクタ1は上部及び下
部のハウジング6,7の外周側面に組み合わされ
た枠体9を含んでいる。この枠体9の内側におい
て、上部ハウジング6は第2図に示す矢印10方
向又はその逆方向(即ち横方向)に移動できるよ
うにされている。
今、第5図乃至第7図の状態にある時に、第4
図に示すように各ピンコンタクト4,5を各ピン
ガイド穴11に挿入すると、それらはソケツト部
82の角筒部86にきわめて小さな力で挿通し得
る。なおソケツト部82の角筒部86の大きさは
各ピンコンタクト4,5と隙間をもつて嵌合し得
る寸法に作られていることはいうまでもない。
第4図において、各ピンコンタクト4,5はソ
ケツトコンタクト8の角筒部86を貫通し、側穴
87からその先端部が突出している。各ピンコン
タクト4,5の先端近傍部分はまたソケツト部8
2の接触バネ片83の案内部85の入口に対向し
ている。
次に、上部ハウジング6を第2図における矢印
10方向へ移動させると、その際ピンコンタクト
4も同じ方向に運ばれ、各ピンコンタクト4,5
が案内部85に押し当る。上部ハウジング6が矢
印10方向へさらに送られると、ソケツトコンタ
クト8は徐々に中心軸が垂直方向となるように起
され、かつ角筒部86の先端がピンコンタクト
4,5に接触する。これ以後、上部ハウジング6
が矢印10方向へ送られるにしたがつて、ピンコ
ンタクト4,5の先端部が接触バネ片83の案内
部85に誘導されつつ対の接触部84の間に押し
込まれる。最終的には第1図に示すようにピンコ
ンタクト4,5がソケツトコンタクト8の接触バ
ネ片83の平行な接触部84内に完全に挿入され
て、ソケツト部82の軸心とピンコンタクト4,
5の軸心とが互いにほぼ一致し、こうして確実か
つ安定した接続が得られる。接続状態において
は、対の接触バネ片83が、ピンコンタクト4,
5の挿抜方向に対してもまた上部ハウジング6の
可動方向10に対しても直交する方向においてピ
ンコンタクト4,5を挾む。なおピンコンタクト
4,5を抜去するときは、前述とは逆の動作が行
なわれることはいうまでもない。
次にピンコンタクト4,5を対の接触バネ片8
3間に挿入する過程における力の関係を求めてみ
る。今、接触部84の間にピンコンタクト4,5
が入つていく時の力をPとすると、挿入過程でソ
ケツトコンタクト8に働く力は第8図のようにな
り、モーメントの釣合条件から、P・l=F・L
である。但し、ここでFは角筒部86の縁から受
ける力である。一方ピンコンタクト4,5一本当
りを駆動するのに要する力Wは、W=P−Fであ
り、これに上式を代入すると、 W=P−l/L・P=(1−l/L)P となり、Lに対してlを大きくすればWはPに対
して小さな値となる。したがつて挿抜のためにハ
ウジングを駆動する力は非常に小さくできる。
第9図はソケツトコンタクト8の他の実施例を
示している。第9図に示すソケツトコンタクト8
は接触バネ片83を、ソケツト部82の角筒部8
6から連結部81に向けて突出させたものであ
る。
また第10図から第13図はさらに他の実施例
を示している。この実施例に用いられたソケツト
コンタクト8のソケツト部82は、連結部81か
ら延長された接触板88を含んでいる。接触部8
8の先端には円弧部89が形成されている。また
ソケツト部82は接触板88と相対するように連
結部81から延長された接触バネ片83を含んで
いる。この接触バネ片83はその先端部に各ピン
コンタクト4,5と接触するための接触部84を
有している。即ちこの接触部84と接触板88と
の間にピンコンタクト4,5が挿入される。接触
部84の先端には外向きに曲がつた案内部85が
形成されている。なお両方のソケツト部82がソ
ケツトコンタクト8の中心軸からみて互いに反対
向きに構成されていることは、第3図や第9図の
ソケツトコンタクト8と同じである。
この第12図のソケツトコンタクト8は接触板
88の先端の円弧部89を、上部及び下部ハウジ
ング6,7の内部であつてしかもピンガイド穴1
1の近傍の位置に形成した角穴12内に挿入した
状態で組み込まれる。
今、第11図に示すようにピンコンタクト4,
5がピンガイド穴11に挿入された状態では、ソ
ケツトコンタクト8が傾斜しているため円滑な挿
入が可能である。さらに第10図で示すように上
部ハウジング6を矢印10方向に移動させると、
ソケツトコンタクト8は垂直な姿勢になり接触バ
ネ片83と接触板88間にピンコンタクト4,5
が強く押し込まれる。したがつて第13図に示す
ように、各ピンコンタクト4,5とソケツトコン
タクト8との接触点には、等しいP,Fの力が反
対向きに加わることになる。それ故にピンコンタ
クト4,5とソケツト部82との間の接触圧を大
にとることができるので、確実な接触を得ること
ができる。
〔考案の効果〕
以上実施例を用いて説明したように本考案の電
気接続装置によれば、相異なるピンコンタクト間
を電気的に接続でき、しかもピンコンタクトの挿
入に要する力は小さくてすみ、かつピンコンタク
トとの間の接触圧を十分に大きくとることができ
る。さらにピンコンタクトとソケツトコンタクト
との間の接触が弾力的に行なわれる。また接触状
態では、ピンコンタクトが排斥力を受けることは
ないので両方のハウジングの相互位置を固定する
ための特別な手段は不要である。その上、ハウジ
ングに加わる力は小さいため、ハウジングの劣化
のおそれが少ないという利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の電気接続装置の一実施例を示す
ものである。第1図はピンコンタクトとソケツト
コンタクトとの接続状態を示す一部分の正面図、
第2図は電気接続装置の全体構成を使用状態で示
す正面一部断面図、第3図は使用されるソケツト
コンタクトの斜視図、第4図はソケツトコンタク
トに挿入されたピンコンタクトの状態を示す一部
分の正面断面図、第5図は電気接続装置の全体構
成を示す正面一部断面図、第6図は第5図の平面
図、第7図は第6図の側断面図、第8図は作用説
明図、第9図はソケツトコンタクトの他の実施例
を示す斜視図、第10図は他の実施例を示し、ピ
ンコンタクトとソケツトコンタクトとの接続状態
を示す一部分の正面図、第11図はソケツトコン
タクトに挿入されたピンコンタクトの状態を示す
一部分の正面断面図、第12図は使用されるソケ
ツトコンタクトの斜視図、第13図は作用説明図
である。 1;コネクタ、2,3;回路板、4,5;ピン
コンタクト、6;ピンガイド穴、12;角穴、8
1;連結部、82;ソケツト部、83;接触バネ
片、84;接触部、86;角筒部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 相異なるピンコンタクト間を互いに電気的に接
    続するための装置において、第一の方向で相対向
    した二つの絶縁性ハウジングと、上記二つのハウ
    ジング間に配された導電性ソケツトコンタクトと
    を含み、上記ソケツトコンタクトは、上記二つの
    ハウジングに一対一で対向した二つのソケツト部
    と、上記二つのソケツト部間を接続した連結部と
    を有しており、上記二つのハウジングは、上記第
    一の方向と直交した第二の方向で相対的に移動可
    能であり、しかも夫々が上記ソケツト部に対向し
    たピンガイド穴を有しており、上記ソケツト部は
    上記第一の方向及び上記第二の方向のいずれとも
    直交した第三の方向における両側面のうち少なく
    とも一方の側面に接触バネ片を有し、上記ピンコ
    ンタクトを上記第三の方向で挾むように構成され
    ていることを特徴とする電気接続装置。
JP9764984U 1984-06-30 1984-06-30 電気接続装置 Granted JPS6114482U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9764984U JPS6114482U (ja) 1984-06-30 1984-06-30 電気接続装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9764984U JPS6114482U (ja) 1984-06-30 1984-06-30 電気接続装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6114482U JPS6114482U (ja) 1986-01-28
JPH0129996Y2 true JPH0129996Y2 (ja) 1989-09-12

Family

ID=30657206

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9764984U Granted JPS6114482U (ja) 1984-06-30 1984-06-30 電気接続装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6114482U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10071893B2 (en) 2015-03-06 2018-09-11 Walmart Apollo, Llc Shopping facility assistance system and method to retrieve in-store abandoned mobile item containers

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10071893B2 (en) 2015-03-06 2018-09-11 Walmart Apollo, Llc Shopping facility assistance system and method to retrieve in-store abandoned mobile item containers

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6114482U (ja) 1986-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2718643B2 (ja) 電気コネクターおよびその使用方法
US5376008A (en) Retainer for elastomeric contact element
JPH07254462A (ja) 電気的コネクタ
US20030114027A1 (en) Simplified board connector
US20220302617A1 (en) Connector and connecting method
JPH07169523A (ja) コネクタ
CN112421257B (zh) 连接器和连接方法
US4373765A (en) Plug connection for ribbon cables
JPH11126667A (ja) 電気コンタクト
JP3691294B2 (ja) 電気コネクタ
JPH0129996Y2 (ja)
JPH0338706B2 (ja)
JPH02189869A (ja) 電気コネクタ
JPH054226Y2 (ja)
JPH033991Y2 (ja)
JPH0142309Y2 (ja)
JPH0142310Y2 (ja)
JPH0317971A (ja) コンタクトピン
JPH08124617A (ja) 電気コネクタ端子及び電気コネクタ
JPH053717B2 (ja)
JPH0212394B2 (ja)
JPH0515740Y2 (ja)
JP2736603B2 (ja) Zifコネクタ
JP2546784Y2 (ja) Zifコネクタ
JP3559955B2 (ja) 電気コネクタの接触子