JP2546784Y2 - Zifコネクタ - Google Patents

Zifコネクタ

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JP2546784Y2
JP2546784Y2 JP1992064539U JP6453992U JP2546784Y2 JP 2546784 Y2 JP2546784 Y2 JP 2546784Y2 JP 1992064539 U JP1992064539 U JP 1992064539U JP 6453992 U JP6453992 U JP 6453992U JP 2546784 Y2 JP2546784 Y2 JP 2546784Y2
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JP1992064539U
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武徳 工藤
義昭 市村
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Japan Aviation Electronics Industry Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、斜めピンコンタクトを
備えたZIF(ZERO INSERTION FOR
CE 無挿入力)コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術のZIFコネクタを図9〜図
12に示す。図9において、基台82に固定された複数
本の細くて長く弾性を有するピンコンタクト81を、ハ
ウジング83に固定された複数本のソケットコンタクト
84に挿入する。この場合、ソケットコンタクト84の
穴径がピンコンタクト81のピン径より大であるから、
挿入に要する力は零である。次に、図10のように、ハ
ウジング83をピンコンタクト81の軸と直交する左方
向に移動すると、ピンコンタクト81が傾斜し、ピンコ
ンタクト81の先端部がソケットコンタクト84の穴の
内壁2箇所で接触する。
【0003】このとき、前記内壁2箇所でソケットコン
タクト84がピンコンタクト81から受ける力をPとF
とすると、この構造では、ソケットコンタクト84の1
本当りピンコンタクト81から受ける力は、相互に逆方
向にPとFであるので、それに対抗してソケットコンタ
クト84を支える力は、(P−F)=W必要である。し
たがって、全体を図10の状態に維持する力は、芯数を
nとすれば、n×(P−F)となる。単純にいえば、W
はPよりきわめて小であるため、n本のピンコンタクト
81とソケットコンタクト84との接触に要する力は、
n×Wであり、この構造はより小さい力で移動すること
ができる。
【0004】ところで、従来の技術では、図11のよう
に、ピンコンタクト81が異常に変形すると、ピンコン
タクト81をソケットコンタクト84に挿入できないと
いう支障が生じる。この支障を改善する工夫として、図
12のように、ピンコンタクト81の先端付近をピンコ
ンタクト81と同配列の孔86を有するロケータ85に
挿通し、ピンコンタクト81の先端とソケットコンタク
ト84との不揃いを矯正することが、知られているが、
図10のように、コネクタの接続時にピンコンタクト8
1に変形を要求されるため、ロケータ85の孔86を相
当程度広くせざるを得ない。そうすると、前記不揃いを
矯正する手段では、前記支障の改善が不十分である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】そこで、本考案は、前
記従来の技術の支障を改善して、複数本の弾性を有する
ピンコンタクトをそれぞれ端子ピンに確実に対向させる
か又はソケットコンタクトに確実に挿入し、また、コネ
クタの接続を良好に行うものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記課題を解
決するために、次の(1)ないし(3)の手段を採用す
るものである。
【0007】(1)複数本の弾性を有するピンコンタク
トが基台に配列固定され、絶縁性蓋体及び複数個の弾性
を有する端子ピンを設けられたハウジングが前記基台に
前記ピンコンタクトの配列方向に移動可能に配設され、
前記蓋体には前記ピンコンタクトと同配列の孔があけら
れ、前記ピンコンタクトを前記蓋体の孔に挿入し、前記
蓋体及びハウジングを前記ピンコンタクトの軸に対して
直角方向に移動することにより、前記蓋体の孔の縁を前
記ピンコンタクトに押し当て、前記ピンコンタクトの固
定支点近傍はその他の部分より細く変形し易く構成さ
れ、前記ピンコンタクトを傾斜させてその先端部を前記
端子ピンに押し付け接触させるようにしたZIFコネク
タ。
【0008】(2)複数本の弾性を有するピンコンタク
トが基台に配列固定され、絶縁性蓋体及び複数個の二股
状弾性接触部を有するソケットコンタクトを設けられた
ハウジングが前記基台に前記ピンコンタクトの配列方向
に移動可能に配設され、前記蓋体には前記ピンコンタク
トと同配列の孔があけられ、前記ピンコンタクトを前記
蓋体の孔に挿入し、前記蓋体及びハウジングを前記ピン
コンタクトの軸に対して直角方向に移動することによ
り、前記蓋体の孔の縁を前記ピンコンタクトに押し当
て、前記ピンコンタクトの固定支点近傍はその他の部分
より細く変形し易く構成され、前記ピンコンタクトを傾
斜させてその先端部を前記ソケットコンタクトの二股状
弾性接触部間に摺動接触させるようにしたZIFコネク
タ。
【0009】(3)前記ハウジングと前記蓋体を一体に
形成し前記(1)又は(2)記載のZIFコネクタ。
【0010】
【実施例】本考案の実施例を図1ないし図8を参照して
説明する。
【0011】まず、本考案の実施例1を図1ないし図5
に示す。図1(A)において、複数本の細くて長い直線
状のピンコンタクト1は、基台2に直角に配列固定され
ている。ピンコンタクト1の固定支点近傍は、その他の
部分より細く変形し易く構成されている。複数本のピン
コンタクト1は、それぞれと同配列の絶縁性蓋体3にあ
けられた孔4を挿通して、それぞれの先端は、ハウジン
グ5の凹所6に設けられた弾性を有する端子ピン7の膨
出部8と対向する。
【0012】図4において、カム11に固定されたレバ
ー12を90°回転すると、カム11の周面は、ハウジ
ング5及び絶縁性蓋体3を左方に移動する。このとき、
ハウジング5の両側に固定された突起10は、基台2に
位置決めのために設けられたL字状の溝9の直角部から
左方に移動し、図5の状態に到る。ハウジング5の上に
は、プリント基板13が装着されている。
【0013】ハウジング5及び絶縁性蓋体3が、左方に
移動すると、図1(B)においては、絶縁性蓋体3の孔
4の右側壁は、ピンコンタクト1を固定支点近傍から左
傾斜させて、先端を端子ピン7の膨出部8に押し付け接
触させる。
【0014】次に、本考案の実施例2を図6及び図7に
示す。図6(a)において、複数本の細くて長い直線状
のピンコンタクト21は、基台22に直角に配列固定さ
れている。ピンコンタクト21の固定支点近傍は、その
他の部分より細く変形し易く構成されている。複数本の
ピンコンタクト21は、それぞれと同配列の絶縁性蓋体
23にあけられた孔24を挿通して、それぞれの先端
は、ハウジング25の凹所26に設けられたソケットコ
ンタクト27の二股状弾性接触部28(図7参照)と対
向する。
【0015】実施例2においても実施例1と同様に、ハ
ウジング25及び絶縁性蓋体23が、左方に移動する
と、図6(B)のように、絶縁性蓋体23の孔24の右
側壁が、ピンコンタクト21を固定支点近傍から左傾斜
させて、先端をソケットコンタクト27の二股状弾性接
触部28間に圧入し摺動接触させる。
【0016】続いて、本考案の実施例3を図8に示す。
図8(A)において、複数本の細くて長い直線状のピン
コンタクト31は、基台32に直角に配列固定されてい
る。ピンコンタクト31の固定支点近傍は、その他の部
分より細く変形し易く構成されている。複数本のピンコ
ンタクト31は、それぞれと同配列にハウジング35に
あけられた孔34を挿通して、それぞれの先端は、ハウ
ジング35の凹所36に設けられたソケットコンタクト
37の二股状弾性接触部と対向する。
【0017】ハウジング35が、左方に移動すると、図
8(B)のように、ハウジング35の孔34の右側壁
が、ピンコンタクト31を固定支点近傍から左傾斜させ
て、先端をソケットコンタクト37の二股接触部間に圧
入し摺動接触させる。
【0018】実施例2と実施例3との相違は、実施例2
の絶縁性蓋体23とハウジング25を一体化してハウジ
ング35とした点のみである。実施例3のピンコンタク
ト31は、材料、製造処理及び形状寸法並びに使用状態
を適宜に選定すれば、絶縁性蓋体を欠如しても、コネク
タの接続前に図8(A)に示される直立位置を維持する
ことができる。
【0019】
【考案の効果】本考案は、前記のように構成されるか
ら、従来のピンコンタクトよりピンコンタクトの径を比
較的太く、また、長さを短かくすることができるため、
ピンコンタクトの先端の変形及び不揃いを防止できる。
更に、本考案は、複数本の弾性を有するピンコンタクト
をそれぞれ端子ピンに確実に対向させるか又はソケット
コンタクトに確実に挿入し、コネクタの接続を良好に行
うという効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1の要部を正面から見た断面図
であり、(A)はピンコンタクトと端子ピンとの接触前
の状態、(B)はピンコンタクトと端子ピンとの接触後
の状態をそれぞれ示す。
【図2】本考案の実施例1の要部のピンコンタクトと端
子ピンとの接触前の状態を側面から見た断面図である。
【図3】本考案の実施例1の平面図である。
【図4】本考案の実施例1のピンコンタクトと端子ピン
との接触前正面図である。
【図5】本考案の実施例1のピンコンタクトと端子ピン
との接触後の正面図である。
【図6】本考案の実施例2の要部を正面から見た断面図
であり、(A)はピンコンタクトとソケットコンタクト
との接触前の状態、(B)はピンコンタクトとソケット
コンタクトとの接触後の状態をそれぞれ示す。
【図7】本考案の実施例2の要部のピンコンタクトとソ
ケットコンタクトとの接触前の状態を側面から見た断面
図である。
【図8】本考案の実施例3の要部を正面から見た断面図
であり、(A)はピンコンタクトとソケットコンタクト
との接触前の状態、(B)はピンコンタクトとソケット
コンタクトとの接触後の状態をそれぞれ示す。
【図9】従来の技術のピンコンタクトをソケットコンタ
クトに挿入する前の状態を正面から見た断面図である。
【図10】従来の技術のピンコンタクトをソケットコン
タクトに挿入し、ハウジングを移動した後の状態を正面
から見た断面図である。
【図11】従来の技術のピンコンタクトが異常に変形し
た状態を正面から見た断面図である。
【図12】従来の技術の異常に変形したピンコンタクト
を矯正するためにロケータに挿通した状態を正面から見
た断面図である。
【符号の説明】
1,21,31 ピンコンタクト 2,22,32 基台 3,23 絶縁性蓋体 4,24,34 孔 5,25,35 ハウジング 6,26,36 凹所 7 端子ピン 8 膨出部 9 L字状の溝 10 突起 11 カム 12 レバー 13 プリント基板 27,37 ソケットコンタクト

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の弾性を有するピンコンタクトが
    基台に配列固定され、絶縁性蓋体及び複数個の弾性を有
    する端子ピンを設けられたハウジングが前記基台に前記
    ピンコンタクトの配列方向に移動可能に配設され、前記
    蓋体には前記ピンコンタクトと同配列の孔があけられ、
    前記ピンコンタクトを前記蓋体の孔に挿入し、前記蓋体
    及びハウジングを前記ピンコンタクトの軸に対して直角
    方向に移動することにより、前記蓋体の孔の縁を前記ピ
    ンコンタクトに押し当て、前記ピンコンタクトの固定支
    点近傍はその他の部分より細く変形し易く構成され、前
    記ピンコンタクトを傾斜させてその先端部を前記端子ピ
    ンに押し付け接触させるようにしたZIFコネクタ。
  2. 【請求項2】 複数本の弾性を有するピンコンタクトが
    基台に配列固定され、絶縁性蓋体及び複数個の二股状弾
    性接触部を有するソケットコンタクトを設けられたハウ
    ジングが前記基台に前記ピンコンタクトの配列方向に移
    動可能に配設され、前記蓋体には前記ピンコンタクトと
    同配列の孔があけられ、前記ピンコクタクトを前記蓋体
    の孔に挿入し、前記蓋体及びハウジングを前記ピンコク
    タクトの軸に対して直角方向に移動することにより、前
    記蓋体の孔の縁を前記ピンコンタクトに押し当て、前記
    ピンコンタクトの固定支点近傍はその他の部分より細く
    変形し易く構成され、前記ピンコンタクトを傾斜させて
    その先端部を前記ソケットコンタクトの二股状弾性接触
    部間に摺動接触させるようにしたZIFコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングと前記蓋体を一体に形成
    した請求項1又は2記載のZIFコネクタ。
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DE2557346A1 (de) * 1974-12-23 1976-06-24 Hollingsead Robert A Elektronik-einschubanordnung
US6805405B2 (en) * 2001-03-19 2004-10-19 Sung Yong Co., Ltd. Chair equipped with lumbar support unit

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