JPH0336419Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0336419Y2 JPH0336419Y2 JP1983173665U JP17366583U JPH0336419Y2 JP H0336419 Y2 JPH0336419 Y2 JP H0336419Y2 JP 1983173665 U JP1983173665 U JP 1983173665U JP 17366583 U JP17366583 U JP 17366583U JP H0336419 Y2 JPH0336419 Y2 JP H0336419Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sunroof
- air
- deflector
- vehicle
- scoop
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Seal Device For Vehicle (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
この考案は、走行中にサンルーフからの風の巻
き込みを防ぐように、サンルーフ付車両に取り付
けられるサンルーフデフレクタの改良に関する。
き込みを防ぐように、サンルーフ付車両に取り付
けられるサンルーフデフレクタの改良に関する。
近年、車両のルーフには室内の開放感を得るた
めにサンルーフが設けられているものが多い。
めにサンルーフが設けられているものが多い。
このようなサンルーフはルーフの一部が開口す
るので、車両が低速で走行している時には問題は
ないが、車両の走行速度が増すとこの開口部から
風を巻き込んだり、風切り音が増大するという問
題がある。
るので、車両が低速で走行している時には問題は
ないが、車両の走行速度が増すとこの開口部から
風を巻き込んだり、風切り音が増大するという問
題がある。
そこで、このようなサンルーフ付車両の問題を
解消するために、第1図に示すようにルーフ3の
サンルーフ開口部2の前方に、空気を整流する作
用のあるサンルーフデフレクタ1を取り付けてい
るサンルーフ付車両がある。
解消するために、第1図に示すようにルーフ3の
サンルーフ開口部2の前方に、空気を整流する作
用のあるサンルーフデフレクタ1を取り付けてい
るサンルーフ付車両がある。
しかしながら、従来のサンルーフデフレクタ1
は、車両速度が増した時のサンルーフ開口部から
の風の巻き込みや風切り音に対してはある程度の
効果を持つているが、車両が高速道路を走行する
時のように、車両速度がさらに増して高速になつ
た時には、サンルーフデフレクタ1の裏側が表側
を流れる高速気流のために負圧となり、この負圧
のためにサンルーフを閉じている時はスライド式
サンルーフが開きにくくなつたり、また、サンル
ーフ開口時には負圧によつて風の巻き込みが発生
して、車両室内に乱流エアが流れ込み、乗員に爽
快感を超えて不快感さえ感じさせるようになる問
題がある。
は、車両速度が増した時のサンルーフ開口部から
の風の巻き込みや風切り音に対してはある程度の
効果を持つているが、車両が高速道路を走行する
時のように、車両速度がさらに増して高速になつ
た時には、サンルーフデフレクタ1の裏側が表側
を流れる高速気流のために負圧となり、この負圧
のためにサンルーフを閉じている時はスライド式
サンルーフが開きにくくなつたり、また、サンル
ーフ開口時には負圧によつて風の巻き込みが発生
して、車両室内に乱流エアが流れ込み、乗員に爽
快感を超えて不快感さえ感じさせるようになる問
題がある。
そこで、この考案の目的はサンルーフ開口部前
方にサンルーフデフレクタの取り付けられたサン
ルーフ付車両において、車両走行時にサンルーフ
デフレクタの内側にエアを取り入れることによつ
て、高速走行時に、この部分に負圧が発生するこ
とを抑制し、それによつて、サンルーフが開きに
くくなるのを解消し、またサンルーフ開口時の車
両室内への風の巻き込みによる過度な風量が室内
に入るのを抑制し、適度な風量を室内に取り入
れ、高速走行時に乗員に対して爽快感を与えるよ
うにしたサンルーフデフレクタを提供することで
ある。
方にサンルーフデフレクタの取り付けられたサン
ルーフ付車両において、車両走行時にサンルーフ
デフレクタの内側にエアを取り入れることによつ
て、高速走行時に、この部分に負圧が発生するこ
とを抑制し、それによつて、サンルーフが開きに
くくなるのを解消し、またサンルーフ開口時の車
両室内への風の巻き込みによる過度な風量が室内
に入るのを抑制し、適度な風量を室内に取り入
れ、高速走行時に乗員に対して爽快感を与えるよ
うにしたサンルーフデフレクタを提供することで
ある。
前記目的を達成するこの考案のサンルーフデフ
レクタは、サンルーフの開口部前方に取り付けら
れるサンルーフデフレクタの前面にエア取り入れ
用のエアスクープを設けたことを特徴としてい
る。
レクタは、サンルーフの開口部前方に取り付けら
れるサンルーフデフレクタの前面にエア取り入れ
用のエアスクープを設けたことを特徴としてい
る。
以下添付図面を用いて本考案の実施例を説明す
る。
る。
第2図〜第4図はこの考案の一実施例を示すサ
ンルーフデフレクタ10の正面図、平面図及びこ
れを車両のルーフ部に取り付けた状態を示す斜視
図である。この実施例のサンルーフデフレクタ1
0は、サンルーフ開口部2の前方の縁部を覆うよ
うなキヤノピイ状の流線形をしており、その前面
には2個所にエア取り入れ用のエアスクープ20
が取り付けられている。
ンルーフデフレクタ10の正面図、平面図及びこ
れを車両のルーフ部に取り付けた状態を示す斜視
図である。この実施例のサンルーフデフレクタ1
0は、サンルーフ開口部2の前方の縁部を覆うよ
うなキヤノピイ状の流線形をしており、その前面
には2個所にエア取り入れ用のエアスクープ20
が取り付けられている。
このエアスクープ20は、エア取り入れ口21
と、エア導入凹部22と、および側壁23とから
なつていて、第5図によく示されるように、縦長
の略二等辺三角形の形状のもので、その底辺に相
当する部分は厚みを持つていて、そこにエア取り
入れ口21が開口し、また、その二等辺に相当す
る部分は、それぞれ側壁23になつていて、該底
辺と該二等辺の間にエア導入凹部22が区画され
る。この導入凹部22は、図面に見られるよう
に、エア取り入れ口21側が深く、前方に行くに
従つて次第に浅くなつている。エアスクープ20
は成型加工によつて一体的に作られ、サンルーフ
デフレクタ10に予め明けられた穴に嵌め込んで
取付けられる。
と、エア導入凹部22と、および側壁23とから
なつていて、第5図によく示されるように、縦長
の略二等辺三角形の形状のもので、その底辺に相
当する部分は厚みを持つていて、そこにエア取り
入れ口21が開口し、また、その二等辺に相当す
る部分は、それぞれ側壁23になつていて、該底
辺と該二等辺の間にエア導入凹部22が区画され
る。この導入凹部22は、図面に見られるよう
に、エア取り入れ口21側が深く、前方に行くに
従つて次第に浅くなつている。エアスクープ20
は成型加工によつて一体的に作られ、サンルーフ
デフレクタ10に予め明けられた穴に嵌め込んで
取付けられる。
エアスクープ20のこのような形状によつて、
車両走行中にサンルーフデフレクタ10の前面に
よつて整流される(方向が曲げられる)エアの一
部は、第5図の矢印Aに示すようにエア導入凹部
22に案内されて、エア取り入れ口21からデフ
レクタの内側に入るので、エアの密度が大にな
り、単にエア取り入れ用の穴を設けた場合に比し
て、取り入れられるエアの量が増大する。従つ
て、エアスクープが小型で、取付け個数が少なく
ても、高速走行時の負圧の発生を十分抑制できる
とともに、適度のエアを車室内に導入して、乗員
に爽快感を与えることができる。
車両走行中にサンルーフデフレクタ10の前面に
よつて整流される(方向が曲げられる)エアの一
部は、第5図の矢印Aに示すようにエア導入凹部
22に案内されて、エア取り入れ口21からデフ
レクタの内側に入るので、エアの密度が大にな
り、単にエア取り入れ用の穴を設けた場合に比し
て、取り入れられるエアの量が増大する。従つ
て、エアスクープが小型で、取付け個数が少なく
ても、高速走行時の負圧の発生を十分抑制できる
とともに、適度のエアを車室内に導入して、乗員
に爽快感を与えることができる。
第6図及び第7図は、この考案のサンルーフデ
フレクタ10の別の実施例の、エアスクープ設置
部の部分斜視図である。これらの実施例ではサン
ルーフデフレクタ10の前面にブレード31を有
するグリル状のエアスクープ30を設けて、サン
ルーフデフレクタ20の裏側にラムエアを取り入
れるようにしたものである。この実施例のエアス
クープ30は別体にて形成することもできるが、
エアスクープ30に一体的にブレード31を設け
ることによつても形成することができる。
フレクタ10の別の実施例の、エアスクープ設置
部の部分斜視図である。これらの実施例ではサン
ルーフデフレクタ10の前面にブレード31を有
するグリル状のエアスクープ30を設けて、サン
ルーフデフレクタ20の裏側にラムエアを取り入
れるようにしたものである。この実施例のエアス
クープ30は別体にて形成することもできるが、
エアスクープ30に一体的にブレード31を設け
ることによつても形成することができる。
なお、この考案のサンルーフデフレクタに取り
付けるエアスクープの形状は前記実施例に限定さ
れるものではなく、車両走行中のラムエアが有効
にサンルーフデフレクタの裏側に取り入れられる
ような形状であれば良い。
付けるエアスクープの形状は前記実施例に限定さ
れるものではなく、車両走行中のラムエアが有効
にサンルーフデフレクタの裏側に取り入れられる
ような形状であれば良い。
以上説明したように、この考案のサンルーフデ
フレクタは、サンルーフの開口部前方に取り付け
られるサンルーフデフレクタに、車両走行時に該
デフレクタによつて整流されるエアの流れの一部
を該デフレクタの内側に取り入れるエアスクープ
を設けたことにより、車両が高速で走行中にサン
ルーフデフレクタの内側の負圧の発生を抑制し、
スライド式サンルーフ付車両ではサンルーフデフ
レクタが開け易くなり、また、サンルーフ開口時
には適度のエアを車室に導入して、高速走行時に
乗員に爽快感を与えるという効果がある。従つ
て、この考案のサンルーフデフレクタは高速走行
の機会の多い車両にとつて非常に実用性の高にも
のである。
フレクタは、サンルーフの開口部前方に取り付け
られるサンルーフデフレクタに、車両走行時に該
デフレクタによつて整流されるエアの流れの一部
を該デフレクタの内側に取り入れるエアスクープ
を設けたことにより、車両が高速で走行中にサン
ルーフデフレクタの内側の負圧の発生を抑制し、
スライド式サンルーフ付車両ではサンルーフデフ
レクタが開け易くなり、また、サンルーフ開口時
には適度のエアを車室に導入して、高速走行時に
乗員に爽快感を与えるという効果がある。従つ
て、この考案のサンルーフデフレクタは高速走行
の機会の多い車両にとつて非常に実用性の高にも
のである。
第1図は従来のサンルーフ付車両のルーフ部の
斜視図、第2図、第3図はこの考案のサンルーフ
デフレクタの一実施例を示す正面図、平面図、第
4図はこの第2,3図のサンルーフデフレクタを
サンルーフ付車両に取り付けた状態を示す車両ル
ーフ部の斜視図、第5図は前記実施例のサンルー
フデフレクタに取り付けたエアスクープによるエ
アの取り入れ状態を示す斜視説明図、第6図及び
第7図はこの考案の別の実施例のサンルーフデフ
レクタのエアスクープ部分の斜視図である。 1……従来のサンルーフデフレクタ、2……サ
ンルーフ開口部、3……ルーフ、10……この考
案のサンルーフデフレクタ、20,30……エア
スクープ、21……エア取り入れ口、22……エ
ア導入凹部、23……側壁。
斜視図、第2図、第3図はこの考案のサンルーフ
デフレクタの一実施例を示す正面図、平面図、第
4図はこの第2,3図のサンルーフデフレクタを
サンルーフ付車両に取り付けた状態を示す車両ル
ーフ部の斜視図、第5図は前記実施例のサンルー
フデフレクタに取り付けたエアスクープによるエ
アの取り入れ状態を示す斜視説明図、第6図及び
第7図はこの考案の別の実施例のサンルーフデフ
レクタのエアスクープ部分の斜視図である。 1……従来のサンルーフデフレクタ、2……サ
ンルーフ開口部、3……ルーフ、10……この考
案のサンルーフデフレクタ、20,30……エア
スクープ、21……エア取り入れ口、22……エ
ア導入凹部、23……側壁。
Claims (1)
- サンルーフの開口部前方のルーフに取付けら
れ、該開口部の前方縁部を覆うようなキヤノピイ
状に形成されたサンルーフデフレクタ10であつ
て、該デフレクタの前面にエア取り入れ用のエア
スクープ20を取付け、該エアスクープ20は、
エア取り入れ口21と、エア導入凹部22と、お
よび側壁23とよりなり、該凹部22は前方から
後方にかけてその深さが漸増しているとともに、
該エアスクープの形状が、前方から後方にかけ
て、その巾が増大する、縦長の、略二等辺三角形
であるように形成されていることを特徴とするサ
ンルーフデフレクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17366583U JPS6081127U (ja) | 1983-11-11 | 1983-11-11 | サンル−フデフレクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17366583U JPS6081127U (ja) | 1983-11-11 | 1983-11-11 | サンル−フデフレクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6081127U JPS6081127U (ja) | 1985-06-05 |
JPH0336419Y2 true JPH0336419Y2 (ja) | 1991-08-01 |
Family
ID=30378265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17366583U Granted JPS6081127U (ja) | 1983-11-11 | 1983-11-11 | サンル−フデフレクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6081127U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2548408Y2 (ja) * | 1987-09-11 | 1997-09-24 | トヨタ自動車株式会社 | 車体屋根のデフレクタ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5814024B2 (ja) * | 1978-08-09 | 1983-03-17 | 日本電池株式会社 | 組電池 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5814024U (ja) * | 1981-07-20 | 1983-01-28 | 日産自動車株式会社 | ウインドデフレクタ |
-
1983
- 1983-11-11 JP JP17366583U patent/JPS6081127U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5814024B2 (ja) * | 1978-08-09 | 1983-03-17 | 日本電池株式会社 | 組電池 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6081127U (ja) | 1985-06-05 |
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