JPH0332890A - 感光性平版印刷版の処理方法及び装置 - Google Patents

感光性平版印刷版の処理方法及び装置

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JPH0332890A
JPH0332890A JP16864189A JP16864189A JPH0332890A JP H0332890 A JPH0332890 A JP H0332890A JP 16864189 A JP16864189 A JP 16864189A JP 16864189 A JP16864189 A JP 16864189A JP H0332890 A JPH0332890 A JP H0332890A
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Japan
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printing plate
etching
etching liquid
photosensitive
roller
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JP16864189A
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Inventor
Katsura Hirai
桂 平井
Yasuo Kojima
児島 康生
Akio Iijima
飯島 章雄
Akira Nogami
野上 彰
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性平版印刷版の非画像部層を溶出し平版印
刷版を作製する処理方法及びそれに用いられる装置に関
し、さらに詳しくは、15版を用いて平版印刷版を作製
する際の溶出処理、電子写真方式によりトナー画像を形
成し非画像部を溶出して平版印刷版を作製する溶出処理
等に使用されるエツチング液の感光性平版印刷版への供
給方法及び装置に関する。
〔従来の技術〕
水を主たる溶媒とするアルカリ性エツチング液による従
来の溶出処理方法、例えばPS版の溶出(現像ともいわ
れている)処理方法においては、自動現像機を用いるこ
とが一般に知られている。
自動現像機で露光済みのPS版を処理する場合には、P
S版を水平搬送しながらエツチング液をシャワー状ある
いはスプレー状に吹き付けて供給する方法や多量のエツ
チング液を収容したエツチング処理槽にPS版を湾曲さ
せて搬送しながら浸漬する方法が行われてきた。また、
多量のエツチング液を必要とするため、経済性等を考慮
し、エツチング液を循環再使用していた。その場合、処
理及び空気中の炭酸ガスによるエツチング液の疲労を抑
制するために、エツチング補充液を補充して溶出処理を
安定に保つ方法が行われてきた。このような補充方式に
おいても、液交換の頻度は減少するものの交換の必要は
残されており、またエツチング液の活性度のふれも十分
には制御できなかった。
こうした補充方式の煩わしさを解消し、エツチング液の
節約を目的とし処理装置が特開昭55−32044号に
記載されている。この装置は自動現像機の感光材料移送
路に接近してエツチング液拡散板を設け、感光材料上に
施した液を延伸するものであるが、このような装置を用
いて感光材料を比較的少量の液で処理すると、搬送され
る感光材料面が必ずしも水平な平面にはならず、水平面
に対して多少歪んでいるため、感光材料上の液量が不均
一となり、これにより溶出むらを生じ易く、また処理さ
れる感光材料と成仏散板との間隙を調節するのに手間が
かかるという難点があり、特に比較的少量の液を感光材
料上に直接滴下した場合に滴下部と非滴下部とで溶出の
進み方に差を生じ、成仏散板を通過した後もこの差が残
り、溶出むらとなることがある。このような欠点を改良
し、エツチング液の補充に関する煩わしさがなく、比較
的少量の液を用いて均一な仕上がりが得られる溶出処理
方法が既に特開昭62−237455号に開示されてい
る。
ところが、この技術によれば比較的少量のエツチング液
で均一にかつ安定に溶出処理が行えるが、エツチング液
によっては感光材料の先頭部長サイド部に少量の溶出不
良部が生じることがある。
また、電子写真方式によってトナー画像を形成し、非画
像部をアルカリ性水溶液によるエラチン処理、その後の
リンス処理を含む溶出工程を経て溶出除去する平版印刷
版の溶出処理方法及び装置が例えば特開昭58−254
77号、同58−80659号に開示されている。かか
る技術はアルミニウム板のような導電性金属板を支持体
とし、該支持体上に例えば顔料系の有機光半導体(以下
、rOPcJという)を7エノール樹脂等の樹脂中に分
散した光導電性感光層、特に銅−7タロシアニンをノボ
ラック樹脂中に分散した光導電性感光層を塗設してなる
平版印刷版に適用し得るものであった。
上記のような電子写真方式による平版印刷版(以下、電
子写真印刷版という)の溶出処理方法は、アルカリ性の
エツチング液で非画像部を溶出除去する点においてPS
版の現像処理方法と同一である。
しかし、PS版の現像処理方法を電子写真印刷版に適用
した場合、電子写真印刷版に固有の問題が生じてくる。
特に、電子写真印刷版は感光層表面に形成されたトナー
画像をレジストとして非画像部を溶出除去するために、
何らかの原因により、トナー画像に傷が生じると、その
部分の感光層が溶出除去されてしまい、良好な画像が得
られなくなる。例えば、特開昭55−32044号に開
示されているように、感光材料搬送路に近接させた拡散
板により、少量のエツチング液を版面に拡散させる方法
を用いた場合、ホコリ等の異物が版面に存在すると、拡
散板と印刷版との間に挟まり、異物が印刷版に押し付け
られた状態で印刷版が搬送される。
このとき、感光層表面のトナー画像が異物にこすられる
状態となり、搬送方向と平行にスジ状の傷が発生する。
〔発明の目的〕
本発明の第一の目的は、安定かつ経済的な感光性平版印
刷版の溶出処理方法及びそれに用いられる装置を提供す
ることにある。特に、少量のエツチング液を用いても常
に均一な仕上がりが得られ、しかも印刷版の先頭部やサ
イド部分に溶出不良部が生じることのない溶出処理方法
及びそれに用いられる装置を提供することである。
本発明の第二の目的は、表裏両面に傷つきのない良好な
平版印刷版を得ることができる溶出処理方法及びそれに
用いられる装置を提供することである。特に、電子写真
印刷版の溶出処理方法において、トナー画像の傷つきの
生じない良好な印刷版を得る方法及びそれに用いられる
装置を提供することである。
〔発明の構成〕
上記本発明の目的は下記処理方法及び処理装置によって
達成される。
本発明の処理方法は、感光性平版印刷版を自動的に搬送
し、水を主たる溶媒とするアルカリ性のエツチング液を
使用するエツチング処理、その後のリンス処理を含む溶
出処理によって非画像部を溶出除去する工程において、
実質的に未使用のエツチング液が感光性平版印刷版1m
”あたり70〜700Lmlの割合で互いに接触して回
転する2本のローラを介して感光性平版印刷版に供給さ
れることを特徴とする。
また、本発明の処理装置は、エツチング処理を行うエツ
チング部、リンス処理を行うリンス部、及び該エツチン
グ部と該リンス部に順次感光性平版印刷版を通過させる
搬送手段を有する感光性平版印刷版の処理装置において
、該エツチング部が、実質的に未使用のエツチング液を
2本のローラを介して感光性平版印刷版へ供給する手段
を有することを特徴とする。
本発明方法は、好ましくは上記感光性平版印刷版が光導
電性層を支持体上に設けており、電子写真方式によって
トナー画像を形成した後、非画像部を溶出除去すること
を特徴とするものであり、また、光導電性層が顔料系の
有機光半導体を含有することを特徴とするものである。
以下、図面に示す実施態様に基づいて本発明の詳細な説
明する。
第1図は本発明に係る装置の一実施態様を示す断面図、
第2図は該装置のエツチング液供給手段部分の拡大断面
図である。
同図において、lはエツチング処理を行うエツチング部
、2はリンス液による処理を行りリンス部、3は版面保
護処理を行うガム引き部、4は感光性平版印刷版又はそ
の搬送路である。
エツチング部lにおいて、5は本発明のエツチング液供
給手段で、実質的に未使用のエツチング液が互いに接触
して回転する2本のローラ6.7を逐次介して感光性平
版印刷版4に供給されるようにする。8は未使用のエツ
チング液9を入れるエツチング液タンクで、エツチング
液9を定量ポンプIOによってエツチング液供給ノズル
11へ圧送し、該ノズルからローラ6の周面の搬送方向
側面を流下するような位置に供給する。この供給は、搬
送幅に互って供給量がなるべく均一になるような手段を
採ることが好ましい。
ローラ6へのエツチング液の供給は、ローラ6の図上で
右側の周面をエツチング液が流れ下するような位置とす
る。従って、ローラ6へのエツチング液の供給は、ノズ
ルから滴下させる場合、ローラ6の回転軸を含む垂直面
より搬送方向側の周面に滴下させる。このような位置に
供給されたエツチング液はローラ6の図上右側周面を流
下し、ローラ7との接線部に液溜りaを作り、さらにロ
ーラ7の図上右側周面を流下する。感光性平版印刷版4
の非搬送時にはローラ7と塗布ローラ12とは接触して
回転しているので、両者の間に液溜りbを生じ、感光性
平版印刷版4の搬送時にはローラ7と感光性平版印刷版
4との間に液溜りb′を生じる。ローラ7と塗布ローラ
12の周速は感光性平版印刷版4の搬送のため同一にす
ることが好ましい。
また、第2図におけるα、β及びβ′は各々06〜45
°が好ましく、より好ましくは00〜25°である。こ
こで、aはローラ6の回転軸とローラ7の回転軸とを含
む平面とローラ7の回転軸を含む垂直面とのなす角度、
βはローラ7の回転軸と塗布ローラ12の回転軸とを含
む平面と塗布ローラ12の回転軸を含む垂直面とのなす
角度、β′はローラ7の回転軸と塗布ローラ12の回転
軸とを含む平面と感光性平版印刷版4との交線における
感光性平版印刷版4が水平面となす角度である。
本発明において、感光性平版印刷版にエッチンズローラ
24でスクイーズされるまでの時間t、は1〜IO秒の
範囲が好ましい(エツチング温度25℃の場合)。エツ
チング温度は10〜40°Cの範囲が適当である。
第1図に示す態様において、デイツプ槽21中に入れる
エツチング液は2本のローラ6.7を介して供給するエ
ツチング液と同じ組成の液でよく、処理及び空気中の炭
酸ガスの吸収による劣化の回復は感光性平版印刷版4に
よって持ち込まれかつ持ち出されるエツチング液の一部
更新によって実用上十分であるように前記Els t、
及び部3を定めればよい。上記劣化が限度を越えて大に
なるような場合には、液の交換や補充を行えばよい。デ
イ・7プ槽21中に入れるエツチング液の容量は搬送幅
1m当たり0.5〜3Q程度が適当である。
本発明において、2本のローラを介して感光性平版印刷
版面へ供給するエツチング液は実質的に未使用のエツチ
ング液であり、その供給量は感光性平版印刷版1 m 
2あたり70〜700+mQの割合である。
該供給量が70o+11/a”より少ないとエツチング
液の活性度を高めても、感光層の除去が十分に行われず
、エツチング不良という欠点を生じ、一方700mQ7
mlを越えても版面からエツチング液が流れ落ちてしま
い効果は上がらない。上記実質的に未使用のエツチング
液とは、未使用のエツチング液でなくても未使用のエツ
チング液と実用上向等のエツチング能力を有するものを
いう。
エツチング部lにおいてエツチング処理を終えた感光性
平版印刷版4は次いでリンス部2へ搬送される。リンス
部2において、30はリンス液を入れるリンス液タンク
、31はシャワー装置32a、32bヘリンス液を送る
ためのポンプ、33は搬送ローラ、34a、34bはブ
ラシローラ、35はスクイズローラである。シャワー装
置32a、32bは搬送幅に互って処理液を噴出し得る
複数のノズル孔を設けたパイプ状部材で、該ノズル孔か
ら感光性平版印刷版4ヘリンス液をシャワー状に噴射し
て版面の付着物を洗い流す。リンス部2にはブラシ装置
を搬送方向に2つ以上設けてもよく、またリンス部を2
つ以上設けてもよい。感光性平版印刷版4は次いでガム
引き部3へ搬送される。ガム引き部3において、40は
ガム液を入れるガム液タンク、41はガム液タンク40
内のガム液をノズル42へ送るポンプ、43は搬送ロー
ラ、44はスクイズローラである。
なお、第1図中、※lと※11※2と部2、部3と部3
とはそれぞれ配管で接続されている。
本発明によって処理される感光性平版印刷版は、平版印
刷版の非画像部版面となり得る面を有する支持体の該面
上に氷を主たる溶媒とする(溶媒の50wt%以上が水
である)アルカリ性のエツチング液によって非画像部層
が溶出される層を有する印刷材料で、例えば感光成分と
してジアゾ化合物を用いたネガ型PS版、感光成分とし
てO−キノンジアジド化合物を用いたポジ型15版、上
記のような支持体上に光導電性層を設は電子写真方式に
よってトナー画像を形成した後、溶出処理によって非画
像部の該光導電性層を除去しうる平版印刷材料等が包含
される。本発明が特に有利に適用される感光性平版印刷
版は、平版の版面となり得る面を有する支持体の該面上
に顔料系の有機光半導体を含有する光導電性層を設けた
製版用感光材料であって、帯【1光、現像、定着を含む
処理によってトナー画像を該光導電性層上に形成するこ
とができるものであり、好ましくは、アルミニウム板の
表面を電解研摩、陽極酸化、砂目室て処理その他の表面
粗面化処理をしたのち、この粗面化表面に、光導電性有
機顔料をフェノール樹脂等の樹脂中に分散した光導電性
感光層、とくに銅フタロシアニンをノボラック樹脂中に
分散した光導電性感光層を塗設した電子写真感光体であ
る。
電子写真方式によってトナー画像を形成させる手段につ
いては制限はなく、通常用いられる手段を採ることがで
きるが、トナー現像には、電気絶縁性液体からなる担体
液体中に、着色剤(カーボンブラック、銅フタロシアニ
ンなど)、被覆剤及び電荷制御剤を含有せしめてなるも
の、とくに被覆剤としてポリエチレン、ポリプロピレン
、エチレン共重合体、プロピレン共重合体の1種又は2
種以上を用い、電荷制御剤としてリン酸エステル系界面
活性剤からなる負電荷制御剤を用いた電子写真液体現像
剤を用いるが好ましい。
本発明の方法に用いるエツチング液にはアルカリ金属水
酸化物、珪酸アルカリ金属塩、りん酸アルカリ金属塩又
はアルミン酸アルカリ金属塩、水及び必要に応じて界面
活性剤や他の添加剤からなるpi(12以上の強アルカ
リ水溶液が含まれる。具体的には特開昭48−1553
5号、同53−82334号、同54−62004号、
同52−127338号、同53−96307号、同5
〇−144502号、同55−22759号、同55−
25100号、同5595946号、同55−1150
39号、同56−142528号、同5051324号
に記載されている珪酸ナトリウム又は珪酸カリウムから
なる溶液をあげることができる。
又、本発明の方法に用いるエツチング液には例えば特開
昭51−77401号、同51−80228号、同53
−44202号及び同55−52054号中に記載され
ているようなアニオン界面活性剤、水に対する溶解度が
常温において10重量%以下である有機溶媒、アルカリ
剤、水及び必要により汚れ防止剤からなる水溶液が含ま
れる。
又特開昭60−130741号等に記載等のネガ型13
版とポジ型PS版の兼用現像液も用いることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例を示す。
実施例1 第1図に示す装置を用いた。該装置において、エツチン
グ液供給手段5を構成するローラ6.7としてそれぞれ
直径40Uam、周面部分がシリコーンゴム製のローラ
を、塗布ローラ12として直径80mm、周面部分がポ
リプロピレンゴム製のローラを用い、αを15°、βを
5°とした。粗面化ローラ22は第5図に示す凹凸(凹
部の間隔は2 mm、深さは2 mm)を周面に有する
直径50mmのローラを用いた。また、ローラ7と塗布
ローラ12との接点からデイツプ槽21中のエツチング
液に浸漬するまでの搬送長を15Q+nm、デイツプ槽
21中のエツチング液中の搬送長を100mm、デイツ
プ槽21中のエツチング液を出てからスクイズローラ2
4でスクイーズされるまでの搬送長を150m+nとし
た。
デイツプ槽21にはエツチング供給手段5へ供給するエ
ツチング液と同じ組成の液を入れ、該手段5から感光性
平版印刷版4へ供給されたエツチング液がその搬送に伴
ってデイツプ槽21へ流入し、デイツプ槽21からオー
バーフローした液は廃液タンクへ25へ入れた。
感光性平版印刷版としてはSMP−N(商品名、ポジ型
ps版、小西六写真工業(株)製)の101003a 
800mmサイズを用い、エツチング液は下記組成のも
のを用いた。
エツチング液組成■ ケイ酸ナトリウム (JIS規格ケイ酸ソーダ3号)75g水酸化ナトリウ
ム           15gペレックスNBL(ア
ルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム、化工アトラス
(株)製)  0.5g水             
                 909.5gエツ
チング液量は感光性平版印刷版1枚当たり160m12
.エツチング時間20秒で100枚連続に処理を行った
ところ、総て先端部およびサイド部に残膜がなく、版の
表裏両面に傷つきのないい良好な溶出処理ができた。ま
た得られた版のうち、1板目と100版目板木フセット
印刷した結果、同等の階調性及び網点再現性が得られ、
実用的にも良好な印刷物であった。
比較例1 前記実施例1と同様な感光性平版印刷版およびエツチン
グ液を用い、第8図に示す装置を用いてエツチングを行
った。エツチング液をエツチング液供給ノズル51から
感光性平版印刷版上に滴下させ、プラスチックシートの
拡散板52によりエツチング液滴は感光性平版印刷版上
に押し拡げられ溶出され、案内板53上を搬送され溶出
が終了する。
同図において、54はエラチン液タンク、55はポンプ
、56は搬送ローラ、57は水洗水のシャワーノズル、
58はスクイズローラである。
エツチング液滴下位置から拡散板52の末端までの距離
りを50+*+nとし、エツチングゾーン400mm、
エツチング時間20秒、エツチング液量1枚当たり16
0m+2で溶出処理を行なったところ、エツチング液は
感光性平版印刷版面上に均一に押し拡げられたが、エツ
チング液供給ノズル51から滴下されたエツチング液の
滴下部分と非滴下部分で溶出の進行速度に差を生じ、溶
出が不均一であった。
得られた版を実施例、lと同一の条件で印刷を行なった
ところ、網点再現にむらが生じ、また非画線部にもイン
キ着肉があった。
実施例2 実施例1と同じ第1図に示す装置を用い、感光性平版印
刷版として、swN−N (商品名、ネガ型15版、小
西六写真工業(株)製)を用い、エツチング液は5DN
−21(商品名、小西六写真工業(株)製)を水で4倍
に稀釈して用い、実施例1と同様の溶出処理を行なった
ところ、エツチング液量は1枚当たり80mαで総て先
端部およびサイド部に残膜がない金板良好な溶出処理が
できた。又、得られた版を実施例1と同様のオフセット
印刷を行なったところ、同様に良好な結果が得られた。
比較例2 比較例1の態様で実施例2と同一の条件で溶出処理を行
なった結果、比較例1と同様、工・ンチンダ液供給ノズ
ル51からの滴下部分と非滴下部分で溶出速度差が生じ
、比較例1と同様な結果が得られた。
実施例3 下記の構造式を有するフェノール樹脂3重量部をエチレ
ングリコールモノエチルエーテル2ot を部に溶解後
、東洋インキ社製銅フタロシアニンLionol Bl
ue−ER(を型銅フタロシアニン)1重量部を添加し
、ガラスピーズ分散を30分行なった。
この分散液を塩酸浴中で電解研摩に依り砂目立てし、更
に陽極酸化して親水性を設け、熱水により封孔処理した
600mmX 400mmのアルミニウム板上に乾燥膜
厚が6μmになる様に塗設し、乾燥し、実施例3の感光
性平版印刷版を得た。この感光性平版印刷版をカメラ露
光方式の電子写真製版機によりトナー画像を作成した。
さらに第1図の装置を用い、感光性平版印刷版1枚当り
200m(2、現像時間30秒で、処理を行った。
エツチング液は下記組成のものを使用した。
エツチング液組戊■ ケイ酸ナトリウム (JISケイ酸ソーダ3号)      5重量部水酸
化ナトリウム        2重量部フェニルセロソ
ルブ       1重量部ペレ7クスNB−L (商品名 化工(株)社製 アニオン型界面活性剤)1
0重量部 無水亜硫酸ナトリウム      1重量部エマルゲン
147 (商品名 化工(株)社製 非イオン型界面活性剤)0
.1重量部 水                 120重量部1
00枚連続に処理を行ったところ、総て先端部及びサイ
ド部に溶出不良部分がなく、トナー画像部に傷つきのな
い良好な印刷版を得た。また得られた版のうち1板目と
100版目板木フセット印刷した結果、同等の階調性及
び網点再現性が得られ、実用的にも良好な印刷物であっ
た。
比較例3 比較例1の態様で実施例3と同一の条件で溶出処理を行
った結果、比較例1と同様、エツチング液供給ノズル5
1からの滴下部分と非滴下部分で溶出速度に差が生し、
溶出が不均一であった。得られた版を実施例1と同一条
件で印刷を行ったところ、網点再現にむらが生じ、また
非画像部にインキ着肉があった。
また、処理した100版のうち、3版を除いたすべての
版に、ホコリあるいはゴミが、原因となったスジ状の傷
が搬送方向に平行に生じており、画像部分を破壊してい
た。
〔発明の効果〕
本発明によれば、感光性平版印刷版を自動的に搬送し、
水を主たる溶媒とするアルカリ性のエツチング液を使用
するエツチング処理、その後のリンス処理を含む溶出処
理によって非画像部を溶出除去する溶出処理技術におい
て、比較的少量のエツチング液を用いても先頭部分やサ
イド部分に溶出不良部が生ぜず常に均一な仕上がりが得
られ、安定かつ経済的な溶出処理を行うことができ、平
版印刷版の表裏面に傷がつかない溶出処理が可能である
という効果が得られる。上記効果は、感光性平版印刷版
が支持体上に光導電性層を設は電子写真方式によってト
ナー画像を形成し、非画像部を溶出処理するものである
とき特に大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る処理装置の例を示す断面図、第2
図はその要部の断面図、第3図〜第7図は粗面化された
ロールの粗面の例を模式的に示す正面図(イ)及びその
部分拡大斜視図(ロ)、第8図は比較例に用いた溶出処
理装置の斜視図である。 l・・・エツチング部  2・・・リンス部3・・・ガ
ム引き部   4・・・感光性平版印刷版5・・・エツ
チング液供給手段 6.7・・・ローラ     8・・・エツチング液タ
ンク11・・・エツチング液供給ノズル 12・・・塗布ローラ   20・・・ガイドローラ2
1・・・デイツプ槽   22・・・粗面化ローラ24
.35.44・・・スクイズローラ第 図 r?fII 第 3 図 (イ) C口) 第 図 (イ) (ロ) Cイ) (0) 第 図 (イ) (つ) 第 図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)感光性平版印刷版を自動的に搬送し、水を主たる
    溶媒とするアルカリ性のエッチング液を使用するエッチ
    ング処理、その後のリンス処理を含む溶出処理によって
    非画像部を溶出除去する工程において、実質的に未使用
    のエッチング液が感光性平版印刷版1m^2あたり70
    〜700mlの割合で互いに接触して回転する2本のロ
    ーラを介して感光性平版印刷版に供給されることを特徴
    とする感光性平版印刷版の溶出処理方法。
  2. (2)支持体上に光導電性層を設けた感光性平版印刷版
    に電子写真方式によってトナー画像を形成した後、非画
    像部を溶出処理することを特徴とする請求項(1)記載
    の溶出処理方法。
  3. (3)光導電性層が顔料系の有機光半導体を含有するこ
    とを特徴とする請求項(1)又は(2)記載の溶出処理
    方法。
  4. (4)エッチング処理を行うエッチング部、リンス処理
    を行うリンス部、及び該エッチング部と該リンス部に順
    次感光性平版印刷版を通過させる搬送手段を有する感光
    性平版印刷版の処理装置において、該エッチング部が、
    実質的に未使用のエッチング液を互いに接触して回転す
    る2本のローラを介して感光性平版印刷版へ供給する手
    段を有することを特徴とする感光性平版印刷版の溶出処
    理装置。
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