JPH037959A - 平版印刷版の処理方法及び装置 - Google Patents

平版印刷版の処理方法及び装置

Info

Publication number
JPH037959A
JPH037959A JP14391389A JP14391389A JPH037959A JP H037959 A JPH037959 A JP H037959A JP 14391389 A JP14391389 A JP 14391389A JP 14391389 A JP14391389 A JP 14391389A JP H037959 A JPH037959 A JP H037959A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
printing plate
lithographic printing
etching liquid
lithographic plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14391389A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsura Hirai
桂 平井
Yasuo Kojima
児島 康生
Akio Iijima
飯島 章雄
Akira Nogami
野上 彰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP14391389A priority Critical patent/JPH037959A/ja
Publication of JPH037959A publication Critical patent/JPH037959A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真方式による平版印刷版の作製における
非画像部層の溶出処理方法及びそれに用いられる装置に
関し、更に詳しくは、光導電性感光層を平版用版材から
なる支持体上に設けた平版印刷版用感光材料の該光導電
性感光層上に電子写真方式によりトナー画像を形成した
後、非画像部(トナーが付着していない部分)を溶出処
理する方法及び装置に関する。
〔従来の技術〕
水を主たる溶媒とするアルカリ性エツチング液による従
来の溶出処理方法、例えばPS版の溶出処理方法におい
ては、自動現像機を用いることが一般に知られている。
自動現像機で露光済みのPS版を処理する場合には、P
S版を水平搬送しながらエツチング液をシャワー状ある
いはスプレー状に吹き付けて供給する方法や多量のエツ
チング液を収容したエツチング処理槽にPS版を湾曲さ
せて搬送しながら浸漬する方法が行われてきた。また、
多量のエツチング液を必要とするため、経済性等を考慮
し、エツチング液を循環再使用していた。その場合、処
理及び空気中の炭酸ガスによるエツチング液の疲労を抑
制するために、エツチング補充液を補充して溶出処理を
安定に保つ方法が行われてきた。このような補充方式に
おいても、液交換の頻度は減少するものの交換の必要は
残されており、またエツチング液の活性度のふれも十分
には制御できなかった。
こうした補充方式の煩わしさを解消し、エツチング液の
節約を目的とし処理装置が特開昭55−32044号に
記載されている。この装置は自動現像機の感光材料移送
路に接近してエツチング液拡散板を設け、感光材料上に
施した液を延伸するものであるが、このような装置を用
いて感光材料を比較的少量の液で処理すると、搬送され
る感光材料面が必ずしも水平な平面にはならず、水平面
に対して多少歪んでいるため、感光材料上の液量が不均
一となり、これにより溶出むらを生じ易く、また処理さ
れる感光材料と成仏散板との間隙を調節するのに手間が
かかるという難点があり、特に比較的少量の液を感光材
料上に直接滴下した場合に滴下部と非滴下部とで溶出の
進み方に差を生じ、成仏散板を通過した後もこの差が残
り、溶出むらとなることがある。このような欠点を改良
し、工・ノチング液の補充に関する煩わしさがなく、比
較的少量の液を用いて均一な仕上がりが得られる溶出処
理方法が既に特開昭62−237455号に開示されて
いる。
ところが、この技術によれば比較的少量のエツチング液
で均一にかつ安定に溶出処理が行えるが、エツチング液
によっては感光材料の先頭部及サイド部に少量の溶出不
良部が生じることがある。
また、電子写真方式によってトナー画像を形成し、非画
像部をアルカリ性水溶液によるエラチン処理、その後の
リンス処理を含む溶出工程を経て溶出除去する平版印刷
版の溶出処理方法及び装置が例えば特開昭58−254
77号、同58−80659号に開示されている。かか
る技術はアルミニウム板のような導電性金属板を支持体
とし、該支持体上に例えば顔料系の有機光半導体(以下
、r 0PCJという)をフェノール樹脂等の樹脂中に
分散した光導電性感光層、特に銅−フタロシアニンをノ
ボラック樹脂中に分散した光導電性感光層を塗設してな
る平版印刷版に適用し得るものであった。
上記のような電子写真方式による平版印刷版(以下、電
子写真印刷版という)の溶出処理方法は、アルカリ性の
エツチング液で非画像部を溶出除去する点においてPS
版の現像処理方法と同一である。
しかし、PS版の現像処理方法を電子写真印刷版に適用
した場合、電子写真印刷版に固有の問題が生じてくる。
特に、電子写真印刷版は感光層表面に形成されたトナー
画像をレジストとして非画像部を溶出除去するために、
何らかの原因により、トナー画像に傷が生じると、その
部分の感光層が溶出除去されてしま、い、良好な画像が
得られなくなる。倒えば、特開昭55−32044号に
開示されているように、感光材料搬送路に近接させた拡
散板により、少量のエツチング液を版面に拡散させる方
法を用いた場合、ホコリ等の異物が版面に存在すると、
拡散板と印刷版との間に挟まり、異物が印刷版に押し付
けられた状態で印刷版が搬送される。
このとき、感光層表面のトナー画像が異物にこすられる
状態となり、搬送方向と平行にスジ状の傷が発生する。
〔発明の目的〕
本発明の第一の目的は、安定かつ経済的な感光性平版印
刷版の溶出処理方法及びそれに用いられる装置を提供す
ることにある。特に、少量のエツチンダ液を用いても常
に均一な仕上がりが得られ、しかも印刷版の先頭部やサ
イド部分に溶出不良部が生じることのない溶出処理方法
及びそれに用いられる装置を提供することである。
本発明の第二の目的は、表裏両面に傷つきのない良好な
平版印刷版を得ることができる溶出処理方法及びそれに
用いられる装置を提供することである。特に、電子写真
印刷版の溶出処理方法において、トナー画像の傷つきの
生じない良好な印刷版を得る方法及びそれに用いられる
装置を提供することである。
〔発明の構成〕
上記本発明の目的は下記処理方法及び処理装置によって
達成される。
本発明の処理方法は、支持体上に光導電性層を設けた平
版印刷版に電子写真方式によってトナー画像を形成した
後、該平版印刷版を自動的に搬送し、水を主たる溶媒と
するアルカリ性のエツチング液を使用するエツチング処
理、その後のリンス処理を含む溶出処理によって非画像
部の光導電性層を溶出除去する工程において、該エツチ
ング液の供給が粗面化ロールを介して行われることを特
徴とするものである。
また、本発明の処理装置は、エンチング処理を行うエツ
チング部、リンス処理を行うリンス部、及び該エツチン
グ部と該リンス部に順次平版印刷版を通過させる搬送手
段を有する平版印刷版の処理装置において、該エンチン
グ部がエツチング液を該平版印刷版へ粗面化ロールを介
して供給する手段を有することを特徴とするものである
以下、図面に示す実施態様に基づいて本発明の詳細な説
明する。
第1図は本発明に係る装置の一実施態様を示す断面図で
ある。第1図において、lはエツチング処理を行うエツ
チング部、2はリンス液による処理を行うリンス部、3
は版面保護処理を行うガム引き部である。4は電子写真
方式によってトナー画像が形成された平版印刷版(以下
、「平版印刷版」という)である。
エツチング部Itこおいて、5はエツチング液供給ノズ
ルで、エツチング液タンク6から定量ボングアによって
圧送したエツチング液がパイプの下方側面に設けられた
複数の穴から粗面化ロール8の周面に搬送幅に亙って供
給されるようにする。
15aは濃縮エツチング液タンク、15bは水タンク、
16a、 16bは送液ポンプである。
粗面化ロール8はその下方にある圧着ローラ9に平行に
接しており、上下方向に可動で、粗面化ロール8と圧着
ローラ9に挟まれて平版印刷版4が搬送されるように設
ける。IOは平版印刷版4をニップして搬送する搬送ロ
ーラ対、11.12は搬送ローラである。
13は平版印刷版4をエツチング液に浸漬するためのデ
イツプ槽、14はガイドローラで、粗面化ロール8でエ
ツチング液が塗布された平版印刷版4は塗布されたエツ
チング液をその面上に保持してほぼ水平に搬送され、搬
送ローラ11を通過した後、自重によるたわみとガイド
ローラ14によりデイツプ[13中のエツチング液に浸
漬して搬送される。
デイツプ槽13内のエツチング液から出た平版印刷版4
はついで粗面化ロール15によりその表面に保持するエ
ツチング液が均され、スクイズローラ16によって平版
印刷版4の表裏のエツチング液及び溶出物が除去されて
エツチング工程を終わる。
本発明においては、平版印刷版の処理面への工7チンダ
液供給形態として、エツチング供給ノズルから平版印刷
版面へ直接エツチング液を供給せず、−旦粗面化ロール
の粗面化された外周面へエツチング液を供給し、この粗
面化ロールを介して平版印刷版面へエツチング液を供給
する。このとき、粗面化ロールの粗面化された外周面が
平版印刷版面に接触するようにしても、またエツチング
液の転移が可能な程度の間隙を持たせてもよい。接触さ
せる場合はその圧力は1.0kg/cm”以下が適当で
ある。粗面化ロールは、平版印刷版と接触させてエツチ
ング液を供給する場合、平版印刷版の搬送速度と同一周
速度で搬送方向と同一方向に回転させることが版面上の
スリ傷発生の防止上好ましい。
粗面化ロールを平版印刷版面に接触させる場合は従動で
回転するようにしてもよい。
粗面化ロール8の表面に供給されたエツチング液は該表
面において均され、粗面の凹部に主としテ保持すれ、粗
面化ロール8の回転と平版印刷版4の搬送に伴って逐次
平版印刷版4へ転移する。
この転移量は凹部の容量で調節が可能であり、凹部容量
を適宜選ぶことにより任意の量のエツチング液を均一に
平版印刷版面上に塗布することが可能である。
第2図ないし第6図は粗面化ロール8の周面の粗面の形
状の例を模式的に示す図で、(イ)は略正面図、(ロ)
はその部分拡大図または部分拡大斜視図である。
第2図は、斜筋連続状、第3図は斜筋交差連続状、第4
図は横筋独立状、第5図は縦横筋交差状、第6図は大猟
立状の凹部、凹凸等による粗面の形状を示す。好ましい
のは第2図のような斜筋連続状である。
第2図ないし第3図に示した粗面形状における好ましい
寸法範囲の例を下記衣1に示す。
粗面化ロールの直径は10〜100mmの範囲が好まし
く、粗面化された表面をもつ円筒部の長さは平版印刷版
の搬送中と同等ないしそれ以上であればよい。
表1 粗面化ロール8の表面を構成する材質は金属(例えばス
テンレス綱、銅等)、プラスチック(例えばフェノール
樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、ポ
リ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、ポリ酢酸
ビニル樹脂等)、ゴム、木、ガラス、セラミック等現像
液に侵され難いものから選べばよい。
粗面化ロール8ヘエツチング液を供給する方法は、第1
図に示すようなノズルから滴下する方法以外に、スリッ
トカーテンコーター スプレィノズル、キスオーバフロ
ー等任意の供給方法を用いることができる。
本発明において、平版印刷版面へ粗面化ロールからエツ
チング液を供給する際の該平版印刷版面の水平面に対す
る角度は、搬送方向へ下向きに搬送されるような角度で
あることが好ましい。該角度θ、は06〈θ1<45°
の範囲であることが好ましく、θ1が5°〜20°であ
ることが更に好ましい。
そして、版面ヘエッチング液を供給した直後、上向きに
搬送(水平面に対し平版印刷版面の先端部が後端部より
上がるような角度で搬送)することにより、粗面化ロー
ラの周面最下部付近の平版印刷版面上に現像液溜まりが
形成され、これにより、より安定な初期現像性が得られ
る。上記角度としては水平面に対して10〜15°が好
ましく、2゜〜5°がより好ましい。
粗面化ロール8によりエツチング液が全面に一様に塗布
された平版印刷版4は、塗布されたエツチング液膜を面
上に保持して搬送されエツチングが進行するが、次いで
デイツプ槽13中に入れられたエツチング液中を通過す
る。この浸漬により、平版印刷版の先頭部および同サイ
ド部の非画線部の残膜の除去がより促進される。
第1図に示す実施態様は、このような2つのエツチング
部を設けることにより平版印刷版全面に均一なエツチン
グが施され安定な現像性が得られるようにしたものであ
る。このような態様において、平版印刷版4の版面上に
粗面化ロール8によりエツチング液が供給されてからデ
イツプ層13内のエツチング液に浸漬されるまでの時間
t1は2〜20秒、デイツプ層13内のエツチング液に
浸漬されている時間t2は2〜20秒、及びデイツプ層
13内のエツチング液か出てスクイズローラ16でスク
イーズされるまでの時間t、は1〜10秒の範囲が好ま
しい(エツチング温度25℃の場合)。エツチング温度
は10〜40°Cの範囲が適当である。
第1図に示す態様において、デイツプ槽13中に入れる
エツチング液は粗面化ロールから供給するエツチング液
と同じ組成の液でよく、処理及び空気中の炭酸ガスの吸
収による劣化の回復は平版印刷版4によって持ち込まれ
かつ持ち出されるエツチング液の一部更新によって実用
上十分であるように前記t工、t2及びり、を定めれば
よい。上記劣化が限度を越えて大になるような場合には
、液の交換や補充を行えばよい。デイツプ槽■3中に入
れるエツチング液の容量は搬送幅1m当たり0.5〜3
Q程度が適当である。
本発明において、粗面化ロールを介して平版印刷版面へ
供給するエツチング液が実質的に未使用のエツチング液
であり、その供給量が平版印刷版la+2あたり70〜
700m(2の割合であることが好ましい。
上記実質的に未使用のエツチング液とは、未使用のエツ
チング液でなくても未使用のエツチング液と実用上回等
のエツチング能力を存するものをいう。
エツチング部lにおいてエツチング処理を終えた平版印
刷版4は次いでリンス部2へ搬送される。
リンス部2において、20はリンス液を入れるリンス液
タンク、21はシャワー装置22a、 22bヘリンス
液を送るためのポンプ、23は搬送ローラ対、24a1
24bはブラシローラ、25はスクイズローラである。
シャワー装置22a、 22bは搬送幅に亙って処理液
を噴出し得る複数のノズル孔を設けたパイプ状部材で、
該ノズル孔から平版印刷版4へリンス液をシャワー状に
噴射して版面の付着物を洗い流す。
平版印刷版4はついでガム引き部3へ搬送される。ガム
引き部3において、30はガム液を入れるガム液タンク
、31はガム液タンク30内のガム液をノズル32へお
くるポンプ、33は搬送ローラ、34はスクイズローラ
である。
なお、第1図中、※lと※1、※2と※2、※3と※3
とはそれぞれ配管で接続されている。
本発明は、平版の版面となり得る面を有する支持体の該
面上に光導電性層を設けた製版用感光材料であって、帯
電、露光、現像、定着を含む処理によってトナー画像を
該光導電性層上に形成することができるものであればい
ずれでもよいが、本発明は光導電性層が顔料系に有機光
半導体を含有するものである場合に特に効果が大きい。
そのような平版印刷版の具体例どして、例えば、アルミ
ニウム板の表面を電解研摩、陽極酸化、砂目室て処理そ
の他の表面粗面化処理をしたのち、この粗面化表面に、
光導電性有機顔料を7エノール樹脂等の樹脂中に分散し
た光導電性感光層、例えば、銅7タロシアニンをノボラ
ック樹脂中に分散した光導電性感光層を塗設した電子写
真感光体が挙げられる。
電子写真方式によってトナー画像を形成させる手段につ
いては制限はなく、通常用いられる手段を採ることがで
きる。
本発明の方法に用いるエツチング液にはアルカリ金属水
酸化物、珪酸アルカリ金属塩、りん酸アルカリ金属塩又
はアルミン酸アルカリ金属塩、水及び必要に応じて界面
活性剤や他の添加剤からなるpH12以上の強アルカリ
水溶液が含まれる。具体的には特開昭48−15535
号、同53−82334号、同54−62004号、同
52−127338号、同53−96307号、同50
−144502号、同55−22759号、同55−2
5100号、同55−95946号、同55−1150
39号、同56−142528号、同5〇−51324
号に記載されている珪酸ナトリウム又は珪酸カリウムか
らなる溶液をあげることができる。
又、本発明の方法に用いるエツチング液には例えば特開
昭51−774旧号、同51−80228号、同53−
44202号及び同55−52054号中に記載されて
いるようなアニオン界面活性剤、特開昭63−2001
54号、同638−8553号等に記載されているよう
なノニオン型またはカチオン型の界面活性剤、水に対す
る溶解度が常温において10重量%以下である有機溶媒
、アルカリ剤、水及び必要により汚れ防止剤からなる水
溶液が含まれる。
又特開昭60−130741号等に記載等のネガ型PS
版とポジ型25版の兼用現像液も用いることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例を示す。
実施例1−1 下記の構造式を有するフェノール樹脂9重量部をエチレ
ングリコールモノエチルエーテル20重fc部に溶解後
、東洋インキ社製銅フタロシアニンLionol Bl
ue−ER(を型銅フタロシアニア)1重量部を添加し
、ガラスピーズ分散を30分行なった。
この分散液を塩酸浴中で電解研摩に依り砂目立てし、更
に陽極酸化して親水性を設け、熱水により封孔処理した
アルミニウム板上に乾燥膜厚が6μmになる様に塗設し
、乾燥し、平版印刷版感光材料を得た。この平板印刷版
感光材料をカメラ露光方式の電子写真製版機によりトナ
ー画像を作成した。
さらに、第1図に示す装置を用い平版印刷版1枚当り2
00mQ、エツチング時間30秒で処理を行った。エツ
チング液は下記組成のものを使用した。
エツチング液 ケイ酸ナトリウム (J I Sケイ酸ソーダ3号)     5重量部水
酸化ナトリウム         2重量部フェニルセ
ロソルブ        1重量部ペレックスNB−L (商品名花王(株)社製アニオン型界面活性剤)10重
量部 無水亜@酸ナトリウム       1重量部エマルゲ
ン147 (商品名花王(株)社製非イオン型界面活性剤)0.1
重量部 水                  120重量部
100枚連続に処理を行ったところ、総て、先端部サイ
ド部に溶出不良部分がなくトナー画像部に傷つきのない
良好な印刷版を得た。また得られた版のうち1板目と1
00版目版目フセット印刷した結果、同等の階調性及び
網点再現性が得られ、実用的にも良好な印刷物であった
比較例1 前記実施例1と同様な平版印刷版およびエツチング液を
用い、第7図に示す装置を用いて溶出処理を行った。エ
ツチング液をエツチング液供給バイブ40のノズルから
平版印刷版上に滴下させ、プラスチックシートの拡散板
41によりエツチング液滴は平版印刷版上に押し広げら
れ溶出処理がなされ、案内板42上を搬送され溶出処理
が終了する。
エツチング液滴下位置からスクイズローラ43までの距
離すなわちエツチング部搬送長りは400m+n、エツ
チング時間20秒、エツチング液量1坂当たり160m
ffで溶出処理を行ったところ、エツチング液は平版印
刷版面上に均一に押し拡げられたが、100版を連続し
て処理した結果、溶出むらの多い性能不安定な版しか得
られなかった。また版の先端部および両サイド部に残膜
があり、得られた版を実施例1と同一の条件で印刷を行
ったところ該残膜部に汚れが発生した。
なお、第7図において、43.47はスクイズローラ、
44はエラチン液タンク、45はポンプ、46は搬送ロ
ーラ対、48は水洗水のシャワーノズルである。
溶出結果、エツチング液供給ノズル40からの滴下部分
と非滴下部分でエンチング速度差が生じ、えち不均一で
あった。得られた版を実施例1と同一条件で印刷を行っ
たところ、網点再現にむらが生じ、また非画像部にイン
キ着肉が生じた。
また、処理した100版のうち3版を除いたすべての版
に、ホコリあるいはゴミが原因となったスジ状の傷が搬
送方向に平行に生じており、画像部分を破壊していた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、支持体上に光導電性層を有する平版印
刷版感光材料に電子写真方式によってトナー画像を形成
させた後、該平版印刷版感光材料を自動的に搬送し、水
を主たる溶媒とするアルカリ性のエツチング液を使用す
るエツチング処理、その後のリンス処理を含む溶出処理
によって非画像部を溶出除去する溶出処理技術において
、比較的少量のエツチング液を用いても先頭部分やサイ
ド部分に溶出不良部が生ぜず常に均一な仕上がりが得ら
れ、安定かつ経済的な溶出処理を行うことができ、平版
印刷版の表裏面に傷がつがない溶出処理が可能であると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る処理装置の例を示す断面図、第2
図〜第6図は粗面化ロールの粗面の例を模式的に示す正
面図(イ)及びその部分拡大斜視図(ロ)である。第7
図は比較例に用いた溶出処理装置の斜視図である。 ■・・・エツチング部   2・・・リンス部3・・・
ガム弓き部    4・・・平版印刷版5・・・エツチ
ング液供給ノズル 6・・・エツチング液タンク 8.15・・・粗面化ロール 10、IL 12.23.33・・・搬送ローラ又は搬
送ローラ対13・・・デイツプ槽

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持体上に光導電性層を設けた平版印刷版に電子
    写真方式によってトナー画像を形成した後、該平版印刷
    版を自動的に搬送し、水を主たる溶媒とするアルカリ性
    のエッチング液を使用するエッチング処理、その後のリ
    ンス処理を含む溶出処理によって非画像部の光導電性層
    を溶出除去する工程において、該エッチング液の供給が
    粗面化ロールを介して行われることを特徴とする平版印
    刷版の処理方法。
  2. (2)水を主な溶媒とする実質的に未使用のエッチング
    液を平版印刷版1m^2あたり70〜700mlの割合
    で供給することを特徴とする請求項(1)記載の処理方
    法。
  3. (3)光導電性層が顔料系の有機光半導体を含有するこ
    とを特徴とする請求項(1)記載の処理方法。
  4. (4)エッチング処理を行うエッチング部、リンス処理
    を行うリンス部、及び該エッチング部と該リンス部に順
    次平版印刷版を通過させる搬送手段を有する平版印刷版
    の処理装置において、該エッチング部がエッチング液を
    該平版印刷版へ粗面化ロールを介して供給する手段を有
    することを特徴とする平版印刷版の処理装置。
  5. (5)エッチング部が、実質的に未使用のエッチング液
    を前記平版印刷版へ前記粗面化ロールを介して供給する
    手段を有することを特徴とする請求項(4)記載の処理
    装置。
JP14391389A 1989-06-05 1989-06-05 平版印刷版の処理方法及び装置 Pending JPH037959A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14391389A JPH037959A (ja) 1989-06-05 1989-06-05 平版印刷版の処理方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14391389A JPH037959A (ja) 1989-06-05 1989-06-05 平版印刷版の処理方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH037959A true JPH037959A (ja) 1991-01-16

Family

ID=15350006

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14391389A Pending JPH037959A (ja) 1989-06-05 1989-06-05 平版印刷版の処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH037959A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5089839A (en) Method of processing pre-sensitized lithographic printing plate and apparatus therefor
JPH037959A (ja) 平版印刷版の処理方法及び装置
JPH0327046A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法及び装置
JP2619253B2 (ja) 感光性平版印刷版の現像処理方法
JPH0332890A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法及び装置
JP2003107731A (ja) 自動現像装置
CA2028060A1 (en) Apparatus for processing pre-sensitized lithographic printing plate
JPH02300767A (ja) 平版印刷版の処理方法及び装置
JPH03109575A (ja) 平版印刷版の処理方法及び装置
JPS63109442A (ja) ネガ型とポジ型を共通に安定に処理できる感光材料の処理方法
JP3135736B2 (ja) 平版印刷版の処理液処理方法
JPH02285350A (ja) 感光材料の現像処理方法
JP3135734B2 (ja) 電子写真平版印刷版の処理液処理方法
JP2577615B2 (ja) 感光性平版印刷版の製版方法
JPH1039517A (ja) 感光性平版印刷版材料の処理方法
JPS62238563A (ja) 現像の均一性が改良される感光性平版印刷版の現像方法と装置
JPH03200971A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法
JPH0160825B2 (ja)
JPH04288548A (ja) 感光性平版印刷版の処理方法及び処理装置
JPS63202750A (ja) 感光性平版印刷版の現像処理方法
JPH03235964A (ja) 平版印刷版材の溶出処理方法及び処理装置
JPH04242741A (ja) 感光材料の処理方法及び処理装置
JPS63194266A (ja) 現像処理の安定性等が改良される感光性平版印刷版の処理方法
JPH06161161A (ja) 電子写真平版印刷版の処理方法
JPS62229249A (ja) 感光性平版印刷版の現像方法及びその処理装置