JPH01200257A - 感光性平版印刷版の現像処理方法および装置 - Google Patents

感光性平版印刷版の現像処理方法および装置

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JPH01200257A
JPH01200257A JP2462088A JP2462088A JPH01200257A JP H01200257 A JPH01200257 A JP H01200257A JP 2462088 A JP2462088 A JP 2462088A JP 2462088 A JP2462088 A JP 2462088A JP H01200257 A JPH01200257 A JP H01200257A
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soln
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JP2462088A
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English (en)
Inventor
Mieji Nakano
中野 巳恵治
Masabumi Uehara
正文 上原
Akira Nogami
野上 彰
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感光性平版印刷版(以下、PS版という)の現
像処理方法およびそれに用いられる装置に関し、更に詳
しくは、PS版の1版毎に未使用の現像液を供給して現
像する自動現像機における改良された現像処理方法およ
びそれに用いる装置に関する。
〔従来の技術〕
露光済みのPS版を多数枚処理する場合には自動現像機
を用いることが一般的である。
自動現像機において露光済みのPS版を処理する場合に
は、PS版を水平搬送しながら現像液をスプレー状に吹
付けて現像処理する方法や、多量の現像液を収容した現
像処理槽にPS版を湾曲させて搬送しながら浸漬、させ
て現像処理する方法が行なわれている。こうした処理方
法においては、いづれらPS版を1版処理するのに多量
の現像液を準備する必要がある。また、現像液を経済的
に利用するために循環再使用しており、その間、処理に
よる現像液劣化に加えて空気中からの炭酸ガスの吸収に
よる現像液劣化が起こり、しばしば劣化した現@液を交
換しなければならず、現像作業の管理が非常に面倒であ
る。
上記の欠点を改善する目的で、PS版を多量の循環再使
用する現像液(現保母液)で処理する場合、補充液を補
充して現像処理を安定に保つ方法が知られており、特開
昭50−144502号、同55−115039号、同
58−95349号等に開示されている。こうした補充
方法においても液交換の頻度は減少するものの液交換の
必要があり、また、補充の精度の問題とPS版間の品種
差による補充のふれは解決できなかった。また、その上
に補充装置を必要とし、補充装置自体が高価であるばか
りか、補充装置の調整、整備等の必要もある。
こうした補充方式の煩わしさを除き、現像液の節約を目
的とした処理装置が特開昭55−32044号公報に記
載されている。これは自動現像機内のPS版移送路に接
近して現像液拡散板を備え、25版面上に施した現像液
を延伸するものであるが、この装置を用いてPS版を少
量の現像、液で処理する方法には、現像液を比較的多j
t (300〜500m1/m2)に供給しない場合に
現像むらを生じ、PS版の先端部および両サイド部に約
0.5mm幅の現像不良による残膜が生ずる問題がある
本発明者等は、従来のかかる欠点を改良し、比較的少量
の現像液で安定かつ均一な現像処理ができ、さらにPS
版に先端部および両サイド部に生じる残膜の問題が解消
される技術を開発し、既に出願した く特願昭61−2
17495号)。
本発明は上記発明の改良に関するものである。
即ち、上記発明は自動現像機内現像機の現像部に関する
ものであるが、その実施に当たっては環1象部の次の工
程が汚染される問題があるため、この汚染を防止する対
策を講じる必要があることを見出し、本発明をなすに至
ったものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従って、本発明の目的は、比較的少量の現像液でPS版
を現像する方法において、安定でかつ均一な現像ができ
、さらにPS版の先端部および両サイド部に現像不良に
よる残膜が残る問題が改良され、さらに現像部の次の工
程を汚染することがないPS版の現像処理方法、および
この方法を実施する装置を提供することである。
本発明の他の目的は、現像母液の交換作業が不要であり
、現像補充装置が省略できてコストダウンが可能なPS
版の現像処理方法および該方法に用いられる装置を提供
することである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の上記目的は、下記構成の現像処理方法および装
置によって達成される。即ち、本発明の現像方法は、自
動現像機を用いてPS版を自動的に搬送し、実質的に未
使用の現像液を該23版1版毎に必要量供給し、現像処
理する方法において、該PS版に該現像液を供給後、繰
り返し使用する現像液中を通過させ、現像を行った後、
循環水洗により水洗処理を行うことを特徴とするもので
ある。 また、上記方法を実施する本発明の現像装置は
、PS版を自動的に搬送し、実質的に未使用の現像液を
該23版1版毎に供給し現像する装置において、実質的
に未使用の現像液を25版上に供給する手段、繰り返し
使用する現像液を保持する現像液槽、循環水洗部、およ
びこれらの工程を通過させる搬送手段を有することを特
徴とするものである。
以下、図面に示す実施態様に基づいて本発明の詳細な説
明する。第1図は本発明の一実施態様に用いられる現像
装置の側断面図であり、第2図はその現像部を示す斜視
図である。
第1図および第2図において、1は搬送ローラ対で13
版2をニップして搬送するもので、水平方向ないし水平
方向に対して下降する方向に1殻送するように設ける。
3は13版2の搬送位置を安定させるための押えローラ
である。4は実質的には未使用の現像液を貯蔵する現像
液タンク、5は送液ポンプで現像液供給バイブロへ現像
液を圧送する。
現像液供給バイブロには現像液を流出させるための複数
の穴をパイプの側面に設ける。7は現像液供給部材で2
枚の板材により構成され、該2枚の板材により形成され
るスリットを下端に有し、該スリットは現像液供給バイ
ブロからの現像液流出量に応じてスリット間隙の増減が
できる構造にする。8はローラで28版2を下方からさ
さえると共に現像液供給部材7の下端がローラ8の周囲
に接して、28版2が通過してないときには現像液供給
部材7の下端部とローラ8とで形成される凹部に現像液
溜りが生ずるようにし、28版2の先端が現像液供給部
材7の下端とローラ8との接触部に突入するように搬送
ローラ対1および押えローラ3を設ける。ローラ8の材
質はプラスチック、金属、ゴム等が用いられるがPSS
表裏側傷防止の為ゴムが良好である。また該ローラの直
径は30〜200mn+を用いるが、好ましくは60〜
120mmである。
現像液供給部材7を構成する板材としては例えばポリエ
ステル、ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリスチレンのようなプラスチックのシート、ステ
ンレス鋼板のような金属板、ゴム等のシートを用いるこ
とができる。
上記板材が可視性のないものであるかPS版面を傷付け
るような硬いものであるときは該下端が23版に接触し
ないような位置にすることが好ましい。
上記スリット間隙の増減の調節は上記2枚の板材の少な
くとも1つが可撓性のあるものであれば現像液供給バイ
ブロからの現像液流出量に応じて自動的になされるので
装置が簡易なものとなる。
上記スリットの好ましい実施態様として、その下端部が
スリットを形成する2枚の板材が各々搬送面に平行な方
向でかつ搬送方向に直交する方向に少なくとも可視性を
有する部分を有し、28版面上の位置において、搬送方
向から見て出口側の板材が入口側の板材より先端(下端
)が短い(好ましくは3〜10mm) R様が挙げられ
る。
実質的に未使用の現像液の23版への供給量は経済的お
よび現像の安定性の点から、10〜1000m17m2
が好ましく、より好ましくは50〜5001IIl/m
2である。
搬送ローラ対1および押えローラ3による28版2の搬
送面と水平面10との角度αはO±45°であればよい
が、好ましくは0±15°である。ローラ8と23版と
の接点における切線と水平面10との角度βは好ましく
は5°〜45°である。
ローラ8の後(搬送方向から見て)には現像液槽11お
よびガイドローラ12を設け、現像液溜りを通過し次い
でローラ8に沿って通過した28版2が現像液槽11内
の現像液に浸漬されるようにする。
13はスクイズローラである。
現像槽11の形状において、第2図におけるθは5°〜
90’の範囲が適当で、好ましくは10°〜45°の範
囲であり、θ2は5°〜90°の範囲が適当で、好まし
くは20°〜60°の範囲である。またガイドローラ1
2の直径は40〜200 In mが良好で、好ましく
は60〜b 現像液槽の材質は金属(例えばステンレス鋼)、プラス
チック (例えば硬貨塩化ビニル樹脂)、ゴム等を用い
うるが、好ましくはステンレス鋼である。
28版2の版面上に現像液供給部材7により現像液が供
給されてから現像液槽11内の現像液に浸漬するまでの
時間t5、現像液槽11内の現(Ii液に浸漬されてい
る時間t2、および現像液槽11内の現(’A ’tl
から出て現像液が除去されるまての時間t、は下記の範
囲が好ましい。く現像温度25°Cの場合)tl:5〜
10″、tz : 5〜10” 、ti : 1〜4″
現像温度は10〜40 ’Cの範囲が適当である。
現像液供給部材7の別の実施態様として、上記2枚の板
材により形成されるスリットを有する現像液供給部材の
該2枚の板材のうちの出口側板材を取り除き、現像液供
給バイブロの複数の穴から現像液を入口側板材の面すな
わち第3図Cにおける板材17上へ流出させ該板材の面
を流下させて28版上に供給する構造としたものが挙げ
られる。或は2枚の液倶給部材7の代わりに第3図す或
は同図dに示すごときローラ18の周面上に現像液供給
パイプの複数の穴から現像液を滴下する方法もある。こ
の場合該ローラ18の材質はゴム、プラスチック、金属
があるが好ましくは23版に対する傷防止の面からゴム
が良い。
本発明において、28版上に現像液を供給する手段は、
現像液が28版上にできるだけ均一な厚さに、かつ中手
方向 (搬送面に平行で搬送方向と直交する方向)にで
きるだけ時間的すれかなく施されるものが望ましく、そ
のような手段として、上記の2枚の板材で形成されるス
リットを有する現像液供給部材を用いる方法に限定され
ず種々の手段を用いることができる。このようなR様に
おいては現像液溜9は現像液供給部材7とローラ8との
接触部に表面張力によって形成される。又ローラ8の実
施態様についても例えば第3図C或はdに示すごとき駆
動するベルト19を用いることもできる。
第3図a、b、c、 dはこれら現像液供給法とPS版
支持駆動体の組み合わせの例であるが勿論これに限定さ
れるものではない。
実質的に未使用の現像液を供給する配管系は、該現像液
を入れる現像液タンクを2つ設け、その1つから送液ポ
ンプで現像液供給バイブロへ送り、もう1つの方から現
像液槽11へ別の送液ポンプで送るようにしてもよい。
現像部10においては、スクイズローラ13によって2
8版面に付着した現像液(現像液と溶出物との混合物)
がスクイズされるが、その一部は28版面に残って次の
工程に持ち込まれ、次工程の例えばリンスあるいは不感
脂化処理液の性能を劣化させる。
本発明においては、現像部の次の工程へ搬送される28
版面に付着した現像液を循環水洗により水洗処理するこ
とにより除去する。第1図中の20は水洗部、30はリ
ンスまたは不感脂化処理を行うリンス・ガム部である。
水洗部20において、水洗槽21中に入れた水洗水をポ
ンプ22によりノズル23a、23bへ送り、該ノズル
から28版面へ水洗水をシャワー状に噴射させて28版
面の付着物を洗い流す。
24は搬送ローラ対、25はスクイズローラ対である。
第1図中、※1と※1.※2と※2および※3と※3と
はそれぞれ配管で接続されている。
繰り返して使用する水洗水の容量は、水洗水の劣化を考
慮すると11以上が好ましく、装置の経済性からは10
01以下が望ましく、より好ましくは3〜301である
。 PS版へ供給する水洗水の量は1〜10017分が
好ましく、より好ましくは5〜5017分である。水洗
水として温水を使用すると洗浄効果が増大する。水洗水
の温度は15〜60℃が好ましく、25〜45℃がより
好ましい。水洗部には洗浄効果を上げる目的で洗浄を促
進する手段、例えばブラシローラ、円盤状のブラシ、板
状のブラシ等を付加してもよい、第4図は、本発明の水
洗処理を実施するための装置の別の態様を示す側断面図
で、26a、26bはブラシローラである。
繰り返し使用される水洗水で水洗処理できるPS版の量
は、水洗水量11当たり通常PS版5m2〜15m2程
度である。
次に、この装置の作用について述べる。
28版2が装置入口から挿入されると23版検出スイッ
チ(図示せず)により搬送ローラ対1、押えローラ3、
ローラ8、ガイドローラ12およびスクイズローラ13
が回転し28版2を搬送する。また、現像液は23版検
出スイッチにより送液ポンプ5が作動し、所定時間及び
所定量の現像液を現像液供給バイブロに流す様に液量制
御が行われる。
現像液供給バイブロの複数の穴から流出した現像液は現
像液供給部材7を構成する2つの板材の内側斜面に沿っ
て流下するが、下端の出口付近でスリットでせき止めら
れて連続した液溜りができることにより搬送されるPS
版面上に均一な液膜で現像液の供給が可能となる。
本発明の方法において、現像液供給量はPS版1m2当
たり、好ましくは50〜500mNである。
28版2はローラ8に接して搬送され、現像液供給部材
7より現像液がその版面上に塗布される。
また該供給部材7と該ローラ8との間に形成される液溜
まりにおいて現像される。現像液が塗布された28版2
は現像液槽11内の現像液に浸漬されるまで塗布された
現像液膜を版面上に保持して搬送され、塗布された実質
的に未使用の現像液によって現像される。そして現像液
槽11内の現像液中を通過し、これらの2つの現像部を
通過することによって28版2の先端部および両サイド
部の残膜がなく現像される。現像液溜9を通過した後、
現像液槽11内の現像液に浸漬されるまでの期間は28
版2の版面上の現像液膜が保持されるように搬送するこ
とが望ましい。
本発明の方法においては、処理のたびごとに実質的に未
使用の現像液をPS版上に供給する。ここで未使用の現
像液とは13版の処理に使用していない現像液のことを
いう、実質的に未使用の現像液とは、未使用の現像液で
なくても未使用の現像液と実用上向等の現像能力を有す
るものをいう。
本発明において、現像液槽内に入れる現像液はPS版上
に供給する前記現像液と同じものでよく、処理および炭
酸ガスの吸収による劣化の回復は13版によって持ち込
みかつ持ち出される現像液の一部更新によって実用上十
分であるように前記1.、[2およびt3を定めればよ
い。上記劣化が限度を超えて大になるような場合には液
の交換や補充を行えばよい。現像液槽内に入れる現像液
の容量は搬送中l m2当たり0.5〜31程度が適当
である。
本発明においてPS版上に現像液を供給後、現像促進手
段を加えることができる。現像促進手段には、現像促進
する物理的、化学的、電気的、機械的などのすべての手
段を利用することができる。
機械的促進手段としては、版面を擦る方法、例えば回転
するローラ状の擦り部材を用いて擦る方法、平板状の擦
り部材を回転することにより擦る方法、平板状の擦り部
材を前後および/または左右に移動させることにより擦
る方法、およびローラ状の擦り部材あるいは平板状の擦
り部材を回転しながら前後および/または左右に移動さ
せることにより擦る方法などが挙げられる。なお、これ
らの擦り部材は複数個組み合わせて使用してもよい。こ
れらの擦り部材は、例えばブラシ、スポンジ、或いは布
等を用いて作成することができる。
その他の現像促進手段には、例えば高圧空気を吹きつけ
る方法、超音波を照射する方法、13版に振動を与える
方法、特開昭58−42042号に記載されているよう
な電気化学的に現像する方法、マイクロウェーブの照射
により瞬時にPS版上の現像液を加熱する方法、あるい
は研摩剤粉末を含む処理液を用いて版面をホーニングす
る方法などが挙げられる。
本発明の好ましい一実施態様として、13版が現像液槽
内の現像液を通過後スクイズローラ等で現像液を除去す
るまでの間に回転するブラシローラで28版面を擦る現
像促進手段を付加する態様が挙げられる。この場合、第
1図に示すように、ブラシローラ14をスクイズローラ
13の直前に設け、スクイズローラ13でスクイズされ
た現像液でブラシローラ14の部分に現像液溜が生じる
ようにし、この液を利用してブラシ回転振りによる現像
促進を行うことが好ましい、現像部10のスクイズロー
ラ13を通過した13版は、水洗部20に搬送される。
ここでノズル23aおよび23bから水洗水が13版の
上下各面に噴射され水洗される。
本発明により現像および水洗した後の工程について制限
はなく、任意の手段を適用できるが、本発明に係る現像
および水洗処理の後に不感脂化処理(ガム引き)、酸お
よび界面活性剤を含む溶剤による処理(リンス)等を行
う場合に本発明の効果が叩著である。一般に、現像工程
後に28版面に残存するアルカリにより、ガム液やリン
ス液のpHが変動し著しく液の劣化を速める。また、現
像液中には、現像液に溶出した樹脂成分が含まれるため
、これらもリンス液およびガム液の性能を劣化される。
また、本発明に係る現像方法は13版の面積当たりの現
像液供給量が比較的少量(50〜500mf/+2)で
も現像が可能であり、このような比較的少量の現像液供
給量では、従来の循環現像法(比較的大量の現像液を1
3版に供給し現像液を循環して再使用する方法)におけ
るよりも現像に使用された現像液が含む樹脂分が多い特
徴がある。
本発明は、前記特願昭61−217495号に記載の発
明の構成に循環水洗による水洗処理を付加することによ
り、13版の処理性能を向上させ、更にリンス液やガム
液の長期間使用を可能としたものであり、また、水洗方
式を循環水洗方式とすることにより、使捨て水洗方式に
おける難点である水洗廃液による公害の問題、多量の水
洗水を要しコスト高となる問題を回避したものである。
本発明を適用する自動現像機は本発明に係る現像処理工
程および水洗工程の後に、不感脂化処理工程、界面活性
剤を含む水溶液(リンス液)による処理工程等の各処理
工程やこれらの各処理工程を組合わせた処理工程を含ん
でもよい。
上述の現像処理工程、水洗工程および水洗後の処理工程
において使用済みの不要な液は、廃液として処理される
が、−時的には廃液タンク等を設けることによって貯蔵
されることが望ましい。゛本発明の方法に用いられる1
8版には、光照射によって溶解性の変化する感光層が支
持体上に塗布されているもの、および電子写真方式等に
よって画像様レジスト層を設は得る溶解性層が支持体上
に設けられているものが含まれる。
上記の感光性層は必須成分として感光性物質を含んでお
り、感光性物質の代表的なものとしては、例えば感光性
ジアゾ化合物、感光性アジド化合物、エチレン性不飽和
二重結合を有する化合物、酸触媒で重合を起こすエポキ
シ化合物、酸で分解するシリルエーテルポリマーやC−
0−C−基を有する化合物と光酸発生剤との組合せ等が
挙げられる。
感光性ジアゾ化合物としては、露光によりアルカリ可溶
性に変化するポジ型のものとして0−キノンジアジド化
合物、露光により溶解性が減少するネガ型のものとして
芳香族ジアゾニウム塩等が挙げられる。
本発明の方法に用いるネガ型18版の現像液には例えば
特開昭51−77401号、同51−80228号、同
53−44202号および同55−52054号中に記
載されているようなアニオン界面活性剤、水に対する溶
解度が常温において10重量%以下である有機溶媒、ア
ルカリ剤、水および必要により汚れ防止剤からなる水溶
液が含まれる。
本発明の方法に用いるポジ型23版の現像液にはアルカ
リ金属水酸化物、珪酸アルカリ金属塩、りん酸アルカリ
金属塩またはアルミン酸アルカリ金属塩、水および必要
に応じて界面活性剤や他の添加剤からなるpH12以上
の強アルカリ水溶液が含まれる。具体的には特開昭48
−15535号、同53−82334号、同54−62
004号、同52−127338号、同53−9630
7号、同50−144502号、同55−22759号
、同55−25100号、同55−95946号、同5
5−115039号、同56−142528号、同50
−51324号に記載されている珪酸ナトリウムまたは
珪酸カリウムからなる現像液をあげることができる。
また、特開昭60−130741号等に記載等のネガ型
29版とポジ型23版の兼用現像液も用いることができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例を示す。
実施例1 第1図に示す態様の装置を用い、スリットを形成する板
材としては、上側(出口側)の板材に厚さ75.czm
、長さ (搬送方向に直交する方向) 900mm、幅
(第2図におけるa ) 50mmの、下側(入口側)
の板材に厚さ175μ【n、長さ900n+m、幅(第
1図におけるb ) 55m+mのそれぞれ長方形のポ
リエチレンテレフタレーI・のシートを用いた。
ローラ8にはゴム製を用い、β−20°、ローラ8の直
径は80n+mとする。全像部搬送長を400mmとし
、現像液装置11は現像液供給部材7から供給する現像
液と同じ組成のものを入れ、1版毎に現像液供給部材7
より18版に供給された現像液が流入し、槽内に過剰と
なった現像液は廃液となる様な構造とし、現像液温を2
5℃、前記1..12およびt3をそれぞれ8秒、8秒
および4秒、合計20秒とした。
水洗部20の水洗槽21には水を101入れ、搬送幅に
亙って設けたノズル23aおよび23bの各々からそれ
ぞれ517分の割合で25℃の水洗水をシャワー状に噴
出し水洗した。水洗工程の搬送長さ (m送ロール対2
4とスクイズロール25との間隔)は40 m mとし
た。
リンス・ガム部30のリンス・ガム槽31には下記組成
のリンス液を101入れ、ノズル33から18版に51
/m2の割合でシャワー状に注いだ。
リンス液組成 ラウリルアルコール硫酸エステルナトリウム塩・・・・
・・30部 リン酸2水素、ナトリウム、2水塩・・・・・・・・・
・・・10部クエン酸・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・2部水・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・1000部PS版はS
MP−N  (商品名、ポジ型23版、小西六写真工業
(株)製)の10010O3800mmサイズを用い、
現像液は下記組成のものを用いた。
現像液は5DR−1(コニカ(株)製)を6倍に希釈し
て用いた。現像液供給量は上記PS版1版板溝り160
mNとし、100版を連続して処理し、得られた版のう
ち、1版目と100版目全卵フセット印刷した結果、2
3版の先端部および両サイド部に現像不良による汚れの
ない良好な印刷物が得られた。
リンス液の劣化は、未処理時pH6,0が100版処理
時pHは6.3であり、実買的に問題ない範囲であった
。更に400版処理時でもpI(は6.9であり同様に
問題ない範囲であった。
比較例1 水洗部20を省略した他は実施例1と同様の実験を行っ
たところ、リンス液の劣化は未処理時pH6゜0が10
0版処理時は7.04であり、200版処理では9.6
0となり、リンスで効果が失われた。更に400版処理
では11.34となり印刷物非画線部に汚れが生じた。
比較例2 前記実施例1と同様な23版および現像液を用い、第6
図に示す装置を用いて現像を行った。現像液を現像液供
給バイブ36のノズルから28版上に滴下させ、プラス
チックシー1−の拡散板37により現像液滴は28版上
に押し広げられ現像され、案内板38上を搬送され現像
が終了する。
現像液滴下位置からスクイズローラ対43までの距離す
なわち現像ゾーンf400nun、現像時間20秒、現
像液量1板溝たり16ONmで現像処理を行なったとこ
ろ、現像液は23版面上に均一に押し拡げられたが、1
00版を連続して処理した結果、現像むらの多い性能不
安定な版しか得られながった。また版の先端部および両
サイド部に残膜があり、得られた版を実施例1と同一の
条件で印刷を行ったところ該残膜部に汚れが発生した。
実施例2 リンス・ガム部30のリンス ガム槽31に下記組成の
ガム液を101入れ、23版への供給量を51/ff1
2とした他は実施例1と同様の実験を行ったところ、2
3版の先端部および両サイド部に現像不良による汚れの
ない良好な印刷物が得られた。また、ガム液の劣化は、
未処理液のpt+が2,91より処理を行い、100版
処理ではpHが2.91、更に400版の処理を行って
もp 112 、91であり、殆んど劣化せず、得られ
た刷版の1版目と400版目金印刷した結果、同等の印
刷物が得られた。
比較例3 水洗部20を省略した他は実施例2と同様の実験を行っ
たところ、リンス液の未処理液のpHは2.91より処
理開始し、500版目pH7,69,100版目全卵H
10,74となった。1版目と100版目全卵刷した結
果、100版目全卵刷物に汚れが生じた。
【発明の効果] 本発明によれば、現保母液の交換の繁雑さが解消され、
現像液を補充するための装置の必要がなく、それ故その
ためのコスト高が回避でき、比較的少量の現像液で23
版を安定がっ均一に現像し得ると共に、23版の先端部
および両サイド部の現像性が改良され、かつ現像工程後
のリンス処理や不感脂化処理工程のような後処理工程に
使用する処理液の劣化が改善されて長期間の使用に耐え
る、極めて効率的な23版の処理方法およびそのための
装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施態様を示す現像装
置の側断面図または斜視図、第4図は水洗部の要部の別
の態様を示す側断面図、第5図は比較に用いた現像装置
の斜視図である。 1 、24.34.41・・・搬送ローラ対  2 ・
PS版3・・・押えローラ   4.44・・・現像液
タンク5 、16a、 16b、 45−−−送液ポン
プ6.46・・・現像液供給パイプ 7、18a、 18b・・・現像液供給部材8・・・ロ
ーラ     9・・・現像液溜10・・・現像部  
   11・・・現像液槽12・・・ガイドローラ 1
3.25.35.49・・・スクイズローラ14、26
a、 276・・・ブラシローラ15&・・・濃縮現像
液タンク  15b・・・水タンク17・・・廃液タン
ク   20・・・水洗部30・・・リンス・ガム部 
 47・・・拡散板48・・・案内板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)自動現像機を用いて感光性平版印刷版を自動的に
    搬送し、実質的に未使用の現像液を該感光性平版印刷版
    1版毎に供給し現像処理する方法において、該感光性平
    版印刷版に該現像液を供給後、繰り返し使用する現像液
    中を通過させ現像を行った後、繰り返し使用する水洗水
    により水洗処理することを特徴とする現像処理方法。
  2. (2)感光性平版印刷版を自動的に搬送し、実質的に未
    使用の現像液を該感光性平版印刷版1版毎に供給し現像
    する装置において、実質的に未使用の現像液を該感光性
    平版印刷版上に供給する手段、繰り返し使用する現像液
    を保持する現像液槽、繰り返して使用する水洗水により
    水洗する水洗部、およびこれらの工程を通過させる搬送
    手段を有することを特徴とする現像処理装置。
JP2462088A 1988-02-03 1988-02-03 感光性平版印刷版の現像処理方法および装置 Pending JPH01200257A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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