JPH0332362B2 - - Google Patents

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JPH0332362B2
JPH0332362B2 JP60125314A JP12531485A JPH0332362B2 JP H0332362 B2 JPH0332362 B2 JP H0332362B2 JP 60125314 A JP60125314 A JP 60125314A JP 12531485 A JP12531485 A JP 12531485A JP H0332362 B2 JPH0332362 B2 JP H0332362B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rice
temperature
cooked
water absorption
water
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60125314A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61284213A (ja
Inventor
Machiko Azuma
Noriko Shimizu
Kayoko Sago
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP60125314A priority Critical patent/JPS61284213A/ja
Publication of JPS61284213A publication Critical patent/JPS61284213A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、炊飯器に関し特に吸水行程時の制御
に関するものである。
従来の技術 一般に、おいしい飯を得るためには、米に充分
な水を含ませた後、炊飯すれば良いことが知られ
ている。炊飯の際の吸水行程は、米の糊化温度
(60〜70℃)以下の温度で米に水を吸わせる行程
であり、予熱炊き等の呼称もある。
従来の炊飯器における吸水行程は、炊飯物の如
何にかかわらず、炊飯物が所定温度に達した後、
加熱を一定時間停止し、この間に、米に水を吸わ
せるという方法で行なわれていた。また、炊飯物
によつて電力制御パターンを変化させる炊き分け
機能をもつた炊飯器においても、炊飯物の如何に
かかわらず、吸水行程における制御温度は一定で
あつた。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、このような従来の炊飯器におい
ては、吸水行程における制御温度が一定であるた
め、炊飯物が異なる場合、その炊飯物の特性によ
り、吸水が充分すぎたり、あるいは吸水不足のた
めに美味しい飯が得られないという問題があつ
た。
たとえば、従来の炊飯物でもち米を炊飯する
際、もち米は、うるち米より吸水性が大であり、
比較的低温、短時間で、澱粉の糊化に必要な水分
が吸収されるため、うるち米と同温度で吸水を行
なうと、その吸水が過剰になり、その結果、柔
く、こしのない飯になつてしまう。一方、炊き込
み飯のような味付け飯を炊飯する場合は、しよう
油や塩などの調味料の影響で吸水が悪くなるた
め、白米と同じ温度で吸水させると、米の内部ま
で水が浸透せず、吸水不足となり、その結果、内
部が硬めで、時には芯のある好ましくない飯にな
つてしまう。また玄米炊飯の場合も、玄米の特性
上、種皮や果皮が吸水を妨げるので、白米と同温
度での吸水行程では吸水不足となり、非常にまず
い飯になつてしまう。第3図は、上記炊飯物にお
ける吸水量の時間変化を示したもので、aはもち
米、bは白米、cは炊き込み飯、dは玄米の場合
である。
本発明はこのような問題点を解決するもので、
吸水行程において、炊飯物に応じて最も有効な制
御温度を設定し、炊飯物の如何にかかわらず、糊
化に必要な水分が充分吸水できるような炊飯器を
提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、炊飯物
により所定温度を可変できる温度制御機構によ
り、炊飯物の内容に応じて吸水行程時の制御温度
を調節可能に構成したものである。
作 用 この構成により、炊飯物は、その炊飯物の内容
に最も適した温度で吸水行程が行なわれるため、
炊飯物による吸水量の差が解消され、その結果、
吸水行程終了時にはどの炊飯物の場合も、同程度
の水分含量となるため、糊化に必要な適度の水分
が吸水されることになり、したがつて炊飯完了時
においては、美味しい飯が得られるものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづい
て説明する。
第1図において、1は炊飯器本体、2は米など
の被加熱調理物を入れる鍋、3は鍋2の上部開口
を覆う内蓋、4は炊飯器本体1の上部に備えられ
た外蓋であり、前記内蓋3は内蓋3が着脱自在に
嵌合される鍋パツキン5を介して軸6によりこの
外蓋4に取り付けられる。7は蒸気を排出させる
蒸気筒である。8は鍋2の底部を加熱するヒー
タ、9は鍋2の底に密着するように設けられ、か
つ炊飯の完了を検知する感熱応動部である。10
は鍋2を介して被加熱調理物の温度を検知するセ
ンサである。11は感熱応動部9とスイツチ12
を機械的にリンクするレーバ13に連動してなる
マイクロスイツチであり、前記スイツチ12を閉
じることによつて、ヒータ8への通電を開始す
る。14はセンサ10からの信号によりヒータ8
の通電を制御するリレー15を含む回路基板であ
る。16は炊飯物選択スイツチで、この選択スイ
ツチ16は回路基板14に連結し、炊飯物の内容
に応じた電力制御が行なわれる。
上記構成において動作を説明する。炊飯物選択
スイツチ16で“白米”を選択する場合、電力制
御は次のようになる。すなわち、スイツチ12を
押すと、ヒータ8に通電され、炊飯開始となり吸
水行程に入る。通電開始後、温度は急速に上昇す
るが、センサ10が炊飯物の温度を検知し、60℃
前後に炊飯物の温度を保つように回路基板14が
センサ10からの信号により、ヒータ8の通電を
制御する。この間に、吸水が促進され、糊化に必
要な水分が米に含有される。20分程度、吸水行程
を行なつた後、ヒータ8に再通電され、炊き上げ
に入る。吸水、糊化が促進されるにつれ、感熱応
動部9が急激に温度上昇してこれを感知し、ヒー
タ8への通電を停止し、炊飯完了となる。
また“炊き込み”を選択する場合、その吸水行
程は、白米より高い62℃前後で温度制御を行な
う。従つて20分程度の吸水行程終了時には、吸水
率の悪い“炊き込み”も白米と同程度の吸水量と
なり、浸水は充分となる。
次に“おこわ”を選択する場合、その吸水行程
は、白米より低い50℃前後で温度制御を行なう。
この場合、吸水率が高く、60℃前後での浸水で
は、吸水過剰気味になるもち米も、20分程度経過
後には、白米と同程度の吸水量となり、浸水は充
分となる。
また“玄米”を選択する場合、玄米の種皮や果
皮が吸水を妨げるので、糊化に必要な水分を吸水
させるためには、比較的高い温度で、かつ長時間
の吸水行程が必要である。したがつて白米より高
い65℃前後で温度制御し、60分程度吸水行程を行
なうと、糊化に必要な適度の水分が吸水されるた
め、その浸水は充分となる。
第2図は、上記実施例における炊飯開始時から
終了時までの炊飯物の温度変化を示したもので、
アは“玄米”を選択した場合、イは“炊き込み”
を選択した場合、ウは“白米”を選択した場合、
エは“おこわ”を選択した場合である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、炊飯物により所
定温度を可変できる温度制御機構により、炊飯物
の内容に応じて吸水行程時の制御温度を調節可能
に構成しているため、その炊飯物の内容に最も適
した温度で吸水が行なわれることになり、その結
果、炊飯物による吸水量の差が解消されるため、
炊飯物の如何にかかわらず、糊化に必要な適度な
水分が吸水されることになり、したがつて充分な
浸水が確保できるため、炊飯完了時には美味しい
飯が得られるというすぐれた効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す炊飯器の断面
図、第2図は炊飯物温度の時間変化を示す特性
図、第3図は吸水量の時間変化を示す特性図であ
る。 2……鍋、8……ヒータ、9……感熱応動部、
10……センサ、11……マイクロスイツチ、1
2……スイツチ、14……回路基板、15……リ
レー、16……炊飯物選択スイツチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鍋内の炊飯物を加熱するための加熱手段と、
    炊飯物の温度検知を行なうための温度検知手段
    と、この温度検知手段による検知温度が所定温度
    に達したことを検知して、前記加熱手段に停止信
    号を出力する加熱停止手段と、前記停止信号出力
    時から所定時間経過後、再び、前記所定温度に達
    したことを検知し、前記加熱手段に作動信号を出
    力する加熱再開手段と、炊飯物により前記所定温
    度を可変できる温度制御機構とを有し、前記温度
    制御機構により炊飯物の内容に応じて吸水行程時
    の制御温度を調節可能としたことを特徴とする炊
    飯器。
JP60125314A 1985-06-10 1985-06-10 炊飯器 Granted JPS61284213A (ja)

Priority Applications (1)

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JP60125314A JPS61284213A (ja) 1985-06-10 1985-06-10 炊飯器

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JP60125314A JPS61284213A (ja) 1985-06-10 1985-06-10 炊飯器

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Publication Number Publication Date
JPS61284213A JPS61284213A (ja) 1986-12-15
JPH0332362B2 true JPH0332362B2 (ja) 1991-05-13

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ID=14907038

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2548432B2 (ja) * 1990-07-06 1996-10-30 松下電器産業株式会社 炊飯器
JPH07110260B2 (ja) * 1990-12-13 1995-11-29 リンナイ株式会社 炊飯制御方法及びこれを実施する炊飯器
CN106896839A (zh) * 2016-09-07 2017-06-27 佛山市顺德区美的电热电器制造有限公司 电饭煲的煮饭控制方法及电饭煲

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JPS61284213A (ja) 1986-12-15

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