JP3144936B2 - 炊飯器 - Google Patents
炊飯器Info
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Description
熱手段を制御し、所定の炊飯シーケンスで炊飯させる炊
飯器に関する。
対するニーズが強くなり、よりおいしいご飯を炊きあげ
るために、マイクロコンピュータによって制御する炊飯
器が普及してきている。
は、図6に示すようなものが一般的であった。以下、そ
の炊飯シーケンスについて説明する。
して米を一定の温度θ1に保ち、一定時間T1に水に浸し
て吸水させる前炊き行程を行なう。つぎに、炊きあげ行
程に入りフルパワーで沸騰するまで加熱する。このと
き、鍋内の炊飯量を判定する。その後は炊飯量に応じて
加熱出力を調節して沸騰維持をする。沸騰維持行程で鍋
内の水が減少すると鍋の温度が除々に上昇し、所定の温
度θ2(たとえば、130℃)に達すると炊きあげ行程
を終了する。最後に、一定時間T2の間に米に均一に吸
水させ、澱粉組織を糊化させる蒸らしおよび一定時間鍋
底のご飯が焦げない程度の加熱出力で追炊きを繰り返す
蒸らし行程を行ない、炊飯を終了するようにしていた。
器では、炊飯する米の米質、炊飯量などに関係なく、蒸
らし行程の時間を一定にしているため、澱粉組織の糊
化、膨潤が充分でない場合があり、この場合にはおいし
いご飯が得られないという問題を有していた。
する米の米質、炊飯量などにかかわらず、常においしい
ご飯が炊飯できるようにすることを目的としている。
するために、鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋の温度を
検知する第1の温度検知手段と、前記第1の温度検知手
段の出力を入力し前記加熱手段を制御して所定の炊飯シ
ーケンスで炊飯させる制御手段とを備え、前記制御手段
は、炊飯シーケンス中の炊きあげ行程において、前記第
1の温度検知手段の検知温度が所定温度に達した後、前
記鍋の温度を所定時間、100℃より高い一定温度に制
御するとともに、その後、所定のオフ時間、オン時間を
繰返して制御してなるものである。
検知手段により鍋の温度が所定温度に達して沸騰維持行
程が終了した後、鍋の温度を一定温度に制御することに
より、この期間に米の吸水および澱粉組織の糊化、膨潤
が行なわれ、蒸らし行程と相まって、常においしいご飯
が得られる。
参照しながら説明する。
加熱手段2により加熱される。この加熱手段2は、ヒー
タで構成してもよく、インバータ回路で駆動される誘導
加熱コイルで構成してもよい。第1の温度検知手段3
は、鍋1の底の温度を検知するもので、第2の温度検知
手段4は、蓋部の温度を検知するものである。制御手段
5は、第1の温度検知手段3の出力と第2の温度検知手
段4の出力とを入力し鍋1内の米と水の量、すなわち炊
飯量を判定する炊飯量判定手段6と、この炊飯量判定手
段6の出力により加熱手段2の加熱出力を決定する加熱
出力決定手段7と、この加熱出力決定手段7の出力と第
1の温度検知手段3の出力を入力して、炊飯シーケンス
に基づいて加熱手段2を制御する炊飯制御手段8とで構
成しており、炊飯シーケンス中の炊きあげ行程におい
て、第1の温度検知手段3の検知温度が所定温度(たと
えば、125℃)に達した後、鍋1の温度を一定温度
(たとえば、120℃)に制御し、一定時間(たとえ
ば、2分24秒)経過すると蒸らし行程に入るようにし
ている。
抵抗値に変換する温度抵抗素子で構成し、上下自在に動
くように構成し、鍋1の底辺に当接して配置している。
第2の温度検知手段4は、蓋部の温度を検知するもの
で、鍋1を収納する本体9の上面に設けた蓋10に取り
付けている。制御手段5は、回路基板11に組み込ま
れ、本体9の側面に取り付けている。
を説明すると、まず、前炊き行程を温度θ1で温度制御
して一定時間T1行ない、その後、加熱手段2の加熱出
力をフルパワーにして鍋1内の水が沸騰するまで加熱す
る。このとき、第1の温度検知手段3の検知温度が所定
の温度に達してから第2の温度検知手段4の検知温度が
所定の温度に達するまでの時間により炊飯量を判定す
る。鍋1内の水が沸騰すると、加熱手段2の加熱出力を
炊飯量に応じた値に低減して沸騰維持を行なう。沸騰維
持行程で鍋1内の水が減少すると鍋1の温度が除々に上
昇し、所定温度θ3(125℃)に達すると、一定温度
θ4(120℃)に温度制御する高温維持行程を一定時
間(たとえば、2分24秒)行ない、最終の蒸らし行程
に入る。蒸らし行程は従来例と同じであるので説明を省
略する。
に基づいて説明すると、ステップ21で炊飯を開始し、
ステップ22で、温度θ1で温度制御して一定時間前炊
きを行なう。つぎに、炊きあげ行程に入り、ステップ2
3で加熱手段2の加熱出力をフルパワーにし、ステップ
24で第1の温度検知手段3の検知温度が所定温度に達
したかどうかを判定し、所定温度に達するとステップ2
5へ進み、タイマ(図示せず)により時間計測を開始す
る。そして、ステップ26で第2の温度検知手段4の検
知温度が所定温度に達したかどうかを判定し、所定温度
に達するとステップ27へ進み、時間計測を終了する。
そして、ステップ28へ進み、第1の温度検知手段3の
検知温度が所定温度に達してから第2の温度検知手段4
の検知温度が所定温度に達するまでの時間により鍋1内
の炊飯量を判定し、ステップ29で炊飯量に応じた加熱
出力を決定し、フルパワーより決定した加熱出力に低減
して、沸騰維持行程に入る。そして、ステップ30で第
1の温度検知手段3の検知温度が所定温度θ3(125
℃)に達するとステップ31へ進み、鍋1の温度を一定
温度(120℃)に制御し、ステップ32で一定時間
(2分24秒)経過すると、ステップ33の蒸らし行程
へ入り、この蒸らし行程を終了すると炊飯を終了する。
ンス中の炊きあげ行程において、第1の温度検知手段3
の検知温度が所定の温度に達した後、鍋1の温度を一定
時間の間、一定温度に制御するようにしているから、第
1の温度検知手段4により鍋1の温度が所定の温度に達
して沸騰維持行程が終了した後、高温維持行程で米の吸
水および澱粉組織の糊化、膨潤が充分行なわれ、常にお
いしいご飯が得られる。
1の温度検知手段3の出力と第2の温度検知手段4の出
力とを入力し鍋1内の米と水の量、すなわち炊飯量を判
定する炊飯量判定手段6と、この炊飯量判定手段6の出
力により加熱手段2の加熱出力を決定する加熱出力決定
手段7と、この加熱出力決定手段7の出力と第1の温度
検知手段3の出力を入力して、炊飯シーケンスに基づい
て加熱手段2を制御する炊飯制御手段8とで構成してい
るが、炊飯量を判定しないものであってもよい。
する。図1に示した制御手段5は、炊飯シーケンス中の
炊きあげ行程において、第1の温度検知手段3の検知温
度が所定温度に達した後、炊飯量に応じた加熱出力で鍋
1の温度を一定温度に制御するようにしている。他の構
成は上記実施例と同じである。
を説明すると、ステップ21からステップ30までは上
記実施例と同じであり、ステップ30で第1の温度検知
手段3の検知温度が所定温度θ3(125℃)に達する
とステップ35へ進み、加熱手段2の加熱出力を鍋1内
の炊飯量に応じた加熱出力に低減して、鍋1の温度を一
定温度(120℃)に制御する。そして、ステップ32
で一定時間(2分24秒)経過すると、ステップ33の
蒸らし行程へ入り、この蒸らし行程を終了すると炊飯を
終了する。
ンス中の炊きあげ行程において、第1の温度検知手段3
の検知温度が所定の温度に達した後、炊飯量に応じた加
熱出力で鍋1の温度を一定温度に制御するようにしてい
るから、沸騰維持行程終了後の鍋の温度を制御すると
き、炊飯量に応じて加熱手段の加熱出力を制御すること
により、温度のオーバーシュートなどがなく、温度制御
精度を向上でき、ご飯のこげなどが発生することがな
く、常においしいご飯が得られる。
によれば、鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋の温度を検
知する第1の温度検知手段と、前記第1の温度検知手段
の出力を入力し前記加熱手段を制御して所定の炊飯シー
ケンスで炊飯させる制御手段とを備え、前記制御手段
は、炊飯シーケンス中の炊きあげ行程において、前記第
1の温度検知手段の検知温度が所定温度に達した後、前
記鍋の温度を所定時間、100℃より高い一定温度に制
御するとともに、その後、所定のオフ時間、オン時間を
繰返してなることにより、この期間に米の吸水および澱
粉組織の糊化、膨潤が行なわれ、蒸らし行程と相まっ
て、常においしいご飯が得られる。
ート
Claims (1)
- 【請求項1】 鍋を加熱する加熱手段と、前記鍋の温度
を検知する第1の温度検知手段と、前記第1の温度検知
手段の出力を入力し前記加熱手段を制御して所定の炊飯
シーケンスで炊飯させる制御手段とを備え、前記制御手
段は、炊飯シーケンス中の炊きあげ行程において、前記
第1の温度検知手段の検知温度が所定温度に達した後、
前記鍋の温度を所定時間、100℃より高い一定温度に
制御するとともに、その後、所定のオフ時間、オン時間
を繰返して制御してなる炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01403193A JP3144936B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP01403193A JP3144936B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 炊飯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06217876A JPH06217876A (ja) | 1994-08-09 |
JP3144936B2 true JP3144936B2 (ja) | 2001-03-12 |
Family
ID=11849790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP01403193A Expired - Fee Related JP3144936B2 (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3144936B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2022012516A (ja) * | 2020-07-01 | 2022-01-17 | タイガー魔法瓶株式会社 | 電気炊飯器 |
-
1993
- 1993-01-29 JP JP01403193A patent/JP3144936B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06217876A (ja) | 1994-08-09 |
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