JPH0330169Y2 - - Google Patents

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JPH0330169Y2
JPH0330169Y2 JP14248785U JP14248785U JPH0330169Y2 JP H0330169 Y2 JPH0330169 Y2 JP H0330169Y2 JP 14248785 U JP14248785 U JP 14248785U JP 14248785 U JP14248785 U JP 14248785U JP H0330169 Y2 JPH0330169 Y2 JP H0330169Y2
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glass
door
door glass
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slider
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、自動車のドア装置に関するもので
ある。
〔従来の技術〕 通常、自動車においては、ドアパネルのインナ
パネルとアンタパネル間にドアガラスを昇降自在
に収納し、レギユレータハンドルあるいは電動モ
ータによつてウインドレギユレータを作動させ
て、ドアガラスを昇降させるという構造のドア装
置が採用されているが、かかるドア装置では、単
にドアガラス全体を昇降させるようにすると、例
えば降雨時あるいは寒冷時において、ガソリンス
タンドや高速道路の料金所等でドアガラスを開い
てキーを渡したり、あるいは料金を支払つたりす
る場合に、ドアガラスが大きく開いてしまい、雨
や冷気が車室内に吹き込むという不具合がある。
そこで従来のドア装置には、例えば実開昭53−
26022号公報に示されるように、ドアガラスの一
部のみを開くことができるようにしたものがあ
る。即ち、これは、ドアガラスの一部を切り欠
き、ドアガラスの全閉時にはドアガラスの上昇を
その切欠部がかくれている状態で止め、又ドアガ
ラスの一部のみを開ける時にはドアガラスをさら
に上昇させ、ドアガラスの切欠部を露出させるよ
うにしたものである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかるに上記従来公報記載のドア装置では、そ
の構造上、ドアガラスの一部のみを開く場合には
ウインドレギユレータをさらにドアガラスの閉じ
る方向に操作しなければならず、又閉じる場合に
はウインドレギユレータをドアガラスの開く方向
に操作しなければならず、これを通常のドアガラ
スの開閉操作とは逆の操作であり、異和感を与
え、操作が煩雑であるという問題があつた。
この考案は、かかる問題点に鑑み、通常の開閉
操作と同様の操作によつてドアガラスの一部のみ
を開閉することのできる自動車のドア装置を提供
せんとするものである。
そして通常の開閉操作と同様の操作によつてド
アガラスの一部のみを開閉する方法としては、ド
アガラスをドアガラス本体と該ドアガラス本体の
切欠部に嵌め込まれる補助ガラスとで構成し、ド
アガラス本体及び補助ガラスを各々ウインドレギ
ユレータで昇降させるという方法が考えられる
が、この方法では、ドアパネルの狭いスペース内
に2つのレギユレータを収納する必要があり、収
納が困難で実現性に乏しいという問題が生じる。
〔問題点を解決するための手段〕
そこでこの考案は、ドアガラスをドアガラス本
体と該ドアガラス本体の下部の切欠部に昇降自在
に嵌め込まれた補助ガラスとで構成し、ドアパネ
ル内のドアガラス本体用ガイドレール上端部を水
平方向に延長し、該ドアガラス本体用ガイドレー
ルの摺動子をドアガラス本体に水平方向に明けた
長孔内に移動可能に取付け、又ドアパネル内に上
下方向に延びる補助ガラス用ガイドレールを設
け、該ガイドレールの摺動子を補助ガラスに取付
け、該補助ガラス用摺動子とドアガラス本体用摺
動子とを回転可能な連結部材で連結し、上記補助
ガラス用摺動子にガラス昇降装置の動力伝達部を
連結したものである。
〔作用〕
この考案においては、ドアガラス本体全閉のま
まで補助ガラスのみが開閉される場合には、補助
ガラス用摺動子はそのガイドレール内を上下方向
に摺動し、ドアガラス本体用摺動子はそのガイド
レールの水平部及びドアガラス本体の長孔内を水
平方向に摺動し、これによりドアガラス昇降装置
の駆動力はドアガラス本体には伝わらず、補助ガ
ラスにのみ伝達され、補助ガラスのみがドアガラ
ス本体の切欠部内を昇降することとなる。
一方、ドアガラス全体が開閉される場合には、
補助ガラス用摺動子及びドアガラス本体用摺動子
はともにそのガイドレール内を上下方向に摺動
し、これによりドアガラス昇降装置の駆動力はド
アガラス本体及び補助ガラスの両者に伝達され、
ドアガラス本体及び補助ガラスは一体として昇降
することとなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例による
自動車のドア装置を示す。自動車の車体1の側面
にはドア2が開閉自在に設けられており、該ドア
2はドアパネル3と該ドアパネル3の上端縁に連
続して設けられた略コ字状のドアサツシ4とから
なり、上記ドアパネル3はインナパネルとアウタ
パネルとを相互に接合して構成されている。
そして上記ドアパネル3のインナパネルとアウ
タパネル間にはドアガラス5が昇降自在に収納さ
れている。このドアガラス5はドアガラス本体6
と補助ガラス7とからなり、上記ドアガラス本体
6の下部には略四角形状の切欠部6aが形成さ
れ、該切欠部6a内に上記補助ガラス7が嵌め込
まれ、又上記補助ガラス7の外周と上記ドアガラ
ス本体6の切欠部6aとの間にはガイド部材8が
ドアガラス本体6に固定されて設けられており、
上記補助ガラス7は上記ガイド部材8により昇降
自在に保持されている。
また上記ドアパネル3のインナパネルとアウタ
パネル間には上下方向に延びる前後一対のドアガ
ラス本体用ガイドレール9,10が設けられ、該
ドアガラス本体用ガイドレール9,10の上端部
は水平方向外方(前方又は後方)に延長されてい
る。このドアガラス本体用ガイドレール9,10
内にはドアガラス本体用摺動子11,12の一端
が摺動自在に収納され、該摺動子11,12の他
端はドアガラス本体6に水平方向に明けられた長
孔6b,6c内に移動可能に取付られている。
またドアパネル3のインナパネルとアウタパネ
ル間には上記前後のドアガラス本体用ガイドレー
ル9,10間にて上下方向に延びる補助ガラス用
ガイドレール13が設けられ、該ガイドレール1
3内には補助ガラス用摺動子14の一端が摺動自
在に収納され、該摺動子14の他端は補助ガラス
7に取付られている。この補助ガラス用摺動子1
4とドアガラス本体用摺動子11,12とは回転
可能な連結部材15,16によつて連結されてい
る。
またドアパネル3のインナパネルとアウタパネ
ル間にはドアガラス昇降装置17が配設されてい
る。この昇降装置17では、レバー18がインナ
パネルに回動自在に軸支され、該回動レバー18
の支軸側にはギヤ部材19が固定され、一方イン
ナパネルの車室内側にはレギユレータハンドル2
0回転自在に取付けられ、該レギユレータハンド
ル20のギヤ部分20aは上記ギヤ部材19と噛
合され、又上記回動レバー18の先端は補助ガラ
ス用摺動子14に回転可能に連結されている。
次に動作について説明する。
ドアガラスの全閉時には第1図の実線で示され
るようにドアガラス本体6はドアサツシ4の上端
位置に、補助ガラス7はドアガラス本体6の切欠
部6aの上端位置に各々位置し、又ドアガラス本
体用摺動子11,12はドアガラス本体用ガイド
レール9,10の水平部外側端及びドアガラス本
体6の長孔6b,6cの外側端に、補助ガラス用
摺動子14は補助ガラス用ガイドレール13の最
上端に各々位置している。
このような状態からドアガラス5の一部である
補助ガラス7のみを開く場合には、レギユレータ
ハンドル20を手にもつて図示矢印A方向に回
す。するとドアガラス昇降装置17では回動レバ
ー18が図示矢印B方向に回動し、補助ガラス用
摺動子14は補助ガラス用ガイドレール13内を
下方に向けて摺動して、補助ガラス7はドアガラ
ス本体6の切欠部6a内を下降し初め、又ドアガ
ラス本体用摺動子11,12はドアガラス本体用
ガイドレール9,10の水平部及びドアガラス本
体6の長孔6b,6c内を内側に向けて摺動し、
ドアガラス本体6はまだ下降を開始せず、ドアサ
ツシ4の上端位置に位置している。そしてドアガ
ラス本体用摺動子11,12がドアガラス本体用
ガイドレール9,10の水平部の内側端及びドア
ガラス本体6の長孔6b,6cの内側端付近まで
来たときに、レギユレータハンドル20の回転を
停止すれば、補助ガラス7のみを開くことができ
る(第1図の1点鎖線参照)。
またこのようにして開いた補助ガラス7を閉じ
る場合には、レギユレータハンドル20を矢印A
方向と逆方向に回せばよく、するとドアガラス本
体用摺動子11,12はドアガラス本体用ガイド
レール9,10の水平部及びドアガラス本体6の
長孔6b,6c内を水平方向外側に向けて摺動
し、又補助ガラス用摺動子14が補助ガラス用ガ
イドレール13内を上方に摺動して補助ガラス7
はドアガラス本体6の切欠部6a内をドアガラス
本体6に固定されたガイド部材8に沿つて上昇
し、これにより補助ガラス7のみを閉じることが
できる。
またドアガラス5全体を開く場合には、上述の
補助ガラス7のみを開いた状態からさらにレギユ
レータハンドル20を矢印A方向に回転させれば
よい。すると補助ガラス用摺動子14は上述の場
合と同様に補助ガラス用ガイドレール13内を下
方に向けて摺動するとともに、今度はドアガラス
本体用摺動子11,12がドアガラス本体用ガイ
ドレール9,10内を下方に向けて摺動し、これ
によりドアガラス本体6及び補助ガラス7が一体
となつて下降し、ドアガラス5全体を開くことが
できる(第2図の2点鎖線参照)。
またこのようにして開いたドアガラス5全体を
閉じる場合には、レギユレータハンドル20を矢
印A方向と逆方向に回転させればよく、するとド
アガラス本体用摺動子11,12及び補助ガラス
用摺動子14が各々のガイドレール9,10,1
3内を上方に向けて摺動し、ドアガラス本体6及
び補助ガラス7は一体となつて上昇し、ドアガラ
ス本体用摺動子11,12がそのガイドレール
9,10の水平部内側端まで来るとドアガラス本
体6はドアサツシ4の上端位置になり、さらにレ
ギユレータハンドル20を回転させると、補助ガ
ラス7のみが上述した動作によつてドアガラス本
体6の切欠部6a内を上昇し、これによりドアガ
ラス5を全閉にすることができる。
以上のような本実施例のドア装置では、ドアガ
ラスをドアガラ本体と補助ガラスとで構成すると
ともにドアガラス本体及び補助ガラスの両者の摺
動子を連係し、ドアガラスの開操作の当初は補助
ガラスのみを下降させ、その後ドアガラス本体も
下降させるようにしたので、通常一般の開閉操作
によつてドアガラスの一部のみを開閉でき、開閉
操作に異和感を与えることがなく、操作を円滑に
行なうことができる。
また本装置では、1つのドアガラス昇降装置に
よつてドアガラス本体及び補助ガラスの両者の昇
降を行なうようにしているので、各々に昇降装置
を設ける場合のように昇降装置のドアパネル内へ
の収納が困難になるということもない。
なお上記実施例ではレギユレータハンドルを備
えたドアガラス昇降装置を例にとつて説明した
が、このドアガラス昇降装置は勿論電動モータを
備えた自動式のものであつてもよい。また上記実
施例ではガイド部材8をドアガラス本体6に固定
して設けたが、補助ガラス7の外周に固定して設
けてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案に係る自動車のドア装置
によれば、ドアガラスをドアガラス本体と補助ガ
ラスとで構成し、補助ガラスのみを開閉する場合
には補助ガラス用摺動子をそのガイドレール内を
上下方向に摺動させるとともにドアガラス本体用
摺動子をそのガイドレールの水平部及びドアガラ
ス本体の長孔内を水平方向に摺動させ、ドアガラ
ス全体を開閉する場合には補助ガラス及びドアガ
ラス本体の両者の摺動子をそのガイドレール内を
上下方向に摺動させるようにしたので、通常の開
閉操作と同様の操作によつて補助ガラスのみを開
閉でき、しかも1つのドアガラス昇降装置によつ
て補助ガラスのみの開閉及びドアガラス全体の開
閉を行なうことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による自動車のドア
装置の全体構成図、第2図は上記装置の要部斜視
図、第3図は上記装置の要部断面図である。 6……ドアガラス本体、6a……切欠部、7…
…補助ガラス、8……ガイド部材、9,10……
ドアガラス本体用ガイドレール、11,12……
ドアガラス本体用摺動子、13……補助ガラス用
ガイドレール、14……補助ガラス用摺動子、1
5,16……連結部材、17……ドアガラス昇降
装置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドアガラス本体とは別体に形成されて該ドアガ
    ラス本体の下部分の切欠部内に嵌め込まれる補助
    ガラスが設けられ、該補助ガラスは該ガラスの外
    周もしくはドアガラス本体の切欠部のいずれか一
    方に設けられたガイド部材によりドアガラス本体
    の切欠部内に昇降自在に保持され、 ドアパネル間に上下方向に延びるドアガラス本
    体用ガイドレールが設けられ、該ガイドレールの
    上端部は水平方向に延長され、該ドアガラス本体
    用ガイドレール内を摺動するドアガラス本体用摺
    動子がドアガラス本体に水平方向に明けた長孔内
    に移動可能に取付けられ、 ドアパネル間には上下方向に延びる補助ガラス
    用ガイドレールが設けられ、該補助ガラス用ガイ
    ドレール内を摺動する補助ガラス用摺動子が補助
    ガラスに取付けられ、 該補助ガラス用摺動子にはガラス昇降装置の動
    力伝達部が取付けられ、補助ガラス用摺動子とド
    アガラス本体用摺動子とは回転可能な連結部材に
    より連結されていることを特徴とする自動車のド
    ア装置。
JP14248785U 1985-09-17 1985-09-17 Expired JPH0330169Y2 (ja)

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