JPH0327684Y2 - - Google Patents

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JPH0327684Y2
JPH0327684Y2 JP9683486U JP9683486U JPH0327684Y2 JP H0327684 Y2 JPH0327684 Y2 JP H0327684Y2 JP 9683486 U JP9683486 U JP 9683486U JP 9683486 U JP9683486 U JP 9683486U JP H0327684 Y2 JPH0327684 Y2 JP H0327684Y2
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water
guide
strip
side guide
steel
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JP9683486U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鋼板等の熱間圧延設備のサイドガイ
ドに関するものである。
〔従来の技術〕
熱間圧延設備のサイドガイドは周知である。例
えば、鉄鋼便覧第3版(1)圧延基礎・鋼板(昭和
55年5月15日発行、日本鉄鋼協会編、発行所丸善
株式会社)の第412〜420ページ「巻取」の項に図
面とともに設備ならびに巻取作業が詳しく述べら
れている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
熱間圧延設備のサイドガイドなかんづく巻取前
のサイドガイドは、巻取機の正しい位置に圧延し
た鋼板をガイドする(センタリング)大切な役目
をもつている。
このガイドの内面(ガイド面)は巻取中のスト
リツプのエツジと接触するため、上記鉄鋼便覧に
も記載されているように、摩耗、えぐれ等の損耗
を受け、このため取替可能なライナー(材質;普
通鋼、高炭素鋼など)が設けられるのが普通であ
る。
摩耗、えぐれ等がおこると火花が発生し、板の
一部あるいはサイドガイドライナーの一部が削り
とられて高温のストリツプ上に乗りヘゲ疵状とな
り、それが巻取機手前のピンチローラに噛みこん
だ段階でストリツプに疵をつくる。それを防止す
るべくガイド面に散水して冷却することが通常普
通に実施されているのであるが、効果的な冷却手
段がないので上記疵の発生は後を断たない状況で
ある。
すなわち、第2図に示すように、従来のサイド
ガイドでは散水装置2より散水された水Wがサイ
ドガイドの上面4で跳ね飛び、大量の水を散水し
てもその一部分のみがガイド面7の冷却に寄与す
るに過ぎず、使用水量にもおのずと制限があるこ
とから効果的な冷却ができず、そのためにストリ
ツプエツジとガイドとの接触起因の疵が多く発生
するものと考えられる。
本考案は、上記事情に鑑み、ガイド面を効果的
に冷却するとともに疵減少を達成するサイドガイ
ドを提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の要旨は、左右サイドガイドの内方に向
かい傾斜したサイドガイド上面に接して網状体を
敷設するとともに上記網状体に散水する散水装置
を備えてなる熱間圧延設備のサイドガイドであ
る。
本考案における網状体とは、散水した水の衝突
圧を減じ、飛散水を減少させるものであればよ
く、材質および網目形状に限定されない。例え
ば、鋼製、ステンレス鋼製、アルミニウム製、天
然繊維製、樹脂製、プラスチツク製等の各種網状
体を採用できる。
〔作用〕
第1図に本考案の実施例を示す。図中1はサイ
ドガイド、2は散水装置、3はテーブルローラで
ある。
熱間圧延された鋼帯(ストリツプ)Sは冷却さ
れたのち巻取機に向けて搬送されるが、ストリツ
プS先端が巻取機に近づくと急速開閉機構6を有
するサイドガイド1によりガイドされる。
サイドガイド1の上面4は図示のように傾斜し
ており、上方の散水装置2より散水されるように
なつている。第1図に示す例では、この上面4に
網目16メツシユのステンレス製金網5を設置し
た。
設置状態は、種々の実験により上面4に密接載
置するのが最も良いことを確認している。
散水装置2により散水された水Wは金網5を伝
つて流れ、跳ね返りもなく大部分の水がガイド1
のガイド面7に沿つて流れる。このためガイド面
7の下部のストリツプSとの接触部は効果的に冷
却される。更に、所定厚に形成された水膜はスト
リツプエツジとガイド面7との潤滑効果もはた
す。
〔実施例〕
第1図に示したサイドガイドを25万トン/月規
模の鋼板圧延工場において実施した。実施以前は
164トン/月のホツトコイルに上記接触起因疵が
発生していたのが36トン/月に減少した。
〔考案の効果〕
本考案により、サイドガイド上面に散水された
水は飛散せずにガイド面全面に満遍なく所定厚の
水膜を形成し、ガイド面を効果的に冷却すると同
時に接触するストリツプエツジを良く冷却する。
このため、ガイド面とストリツプとの接触により
それぞれの一部が削りとられる量が減少する。ま
た、稀に削りとられることがあつても即冷却され
るのでストリツプ上で焼きつきをおこさず、通常
設置されているエアスプレーあるいは水スプレー
により容易に除去できる。
従つて、サイドガイドとストリツプエツジの接
触に起因する熱延鋼板等の疵を減少できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を説明するための正
面図であり、片側のみを示し、第2図は従来例の
説明図である。 1……サイドガイド、2……散水装置、3……
テーブルローラ、4……上面、5……金網、6…
…急速開閉機構、7……ガイド面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右サイドガイドの内方に向かい傾斜したサイ
    ドガイド上面に接して網状体を敷設するとともに
    上記網状体に散水する散水装置を備えてなる熱間
    圧延設備のサイドガイド。
JP9683486U 1986-06-26 1986-06-26 Expired JPH0327684Y2 (ja)

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JP9683486U JPH0327684Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

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JP9683486U JPH0327684Y2 (ja) 1986-06-26 1986-06-26

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JPS636107U JPS636107U (ja) 1988-01-16
JPH0327684Y2 true JPH0327684Y2 (ja) 1991-06-14

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CN112823941B (zh) * 2019-11-21 2022-02-22 宝山钢铁股份有限公司 基于火花识别的热轧卷取侧导板控制方法

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JPS636107U (ja) 1988-01-16

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