JP2628896B2 - 連続式タンデム冷間圧延機における鋼帯の通板方法 - Google Patents
連続式タンデム冷間圧延機における鋼帯の通板方法Info
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- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B1/00—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
- B21B1/22—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length
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- B21B1/28—Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling plates, strips, bands or sheets of indefinite length in a continuous or semi-continuous process by cold-rolling, e.g. Steckel cold mill
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- B21B45/0239—Lubricating
- B21B45/0245—Lubricating devices
- B21B45/0248—Lubricating devices using liquid lubricants, e.g. for sections, for tubes
- B21B45/0251—Lubricating devices using liquid lubricants, e.g. for sections, for tubes for strips, sheets, or plates
Description
【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明は、鋼帯を連続的に供給する連続式タンデム冷
間圧延機において、最終スタンドのワークロールに疵を
生じることなく、鋼帯を通板する方法に関するものであ
る。
間圧延機において、最終スタンドのワークロールに疵を
生じることなく、鋼帯を通板する方法に関するものであ
る。
＜従来の技術＞ タンデム冷関圧延機には入側に溶接機及びルーパー等
を設け、圧延すべき鋼帯を接続して、連続的に鋼帯を供
給してタンデム冷間圧延を行う方式のものがある。
を設け、圧延すべき鋼帯を接続して、連続的に鋼帯を供
給してタンデム冷間圧延を行う方式のものがある。
この連続式タンデム冷間圧延機では、ワークロールの
交換は、圧延機内から鋼帯を引き出さずに、鋼帯を圧延
機内に停止させて留めた状態で行うのが普通である。そ
して、ワークロールの交換後の圧延開始時には、鋼帯の
移動に合わせて、前段スタンド側より順次ワークロール
の圧下位置を下げて、鋼帯に圧下力をかけて圧延を再開
する。
交換は、圧延機内から鋼帯を引き出さずに、鋼帯を圧延
機内に停止させて留めた状態で行うのが普通である。そ
して、ワークロールの交換後の圧延開始時には、鋼帯の
移動に合わせて、前段スタンド側より順次ワークロール
の圧下位置を下げて、鋼帯に圧下力をかけて圧延を再開
する。
その際、第２図のタンデム冷間圧延機の概略図に示す
ように、前段スタンド（図では第１、２、３スタンド）
のみに圧下力がかかり、最終スタンドを含む後段スタン
ドのワークロール２、２が鋼帯１と接触していない状態
で鋼帯を通す、所謂空通しの状態が存在する。なお図中
３はバックアップロールである。
ように、前段スタンド（図では第１、２、３スタンド）
のみに圧下力がかかり、最終スタンドを含む後段スタン
ドのワークロール２、２が鋼帯１と接触していない状態
で鋼帯を通す、所謂空通しの状態が存在する。なお図中
３はバックアップロールである。
そして、この空通しの際に、第１図のように、最終ス
タンド出側のデフレクターロール４の位置を高くして、
鋼帯１のパスラインを通常のパスラインよりも高くする
場合がある。このようにする理由は、圧延再開中に最終
スタンドにおいて、鋼帯の破断の頻度が高いため、破断
後の復旧作業を容易にするためである。
タンド出側のデフレクターロール４の位置を高くして、
鋼帯１のパスラインを通常のパスラインよりも高くする
場合がある。このようにする理由は、圧延再開中に最終
スタンドにおいて、鋼帯の破断の頻度が高いため、破断
後の復旧作業を容易にするためである。
＜発明が解決しようとする課題＞ しかし、鋼帯を空通しする際に、ワークロール３の圧
下位置の上げ方が不充分であったり、鋼帯の形状が悪く
て腹伸びや耳伸びや反りが顕著であったりすると、第１
図のａ部に示すように、最終スタンドのワークロール２
が鋼帯１と接触することがあった。
下位置の上げ方が不充分であったり、鋼帯の形状が悪く
て腹伸びや耳伸びや反りが顕著であったりすると、第１
図のａ部に示すように、最終スタンドのワークロール２
が鋼帯１と接触することがあった。
特に鋼帯の形状に関しては、冷間圧延されていない鋼
帯を通すため形状が悪い場合が多く、通常のパスライン
で空通しする場合においても、最終スタンドのワークロ
ール３が鋼帯１と接触することがあった。
帯を通すため形状が悪い場合が多く、通常のパスライン
で空通しする場合においても、最終スタンドのワークロ
ール３が鋼帯１と接触することがあった。
このように鋼帯がワークロールに接触すると、ワーク
ロールに焼付疵が生じ、これが圧延中に鋼帯に転写され
て品質不良となる。そのため、すぐにまたワークロール
を交換しなければならず、圧延機の生産性が低下すると
いう問題があった。
ロールに焼付疵が生じ、これが圧延中に鋼帯に転写され
て品質不良となる。そのため、すぐにまたワークロール
を交換しなければならず、圧延機の生産性が低下すると
いう問題があった。
本発明は、上記の問題を解消した連続式冷間圧延機に
おける鋼帯の通板方法を提供することを目的とする。
おける鋼帯の通板方法を提供することを目的とする。
＜課題を解決するための手段＞ 本発明は、鋼帯を連続的に圧延する連続式タンデム冷
間圧延機に鋼帯を空通しするに際し、前記タンデム冷間
圧延機の最終スタンドの入側で鋼帯に圧延油を噴射しか
つ最終スタンドのワークロール冷却水を噴射するもので
ある。
間圧延機に鋼帯を空通しするに際し、前記タンデム冷間
圧延機の最終スタンドの入側で鋼帯に圧延油を噴射しか
つ最終スタンドのワークロール冷却水を噴射するもので
ある。
＜作 用＞ 鋼帯を空通しする際に、最終スタンドの入側で鋼帯に
噴射された圧延油及び最終スタンドのワークロールに噴
射されたワークロール冷却水が鋼帯とワークロールとの
間に油膜を形成するので、鋼帯の形状が悪くて腹伸びや
耳伸びや反りで鋼帯が波打っていることにより、鋼帯が
最終スタンドのワークロールに接触しても、ワークロー
ルに焼付疵が生じることはない。
噴射された圧延油及び最終スタンドのワークロールに噴
射されたワークロール冷却水が鋼帯とワークロールとの
間に油膜を形成するので、鋼帯の形状が悪くて腹伸びや
耳伸びや反りで鋼帯が波打っていることにより、鋼帯が
最終スタンドのワークロールに接触しても、ワークロー
ルに焼付疵が生じることはない。
＜実施例＞ 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第１図は、本発明の一実施例の５スタンドタンデム冷
間圧延機の説明図であり、図において、４は最終スタン
ド出側のデフレクターロール、５はスタンド間のデフレ
クターロール、６はテンションメーターロールである。
また、７は圧延油噴射装置、８はワークロール冷却水噴
射装置である。
間圧延機の説明図であり、図において、４は最終スタン
ド出側のデフレクターロール、５はスタンド間のデフレ
クターロール、６はテンションメーターロールである。
また、７は圧延油噴射装置、８はワークロール冷却水噴
射装置である。
そして、ワークロール２を交換した後に圧延を再開す
る際には、第１スタンドのワークロール２を圧下する前
に、先ず最終スタンドのワークロール２の圧下位置が所
定間隔以上（例えば5mm以上）開放されていることを確
認する。
る際には、第１スタンドのワークロール２を圧下する前
に、先ず最終スタンドのワークロール２の圧下位置が所
定間隔以上（例えば5mm以上）開放されていることを確
認する。
次に、第４スタンドと最終スタンド間の圧延油噴射装
置７から鋼帯１に圧延油を噴射し、かつ第５スタンドの
ワークロール冷却水噴射装置８からワークロール冷却水
を噴射する。
置７から鋼帯１に圧延油を噴射し、かつ第５スタンドの
ワークロール冷却水噴射装置８からワークロール冷却水
を噴射する。
その後に、通常通りの鋼帯の通板作業を行う。即ち、
鋼帯１の移動に合わせて、第１スタンドより順次ワーク
ロール２の圧下位置を下げて、鋼帯１に圧下力をかけて
圧延を再開する。
鋼帯１の移動に合わせて、第１スタンドより順次ワーク
ロール２の圧下位置を下げて、鋼帯１に圧下力をかけて
圧延を再開する。
この際、鋼帯１の形状が悪くて腹伸びや耳伸びや反り
で鋼帯１が波打っていることにより、鋼帯１が最終スタ
ンドのワークロール２に接触しても、上記のように噴射
された圧延油及びワークロール冷却水が鋼帯１とワーク
ロール２との間に油膜を形成するので、ワークロール１
に焼付疵が生じることはない。
で鋼帯１が波打っていることにより、鋼帯１が最終スタ
ンドのワークロール２に接触しても、上記のように噴射
された圧延油及びワークロール冷却水が鋼帯１とワーク
ロール２との間に油膜を形成するので、ワークロール１
に焼付疵が生じることはない。
本発明により、従来２〜３回／月に発生していた焼付
疵によるワークロール交換がほぼ皆無となった。
疵によるワークロール交換がほぼ皆無となった。
なお、ワークロール冷却水は大量であると圧延油が吹
き飛ばされてしまうため、100m2/h以下に抑える必要が
ある。
き飛ばされてしまうため、100m2/h以下に抑える必要が
ある。
また、この実施例では５スタンドタンデム冷間圧延機
の場合を説明したが、空通し作業を要するタンデム圧延
機ならば何スタンドであっても、本発明を適用すること
ができる。また、ワークロールの交換を一部のスタンド
で行う場合でも、或いは全スタンドのワークロールを交
換する場合でも、本発明を適用することができるのは明
らかである。
の場合を説明したが、空通し作業を要するタンデム圧延
機ならば何スタンドであっても、本発明を適用すること
ができる。また、ワークロールの交換を一部のスタンド
で行う場合でも、或いは全スタンドのワークロールを交
換する場合でも、本発明を適用することができるのは明
らかである。
＜発明の効果＞ 本発明により、ワークロール交換後の鋼帯の空通し時
に、最終スタンドのワークロールと鋼帯が接触すること
によって、ワークロールに生じた焼付疵が圧延時に鋼帯
に転写することが原因で行っていた最終スタンドのワー
クロールの交換を無くすことができ、連続式タンデム冷
間圧延機の生産性を大幅に向上することができる。
に、最終スタンドのワークロールと鋼帯が接触すること
によって、ワークロールに生じた焼付疵が圧延時に鋼帯
に転写することが原因で行っていた最終スタンドのワー
クロールの交換を無くすことができ、連続式タンデム冷
間圧延機の生産性を大幅に向上することができる。
また、圧延油を従来より早めに噴射することによっ
て、製品の圧延開始時に圧延油の状態が安定する効果も
有する。
て、製品の圧延開始時に圧延油の状態が安定する効果も
有する。
第１図は本発明の一実施例の説明図、第２図はタンデム
冷間圧延機の概略図である。 １……鋼帯、 ２……ワークロール、 ３……バックアップロール、 ４……最終スタンド出側のデフレクターロール、 ５……スタンド間のデフレクターロール、 ６……テンションメーターロール、 ７……圧延油噴射装置、 ８……ワークロール冷却水噴射装置。
冷間圧延機の概略図である。 １……鋼帯、 ２……ワークロール、 ３……バックアップロール、 ４……最終スタンド出側のデフレクターロール、 ５……スタンド間のデフレクターロール、 ６……テンションメーターロール、 ７……圧延油噴射装置、 ８……ワークロール冷却水噴射装置。
Claims (1)
- 【請求項１】鋼帯を連続的に圧延する連続式タンデム冷
間圧延機に鋼帯を空通しするに際し、前記タンデム冷間
圧延機の最終スタンドの入側で鋼帯に圧延油を噴射しか
つ最終スタンドのワークロール冷却水を噴射することを
特徴とする連続式タンデム冷間圧延機における鋼帯の通
板方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63222512A JP2628896B2 (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | 連続式タンデム冷間圧延機における鋼帯の通板方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63222512A JP2628896B2 (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | 連続式タンデム冷間圧延機における鋼帯の通板方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0270301A JPH0270301A (ja) | 1990-03-09 |
| JP2628896B2 true JP2628896B2 (ja) | 1997-07-09 |
Family
ID=16783592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63222512A Expired - Lifetime JP2628896B2 (ja) | 1988-09-07 | 1988-09-07 | 連続式タンデム冷間圧延機における鋼帯の通板方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2628896B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6172118B2 (ja) * | 2014-11-05 | 2017-08-02 | Ｊｆｅスチール株式会社 | 酸洗材の製造方法 |
| CN110369528A (zh) * | 2019-07-09 | 2019-10-25 | 张家港扬子江冷轧板有限公司 | 一种提高dc01带钢酸洗速度的方法 |
| CN110814031B (zh) * | 2019-10-11 | 2020-11-06 | 山东盛阳金属科技股份有限公司 | 一种宽带薄板不锈钢轧钢设备及其热轧工艺 |
-
1988
- 1988-09-07 JP JP63222512A patent/JP2628896B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0270301A (ja) | 1990-03-09 |
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