JP2564016B2 - 冷間圧延における板破断時の運転停止方法 - Google Patents

冷間圧延における板破断時の運転停止方法

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JP2564016B2
JP2564016B2 JP2044575A JP4457590A JP2564016B2 JP 2564016 B2 JP2564016 B2 JP 2564016B2 JP 2044575 A JP2044575 A JP 2044575A JP 4457590 A JP4457590 A JP 4457590A JP 2564016 B2 JP2564016 B2 JP 2564016B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B33/00Safety devices not otherwise provided for; Breaker blocks; Devices for freeing jammed rolls for handling cobbles; Overload safety devices
    • B21B33/02Preventing fracture of rolls

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)
  • Control Of Metal Rolling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、タンデム圧延機を用いた連続冷間圧延に
おける板破断発生時の運転停止方法に関し、とくにロー
ル損傷を防止しようとするものである。
例えば鋼板の連続冷間圧延中に、鋼板の溶接部または
材質不良による傷の発生部を起点として、あるいは操業
ミスによって、板破断を生じる場合があり、その破断面
が圧延尻抜け時にちぎれを起こしワークロールに損傷を
与えることが知られている。
(従来の技術) 上記した板破断の発生に対処するには、まず速やかに
運転を停止することが基本であるが、これに付随して様
々な制御が行われている。
例えば特開昭56−144810号公報には、板破断発生箇所
の上流側圧延スタンドにおける通板速度減少率を、さら
に上流側圧延スタンドの通板減少率に比べ小さくするこ
とによって、コブル現象によるロール損傷を防止するこ
とが開示されている。
また特開昭56−17118号公報には、テンションリール
停止回路に板破断時のモードを設けることによって、板
破断時に生じるスクラップの発生と機器の損傷を最小に
することが示され、さらに特開昭56−114525号公報に
は、板破断時に自動的に巻取機を急速停止させると同時
に、コイルリフターを押し付けて騒音および機器の損傷
を防止することが示されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらいずれの技術にあっても、次の問題を解
消するには至っていない。
すなわちタンデム圧延機を用いた連続高速圧延では、
とくに板破断を生じる頻度が高く、板破断が生じると、
タンデム圧延機の板破断発生スタンド間で張力が消滅す
るため、鋼板のセンタリングを強制する拘束力が低下
し、ミル内での鋼板の横行や絞り込み(板が部分的に一
方向に寄せられることにより、筋模様又はしわ模様を生
じ、更に激しいときは畳じわあるいは折り重なるに至
る)をまねき、ワークロールを傷付けることになる。
とくに高張力鋼などの特殊材を圧延する場合は各スタ
ンドでの荷重が高くなり、かつ走間での板厚変更の実施
等により、溶接継手部の前後ではコイル中央部に比べて
低速圧延となるため、この低速、高荷重の圧延時に板破
断が生じると、高荷重での絞り込みを不可避に生じ、ロ
ールの損傷はより甚大になる。
そこでこの発明は、板破断の発生に際し、破断部によ
るロールなどの損傷回避を最優先とした、運転停止を実
現する方法について提案することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この発明は、ワークロールベンダー付のタンデム圧延
機を用いた連続冷間圧延中での被圧延板の破断に際して
運転を停止する方法であって、 破断の検知と同時に被圧延板の送り込みおよび圧延機
を停止すること、破断個所の下流側に位置する圧延スタ
ンドについて、圧下を低減させるとともに、ベンダー圧
力をワークロールが板面に対して凸となる方向に増加す
ることおよび破断個所の下流側の被圧延板を圧延機から
抜き取ることの結合からなる冷間圧延における板破断時
の運転停止方法である。
とくにベンダー圧力を、ワークロールが中間ロールま
たはバックアップロールと両端部のみで接触するまで増
加することが有利である。
次にこの発明を、図面を参照して説明する。
第1図にこの発明を適用する、3スタンドからなるタ
ンデム圧延機を示す。図示のように、ペイオフリール1
から送り出された鋼板2は、入側テンションロール3を
介して圧延スタンドへと搬送される。圧延スタンドは第
1スタンド4、第2スタンド5および第3スタンド6か
らなり、鋼板2は各スタンドを通り、出側テンションロ
ール7を介して巻取リール8に巻き取られる。
また各圧延スタンド間には張力検出器9をそれぞれ配
置して各区間での張力を検出し、板破断の発生を検知す
る。すなわち板破断が発生すると、その破断発生個所を
含む圧延スタンド間での張力は消滅するため、張力の検
出によって板破断の発生を知ることができる。
そして板破断の発生を検知したならば、瞬時に鋼板2
の送り込みおよび各圧延スタンドのワークロールを停止
するとともに、破断個所の下流側に位置する圧延スタン
ドについて、次のおよびの操作を行い、破断個所の
下流側の鋼板2の圧延機から抜き取る。
圧下を低減させる ベンダー圧力をワークロールが板面に対して凸となる
方向に増加する さらに圧延機の停止後、入側テンションロール3およ
び出側テンションロール7にて鋼板2へ付与している張
力を解除し、尻抜けによるロール疵の発生も防止する。
(作用) 上記した圧延機停止後の操作について、まず圧力を
低減させることによって荷重を低減し、鋼板のセンタリ
ング能力を回復させ、低速、高荷重での絞り込みの発生
を防止する。
ここで圧下の低減は、鋼板とワークロール、さらに、
4段圧延機の場合はワークロールとバックアップロー
ル、6段圧延機の場合はワークロールと中間ロールおよ
び中間ロールとバックアップロール、のスリップを防止
するため、ワークロール間隔が適正になるように行う必
要がある。この適正間隔は、上記のベンダ−圧力増加
によって付与されるクラウン(ワークロールの曲がり)
の形状に従って決定すればよい。
またベンダー圧力をワークロールが板面に対して凸
となる方向に増加することによって、ワークロールにク
ラウンを付与してこれによって搬送される鋼板のセンタ
リング能力を向上させ、さらに上記のロール間でのスリ
ップを防止する。
(実施例) 3スタンドの4段圧延機をそなえるタンデム圧延機を
用いて、厚さ3〜5mmの鋼板を厚さ0.5〜1.5mm、幅500〜
1500mmに仕上げる連続冷間圧延を平均圧延速度:400m/mi
nで行った。
冷間圧延中に鋼板の破断が生じた場合は、この発明に
従って、圧延機停止後、圧下を800トンから250トンに急
速低減させるとともに、ワークロールベンダーを15トン
から30トンに変更し、次いで破断個所下流側の鋼板を抜
取り、その後の圧延を続行した。また比較として、鋼板
の破断が生じた場合に圧延機停止後、圧下は800トン、
ワークロールベンダーは15トンのままで破断個所下流側
の鋼板を抜き取り、圧延を続行する従来法でも、同様の
処理量にて行った。
各圧延における、生産トン当たりのロール消費量は、
次表のとおりであった。
(発明の効果) この発明によれば、連続冷間圧延中の板破断によるロ
ール等の損傷を確実に防止でき、ロールの寿命を大幅に
延長できる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明で用いるタンデム圧延機を示す模式図
である。 1…ペイオフリール 2…鋼板 3…入側テンションロール 4〜6…圧延スタンド 7…出側テンションロール 8…巻取リール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークロールベンダー付のタンデム圧延機
    を用いた連続冷間圧延中での被圧延板の破断に際して運
    転を停止する方法であって、 破断の検知と同時に被圧延板の送り込みおよび圧延機を
    停止すること、 破断個所の下流側に位置する圧延スタンドについて、圧
    下を低減させるとともに、ベンダー圧力をワークロール
    が板面に対して凸となる方向に増加することおよび 破断個所の下流側の被圧延板を圧延機から抜き取ること の結合からなる冷間圧延における板破断時の運転停止方
    法。
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